JP2011164205A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トナーの凝集を防止するための振動部材50の動作頻度を最小限にして、装置の生産性の低下、及び、騒音の発生を抑制できる構造を実現する。
【解決手段】規制ブレード46に振動部材50及び温度センサ61を設ける。そして、振動部材50を振動させることにより、規制ブレード46の近傍に存在する現像剤溜まり部48に振動を加え、トナーの凝集を防止する。また、この振動部材50の駆動時期などの動作条件は、温度センサ61の検知温度に基づいて設定し、検知温度が低い程、振動部材50の動作を少なくする。
【選択図】図2
【解決手段】規制ブレード46に振動部材50及び温度センサ61を設ける。そして、振動部材50を振動させることにより、規制ブレード46の近傍に存在する現像剤溜まり部48に振動を加え、トナーの凝集を防止する。また、この振動部材50の駆動時期などの動作条件は、温度センサ61の検知温度に基づいて設定し、検知温度が低い程、振動部材50の動作を少なくする。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子写真方式、静電記録方式等によって像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成する現像装置、及び、このような現像措置を備えた、複写機、プリンター、記録画像表示装置、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置は、一般的にドラム状の感光体の表面を、帯電器により一様に帯電させ、帯電した感光体を露光装置によって画像情報に応じて露光し、感光体上に静電潜像を形成する。感光体に形成された静電潜像は、現像装置を用いて現像剤であるトナーによって、トナー像として顕像化される。そして、顕像化された画像は転写装置によって記録材へ転写される。その後、記録材上に転写されたトナー像を定着装置によって熱及び圧力で記録材Sへと溶融定着する。
このような現像装置として、現像剤である非磁性トナー粒子(トナー)と磁性キャリア粒子(キャリア)とを備えた2成分現像剤を使用するものがある。この2成分現像剤を使用する現像装置は、現像容器内でトナーとキャリアを撹拌しつつ搬送し、現像剤担持体である現像スリーブに現像剤を担持する。現像スリーブに担持された現像剤は現像剤規制部材である規制ブレードにより担持量を規制される。その後、現像スリーブと感光体との間に現像バイアスを印加することにより、トナーのみが感光体表面に形成された静電潜像に転移し、感光体表面に静電潜像に応じたトナー像が形成される。
このような現像装置で、規制ブレードと現像スリーブとの間に異物が詰まる場合がある。このため、規制ブレードを振動させてこの異物を除去する構造が知られている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載された構造の場合、ユーザが任意に操作することにより、或は、画像形成装置の電源投入時に、規制ブレードを振動させている。
図9に示すように、現像スリーブ1に担持された現像剤が規制ブレード2により担持量が規制される上流で、現像剤tが集中する現像剤溜まり部3が存在する。この現像剤溜まり部3では、規制ブレード2で現像剤tの流れがせき止められる部分と、現像スリーブ1の回転速度に追従して、ほぼ同等の速度で現像剤tが搬送される部分とに分けられ、その境界部でせん断面が生じる。このせん断面では現像剤tの状態によってはトナーがキャリアから遊離し、トナーの比率が高い領域(トナーリッチ層)がせん断面に沿って形成される。トナーリッチ層は現像スリーブ1の回転に伴って成長し、トナー同士の凝集が始まる。この凝集体はキャリアの流動を阻害するため、規制ブレード2通過後のコート量(現像スリーブ1に担持されている現像剤の量)が減少する。この結果、画像濃度が低下したり濃度ムラが生じ易くなる。
また、せん断面におけるトナーリッチ層は均一に成長するとは限らず、場合によっては局所的にトナーリッチ層が成長し、トナーの凝集体が形成される。トナーの凝集体は現像剤tの搬送に引きずられて規制ブレード2を通過することがある。この場合は、凝集体が規制ブレード2を通過する間、この規制ブレード2と対向する現像スリーブ1表面の現像剤の量が減少(現像剤のコートを阻害)するため、局所的にコート量が減少してしまう。このコート量の減少は、画像上に細い白筋となって現れ、画像不良となる可能性がある。なお、上述のように、せん断面でキャリアからトナーが遊離するメカニズムについて詳細は明らかではないが、トナーの凝集度が高い程この現象がおき易い事が分かっている。
このようなトナーの凝集は、上述の特許文献1に記載された構造のように、規制ブレードを振動させることにより破砕することはできる。但し、特許文献1に記載された構造の場合、ユーザーが任意に、或は、装置の電源投入時に規制ブレードを振動させるため、トナーの凝集に対して適切に規制ブレードを振動させることはできない。
これに対して、常に規制ブレードを振動させることも考えられるが、この規制ブレードの振動により、現像スリーブを始め近辺の画像形成機構も振動してしまう。したがって、画像形成中に規制ブレードを振動させた場合には、画像品位に影響を与えてしまうため、この画像形成中に規制ブレードを振動させる事はできない。一方、画像形成の前後に規制ブレードを振動させることが考えられる。但し、この場合、連続画像形成中での画像形成動作を一旦停止して規制ブレードを振動させる必要がある。或は、各画像間で規制ブレードを振動させることもできるが、この動作を行う分、通常よりも画像間隔を長くする必要がある。
何れにしても、トナーの凝集との関係を考慮しないで規制ブレードを振動させた場合、装置の生産性が低下することは避けられない。また、規制ブレードを振動させることにより騒音が発生することは避けられない。このように、装置の生産性低下や騒音の発生を考慮すると、規制ブレードを振動させる頻度を最小限にする、例えば、回数や時間を短くすることが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑み、トナーの凝集を防止するための振動手段の動作頻度を最小限にして、装置の生産性の低下、及び、騒音の発生を抑制できる構造を実現すべく発明したものである。
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持搬送される現像剤の担持量を規制する現像剤規制部材と、前記現像剤規制部材近傍に存在する現像剤に振動を加える振動手段と、該振動手段の動作条件を設定するための温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の検知温度が低い程、前記振動手段の動作を少なくする制御手段と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、温度検知手段の検知温度が低い程、振動手段の動作を少なくするため、現像剤規制部材近傍の現像剤溜まり部に生じるトナーの凝集を防止する振動手段の動作を必要最小限に抑えることができる。この結果、画像濃度が低下したり濃度ムラが生じるなどの画像不良を防止できると共に、生産性の低下、及び、騒音の発生の抑制を図れる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図6を用いて説明する。まず、図1により、本実施形態の画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。画像形成装置10は、画像形成装置本体(装置本体)に接続された原稿読み取り装置或いは装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像情報に応じて画像を形成する。本実施形態の場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色フルカラー画像を、電子写真方式を利用して記録材(記録用紙、プラスチックシート、布等)に形成することができる。
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図6を用いて説明する。まず、図1により、本実施形態の画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。画像形成装置10は、画像形成装置本体(装置本体)に接続された原稿読み取り装置或いは装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像情報に応じて画像を形成する。本実施形態の場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色フルカラー画像を、電子写真方式を利用して記録材(記録用紙、プラスチックシート、布等)に形成することができる。
このような本実施形態の画像形成装置10は、4連タンデム式の画像形成装置であり、複数の像形成手段として、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部PY、PM、PC、PBkを有する。そして、転写装置20が備える中間転写体としての中間転写ベルト21が図示矢印方向に移動して各画像形成部を通過する間に、中間転写ベルト21上に各画像形成部において各色の画像が重ねられる。そして、この中間転写ベルト21上で重ね合わされた多重トナー像を記録材に転写することで記録画像が得られる。
次にこのような画像形成装置10の各画像形成部(画像形成ステーション)の構成について説明する。なお、各画像形成ステーションの構成は、現像色が異なる以外は実質的に同一とされるので、以下、特に区別を要しない場合は、何れかの画像形成部に属する要素であることを示すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略し、総括的に説明する。
画像形成部は、像担持体としてのドラム状の感光体(感光ドラム)11を有する。感光体11の外周には、帯電器12、現像装置13、一次転写ローラ14、クリーニング装置15、除電装置16が配置されている。このうちの一次転写ローラ14は、中間転写ベルト21を介して感光体11と対向して配置される。この中間転写ベルト21は、複数のローラに掛け渡されて、図示矢印方向に回転(周回移動)する。又、中間転写ベルト21が掛け渡されるローラのうち、二次転写内ローラ22と中間転写ベルト21を介して対向する位置には、二次転写外ローラ23が設けられている。
画像形成時には、まず、帯電器12によって、回転する感光体11の表面を一様に帯電させる。次いで、帯電した感光体11の表面を、露光装置(本実施形態ではレーザー露光光学系)17により画像情報信号に応じて走査露光することによって、感光体11上に静電潜像を形成する。感光体11に形成された静電潜像は、現像装置13を用いて現像剤のトナーによりトナー像として顕像化する。感光体11上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト21と感光体11とが当接する一次転写部(一次転写ニップ)N1において、一次転写ローラ14に印加される一次転写バイアスの作用によって中間転写ベルト21上に転写(一次転写)される。例えば、4色フルカラー画像の形成時には、第1の画像形成部PYから順次、各感光体11から中間転写ベルト21上にトナー像が転写され、中間転写ベルト21上に4色のトナー像が重ね合わされた多重トナー像が形成される。
一方、記録材収容部であるカセット30に収容されている記録材は、ピックアップローラ、搬送ローラ、レジストローラ等により構成される記録材搬送部によって搬送される。そして、記録材は、中間転写ベルト21と二次転写外ローラ23とが当接する二次転写部(ニップ部)N2に、中間転写ベルト21上の多重トナー像と同期がとられて搬送される。中間転写ベルト21上の多重トナー像は、二次転写部N2において、二次転写外ローラ23に印加される二次転写バイアスの作用により、記録材上に転写される。
その後、中間転写ベルト21から分離された記録材は定着装置31へと搬送される。記録材上に転写されたトナー像は、定着装置31によって加熱、加圧されることによって溶融混合されると共に、記録材上に定着される。その後、記録材は機外の排紙トレイ32上へ排出される。また、一次転写工程後に感光体11上に残留したトナー等の付着物は、クリーニング装置15によって回収される。又、感光体11に残留した静電潜像は、除電装置16によって消去される。これにより、感光体11は、次の画像形成工程に備える。又、二次転写工程後に中間転写ベルト21上に残留したトナー等の付着物は、中間転写体クリーナ24によって除去される。
なお、本実施形態の画像形成装置10の画像出力速度は、例えば、A4横で毎分85枚であり感光ドラムのプロセススピードは330mm/sである。また、画像形成装置10は、例えばブラック単色の画像など、所望の単色又は4色のうちいくつかの色用の画像形成部を用いて、単色又はマルチカラーの画像を形成することも可能である。
また、本実施形態の場合、現像装置13の現像剤として、現像剤である非磁性トナー粒子(トナー)と磁性キャリア粒子(キャリア)とを備えた2成分現像剤を使用する。このうちのトナーは、結着樹脂、着色剤、そして、必要に応じてその他の添加剤を含む着色樹脂粒子と、コロイダルシリカ微粉末のような外添剤が外添されている着色粒子とを有している。このようなトナーとして、負帯電性のポリエステル系樹脂であり、体積平均粒径は5μm以上、8μm以下のものが挙げられる。
又、キャリアは、例えば表面酸化或は未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類などの金属、及びそれらの合金、或は酸化物フェライトなどが好適に使用化能であり、これらの磁性粒子の製造法は特に制限されない。このようなキャリアとしては、体積平均粒径が20〜50μm、好ましくは30〜40μmであり、抵抗率が107Ωcm以上、好ましくは108Ωcm以上のものが挙げられる。このように2成分現像剤を使用すると、フルカラーの画像形成装置10においては、トナーに磁性体を含ませなくてもよいため、鮮やかな色彩表現が可能である。
次に、本実施形態の現像装置13について、図2を参照しつつ説明する。現像装置13は、現像剤tを収容する現像容器40を有する。現像容器40は、画像形成装置10の上下方向に延在する隔壁41によって、現像室(現像剤搬送経路)42と攪拌室(現像剤搬送経路)43とに分けられている。現像室42と攪拌室43内には、それぞれ現像剤搬送攪拌部材であるスクリュー42a、43aが配置されている。また、隔壁41の長手方向(感光体11の軸方向、図2の表裏方向)端部には、現像室42と攪拌室43との間で現像剤tの通過を許す受け渡し部(現像剤搬送経路、図示省略)が設けられている。スクリュー42a、43aは、現像剤tを攪拌しながら搬送して現像容器40内を循環させる。
現像容器40の感光体11に対向する位置には、現像剤担持体である現像スリーブ44が、この感光体11とほぼ平行に配置されている。この現像スリーブ44は、SUSなどの非磁性材料により円筒状に形成されたもので、図2の矢印方向に回転自在に設けられている。そして、感光体11上(像担持体上)に形成された静電潜像を現像するための現像剤tを、担持搬送する。このような現像スリーブ44内には、磁界発生手段としてのマグネット45を非回転に配置している。したがって、現像スリーブ44は固定されたマグネット45の外周に沿って回転するようになっている。
このマグネット45は、全体を円柱状に形成されたもので、現像スリーブ44の回転方向に複数(例えば3極以上)の磁極を有し、各磁極の磁気吸引力に基づき現像スリーブ44上(現像剤担持体上)に現像剤tを担持させるものである。本実施形態の場合、マグネット45は、5つの磁極、即ち感光体11に対向配置された現像主極である磁極S1、磁極S1から現像スリーブ44の回転方向に順に、N3、N2、S2、N1の各磁極を有する。
また、現像容器40の現像スリーブ44の上方には、現像剤規制部材である規制ブレード46が配置されている。この規制ブレード46は、後述するように、現像スリーブ44に担持搬送される現像剤tに帯電電荷を付与すると共に、現像剤tの担持量を規制するものである。このような規制ブレード46は、例えば、現像スリーブ44の回転方向において、S2極の下流側に現像スリーブ44と400μmの間隔を開けて最近接点が位置するように配置されている。なお、規制ブレード46は、非磁性ブレード単体でも良いし、非磁性ブレードの先端部下面に磁性材料により形成された磁性板を固定した構成のものでも良い。
上述のような現像装置13は、現像室42の現像剤tを、汲み上げのための搬送用磁極(汲み上げ極)N2の磁力で拘束する。そして、この現像剤tは、現像スリーブ44の回転により搬送され、現像剤返し部材47でその量が規制され、安定した現像剤を拘束するために、ある一定以上の磁束密度を有する搬送用磁極(カット極)S2で十分に拘束される。更に、現像剤tは、現像スリーブ44により磁気ブラシを形成しつつ搬送され、その量が規制ブレード46で磁気穂が穂切りされることにより適正化され(担持量が規制され)つつ、搬送用磁極N1で搬送される。
この際、規制ブレード46の上流で現像剤tが集中する現像剤溜まり部48が生じる。即ち、この現像剤溜まり部48は、現像スリーブ44により搬送される現像剤と規制ブレード46により規制された現像剤とが入り混じった、現像剤が集中する領域である。その後、現像剤tは、感光体11との対向部まで搬送され、現像極S1で現像に供される。この対向部では、現像スリーブ44に印加される現像バイアスによりトナーのみが感光体11表面に形成された静電潜像に転移し、感光体11表面に静電潜像に応じたトナー像が形成される。
一方、このように静電潜像を現像した後に現像スリーブ44上に残った現像剤tは、現像スリーブ44の回転により現像容器40内に戻され、N3極へと搬送される。そして、N3極とN2極間の反発磁界領域で、現像スリーブ44から落下する。即ち、この領域で、上述の静電潜像を現像した後に残留した現像剤tが現像スリーブ44から分離する。このように落下した現像剤tは、現像スリーブ44の下方に設けられたスクリュー42aによって図2の奥側に搬送され、隔壁41のスクリュー42aによる搬送方向下流に設けられた受け渡し部(開口部)を通じてスクリュー43aに受け渡される。
また、本実施形態の場合、規制ブレード46には、振動手段である振動部材50が固定されている(一体となるよう取り付けられている)。この振動部材50は、図3に示すように、モータ51が内包されており、これを作動させることによって振動部材50自体が振動し、規制ブレード46を振動させている。即ち、振動部材50は、モータ51と、その出力軸52に取り付けられた錘53と、ケース54とから構成される。
ケース54は、取り付け部55を備えており、取り付け部55に設けられた取り付け孔56を利用してねじなどにより規制ブレード46に固定される。モータ51は、制御手段である制御部60の制御回路と接続された状態で、上述のケース54内に収納固定されている。錘53は、重心が出力軸52の中心軸に対して偏って固定されているため、出力軸52が回転駆動されることにより、モータ51を振動させる。そして、この振動がケース54に伝搬し、さらに規制ブレード46に伝搬する。なお、振動手段としては、他に、例えば、圧電素子を規制ブレードに固定し、この圧電素子に交流電圧を印加する構成など、規制ブレードに振動を加えられるものであれば良い。
上述のように、振動部材50が振動することにより、規制ブレード46を振動させ、この規制ブレード46の近傍(現像剤規制部材近傍)に存在する現像剤、具体的には現像剤溜まり部48に振動を加える。なお、振動部材50の配置位置は、現像剤溜まり部48に振動を加えられれば良く、上述の位置に限定されない。例えば、現像剤溜まり部48内に進入するように現像容器40内に固定された部材に配置して、この部材を振動させるようにしても良い。何れにしても、規制ブレード46の近傍で現像剤溜まり部48に振動を加えられる部分に配置することが好ましい。本実施形態の場合、振動部材50が規制ブレード46を振動させるため、この規制ブレード46上流に存在する現像剤溜まり部48に効率良く振動を加えられる。
また、本実施形態の場合、規制ブレード46に、温度検知手段である温度センサ61を固定している。本実施形態の場合、この温度センサ61を規制ブレード46の振動部材50を設けた側と反対側に配置している。また、規制ブレード46は、基端部が現像容器40への固定部よりも現像容器外に突出しており、温度センサ61はこの突出した部分に配置している。そして、この温度センサ61により装置内の温度、特に、現像剤溜まり部48内の温度を検知している。そして、温度センサ61で検知した温度に応じて、後述するように、振動部材50の、例えば、駆動する時期、駆動する時間、振動量などの動作条件を設定している。言い換えれば、温度センサ61は、振動部材50の動作条件を設定する温度を検知するものである。
なお、温度センサ61の設置場所は、現像容器40内でも良く、例えば、現像剤返し部材47の表面に配置しても良い。本実施形態の場合、温度センサ61を規制ブレード46に配置するため、この温度センサ61を現像剤溜まり部48に近い位置に、容易に設置できる。このような温度センサ61により検知した信号は、上述の制御部60に送られる。
制御部60は、このように温度センサ61から送られた信号に基づいて、後述するような演算を行い、振動部材50を制御する。即ち、温度センサ61の検知温度に基づいて、振動部材50のモータ51の駆動制御を行う。言い換えれば、この検知温度に基づいて、振動部材50の動作条件を設定する。本実施形態では、検知温度が低い程、振動部材50の動作を少なくする。
なお、振動部材50の動作を少なくするとは、例えば、振動部材50を駆動する時期をずらして、所定枚数連続印刷した場合に振動部材50を駆動する回数を少なくすることである。或は、振動部材50を駆動する時間を短くして、振動部材50の駆動回数は同じでもトータルの駆動時間を短くしたり、更には、振動部材50の振動量を少なくすることである。以下、このように、振動部材50の動作を温度センサ61の検知温度が低い程、少なくする理由について説明する。
まず、振動部材50の動作時期について説明する。現像装置13において、現像剤溜まり部48近傍では、現像スリーブ44近傍の現像剤搬送速度と、規制ブレード46近傍の現像剤溜まり部48の現像剤搬送速度が大きく異なり、せん断面を形成する。前述の図9で説明したように、このせん断面では、トナーリッチ層が形成されトナーの凝集体へと成長し、画像濃度の低下や濃度ムラを引き起こす可能性がある。
そこで、本実施形態では、規制ブレード46に振動部材50を設け、トナーリッチ層の成長を抑制する構成としている。即ち、振動部材50を振動させることにより、規制ブレード46を振動させ、この規制ブレード46の近傍に存在する現像剤、具体的には現像剤溜まり部48に振動を加える。この場合に、現像スリーブ44を回転させて現像剤を搬送しながら、振動部材50を動作すると、トナーリッチ層を形成しているトナーの凝集が振動によって解かれ現像剤の中に取り込まれていく。
但し、このよう振動部材50の動作は、トナーリッチ層が成長しすぎる前に行うことが重要である。トナーリッチ層が成長しすぎた後に振動部材50を動作させても、トナーリッチ層の凝集が解かれない、または凝集を解くのに必要な振動力が多大になる可能性があるためである。また、例えトナーリッチ層を破砕しても細かくならず、現像剤に取り込みきれずに規制ブレード46に達し、その大きさによっては規制ブレード46と現像スリーブ44との間に詰まって、現像剤の搬送を阻害する可能性もあるためである。したがって、振動部材50を動作する機会としては、トナーリッチ層が大きく成長する前に行うことが重要である。
また、その一方で、振動部材50を常時動作させることはできない。それは、前述したように、振動部材50の振動が現像スリーブ44に伝わり、それが画像ムラとなって現れるからである。現像スリーブ44に振動を伝えないように振動部材50を振動させることは、振動部材50が規制ブレード46の近傍に配置(本実施形態では規制ブレード46に固定)されているため困難である。このため、振動部材50を動作させる時期は、画像形成時以外でなくてはならない。例えば、画像形成後や、画像形成直前に一定期間振動部材50を動作させることは有効である。
しかしながら、電子写真方式の画像形成装置が印刷の分野に多く展開されている現在、長時間安定した画像出力を連続して行える性能が強く求められている。この場合、画像形成中の画像と画像の間の非画像形成時間に振動部材50を動作させるのが良いが、高速出力に対応した装置の場合、この時間は長くて数百ミリ秒であり、十分な振動を発生する事ができない。またこの非画像部に濃度制御用のトナーパッチを形成する場合も多く、このときも振動部材50を動作させることはできない。
以上のことから、画像形成中に振動部材50を動作させるには、通常より画像の間隔をあける必要がある。これは装置の生産性の低下に直接つながるため、振動部材50の動作は必要最小限にとどめる必要がある。そのためにはトナーリッチ層の厚さと、それに振動を作用させたときのトナーリッチ層の破砕の様態と、トナーリッチ層の成長速度について十分把握する事が必要である。
そこで、本発明者は、図2に示したような現像装置13を用いて、トナーリッチ層の厚み(図9参照)と振動を加えた後のトナーリッチ層の変化と振動印加中の挙動を観察する実験を行った。なお、トナーリッチ層の厚みは、「現像剤(トナー)の搬送速度が速い部分」と「現像剤の搬送速度が遅い部分」との境界から成長し、現像剤が固着した部分をトナーリッチ層として、この部分の厚さを目視で測定したものである。この実験で使用したトナーは、負帯電性のポリエステル系樹脂であり、体積平均粒径は7.0μmであるものを用いた。また、キャリアは、体積平均粒径が40μm、抵抗率が5×107Ωcm、磁化量が260emu/ccのものを用いた。また、トナーについて、体積平均粒径は以下に示す装置及び方法にて測定した。
測定装置としては、コールターカウンターTA−型(コールター社製)を用い、電界水溶液として、一級塩化ナトリウムを用いて調製した1%NaCl水溶液を使用した。測定方法は以下に示す通りである。即ち、上記の電界水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1ml加え、測定試料を0.5〜50mg加える。試料を懸濁した電界水溶液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、上記のコールターカウンターTA−型により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測定して体積平均分布を求める。こうして求めた体積平均分布より、体積平均粒径を得る。
また、キャリアの抵抗率は、測定電極面積4cm、電極間間隔0.4cmのサンドイッチタイプのセルを用いて測定した。具体的には、片方の電極に1kgの重量の加圧下で、両電極間の印加電圧E(V/cm)を印加して、回路に流れた電流から、キャリアの抵抗率を得る方法によって測定した。
ここで、実験で行った振動部材50による規制ブレード46の振動量は次のように測定した。まず、図4に示すように、加速度ピックアップセンサ70を規制ブレード46に取り付け、振動部材50による規制ブレード46の加速度を測定した。即ち、加速度ピックアップセンサ70を規制ブレード46の振動部材50を配置した側の面で、この振動部材50に隣接した位置に固定した。そして、振動部材50のモータ51を所定の速度で回転させ、この際の規制ブレード46の加速度を加速度ピックアップセンサ70により測定した。本実施形態の場合、振動部材50の振動量を、規制ブレード46の加速度で表す。この結果、規制ブレード46の加速度は、5m/s2であった。
また、本実験でのトナーリッチ層の厚みの測定は、現像剤溜まり部48を図2、9での断面が露わになるよう丁寧に崩し、その断面をマイクロスコープで撮影して行った。この結果、トナーリッチ層の厚みは50μmから認識可能であった。
本実験では、現像装置13を空回転する時間を変えて、トナーリッチ層の厚みを100μmから100μmおきに1000μmまで変化させて、トナーリッチ層の変化と振動印加中の挙動を観察した。なお、振動を印加する時間は10秒とし、現像スリーブ44は300mm/sで回転させた。
その結果、トナーリッチ層の厚みが300μmまでは、振動を加えることによってトナーリッチ層が見えなくなり、また現像スリーブ44上の現像剤の搬送も安定していた。しかし、400μm〜800μmでは、振動を加えることによってトナーリッチ層は消滅するものの、振動を加えることによってトナーの凝集物が規制ブレード46を超えて飛び出してくる様子が観察された。また、一部では現像スリーブ44上の局所的な現像剤量の低下がみられた。このため、規制ブレード46と現像スリーブ44の間でトナーの凝集物が現像剤の搬送を阻害していることが予測される。
また、この現像剤搬送の不安定な状態は振動の印加を止めた後でもおおよそ1分間に渡って散見された。このため、振動によって破砕されたトナーリッチ層が現像剤に取り込みきれずにトナーの凝集物として現像剤溜まり部48に滞留し、それが徐々に放出されているものと思われる。また、900μm〜1000μmでは、トナーリッチ層は消滅しきっていないうえ、トナーの凝集物の発生と、現像スリーブ44上の全体的な現像剤量の低下が見られた。
以上の結果から、現像スリーブ44上の均一な現像剤の搬送と、振動によるトナーリッチ層の解消を両立させるためには、トナーリッチ層の厚みが300μm以下で振動を加えることが適切であることが分かった。
次に、トナーリッチ層の条件は上記のまま、振動印加時間を1秒から1秒刻みで20秒まで変化させて、同様に振動を加えた前後のトナーリッチ層の状態と現像スリーブ44上の現像剤搬送状態を観察した。その結果、振動の印加時間が10秒未満であるとトナーリッチ層の厚みが200μm以上でトナーリッチ層の残存が確認された。また15秒以上印加するとすべてのトナーリッチ層の条件において、トナーリッチ層は消滅していた。但し、トナーの凝集物の発生状況は振動印加時間10秒の条件と何ら変わりはなく、トナーの凝集物の発生の有無はトナーリッチ層の厚みに依存していることが分かった。
次に、振動の強度(規制ブレード46の加速度)を変えて同様の実験を行った。この実験では、規制ブレード46の振動の強度を2m/s2から20m/s2まで1m/s2毎に変化させて、上述の場合と同様の実験を行った。その結果、4m/s2以下ではトナーリッチ層の状態に変化はなく、トナーリッチ層の破砕には5m/s2以上の振動量が必要であることが分かった。しかし、5m/s2以上の振動量では、トナーリッチ層の厚みに対するトナーの凝集物発生状況にほとんど変化はなかった。但し、凝集物が発生する条件で、振動印加終了後の凝集物が放出される時間が、振動量が多いほど短くなる傾向がみられた。このため、振動量が大きい方がトナーリッチ層が解消されるまでの時間は短縮されることが予測される、一方、トナーの凝集物の発生の有無は、やはりトナーリッチ層の厚みに多く依存していることが分かった。
これらの実験結果から、トナーリッチ層の厚みが300μmに達する時点で5m/s2の振動量で10秒間ほど振動部材を動作させる事が、装置の生産性を低下させることなくトナーリッチ層の発生にまつわる画像不良を防止できることが分かった。
次にトナーリッチ層が形成される速度がどのようなパラメータに依存しているかを様々な観点から検討を行ったところ、現像容器40内の現像剤溜まり部48の温度に依存していることが分かった。図5に、各温度における連続出力枚数とトナーリッチ層の厚みとの関係を示す。この図5の実験では、現像剤溜まり部48の温度(実際には規制ブレード46に設けた温度センサ61により検知した温度)を10℃から50℃まで5℃間隔で温度を設定して、それぞれの設定温度で連続出力の耐久試験を行なった。図5は、この試験で、それぞれの設定温度でのトナーリッチ層の厚みを測定した結果である。この図から、現像剤溜まり部48の温度が上がるにつれ急激にトナーリッチ層の厚みの成長速度が速くなっていることが分かる。
したがって、本実施形態では、このような温度に関する成長速度から実際の使用状況におけるトナーリッチ層の厚みを予測することで、振動部材50の動作頻度を最適化する。実際の画像形成動作においては、現像剤溜まり部48の温度は使用条件によって変化する。例えば、現像剤溜まり部48の温度は、装置立ち上げ直後は低く、画像形成開始後は定着装置31や各ローラなどを駆動するモータの熱などによって上昇していくし、使用環境の温度によっても変化する。トナーリッチ層の厚みの成長速度は、その時々の現像剤溜まり部48の温度によって変わり、またその厚みは振動部材50を動作させる以外に減少する傾向は見られない。このため、トナーリッチ層の厚みは出力枚数と、変化する温度における成長速度の積の積算値で予測できると考えられる。
図5では、現像剤溜まり部48の温度が10℃、1000枚連続出力で、トナーリッチ層の厚みが300μm(破線)にほぼ達している。本実施形態では、このような実験結果や考察から、表1に示すような温度依存係数を定義した。
この表1の温度依存係数は、10℃で1とし、図5の結果からそれぞれの温度における係数を当てはめ、その値からそれぞれの温度範囲での温度依存係数を補完して求めたものである。10〜40℃までは5℃おき、変化が大きい40〜50℃では2℃おきに設定している。そして、本実施形態では、画像出力中の温度を温度センサ61により測定し、その測定結果に基づいて、制御部60が次のような演算及び制御を行う。即ち、その温度における画像出力枚数に温度依存係数を掛け、それを出力枚数10枚ごとに積算していき、その値が1000を超えたところで、画像出力中に画像と画像の形成間隔を10秒あけ、振動部材50を動作させる構成としている。
これを式で表すと次のようになる。温度t1、t2、t3の時の温度依存係数をそれぞれCt1、Ct2、Ct3、その温度条件での出力枚数をNt1、Nt2、Nt3、とすると、積算値Sは、次式で表すことができる。
S=Ct1・Nt1+Ct2・Nt2+Ct3・Nt3 ・・・(1)
S=Ct1・Nt1+Ct2・Nt2+Ct3・Nt3 ・・・(1)
次に、本実施形態の動作シーケンスについて説明する。図6にこの動作シーケンスのフローチャートを示す。まず、画像形成開始(スタート)の信号をうけ、出力枚数のカウントを行う(S1)。そして、出力枚数が10枚に達したか否かを判断する(S2)。出力枚数が10枚未満でJOBが終了したならば(S3)、画像形成を終了する。一方、出力枚数が10枚に達したならば、温度センサ61による検知結果から、上述の表1に示したような温度依存係数のテーブルを参照する(S4)。そして、その時点での出力枚数と検知温度に基づく温度依存係数との積を計算する(S5)。次に、この計算値をそれまでに行った計算値と足し合わせる(S6)。その結果、計算値の合計が1000枚に達したか否かを判断する(S7)。
計算値の合計が1000枚に達していなければ、この計算値の合計を制御部60内のメモリなどの記憶装置に記憶し、出力枚数のカウントをリセットする(S8)。なお、この記憶装置に記憶した計算値は、S6で次に行う計算値と足し合わされる。そして、この時点でJOBが終了したならば、画像形成を終了し、JOBが終了してなければ、S1に戻って出力枚数のカウントを再度行う。一方、S7で計算値の合計が1000枚に達したならば、連続画像形成中の各画像間の非画像形成期間の振動部材50の駆動時間に合わせて延長し、振動部材50を10秒間駆動する(S9)。その後、計算値などの記憶装置内の記憶(メモリ)及び出力枚数のカウントをリセットし(S10)、S1に戻る。なお、振動部材50を駆動しない非画像形成期間の時間は、通常通り(例えば、数百ミリ秒)である。
このように、本実施形態では、温度センサ61の検知温度に基づいて、温度依存係数のテーブルを参照し、温度依存係数と出力枚数とを積算して、温度による振動部材50の駆動時期の補正を行う。具体的には、温度が高い程出力枚数の積算値が実際の出力枚数よりも多くなり、実際の出力枚数が所定枚数(上述の場合1000枚)に達する前に、積算値が所定枚数に達して、振動部材50が駆動される。即ち、振動部材50の動作条件を設定する温度を温度センサ61により検知し、この温度センサ61の検知温度が高い程、振動部材50が動作する時期を、動作間隔が短くなるようにずらす。逆に、この検知温度が低い程、振動部材50が動作する時期を、動作間隔が長くなるようにずらす。そして、画像形成動作時間に対する振動部材50を駆動する時間の割合を変更する。
次に、上述のような構成(実施例1)で連続出力耐久試験を行った実験について説明する。この結果を表2に示す。なお、出力環境として、温度30℃、湿度60%と温度23℃、湿度60%と温度10℃、湿度60%の3つの環境で、それぞれ出力枚数10000枚の条件で行なった。また、比較例として、制御頻度を固定した場合を想定して、温度依存係数を1.17(比較例1)と2.75(比較例2)に固定した2種類の条件で、同様の耐久試験を行なった。また、表の画像品位の欄の丸印は、濃度スジムラが発生しなかったことを示している。
この表2から明らかなように、本実施形態のような制御を行った実施例1では、濃度スジムラも発生せず、各環境での駆動時間を足し合わせた時間も490秒と、短くすることができた。一方、温度依存係数を1.17と動作頻度を低めに設定した比較例1では、駆動時間は短いが、温度が上がった環境条件では濃度スジムラが発生した。また、温度依存係数を2.75に設定した比較例2では、濃度スジムラは発生しないものの、駆動時間が840秒と長くなってしまった。即ち、実施例1は、濃度スジムラを発生させることなく、比較例2よりも画像形成動作時間に対する振動部材50を駆動する時間の割合を少なくできた。
上述のように、本実施形態の場合、温度センサ61により検知した振動部材50の温度が低い程、振動部材50を駆動する時期をずらして、所定枚数での振動部材50の駆動回数を少なくしている。このため、規制ブレード46近傍の現像剤溜まり部48に生じるトナーの凝集を防止する振動部材50の動作を必要最小限に抑えることができる。即ち、環境に応じて適切に振動部材50を駆動して、トナーの凝集を防止すると共に、この振動部材50の駆動を最小限に抑えることができる。この結果、画像濃度が低下したり濃度ムラが生じるなどの画像不良を防止できると共に、生産性の低下、及び、騒音の発生の抑制を図れる。
なお、上述の本実施形態で説明した画像形成装置の形態は1例であり、本実施形態は、例えばモノカラーの画像形成装置にも適用可能である。また振動部材の動作頻度もトナー種やプロセススピードによって最適値は異なるため、個々の画像形成装置において最適化されるべきものである。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図1ないし図3を参照しつつ図7を用いて説明する。本実施形態の場合、連続画像形成中に所定出力枚数間隔で振動部材50を動作させ、その時形成されるトナーリッチ層の厚みに応じて、振動部材50を駆動する時間を変更している。装置構成自体は、上述の第1の実施形態と同様である。
本発明の第2の実施形態について、図1ないし図3を参照しつつ図7を用いて説明する。本実施形態の場合、連続画像形成中に所定出力枚数間隔で振動部材50を動作させ、その時形成されるトナーリッチ層の厚みに応じて、振動部材50を駆動する時間を変更している。装置構成自体は、上述の第1の実施形態と同様である。
トナーリッチ層に振動を加えて破砕する場合に、トナーリッチ層が破砕されて十分消滅するまでの時間を詳細に検討したところ、トナーリッチ層の厚みによって消滅するまでの時間が異なることがわかった。即ち、層の厚みが厚いほど消滅まで時間がかかり、層の厚みが薄いほど消滅まで時間は掛からなかった。そして、更に検討を進めたところ、消滅までの時間は層の厚みにほぼ比例した。
ここでトナーリッチ層の厚みをd[μm]とすると、層が消滅するまでの振動部材50の動作時間をT[秒]は、次式で表すことができる。
T=d/30 ・・・(2)
この式は、300μmの厚みのトナーリッチ層が破砕されるまで10秒であることから導出した。
T=d/30 ・・・(2)
この式は、300μmの厚みのトナーリッチ層が破砕されるまで10秒であることから導出した。
振動部材50を動作させる出力枚数間隔に関しては、第1の実施形態で述べた通り、トナーリッチ層の厚みが300μmを超えない間隔に設定する必要がある。即ち、トナーリッチ層の厚みが300μmを越えると、例え破砕できたとしても凝集物が発生して現像剤の搬送を阻害するので、その厚みにまで確実に成長しない間隔に設定する。前述の図5の結果から、何れの環境でも層の厚みが300μmを超えないように、本実施形態では、振動部材50の動作を200枚間隔で行なう。
また、ある枚数でのトナーリッチ層の厚みd[μm]は、図5の結果より、温度依存係数をC、出力枚数をN[枚]とすると、次式で表す事ができる。
d=0.3・C・N ・・・(3)
この式は、温度10℃で1000枚出力すると、トナーリッチ層の厚みがほぼ300μmとなることから、10℃では1枚あたり0.3μmの厚みが形成されることから導出した。
d=0.3・C・N ・・・(3)
この式は、温度10℃で1000枚出力すると、トナーリッチ層の厚みがほぼ300μmとなることから、10℃では1枚あたり0.3μmの厚みが形成されることから導出した。
また、温度t1、t2、t3の時の温度依存係数(表1参照)をそれぞれCt1、Ct2、Ct3、その温度条件での出力枚数をNt1、Nt2、Nt3、とすると、そのときのトナーリッチ層の厚みdは、次式で表す事ができる。
d=0.3×(Ct1・Nt1+Ct2・Nt2+Ct3・Nt3) ・・・(4)
この式の結果を式(2)に代入すれば、Nt1+Nt2+Nt3枚時点での振動部材50の必要動作時間を算出できる。
d=0.3×(Ct1・Nt1+Ct2・Nt2+Ct3・Nt3) ・・・(4)
この式の結果を式(2)に代入すれば、Nt1+Nt2+Nt3枚時点での振動部材50の必要動作時間を算出できる。
次に、本実施形態の動作シーケンスについて説明する。図7にこの動作シーケンスのフローチャートを示す。まず、画像形成開始(スタート)の信号をうけ、出力枚数のカウントを行う(S11)。そして、出力枚数が10枚に達したか否かを判断する(S12)。出力枚数が10枚未満でJOBが終了したならば(S13)、画像形成を終了する。一方、出力枚数が10枚に達したならば、温度センサ61による検知結果から、前述の表1に示したような温度依存係数のテーブルを参照する(S14)。そして、その時点での出力枚数と温度依存係数に基づくトナーリッチ層の厚みdを、上述の式(4)のように計算する(S15)。次に、この計算により求めた厚みdの値をそれまでに行った計算値(厚みdの値)と足し合わせると共に、出力枚数もそれまでの出力枚数と足し合わせる(S16)。更に、その時点での出力枚数の合計が200枚に達したか否かを判断する(S17)。
出力枚数の合計が200枚に達していなければ、この出力枚数及びS16の計算結果を制御部60内のメモリなどの記憶装置に記憶し、出力枚数のカウントをリセットする(S18)。なお、この記憶装置に記憶した出力枚数及び厚みdの計算結果は、S16で次の出力枚数及び次に行う厚みdの計算値とそれぞれ足し合わされる。そして、この時点でJOBが終了したならば、画像形成を終了し、JOBが終了してなければ、S11に戻って出力枚数のカウントを再度行う。一方、S17で出力枚数の合計が200枚に達したならば、S16で求めたトナーリッチ層の厚みdの合計値を式(2)に代入して、振動部材50の必要動作時間を算出する(S19)。
次に、連続画像形成中の各画像間の非画像形成期間を、S19で算出した動作時間に合わせて延長し、振動部材50をこの動作時間駆動する(S20)。即ち、計算上、200枚出力時に形成されていると考えられるトナーリッチ層の厚みdに対応する時間、振動部材50を駆動する。その後、計算値などの記憶装置内の記憶(メモリ)及び出力枚数のカウントをリセットし(S21)、S11に戻る。なお、振動部材50を駆動しない非画像形成期間の時間は、通常通り(例えば、数百ミリ秒)である。
このように、本実施形態では、温度センサ61の検知温度に基づいて、温度依存係数のテーブルを参照し、式(4)からトナーリッチ層の厚みを計算している。そして、この厚みから式(2)を用いて、振動部材50の駆動時間を算出し、その時間振動部材50を駆動する。具体的には、温度が高ければ同じ出力枚数でもトナーリッチ層の厚みが大きくなるため、その分長く、振動部材50を駆動する。即ち、本実施形態の場合、振動部材50の動作条件を設定する温度を温度センサ61により検知し、この温度センサ61の検知温度が高い程、振動部材50が駆動する時間を長くする。逆に、この検知温度が低い程、振動部材50が駆動する時間を短くする。そして、画像形成動作時間に対する振動部材50を駆動する時間の割合を変更する。
次に、上述のような構成(実施例2)で連続出力耐久試験を行った実験について説明する。この結果を表3に示す。なお、出力環境として、温度30℃、湿度60%と温度23℃、湿度60%と温度10℃、湿度60%の3つの環境で、それぞれ出力枚数10000枚の条件で行なった。また、表の画像品位の欄の丸印は、濃度スジムラが発生しなかったことを示している。
この表3から明らかなように、本実施形態のような制御を行った実施例2では、濃度スジムラも発生せず、各環境での駆動時間を足し合わせた時間も、表2で説明した比較例2(温度依存係数を2.75に設定したもの)よりも短くすることができた。言い換えれば、実施例2は、濃度スジムラを発生させることなく、比較例2よりも画像形成動作時間に対する振動部材50を駆動する時間の割合を少なくできた。
上述のように、本実施形態の場合、温度センサ61により検知した振動部材50の温度が低い程、振動部材50を駆動する時間を短くして、所定枚数での振動部材50の駆動時間を短くしている。このため、規制ブレード46近傍の現像剤溜まり部48に生じるトナーの凝集を防止する振動部材50の動作を必要最小限に抑えることができる。この結果、第1の実施形態と同様に、画像濃度が低下したり濃度ムラが生じるなどの画像不良を防止できると共に、生産性の低下、及び、騒音の発生の抑制を図れる。
なお、本実施形態では、トナーリッチ層の厚さに対応して、振動部材50の駆動時間を変化させたが、例えば、駆動時間の代わりに振動部材50の振動量(振動の強度)を変化させても良い。具体的には、温度センサ61により検知した振動部材50の温度が低い程、振動部材50の振動量を小さくし、この温度が高い程、振動部材50の振動量を大きくする。
この場合に、例えば、前述の図4に示したような構造のように、規制ブレード46に加速度ピックアップセンサ70を取り付けても良い。そして、振動部材50の振動量を、この規制ブレード46に取り付けた加速度ピックアップセンサ70により測定した加速度として求めれば、高精度に振動部材50の振動量を制御できる。振動量を上げると、1度の振動で破砕されるトナーリッチ層の量が増えるので、時間を長くするのと同じような効果を得る事ができる。振動量を上げるには、上述の本実施形態の構成の場合、振動部材50のモータ51の回転数を上げれば良い。
また、その他、振動部材の駆動間隔(所定出力枚数)や、駆動時間を導く式などは、装置の構成、トナーなどの材料の特性によって変わるものであり、個々の装置ごとに最適化されるべきものである。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図2及び図3を参照しつつ図8を用いて説明する。本実施形態では、装置内の雰囲気温度を凡そ現像剤溜まり部48の温度とみなし、振動部材50の制御を行なうものである。そこで、本実施形態の場合、温度センサ61を、各画像形成ステーションの下流の中間転写ベルト21の表面に近接して配置している。なお、この温度センサ61の配置位置は、装置内であれば良い。但し、図示のように、定着装置31から離れた位置が好ましい。これは、画像形成装置10内の大きな熱源である定着装置31の影響を受けにくいためである。
本発明の第3の実施形態について、図2及び図3を参照しつつ図8を用いて説明する。本実施形態では、装置内の雰囲気温度を凡そ現像剤溜まり部48の温度とみなし、振動部材50の制御を行なうものである。そこで、本実施形態の場合、温度センサ61を、各画像形成ステーションの下流の中間転写ベルト21の表面に近接して配置している。なお、この温度センサ61の配置位置は、装置内であれば良い。但し、図示のように、定着装置31から離れた位置が好ましい。これは、画像形成装置10内の大きな熱源である定着装置31の影響を受けにくいためである。
また、実験などで、予め装置内の所定の位置に配置した場合の温度センサ61が検知する温度と、現像剤溜まり部48内の温度との関係を求めておき、使用雰囲気や装置の可動状況から現像剤溜まり部48の温度を予測するようにしても良い。これにより、振動部材50の制御精度をより高めることができる。
何れにしても、温度センサ61の検知結果に基づいて、前述の各実施形態で説明したように、振動部材50を駆動する動作条件を変更する。このような本実施形態の場合、規制ブレード46にセンサを取り付けるよりも検知精度は若干低下するが、温度センサが少なくて済むので、コストダウンや装置の簡略化などの効果がある。その他の構成及び作用は、前述の第1の実施形態又は第2の実施形態と同様である。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態の画像形成装置及び現像装置の基本構成は、上述の各実施形態と同じである。但し、本実施形態では、現像剤のトナー粒子として、ワックス成分を含有するトナー粒子を用いている。即ち、このトナー粒子として、オイルレス定着を達成するためにワックス成分を含有する粉砕トナーを使用している。このようなトナー粒子は、ワックスをトナー粒子の1〜20重量%含有するのが好ましい。ワックスが1重量%より少ないと、定着装置において分離不良が起きる可能性がある。一方、ワックスが20重量%を超えると、単位重量あたりのトナー帯電量(以下、トリボ)を所望量付与しづらくなる。また、トナーの凝集度が増加し、振動部材の振動頻度を頻繁に行わなければならず、生産性が落ちてしまう。したがって、本実施形態の場合、トナー粒子として、オイルレス定着を達成するためにワックス成分を1〜20重量%含有する粉砕トナーを使用することが好ましい。
本発明の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態の画像形成装置及び現像装置の基本構成は、上述の各実施形態と同じである。但し、本実施形態では、現像剤のトナー粒子として、ワックス成分を含有するトナー粒子を用いている。即ち、このトナー粒子として、オイルレス定着を達成するためにワックス成分を含有する粉砕トナーを使用している。このようなトナー粒子は、ワックスをトナー粒子の1〜20重量%含有するのが好ましい。ワックスが1重量%より少ないと、定着装置において分離不良が起きる可能性がある。一方、ワックスが20重量%を超えると、単位重量あたりのトナー帯電量(以下、トリボ)を所望量付与しづらくなる。また、トナーの凝集度が増加し、振動部材の振動頻度を頻繁に行わなければならず、生産性が落ちてしまう。したがって、本実施形態の場合、トナー粒子として、オイルレス定着を達成するためにワックス成分を1〜20重量%含有する粉砕トナーを使用することが好ましい。
このようなトナー粒子は、バインダ樹脂、ワックス、着色剤、荷電制御剤を混練したのち、粉砕、分級して得られる。なお、生成法はこの手法に限るものではなく、混練冷凍粉砕法等で作製しても構わず、又、他の添加物が入っていても構わない。何れにしても、本実施形態のようなワックス成分を含有する粉砕トナーは、その他の例えば重合トナーに比べ、比較的安価に作成可能であるが、その作成方法からワックス成分がトナー表層近傍に存在しやすい。このため、現像スリーブにワックスが染み出しやすく、結果として、トナーの凝集度が高い傾向にある。したがって、このようなトナーを用いると、前述したようなトナーの凝集体が発生し易く、画像不良が起こり易くなる。
したがって、本実施形態の場合、前述の各実施形態と同様に、温度センサの検知結果に基づいて、振動部材を駆動する動作条件を変更する。なお、この動作条件を変更するための、例えば前述の表1に示したような温度依存係数は、上述のトナー粒子を使用した場合で、前述の図5に示したようなグラフを求めて算出する。そして、振動部材を駆動する時期、時間、振動量の何れかを適切に変更する。
これにより、振動部材により現像剤溜まり部に振動を加えてトナーリッチ層を破砕して、規制ブレードの外に吐き出すことで現像剤の搬送状態を安定化する。そして、画像濃度が低下したり濃度ムラが生じるなどの画像不良を防止できると共に、生産性の低下、及び、騒音の発生の抑制を図れる。特に、本実施形態の場合には、上述のようにトナーの凝集体が発生し易いトナー粒子を使用しているため、上述のような効果をより顕著に得られる。
なお、上述の各実施形態では、振動部材50などの振動手段を駆動する時期、振動手段を駆動する時間、振動手段の振動量の何れかを変更しているが、これらの複数又は全部を変更するようにしても良い。要は、これらのうちの少なくとも何れかの動作条件を、温度センサの検知温度に基づいて変更すれば良い。
10・・・画像形成装置、11・・・感光体(像担持体)、13・・・現像装置、44・・・現像スリーブ(現像剤担持体)、46・・・規制ブレード(現像剤規制部材)、48・・・現像剤溜まり部、50・・・振動部材(振動手段)、60・・・制御部(制御手段)、61・・・温度センサ(温度検知手段)、t・・・現像剤
Claims (7)
- 像担持体上に形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
該現像剤担持体に担持搬送される現像剤の担持量を規制する現像剤規制部材と、
前記現像剤規制部材近傍に存在する現像剤に振動を加える振動手段と、
該振動手段の動作条件を設定するための温度を検知する温度検知手段と、
該温度検知手段の検知温度が低い程、前記振動手段の動作を少なくする制御手段と、
を有することを特徴とする現像装置。 - 前記振動手段は、前記現像剤規制部材を振動させることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記温度検知手段は、前記現像剤規制部材に配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の現像装置。
- 前記振動手段の動作条件は、該振動手段を駆動する時期、該振動手段を駆動する時間、該振動手段の振動量のうちの少なくとも何れかであることを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の現像装置。
- 前記制御手段は、前記検知温度に応じて、画像形成動作時間に対する前記振動手段を駆動する時間の割合を変更することを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の現像装置。
- 前記振動手段は、連続画像形成中の各画像間の非画像形成期間に駆動することを特徴とする、請求項1ないし5のうちの何れか1項に記載の現像装置。
- 静電潜像を担持する像担持体と、該像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像装置と、を備えた画像形成装置において、
前記現像装置は、請求項1ないし6のうちの何れか1項に記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
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JP2010024475A JP2011164205A (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 現像装置及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2010
- 2010-02-05 JP JP2010024475A patent/JP2011164205A/ja active Pending
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