JP2011166337A - データ記憶回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のデータ記憶回路では、回路規模や処理時間が増大するという問題があった。
【解決手段】本発明にかかるデータ記憶回路は、ID情報及びデータ情報を含む通信データを記憶するデータ記憶回路13であって、ID情報に対して割り当てられた所定のデータ格納領域にデータ情報を格納する主記憶回路15と、ID情報格納部162及びデータ格納部163を有する副記憶回路16と、を備える。通信データを記憶する場合において、通信データのID情報に対して割り当てられた主記憶回路15のデータ格納領域にデータ情報が格納されていない場合には、通信データのデータ情報をそのデータ格納領域に格納し、データ格納領域にすでにデータ情報が格納されている場合には、通信データを副記憶回路16に記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ID情報を含む通信データを記憶するのに適したデータ記憶回路に関する。
近年、車両に搭載される電子機器の数が増大している。これらの電子機器を接続するワイヤーハーネスの数の増加を防止するために、車両LANが広く利用されている。
車両LANの一つにCAN(Controller Area Network)が知られている。CANは、多くの自動車内部の制御用通信方式として利用されている。また、CANは、車両以外にも、FA(Factory Automation)、船舶及び医療機器等にも利用されている。例えば、エンジン制御装置や、トランスミッション制御装置、ABS、ダッシュボードのメータ類、ライト、パワーウィンドウ等が、CANにより接続されている。
CANでは、通信バスにECU(Electronic Control Unit)等の複数の通信ユニットが接続される。そして、通信ユニット間では、通信バスを介してメッセージ(通信データ)の送受信が行われる。CANは、マルチマスタ方式を採用している。つまり、通信バスが空いているときは、通信バスに接続されるすべての通信ユニットがメッセージの送信を開始することができる。また、CANは、マルチキャスト方式を採用している。つまり、通信バスに送信されたメッセージは、通信バスに接続されるすべての通信ユニットによって同時に受信される。
なお、CANでは、フレーム形式のメッセージが用いられる。図8に、CANのフレームの一つであるデータフレームのフォーマットを示す。データフレームは、通信ユニットが相手側の通信ユニットへデータを送るためのフレームである。データフレームには、図8に示されるように、SOF(Start Of Frame)フィールド、IDフィールド、データフィールド、CRCフィールド、EOF(End Of Frame)フィールドが含まれている。この他、データ長を示すコントロールフィールドや受信確認のためのACKフィールド等が含まれる(不図示)。
SOFフィールドはデータフレームの開始を表すフィールドである。IDフィールドはデータを識別するID情報を表すフィールドである。データフィールドはデータの中身(データ情報)を含むフィールドである。CRCフィールドはフレームの伝送誤りをチェックするためのフィールドである。EOFフィールドはデータフレームの終了を表すフィールドである。
各通信ユニットは、送信されたメッセージのうち受信したいメッセージをID情報によって識別する。そして、各通信ユニットは、ID情報によって選択されたメッセージを受信した後、必要な処理を行う。また、上記のように、通信バスが空いているときは、通信バスに接続されるすべての通信ユニットがメッセージの送信を開始することができる。そのため、複数の通信ユニットが同時に送信を始めることもあり得る。この場合は、送信するメッセージのID情報によって優先順位が決められる。例えば、ID情報の値が小さい方が優先度の高いメッセージとして扱われる。最も高い優先度のメッセージを送信した通信ユニットのみ、送信を続けることができる。一方、その他の通信ユニットは、送信を止めて受信処理を行う。
このような通信方式を採用した発明が特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1には、各CANモジュール(通信ユニット)における受信メッセージ(通信データ)の格納方法が記載されている。CANモジュールは、各ID情報に対してそれぞれ固有のデータ格納領域を割り当てる。なお、データ格納領域には受信メッセージが格納される。さらに、CANモジュールは、各ID情報に対してそれぞれ固有のアドレスを割り当てる。
一方、特許文献2には、ID情報と受信データとを切り離して別々に管理するフィルタリング装置を備えた分散制御システムが記載されている(図12)。フィルタリング装置は、受信データ用FIFOと、ハードウェアフィルタリングと、シリアル−パラレル変換器と、登録ID用バッファと、シリアルラインと、を有する。
登録ID用バッファには、登録IDとそれに対応する登録ID番号とが格納される。ハードウェアフィルタリングは、受信データのID情報と、登録ID用バッファに含まれるいずれかの登録IDと、が一致する場合、当該受信データを受信データ用FIFOに書き込む。なお、受信データ用FIFOには、当該受信データとともに、対応する登録用ID番号が書き込まれる。受信用データFIFOから受信データを読み出す場合には、登録用ID番号を参照することによって対応する受信データを読み出すことができる。このような回路構成により、登録ID用バッファよりも受信データ用FIFOの数を少なくすることができる。つまり、登録IDに応じた数の受信データ格納領域を設ける必要がない。それにより、特許文献2では、従前よりも回路規模の増大を抑制することができる。
特開2006−238350号公報 特開2000−259207号公報
特許文献1では、新たに受信したメッセージと、データ格納領域に先に格納されているメッセージと、が同じID情報である場合に課題が発生する。この場合、先に格納されているメッセージにより、新たに受信したメッセージを格納することができないという問題があった。あるいは、新たに受信したメッセージによって、先に格納されたメッセージが上書きされてしまうという問題があった。仮に、同じID情報のメッセージを複数格納するために追加のデータ格納領域を設けた場合には、回路規模が増大するという問題があった。
一方、特許文献2では、受信データ用FIFOは、同じID情報の受信データを複数格納することができる。しかし、受信データ用FIFOはFIFO構造を有している。そのため、受信データ用FIFOでは、先に格納された受信データから先に読み出される。つまり、受信データ用FIFOでは、特定のID情報の受信データを読み出したい場合でも、先に格納された受信データから順に読み出される。したがって、特許文献2では、処理時間が増大するという問題があった。
本発明にかかるデータ記憶回路の一態様は、複数の通信ユニットが通信バスを介して互いに通信データの送受信を行う通信制御システムにおいて、当該通信ユニットに用いられ、ID情報及びデータ情報を含む前記通信データを記憶するデータ記憶回路であって、前記ID情報に対して割り当てられた所定のデータ格納領域に前記データ情報を格納する第1の記憶部と、前記ID情報を格納するID情報格納部と、前記データ情報を格納するデータ格納部と、を有する第2の記憶部と、を備え、前記通信データを記憶する場合において、当該通信データのID情報に対して割り当てられた前記第1の記憶部のデータ格納領域にデータ情報が格納されていない場合には、当該通信データのデータ情報を当該データ格納領域に格納し、当該データ格納領域にすでにデータ情報が格納されている場合には、当該通信データを前記第2の記憶部に記憶する。
本発明にかかるデータ記憶回路の別の態様は、複数の通信ユニットが通信バスを介して互いに通信データの送受信を行う通信制御システムにおいて、当該通信ユニットに用いられ、ID情報及びデータ情報を含む前記通信データを記憶するデータ記憶回路であって、前記ID情報を格納するID情報格納部と、前記データ情報を格納するデータ格納部と、一対の当該ID情報及び当該データ情報に対して与えられる整理番号を格納する整理番号格納部と、を備え、通信データを記憶する場合において、当該通信データのID情報と同じID情報が前記ID情報格納部に格納されている場合には、すでに格納されている前記ID情報に与えられた整理番号とは異なる整理番号を当該通信データとともに記憶し、通信データを読み出す場合には、当該通信データのID情報を含む通信データのうち、前記整理番号に基づいて選択されたいずれか一つの通信データを読み出す。
上述のような回路構成により、同じID情報の通信データを複数受信する場合においても、回路規模の増大及び処理時間の増大を抑制することが可能である。
本発明により、同じID情報の通信データを複数受信する場合においても、回路規模の増大及び処理時間の増大を抑制することが可能なデータ記憶回路を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるデータ記憶回路を備えた通信ユニットを示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるデータ記憶回路を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるデータ記憶回路のデータ書き込み時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかるデータ記憶回路のデータ読み出し時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかるデータ記憶回路を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるデータ記憶回路のデータ書き込み時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかるデータ記憶回路のデータ読み出し時の動作を示すフローチャートである。 CANで通信されるデータフレームのフォーマットを示す。 通信バス上の通信データを示す概略図である。 特許文献1のデータ格納部を説明するための図である。 特許文献1のデータ格納部を説明するための図である。 特許文献2のフィルタリング装置を示す図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
図1に、本発明の実施の形態1にかかるデータ記憶回路13を含む通信制御システム1を示す。通信制御システム1は、通信ユニット5と、通信バス11と、を備える。なお、図1には、1つの通信ユニット5が図示されているが、実際には、任意の数の通信ユニット5が設けられている。そして、各通信ユニット間は、通信バス11を介して通信可能に接続されている。つまり、各通信ユニット間では、通信バス11を介して通信データの送受信が行われる。
この通信制御システム1は、例えば、自動車等の車内に設けられたLANであり、通信プロトコルとしてCANが用いられる。通信バス11は、CANプロトコルに従った通信を行うためのバスである。この通信バス11によってバス型のネットワークが構築されている。なお、本実施の形態では、通信プロトコルとしてCANが用いられる場合について説明するが、これに限られない。つまり、ID情報を含む通信データが用いられる通信プロトコルであれば、趣旨を逸脱しない範囲で適用可能である。
通信ユニット5は、CANプロトコルに従った通信が可能な通信装置である。通信ユニット5は、例えば、ECUであり、エンジンや、トランスミッション、ABS、ダッシュボードのメータ類、パワーウィンドウ等の制御装置である。
図1に示すように、通信ユニット5は、データ通信制御部10と、CPU12と、を備える。また、データ通信制御部10は、データ記憶回路13と、送受信制御部14と、を有する。
通信ユニット5は、通信バス11を介して他の通信ユニット5(不図示)と、通信データの送受信を行う。より具体的には、通信ユニット5に含まれる送受信制御部14が、通信バス11との間で通信データを送受信する。なお、通信データは、図8に示すように、主としてID情報及びデータ情報を含む。このような通信データが、図9に示すように、通信バス11を介して連続的に送受信される。
データ記憶回路13は、送受信制御部14が受信した通信データを記憶する機能を有する。なお、データ記憶回路13の詳細については後述する。
CPU12は、送受信制御部14が受信した通信データをデータ記憶回路13に書き込む処理を行う。また、CPU12は、データ記憶回路13に書き込まれた通信データを取り出して所望の処理を実行した後、送受信制御部14を介して通信バスに送信する処理を行う。つまり、CPU12は、データ記憶回路13に書き込まれた通信データを読み出す処理を行う。
次に、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13の詳細について、図2を用いて説明する。データ記憶回路13は、主記憶回路(第1の記憶部)15と、副記憶回路(第2の記憶部)16と、フィルタリング部17と、を備える。また、主記憶回路15は、ID情報格納部151と、データ格納部152と、を有する。副記憶回路16は、整理番号格納部161と、ID情報格納部162と、データ格納部163と、を有する。
フィルタリング部17は、データ受信時において、送受信制御部14が受信した通信データのID情報と、ID情報格納部151に格納されている複数のID情報と、を比較する。当該通信データのID情報と、ID情報格納部151に格納されている複数のID情報のうちいずれかと、が一致する場合、フィルタリング部17は主記憶回路15に対して当該通信データを送信する。
主記憶回路15について説明する。ID情報格納部151には、受信予定の通信データに含まれるID情報が複数格納される。また、データ格納部152は、ID情報格納部151に格納された各ID情報に対応する複数のデータ格納領域を有する。このデータ格納領域には、通信データのデータ情報が格納される。さらに、各ID情報に対してそれぞれ固有のアドレスが割り当てられる。つまり、アドレスを指定することにより、ID情報を特定することが可能である。
図2の例では、ID情報格納部151において、アドレス0000Hに対してID情報ID0が格納されている。同様に、アドレス0008Hに対してID情報ID1が格納されている。アドレス0010Hに対してID情報ID2が格納されている。アドレス0018Hに対してID情報ID3が格納されている。アドレス0020Hに対してID情報ID4が格納されている。アドレス0028Hに対してID情報ID5が格納されている。アドレス0030Hに対してID情報ID6が格納されている。アドレス0048Hに対してID情報ID7が格納されている。
また、データ格納部152において、アドレス0000Hに対してデータ格納領域DATA0が設けられる。同様に、アドレス0008Hに対してデータ格納領域DATA1が設けられる。アドレス0010Hに対してデータ格納領域DATA2が設けられる。アドレス0018Hに対してデータ格納領域DATA3が設けられる。アドレス0020Hに対してデータ格納領域DATA4が設けられる。アドレス0028Hに対してデータ格納領域DATA5が設けられる。アドレス0030Hに対してデータ格納領域DATA6が設けられる。アドレス0048Hに対してデータ格納領域DATA7が設けられる。
データ受信時において、主記憶回路15は、受信した通信データのデータ情報を、対応するデータ格納領域に格納する。言い換えると、フィルタリング部17は、受信した通信データのデータ情報を、主記憶回路15の対応するデータ格納領域に書き込む。例えば、受信した通信データのID情報がID0の場合、主記憶回路15は、当該通信データのデータ情報をデータ格納領域DATA0に格納する。
一方、データ読み出し時において、主記憶回路15は、指定されたアドレスに対応する通信データを送信する。言い換えると、CPU12は、所望のアドレスを指定することにより、主記憶回路15から当該アドレスに対応する通信データを読み出す。より具体的には、CPU12は、所望のアドレスを指定することにより、読み出し対象となる通信データのID情報を特定する。そして、CPU12は、特定されたID情報に対応する通信データを主記憶回路15から読み出す。このような回路構成により、特許文献2のようなFIFO構造のデータ格納部の場合と比較して、通信データの読み出しに要する通信時間が短縮される。
副記憶回路16について説明する。ID情報格納部162は、ID情報を格納する複数のID情報格納領域を有する。データ格納部163は、ID情報格納部162に格納された各ID情報に対応する複数のデータ格納領域を有する。なお、データ格納領域には、通信データのデータ情報が格納される。整理番号格納部161は、ID情報格納部162に格納された各ID情報に対応する複数の整理番号格納領域を有する。なお、整理番号格納領域には、整理番号が格納される。なお、整理番号については後述する。
ここで、主記憶回路15が、新たに受信した通信データと同じID情報の別の通信データをすでに記憶している場合について説明する。この場合、副記憶回路16が、新たに受信した通信データを記憶する。つまり、副記憶回路16は、ID情報格納部162の任意のID格納領域に当該通信データのID情報を格納し、それに対応するデータ格納部163のデータ格納領域に当該通信データのデータ情報を格納する。ここで、ID情報格納部162は、ID情報として対応番号を格納する構成であってもよい。対応番号は、ID情報を簡易に表した番号である。つまり、対応番号は、通信データに含まれるID情報と比較してビット幅が小さい。そのため、ID情報格納部162は、通信データに含まれるID情報をそのまま格納するよりも対応番号を格納した方が、回路規模を小さくすることができる。例えば、ID情報ID3の対応番号は3である。本実施の形態では、ID情報格納部162がID情報として対応番号を格納する場合を例に説明する。
なお、副記憶回路16は、通信データを記憶するとともに、さらに整理番号を整理番号格納部161に格納する。副記憶回路16は、同じID情報の通信データをさらに記憶する場合には、すでに記憶されている通信データと異なる整理番号を整理番号格納部161に格納する。つまり、同じID情報を有する複数の通信データは、それぞれ整理番号によって区別される。
図2の例では、副記憶回路16において、1行目(紙面の上方)には、整理番号0、対応番号5、データDATAX1がそれぞれ格納されている。同様に2行目には、整理番号1、対応番号5、データDATAX2がそれぞれ格納されている。3行目には、整理番号2、対応番号5、データDATAX3がそれぞれ格納されている。4行目には、整理番号1、対応番号3、データDATAX4がそれぞれ格納されている。5行目には、整理番号0、対応番号1、データDATAX5がそれぞれ格納されている。6行目には、整理番号、対応番号、データ情報のいずれも格納されていない。つまり、6行目は空き領域である。7行目には、整理番号0、対応番号3、データDATAX6がそれぞれ格納されている。8行目には、整理番号0、対応番号7、データDATAX7がそれぞれ格納されている。
本実施の形態では、副記憶回路16は、同じID情報を有する複数の通信データを記憶する場合、最初に記憶する通信データに対して整理番号0を割り当てる。そして、次に記憶する通信データに対して整理番号1を割り当てる。さらに、次に記憶する通信データに対して整理番号2を割り当てる。このように、副記憶回路16は、同じID情報を有する複数の通信データを記憶する場合、N(Nは1以上の整数)番目に記憶する通信データに対して整理番号N−1を割り当てる。
次に、副記憶回路16が、主記憶回路15から読み出された通信データと同じID情報の通信データを記憶している場合について説明する。この場合、副記憶回路16は、主記憶回路15から読み出された通信データと同じID情報の通信データを、主記憶回路15に対して送信する。主記憶回路15は、副記憶回路16から受信した通信データのデータ情報を、対応するアドレスのデータ格納領域に記憶する。例えば、ID情報ID1を有する通信データが主記憶回路15から読み出された場合、副記憶回路16は、5行目に格納されている通信データ(対応番号1;整理番号0)を主記憶回路15に対して送信する。
なお、副記憶回路16は、同じID情報の通信データを複数記憶している場合、整理番号に基づいて選択した通信データを主記憶回路15に対して送信する。本実施の形態では、副記憶回路16は、整理番号0の通信データを主記憶回路15に対して送信する。このとき、副記憶回路16は、同じID情報を含む他の通信データに割り当てられた整理番号をそれぞれ1つ繰り下げる。主記憶回路15からさらに同じID情報の通信データが読み出された場合、副記憶回路16は、新たに整理番号0となった通信データを主記憶回路15に対して送信する。
例えば、ID情報ID5を有する通信データが主記憶回路15から読み出された場合、副記憶回路16は、1行目に格納されている通信データ(対応番号5;整理番号0)を主記憶回路15に対して送信する。なお、1行目は空き領域となる。このとき、副記憶回路16は、2行目の整理番号を0、3行目の整理番号を1に繰り下げる。ID情報ID5を有する通信データが主記憶回路15からさらに読み出された場合、副記憶回路16は、2行目に格納されている通信データ(対応番号5;整理番号0)を主記憶回路15に対して送信する。
このような回路構成により、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、同じID情報の通信データを複数記憶することができる。ここで、特許文献1の場合、図10に示すように、各ID情報に対して固有のアドレスが割り当てられる。また、各ID情報に対応する複数のデータ格納領域が設けられる。なお、A1は受信データ、B1はデータ格納部である。しかし、同じID情報を有する複数の通信データを受信する場合、図11に示すように、各通信データに対してそれぞれ固有のデータ格納領域を設ける必要がある。
一方、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、ID情報の重複する通信データを受信した場合のみ、副記憶回路16に当該通信データを記憶する。つまり、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、特許文献1の場合と異なり、同じID情報を有する複数の通信データに対して、それぞれ固有のデータ格納領域を設ける必要がない。そのため、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、回路規模の増大を抑制することができる。
また、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、ID情報の異なる通信データ間では、指定されたアドレスに対応する通信データの読み出しを行う。したがって、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、特許文献2のようなFIFO構造のデータ格納部の場合と比較して、通信データの読み出しに要する時間を短縮することができる。
本実施の形態における通信データの書き込み動作及び読み出し動作についてさらに詳細に説明する。まず、通信データの書き込み動作について図2及び図3を用いて説明する。まず、送受信制御部14が通信バス11から通信データを受信する(S101)。そして、フィルタリング部17が、受信した通信データのID情報と、ID情報格納部151に格納されている複数のID情報と、の比較を行う(S102)。受信した通信データのID情報と、ID情報格納部151に格納されている複数のID情報のうちいずれかと、が一致する場合(S103のYES)、フィルタリング部17は主記憶回路15に対して当該通信データを送信する。なお、受信した通信データのID情報が、ID情報格納部151に格納されている複数のID情報のいずれにも一致しない場合(S103のNO)、当該通信データは、データ記憶回路13に書き込まれない(S110)。
主記憶回路15は、フィルタリング部17から送信された通信データを主記憶回路15に記憶可能か否かを判断する(S104)。主記憶回路15は、受信した通信データと同じID情報の別の通信データを記憶していない場合(S104のYES)には、当該通信データを記憶する(S105)。その後、書き込み動作は完了する(S109)。一方、主記憶回路15は、受信した通信データと同じID情報の別の通信データをすでに記憶している場合(S104のNO)には、副記憶回路16に当該通信データを送信する。
次に、副記憶回路16は、主記憶回路15から送信された通信データを副記憶回路16に記憶可能か否か判断する(S106)。つまり、副記憶回路16は、副記憶回路16に通信データを記憶する空き領域が存在するか否かを判断する。空き領域がある場合(S106のYES)には、当該通信データに割り当てる整理番号が算出される(S107)。具体的には、新たに受信した通信データには、すでに記憶されている通信データと異なる整理番号が割り当てられる。その後、副記憶回路16は、受信した通信データのID情報、データ情報及び割り当てられた整理番号を空き領域に記憶する(S108)。その後、書き込み動作は完了する(S109)。なお、空き領域がない(S106のNO)には、当該通信データは、データ記憶回路13に書き込まれない(S110)。
次に、通信データの読み出し動作について図2及び図4を用いて説明する。なお、図4は、ID情報ID3の通信データが読み出される場合の例である。まず、主記憶回路15からID情報ID3の通信データが読み出される(S111)。次に、副記憶回路16に記憶された複数の通信データのうちいずれかの情報が読み出される(S112)。そして、読み出された通信データの対応番号が3であるか否かが確認される(S113)。対応番号が3でない場合(S113のNO)、副記憶回路16から別の通信データの情報が読み出される(S117、S112)。一方、対応番号が3の場合(S113のYES)、次に、整理番号が0であるか否かが確認される(S114)。整理番号が0でない場合(S114のNO)、当該整理番号から1を引いた値が新たな整理番号として割り当てられる(S116)。その後、副記憶回路16から別の通信データの情報が読み出される(S117、S112)。一方、整理番号が0である場合(S114のYES)、当該通信データが主記憶回路15に転送される。その後、副記憶回路16から別の通信データの情報が読み出される(S117、S112)。副記憶回路16に記憶されたすべての通信データについて、同様の処理が行われた後、読み出し動作が完了する(S118)。
このような回路構成により、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、同じID情報の通信データを複数記憶することができる。このとき、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、同じID情報を有する複数の通信データに対して、それぞれ固有のデータ格納領域を設ける必要がないため、回路規模の増大を抑制することができる。また、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13は、特許文献2のようなFIFO構造のデータ格納部の場合と比較して、通信データの読み出しに要する時間を短縮することができる。
実施の形態2
図5に、本実施の形態にかかるデータ記憶回路13bを示す。図5に示す回路は、図2に示す回路と比較して、主記憶回路15の代わりに主記憶回路15bを有する。主記憶回路15bは、主記憶回路15と異なり、データ格納部152を有さず、ID情報格納部151のみを有する。つまり、主記憶回路15bは、通信データを記憶しない。代わりに、副記憶回路16が、フィルタリング部17を介して受信した通信データをすべて記憶する。なお、ID情報格納部151には、実施の形態1の場合と同様に、受信予定の通信データに含まれるID情報が複数格納される。その他の回路構成については、図2の場合と同様であるため説明を省略する。
このように、データ記憶回路13bは、主記憶回路15bにデータ格納領域を設けないため、回路規模の増大をさらに抑制することができる。また、データ記憶回路13bは、実施の形態1の場合と同様に、副記憶回路16に記憶する通信データに対して整理番号を割り当てる。それにより、データ記憶回路13bは、同じID情報の複数の通信データを識別可能に記憶することができる。その際、データ記憶回路13bは、特許文献1の場合と異なり、同じID情報を有する複数の通信データに対して、それぞれ固有のデータ格納領域を設ける必要がない。そのため、データ記憶回路13bは、回路規模の増大を抑制することができる。なお、同じID情報の複数の通信データの読み出し順序は、実施の形態1の場合と同様に、整理番号に基づいて決定される。
また、データ記憶回路13bは、ID情報の異なる通信データ間では、指定されたID情報に対応する通信データの読み出しを行う。したがって、データ記憶回路13bは、特許文献2のようなFIFO構造のデータ格納部の場合と比較して、通信データの読み出しに要する時間を短縮することができる。なお、ID情報格納部162は、ID情報として対応番号を格納する構成であってもよい。
本実施の形態における通信データの書き込み動作及び読み出し動作についてさらに詳細に説明する。まず、通信データの書き込み動作について図5及び図6を用いて説明する。まず、送受信制御部14が通信バス11から通信データを受信する(S201)。そして、フィルタリング部17が、受信した通信データのID情報と、ID情報格納部151に格納されている複数のID情報と、の比較を行う(S202)。受信した通信データのID情報と、ID情報格納部151に格納されている複数のID情報のうちいずれかと、が一致する場合(S203のYES)、フィルタリング部17は直接副記憶回路16に対して当該通信データを送信する。なお、受信した通信データのID情報が、ID情報格納部151に格納されている複数のID情報のいずれにも一致しない場合(S203のNO)、当該通信データは、データ記憶回路13bに書き込まれない(S208)。
副記憶回路16は、フィルタリング部17から送信された通信データを副記憶回路16に記憶可能か否か判断する(S204)。つまり、副記憶回路16は、副記憶回路16に通信データを記憶する空き領域が存在するか否かを判断する。空き領域がある場合(S204のYES)には、当該通信データに割り当てる整理番号が算出される(S205)。具体的には、新たに受信した通信データには、すでに記憶されている通信データと異なる整理番号が割り当てられる。その後、副記憶回路16は、受信した通信データのID情報、データ情報及び割り当てられた整理番号を空き領域に記憶する(S206)。その後、書き込み動作は完了する(S207)。なお、空き領域がない(S204のNO)には、当該通信データは、データ記憶回路13bに書き込まれない(S208)。
次に、通信データの読み出し動作について図5及び図7を用いて説明する。なお、図7は、ID情報ID3の通信データが副記憶回路16から読み出される場合の例である。まず、副記憶回路16に格納された複数の通信データのうちいずれかの情報が読み出される(S212)。そして、読み出された通信データの対応番号が3であるか否かが確認される(S213)。対応番号が3でない場合(S213のNO)、副記憶回路16から別の通信データの情報が読み出される(S217、S212)。一方、対応番号が3の場合(S213のYES)、次に、整理番号が0であるか否かが確認される(S214)。整理番号が0でない場合(S214のNO)、当該整理番号から1を引いた値が新たな整理番号として割り当てられる(S216)。その後、副記憶回路16から別の通信データの情報が読み出される(S217、S212)。一方、整理番号が0である場合(S214のYES)、ID情報ID3の通信データが副記憶回路16から読み出される(S215)。その後、副記憶回路16から別の通信データの情報が読み出される(S217、S212)。副記憶回路16に記憶されたすべての通信データについて、同様の処理が行われた後、読み出し動作が完了する(S218)。
以上のように、上記実施の形態にかかるデータ記憶回路は、同じID情報の通信データを複数記憶することができる。このとき、上記実施の形態にかかるデータ記憶回路は、同じID情報を有する複数の通信データに対して、それぞれ固有のデータ格納領域を設ける必要がないため、回路規模の増大を抑制することができる。また、上記実施の形態にかかるデータ記憶回路は、特許文献2のようなFIFO構造のデータ格納部の場合と比較して、通信データの読み出しに要する時間を短縮することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。実施の形態1では、副記憶回路16が整理番号格納部161を有する場合を例に説明したが、これに限られない。副記憶回路16が整理番号格納部161を有しない回路構成にも適宜変更可能である。この場合、主記憶回路15と副記憶回路16とにより、同じID情報の通信データを2つまで記憶することができる。
1 通信制御システム
5 通信ユニット
A1 受信データ
B1 データ格納部
10 データ通信制御部
11 通信バス
12 CPU
13 データ記憶回路
13b データ記憶回路
14 送受信制御部
15 主記憶回路
15b 主記憶回路
16 副記憶回路
17 フィルタリング部
151 ID情報格納部
152 データ格納部
161 整理番号格納部
162 ID情報格納部
163 データ格納部

Claims (8)

  1. 複数の通信ユニットが通信バスを介して互いに通信データの送受信を行う通信制御システムにおいて、当該通信ユニットに用いられ、ID情報及びデータ情報を含む前記通信データを記憶するデータ記憶回路であって、
    前記ID情報に対して割り当てられた所定のデータ格納領域に前記データ情報を格納する第1の記憶部と、
    前記ID情報を格納するID情報格納部と、前記データ情報を格納するデータ格納部と、を有する第2の記憶部と、を備え、
    前記通信データを記憶する場合において、当該通信データのID情報に対して割り当てられた前記第1の記憶部のデータ格納領域にデータ情報が格納されていない場合には、当該通信データのデータ情報を当該データ格納領域に格納し、当該データ格納領域にすでにデータ情報が格納されている場合には、当該通信データを前記第2の記憶部に記憶するデータ記憶回路。
  2. 前記第1の記憶部に記憶された前記通信データを読み出した場合において、当該通信データのID情報と同じID情報が前記ID情報格納部に格納されている場合には、前記第2の記憶部に記憶された通信データのうち当該ID情報を含む通信データを前記第1の記憶部に記憶することを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶回路。
  3. 前記第2の記憶部は、
    一対の前記ID情報及び前記データ情報に対して与えられる整理番号を格納する整理番号格納部をさらに有し、
    前記通信データを記憶する場合において、当該通信データのID情報と同じID情報が前記ID情報格納部に格納されている場合には、すでに格納されている前記ID情報に与えられた整理番号とは異なる整理番号を当該通信データとともに記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ記憶回路。
  4. 前記第1の記憶部に記憶された前記通信データを読み出した場合において、当該通信データのID情報を含む通信データであって前記第2の記憶部に記憶された通信データのうち、前記整理番号に基づいて選択されたいずれか一つの通信データを前記第1の記憶部に記憶することを特徴とする請求項3に記載のデータ記憶装置。
  5. 前記第1の記憶部に記憶された前記通信データを読み出した場合において、当該通信データのID情報を含む通信データであって前記第2の記憶部に記憶された通信データのうち、最も先に記憶された通信データを前記整理番号に基づいて選択し、前記第1の記憶部に記憶することを特徴とする請求項4に記載のデータ記憶回路。
  6. 複数の通信ユニットが通信バスを介して互いに通信データの送受信を行う通信制御システムにおいて、当該通信ユニットに用いられ、ID情報及びデータ情報を含む前記通信データを記憶するデータ記憶回路であって、
    前記ID情報を格納するID情報格納部と、
    前記データ情報を格納するデータ格納部と、
    一対の当該ID情報及び当該データ情報に対して与えられる整理番号を格納する整理番号格納部と、を備え、
    通信データを記憶する場合において、当該通信データのID情報と同じID情報が前記ID情報格納部に格納されている場合には、すでに格納されている前記ID情報に与えられた整理番号とは異なる整理番号を当該通信データとともに記憶し、
    通信データを読み出す場合には、当該通信データのID情報を含む通信データのうち、前記整理番号に基づいて選択されたいずれか一つの通信データを読み出すデータ記憶回路。
  7. 前記通信データを読み出す場合には、当該通信データのID情報を含む通信データのうち、最も先に記憶された通信データを前記整理番号に基づいて選択し、読み出すことを特徴とする請求項6に記載のデータ記憶回路。
  8. 前記ID情報格納部は、
    前記ID情報として、当該ID情報に対応する対応番号を格納することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のデータ記憶回路。
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