JP2011164317A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の画像形成装置1は、演算処理部132と出力制御部138を具備している。演算処理部132はブラック単色画像及びカラー画像の全ての印字に対するカラー画像の印字の比であるカラー画像の印字率を算出する。そして、出力制御部138では、先ず演算処理部により算出されたカラー画像の印字率と予め設定された閾値を比較する。そして、カラー画像の印字率が閾値以下となるときの出力が所定量に達した後のモノクロモード出力を少なくともカラートナーの色重ねにより形成されたブラック画像で出力する。ブラックトナー単独によるブラック出力ではなく、カラートナーを用いた色重ねによるブラック出力を行って印字率が低下したカラートナーを強制的に使用する。
【選択図】 図8
Description
また、請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、上記出力制御部は、カラー画像の印字率が閾値以下となるときの出力が所定量に達した後のモノクロモード出力をカラートナーとブラックトナーの色重ねにより形成されたブラック画像で出力することを特徴とするものである。
更に、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、各色毎の画素数を計数する画素計数手段と、出力枚数を計数する枚数計数手段とを設け、上記閥値は、上記画素計数手段によって計数された各色毎の累積画素数値と、上記枚数計数手段によって計数された出力枚数との比率で設定されることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記像担持体、又は上記像担持体上の潜像を可視化する現像剤担持体の走行距離を計数する走行距離計数手段を設け、上記閥値は、上記画素計数手段によって計数された各色毎の累積画素数値と、上記走行距離計数手段によって計数された上記像担持体又は上記現像剤担持体の走行距離の比率で設定されることを特徴とするものである。
更に、請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記色重ねの各色の混合比率は、上記画素計数手段によって計数された各色毎の累積画素数値の全色累積画素数値に対する各色毎の比率で設定されることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記出力制御部は、上記モノクロ出力モードで行われる色重ねでの出力が行われた後もカラー画像の印字率が閾値以下の出力が所定量に達する場合は、画像形成を行わず強制的にトナーを消費するトナー強制消費モードを併用することを特徴とするものである。
更に、請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記モノクロモードと上記フルカラーモードの各モード別の課金を計数する課金計数手段を有し、上記モノクロ出力モードで行われる色重ねでの出力が行われる場合は上記課金計数手段は上記モノクロモードによる出力に対して計数することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記トナーの重量平均粒径が3〜8[μm]で、上記重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)が1.00〜1.40の範囲であることを特徴とするものである。
更に、請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記トナーの形状係数SF−1が100〜180の範囲であり、上記形状係数SF−2が100〜180の範囲であることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記トナーは、トナー母体粒子表面の平均一次粒径が、50〜500[nm]であり、嵩密度が0.3[g/cm3]以上の微粒子を外添加して得られたトナーであることを特徴とするものである。
更に、請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記トナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤又は離型剤を含有し、ガラス転移温度が45〜65[℃]であり、流出開始温度が90〜115[℃]のトナーであることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1〜11のいずれか1項に画像形成装置において、上記トナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーであることを特徴とするものである。
更に、請求項13の発明は、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、上記トナーは、請求項1〜7に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、上記トナーの重量平均粒径が3〜8[μm]で、上記重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)が1.00〜1.40の範囲であることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、上記トナーは、請求項8に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、形状係数SF−1が100〜180の範囲であり、上記形状係数SF−2が100〜180の範囲であることを特徴とするものである。
更に、請求項15の発明は、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、上記トナーは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、上記トナー母体粒子表面の平均一次粒径が50〜500[nm]で、嵩密度が0.3[g/cm3]以上の微粒子を外添加して得られることを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、上記トナーは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、少なくとも結着樹脂、着色剤又は離型剤を含有し、ガラス転移温度が45〜65[℃]、流出開始温度が90〜115[℃]のトナーであることを特徴とするものである。
更に、請求項17の発明は、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、上記トナーは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーであって、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られることを特徴とするものである。
先ず、プロセスカートリッジ121の感光体10を、後述する図2における時計方向に回転駆動させ、帯電電圧を印加した帯電装置40の帯電ローラ41によってその表面を所定の極性に帯電する。帯電後の感光体10に対し、図1の光書込み装置60から出射され、光変調された例えばレーザビームを照射し、これによって各感光体10の表面に静電潜像を形成する。各静電潜像に対し、後述する図2の現像装置50の現像ローラ51から各色の現像剤を供給し、各現像剤に対応したトナー像を形成して可視像化する。次いで、図1の一次転写ローラ125に転写電圧を印加して各感光体10上の各トナー像を、回転する中間転写ベルト122上に一次転写させ、合成画像としてのカラー画像を形成する。中間転写ベルト122上に一次転写されたカラー画像を、給紙部130の給紙カセットから所定のタイミングで搬送され、中間転写ベルト122と二次転写ローラ123との間に給送した記録紙に二次転写する。カラー画像が二次転写された記録紙を後流の定着装置126に送り、ここで記録紙上のカラー画像を熱と圧力の作用によって記録紙に定着させる。次いで、カラー画像を定着させた記録紙を、排紙ローラ対によって、画像形成装置本体の上部の排紙部に排出する。
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA-IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)が挙げられる。以下に測定方法について説明する。
先ず、電解水溶液100〜150[mL]中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5[mL]加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%のNaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの質量、個数を測定して、質量分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(D4)、個数平均粒径(D1)を求めることができる。チャンネルとしては、2.00〜2.52[μm]未満;2.52〜3.17[μm]未満;3.17〜4.00[μm]未満;4.00〜5.04[μm]未満;5.04〜6.35[μm]未満;6.35〜8.00[μm]未満;8.00〜10.08[μm]未満;10.08〜12.70[μm]未満;12.70〜16.00[μm]未満;16.00〜20.20[μm]未満;20.20〜25.40[μm]未満;25.40〜32.00[μm]未満;32.00〜40.30[μm]未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00[μm]以上〜40.30[μm]未満の粒子を対象とする。トナーの形状係数SF‐1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π)・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S‐800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。
トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
本発明のトナーは、トナーの粒子表面に平均一次粒径が50〜500[nm]で、嵩密度が0.3[mg/cm3]以上の微粒子(以下、単に微粒子という)を付着させたものである。なお、通常の流動性向上剤にシリカ等がよく用いられるが、例えば、このシリカの平均一次粒径は通常10〜30[nm]、嵩密度が0.1〜0.2[mg/cm3]である。
また,有機化合物の微粒子としては、熱可塑性樹脂でも熱硬化性樹脂でもよく、例えばビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ケイ素系樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げ られる。樹脂微粒子としては、上記の樹脂を2種以上併用しても差し支えない。このうち好ましいのは、微細球状樹脂粒子の水性分散体が得られやすい点から、ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂及びそれらの併用が好ましい。
なお、微粒子の嵩密度は下記の方法により測定した。
100mLのメスシリンダーを用いて、微粒子を徐々に加え100mLにした。その際、振動は与えなかった。このメスシリンダーの微粒子を入れる前後の質量差により嵩密度を測定した。嵩密度[g/cm3]=微粒子量[g/100mL]÷100
例えば、ポリエステル、ポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエ−テル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体が挙げられる。
ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアミド、エポキ シ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられる。この中で特に、ポリエステル樹脂が十分な定着性を得るために、好ましい。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)及び3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコ−ル(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコール及びビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、及びこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。
多価カルボン酸(PC)としては、2価カルボン酸(DIC)及び3価以上の多価カルボン酸(TC)が挙げられ、(DIC)単独、及び(DIC)と少量の(TC)との混合物が好ましい。
2価カルボン酸(DIC)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マレイン酸、フマ−ル酸など);芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。
これらのうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸及び炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。
3価以上の多価カルボン酸(TC)としては、炭素数9〜20の芳香族多価カルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。なお、多価カルボン酸(PC)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いて多価アルコール(PO)と反応させてもよい。
ウレア変性ポリエステル等の数平均分子量は、先の未変性ポリエステルを用いる場合は特に限定されるものではなく、前記重量平均分子量とするのに得やすい数平均分子量でよい。ウレア変性ポリエステルを単独で使用する場合は、その数平均分子量は、通常2000〜15000、好ましくは2000〜10000、更に好ましくは2000〜8000である。20000を超えると低温定着性及びフルカラー装置に用いた場合の光沢性が悪化する。未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを併用することで、低温定着性及びフルカラー画像形成装置100に用いた場合の光沢性が向上するので、ウレア変性ポリエステルを単独で使用するよりも好ましい。
ロウ類及びワックス類としては、カルナウバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス、及びパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。
ここでは、好ましい製造方法について示すが、これに限られるものではない。
(トナーの製造方法)
(1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。有機溶媒は、沸点が100[℃]未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒及び塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100質量部に対し、通常0〜300質量部、好ましくは0〜100質量部、更に好ましくは25〜70質量部である。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
図7の(a)はフルカラーモード時の感光体と中間転写ベルトの位置関係を示す概略図である。同図に示すように、フルカラーモード時は各色の感光体10K、10M、10C、10Yはそれぞれ対向する一次転写ローラ125K、125M、125C、125Yと挟み込み転写ニップを形成する状態で中間転写ベルト122と接触している。動作時は全色の感光体10と一次転写ローラ125が動作することで画像形成を行う。
累積出力枚数Nと累積画素カウントPxの比率Fx(=Px/N)または感光体または現像ローラの走行距離Dと累積画素カウントPxの比率Gx(=Px/Dx)が少なくとも一つの色で規定値FminまたはGmin以下の場合は色重ねによるモノクロ画像を出力するとしたが、当然のことながら色により累積画素カウントの値はバラツクことになる。従って、色重ね画像を作成する場合、各色同一の混合比率で行うと必要な消費量に達成するのに有利な色と不利な色の差が発生することがある。この不具合を解消するための手段として各色の累積画素カウントの比率により色重ねの混合比率を決定する。
131;制御部
132;演算処理部
133;画素カウンタ
134;枚数カウンタ
135;走行距離カウンタ
136;記憶手段
137;課金カウンタ
138;出力制御部
139;書込駆動部
140;作像装置
Claims (17)
- ブラックを含む各色毎に対応した像担持体と、各像担持体に対応した各色毎の現像装置とを有し、画像出力時にブラック単色画像を出力するモノクロモードと、カラー画像を出力するフルカラーモードとを有する画像形成装置において、
上記ブラック単色画像及び上記カラー画像の全ての印字に対するカラー画像の印字の比であるカラー画像の印字率を算出する演算処理部と、
該演算処理部により算出されたカラー画像の印字率と予め設定された閾値を比較し、カラー画像の印字率が閾値以下となるときの出力が所定量に達した後のモノクロモード出力を少なくともカラートナーの色重ねにより形成されたブラック画像で出力する出力制御部と
を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
上記出力制御部は、カラー画像の印字率が閾値以下となるときの出力が所定量に達した後のモノクロモード出力をカラートナーとブラックトナーの色重ねにより形成されたブラック画像で出力することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
各色毎の画素数を計数する画素計数手段と、出力枚数を計数する枚数計数手段とを設け、上記閥値は、上記画素計数手段によって計数された各色毎の累積画素数値と、上記枚数計数手段によって計数された出力枚数との比率で設定されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記像担持体、又は上記像担持体上の潜像を可視化する現像剤担持体の走行距離を計数する走行距離計数手段を設け、
上記閥値は、上記画素計数手段によって計数された各色毎の累積画素数値と、上記走行距離計数手段によって計数された上記像担持体又は上記現像剤担持体の走行距離の比率で設定されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記色重ねの各色の混合比率は、上記画素計数手段によって計数された各色毎の累積画素数値の全色累積画素数値に対する各色毎の比率で設定されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記出力制御部は、上記モノクロ出力モードで行われる色重ねでの出力が行われた後もカラー画像の印字率が閾値以下の出力が所定量に達する場合は、画像形成を行わず強制的にトナーを消費するトナー強制消費モードを併用することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記モノクロモードと上記フルカラーモードの各モード別の課金を計数する課金計数手段を有し、上記モノクロ出力モードで行われる色重ねでの出力が行われる場合は上記課金計数手段は上記モノクロモードによる出力に対して計数することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記トナーの重量平均粒径が3〜8[μm]で、上記重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)が1.00〜1.40の範囲であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記トナーの形状係数SF−1が100〜180の範囲であり、上記形状係数SF−2が100〜180の範囲であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記トナーは、トナー母体粒子表面の平均一次粒径が、50〜500[nm]であり、嵩密度が0.3[g/cm3]以上の微粒子を外添加して得られたトナーであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記トナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤又は離型剤を含有し、ガラス転移温度が45〜65[℃]であり、流出開始温度が90〜115[℃]のトナーであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜11のいずれか1項に画像形成装置において、
上記トナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーであることを特徴とする画像形成装置。 - 電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、
上記トナーは、請求項1〜7に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、上記トナーの重量平均粒径が3〜8[μm]で、上記重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)が1.00〜1.40の範囲であることを特徴とするトナー。 - 電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、
上記トナーは、請求項8に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、形状係数SF−1が100〜180の範囲であり、上記形状係数SF−2が100〜180の範囲であることを特徴とするトナー。 - 電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、
上記トナーは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、上記トナー母体粒子表面の平均一次粒径が50〜500[nm]で、嵩密度が0.3[g/cm3]以上の微粒子を外添加して得られることを特徴とするトナー。 - 電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、
上記トナーは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、少なくとも結着樹脂、着色剤又は離型剤を含有し、ガラス転移温度が45〜65[℃]、流出開始温度が90〜115[℃]のトナーであることを特徴とするトナー。 - 電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーにおいて、
上記トナーは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーであって、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られることを特徴とするトナー。
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