JP2011166846A - 角度解析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機械の毎回の起動前にゼロに復帰すること無しに、正確の位置情報を得ることができる角度解析装置を提供する。
【解決手段】第1回転子22を有し、第1回転子22の複数の磁極24が第1回転子22に等距離に環設される第1リゾルバー20と、第1回転子22と同軸する第2回転子32を有し、第2回転子32の複数の磁極34が第2回転子32に等距離に環設され、且つ第2回転子32の磁極の数量34が第1回転子22の磁極24の数量と相違する第2リゾルバー30と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】第1回転子22を有し、第1回転子22の複数の磁極24が第1回転子22に等距離に環設される第1リゾルバー20と、第1回転子22と同軸する第2回転子32を有し、第2回転子32の複数の磁極34が第2回転子32に等距離に環設され、且つ第2回転子32の磁極の数量34が第1回転子22の磁極24の数量と相違する第2リゾルバー30と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータの位置検知技術に関し、特に、モータの角度解析装置に関するものである。
リゾルバー(resolver)は、出力の電圧と回転子の回転角度が一定の関数関係を有することによって回転子の回転角度を検知できるものである。その長所は、コストが低く、使用環境の制限が少なく、分解能が高い。このため、光学条規、磁性条規、ホール素子および回転式光電エンコーダなどの代りに、モータなどの位置フィードバック装置として広汎に利用されている。
リゾルバーは、回転子と、固定子と、から構成され、回転子が歯を有し、固定子の歯には、激発コイルと、感応コイルと、が設けられる。前記激発コイルから激発信号源が発生し、前記感応コイルは、固定子と回転子が相対に回転しているときに発生する磁界変化を感応し、振幅変調(amplitude modulation)の信号を発生する。この信号を電子回路により解析して位置の情報を得る。
本願の出願人は、特許文献1の米国特許7,467,456号において「角度解析装置」を提案したが、このような角度解析装置などの従来の角度解析装置は、出力の信号が相対的な信号であるため、機械の毎回の起動前にゼロに復帰することが必要である。そうしないと、機械の角度を正確に検知することができない。このため、従来の角度解析装置の使用は極めて不便であり、特に、複数の軸を有するアクチュエータを使用する場合には、起動のプロセスが更に面倒である。
本発明の主な目的は、機械の毎回の起動前にゼロに復帰すること無しに、正確の位置情報を得ることが可能な角度解析装置を提供することにある。
本発明の角度解析装置によると、第1回転子を有し、前記第1回転子の複数の磁極が前記第1回転子に等距離に環設される第1リゾルバーと、前記第1回転子と同軸する第2回転子を有し、前記第2回転子の複数の磁極が前記第2回転子に等距離に環設され、且つ前記第2回転子の磁極の数量が前記第1回転子の磁極の数量と相違する第2リゾルバーと、を備えることを特徴とする。
本発明の角度解析装置によると、前記第1リゾルバーの第1回転子の磁極の数量と前記第2リゾルバーの第2回転子の磁極の数量とは、互いの数量に対して素数(割り切れない数)であることを特徴とする。
本発明の角度解析装置によると、前記第1リゾルバーの第1回転子の磁極の数量と前記第2リゾルバーの第2回転子の磁極の数量との差は1であることを特徴とする。
本発明の角度解析装置によると、前記第1回転子の磁極の数量が115であり、前記第2回転子の磁極の数量が114であることを特徴とする。
本発明の角度解析装置によると、前記第1リゾルバーと前記第2リゾルバーは、電気抵抗型リゾルバー(reluctance resolver)であることを特徴とする。
本発明の角度解析装置によれば、機械の毎回の起動前にゼロに復帰すること無しに、正確の位置情報を得ることができるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態の角度解析装置10は、第1リゾルバー20と、第2リゾルバー30と、デジタル信号プロセッサー(digital signal processor,DSP)と、から構成される。本実施形態では、第1リゾルバー20と第2リゾルバー30は、電気抵抗型リゾルバーであるが、もちろん、本発明はこれらに限定されない。
本発明の一実施形態の角度解析装置10は、第1リゾルバー20と、第2リゾルバー30と、デジタル信号プロセッサー(digital signal processor,DSP)と、から構成される。本実施形態では、第1リゾルバー20と第2リゾルバー30は、電気抵抗型リゾルバーであるが、もちろん、本発明はこれらに限定されない。
第1リゾルバー20と第2リゾルバー30は、同軸かつ互いに離間するようにモータのシャフトに設けられ、モータの角変位を測定するものである。それぞれ振幅変調の信号を発生し、デジタル信号プロセッサー(図示せず)によりアナログ信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を解析してモータの角変位の情報を得ることができる。
具体的には、第1リゾルバー20と第2リゾルバー30は、従来の技術と同じように、第1リゾルバー20が固定子21と回転子22とから構成され、第2リゾルバー30が固定子31と回転子32とから構成される。各固定子21、31と回転子22、32との互いに対向する面には、特定の数量の等距離磁極23、24、33、34が設けられ、各固定子21、31の等距離磁極23、33の数量と、各回転子22、32の等距離磁極24、34の数量とは、下記の数式で決める。
NS:固定子の磁極の数量であり、
Nr:回転子の磁極の数量であり、
q:位相数であり、
n:回転子の磁極の間のスパンであり、
±k:固定子の磁極の間の緩衝ピッチである。
上記の数式では、固定子の磁極の数量(NS)は位相数(q)の整数倍(t)であることが必要である。
Nr:回転子の磁極の数量であり、
q:位相数であり、
n:回転子の磁極の間のスパンであり、
±k:固定子の磁極の間の緩衝ピッチである。
上記の数式では、固定子の磁極の数量(NS)は位相数(q)の整数倍(t)であることが必要である。
また、本発明の最も重要な技術特徴は、第1リゾルバー20の第1回転子22の磁極24の数量と第2リゾルバー30の第2回転子32の磁極34の数量は、互いの数量に対して素数である。本実施形態では、第1リゾルバー20の第1回転子22の磁極24の数量を115にし、第2リゾルバー30の第2回転子32の磁極34の数量を114にするが、もちろん、本発明はこれらに限定されない。例えば第1リゾルバー20の第1回転子22の磁極24の数量を120にし、第2リゾルバー30の第2回転子32の磁極34の数量を119にしてもよい。
第1リゾルバー20と第2リゾルバー30のモータに対して検知する角変位信号は、前記デジタル信号プロセッサーに入力して処理されて、角度解析プロセスによって解析される。前記角度解析プロセスは、アナログ信号をデジタル信号に変換するステップ1と、図5のCに示すように、ステップ1から得られる各リゾルバー20、30の周期信号を重ねてY軸方向での差hを得るステップ2と、差hによって第1回転子20に属する特定電気周期sxを判断して、特定電気周期sxによって、得られた電気角度βから絶対的な機械角度αを得るステップ3と、を含む。
なお、各回転子の1回転による電気信号の周期の個数がその磁極の数量と同じである。すなわち、第1回転子22の1回転による電気信号の周期(sx,x=1〜115)の個数が115であり、各周期sxの対応する機械角度(mechanical degree,α)が360/115である。第2回転子32の1回転による電気信号の周期(sx,x=1〜114)の個数が114であり、各周期sxの対応する機械角度(mechanical degree,α)が360/114である。且つ、各回転子の各周期による電気信号の対応する電気角度βの範囲は0度〜360度である。
これにより、機械角度αをX軸とし、電気角度βをY軸とする場合には、各回転子の回転による電気信号によって形成される一次関数の図形が図5のA及びBに示すようになる。
ステップ2は、第1回転子22が前の周期から次の周期に進入した直後に、第2回転子32がまた前の周期にあるため、計算上では、第2回転子32が次の周期に進入する前には、第1回転子22が次の周期に進入した信号値に常数の360を加えて計算する。それに対応するラインは図5のCにおける破線段Lで示した。
上記の解析プロセスは、周期の個数のより多い第1回転子を解析の標準とするが、周期の個数のより少ない第2回転子を解析の標準としてもよい。これらの得られる情報は絶対的な機械角度であるため、ゼロに復帰する必要がない。
すなわち、本発明の角度解析装置では、回転子の磁極の数量が相違する二つのリゾルバーを利用し、二つのリゾルバーの1回転による相違の周期信号の差によって、特定の周期を判断して、前記周期によって絶対的な機械角度を得る。前記機械角度が絶対的であるため、機械の毎回の起動前にゼロに復帰する必要がない。言い換えると、本発明の角度解析装置は、各周期の電気信号は一回転子が別の回転子による信号を比較の基準とするため、正確の情報を即時に得ることができ、機械の毎回の起動前にゼロに復帰せず、正確の機械角度を得ることができる。
このように、特定の例を参照して本発明を説明したが、それらの例は、説明のためだけのものであり、本発明を限定するものではなく、この分野に通常の知識を有する者には、本発明の要旨および特許請求の範囲を逸脱することなく、ここで開示された実施例に変更、追加、または、削除を施してもよいことがわかる。
本発明は、角度解析装置に適用することができる。
10:角度解析装置、20:第1リゾルバー、21,31:固定子、22,32:回転子、23,24,33,34:等距離磁極、30:第2リゾルバー、
L:破線段、sx:特定電気周期。
L:破線段、sx:特定電気周期。
Claims (5)
- 第1回転子を有し、前記第1回転子の複数の磁極が前記第1回転子に等距離に環設される第1リゾルバーと、
前記第1回転子と同軸する第2回転子を有し、前記第2回転子の複数の磁極が前記第2回転子に等距離に環設され、且つ前記第2回転子の磁極の数量が前記第1回転子の磁極の数量と相違する第2リゾルバーと、
を備えることを特徴とする角度解析装置。 - 前記第1リゾルバーの第1回転子の磁極の数量と前記第2リゾルバーの第2回転子の磁極の数量とは、互いの数量に対して素数であることを特徴とする、請求項1に記載の角度解析装置。
- 前記第1リゾルバーの第1回転子の磁極の数量と前記第2リゾルバーの第2回転子の磁極の数量との差は1であることを特徴とする、請求項1または2に記載の角度解析装置。
- 前記第1回転子の磁極の数量が115であり、前記第2回転子の磁極の数量が114であることを特徴とする、請求項1に記載の角度解析装置。
- 前記第1リゾルバーと前記第2リゾルバーとは、電気抵抗型リゾルバーであることを特徴とする、請求項1に記載の角度解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010023037A JP2011166846A (ja) | 2010-02-04 | 2010-02-04 | 角度解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010023037A JP2011166846A (ja) | 2010-02-04 | 2010-02-04 | 角度解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011166846A true JP2011166846A (ja) | 2011-08-25 |
Family
ID=44596867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010023037A Pending JP2011166846A (ja) | 2010-02-04 | 2010-02-04 | 角度解析装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011166846A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012211962A1 (de) | 2011-07-29 | 2013-01-31 | Shimano Inc. | Fahrradpedal |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001183169A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Oriental Motor Co Ltd | 位置検出装置 |
-
2010
- 2010-02-04 JP JP2010023037A patent/JP2011166846A/ja active Pending
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120629 |
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A02 | Decision of refusal |
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