JP2011165339A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料電池システムSが、燃料電池発電装置10と水供給装置30と各装置10、30の運転を制御する制御手段Zとを備え、制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14のうち、何れか一方又は両方の水位が所定範囲の上限水位以上となる第1異常状態が発生した状態が検出された場合に、異常が発生した加湿水貯留部Tからの異常時排水処理を行いながら燃料電池12の発電運転を継続する。
【選択図】図1
Description
但し、特許文献1の燃料電池システムは、水貯留部の水位が低下しても補充用水貯留部から水貯留部へ水を供給可能な構成になっているため、そのような問題を回避して、燃料電池システムの発電運転を継続できる。
アノード及びカソードで構成される燃料電池を有する燃料電池発電装置と、
前記アノードに供給されるガスを加湿する加湿水を貯留するアノード用加湿水貯留部と、
前記カソードに供給されるガスを加湿する加湿水を貯留するカソード用加湿水貯留部と、
前記アノード用加湿水貯留部における水位をアノード用所定範囲内に維持し及び前記カソード用加湿水貯留部における水位をカソード用所定範囲内に維持する水位維持制御を行う水供給装置と、
前記各装置の運転を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部のうち、何れか一方又は両方の水位が前記所定範囲の上限水位以上となる第1異常状態が発生した状態が検出された場合に、異常が発生した加湿水貯留部からの異常時排水処理を行いながら前記燃料電池の発電運転を継続する点にある。
従って、水貯留部の水位が弁の異常により予期せず上昇した場合の対策が講じられた燃料電池システムを提供できる。
前記水供給装置は、
水を貯留する補充用水貯留部と、
前記補充用水貯留部に貯留されている水を水ポンプで外部に取り出した後で再び前記補充用水貯留部に戻すように連続的又は断続的に循環させる循環水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記アノード用加湿水貯留部に給水するときに用いられるアノード用給水路と、
前記アノード用加湿水貯留部から前記補充用水貯留部に排水するときに用いられるアノード用排水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記カソード用加湿水貯留部に給水するとき及び前記カソード用加湿水貯留部から前記循環水路を経由して前記補充用水貯留部に排水するときに兼用されるカソード用給排水路と、
前記アノード用給水路を開閉可能なアノード用給水開閉弁と、
前記アノード用排水路を開閉可能なアノード用排水開閉弁と、
前記カソード用給排水路を開閉可能なカソード用給排水開閉弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記第1異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部の水位が前記アノード用所定範囲の上限水位以上となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を閉操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を開操作する前記異常時排水処理を行い、
前記第1異常状態として、前記カソード用加湿水貯留部の水位が前記カソード用所定範囲の上限水位以上となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記カソード用給排水開閉弁を開操作する前記異常時排水処理を行う点にある。
前記制御手段は、
前記第1異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部の両方の水位が前記所定範囲の上限水位以上となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を閉操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を開操作し、及び、前記カソード用給排水開閉弁を開操作する前記異常時排水処理を行う点にある。
前記制御手段は、
前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部のうち、何れか一方又は両方の水位が前記所定範囲の下限水位未満となる第2異常状態が発生した状態が検出された場合に、異常が発生した加湿水貯留部への異常時給水処理を行いながら前記燃料電池の発電運転を継続する点にある。
前記水供給装置は、
水を貯留する補充用水貯留部と、
前記補充用水貯留部に貯留されている水を水ポンプで外部に取り出した後で再び前記補充用水貯留部に戻すように連続的又は断続的に循環させる循環水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記アノード用加湿水貯留部に給水するときに用いられるアノード用給水路と、
前記アノード用加湿水貯留部から前記補充用水貯留部に排水するときに用いられるアノード用排水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記カソード用加湿水貯留部に給水するとき及び前記カソード用加湿水貯留部から前記循環水路を経由して前記補充用水貯留部に排水するときに兼用されるカソード用給排水路と、
前記アノード用給水路を開閉可能なアノード用給水開閉弁と、
前記アノード用排水路を開閉可能なアノード用排水開閉弁と、
前記カソード用給排水路を開閉可能なカソード用給排水開閉弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記第2異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部の水位が前記アノード用所定範囲の下限水位未満となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを動作させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を開操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を閉操作する前記異常時給水処理を行い、
前記第2異常状態として、前記カソード用加湿水貯留部の水位が前記カソード用所定範囲の下限水位未満となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを動作させた状態で、前記カソード用給排水開閉弁を開操作する前記異常時給水処理を行い、
前記第2異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部の両方の水位が前記所定範囲の下限水位未満となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを動作させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を開操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を閉操作し、及び、前記カソード用給排水開閉弁を開操作する前記異常時給水処理を行う点にある。
前記制御手段は、
前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部のうち、一方の水位が前記所定範囲の上限水位以上となり且つ他方の水位が前記所定範囲の下限水位未満となる第3異常状態が発生した状態が検出された場合に、前記燃料電池の発電運転を停止する点にある。
前記水供給装置は、
水を貯留する補充用水貯留部と、
前記補充用水貯留部に貯留されている水を水ポンプで外部に取り出した後で再び前記補充用水貯留部に戻すように連続的又は断続的に循環させる循環水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記アノード用加湿水貯留部に給水するときに用いられるアノード用給水路と、
前記アノード用加湿水貯留部から前記補充用水貯留部に排水するときに用いられるアノード用排水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記カソード用加湿水貯留部に給水するとき及び前記カソード用加湿水貯留部から前記循環水路を経由して前記補充用水貯留部に排水するときに兼用されるカソード用給排水路と、
前記アノード用給水路を開閉可能なアノード用給水開閉弁と、
前記アノード用排水路を開閉可能なアノード用排水開閉弁と、
前記カソード用給排水路を開閉可能なカソード用給排水開閉弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記第3異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部の水位が前記アノード用所定範囲の上限水位以上となり且つ前記カソード用加湿水貯留部の水位が前記カソード用所定範囲の下限水位未満となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を閉操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を開操作し、及び、前記カソード用給排水開閉弁を閉操作するアノード側排水処理を行い、
前記第3異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部の水位が前記アノード用所定範囲の下限水位未満となり且つ前記カソード用加湿水貯留部の水位が前記カソード用所定範囲の上限水位以上となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を閉操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を閉操作し、及び、前記カソード用給排水開閉弁を開操作するカソード側排水処理を行う点にある。
図1は、本発明の燃料電池システムの概略構成図である。本実施形態の燃料電池システムS1(S)は、燃料電池発電装置10A(10)と、水供給装置30A(30)と、各装置10A、30Aの運転を制御する制御手段Zとを備える。
以下、燃料電池発電装置10Aの構成と水供給装置30Aの構成について説明する。
燃料電池発電装置10Aは、アノード12a、カソード12b、並びに、アノード12a及びカソード12bの間に設けられる電解質12cで構成される燃料電池12を備える。更に、本実施形態の燃料電池発電装置10Aには、メタンなどの炭化水素系のガスやアルコールなどの原燃料を改質して水素を主成分とするガスを生成する改質装置11が設けられている。燃料電池12は、アノード12a及びカソード12bの間に電解質12cを挟んで形成されるセルを複数個重ねたセルスタックの形態で構成される。尚、図1では、簡略化のため単一のセルのみを記載している。アノード12aには改質装置11で生成された水素を主成分とするガスが供給される。カソード12bには酸素(空気)が供給される。
アノード用加湿水貯留部13の容量とカソード用加湿水貯留部14の容量とは同じであってもよく或いは異なっていてもよい。また、アノード用加湿水貯留部13における上記アノード用所定範囲(上限水位及び下限水位)とカソード用加湿水貯留部14における上記カソード用所定範囲(上限水位及び下限水位)とは各別に設定されている。
水供給装置30Aは、水貯留部Tとしてのアノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14に供給可能な水を貯留する補充用水貯留部32と、補充用水貯留部32とアノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14との間を連結する水路33、35、36、37、水路35、36、37を開閉可能な開閉弁としての電磁弁V(Va、Vb、Vc)、及び、水路33、35、36、37の中の水を付勢可能な水ポンプ34を備える。また、制御手段Zは、水供給装置30Aの水貯留部Tにおける水位を所定範囲内に維持する水位維持制御を行うように機能する。
水供給装置30Aは、燃料電池発電装置10Aの通常時運転中は、水ポンプ34を動作させた状態で補充用水貯留部32に貯留されている水を循環水路33を循環させる。つまり、補充用水貯留部32に貯留されている水は、循環水路33を循環する間にイオン交換樹脂装置31を通過するため、継続的にイオン交換処理を施されている。その結果、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14に供給される水はイオン交換処理が施された状態の水であることが確保される。
燃料電池発電装置10Aの発電運転を継続すると、アノード用加湿水貯留部13の水位及びカソード用加湿水貯留部14の水位は低下してくる。これは、アノード12aに供給されるガスを加湿するためにアノード用加湿水貯留部13の水が利用され、カソード12bに供給されるガスを加湿するためにカソード用加湿水貯留部14の水が利用されるからである。そのため、制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13に貯留されている水が下限水位未満となっているか否かを検出可能なレベルセンサ13bの出力結果に基づいて、下限水位未満となったと判定すると後述するようなアノード用加湿水貯留部13への給水処理を行う。同様に、制御手段Zは、カソード用加湿水貯留部14に貯留されている水が下限水位未満となっているか否かを検出可能なレベルセンサ14bの出力結果に基づいて、下限水位未満となったと判定すると後述するようなカソード用加湿水貯留部14への給水処理を行う。
制御手段Zは、レベルセンサ13bの検出結果に基づいて上述のようにアノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位未満となったと判定すると、水ポンプ34を動作させた状態でアノード用給水路35に設けられているアノード用給水電磁弁Vaを開操作する。本実施形態において、制御手段Zは、水ポンプ34からの単位時間当たりの水の送出量を一定に制御して、アノード用給水電磁弁Vaを所定時間開操作することで、下限水位以上且つ上限水位未満となるレベルにまで給水する。つまり、制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13への給水量を給水時間で管理する。その結果、補充用水貯留部32からアノード用加湿水貯留部13へ所定量の水が供給されて、アノード用加湿水貯留部13における水位がアノード用所定範囲内に維持される。
このように、燃料電池発電装置10Aの通常時運転中において、アノード用加湿水貯留部13に貯留されている水の水位は、上限水位以上になることはなく、且つ、下限水位未満となる状態が第1設定時間以上継続することはない。この第1設定時間は、アノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位未満となったことが検出されてから、上記給水処理によりアノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位以上になるまでの時間に相当する。
制御手段Zは、レベルセンサ14bの検出結果に基づいて上述のようにカソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位未満となったと判定すると、水ポンプ34を動作させた状態でカソード用給水路に設けられているカソード用給排水電磁弁Vcを開操作する。本実施形態において、制御手段Zは、水ポンプ34からの単位時間当たりの水の送出量を一定に制御して、カソード用給排水電磁弁Vcを所定時間開操作することで下限水位以上且つ上限水位未満となるレベルにまで給水する。つまり、制御手段Zは、カソード用加湿水貯留部14への給水量を給水時間で管理する。その結果、補充用水貯留部32からカソード用加湿水貯留部14へ所定量の水が供給されて、カソード用加湿水貯留部14における水位がカソード用所定範囲内に維持される。
このように、燃料電池発電装置10Aの通常時運転中において、カソード用加湿水貯留部14に貯留されている水の水位は、上限水位以上になることはなく、且つ、下限水位未満となる状態が第2設定時間以上継続することはない。この第2設定時間は、カソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位未満となったことが検出されてから、上記給水処理によりカソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位以上になるまでの時間に相当する。
制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13に貯留されている水の入れ換えタイミング(例えば、10分に1回のタイミングなど)になると、アノード用排水路36に設けられているアノード用排水電磁弁Vbを、例えばアノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位未満となるまで開操作する。アノード用排水路36は循環水路33と隔離されているため、水ポンプ34は動作させたままでもよい。その結果、アノード用加湿水貯留部13から補充用水貯留部32への排水が行われる。但し、アノード用加湿水貯留部13の水を全て排出するのではなく、アノード用加湿水貯留部13に流入する改質ガス(水素)を加湿できるだけの水をアノード用加湿水貯留部13に残しておく必要がある。
制御手段Zは、上記排水処理が完了すると、上述したアノード用加湿水貯留部13への給水処理を行って、イオン交換処理が施された水を補充用水貯留部32からアノード用加湿水貯留部13へ供給する。この排水処理が行われてアノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位未満となってから、給水処理によりアノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位以上になるまでの時間は上記第1設定時間に相当する。
制御手段Zは、カソード用加湿水貯留部14に貯留されている水の入れ換えタイミング(例えば、10分に1回のタイミングなど)になると、水ポンプ34を停止させた状態でカソード用給排水路37に設けられているカソード用給排水電磁弁Vcを、例えばカソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位未満となるまで開操作する。その結果、カソード用加湿水貯留部14から循環水路33への排水が行われる。但し、カソード用加湿水貯留部14の水を全て排出するのではなく、カソード用加湿水貯留部14に流入する酸素(空気)を加湿できるだけの水をカソード用加湿水貯留部14に残しておく必要がある。
制御手段Zは、上記排水処理が完了すると、上述したカソード用加湿水貯留部14への給水処理を行ってイオン交換処理が施された水を補充用水貯留部32からカソード用加湿水貯留部14へ供給する。この排水処理が行われてカソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位未満となってから、給水処理によりカソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位以上になるまでの時間は上記第2設定時間に相当する。
そこで、制御手段Zは、水位維持制御を行ってもアノード用加湿水貯留部13又はカソード用加湿水貯留部14における水位を所定範囲内に維持できない状態が検出された場合に、即ち、上限水位以上になったことを検出した場合、及び、アノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位未満となる状態が第1設定時間以上継続したこと又はカソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位未満となる状態が第2設定時間以上継続したことを検出した場合には、異常が発生したと判定する。
以下に、これらの弁の異常によりアノード用加湿水貯留部13又はカソード用加湿水貯留部14に貯留されている水の水位が上限水位以上になる異常、及び、アノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位未満となる状態が第1設定時間以上継続する異常或いはカソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位未満となる状態が第2設定時間以上継続する異常が発生する理由について説明する。
この異常は、アノード用給水電磁弁Vaを閉操作したにも拘わらず開弁している場合に生じ得る。
具体的には、制御手段Zは、アノード用給水電磁弁Vaを閉操作することで、アノード用加湿水貯留部13への給水を停止しようとする。しかし、例えばアノード用給水電磁弁Vaが異物を噛み込むことで実際には開弁状態となっている場合がある。この場合、燃料電池発電装置10Aの通常時運転中は上述した水位維持制御において水ポンプ34を停止させる時間帯を除いて水ポンプ34が連続的に動作しているため、予期せず開弁状態となっているアノード用給水電磁弁Vaを通過した水がアノード用加湿水貯留部13に供給され続ける。その結果、アノード用加湿水貯留部13の水位が上限水位以上になる異常が発生する。
この異常は、アノード用給水電磁弁Vaを開操作したにも拘わらず閉弁している場合、あるいは、アノード用排水電磁弁Vbを閉操作したにも拘わらず開弁している場合に生じ得る。
具体的には、制御手段Zは、アノード用給水電磁弁Vaを開操作することで、アノード用加湿水貯留部13への給水を開始しようとする。しかし、例えばアノード用給水電磁弁Vaのプランジャが吸引子に付着したままになることにより開弁操作を行っているにも拘わらず閉弁状態となっている場合がある。この場合、アノード用加湿水貯留部13への給水が行われないため、アノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位未満となる状態が第1設定時間以上継続する異常が発生する。
或いは、制御手段Zは、アノード用排水電磁弁Vbを閉操作することで、アノード用加湿水貯留部13からの排水を停止しようとする。しかし、例えばアノード用排水電磁弁Vbが異物を噛み込むことで実際には開弁状態となっている場合がある。この場合、アノード用加湿水貯留部13からアノード用排水電磁弁Vbを通過した水が補充用水貯留部32へ排水され続ける。その結果、アノード用加湿水貯留部13の水位が下限水位未満となる状態が第1設定時間以上継続する異常が発生する。
この異常は、カソード用給排水電磁弁Vcを閉操作したにも拘わらず開弁している場合に生じ得る。
具体的には、制御手段Zは、カソード用給排水電磁弁Vcを閉操作することで、カソード用加湿水貯留部14への給水を停止しようとする。しかし、例えばカソード用給排水電磁弁Vcが異物を噛み込むことで実際には開弁状態となっている場合がある。この場合、燃料電池発電装置10Aの通常時運転中は上述した水位維持制御において水ポンプ34を停止させる時間帯を除いて水ポンプ34が連続的に動作しているため、予期せず開弁状態となっているカソード用給排水電磁弁Vcを通過した水がカソード用加湿水貯留部14に供給され続ける。その結果、カソード用加湿水貯留部14の水位が上限水位以上になる異常が発生する。
この異常は、カソード用給排水電磁弁Vcを開操作したにも拘わらず閉弁している場合に生じ得る。
具体的には、制御手段Zは、カソード用給排水電磁弁Vcを開操作することで、カソード用加湿水貯留部14への給水を開始しようとする。しかし、例えばカソード用給排水電磁弁Vcのプランジャが吸引子に付着したままになることにより開弁操作を行っているにも拘わらず閉弁状態となっている場合がある。この場合、カソード用加湿水貯留部14への給水が行われないため、カソード用加湿水貯留部14の水位が下限水位未満となる状態が第2設定時間以上継続する異常が発生する。
以下の表1にアノード用加湿水貯留部13又はカソード用加湿水貯留部14において発生する水位の異常、その異常が発生する状態が検出された場合の弁の異常状態、その異常状態に対する措置について記載する。
但し、表1では、水位が上限水位以上になる異常のことを「高水位異常」と記載し、下限水位未満となる状態が設定時間以上(第1設定時間以上或いは第2設定時間以上)継続する異常のことを「低水位異常」と記載する。
表1に示すように、制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14のうち、何れか一方又は両方の水位が所定範囲の上限水位以上となる第1異常状態(異常状態A、C、G)が発生した状態が検出された場合に、異常が発生した水貯留部からの異常時排水処理を行いながら燃料電池12の発電運転を継続する。
このように、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14のうち、何れか一方又は両方の水位が所定範囲の上限水位以上となる第1異常状態が発生したとしても、制御手段Zが上記異常時排水処理を行って水位を低下させる措置を行うことで、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14の水位が共に所定範囲内にあるようにできる。その結果、燃料電池12の発電運転を継続することができる。
更に、制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13の水位のみがアノード用所定範囲の上限水位以上となる異常状態Cが発生した状態が検出された場合に、水ポンプ34を停止させた状態で、アノード用加湿水貯留部13について、水位を下げようとする(即ち、アノード用給水電磁弁Vaを閉操作し、及び、アノード用排水電磁弁Vbを開操作する)異常時排水処理を行う。
また更に、制御手段Zは、カソード用加湿水貯留部14の水位のみがカソード用所定範囲の上限水位以上となる異常状態Gが発生した状態が検出された場合に、水ポンプ34を停止させた状態で、カソード用加湿水貯留部14について、水位を下げようとする(即ち、カソード用給排水電磁弁Vcを開操作する)異常時排水処理を行う。
尚、制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14の水位に異常が無ければ、水の供給及び排出が共に停止されるように電磁弁Vを動作させる。
制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14のうち、何れか一方又は両方の水位が所定範囲の下限水位未満となる第2異常状態(異常状態E、F、H)が発生した状態が検出された場合に、異常が発生した水貯留部への異常時給水処理を行いながら燃料電池12の発電運転を継続する。
このように、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14のうち、何れか一方又は両方の水位が所定範囲の下限水位未満となる第2異常状態が発生したとしても、制御手段Zが上記異常時給水処理を行って水位を上昇させる措置を行うことで、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14の水位が共に所定範囲内にあるようにできる。その結果、燃料電池12の発電運転を継続することができる。
更に、制御手段は、アノード用加湿水貯留部13の水位のみがアノード用所定範囲の下限水位未満となる第2異常状態(異常状態F)が発生した状態が検出された場合に、水ポンプ34を動作させた状態で、アノード用加湿水貯留部13について、水位を上げようとする(即ち、アノード用給水電磁弁Vaを開操作し、及び、アノード用排水電磁弁Vbを閉操作する)異常時給水処理を行う。
また更に、制御手段は、カソード用加湿水貯留部14の水位のみがカソード用所定範囲の下限水位未満となる第2異常状態(異常状態H)が発生した状態が検出された場合に、水ポンプ34を動作させた状態で、カソード用加湿水貯留部14について、水位を上げようとする(即ち、カソード用給排水電磁弁Vcを開操作する)異常時給水処理を行う。
尚、制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14の水位に異常が無ければ、水の供給及び排出が共に停止されるように電磁弁Vを動作させる。
制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13及びカソード用加湿水貯留部14のうち、一方の水位が所定範囲の上限水位以上となり且つ他方の水位が所定範囲の下限水位未満となる第3異常状態(異常状態B、D)が発生した状態が検出された場合に、燃料電池12の発電運転を停止する。その結果、燃料電池12の出力電圧の低下や故障を避けることができる。
更に、制御手段Zは、カソード用加湿水貯留部14の水位がカソード用所定範囲の上限水位以上となり且つアノード用加湿水貯留部13の水位がアノード用所定範囲の下限水位未満となる第3異常状態(異常状態D)が発生した状態が検出された場合に、燃料電池の発電運転を停止する。但し、制御手段Zは、水ポンプ34を停止させた状態で、アノード用給水電磁弁Vaを閉操作し、及び、アノード用排水電磁弁Vbを閉操作し、及び、カソード用給排水電磁弁Vcを開操作するカソード側排水処理を行う。即ち、制御手段Zは、アノード用加湿水貯留部13の水位についてはそのまま維持させようとし、カソード用加湿水貯留部14の水位を排水処理によって低下させようとする。
このように、第3異常状態が発生した場合は、燃料電池12の発電運転を停止すると共に、水位が上限水位以上となった方の加湿水貯留部からの排水処理を行って、水位が低下した状態の解消よりも、水位が上昇した状態の解消を優先して実施することにより、アノード用加湿水貯留部13又はカソード用加湿水貯留部14から燃料電池12(燃料電池セル)への水の浸入を回避できる。
<1>
上記実施形態において図面を参照して燃料電池システムSの構成例を説明したが、燃料電池システムSの構成は改変可能である。具体的には、本発明に係る燃料電池システムSは、アノード用加湿水貯留部13と、カソード用加湿水貯留部14と、水供給装置30とを備えていれば他の構成等は適宜改変可能である。
上記実施形態では、閉弁操作を行ったにも拘わらず電磁弁Vが予期せず開弁している原因として、電磁弁Vが異物を噛み込んでいる状態を例示しているが、他の原因によって電磁弁Vが予期せず開弁していることもある。例えば、プランジャが吸引子から離れることで閉弁するような電磁弁の場合、プランジャが吸引子に付着したままになることにより閉弁操作を行っているにも拘わらず開弁状態になっていることもある。
上記実施形態では、制御手段Zが、水貯留部Tにおける水位を所定範囲内に維持できない状態(即ち、水貯留部Tの水位に異常が発生した状態)が検出されたと判定する基準を幾つか例示したが、他の基準に基づいて、水貯留部Tにおける水位を所定範囲内に維持できない状態が検出されたと判定してもよい。一例を挙げると、上記実施形態では、制御手段Zは、水貯留部Tの水位が上限水位以上になったことをレベルセンサで検出したときに、水貯留部Tの水位に異常が発生した状態が検出されたと判定しているが、制御手段Zが、水貯留部Tの水位が上限水位以上になった状態が設定時間継続した場合に水貯留部Tの水位に異常が発生した状態が検出されたと判定するような改変も可能である。
上記実施形態では、電動式の開閉弁の一例として電磁弁Vを挙げたが、弁体の開度制御が弁体を駆動するステッピングモータの動作制御によって行われるようなモーターバルブを開閉弁として用いてもよい。この場合も、弁体表面に異物が付着して、閉操作を行ったにも拘わらず水路の閉め切りができないという問題が発生することがある。この問題が発生した場合も、上述したのと同様にモーターバルブの開操作を行って(或いは、開操作と閉操作とを交互に繰り返して)、異物を排出させればよい。
12 燃料電池
12a アノード
12b カソード
13 アノード用加湿水貯留部(水貯留部(加湿水貯留部) T)
14 カソード用加湿水貯留部(水貯留部(加湿水貯留部) T)
30(30A、30B) 水供給装置
31 イオン交換樹脂装置
32 補充用水貯留部
33 循環水路(水路)
33a 給水路(水路)
33b 排水路(水路)
34 水ポンプ
35 アノード用給水路(水路)
36 アノード用排水路(水路)
37 カソード用給排水路(水路)
Z 制御手段
S(S1、S2) 燃料電池システム
V 電磁弁(開閉弁)
Va アノード用給水電磁弁(電磁弁 V、アノード用給水開閉弁)
Vb アノード用排水電磁弁(電磁弁 V、アノード用排水開閉弁)
Vc カソード用給排水電磁弁(電磁弁 V、カソード用給排水開閉弁)
Claims (8)
- アノード及びカソードで構成される燃料電池を有する燃料電池発電装置と、
前記アノードに供給されるガスを加湿する加湿水を貯留するアノード用加湿水貯留部と、
前記カソードに供給されるガスを加湿する加湿水を貯留するカソード用加湿水貯留部と、
前記アノード用加湿水貯留部における水位をアノード用所定範囲内に維持し及び前記カソード用加湿水貯留部における水位をカソード用所定範囲内に維持する水位維持制御を行う水供給装置と、
前記各装置の運転を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部のうち、何れか一方又は両方の水位が前記所定範囲の上限水位以上となる第1異常状態が発生した状態が検出された場合に、異常が発生した加湿水貯留部からの異常時排水処理を行いながら前記燃料電池の発電運転を継続する燃料電池システム。 - 前記水供給装置は、
水を貯留する補充用水貯留部と、
前記補充用水貯留部に貯留されている水を水ポンプで外部に取り出した後で再び前記補充用水貯留部に戻すように連続的又は断続的に循環させる循環水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記アノード用加湿水貯留部に給水するときに用いられるアノード用給水路と、
前記アノード用加湿水貯留部から前記補充用水貯留部に排水するときに用いられるアノード用排水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記カソード用加湿水貯留部に給水するとき及び前記カソード用加湿水貯留部から前記循環水路を経由して前記補充用水貯留部に排水するときに兼用されるカソード用給排水路と、
前記アノード用給水路を開閉可能なアノード用給水開閉弁と、
前記アノード用排水路を開閉可能なアノード用排水開閉弁と、
前記カソード用給排水路を開閉可能なカソード用給排水開閉弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記第1異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部の水位が前記アノード用所定範囲の上限水位以上となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を閉操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を開操作する前記異常時排水処理を行い、
前記第1異常状態として、前記カソード用加湿水貯留部の水位が前記カソード用所定範囲の上限水位以上となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記カソード用給排水開閉弁を開操作する前記異常時排水処理を行う請求項1記載の燃料電池システム。 - 前記制御手段は、
前記第1異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部の両方の水位が前記所定範囲の上限水位以上となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を閉操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を開操作し、及び、前記カソード用給排水開閉弁を開操作する前記異常時排水処理を行う請求項2記載の燃料電池システム。 - 前記制御手段は、
前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部のうち、何れか一方又は両方の水位が前記所定範囲の下限水位未満となる第2異常状態が発生した状態が検出された場合に、異常が発生した加湿水貯留部への異常時給水処理を行いながら前記燃料電池の発電運転を継続する請求項1〜3の何れか一項に記載の燃料電池システム。 - 前記水供給装置は、
水を貯留する補充用水貯留部と、
前記補充用水貯留部に貯留されている水を水ポンプで外部に取り出した後で再び前記補充用水貯留部に戻すように連続的又は断続的に循環させる循環水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記アノード用加湿水貯留部に給水するときに用いられるアノード用給水路と、
前記アノード用加湿水貯留部から前記補充用水貯留部に排水するときに用いられるアノード用排水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記カソード用加湿水貯留部に給水するとき及び前記カソード用加湿水貯留部から前記循環水路を経由して前記補充用水貯留部に排水するときに兼用されるカソード用給排水路と、
前記アノード用給水路を開閉可能なアノード用給水開閉弁と、
前記アノード用排水路を開閉可能なアノード用排水開閉弁と、
前記カソード用給排水路を開閉可能なカソード用給排水開閉弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記第2異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部の水位が前記アノード用所定範囲の下限水位未満となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを動作させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を開操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を閉操作する前記異常時給水処理を行い、
前記第2異常状態として、前記カソード用加湿水貯留部の水位が前記カソード用所定範囲の下限水位未満となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを動作させた状態で、前記カソード用給排水開閉弁を開操作する前記異常時給水処理を行い、
前記第2異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部の両方の水位が前記所定範囲の下限水位未満となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを動作させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を開操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を閉操作し、及び、前記カソード用給排水開閉弁を開操作する前記異常時給水処理を行う請求項4記載の燃料電池システム。 - 前記制御手段は、
前記アノード用加湿水貯留部及び前記カソード用加湿水貯留部のうち、一方の水位が前記所定範囲の上限水位以上となり且つ他方の水位が前記所定範囲の下限水位未満となる第3異常状態が発生した状態が検出された場合に、前記燃料電池の発電運転を停止する請求項1〜5の何れか一項に記載の燃料電池システム。 - 前記水供給装置は、
水を貯留する補充用水貯留部と、
前記補充用水貯留部に貯留されている水を水ポンプで外部に取り出した後で再び前記補充用水貯留部に戻すように連続的又は断続的に循環させる循環水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記アノード用加湿水貯留部に給水するときに用いられるアノード用給水路と、
前記アノード用加湿水貯留部から前記補充用水貯留部に排水するときに用いられるアノード用排水路と、
前記補充用水貯留部から前記循環水路を経由して前記カソード用加湿水貯留部に給水するとき及び前記カソード用加湿水貯留部から前記循環水路を経由して前記補充用水貯留部に排水するときに兼用されるカソード用給排水路と、
前記アノード用給水路を開閉可能なアノード用給水開閉弁と、
前記アノード用排水路を開閉可能なアノード用排水開閉弁と、
前記カソード用給排水路を開閉可能なカソード用給排水開閉弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記第3異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部の水位が前記アノード用所定範囲の上限水位以上となり且つ前記カソード用加湿水貯留部の水位が前記カソード用所定範囲の下限水位未満となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を閉操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を開操作し、及び、前記カソード用給排水開閉弁を閉操作するアノード側排水処理を行い、
前記第3異常状態として、前記アノード用加湿水貯留部の水位が前記アノード用所定範囲の下限水位未満となり且つ前記カソード用加湿水貯留部の水位が前記カソード用所定範囲の上限水位以上となる状態が検出された場合に、前記水ポンプを停止させた状態で、前記アノード用給水開閉弁を閉操作し、及び、前記アノード用排水開閉弁を閉操作し、及び、前記カソード用給排水開閉弁を開操作するカソード側排水処理を行う請求項6記載の燃料電池システム。 - 前記水供給装置は、前記循環水路の途中にイオン交換樹脂装置を備える請求項2、3、5又は7に記載の燃料電池システム。
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