JP2011158310A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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【課題】 有料道路から一時的に離脱しても一定の適用条件を満足すれば有料道路の連続利用とみなすサービスに適用可能な「ナビゲーション装置」を提供する。
【解決手段】 ナビゲーション装置は、有料道路が指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、自車位置を検出する検出手段と、目的地までの経路を探索する探索手段と、前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持する記憶手段と、自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録する退場記録手段と、自車のエンジン始動時に、前記退場情報に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断する判定手段と、前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知する通知手段と、を有する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、目的地までの経路を案内する機能を備えたナビゲーション装置に関し、特に、首都高速道路のような有料道路において休憩施設を利用するときの利用案内に関する。
路側装置と車載器間のデータ通信方法として、ETC(登録商標:Electronic Toll Collection SYSTEM)やDSRC(Dedicated Short Range Communication)などが実用化されている。ETCは、有料道路の料金所で停止することなく自動で料金を収受することができる自動料金収受システムの代表的なものである。ETCを利用する場合には、路側ETC装置と無線通信することができる車載ETC装置を車両に搭載する必要がある。
ETCは、典型的に、一般道路から高速道路等に入るインターチェンジ(入口)、高速道路から一般道路等へ出るインターチェンジ(出口)において利用されるが、さらにそれを発展させたものとして、高速道路のパーキングエリアやサービスエリアにETCゲートを設置し、そこを介して出入りを可能にする無人サービスも普及している。例えば、特許文献1は、ETCを利用して無人運用のスマートインターチェンジに関するナビゲーション装置を開示している。また特許文献2は、出発地および目的地に対応させて適正な乗降インターチェンジを設定することができるナビゲーション装置を開示している。
特開2008ー241390号公報 特許第3820908号公報
現在、首都高速道路などの有料道路では、利用料金は利用距離に関係なく一律であり、有料道路を一旦降り、その後有料道路に入ると、再度料金を徴収するシステムを採用している。しかし、首都高速道路では、トイレなどの休憩施設が充分でなく、走行中に休憩等を行いたくとも最寄に休憩施設が無い場合には、やむを得ず首都高速を一旦降り、その後に乗りなおす、または、首都高速道路から降り、先の入口で首都高速道路に乗りなおすことを余儀なくされている。
こうした不便さを解消するために、現在、首都高速道路において、スマートパーキングエリアというサービス(以下、スマートPAと略す)が検討されている。スマートPAは、首都高速道路近傍の事業者様と連携して、パーキングエリアが設置されていない区間のトイレ休憩などのサービスを必要に応じて提供するシステムである。スマートPAの適用条件として、首都高速道路の指定出口から降り、指定施設を利用し、一定時間(例えば、2時間)以内に、指定入口から首都高速道路に入り直すことを要する。この条件を満足すれば、スマートPAの利用は、首都高速道路の連続利用とみなし、再度の料金の徴収を行わないとするものである。従って、ナビゲーション装置には、スマートPAに関する情報が適切に案内される機能が要求される。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、有料道路から一時的に離脱しても一定の適用条件を満足すれば有料道路の連続利用とみなすサービスに適用可能なナビゲーション装置を提供することを目的とする。
特に本発明は、ユーザがナビゲーション装置によるルート案内を利用していないときにおいても、上記指定出口から出たときには、スマートPAが利用可能である旨をユーザに提示し、かつ指定入口までのルートを誘導し得るナビゲーション装置を提供することを目的とする。
本発明に係るナビゲーション装置は、有料道路において利用されるナビゲーション装置であって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、自車位置を検出する検出手段と、目的地までの経路を探索する探索手段と、前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持する記憶手段と、自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録する退場記録手段と、自車のエンジン始動時に、前記退場情報に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断する判定手段と、前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知する通知手段とを有する。
好ましくは前記判定手段は、前記探索手段を起動して、自車位置から前記指定入口に至る経路を構築し、この経路に基づいて前記特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するものである。また好ましくは、ナビゲーション装置は、自車が前記指定施設に入場したことを記録する施設記録手段をさらに有し、前記判定手段は、自車が未だ前記指定施設に入場していないと判断した場合に、該指定施設を通り前記指定入口に至る経路を構築するものである。好ましくは、ナビゲーション装置は、前記判定手段において、前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、ユーザにその利用の要否の選択を求める選択手段と、前記選択手段によりユーザがその利用を求めた場合に、前記判定手段で構築された経路でユーザを案内する案内手段とをさらに有する。好ましくは前記退場記録手段で記録される退場情報は、当該指定出口の識別情報と退場時刻を含み、前記判定手段は、その構築された経路で現在地から前記指定入口までの到達時間を推計し、前記指定出口からの退場時刻、現在時刻および前記到達時間から、前記特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断する。また、好ましくは、前記判定手段は、前記自車のエンジン始動後前記指定入口から入場するまでの間、前記特定サービスの一定条件が満たされているかを逐次判断し、前記通知手段は、前記判断の結果を所定のタイミングでユーザに通知するものである。
本発明に係るナビゲーション装置はまた、有料道路において利用されるナビゲーション装置であって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持する記憶手段と、自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録する退場記録手段と、自車のエンジン始動時に、前記退場情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された前記退場情報に基づいて、自車位置から前記指定入口に至る経路を構築する探索手段と、前記退場情報、前記探索手段により構築した経路および自車の現在位置に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断する判定手段と、前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知する通知手段とを有する。
本発明は、また、有料道路において利用されるナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法であって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持するステップと、自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録するステップと、自車のエンジン始動時に、前記退場情報に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するステップと、前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知するステップとを有する。
本発明は、また、有料道路において利用されるナビゲーション装置におけるサービスの利用案内プログラムであって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持するステップと、自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録するステップと、自車のエンジン始動時に、前記退場情報に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するステップと、前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知するステップとを有する。
本発明によれば、自車のエンジン始動をトリガーとして指定施設が経由地となるような誘導経路が探索されるので、ユーザは、ルート案内を利用していないときでも、容易に指定施設に立ち寄り、指定入口から有料道路に再入場することができる。
スマートPAの概要を説明する図である。 ETCシステムの典型的な構成図である。 本発明の実施例に係るナビゲーション装置の構成を示す図である。 道路種別データとノードデータの記憶例を示す図である。 スマートPAに関する指定出口、指定入口および指定施設の関係を示すテーブルの例である 首都高速道路を経由して目的地までのルートを案内するときのスマートPAの利用例を示す図である。 図3に示すスマートPA案内プログラムの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るナビゲーション装置の動作フローチャートである。 本発明の第1の実施例に係るナビゲーション装置の動作フローチャートである。 第2の実施例に係るナビゲーション装置の動作フローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明のナビゲーション装置は、休憩などのために有料道路から一時的に離脱して再入場する際に一定の適用条件を満足すれば有料道路の連続利用とみなすサービスに適用することができる。より具体的には、有料道路の指定出口から出て、指定出口に関連する指定施設を利用し、指定出口に関連する指定入口から一定時間以内に有料道路に戻ることを適用条件とするサービスに適したナビゲーション装置を例示する。
以下の実施例では、有料道路として首都高速道路を対象とし、首都高速道路の指定出口から降り、2時間以内に指定施設を利用し、指定入口から首都高速道路に戻った場合には、首都高速道路の連続的な利用とみなし追加の料金を徴収しない、スマートPAのサービスを例に説明する。
図1は、スマートPAの概要を説明する図である。図1Aは、スマートPAの第1の利用態様を示している。首都高速道路Hの指定出口Exから一般道路R1に降り、指定された施設LAを利用し、再び指定入口Enから首都高速道路Hに戻る。第1の利用態様では、指定出口Exと指定入口Enが同一のインターチェンジICに設定されているため、首都高速道路Hを降りた車両は、行きと帰りで同じ道路R1を走行して首都高速道路Hに再入場することになる。
図1Bは、第2の利用態様を示している。第2の利用態様では、首都高速道路Hの指定出口Exから出た車両は、道路R1を通り、指定施設LAへ向かい、その後、道路R2を通り指定入口Enから首都高速道路Hに再入場する。第2の利用態様では、指定出口Exと指定入口Enは、異なるインターチェンジIC1、IC2に設定されており、首都高速道路からの行きと帰りのルートが異なる。
スマートPAのサービスを利用するには、無線通信することが可能な車載ETC装置が車両に搭載されていることを必要とする。図2は、ETCサービスを利用するための典型的なシステムを示している。路側ETC装置1は、首都高速道路Hのインターチェンジの入口および出口のゲートに設置され、そこを通過する車両の車載ETC装置2と無線通信を行う。また、スマートPAでは、指定施設LAを利用したか否かを判定するため指定施設LAの入口のゲートにも設置される。
次に、図2に示すETCシステムの動作の概略を説明する。自車が首都高速道路に入るとき、車載ETC装置2は、路側ETC装置1に対し自車IDを含む信号を送信する。路側ETC装置1は、受け取った自車IDを認証し、認証が成功すると、車載ETC装置2に対し、入口料金所識別情報、進入時刻情報および課金情報を含む信号を送信する。この信号は、車載ETC装置2で受け取られ、車載ETC装置2に記録される。首都高速道路の場合は、走行距離にかかわらず料金が定額であるため、首都高速道路への入場時に課金される。なお、走行距離に応じて料金が増加する従量制の高速道路の場合には、自車が高速道路を出るとき、路側ETC装置1が走行区間を計算し、走行区間に応じた課金情報を車載ETC装置2に送信する。
スマートPAのサービスを受ける場合には、自車が首都高速道路に再入場するとき、路側ETC装置1は、車載ETC装置2から受け取ったデータを照合し、自車が指定出口から降りたこと、指定施設を利用したこと、指定出口を退場してから2時間以内に指定入口から再入場したことを確認する。この確認が行われた場合には、首都高速道路の連続利用とみなし、再入場の際に課金は行われない。
次に、本実施例のナビゲーション装置の構成を図3に示す。本実施例のナビゲーション装置10は、車載ETC装置2と接続され(図2を参照)、車載ETC装置2で送受した情報は、制御部122へ提供され、ETCやスマートPAに適応した制御が行われる。本実施例に係るナビゲーション装置10は、車載ETC装置2とデータの送受を行うバスインターフェース(I/F)20、GPS衛星からの信号を受信して自車位置を検出するGPS受信機30、VICSセンタから配信される道路交通情報を受信するVICS受信機40、ユーザからの入力を受け取る入力部50、無線または有線を介して外部機器とデータ通信をする通信制御部60、大容量ハードディスクなどの記憶媒体を含む記憶部70、スピーカ82から音声を出力させる音声出力部80、ディスプレイ92に道路地図等の画像を表示させる表示制御部90、プログラムを記憶するプログラムメモリ100、データを一時的に記憶するデータメモリ110、プログラムを実行することで各部を制御する制御部122を含んで構成される。
バスI/F20は、自立航法センサ(例えば、車速センサや加速度センサ、ジャイロセンサ等)によって検出された信号、自車のパーキングのオン/オフを示す信号、車載ETC装置2からのETCやスマートPAに関する情報を受け取り、これを制御部122へ提供する。VICS受信機40は、光ビーコン、電波ビーコン、FM多重放送などによりVICSセンタ側から配信されたリアルタイムな渋滞情報や規制情報を受信し、これを制御部120へ提供する。入力部50は、ディスプレイ92に併設された操作(タッチ)パネル52、音声により入力を可能にする音声入力部54、およびリモコン56を含む。
記憶部70は、ナビゲーションに必要な道路地図データを格納する。道路地図データには、道路を識別するためのリンクデータ、交差点を識別するためのノードデータ、施設等のPOIを識別する施設データなどが含まれる。リンクデータは、道路種別、道路名称、幅員、規制、開始ノードと終端ノードの座標などを含んでいる。交差点ノードは、リンクノードの開始ノードや終端ノードとの接続関係を示す情報や交差点種別等の情報を含んでいる。施設データには、レストラン、ガソリンスタンド、観光地などの種々の施設に関する情報が含まれる。
図4Aに示すように、道路種別データは、当該リンクが首都高速道路、高速道路、または一般道路に該当するのかを識別するための情報を含む。また、道路種別データには、スマートPAの対象であるか否かの識別情報を含ませることができる。例えば、首都高速道路がスマートPAの対象路線であれば、フラグがHに設定される。
図4Bに示すように、ノードデータは、当該ノードが一般道路の交差点または首都高速道路などのインターチェンジに該当するのかを識別する情報を含み、ノードがインターチェンジに該当する場合には、当該インターチェンジが、出口専用、入口専用、出口と入口の双方を備えたものであるかを識別する情報を含む。さらに、インターチェンジである場合には、それらの出口や入口がスマートPAの対象である指定出口または指定入口に該当するのかを識別する情報を含み、例えば、スマートPAの対象である指定出口または指定入口であれば、フラグがHに設定される。これらの情報は、自車が首都高速道路の出口を降りるときに、スマートPAを利用するか否かの判定に利用される。
さらに記憶部70には、スマートPAの利用を判定するための情報として、図5に示すように指定出口、指定入口および指定施設の相互の関係を示す情報がテーブルとして記憶される。スマートPAでは、指定出口から出て、指定出口と関連する指定施設を利用し、指定出口と関連する指定入口から入場する必要があり、図5のテーブルは、この関係を規定している。例えば、指定出口Ex1から首都高速道路を降りた場合には、指定入口En1から再入場する必要があり、その際に指定施設LA1を利用する必要がある。また、指定出口Ex2から降りた場合には、施設LA2またはLA3のいずれかを利用し、指定入口En2またはEn3から再入場しなければならない。なお、指定出口に関連する指定入口や指定施設の数は、必ずしも1つに限らない。
また後述するように、本ナビゲーション装置10は、自車が指定出口から退場するときに、出口の識別情報、退場時刻を含む退場情報を取得するが、その情報は自車のエンジンが停止されたあとでも残るように、この記憶部70に永続化される。
プログラムメモリ100は、自立航法センサやGPS受信機30からの検出信号に基づき自車位置を算出する自車位置算出プログラム102、自車位置、経由地やその他の位置から目的地や誘導経路までの最適なルートを探索しこれを案内するルート探索プログラム104、スマートPAを利用するときの経路案内を行うスマートPA案内プログラム106などを含む。データメモリ110は、自車位置算出プログラムで算出された自車位置情報112、記憶部70から読み出した自車位置周辺の道路地図データ114、ルート探索プログラム104により探索された誘導経路情報116、スマートPAの利用に関する情報118、指定出口からの退場情報120などを記憶する。
次に、本実施例に係るナビゲーション装置が利用される状況および本実施例による案内方法について概略説明する。図6は、首都高速道路におけるスマートPAのサービスの一態様を示す図である。ここで、首都高速道路を走行中の車両が、ナビゲーション装置によるルート案内を利用していない場合において、休憩などのために指定出口Ex1から退場し、一般道にある指定施設LA1を利用する場合を想定する。
上記指定出口Ex1から退場した車両が、スマートPAにおけるサービスの適用を受けるためには、以下の条件を満たす必要がある。
(1)車両が、指定出口Ex1に関連付けられた指定施設LA1内に入場すること。
(2)車両が、2時間以内に指定出口Ex1に関連付けられた指定入口En1から首都高速道路内に再入場すること。
このような状況において実施例に係るナビゲーション装置10は、概略以下の情報処理制御を行う。
(1)車両が指定出口Ex1から出たときに、その出口の識別情報および退場時刻を記憶する。
(2)車両が指定施設LA1内に入場したときに、その施設の識別情報を記憶する。
(3)車両がエンジンを始動したときに、現在位置Pから指定入口En1に至る最適な案内ルートR1を構築する(車両が未だ指定施設LA1に入場していない場合には、指定施設を通るルートを構築する)。
(4)指定出口からの退場時刻、現在時刻および現在位置Pから指定入口En1に至るまでの推定到達時間から、車両が2時間以内に指定入口En1に到達できるか判断する。
(5)2時間以内に到達できると判断した場合に、指定入口En1までのルート案内が必要かをユーザに求める。
(6)ユーザがルート案内を要求した場合に、これを実施する。
次に、上記情報処理制御を行うためのナビゲーション装置における具体的な装置構成について説明する。図7は、図3のナビゲーション装置のスマートPA案内プログラム106の機能的なブロック図である。ここで示した機能ブロックは、ナビゲーション装置10における他のプログラム、情報およびハードウェア構成の一部を含んで実現される。スマートPA案内プログラム106は、自車が首都高速道路のインターチェンジ出口から一般道に降りるとき、当該出口がスマートPAの適用となる指定出口に該当するか否かを判定し、そうである場合にその退場情報を記録する退場情報記録部150、指定施設内への入場時にその識別情報などの施設情報をを記録する施設情報記録部152、車両のエンジン始動時にこの退場情報および施設情報を読み出す情報読出し部154、現在地から指定入口までの経路を探索する経路探索部156、車両が指定入口に到達するまでに既定のサービス条件を満たすことが出来るか否かを判断するサービス条件判定部158、サービス条件が満たされると判断する場合に、搭乗者にその利用の可否を選択させる案内を表示するサービス案内提示部160、搭乗者がサービスの利用を選択した場合に、先に探索した指定入口までのルートでの案内を開始するルート案内部162、および車両がインターチェンジ入口に来たときに、当該入口がスマートPAの指定入口に該当するか否かを判定し、そうである場合にその入場情報を記録する入場情報記録部164を備えている。
退場情報記録部150は、自車が首都高速道路の出口から退場するとき、当該出口が、スマートPAの指定出口に該当するか否かを判定する。指定出口に該当するか否かは、出口設置のETC装置を介して受信した情報から、スマートPAの指定出口を示すフラグを読んで判断する。あるいは、GPS受信機30や自立航法センサの出力から自車位置を算出し、これと記憶部70に記憶した指定出口の位置情報を照合して判断する。退場情報記録部150は、出口がスマートPAの指定出口である場合に、その識別情報をその退場時刻と共に、それが車両エンジンが停止された場合でも残るよう記憶部70に永続化させる。この退場時刻は、例えばGPS受信機から得られた時間情報、あるいはナビゲーション装置に内蔵されている時計情報を利用することができる。
施設情報記録部152は、指定出口と関連する指定施設に入場したか否かを判定する。後述するように、自車は、必ずしもスマートPAを利用するために指定出口から退場したとは限らない場合がある。そのような場合には、スマートPAに関する案内をすることは、ユーザにとって不必要である。指定施設への入場判定は、例えば、その出入口に設置したETC装置からの受信情報を利用することが出来る。また、GPS受信機30や自立航法センサの出力から自車位置を算出し、道路地図データにマップマッチングして行うことが出来る。施設情報記録部152は、これら方法により取得した指定施設の識別情報をその時刻と共に、記憶部70に記憶する。
情報読出し部154は、車両のエンジンが始動されたときに、前記退場情報記録部150で記録された退場情報および前記施設情報記録部152で記録された施設情報を、記憶部70から主記憶上に読み出す。例えば、車両のエンジン始動によってナビゲーション装置10が待機モード(待機電力でシステムの最小機能を駆動できる状態)から起動モード(システムの全機能を駆動できる状態)に遷移したとき、これをトリガーとして情報読出し部154による動作を開始させることができる。
経路探索部156は、前記車両のエンジン始動をトリガーとして、読み出した退場情報および施設情報を元にこれらに対応する指定出口を特定し、ルート探索プログラム104を起動して現在位置から指定出口までの最適ルートを構築する。本発明に係るナビゲーション装置においては、スマートPA利用者がそこで車両エンジンを停止することを想定して構築されるが、スマートPAを利用する前に車両エンジンを停止する可能性があることも勘案して、その判断に施設情報を利用する。すなわち、経路探索部156は、ルート構築に先立って、自車が指定出口に関連付けられた指定施設を利用したか否かを判断し、エンジン始動時に未だ利用されていないと判断した場合は、指定施設を経由して指定入口に至る経路を目的ルートとして構築する。
サービス条件判定部158は、自車が指定入口に到達するまでにスマートPAのサービス条件を満たすことが出来るか否か、すなわち、指定出口を出てから指定施設を経由して指定入口に至るまでの予想時間を推計し、それがサービスで規定されている2時間を基準にした閾値内であるか否かを判断する。具体的には、経路探索部156で構築したルートでの指定入口の予想到達時刻を予測し、退場情報記録部150に記録した退場時刻を起点とした経過時間を求め、これを先の閾値と比較して判断する。閾値の設定に際しては、自車が未だ指定施設に入場していない場合には、その利用時間を考慮する(例えば、利用時間を30分として入口への到達時刻を計算する)。また、この予想到達時刻の算出に当たっては、VICS受信機40で受信したリアルタイムな渋滞情報や規制情報を勘案して決定することができる。
サービス案内提示部160は、サービス条件判定部158においてサービス条件が満たされ得ると判断された場合に、表示制御部90を介してディスプレイ92上、また音声出力部80を介してスピーカ82に、一定条件の下スマートPAサービスが利用可能である旨を通知して搭乗者に喚起し、さらにディスプレイ92上に、本サービスを利用するか否かを選択させるボタンを表示する。サービス案内提示部160は、通知に際し、指定入口への到達予想時刻、サービス適用可能時刻を表示し、また、自車が未だ指定施設に入場していない場合にはその旨の説明を表示する。
ルート案内部162は、搭乗者がディスプレイ92上に表示された選択ボタンを操作して、スマートPAサービスを利用する意思を示した場合に、経路探索部156で構築されたルートをディスプレイ92上に表示して、以降自車のルート案内を開始する。
入場情報記録部164は、車両がインターチェンジ入口に来たときに、当該入口がスマートPAの指定入口に該当するか否かを判定し、そうである場合にその入場情報を記録する。指定入口に該当するか否かの判断は、退場情報記録部150の場合と同様で、基本的に入口設置のETC装置を介して受信した情報から、スマートPAの指定入口を示すフラグを読んで判断する。入場情報記録部164は、入口がスマートPAの指定入口である場合に、その識別情報をその入場時刻と共に記憶する。このスマートPAのサービス案内の処理は、この入場記録が完了したことで終了する。この場合に、記憶部70に記憶させた指定出口からの退場情報、および指定施設の入場情報を、記憶部70から消去または履歴情報として別の記憶エリアに退避させることによって、ナビゲーション装置による本案内処理が完了したことを示すことが出来る。
次に、ナビゲーション装置の基本動作を図8および図9のフローチャートを参照して説明する。実施例では、自車がナビゲーション装置によるルート案内を利用していない状態で首都高速道路を走行し、スマートPA利用のために指定出口から高速道路を退場し、指定施設において車両のエンジンを一旦停止して施設利用をする場合を想定しており、図8はエンジン停止前までの制御フロー、図9はエンジン再始動後の制御フローをそれぞれ示している。
図8において、自車が、図6に示すような首都高速道路の出口Ex1を降りるとき、退場情報記録部150は、出口設置のETC装置から受信した情報に基づいて、出口Ex1がスマートPAの対象の指定出口に該当するか否かを判定する(ステップS101)。ここでは、出口Ex1は、指定出口であり、入口En1は、指定入口である。出口Ex1が指定出口に該当すると判定されると、退場情報記録部150は、その出口の識別情報とその退場時刻を記憶し、記憶部70に永続化する(ステップS102)。これによって車両エンジンが停止されても、退場情報はシステム上に読み出せる。
次に、自車が図6に示すような指定施設LA1に入場するとき、施設情報記録部152は、施設の出入口に設置のETC装置から受信した情報、および記憶部70に記憶した図5の関連テーブルに基づいて、指定施設LA1が先の指定出口Ex1に関連付けられた指定施設であるか否かを判断する(ステップS103)。指定施設LA1が指定施設に該当すると判定されると、施設情報記録部152は、その施設の識別情報とその入場時刻を記憶し、記憶部70に永続化する(ステップS104)。その後、搭乗者が指定施設を利用するために、自車のエンジンが停止されることによって、本処理は一旦中断される。この場合において、ナビゲーション装置の終了処理の中に、自車が指定出口から退場して本案内処理の間にあることを示すフラグを記録する処理を置き、エンジン再始動時にそのフラグに基づいて続く処理を行うか否かを判断するようにしてもよい。
次に図9に移ると、処理は、搭乗者が指定施設を利用し終え、自車のエンジンを再始動することにより再開される(ステップS105)。自車のエンジンが再始動され、ナビゲーション装置が待機モードから起動モードに遷移されると、記憶部70に格納した退場情報が読み出され(ステップS106)、適正な退場情報があるか判断される(ステップS107)。適正な退場情報があると判断された場合は、システムは、自車が指定出口から出てスマートPAサービスを利用する状態にあると判断し、本処理を継続する。一方、適正な退場情報がないと判断された場合には、システムは、自車がスマートPAサービスを利用する状態にないと判断し、処理を終了する。ここで、適正な退場情報があるか否かの判断は、その情報が記憶部70から読み出せるか否かで判断することができ、その場合、本処理が完了したときに対象情報を記憶部70から消去又は別領域に退避させる。
ステップS107において適正な退場情報があると判断された場合、次に、その退場に係る指定出口Ex1の識別情報をキーとして、記憶部70に格納された図5の関連テーブルが検索され、これに関連付けられた指定施設LA1および指定入口En1の情報が読み出される(ステップS108)。次いで、記憶部70に指定施設LA1への入場情報があれば、それを読み出す(ステップS109)。ここで指定施設LA1への入場情報が記憶部70に存在する場合、ステップS110において、搭乗者が既に指定施設LA1を利用済みであると判断し、処理をステップS111へ渡し、一方、その入場情報が存在しない場合には、ステップS110において、搭乗者が未だ指定施設を利用していないと判断し、処理をステップS112へ渡す。そして、ステップS110においては、経路探索部156を起動して、現在地から指定入口En1までの最適ルートを構築させ、一方、ステップS111においては、経路探索部156を起動して、現在地から指定施設LA1を経由して指定入口En1に至る最適ルートを構築させる。
次に、これら構築したルートに基づいて指定入口En1に到達する予想時刻を算出する(ステップS113)。そして、この算出された予想時刻と、先に取得した退場情報に含まれる退場時刻から、スマートPAのサービスの適用を受け得るか、すなわち退場時刻から2時間以内に指定入口に入場できるかを判断する(ステップS114)。判断の結果、指定条件を満たしていないとされた場合、本処理は終了する。この場合において、その旨をディスプレイ92に表示するなどして搭乗者にその旨を通知してもいい。
一方、ステップS114における判断の結果、自車が指定条件を満たしているとされた場合、システムは、表示制御部90を介してディスプレイ92上、また音声出力部80を介してスピーカ82に、一定条件の下スマートPAサービスが利用可能である旨を通知して搭乗者に喚起すると共に、ディスプレイ92上に、本サービスを利用するか否かを選択させるボタンを表示する(ステップS115)。そして、搭乗者がディスプレイ92上に表示された選択ボタンを操作して、スマートPAサービスを利用する意思を示した場合は、経路探索部156で構築されたルートをディスプレイ92上に表示して、以降自車のルート案内を開始する(ステップS116)。以上により、自車が指定出口Ex1を退場してからのスマートPAサービスの案内手続きが完了する。本処理によって、自車のルート案内を利用していないような場合においても、搭乗者は指定入口までのルート案内を利用することが出来るようになる。
次に、本発明の第2の実施例について図10のフローチャートを参照して説明する。第2の実施例は、先の実施例においてルート案内が開始された後に追加的に実施される処理であり、自車が指定入口に至までの間、スマートPAのサービス条件が満たされるかを監視し、必要に応じて搭乗者に通知を行うものである。従って、第1の実施例と重複する動作の説明は、ここでは省略する。
図9に示すステップS117の処理でルート案内が開始されると、処理は図10に示す処理に移行される。図10において、最初に自車が指定入口En1に到達したかが判断される(ステップS118)。この判断は、自車が指定入口En1に設置されたETC装置から受信した入場情報によって行うことが出来る。すなわち記憶部70から指定出口Ex1に関連付けられた指定入口En1の入場情報を読み出し、それが存在する場合には、自車は既に指定入口En1に到達したと判断して、処理をステップS122に移行し、所定の終了処理を実行してから本案内処理を終了する。ここでの終了処理としては、記憶部70に記憶した指定出口Ex1における退場情報の消去または別記憶域への退避、本案内処理に係るプログラムおよびデータのリセットが含まれる。
ステップS118において入場情報が存在しないと判断された場合、次いで、自車位置算出プログラム102により逐次移動する自車の位置が計算され、これに基づいて、指定入口En1の予想到達時刻が再計算される(ステップS119)。再計算された予想到達時刻は、指定出口Ex1の退場時刻と共にサービス条件判定部158に渡され、その時点においてスマートPAサービスの適用条件に依然適合しているかが照合される(ステップS120)。
ここで、スマートPAサービスの適用条件を満たしていると判断された場合は、処理はステップS118に戻され、従って自車が指定入口En1に到達するまで、ステップS118〜S120の処理が繰り返される。一方で、自車が指定入口En1に到達する前に規定時間の2時間が経過してしまった場合、ステップS120においてスマートPAサービスの適用条件を満たしていないと判断され、その場合は、搭乗者に対してディスプレイ92上にその旨を表示し、またスピーカ82でこれを音声案内する(ステップS121)。最後に終了処理を実施し、本案内処理を終了する(ステップS122)。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1:路側ETC装置 2:車載ETC装置
10:ナビゲーション装置 20:バスインターフェース(I/F)
30:GPS受信機 40:VICS受信機
50:入力部 60:通信制御部
70:記憶部 80:音声出力部
90:表示制御部 100:プログラムメモリ
102:自車位置算出プログラム 104:ルート探索プログラム
106:スマートPA案内プログラム 110:データメモリ
112:自車位置情報 114:道路地図データ
116:誘導経路情報 150:退場情報記録部
152:施設情報記録部 154:情報読出し部
156:経路探索部 158:サービス条件判定部
160:サービス案内提示部 162:ルート案内部
164:入場情報記録部

Claims (16)

  1. 有料道路において利用されるナビゲーション装置であって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、
    自車位置を検出する検出手段と、
    目的地までの経路を探索する探索手段と、
    前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持する記憶手段と、
    自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録する退場記録手段と、
    自車のエンジン始動時に、前記退場情報に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断する判定手段と、
    前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知する通知手段と、
    を有するナビゲーション装置。
  2. 前記判定手段は、前記探索手段を起動して、自車位置から前記指定入口に至る経路を構築し、この経路に基づいて前記特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するものである、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 自車が前記指定施設に入場したことを記録する施設記録手段をさらに有し、
    前記判定手段は、自車が未だ前記指定施設に入場していないと判断した場合に、該指定施設を通り前記指定入口に至る経路を構築するものである、請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記判定手段において、前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、ユーザにその利用の要否の選択を求める選択手段と、
    前記選択手段によりユーザがその利用を求めた場合に、前記判定手段で構築された経路でユーザを案内する案内手段とを、
    さらに有する、請求項2または3に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記退場記録手段で記録される退場情報は、当該指定出口の識別情報と退場時刻を含み、
    前記判定手段は、その構築された経路で現在地から前記指定入口までの到達時間を推計し、前記指定出口からの退場時刻、現在時刻および前記到達時間から、前記特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断する、請求項2ないし4いずれか1つに記載のナビゲーション装置。
  6. 前記判定手段は、前記自車のエンジン始動後前記指定入口から入場するまでの間、前記特定サービスの一定条件が満たされているかを逐次判断し、
    前記通知手段は、前記判断の結果を所定のタイミングでユーザに通知する、
    ものである、請求項1ないし5いずれか1つに記載のナビゲーション装置。
  7. 有料道路において利用されるナビゲーション装置であって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、
    前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持する記憶手段と、
    自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録する退場記録手段と、
    自車のエンジン始動時に、前記退場情報を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記退場情報に基づいて、自車位置から前記指定入口に至る経路を構築する探索手段と、
    前記退場情報、前記探索手段により構築した経路および自車の現在位置に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断する判定手段と、
    前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知する通知手段と、
    を有するナビゲーション装置。
  8. 有料道路において利用されるナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法であって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、
    前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持するステップと、
    自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録するステップと、
    自車のエンジン始動時に、前記退場情報に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するステップと、
    前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知するステップと、
    を有するナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法。
  9. 前記判断するステップは、自車位置から前記指定入口に至る経路を構築するステップを有し、この構築した経路に基づいて前記特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するものである、請求項8に記載のナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法。
  10. 自車が前記指定施設に入場したことを記録するステップをさらに有し、
    前記判断するステップが、自車が前記指定施設に入場したかを判断するステップを有し、自車が未だ前記指定施設に入場していないと判断した場合に、該指定施設を通り前記指定入口に至る経路を構築するものである、請求項9に記載のナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法。
  11. 前記判断するステップにおいて、前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、ユーザにその利用の要否の選択を求めるステップと、
    前記選択を求めるステップによりユーザがその利用を求めた場合に、前記構築された経路でユーザを案内するステップと、
    さらに有する、請求項9または10に記載のナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法。
  12. 前記退場情報を記録するステップで記録される退場情報は、当該指定出口の識別情報と退場時刻を含み、
    前記判定するステップは、その構築された経路で現在地から前記指定入口までの到達時間を推計するステップを有し、前記指定出口からの退場時刻、現在時刻および前記到達時間から、前記特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断する、請求項9ないし11いずれか1つに記載のナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法。
  13. 前記判定するステップは、前記自車のエンジン始動後前記指定入口から入場するまでの間、前記特定サービスの一定条件が満たされているかを逐次判断し、
    前記通知するステップは、前記判断の結果を所定のタイミングでユーザに通知する、
    ものである、請求項8ないし12いずれか1つに記載のナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法。
  14. 有料道路において利用されるナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法であって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、
    自車のエンジン始動時に、前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報と、自車が前記指定出口から退場するときに記録した退場情報を読み出すステップと、
    前記読み出された前記退場情報に基づいて、自車位置から前記指定入口に至る経路を構築するステップと、
    前記退場情報、前記探索手段により構築した経路および自車の現在位置に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するステップと、
    前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知するステップと、
    を有するナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法。
  15. 有料道路において利用されるナビゲーション装置におけるサービスの利用案内プログラムであって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、
    前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報を保持するステップと、
    自車が前記指定出口から退場するときに、その退場情報を記録するステップと、
    自車のエンジン始動時に、前記退場情報に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するステップと、
    前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知するステップと、
    を有するナビゲーション装置におけるサービスの利用案内プログラム。
  16. 有料道路において利用されるナビゲーション装置におけるサービスの利用案内方法であって、該有料道路が、指定施設利用のための指定出入口からの一時的な出入場を一定条件下で認める特定サービスを提供するものにおいて、
    自車のエンジン始動時に、前記有料道路が提供する特定サービスに関する情報と、自車が前記指定出口から退場するときに記録した退場情報を読み出すステップと、
    前記読み出された前記退場情報に基づいて、自車位置から前記指定入口に至る経路を構築するステップと、
    前記退場情報、前記探索手段により構築した経路および自車の現在位置に基づいて、前記有料道路における特定サービスの一定条件が満たされ得るかを判断するステップと、
    前記特定サービスの一定条件が満たされ得ると判断された場合に、その旨をユーザに通知するステップと、
    を有するナビゲーション装置におけるサービスの利用案内プログラム。
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