JP2011160266A - 撮像装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理効率の向上を図る。
【解決手段】撮像装置1は、光学系10、撮像素子20および画像処理部30を備える。光学系10は、光波面変調素子10aが挿入される。撮像素子20は、光学系10を通過した被写体像を撮像し、アナログ画像をディジタル画像化する。画像処理部30は、被写体像を逆フィルタによって画像処理する。この場合、逆フィルタのフィルタ強度が、設定した閾値よりも高い領域を、演算領域として使用して、演算領域を制限した画像処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像撮影を行う撮像装置および画像処理を行う画像処理方法に関する。
監視カメラ、計測、医用等の分野では、被写界の隅々までピントが合ってほしいという要望が多い。被写界深度を拡大(EDOF:Extension of Depth of Field)するには、F値(焦点距離/レンズ口径)を大きくすればよいので、簡単にはレンズ口径を小さくすればよい。しかし、レンズ口径を小さくすると、空間分解能が低下し、レンズを通過する光量が減少して像が暗くなってしまう。
一方、近年になって、WFC(Wavefront Coding:波面のコード化)と呼ばれる技術が注目されている。WFCの具体例として、透過光の位相を変調させる光波面変調素子(位相変調素子)と、ディジタル化された画像データに対する画像処理技術との組み合わせが挙げられる。
WFCは、空間分解能や透過光量を犠牲にせずに被写界深度を拡大する技術であり、レンズ口径を絞ることなく、被写界深度を拡大することが可能である。また、色収差などの影響も受けにくい結像光学系を実現でき、さらにいわゆる光学ズームレンズ機構が不要にできるので、レンズ枚数を低減し、機構や組み立て調整も簡便化することができる。
図7はWFCの概要を説明するための図である。光学系10にはレンズ11〜13が含まれ、レンズ12とレンズ13との間に光波面変調素子10aが挿入されている。光波面変調素子10aを挿入することで、レンズ11〜13のみを備えていた元の光学系の結像特性が変化し、光波面変調素子10aを含む光学系10の状態で結像したアナログの中間画像が生成する。
通常の光学系は、収差が十分に補正されるように光学設計されているので、位相板などの余分な位相素子を挿入すると結像性能は低下し、中間画像は劣化画像となる。このとき被写体の位置が焦点位置からある程度ずれても、画像の劣化の度合いが変化しないような位相素子を選ぶことができれば、光軸に沿って同じ劣化画像が並ぶ中間画像が得られる。
光波面変調素子10aは、被写体の位置がある程度ずれても、画像の劣化の度合いの変化が少ない位相分布を持った位相素子であり、位相分布が以下の式(1)で表される3次光波面変調素子(キュービック型光波面変調素子)である。αは定数、x、yは光軸方向の位置座標である。なお、3次の係数を持つ場合がEDOFの効果を高めることが知られている。
φ(x,y)=α(x3+y3)・・・(1)
一方、光波面変調素子10aによって劣化した中間画像は、後段の撮像素子20で撮像されて、ディジタル画像化される。画像処理部30では、デコンボリューションフィルタ(逆フィルタ)によるディジタル画像処理を施して、劣化中間画像から劣化成分を除去して、高品質な最終画像を生成する。
図8は位相分布関数を示す図である。上述の位相分布関数の式(1)は、光波面変調素子10aの形状の厚さと考えることができるので、厚さをZとすれば、以下の式(1a)となる。したがって、図8は光波面変調素子10aの表面形状を模式した図と見ることもできる。
Z=α(X3+Y3)・・・(1a)
光波面変調素子10aは、式(1a)のようにX軸およびY軸に対して形状変化を持たせた厚みを有することで入射光を位相変調させて出射する。このような特徴を持つ光波面変調素子10aを使用することで、被写体の位置がある程度ずれても中間画像の劣化の度合の変化が少なくなり、劣化度合いが既知となる。このため、画像処理部30で適切な画像処理を行うことにより、焦点位置に対して、被写体のずれ量によらず回折限界まで復元された鮮明な画像を得ることができる。
従来技術として、WFCにより被写界深度を拡大して画像撮影を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1および非特許文献1)。また、逆フィルタのインパルス応答によるデータ補正を行って、画質劣化を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2003−235794号公報 特開2004−24659号公報
E. R. Dowski and W.T. Cathey, "Extended Depth of Field Through Wavefront Coding", Applied Optics, vol. 34, no 11, pp. 1859-1866, April, 1995
画像ボケのような画像劣化は、PSF(Point Spread Function:点像分布関数)で表現されることが多い。PSFは、光学系の点光源に対する応答を表すもので、理想的な点像が光学系を通過した場合に、点像がどの程度広がるかを表す関数である。
例えば、光学系を通じて試料の1点をスクリーン上に映した場合、レンズの回折によって元の点と同じ大きさにはならず、ボケて広がったスポットが映し出される。このスポットがPSFによって生成された像であり、このとき映し出されたボケ画像は、元の画像情報にPSFを乗算(コンボリューション)した像となって現れる。
また、PSFにしたがって広がった像を元の像に戻すためには、得られた像に対して逆操作、すなわちPSFによる割り算(PSFの逆行列演算)を行えばよい。
具体的には、PSFをフーリエ変換した結像光学系の空間周波数伝達特性を表すOTF(Optical Transfer Function:光学伝達関数)で割り算することによる逆フィルタ処理を行う。
ただし、OTFが非常に小さな空間周波数であったりする場合等は、ノイズが増幅されることになるので、適切な拘束条件または逆関数を選択して、逆フィルタ処理を実行することになる。
図9は一般的な逆フィルタ処理の概要を示す図である。通常の逆フィルタ処理では、撮像素子上で得られた画像の画素を縦横に並べた画像行列に対して、カーネル(Kernel)と呼ばれる行列の逆フィルタで演算処理する。
簡単のため、カーネルを3×3の行列とする。また、カーネルの各要素(カーネルデータ)をa〜iとし、カーネルが作用する画像領域の画素値をA〜Iとする。まず、画像行列からカーネルが作用する画像領域の画素値A〜Iを読み取り、読み取った画素値とカーネルデータとの積和演算(畳み込み演算)を行って、画像処理を行う。
図の場合では、A×a+B×b+C×c+D×d+E×e+F×f+G×g+H×h+I×i=E1となり、元の画素値Eは、新しい画素値E1に変換される。このような処理を適切なカーネル(逆フィルタ)を用意して、他の画素値に対しても行うことで、ボケた画像をシャープな画像にしたり、ノイズが除去された画像を生成したりする。
図10は逆フィルタのフィルタ強度を示す図である。WFCによって得られた画像の逆フィルタは、光波面変調素子を通過した後のPSFをフーリエ変換したOTFの逆数をとることによって生成されるが、このときの逆フィルタは、フィルタ強度に片寄りが生じる。Z軸は、逆フィルタのフィルタ強度を表しており、図に示すように、フィルタ強度は、第2象限側に片寄っている。
逆フィルタのフィルタ強度の片寄りは、逆フィルタの縦、横の要素数(ドット数)、つまり有効な演算領域に片寄りがあることを示している。このように、光波面変調素子から得られた逆フィルタは、フィルタ強度に片寄りが生じる(有効演算領域に片寄りが生じる)ことになるが、従来では、このような片寄りを何ら考慮せずに逆フィルタ処理を行っていた。
すなわち、WFCによって得られた画像における従来の逆フィルタ処理では、撮像素子でのA/D変換後の画像に対して、逆フィルタのフィルタ強度の強弱に関係なく、フィルタ強度の第1象限から第4象限の全領域に渡って、デコンボリューションの演算を行って画像を復元させていた。このため、画像処理効率が非効率的であり、特に撮像素子が高画素数であるほど、その影響は顕著であるといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、画像処理効率を向上させた撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、画像処理効率を向上させた画像処理方法を提供することである。
上記課題を解決するために、撮像装置が提供される。この撮像装置は、光波面変調素子を含む光学系と、前記光学系を通過した被写体像を撮像する撮像素子と、前記被写体像を逆フィルタによって画像処理する画像処理部とを備える。前記画像処理部は、前記逆フィルタのフィルタ強度が閾値よりも高い領域に演算領域を制限して前記画像処理を行う。
画像処理効率の向上を図ることが可能になる。
撮像装置の構成例を示す図である。 撮像装置の構成例を示す図である。 フレア領域を示す図である。 逆フィルタ処理を示す図である。 逆フィルタの周波数特性を示す図である。 撮像装置の動作を示すフローチャートである。 WFCの概要を説明するための図である。 位相分布関数を示す図である。 一般的な逆フィルタ処理の概要を示す図である。 逆フィルタのフィルタ強度を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は撮像装置の構成例を示す図である。撮像装置1は、光学系10、撮像素子20および画像処理部30を備える。
光学系10は、図示しない複数レンズを備えて被写体像を形成する。また、レンズの間には、光波面変調素子10aが挿入される。光波面変調素子10aは、焦点距離に応じてOTFの変化を少なくする素子である。
撮像素子20は、CCD(Charged Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどを使用でき、光学系10を通過した被写体像を撮像し、アナログ画像をディジタル画像化する。
画像処理部30は、被写体像を逆フィルタによって画像処理する。この場合、逆フィルタのフィルタ強度が、設定した閾値よりも高い領域を演算領域として使用して、演算領域を制限した画像処理を行う。
次に撮像装置の構成および動作について詳しく説明する。図2は撮像装置の構成例を示す図である。撮像装置1aは、光学系10、撮像素子20、画像処理部30およびモニタ部40を備える。また、画像処理部30は、プロセッサ部31、レジスタ32a、32b、フィルタ強度処理部33、デコンボリューション部34および画像補正部35を含む。
プロセッサ部31は、図示しないメモリを有しており、このメモリには、露出状態に応じて、最適な逆フィルタを選択するための情報が登録されている。プロセッサ部31は、登録情報から現在の露出状態に応じた最適な逆フィルタを認識し、演算に用いるべき逆フィルタ(カーネル)を選択するための選択信号をレジスタ32aへ送信する。
レジスタ32aは、逆フィルタを複数個格納しており、プロセッサ部31より送信された選択信号を受けて、演算に用いる逆フィルタを決定して出力する。フィルタ強度処理部33は、レジスタ32aから逆フィルタを受け取る。そして、逆フィルタ強度に閾値を設けて、閾値以上の強度を持つ要素(演算領域)以外を削除する。
WFCによって得られる逆フィルタのフィルタ強度、すなわち、光波面変調素子10aを通過した後のPSFをフーリエ変換したOTFの逆数をとることによって生成される逆フィルタのフィルタ強度は、上述したように、フィルタ強度分布の第2象限側に集中して現れる。
したがって、フィルタ強度処理部33では、第2象限の要素と第2象限のフレア領域の要素とを残して、それ以外の要素を削除することになる。図3にフレア領域を示す。フレア領域とは、第2象限近傍の領域のことであって、フィルタ強度の分布上において、第2象限と第1象限との境界近傍の領域および第2象限と第3象限との境界近傍の領域を指す。
レジスタ32bは、フィルタ強度処理部33で処理された、閾値以上のフィルタ強度を持つ逆フィルタ(第2象限領域および第2象限のフレア領域に演算領域が制限されている逆フィルタ)を格納する。
デコンボリューション部34は、撮像素子20から出力されたA/D変換後の画像信号と、レジスタ32bに格納されている逆フィルタとのデコンボリューション演算を行う。
画像補正部35は、デコンボリューション演算後の画像信号に所定の画像補正処理を行って処理後の画像信号を出力する。モニタ部40は、画像処理部30から出力された画像信号のモニタ表示を行う。
なお、画像補正部35における画像補正処理としては、例えば、カラー補間(色調を隣接画素間で混合して滑らかな色の変化を生成するための機能)、ホワイトバランス(白色が白く映るように補正する機能)、圧縮、ファイリング等の処理が行われる。
ここで、被写体は、光波面変調素子10aを含む光学系10を通過して被写体像となり、撮像素子20に入ってアナログ信号からディジタル信号の画像に変換されて、画像処理部30へ出力される。
画像処理部30において、プロセッサ部31は、撮像装置1aの露出制御における露出情報(絞り情報)に応じて、レジスタ32aに格納されている複数の逆フィルタから最適な逆フィルタを選択する。
これは、露出を絞って撮影を行う場合、絞りによって光波面変調素子10aの一部が覆われてしまい、位相が変化してしまうため、適切な画像を復元することが困難となるおそれがあるからである。
このため、露出の状態に適した画像を形成することが可能な逆フィルタを複数個レジスタ32aに格納しておき、この中から最適な逆フィルタを選択するようにする。このように、露出の状態(絞りの状態)にもとづいて、適応的に逆フィルタを選択することで、精細な画像を復元することが可能になる。
一方、光波面変調素子10aから得られた逆フィルタのフィルタ強度は、上述したように第2象限側に集中する傾向がある。そこで、撮像装置1aでは、レジスタ32bに格納する逆フィルタは、従来のカーネル分布の中心に対して、分布の強度が高い領域を残すように演算領域を制限する。このとき、その制限された領域の中心は、従来のカーネル中心よりも第2象限側の対角方向にずれていることを特徴とする。
すなわち、レジスタ32aに格納されている逆フィルタは、通常のカーネルサイズとなっており、レジスタ32bに格納されている逆フィルタは、従来のカーネル中心(全領域の中心)よりも第2象限側の対角方向に中心がずれて、演算領域が制限されたカーネルサイズとなる。
レジスタ32bに格納されているカーネルは、第2象限および第2象限のフレア領域の分布である。第2象限のみの分布とせずに、フレア領域までを含めることにしたのは、第2象限のフレア領域にも画像復元に必要なカーネルが存在するからである。
したがって、フィルタ強度処理部33では、レジスタ32aに格納されているカーネル分布に対して、第2象限の要素と第2象限のフレア領域の要素とを残して、それ以外の要素を削除するような適切な閾値を設定する。そして、閾値を超えないカーネルは削除してカーネルサイズを調整する。
図4は逆フィルタ処理を示す図である。撮像素子20から出力されたディジタル中間画像に対し、逆フィルタf1によって、デコンボリューション演算を行って、再生画像を出力する。この逆フィルタf1は、フィルタ強度の分布が、第2象限および第2象限のフレア領域を演算領域とし、それ以外の領域は演算領域としないフィルタ強度を持つ。なお、図5は逆フィルタの周波数特性を示す図である。縦軸は振幅、横軸は周波数である。
図6は撮像装置1aの動作を示すフローチャートである。
〔S1〕光波面変調素子10aを含む光学系10で被写体像が結像して中間画像が生成される。
〔S2〕撮像素子20は、アナログ中間画像を撮像し、A/D変換を行ってディジタル中間画像を出力する。
〔S3〕プロセッサ部31は、露出状態に応じた逆フィルタを選択するための選択信号をレジスタ32aへ送信する。
〔S4〕レジスタ32aは、選択信号にもとづき、露出状態に適した逆フィルタを出力する。
〔S5〕フィルタ強度処理部33は、レジスタ32aから逆フィルタを受信し、演算領域が所定の演算領域であるか否か、すなわち演算領域が第2象限および第2象限のフレア領域であるか否かを判断する。所定の演算領域でない場合はステップS6へいき、所定の演算領域である場合はステップS7へいく。
〔S6〕フィルタ強度処理部33は、第2象限および第2象限のフレア領域以外の領域のカーネルを削除する。ステップS5へ戻る。
〔S7〕レジスタ32bは、フィルタ強度処理部33で生成された逆フィルタ、すなわち、設定した閾値以上のフィルタ強度を持つ逆フィルタであって、第2象限および第2象限のフレア領域に演算領域が制限されている逆フィルタを格納して出力する。
〔S8〕デコンボリューション部34は、撮像素子20から入力されたA/D変換後の画像信号と、レジスタ32bに格納されている逆フィルタとでデコンボリューション演算を行う。
〔S9〕画像補正部35は、デコンボリューションの後の画像信号に所定の画像補正処理を行って補正後の画像信号を出力する。
〔S10〕モニタ部40は、画像処理部30から送信された画像信号のモニタ表示を行う。
以上説明したように、撮像装置では、光波面変調素子10aのPSFにもとづいて得られる逆フィルタの演算領域の中心を、従来のカーネル中心よりも第2象限側の対角方向へずらして、第2象限および第2象限のフレア領域を含む領域を演算領域とした。これにより、フィルタ強度の高い領域を演算領域にしてデコンボリューションするので、画像処理効率の向上を図ることが可能になる。
なお、光波面変調素子には、波面を変形させた位相素子として、位相板の他にも、屈折率が変化する光学素子(屈折率分布型波面変調レンズ)や、光の位相分布を変調可能な液晶素子(液晶空間位相変調素子)等を使用することもできる。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。
(付記1) 光波面変調素子を含む光学系と、
前記光学系を通過した被写体像を撮像する撮像素子と、
前記被写体像を逆フィルタによって画像処理する画像処理部と、
を備え、
前記画像処理部は、前記逆フィルタのフィルタ強度が閾値よりも高い領域に演算領域を制限して前記画像処理を行う、
ことを特徴とする撮像装置。
(付記2) 前記画像処理部は、前記フィルタ強度の分布の第2象限の領域および前記第2象限のフレア領域を前記演算領域とする前記閾値を設定することを特徴とする付記1記載の撮像装置。
(付記3) 前記画像処理部によって制限された前記演算領域の中心は、前記第2象限側の対角方向へずれていることを特徴とする付記2記載の撮像装置。
(付記4) 前記画像処理部は、前記逆フィルタを複数個用意し、露出の状態に応じて前記逆フィルタを選択することを特徴とする付記1記載の撮像装置。
(付記5) 画像処理方法において、
光波面変調素子を含む光学系で被写体像を撮像し、
前記被写体像を逆フィルタによって画像処理し、
前記画像処理の際は、前記逆フィルタのフィルタ強度が閾値よりも高い領域に演算領域を制限して前記画像処理を行う、
ことを特徴とする画像処理方法。
1 撮像装置
10 光学系
10a 光波面変調素子
20 撮像素子
30 画像処理部

Claims (4)

  1. 光波面変調素子を含む光学系と、
    前記光学系を通過した被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記被写体像を逆フィルタによって画像処理する画像処理部と、
    を備え、
    前記画像処理部は、前記逆フィルタのフィルタ強度が閾値よりも高い領域に演算領域を制限して前記画像処理を行う、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像処理部は、前記フィルタ強度の分布の第2象限の領域および前記第2象限のフレア領域を前記演算領域とする前記閾値を設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記画像処理部は、前記逆フィルタを複数個用意し、露出の状態に応じて前記逆フィルタを選択することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 画像処理方法において、
    光波面変調素子を含む光学系で被写体像を撮像し、
    前記被写体像を逆フィルタによって画像処理し、
    前記画像処理の際は、前記逆フィルタのフィルタ強度が閾値よりも高い領域に演算領域を制限して前記画像処理を行う、
    ことを特徴とする画像処理方法。
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