JP2011162450A - ミエロペルオキシダーゼ阻害剤 - Google Patents

ミエロペルオキシダーゼ阻害剤 Download PDF

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Abstract

【課題】ミエロペルオキシダーゼ阻害剤および該ミエロペルオキシダーゼ阻害剤を有効成分とするミエロペルオキシダーゼが関与する疾患の治療または予防剤の提供。
【解決手段】大豆または大豆を含む加工品よりミエロペルオキシダーゼ阻害活性を有する高分子物質を得て、これを用いることにより、ミエロペルオキシダーゼ阻害剤またはミエロペルオキシダーゼが関与する疾患の治療または予防剤を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質を有効成分とするミエロペルオキシダーゼ阻害剤に関する。また、該ミエロペルオキシダーゼ阻害剤を有効成分とするミエロペルオキシダーゼが関与する疾患の治療または予防剤に関する。
ミエロペルオキシダーゼ(以下MPOと記載することがある)は主に多核白血球に存在し、過酸化水素と塩素イオンから次亜塩素酸が産生される反応を触媒している。次亜塩素酸はさらにヒドロキシラジカルなどの強力な活性酸素を産生し、細菌などの殺菌や異物排除に重要な役割を担っている。しかしながら、多量にかつ持続的に産生され続けると生体の組織障害を引き起こすこともある(非特許文献1参照)。
MPOについては、例えば、動脈硬化病変部に高発現していることや、動脈硬化病巣の泡沫化マクロファージ内に多量に蓄積されているAGEsの一種であるGA−ピリジンの生成に関与していること(非特許文献2参照)などが知られている。また、生体内でジチロシンやハロゲン化チロシンなどの酸化チロシンの生成に関与していることが報告されている(非特許文献3参照)。これらの酸化チロシンは炎症に関与する酸化マーカーとして知られ、健常人より糖尿病患者の尿中で高く存在することが知られている。
本酵素が関わる疾患として、多発性硬化症、アルツハイマー病、神経学的疾患、喘息、粥状硬化症、炎症性腸疾患、腎糸球体障害、その他炎症性疾患などが示されており、本酵素を阻害することでこれら疾患の予防あるいは改善につながるとして、いくつかの技術が開示されている。例えば、食品素材に関わるものとして特許文献1などが開示されている。
また、大豆を含む加工品として、醤油や味噌などの大豆の発酵分解物が挙げられ、これらに含まれる水溶性の高分子物質が、ヒアルロニダーゼ阻害、腸管免疫賦活活性、ヒスタミン遊離抑制活性、マクロファージ活性化作用、抗アレルギー体質強化効果、鉄吸収促進作用、肝機能障害を抑制する効果、血圧上昇抑制効果、または血中の中性脂肪上昇抑制効果などを有する素材であることが開示されている(特許文献2〜6参照)。
また、発明者らの一人は、大豆、大豆皮を酸性水溶液で抽出して得られる高分子物質が、抗アレルギー活性を有することを見だしている(特許文献7(出願中))。しかしながら、大豆または大豆を含む加工品に含まれる高分子物質がMPO阻害活性を有することは知られていなかった。
特開2007−106695号公報 特開2008−88151号公報 特開2006−199641号公報 特開2003−327540号公報 特開2005−179315号公報 特開2007−84486号公報 特願2009−135724
江口ら、生物試料分析、32,(4),247−256,2009 Nagai R et al.,J Bio Chem 277,48905−48912,2002 Kato,Y.et al.J.Clin.Biochem.Nutr.,44,67−78,2009
本発明は、大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質を有効成分とするMPO阻害剤の提供を課題とする。また、該MPO阻害剤を有効成分とするMPOが関与する疾患の治療または予防剤の提供を課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく、鋭意検討を行った結果、大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質がMPO阻害活性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。そして、該高分子物質を有効成分とするMPO阻害剤を得て、該MPO阻害剤を用いることにより、動脈硬化などのMPOが関与に起因する疾患の治療または予防剤を得ることが可能となった。
本発明のMPO阻害活性を有する高分子物質は、大豆、大豆皮を水で抽出することによって得られ、さらには、醤油、味噌などの大豆を含む加工品からも得ることができ、様々な大豆または大豆を含む加工品から得ることができる。
すなわち、本発明は以下の構成を有する。
(1)大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質を有効成分とするMPO阻害剤。
(2)高分子物質が次の1)〜3)の性質を有する高分子物質である、上記(1)に記載のMPO阻害剤。
1)水溶性
2)エタノールに不溶
3)分子量2,000以上
(3)上記(1)または(2)に記載のMPO阻害剤を有効成分とするMPOが関与する疾患の治療または予防剤。
本発明の大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質は、MPO阻害活性を有し、動脈硬化の予防や進行を抑制に役立つ等、MPOが関与する疾患の治療または予防剤の有効成分として利用することができる。
さらに、大豆または大豆を含む加工品などの食品から得られる物質であるため、安全性が高く、継続的な摂取も可能であり、かつ大量に製造することもできる。このMPO阻害活性を有する高分子物質は食品などへの添加も容易であり、健康増進や疾病予防に役立つ食品の開発などにも利用できる。
本発明の「MPO阻害剤」とは、大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質であって、MPO阻害活性を有する高分子物質を有効成分とする剤のことをいう。
本発明の「MPO阻害剤」は、このMPO阻害活性を有する高分子物質のみからなるものであってもよく、さらにその他の物質を構成物質として含むものであってもよい。
本発明の「MPO阻害剤」の有効成分となる「大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質」は、MPO阻害活性を有する高分子物質であればどのような物質であってもよいが、さらに1)水溶性、2)エタノールに不溶および3)分子量2,000以上という性質を有する高分子物質であることが好ましい。このうち分子量は2,000以上であれば良く、さらに分子量6,000〜12,000以上の高分子物質であることが好ましい。
このような「MPO阻害活性を有する高分子物質」を得るために用いる「大豆」には、丸大豆、脱脂加工大豆などが挙げられる。また、「大豆を含む加工品」には、大豆の発酵物である醤油や味噌、この製造工程の途中で得られる醤油麹、もろみ、醤油粕などが挙げられ、おから、大豆皮などの大豆を加工する際に生じるものも含まれる。
本発明の「MPO阻害活性を有する高分子物質」は、大豆の発酵物からも得られることから、麹菌や酵母、乳酸菌などの発酵によっても大きく変化することなく残存している物質であるとも考えられる。
一般に、大豆に含まれる高分子物質の一つであるタンパク質は醤油などの醸造中にアミノ酸やペプチドに低分子化されることが知られている。一方で多糖類においては、醸造中に可溶化するものの完全には分解されず、高分子状態のまま残存する物質があることが知られている(非特許文献、発酵・醸造食品の最新技術と機能性、p257−265、2006年、シーエムシー出版)。この点から考えると、本発明において得られる「MPO阻害活性を有する高分子物質」は大豆に含まれる多糖類であるとも考えられる。
従って、本発明の高分子物質は、1)水溶性、2)エタノールに不溶および3)分子量2,000以上という性質に加えて、さらに、4)多糖類が主体である、という性質を有する高分子物質であることが望ましいと考えられる。
これらの大豆または大豆を含む加工品から、本発明の高分子物質を採取するには、上記のような性質を持つ物質を採取する手段として従来知られているいずれの方法も用いることができ、その方法は特に限定されない。大豆、大豆皮や、大豆麹などの固形物から採取するときは、溶媒として水あるいは食塩水を用いることが好ましい。さらに、加熱処理をすると活性収量を大きくすることができるため好ましい。
もろみや味噌などの固形物を含んだものから採取するときは、そのまま強く圧搾して得られる液体部分を用いるか、水を加えて希釈した後ろ過などの処理によって活性物質を含んだ液体を得て、これから本発明の高分子物質を得ることも可能である。この抽出液や醤油のような液体からは、透析、限外ろ過、アルコール沈殿法などの従来技術を利用することによって、本発明の高分子物質を濃縮して採取することができる。
醤油や味噌から本発明の高分子物質を採取する場合には、これらに多くの食塩が含有されているため、透析やアルコール沈殿などによって、食塩濃度を低下させると利用範囲が拡大でき好ましい。
本発明の高分子物質を乾燥して得たい場合には、抽出液をpH4以下にすることや、5%以上の食塩濃度にすることで発生する沈殿物を除去して得られる澄明な液を乾燥すると、水への溶解性が高い粉末を得ることができるのでより望ましい。さらに、等電点沈殿や加熱処理などを行い、タンパク質を除去することによって、比活性を高めることも可能である。pHの調整には、食品の製造において利用できる酸であればいずれのものも用いることができるが、例えば、塩酸、クエン酸などを用いることができる。
このようにして得られた「MPO阻害活性を有する高分子物質」は、例えば適当な液体に溶解あるいは分散させ、または、適当な粉末担体と混合あるいは吸着させることなどによって使用することができる。
MPO阻害剤の有効成分として用いたり、その他の医薬(医薬部外品も含む)のMPO阻害活性を高めるために配合したりすることもできる。
また、飲食品に適宜配合することによって、MPO活性が高められた飲食品などを得ることもできる。
製剤として使用する場合における、抽出物の使用量は製剤の形態によっても異なるが、1日に0.1g程度以上摂取できる配合量で配合することが好ましい。この「MPO阻害活性を有する高分子物質」は、大豆または大豆を含む加工品から得られていることから、安全性に問題がなく、配合量の上限は規定されない。
この「MPO阻害活性を有する高分子物質」を配合する飲食物としては、例えば、チューインガム,キャンディ,錠菓,グミゼリー,チョコレート,ビスケットまたはスナックなどの菓子、アイスクリーム,シャーベットまたは氷菓などの冷菓、飲料、プリン、ジャム、乳製品、調味料などが挙げられる。これらの飲食物は日常的に摂取することが可能である。これらの飲食物に対する本発明の高分子物質の添加量としては、飲食物の形態によっても異なるが、嗜好性の面から20重量%程度以下が望ましい。また、カプセルや錠剤型の健康食品などに配合することもできるが、その配合濃度に上限を設ける必要はない。
また、この「MPO阻害活性を有する高分子物質」を配合し、「MPOが関与する疾患の治療または予防剤」を得ることもできる。本発明のMPOが関与する疾患の治療または予防剤」とは、多発性硬化症、アルツハイマー病、神経学的疾患、喘息、粥状硬化症、炎症性腸疾患、腎糸球体障害、その他炎症性疾患などまたは動脈硬化などの疾患の治療または予防に用いる剤のことをいう。
本発明の「MPOが関与する疾患の治療または予防剤」は、「MPO阻害活性を有する高分子物質」を含む本発明のMPO阻害剤を有効成分とすることにより、これらの疾患の治療または予防に有用となる。
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
大豆からの高分子物質の採取
大豆100gに水500mlを加えて20時間おいた後121℃で30分間オートクレーブ処理した。処理物を布製の袋に入れてろ過し、さらに強く搾って搾汁を採取した。これらをあわせた後、液量の5%相当の食塩を添加して溶解させた後清澄にろ過したものを抽出液とした。この一部を分画分子量2,000の透析膜で透析して内液を採取した。その内液に2倍量のエタノールを加えて発生した沈殿を遠心分離によって採取し、スプレードライによって大豆の約1%の乾燥粉末を得た(発明品1)。
大豆を含む加工品(大豆皮)からの高分子物質の採取
粉砕した大豆皮50gに3%のクエン酸水溶液450mlを加えて100℃で5時間加熱し、固液分離して約300mlの澄明な液を得た。この抽出液に等量の95%エタノールを加えて混合し、発生した沈殿物を遠心分離によって回収し、少量の水に溶解して透析(分画分子量2,000)し、クエン酸およびエタノールが除去された透析内液を採取した。これを凍結乾燥すると約2gの乾燥物が得られ発明品2とした。この一部を水に溶解し、分画分子量6,000の透析膜で透析し乾燥させたものを発明品3とした。
大豆を含む加工品(醤油)からの高分子物質の採取
脱脂加工大豆、丸大豆および小麦を原料とし、麹菌としてアスペルギルス・オリゼーを用いて常法通り製造した醤油100mlに、95%エタノール200mlを加えて攪拌後1晩放置して発生した沈殿物を遠心分離によって回収した。この沈殿物に水を加えて溶解した。この液を直ちに分画分子量2,000の透析チューブに充填し、4℃の流水中で一夜透析した。その後、透析内液を凍結乾燥して約1gの粉末を得た。これを発明品4とした。
大豆を含む加工品(醤油麹)からの高分子物質の採取
3L容三角フラスコに脱脂加工大豆100gを入れ、熱水120mlを加えた後30分間放置した。続いて、グルコース10gを加えよく撹拌後、121℃で45分間オートクレーブ処理を行った。放冷後、麹菌(アスペルギルス・ソーヤ)を0.1g植菌し、よく撹拌した。その後、30℃に保持したウォーターバスで72時間静置培養を行った。その間、3回の攪拌を行った(20時間後、30時間後および48時間後)。培養物に約80℃の純水1Lを加え7,000rpmで30分間遠心分離を行い、上清を回収した。この液を緩やかに加熱し10分間沸騰状態を保った後、55℃で一晩放置した。これら操作によって発生した沈殿物を遠心分離によって除去して澄明な抽出液を得た。この抽出液に2倍量のエタノールを添加して発生した沈殿物を遠心分離によって採取し、70℃で送風乾燥して、約1gの粉末を得た。これを本発明の発明品5とした。発明品5を分画分子量2,000の透析膜で処理するとそのほとんどが透析内液に残存した。
実施例1〜4によって採取した高分子物質(発明品1〜5)を食品の栄養成分分析法に従って分析したところ、炭水化物を主体とし、灰分、タンパク質が含まれていた。乾物あたりの炭水化物([100−(タンパク質+脂質+灰分+水分)])は、発明品1は約70%,発明品2〜5は85%以上であった。
[試験例]
MPOによるジチロシンの生成に対する発明品1〜4の阻害活性
Katoらの方法(Biosci. Biotechnol. Biochem., 67, 1136−1139, 2003)に従い、MPOによるジチロシンの生成に対する発明品1〜発明品5の阻害活性を評価した。
大豆に含まれる多糖類はガラクツロン酸を含有するヘミセルロースであることが知られているので、比較として、ガラクツロン酸が α−1,4−結合したポリガラクツロン酸を主成分とする、大豆以外を由来とするペクチンについても同様の方法によって比較検討した。
即ち、0.1mMのジエチレンジアミン四酢酸(diethylenediaminetetraacetic acid)を含む0.1 M リン酸バッファー(pH7.4)に、ヒト唾液由来MPO(Elastin Products Co.,Inc.)が1.1unit/ml、過酸化水素が0.2mM、L−チロシンが0.2mMになるように溶液を調製した。この溶液に、各試料が終濃度として1mg/mlになるように添加して、37℃で30分インキュベートした。その後、終濃度として25μg/mlのカタラーゼを添加し、室温で15分反応させて、残存する過酸化水素を失活させた。続いて、限外ろ過膜(Ultrafree MC, Millipore)を用いて、4℃で8,000 rpm×5分間の遠心分離により反応溶液からろ液を回収した。ろ液をHPLC(蛍光検出器:Shimadzu RF−535、カラム:Develosil ODS−HG−5,4.6×150mm、溶液:0.5%酢酸/メタノール=29:1,v/v、流速:0.8ml/min)に供し、チロシンの酸化により生成したジチロシンを蛍光強度(ex.300nm,em.400nm)により測定した。
各試料を含まないブランクに対する蛍光強度のピークエリアの相対値を表1に示した。表1では数値が小さいほど阻害力が強いことを示す。無添加の対照に比べ、発明品1〜4を添加した試料のジチロシン生成は明らかに小さく、発明品がジチロシン生成抑制する効果を持つことが判明した。また、比較試料として用いたペクチンはいずれも阻害活性を示さなかった。また、炭水化物含量が高いものが活性も強いことから、多糖類が本発明の高分子物質の活性の主体であろうと考えられた。
Figure 2011162450
本発明の大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質を用いることにより、MPO阻害剤を得ることができる。また、このMPO阻害活性を利用することにより、動脈硬化などのMPOが関与に起因する疾患の治療または予防剤を得ることができる。

Claims (3)

  1. 大豆または大豆を含む加工品から得られる高分子物質を有効成分とするミエロペルオキシダーゼ阻害剤。
  2. 高分子物質が次の1)〜3)の性質を有する高分子物質である、請求項1に記載のミエロペルオキシダーゼ阻害剤。
    1)水溶性
    2)エタノールに不溶
    3)分子量2,000以上
  3. 請求項1または2に記載のミエロペルオキシダーゼ阻害剤を有効成分とするミエロペルオキシダーゼが関与する疾患の治療または予防剤。
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