JP2011160626A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造をもって、ヒンジ部を介して開閉可能とされた蓋部の操作性を確保しつつ、ヒンジ部が破断した場合でも、蓋部の脱落のおそれと水の浸入のおそれを軽減することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供すること。
【解決手段】箱本体12に設けられた挿通部22をヒンジ部40を介して蓋部38で開閉可能にすると共に、該蓋部38における係止爪42と係合する係止突起32が形成された係止用凹部30のカバー14側の開口部33bを覆蓋して、閉状態とされた前記蓋部38の下方に位置する壁部64を前記カバー14に一体形成した。
【選択図】図8

Description

本発明は、電線等を挿通する挿通部を有し、該挿通部の開口部を覆蓋する蓋部がヒンジ部を介して開閉可能とされている電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車等の車両に搭載される電気接続箱において、電気接続箱に接続された電線の取り扱いを容易にしたり、電気接続箱の付近に配索された外部電線のバタツキを抑える等のために、電線を保持することが可能とされたものが知られている。
このような電気接続箱は、例えば、特開2006−81276号公報(特許文献1)に記載されているように、外周側に開口形成された挿通部に電線を挿通状態で収容して、挿通部の開口部を蓋部で覆蓋することにより、電線を保持するようになっている。蓋部は、挿通部の幅方向一方にヒンジ部を介して一体形成されている。
ところで、ヒンジ部は、繰り返しの開閉操作や車両走行時の振動等で劣化して、破断するおそれがある。ヒンジ部が破断した場合、蓋部が電気接続箱から脱落してしまい、異物となって他の部品を損傷したり、他の部品の作動を阻害してしまうおそれがあった。
また、電気接続箱は、ワイヤーハーネスや圧着電線等の電線が接続される箱本体と、箱本体を覆うカバー部材から構成されているものが多い。このような電気接続箱は、ヒンジ部が破断して蓋部が脱落すると、箱本体とカバー部材の嵌め合わせ部分から水が浸入し易くなってしまうという問題があった。
そこで、本出願人は、特許文献1において、箱本体に設けられた蓋部の外面に係止突起を設け、この係止突起をカバー部材としてのロアカバーに設けた係止部と係合させることにより、ヒンジ部が破断した場合でもこれら係止突起と係合部との係合作用によって蓋部の脱落を阻止する電気接続箱を提案した。
しかし、特許文献1に記載の電気接続箱は、蓋部とロアカバーに新たな係合部分を増設する必要があることから、構造の複雑化を招いていた。また、蓋部の係止突起とロアカバーの係止部を係合させるためには、蓋部を閉じた状態を維持しつつ、箱本体にロアカバーを組み付ける必要があった。それ故、蓋部を開操作するためには、ロアカバーを箱本体から取り外さなければならず、操作に手間がかかり、未だ改良の余地を有していた。
特開2006−81276号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、簡易な構造をもって、ヒンジ部を介して開閉可能とされた蓋部の操作性を確保しつつ、ヒンジ部が破断した場合でも、蓋部の脱落のおそれと水の浸入のおそれを軽減することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、電線が装着される合成樹脂製の箱本体と、該箱本体の下面を覆うカバーとを備え、前記箱本体の外周面に開口して前記電線を挿通する挿通部が形成されていると共に、該挿通部における前記箱本体の外側への開口部を覆蓋する蓋部が前記箱本体に一体形成されたヒンジ部を介して開閉可能とされている電気接続箱において、前記箱本体には、該箱本体の外周面と前記カバーに向けて開口する係止用凹部が形成されており、該係止用凹部には、前記蓋部における前記ヒンジ部と反対側の端部に突設された係止爪と係合する係止突起が形成されている一方、前記カバーには、前記係止用凹部における前記カバー側の開口部を覆蓋して、閉状態とされた前記蓋部の下方に位置する壁部が一体形成されていることを、特徴とする。
本態様に従う構造とされた電気接続箱によれば、箱本体とカバーの組み付け状態で、カバーに設けられた壁部が、閉状態とされた蓋部の下方に配設される。これにより、ヒンジ部が破断して蓋部が箱本体から切り離された場合でも、係止突部による係止部分と壁部とで蓋部を保持することによって、蓋部の脱落を防止することが出来る。これにより、蓋部が異物となって他の部品を傷つけたりするおそれを回避することが出来る。また、係止用凹部のカバー側の開口部が壁部で覆蓋されることから、水の浸入を抑えることが出来る。
さらに、壁部が、箱本体と別体のカバーに一体形成されている。これにより、部品点数の増加を招くことも無く、簡易な構成をもって、蓋部の脱落防止効果や浸水防止効果を得ることが出来る。それと共に、箱本体における係止用凹部の形状に影響を与えることも無く、蓋部の操作性を確保することが出来る。即ち、蓋部を閉操作するに際して係止爪が係止突起を乗り越えるために、係止突起の形成部分には多少の撓み変形が許容されることが好ましい。そして、本態様によれば、壁部がカバーに設けられていることから、係止突起の形成部分は従来どおりの形状が採用可能であり、良好な操作性を維持することが出来る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記挿通部が前記箱本体の外周面と前記カバーに向けて開口されていると共に、前記挿通部と前記係止用凹部が並んで形成されている一方、前記カバーには、前記挿通部と前記係止用凹部を合わせた幅寸法よりも大きな開口幅寸法をもって該カバーの外周面と前記箱本体に向けて開口すると共に、前記挿通部における前記カバー側の開口部と接続する連通凹部が形成されており、前記壁部が前記連通凹部の内方壁と側壁から突出して形成されているものである。
本態様によれば、壁部が連通凹部の側壁と、凹部の底部にあたり電気接続箱の内方に位置する内方壁とに接続されている。これにより、壁部の強度と連通凹部を相互に補強することが出来ると共に、水の浸入をより効果的に抑えることが出来る。また、壁部が連通凹部の内方壁にまで延ばされることによって、連通凹部に収容する電線と壁部との引っ掛かりを軽減することも出来る。
本発明によれば、蓋部を係止する係止突起が形成された係止用凹部の開口部を、カバーに一体形成した壁部で覆蓋して、壁部を蓋部の下方に位置させるようにした。これにより、ヒンジ部が破断した場合でも、蓋部を壁部で係止して脱落を防止することが出来ると共に、浸水を防止することが出来る。加えて、壁部をカバー側に一体形成したことから、部品点数の増加を招くことも無い。それと共に、箱本体において蓋部を係止する係止突起の形成部分の形状に影響を与えることも無いことから、蓋部の操作性も確保することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の平面図。 図1に示した電気接続箱の側面図。 図1における要部拡大図。 図2における要部拡大図。 図1に示した電気接続箱を構成するカバーの平面図。 図5に示したカバーの側面図。 図3における蓋部の閉状態を示す要部拡大図。 図4における蓋部の閉状態を示す要部拡大図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1および図2に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、箱本体12と、カバーとしてのロアカバー14を含んで構成されている。
箱本体12は、非導電性の合成樹脂からなる一体成形品とされている。箱本体12には、ヒューズやリレー、ヒュージブルリンク等の電気部品が接続される部品収容部16が設けられており、部品収容部16の外周が、外周壁18で囲まれた形状とされている。外周壁18におけるロアカバー14側の端部には、ロック爪19が適宜の位置に突設されている。また、外周壁18には、車両への取付部20aが適宜の位置に突設されている。
そして、箱本体12には、外周側に開口する凹溝状の挿通部22が形成されている。図3および図4に示すように、挿通部22は、箱本体12の上下方向(図4中、上下方向)に延びる溝形状とされており、箱本体12の外周側に開口する外側開口部23を有すると共に、溝長さ方向(図4中、上下方向)の両側に開口する上側開口部25aおよび下側開口部25bを有している。これにより、下側開口部25bが、挿通部22におけるロアカバー14側への開口部とされている。なお、挿通部22の奥に位置する内面24には、挿通部22の両側面26a,26bに接続すると共に挿通部22の内方に向けて突出する位置決めリブ28が形成されている。位置決めリブ28における内面24からの突出端縁部は挿通部22内に位置されて半円状の切欠形状とされており、後述する電線70(図7参照)を挿通部22内で安定して保持出来るようにされている。
また、箱本体12には、挿通部22と並行して、係止用凹部30が形成されている。係止用凹部30は、箱本体12の上下方向(図4中、上下方向)に延びる溝形状とされており、箱本体12の外周側に開口する外側開口部31を有すると共に、溝長さ方向(図4中、上下方向)の両側に開口する上側開口部33aおよび下側開口部33bを有している。これにより、下側開口部33bが、係止用凹部30におけるロアカバー14側への開口部とされている。係止用凹部30と挿通部22の間には、箱本体12の外周側に突出する板状の側壁32が形成されており、側壁32の一方の面によって挿通部22の一方の側面26aが形成されていると共に、他方の面によって係止用凹部30の一方の側面34が形成されている。そして、側面34における箱本体12の外周側への突出端縁部には、係止用凹部30の内方に突出する係止突起36が形成されている。係止突起36は、側面34の高さ方向(図4中、上下方向)の中間部分に部分的に形成されている。
さらに、箱本体12の外周壁18において、挿通部22の一方の側面26b側には、蓋部38が一体形成されている。蓋部38は、閉状態で箱本体12の内側に位置する内側板部39aと、外側に位置する外側板部39bが重ね合わされた形状とされている。内側板部39aは、蓋部38の閉状態において挿通部22の外側開口部23の全体を覆蓋する大きさの略矩形板形状とされている一方、外側板部39bは、蓋部38の閉状態において挿通部22の外側開口部23の全体と共に係止用凹部30の外側開口部31の全体を覆蓋する大きさの略矩形板形状とされている。蓋部38の一方の端縁部と外周壁18の間には蓋部38よりも薄肉で屈曲可能に形成されたヒンジ部40が一体形成されており、蓋部38はヒンジ部40によって外周壁18と連結されて開閉可能とされている。そして、ヒンジ部40が屈曲することによって挿通部22における外側開口部23を蓋部38で覆蓋するようになっている。
また、蓋部38における内側板部39aの内面41において、ヒンジ部40と反対側の端部には、係止爪42が一体形成されている。係止爪42は蓋部38の閉状態で係止用凹部30に向けて突出されており、その突出端縁部が、係止用凹部30の係止突起36に向けて突出する鉤形状とされている。なお、内面41においてヒンジ部40側の端部には補助係止爪44が突出して蓋部38に一体形成されており、蓋部38の閉状態で補助係止爪44が外周壁18の内面側に係止されることによって、蓋部38の閉状態がより安定的に維持されるようになっている。
一方、図5および図6に、ロアカバー14を示す。ロアカバー14は、非導電性の合成樹脂からなる一体成形品とされている。ロアカバー14は、上方(図6中、上方)に向けて開口する略箱体形状とされている。ロアカバー14の外周壁46において、箱本体12のロック爪19と対応する位置には、箱本体12に向けて突出するロック枠48が突設されている。また、外周壁46には、車両への取付部20bが適宜の位置に形成されている。
そして、外周壁46において箱本体12側の端部には、略全周に亘って、ロアカバー14の外周側に突出する係止リブ50が一体形成されている。そして、図6に示すように、外周壁46において係止リブ50から箱本体12側(図6中、上側)に突出する上端縁部が、箱本体12との嵌合部52とされている。
さらに、ロアカバー14において、箱本体12への組付状態で挿通部22および係止用凹部30の下方に位置する部位には、連通凹部54が形成されている。連通凹部54は、ロアカバー14の上下方向(図6中、上下方向)に延びる溝形状とされており、ロアカバー14の外周側に開口する外側開口部55を有すると共に、溝長さ方向(図6中、上下方向)の両側に開口する上側開口部57aと下側開口部57bを有している。連通凹部54の箱本体12側における開口幅寸法:wは、挿通部22と係止用凹部30を合わせた幅寸法:W(図3参照)よりも大きくされている。
このような連通凹部54内には、補強リブ56が形成されている。補強リブ56は、外周壁46に形成された係止リブ50から連続して、連通凹部54内に入り込むようにしてロアカバー14に一体形成された板形状とされている。これにより、補強リブ56は、連通凹部54の奥に位置する内方壁58および両側の側壁60a,60bと接続して、内方壁58から外周側に突出する板形状とされている。補強リブ56において、一方の側壁60a側には、外周側に開口する矩形の切欠62が形成されており、切欠62の非形成部分である他方の側壁60b側が壁部64とされている。これにより、壁部64は、内方壁58と側壁60bに接続して、連通凹部54の溝長さ方向(図6中、上下方向)に直交して広がる板形状とされている。なお、壁部64の下面は、側壁60bから突出形成された三角板状の支持リブ66が接続されて補強されている。
そして、図2に示したように、箱本体12の下方にロアカバー14が重ね合わされて、箱本体12のロック爪19とロアカバー14のロック枠48が係合することによって、箱本体12にロアカバー14が組み付けられて、箱本体12の下面がロアカバー14で覆われる。なお、箱本体12は、外周壁18がロアカバー14の係止リブ50で係止されることによってロアカバー14に対して位置決めされるようになっており、ロアカバー14の嵌合部52に対して、箱本体12の外周壁18が外嵌されるようになっている。
箱本体12へのロアカバー14の組付状態において、箱本体12の挿通部22および係止用凹部30の下方に、ロアカバー14の連通凹部54が位置される。そして、図4に示したように、挿通部22の下側開口部25bが、連通凹部54の補強リブ56に形成された切欠62を通じて連通凹部54と連通される。これにより、挿通部22と連通凹部54によって、箱本体12とロアカバー14の全体に亘って上下方向(図4中、上下方向)に延びる電線収容溝68が形成されるようになっている。一方、係止用凹部30の下方には、連通凹部54の補強リブ56に形成された壁部64が位置される。これにより、係止用凹部30の下側開口部33bの全体が、壁部64で覆蓋されるようになっている。また、図3に示したように、壁部64は、ロアカバー14の外周側への突出端部が、係止用凹部30よりも外方に突出される。
そして、図7および図8に示すように、電線収容溝68に電線70が挿通された状態で、蓋部38がヒンジ部40を屈曲させて閉操作されることにより、蓋部38の係止爪42が係止用凹部30に入り込んで、係止突起36を乗り越えて係止突起36に係止される。これにより、蓋部38が閉状態に保持されて、挿通部22の外側開口部23が蓋部38で覆蓋される。これにより、電線70が電線収容溝68内に保持された状態で、箱本体12に装着される。なお、本実施形態においては、蓋部38の外側板部39bが内側板部39aよりもヒンジ部40から反対側に突出されていることによって、外側板部39bで係止用凹部30の外側開口部31も覆蓋されるようになっている。
このような構造とされた電気接続箱10によれば、蓋部38の閉状態で、ヒンジ部40と反対側の端部の下方に、壁部64が位置される。これにより、何等かの原因でヒンジ部40が破断した場合でも、係止突起36および係止爪42の係合と、壁部64で蓋部38を係止することによって、蓋部38の箱本体12からの脱落を防止することが出来る。特に本実施形態においては、蓋部38に外側板部39bが設けられて厚肉とされると共に、外側板部39bが内側板部39aよりもヒンジ部40と反対側に突出されていることによって、壁部64との接触面積をより大きく確保して、より有効な脱落防止効果が得られるようになっている。
また、壁部64によって係止用凹部30の下側開口部33bが覆蓋されていることから、下からの水の浸入を抑えることが出来る。更に、ロアカバー14の外周壁46における箱本体12側の嵌合部52(図6参照)に、箱本体12の外周壁18が外嵌されて重ね合わされることによって、水の浸入をより効果的に抑えることが可能とされている。また、蓋部38の閉状態では、挿通部22の外側開口部23と共に、外側板部39bで係止用凹部30の外側開口部31も覆蓋出来るようにされていることから、より有効な浸水防止効果が得られるようになっている。
そして、壁部64が、ロアカバー14に一体形成されている。これにより、部品点数の増加を招くことなく、蓋部38の落下防止効果や浸水防止効果を得ることが出来る。更に、壁部64が、係止用凹部30において係止突起36が形成された側壁32に対して別体形成されていることから、側壁32の強度を上げることが回避されており、蓋部38の閉操作に際して、係止爪42の係止突起36の乗り越えに際する側壁32の撓み変形を許容することが出来る。それと共に、壁部64を係止用凹部30と別体形成したことから、係止用凹部30を溝長さ方向の両側に開口して形成することが出来る。これにより、係止用凹部30の溝長さ方向の両側に型抜きすることによって、係止突起36を側壁32の高さ方向の中間部分に部分的に形成することが出来て、係止突起36の大型化も回避することが出来る。その結果、係止爪42と係止突起36との係合操作に過大な力を要することも回避されて、蓋部38の操作性を確保することが出来る。
また、壁部64は、連通凹部54の側壁60bから突出すると共に、内方壁58にまで延び出されて、これら側壁60bと内方壁58の両方に接続されている。これにより、壁部64と連通凹部54を相互に補強することが出来て、壁部64および連通凹部54の変形のおそれを軽減することが出来ると共に、水の浸入をより効果的に防止することが出来る。特に本実施形態においては、壁部64を構成する補強リブ56が、連通凹部54の内方壁58と両側壁60a,60bに接続されていることから、より優れた補強効果を得ることが出来る。また、壁部64が連通凹部54の外周側の開口端縁部から内方壁58まで連続していることによって、電線70と壁部64との引っ掛かりのおそれも軽減されており、電線70の収容や取出しをより容易に行なうことが可能とされている。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、壁部64は、係止用凹部30の下側開口部33bを部分的に覆蓋するものであっても良く、必ずしも連通凹部54の内方壁58および側壁60aの両方に接続しているものでなくても良い。また、蓋部38の具体的形状も前記実施形態に限定されるものではなく、外側板部39bは必ずしも必要ではない。
10:電気接続箱、12:箱本体、14:ロアカバー(カバー)、18:外周壁、22:挿通部、23:外側開口部、25b:下側開口部(カバー側の開口部)、30:係止用凹部、31:外側開口部、33b:下側開口部(カバー側の開口部)、36:係止突起、38:蓋部、40:ヒンジ部、42:係止爪、46:外周壁、54:連通凹部、55:外側開口部、58:内方壁、60a,b:側壁、64:壁部、70:電線

Claims (2)

  1. 電線が装着される合成樹脂製の箱本体と、該箱本体の下面を覆うカバーとを備え、前記箱本体の外周面に開口して前記電線を挿通する挿通部が形成されていると共に、該挿通部における前記箱本体の外側への開口部を覆蓋する蓋部が前記箱本体に一体形成されたヒンジ部を介して開閉可能とされている電気接続箱において、
    前記箱本体には、該箱本体の外周面と前記カバーに向けて開口する係止用凹部が形成されており、該係止用凹部には、前記蓋部における前記ヒンジ部と反対側の端部に突設された係止爪と係合する係止突起が形成されている一方、前記カバーには、前記係止用凹部における前記カバー側の開口部を覆蓋して、閉状態とされた前記蓋部の下方に位置する壁部が一体形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記挿通部が前記箱本体の外周面と前記カバーに向けて開口されていると共に、前記挿通部と前記係止用凹部が並んで形成されている一方、前記カバーには、前記挿通部と前記係止用凹部を合わせた幅寸法よりも大きな開口幅寸法をもって該カバーの外周面と前記箱本体に向けて開口すると共に、前記挿通部における前記カバー側の開口部と接続する連通凹部が形成されており、前記壁部が前記連通凹部の内方壁と側壁から突出して形成されている請求項1に記載の電気接続箱。
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