JP2011159564A - ワイヤーハーネスおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シールド部30は、第1および第2保護材31、37と、第1および第2シールド材32、36と、を備える。シールド部30は、複数の電線10の一部を、保護しつつ電磁的に遮蔽する。第1および第2保護材31、37は、複数の電線10の長手方向に延伸する部材であり、不織布により形成されている。この不織布は、主として、PET(ポリエチレンテレフタレート)により線状に形成された基本繊維と、基本繊維の周囲に鞘状のバインダ材が配置されたバインダ繊維と、を有している。第1および第2シールド材32、36は、複数の電線10の長手方向に延伸する部材であり、銅やアルミ等により形成された金属箔テープが用いられる。そして、シールド部30が、加熱および加圧されることによって、シールド部30は所望の形状とされる。
【選択図】図2
Description
<1.1.ワイヤーハーネスの構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるワイヤーハーネス1の構成の一例を示す平面図である。図2は、シールド部30の構成の一例を示す分解斜視図である。ここで、ワイヤーハーネス1は、複数の電線を束にしたものであり、例えば自動車の配線に使用される。図1に示すように、ワイヤーハーネス1は、主として、複数の電線10と、コネクタ15と、ドレイン線20と、シールド部30と、を有している。
図3は、シールド部30の成形に使用される金型50の構成の一例を示す斜視図である。図4から図6は、ワイヤーハーネス1の製造方法の一例を示す正面図である。以下では、まず、金型50のハードウェア構成を説明した後、ワイヤーハーネス1の製造方法を説明する。
ここでは、金型50のハードウェア構成について説明する。金型50は、第1および第2保護材31、37を加熱および加圧することによって、シールド部30を所望の形状に成形する。図3に示すように、金型50は、主として、保持部51と、圧縮部53と、電熱線54と、を有している。
ここでは、図4から図6を参照しつつ、金型50を用いたワイヤーハーネス1の製造方法について説明する。
以上のように、第1の実施の形態のワイヤーハーネス1は、複数の電線10の一部だけを遮蔽することができる。すなわち、複数の電線10のうちノイズ対策の必要な部分だけが、電磁的に遮蔽され、シールド線として機能する。そのため、複数の電線10の遮蔽を安価に実現することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態におけるワイヤーハーネス100は、第1の実施の形態のワイヤーハーネス1と比較して、
(1)シールド部の構成が異なる点と、
(2)シールド部の成形に使用される金型が異なる点と、
を除いては、第1の実施の形態と同じである。そこで、以下ではこの相違点を中心に説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるシールド部130の構成の一例を示す分解斜視図である。シールド部130は、第1の実施の形態のシールド部30と同様に、複数の電線10の一部を、保護しつつ電磁的に遮蔽する。図7に示すように、シールド部130は、主として、保護材131(保護部)と、シールド材132と、を備えている。
図8は、シールド部130の成形に使用される金型150の構成の一例を示す斜視図である。図9は、ワイヤーハーネス100の製造方法の一例を示す正面図である。以下では、まず、金型150のハードウェア構成を説明した後、ワイヤーハーネス100の製造方法を説明する。
ここでは、金型150のハードウェア構成について説明する。金型150は、保護材131を加熱および加圧することによって、シールド部130を所望の形状に成形する。図8に示すように、金型150は、主として、加熱部151と、保持部152と、圧縮部53と、電熱線154と、を有している。
ここでは、図9を参照しつつ、金型150を用いたワイヤーハーネス100の製造方法について説明する。
以上のように、第2の実施の形態のワイヤーハーネス100は、複数の電線10の一部だけを遮蔽することができる。すなわち、複数の電線10のうちノイズ対策の必要な部分だけが、電磁的に遮蔽され、シールド線として機能する。そのため、複数の電線10の遮蔽を安価に実現することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態におけるワイヤーハーネス200は、第1の実施の形態のワイヤーハーネス1と比較して、シールド部の成形に使用される金型が異なる点を除いては、第1の実施の形態と同じである。そこで、以下ではこの相違点を中心に説明する。
図10は、シールド部230の成形に使用される金型250の構成の一例を示す斜視図である。図11は、ワイヤーハーネス200の製造方法の一例を示す正面図である。以下では、まず、金型250のハードウェア構成を説明した後、ワイヤーハーネス200の製造方法を説明する。
ここでは、金型250のハードウェア構成について説明する。金型250は、第1および第2保護材31、37を加熱および加圧することによって、シールド部230を所望の形状に成形する。図10に示すように、金型250は、主として、保持部251と、圧縮部53と、電熱線254と、を有している。
ここでは、図11を参照しつつ、金型250を用いたワイヤーハーネス200の製造方法について説明する。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
10 電線
15 コネクタ
20 ドレイン線
30、130、230 シールド部
31 第1保護材
32 第1シールド材
36 第2シールド材
37 第2保護材
39、139、239 接合部
50、150、250 金型
131 保護材
132 シールド材
Claims (6)
- ワイヤーハーネスであって、
(a) 電線束と、
(b) 前記電線束の長手方向に延伸しつつ前記電線束の一部を囲繞することによって、前記電線束の一部を遮蔽するシールド材と、
(c) 前記シールド材を囲繞しつつ自身の接合部で接合されることによって、前記電線束の一部および前記シールド材を保護する保護部と、
を備え、
前記保護部は、基材と、前記基材より低融点のバインダ材と、を有するとともに、
前記保護部の接合部は、溶融した前記バインダ材が冷却凝固することによって、接合されることを特徴とするワイヤーハーネス。 - 請求項1に記載のワイヤーハーネスにおいて、
前記保護部は、
前記基材により線状に形成された基本繊維と、
前記基本繊維の周囲に鞘状の前記バインダ材が配置されたバインダ繊維と、
を有することを特徴とするワイヤーハーネス。 - 請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネスにおいて、
前記保護部は、加熱および加圧に起因した圧縮残留応力によって、前記電線束を固定することを特徴とするワイヤーハーネス。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のワイヤーハーネスにおいて、
前記保護部の外周面は、溶融した前記バインダ材が冷却凝固することによって、硬化することを特徴とするワイヤーハーネス。 - 電線束と、シールド材と、保護部と、を有するワイヤーハーネスの製造方法であって、
前記保護部は、
融点が第1温度の基材と、
融点が第2温度であり、前記基材より低融点のバインダ材と、
を有しており
(a) 前記電線束の長手方向に延伸する前記シールド材によって、前記電線束の一部を囲繞する工程と、
(b) 前記長手方向に延伸する前記保護部によって、前記シールド材を囲繞する工程と、
(c) 前記工程(a)および(b)により前記電線束の一部および前記シールド材を囲繞した前記保護部を、前記第2温度以上前記第1温度未満の温度で加熱する工程と、
(d) 前記工程(c)により溶融した前記バインダ材を冷却凝固させる工程と、
を備えることを特徴とするワイヤーハーネスの製造方法。 - 請求項5に記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、
前記工程(c)は、前記工程(a)および(b)により前記電線束の一部および前記シールド材を囲繞した前記保護部を、前記第2温度以上前記第1温度未満の温度で加熱しつつ、さらに加圧することを特徴とするワイヤーハーネスの製造方法。
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2010
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