JP2011157667A - 編地に対するハトメの取付方法、及び編地に対するハトメの取付構造 - Google Patents
編地に対するハトメの取付方法、及び編地に対するハトメの取付構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】編地へのハトメの取付を可能とする編地に対するハトメの取付構造の提供。
【解決手段】編地に形成した貫通穴にハトメ雄体のかしめ脚部を貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に前記かしめ脚部をかしめ固定する、編地に対するハトメの取付方法において、編地の貫通穴は、編目拡径手段で編地の編目を拡開して形成した拡開穴とし、前記編目拡径手段は、先端が円錐状を有し、基端が前記ハトメ雄体のかしめ脚部の外径よりも大きい寸法とし、編目拡径手段が拡開穴を貫通した状態で、ハトメ雄体のかしめ脚部を前記編目拡径手段に沿って拡開穴に通し、拡開穴の周縁には前記編地の編繊維が密集した補強部を形成し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定し、ハトメ雄体とハトメ雌体によって前記補強部を挟持固定する編地に対するハトメの取付方法。
【選択図】図1
【解決手段】編地に形成した貫通穴にハトメ雄体のかしめ脚部を貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に前記かしめ脚部をかしめ固定する、編地に対するハトメの取付方法において、編地の貫通穴は、編目拡径手段で編地の編目を拡開して形成した拡開穴とし、前記編目拡径手段は、先端が円錐状を有し、基端が前記ハトメ雄体のかしめ脚部の外径よりも大きい寸法とし、編目拡径手段が拡開穴を貫通した状態で、ハトメ雄体のかしめ脚部を前記編目拡径手段に沿って拡開穴に通し、拡開穴の周縁には前記編地の編繊維が密集した補強部を形成し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定し、ハトメ雄体とハトメ雌体によって前記補強部を挟持固定する編地に対するハトメの取付方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、編地(いわゆるニット生地)に対するハトメの取付構造と、該取付構造を実現するための取付方法に関するものである。
従来、平編(天竺)等の編地にハトメを打ち付けることは、取着後の体裁の悪化や強度の低下の問題から、非常に難点が多いものであった。即ち、ハトメを取着するためには、あらかじめ、取付対象となる生地に取付穴を形成しておく必要があるが、前記平編等の編地に取付穴を形成すると、織地とは異なり、当該取付穴から解れが生じ、伝線を生じて体裁が悪化することとなる。また、編地そのものが伸縮性を有するため、度重なる使用や洗濯等によって編地に過度の負荷がかかった結果、ハトメが当該編地から脱落することもある。
以上の事情から、編地に対してハトメを打ち付けることは、商品の品質を落とすことにもなりかねず、殆ど採用されていない。例えば、Tシャツや、ボア(編地で構成されたもの)等のニット製品の編地に対しては、ハトメを採用できない。
上記編地の特性を克服すべく、従来から、編地に対してハトメを安定的に取着する方法が案出されており、例えば、編成生地若しくは伸縮性小片を重合接着し、然る後この接着部において前記生地と小片に相互に連通する通孔を開設し、この通孔にハトメを止着するハトメの取付方法(例えば、特許文献1参照。)が公知である。
一方、編地を対象とするものではなく、テントやシート、リュックサック、鞄、ベルトなど帆布や補強プラスチックシート等の生地に対して、ハトメのより強固な取付構造を開示するものとして、オンハトメ(ハトメ雄体)とリング(ハトメ雌体)との取付において、放射状の刃を備えた柱状カッターを用い、膜体(生地)に放射状の切込み孔を形成する、膜体のロープ孔補強金具取付装置(例えば、特許文献2参照。)が公知である。
また同様に、特に編地を対象とするものではないが、シュート内を連続供給されるハトメを作業サイクル毎に一個ずつ案内するガイドピンを出入自在に設けたステムと、このステムの中心線前方延長上に配置され且つワーク(布等の比較的軟質な材料)を案内するとともに中空軸状のハトメを案内するガイド部と前記ハトメの脚部先端を広げるかしめ部とを有するアンビルとから構成されたハトメかしめ機で、前記ステムに対向するアンビルのガイド部の先端を鋭角形状の多角錘状にし、その稜線を鋭い刃形状としたものを用いて、アンビルのガイド部先端によってワークを突き通して裂け目を形成して穴を開け、ハトメとワッシャでかしめるもの(例えば、特許文献3参照。)が公知である。
上記特許文献1に係る発明は、編地に対してハトメを安定的に取着する方法として、現在も利用される方法である。当該特許文献1に係る取付方法では、編地に対するハトメの取付方法としてある程度実用性を備えることができるが、編地の伸縮性に伴い、通孔の周囲にも引張力が作用し、繰り返しの使用や洗濯等によって、ハトメが当該編地から脱落することがあり、従来の欠点を解消するまでには至らなかった。
また、特許文献2に係る発明は、テントやシート、リュックサック、鞄、ベルトなどの帆布や補強プラスチックシート等の生地を対象としたものであり、ハトメの取付に際して、放射状の刃を備えた柱状カッターを用い、膜体(生地)に放射状の切込み孔を形成することで、従来の透孔を形成せずに、ハトメの脱落等を防止しようとするものである。
当該構成によれば、ハトメの脱落を防止する点において効果は認められるものの、上記したように、テントなどの帆布や補強プラスチックシート等の生地を対象としたものであり、編地に対する適用については考慮されていない。このため、編地に対して同様の構成とすると、放射状の切込孔の形成によって、編地に解れが生じ、伝線を生じたり、編地の有する伸縮性により解れが広がってハトメの脱落に繋がる虞があり、編地に対するハトメの取付に適さないものであった。
また、特許文献3に係る発明は、前記ステムに対向するアンビルのガイド部の先端を鋭角形状の多角錘状にし、その稜線を鋭い刃形状としていることによって、ワークに対してアンビルのガイド部先端と稜線の刃によって拡径方向に向かって連続した裂け目を形成する。このため、ワークとして編地を使用すると、特許文献2に係る発明と同様に、編地に対して拡径に伴って伸張される編地の周方向に対して垂直方向(即ち、径方向)へ連続して切断することで解れが生じ、編地の有する伸縮性により解れが広がって、伝線を生じたり、ハトメの脱落に繋がる虞がある。特にボア等に用いられる編地等、編地の種類によっては、切断後すぐに大きな解れが生じるものもあり、編地に対するハトメの取付に適さないものであった。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、編地に特化したハトメの取付を可能とし、例えば、Tシャツや、ボア(編地で構成されたもの)等のニット製品に使用しても、ハトメの脱落を防止して商品の品質を低下させることがない、編地に対するハトメの取付方法とその取付構造を、発明が解決しようとする課題とする。
本発明は、編地に形成した貫通穴にハトメ雄体のかしめ脚部を貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に前記かしめ脚部をかしめ固定する、編地に対するハトメの取付方法において、編地の貫通穴は、編目拡径手段で編地の編目を拡開して形成した拡開穴とし、前記編目拡径手段は、先端が円錐状を有し、基端が前記ハトメ雄体のかしめ脚部の外径よりも大きい寸法とし、編目拡径手段が拡開穴を貫通した状態で、ハトメ雄体のかしめ脚部を前記編目拡径手段に沿って拡開穴に通し、拡開穴の周縁には前記編地の編繊維が密集した補強部を形成し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定し、ハトメ雄体とハトメ雌体によって前記補強部を挟持固定することを特徴とする編地に対するハトメの取付方法を基本として、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は、上記基本となる編地に対するハトメの取付方法を前提として、先端が円錐状を有する編目拡開手段にハトメ雌体を嵌装した状態で、前記編目拡開手段を編地の編目を拡開させて拡開穴を形成し且つ該拡開穴の周縁に前記編地の編目が密集した補強部を形成しながら挿通し、次いで、円筒状のかしめ脚を有するハトメ雄体を、該かしめ脚側から編目拡開手段の先端に通した状態とし、かしめ脚部の先端を、編目拡開手段に沿って編目の拡開によって形成された拡開穴に通し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚部に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定する編地に対するハトメの取付方法を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は、上記基本となる編地に対するハトメの取付方法を前提として、先端が円錐状を有する編目拡開手段に対して、かしめ脚を有するハトメ雄体を、該かしめ脚を上方として嵌装した状態で、前記編目拡開手段を編地の編目を拡開させて拡開穴を形成し且つ該拡開穴の周縁に前記編地の編繊維が密集した補強部を形成しながら挿通し、拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚部に入れ替えて、かしめ脚部の先端が編地より上方に達した状態とし、次いで、編目拡開手段の先端に対してハトメ雌体を嵌挿し、ハトメ雌体に対してかしめ脚をかしめ固定することを特徴とする請求項2記載の編地に対するハトメの取付方法を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は、編地に形成した貫通穴にハトメ雄体のかしめ脚部を貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に前記かしめ脚部をかしめ固定した、編地に対するハトメの取付構造において、編地の貫通穴は、編地の編目を拡開して形成した拡開穴とし、拡開穴の周縁に前記編地の編繊維が密集した補強部を形成したことを特徴とする編地に対するハトメの取付構造を、課題を解決するための手段とする。
請求項1に係る発明によれば、編地に形成した貫通穴にハトメ雄体のかしめ脚部を貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に前記かしめ脚部をかしめ固定する、編地に対するハトメの取付方法において、編地の貫通穴は、編目拡径手段で編地の編目を拡開して形成した拡開穴とし、前記編目拡径手段は、先端が円錐状を有し、基端が前記ハトメ雄体のかしめ脚部の外径よりも大きい寸法とし、編目拡径手段が拡開穴を貫通した状態で、ハトメ雄体のかしめ脚部を前記編目拡径手段に沿って拡開穴に通し、拡開穴の周縁には前記編地の編繊維が密集した補強部を形成し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定し、ハトメ雄体とハトメ雌体によって前記補強部を挟持固定することを特徴とする編地に対するハトメの取付方法としたことから、先端が円錐状を有する編目拡開手段により、かしめ脚の外径よりも拡開穴の内径が僅かに大きく形成されることで、編目拡開手段が編目内に進入して編目を押し広げ、かしめ脚の挿入時、特に、拡開穴を保持する手段が編目拡開手段からかしめ脚に入れ替わる際に生ずる繊維の切断を概ね防止でき、また、拡開穴の周縁に前記編地の編繊維が密集した補強部が形成されることで、僅かな繊維の切断が生じた場合であっても更なる繊維の切断を防止し、編地の伝線や、編地の伸縮性を要因とするハトメの脱落を防止でき、きわめて強固で、安定した取付構造とすることができる。
請求項2に係る発明によれば、上記請求項2に係る発明の構成を前提として、先端が円錐状を有する編目拡開手段にハトメ雌体を嵌装した状態で、前記編目拡開手段を編地の編目を拡開させて拡開穴を形成し且つ該拡開穴の周縁に前記編地の編目が密集した補強部を形成しながら挿通し、次いで、円筒状のかしめ脚を有するハトメ雄体を、該かしめ脚側から編目拡開手段の先端に通した状態とし、かしめ脚部の先端を、編目拡開手段に沿って編目の拡開によって形成された拡開穴に通し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚部に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定するハトメの取付方法としたから、その円錐状の先端から連続する編目拡開手段の側周面に沿って、ハトメ雄体のかしめ脚部の先端が拡開穴内に滑り込み、拡開穴の周縁は、請求項2にかかる発明と同様にかしめ脚の外径よりも拡開穴の内径が僅かに大きく形成されるため、編地の繊維が全く切れないか、或いは、拡開穴の形成に伴って微小なレベルでの繊維の切断が生じても拡開に伴う僅かな周方向の切断に抑え、拡開穴の形成に伴ってその周縁の編繊維が密集した補強部が形成されて更なる切断を阻止した状態として、ハトメ雄体及びハトメ雌体でかしめ、更に補強部を挟持するから、編地の伝線や、編地の伸縮性を要因とするハトメの脱落を防止し、きわめて強固で、安定した取付構造とすることができる。
請求項3に係る発明によれば、請求項2に係る発明の構成を前提として、先端が円錐状を有する編目拡開手段に対して、かしめ脚を有するハトメ雄体を、該かしめ脚を上方として嵌装した状態で、前記編目拡開手段を編地の編目を拡開させて拡開穴を形成し且つ該拡開穴の周縁に前記編地の編繊維が密集した補強部を形成しながら挿通し、拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚部に入れ替えて、かしめ脚部の先端が編地より上方に達した状態とし、次いで、編目拡開手段の先端に対してハトメ雌体を嵌挿し、ハトメ雌体に対してかしめ脚をかしめ固定することから、請求項2にかかる発明と同様にかしめ脚の外径よりも拡開穴の内径が僅かに大きく形成されるため、先端が円錐状を有する編目拡開手段により、極力編目を切断しないように、編目拡開手段が編目内に進入して編目を押し広げ、該編目拡開手段とともに、ハトメ雄体のかしめ脚部の先端が編地の下方側から拡開穴内に滑り込み、拡開穴の周縁は、編地の繊維が全く切れないか、或いは、拡開穴の形成に伴って微小なレベルでの繊維の切断が生じても拡開に伴う僅かな周方向の切断に抑え、拡開穴の形成に伴ってその周縁の編繊維が密集した補強部が形成されて更なる切断を阻止した状態として、編地の上方側でハトメ雄体及びハトメ雌体でかしめ、更に補強部を挟持するから、編地の伝線や、編地の伸縮性を要因とするハトメの脱落を防止し、きわめて強固で、安定した取付構造とすることができる。
請求項4に係る発明によれば、編編地に形成した貫通穴にハトメ雄体のかしめ脚部を貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に前記かしめ脚部をかしめ固定した、編地に対するハトメの取付構造において、編地の貫通穴は、編地の編目を拡開して形成した拡開穴とし、拡開穴の周縁に前記編地の編繊維が密集した補強部を形成したことを特徴とする編地に対するハトメの取付構造としたことによって、拡開穴の周縁は、編地の編繊維が全く切れないか、或いは、拡開穴の形成に伴って微小なレベルでの編繊維の切断が生じても拡開に伴う僅かな周方向の切断に抑えることで、拡開穴の形成に伴ってその周縁の編繊維の密度が高くなる補強部が形成されて更なる切断を阻止した状態として、ハトメ雄体及びハトメ雌体でかしめる構造となることから、編地の伝線や、編地の伸縮性を要因とするハトメの脱落を防止し、きわめて強固で、安定した取付構造とすることができる。
かしめ脚部を有するハトメ雄体とハトメ雌体とからなるハトメを編地に対してかしめ固定する、編地に対するハトメの取付方法において、先端が円錐状を有する編目拡開手段に対してハトメ雌体を嵌装した状態で、前記編目拡開手段を編地の編目を拡開させながら挿通し、次いで、円筒状のかしめ脚を有するハトメ雄体を、該かしめ脚側から編目拡開手段の先端に通した状態とし、かしめ脚部の先端を、編目拡開手段に沿って編目の拡開によって形成された拡開穴に通し、該拡開穴の周縁には前記編地の編目が詰まった補強部を形成し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定し、ハトメ雄体とハトメ雌体によって補強部を挟持固定することを特徴とする、編地に対するハトメの取付方法としたことから、先端が円錐状を有する編目拡開手段により、極力編目を切断しないように、編目拡開手段が編目内に進入して編目を押し広げ、その円錐状の先端から連続する編目拡開手段の側周面に沿って、ハトメ雄体のかしめ脚部の先端が拡開穴内に滑り込み、拡開穴の周縁は、編地の繊維が全く切れないか、或いは、拡開穴の形成に伴って微小なレベルでの繊維の切断が生じても拡開に伴う周方向の僅かな切断とし、拡開穴の形成に伴って編目拡開手段の周囲の編繊維で補強部を形成して更なる切断を阻止した状態として、ハトメ雄体のかしめ脚部が、編地の編目を拡開して形成された拡開穴を通して、編地表面側から編地裏面側へ貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に対してかしめ固定し、あわせてハトメ雄体及びハトメ雌体で補強部を挟持固定することによって、編地の伝線や、編地の伸縮性を要因とするハトメの脱落を起こすことがなく、きわめて強固で、安定した、編地に対するハトメの取付方法、及び、編地に対するハトメの取付構造を実現した。
以下に、本発明の実施例1に係る、編地3に対するハトメの取付方法及び取付構造について説明する。尚、図1は本発明の実施例1に係るハトメの取付方法における初期の配置を示す説明図、図2は同実施例1に係るハトメの取付方法における、ハトメ雌体2を編目拡開手段4にセットした状態を示す説明図、図3は同実施例1に係るハトメの取付方法における、編目に編目拡開手段4を通す状態を示す説明図、図4は同実施例1に係るハトメの取付方法における、編地3を通した後に編目拡開手段4にハトメ雄体1をセットした状態を示す説明図、図5は同実施例1に係るハトメの取付方法における、編地3に編目拡開手段4を通す前の状態の編地3と編目拡開手段4の関係を示す説明平面図、図6は同実施例1に係るハトメの取付方法における、編地3に編目拡開手段4を通している状態の編地3と編目拡開手段4の関係を示す説明平面図、図7は同実施例1に係る編地3に対するハトメの取付構造を示す、断面概略図である。
本発明の実施例1に係る編地3に対するハトメの取付方法は、図1から図4に示すように、台座5の上面中央に、先端部40が円錐形状を有するピン状の編目拡開手段4を備えたハトメかしめ用治具Tを用いて行うものである。当該ハトメかしめ用治具Tは、編目拡開手段4を台座5に対して固着した構成である。
本実施例1における編目拡開手段4の先端部40は、台座5上に表れる当該編目拡開手段4の長さの概ね八分の一程度としてあり、先端部40の下側となる側周面41は、先端部40から連続する上側位置で一旦僅かに縮径したのち、下方へ向けて緩やかに拡径し、下端から三分の一程度の位置で、概ねハトメ雄体1のかしめ脚10の外径寸法より僅かに大きい寸法程度に形成してある。このようにすることで、かしめ脚10の外径よりも拡開穴33の内径が僅かに大きく形成されるため、かしめ脚10の挿入の際に、拡開穴33の周縁の繊維が該かしめ脚10の先端と接触せず、かしめ脚の進入に伴う繊維の切断を大幅に低減することができる。また、編目拡開手段4の先端部40から該先端部40に連続する側周面41は、下方(基端)に至るほど拡径する形状とし、編地3に対して円滑な面として形成してある。当該形状によって、先端部40及び側周面41は、繊維の切断を殆ど生じることがなく、滑るように拡径穴33内に入り、更に拡径穴33を拡大させるものである。
ハトメの構成は、特に本方法に適するための特別な構成を有するものではなく、中空円筒状のかしめ脚部10と鍔部11を有するハトメ雄体1(雄ハトメ)と、環状のハトメ雌体2(雌ハトメ)とからなり、ハトメ雌体2のハトメ雌体中央穴20に前記かしめ脚部10を通した後、該かしめ脚部10を変形させることで、編地3に対して固着する一般的なものである。
図1及び図2に示すように、編目拡開手段4に対して上方からハトメ雌体2を嵌入する。ハトメ雌体中央穴20の径寸法は編目拡開手段4の基端の外径と略一致させてあり、ハトメ雌体2は編目拡開手段4に通した状態で台座5の上面に配置される。
そして図3に示すように、編目拡開手段4に対して編地3を下降させて、編地3における編目に、編目拡開手段4の先端部40を通す。編地3は裏面31側を下向きとする。図5に示す編地3に編目拡開手段4を編目に通す前の状態から、図6に示すように、編目拡開手段4が編目内を通るにつれて、徐々に編目拡開手段4が進入した編目が広がることとなる。
この時点で、編地3の伸縮性や、編目の粗さ、編目拡開手段4の径の大きさ等の条件によって、編地3の編繊維が全く切れないときもあり、僅かな編繊維の切れを生ずるときもある。全く編繊維が切断されないことが最も望ましいが、僅かな編繊維の切れを生ずる場合においても、拡径に伴って編目拡開手段4の周方向に沿う編繊維の切れであるため伝線を引き起こすことがなく、また、拡径に伴って編目拡開手段4の周囲の編繊維が寄せ集められて当該箇所の編繊維が密集し(前記編地3の編目が詰まり)、編繊維の僅かに切れた部分を補強する補強部32を形成することとなる。
次に、図4に示すように、ハトメ雄体1を、かしめ脚部10を下向きとして、前記編目拡開手段4に嵌め込んだ状態とする。この状態において、ハトメを押圧してかしめ脚部10をかしめるための、ハトメ押圧手段Pにより、ハトメ雄体1の上方から当該ハトメ雄体1の鍔部11を押圧する。ハトメ押圧手段Pの中央には、編目拡開手段4との接触を回避するための逃し穴P1を設けてある。
ハトメ押圧手段Pによって、ハトメ雄体1のかしめ脚部10は、編目拡開手段4の側周41に沿ってスライドし、編地3の表面30側から、該編地3の拡開によって形成された拡開穴33内に滑り込む。この状態で、拡開穴33を保持する手段が、編目拡開手段4から、ハトメ雄体1のかしめ脚部10に入れ替わることとなる。その後、かしめ脚部10は、編地3の裏面31側へ貫通して、ハトメ雌体2のハトメ雌体中央穴20内に入り込み、ハトメ雄体1とハトメ雌体2が台座5のかしめ部51(図4参照。)によって、ハトメ雌体2の裏面31側で拡開変形し、図7に示すようにかしめ固定される。
上記一連の工程によって得られた、本実施例1に係る編地3に対するハトメの取付構造は、編目の編繊維が全く切れていないか、または編繊維が僅かに切れていても伝線に繋がるものではなく、また図7に示すように、補強部32が形成されることで、編地3の本来有する伸縮性に伴って生ずる引張りに対する強度を維持でき、伝線によってハトメが編地3から脱落することがない。
また、ハトメ雌体2とかしめ脚との固着だけでなく、ハトメ内には、かしめ脚部10の全周囲に亘って前記補強部32が形成されており、この補強部32がかしめ内で固定されることで、より編地3の伸縮性に伴って生ずる引張りに対する強度を、高めることができる。
以上に示した、本実施例1に係る編地3に対するハトメの取付方法によって得られたハトメの取付構造について、従来のハトメの取付方法によって得られたものとの比較試験を行った。
(試験方法)
大きさの異なる三種類のハトメ(ハトメ内径が3.5mm(#200)、4.0mm(#300)、4.5mm(#400)のハトメ)について、夫々、本発明の実施例1に係る編地(40番手双糸で天竺編としこれを二枚重ねとしたもの)に対するハトメの取付構造を有する試験片と、同様の編地3にハトメ穴を打ち抜いてハトメ雄体1とハトメ雌体でかしめ固定したハトメの取付構造を有する試験片とを作成し、JIS L1018(グラブ法)に準じ、各試験片の大きさを幅6cm、長さ12cmとし、引張速度10mm/60秒として、切断時の引張力について、検査器具(IMADA PSR50R)を用いて測定した。
尚、従来のハトメの取付構造では、ハトメが小さいほど、打ち抜かれるハトメ穴も小さい。従って、従来のハトメ取付構造では、径の大きいハトメほどハトメ穴が最も大きく、ハトメ穴の打ち抜きで編地3におけるより多くの繊維が失われている。
大きさの異なる三種類のハトメ(ハトメ内径が3.5mm(#200)、4.0mm(#300)、4.5mm(#400)のハトメ)について、夫々、本発明の実施例1に係る編地(40番手双糸で天竺編としこれを二枚重ねとしたもの)に対するハトメの取付構造を有する試験片と、同様の編地3にハトメ穴を打ち抜いてハトメ雄体1とハトメ雌体でかしめ固定したハトメの取付構造を有する試験片とを作成し、JIS L1018(グラブ法)に準じ、各試験片の大きさを幅6cm、長さ12cmとし、引張速度10mm/60秒として、切断時の引張力について、検査器具(IMADA PSR50R)を用いて測定した。
尚、従来のハトメの取付構造では、ハトメが小さいほど、打ち抜かれるハトメ穴も小さい。従って、従来のハトメ取付構造では、径の大きいハトメほどハトメ穴が最も大きく、ハトメ穴の打ち抜きで編地3におけるより多くの繊維が失われている。
(試験結果)
以上のように、従来のハトメの取付構造では、ハトメのサイズが大きくなり、打ち抜かれるハトメ穴が大きいほど、引張り強度が低下している。これに対して、本実施例1のハトメの取付構造では、ハトメのサイズにかかわらず、従来比で約1.8倍〜6.2倍程度の引張力にまで耐えることができ、引張力の大幅な向上を確認できた。
また、従来のハトメのサイズが大きくなると生じる強度の低下については、本発明の実施例1に係るハトメの取付構造では、全く生じない。このため、ハトメのサイズが大きいほど、従来よりも大幅に強度を向上させることができ、本発明の効果が大きいことが判明した。
以上のように、従来のハトメの取付構造では、ハトメのサイズが大きくなり、打ち抜かれるハトメ穴が大きいほど、引張り強度が低下している。これに対して、本実施例1のハトメの取付構造では、ハトメのサイズにかかわらず、従来比で約1.8倍〜6.2倍程度の引張力にまで耐えることができ、引張力の大幅な向上を確認できた。
また、従来のハトメのサイズが大きくなると生じる強度の低下については、本発明の実施例1に係るハトメの取付構造では、全く生じない。このため、ハトメのサイズが大きいほど、従来よりも大幅に強度を向上させることができ、本発明の効果が大きいことが判明した。
本実施例2に係る編地3に対するハトメの取付方法は、実施例1に係る編地3に対するハトメの取付方法と異なるが、最終的に実施例1と同様の編地3に対するハトメの取付構造を得るものである。本実施例2に係る編地3に対するハトメの取付方法は、上記実施例1とは編地3の表裏を逆として、編目拡開手段4には予めハトメ雌体2ではなく、ハトメ雄体1をセットするものである。以下、本実施例2に係る編地3に対するハトメの取付方法について説明する。尚、図8は本発明の実施例2に係るハトメの取付方法における初期の配置を示す説明図、図9は同実施例2に係るトメ本体を編目拡開手段4にセットした状態を示す説明図、図10は同実施例2に係るハトメの取付方法における、編目に編目拡開手段4を通す状態を示す説明図、図11は同実施例2に係るハトメの取付方法における、編地3を通した後に編目拡開手段4にハトメ雌体2をセットした状態を示す説明図である。
本実施例2に係る編目に対するハトメの取付方法において使用するかしめ用治具は、編目拡開手段4は台座5の上面に突設する点、及び、編目拡開手段4の先端部40の形状について、実施例1と共通するものの、台座5は編目拡開手段4の下端側を保持する保持部51と該保持部51を上方へ押圧するための弾性体6と、該弾性体6を収納する弾性体収納空間50とを備え、編目拡開手段4の下端が台座5内の保持部51まで延設される点、弾性体6の上端に当接している点で異なる。
図8及び図9に示すように、編目拡開手段4の上方からハトメ雄体1を、鍔部11を下向きとして嵌入する。
そして図10に示すように、編目拡開手段4に対して編地3を下降させて、編地3における編目に、編目拡開手段4の先端部40を通す。編地3は表面側を下向きとする。実施例1について示す図5、図6と同様に、編目拡開手段4が編目内を通るにつれて、徐々に編目拡開手段4が進入した編目が広がることとなる。編目拡開手段4が編目内(即ち拡開穴33内)に進入し続けると、該編目拡開手段4に嵌めこまれたハトメ雄体1は、そのかしめ脚部10側から、拡開穴33内に入り込む。かしめ脚部10が編地3の表面側から裏面31側へ抜けた状態とする。この状態で、拡開穴33を保持する手段が、編目拡開手段4から、ハトメ雄体1のかしめ脚に入れ替わることとなる。
実施例1と同様に、拡径に伴って編目拡開手段4の周囲の編繊維が寄せ集められて当該箇所の編繊維が密集した(前記編地の編目が詰まった)補強部32を形成する。編地3の編繊維の切れについても実施例1と同様に、編地3の伸縮性や、編目の粗さ、編目拡開手段4の径の大きさ等の条件によって、編地3の編繊維が全く切れないときもあり、僅かな編繊維の切れを生ずるときもある。編繊維が僅かに切れた場合でも、補強部32が、当該切れた部分を補強することとなる。また、僅かな編繊維の切れを生ずる場合においても、拡径に伴って編目拡開手段4の周方向に沿う編繊維の切れであるため、伝線を引き起こすことがない。
次に、図9に示すように、ハトメ雌体2を前記編目拡開手段4に嵌め込んだ状態とする。この状態において、ハトメ雌体2とハトメ雄体1をかしめ固定するためのハトメ押圧手段Pにより、ハトメ雌体2の上方から当該ハトメを押圧する。ハトメ押圧手段Pの中央には、編目拡開手段4との接触を回避するための逃し穴P1を設けてある。
ハトメ押圧手段Pによって、ハトメ雌体2はハトメ雄体1のかしめ脚部10は、編目拡開手段4の側周面41に沿ってスライドし、編地3の表面30側から、該編地3の拡開によって形成された拡開穴33内に滑り込む。この状態で、拡開穴33を保持する手段が、編目拡開手段4から、ハトメ雄体1のかしめ脚に入れ替わることとなる。そして更に、かしめ脚部10は、編地3の裏面31側へ貫通して、ハトメ雌体2のハトメ雌体20中央穴内に入り込み、ハトメ雄体1とハトメ雌体2がハトメ押圧手段Pのかしめ部P2(図11参照。)によって、ハトメ雌体2の裏面31側で拡開変形して、かしめられる。この際に弾性体6は、一定の弾性力を編目拡開手段に対して付与することで、かしめ操作時の押圧力が過剰となることを防止し、該押圧力を略一定に制御するものとして、かしめ操作後のハトメの変形を防止し、品質を安定させることができる。
以上の一連の工程によって、本実施例2においても、実施例1と同様に、図7(実施例1とは天地逆転した状態)に示すように、編地3に対するハトメの取付構造を実現できる。
また、本発明は、従来技術として開示した特許文献2、3といったハトメかしめ装置に適用することができる。また、実施例1、2で開示したハトメ押圧手段Pは、ハトメかしめ装置における上駒とすることもできるし、ハトメかしめ装置とは別個の押圧用の治具とすることもできる。
また、本発明は、実施例1のハトメ押圧手段を弾性体によって付勢したり、実施例2の台座のように台座内に弾性体を設けて編目拡開手段に付勢し、かしめ時の押圧力を一定に保持することができるが、本発明は弾性体による付勢を有するものに限定するものではない。
また、本発明における「先端が円錐状を有する編目拡開手段」として、実施例1及び実施例2では先端部40として示したが、本発明における「先端が円錐状を有する編目拡開手段」とは当該先端部40に限らず、例えば千枚通しのように、側周面41と先端部40とが連続一体となる円錐形とした編目拡開手段とすることもできる。また、先端部40が円錐状であり、側周面の一部に円柱状となる部分を有するものとすることもできる。
また、本発明は、編地3の有する伸縮性により、拡開穴33は編目拡径手段4からかしめ脚部10に入れ替える際にすみやかに縮径するが、編目拡径手段4の基端側の外径寸法を、編地の有する伸縮性に応じて異なるものに調節できる。例えば、伸縮性の大きい編地3を用いる際には、縮径のスピードが速すぎることでかしめ脚の先端が拡開穴を通せなくならないように、より編目拡径手段4の基端側の外径寸法を大きく設定することができる。
本発明においては、編地の中でも、従来ハトメの打ち付けが特に困難となる伸縮性の高い編地ほど、拡開穴を形成する際に繊維の切れを生じないで行うことができるため、編地の伝線や、編地の伸縮性を要因とするハトメの脱落を起こすことがなく、非常に有用である。また、一方で、伸縮性の低い編地を用いる際には、若干の繊維の切れを生ずる場合があっても、補強部は伸縮性が更に低下することで、より補強性能が向上し、伝線を防止する。
1 ハトメ雄体
10 かしめ脚部
11 鍔部
2 ハトメ雌体
20 ハトメ雌体中央穴
3 編地
30 表面
31 裏面
32 補強部
33 拡開穴
4 編目拡開手段
40 先端部
41 側周面
5 台座
50 弾性体収納空間
51 保持部
52 かしめ部
6 弾性体
P ハトメ押圧手段
P1 逃し穴
P2 かしめ部
T ハトメかしめ用治具
10 かしめ脚部
11 鍔部
2 ハトメ雌体
20 ハトメ雌体中央穴
3 編地
30 表面
31 裏面
32 補強部
33 拡開穴
4 編目拡開手段
40 先端部
41 側周面
5 台座
50 弾性体収納空間
51 保持部
52 かしめ部
6 弾性体
P ハトメ押圧手段
P1 逃し穴
P2 かしめ部
T ハトメかしめ用治具
Claims (4)
- 編地に形成した貫通穴にハトメ雄体のかしめ脚部を貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に前記かしめ脚部をかしめ固定する、編地に対するハトメの取付方法において、
編地の貫通穴は、編目拡径手段で編地の編目を拡開して形成した拡開穴とし、
前記編目拡径手段は、先端が円錐状を有し、基端が前記ハトメ雄体のかしめ脚部の外径よりも大きい寸法とし、
編目拡径手段が拡開穴を貫通した状態で、ハトメ雄体のかしめ脚部を前記編目拡径手段に沿って拡開穴に通し、拡開穴の周縁には前記編地の編繊維が密集した補強部を形成し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定し、ハトメ雄体とハトメ雌体によって前記補強部を挟持固定することを特徴とする編地に対するハトメの取付方法。 - 先端が円錐状を有する編目拡開手段にハトメ雌体を嵌装した状態で、前記編目拡開手段を編地の編目を拡開させて拡開穴を形成し且つ該拡開穴の周縁に前記編地の編目が密集した補強部を形成しながら挿通し、次いで、円筒状のかしめ脚を有するハトメ雄体を、該かしめ脚側から編目拡開手段の先端に通した状態とし、かしめ脚部の先端を、編目拡開手段に沿って編目の拡開によって形成された拡開穴に通し、該拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚部に入れ替えて、ハトメ雌体に対してかしめ脚部をかしめ固定することを特徴とする請求項1記載の編地に対するハトメの取付方法。
- 先端が円錐状を有する編目拡開手段に対して、かしめ脚を有するハトメ雄体を、該かしめ脚を上方として嵌装した状態で、前記編目拡開手段を編地の編目を拡開させて拡開穴を形成し且つ該拡開穴の周縁に前記編地の編繊維が密集した補強部を形成しながら挿通し、拡開穴を保持する手段を、編目拡開手段からかしめ脚部に入れ替えて、かしめ脚部の先端が編地より上方に達した状態とし、次いで、編目拡開手段の先端に対してハトメ雌体を嵌挿し、ハトメ雌体に対してかしめ脚をかしめ固定することを特徴とする請求項1記載の編地に対するハトメの取付方法。
- 編地に形成した貫通穴にハトメ雄体のかしめ脚部を貫通し、編地裏面側のハトメ雌体に前記かしめ脚部をかしめ固定した、編地に対するハトメの取付構造において、
編地の貫通穴は、編地の編目を拡開して形成した拡開穴とし、
拡開穴の周縁に前記編地の編繊維が密集した補強部を形成したことを特徴とする編地に対するハトメの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010022111A JP2011157667A (ja) | 2010-02-03 | 2010-02-03 | 編地に対するハトメの取付方法、及び編地に対するハトメの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010022111A JP2011157667A (ja) | 2010-02-03 | 2010-02-03 | 編地に対するハトメの取付方法、及び編地に対するハトメの取付構造 |
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ID=44589853
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JP2010022111A Pending JP2011157667A (ja) | 2010-02-03 | 2010-02-03 | 編地に対するハトメの取付方法、及び編地に対するハトメの取付構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011157667A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013073406A1 (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-23 | 有限会社山名製作所 | ハトメの取付方法、及びそれに使用する取付具 |
WO2013125346A1 (ja) * | 2012-02-20 | 2013-08-29 | 有限会社山名製作所 | ニット生地用ハトメ、ワッシャーおよびその取付け方法 |
JP2021066590A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーターのガイドレールの給油体、給油装置および加工治具 |
-
2010
- 2010-02-03 JP JP2010022111A patent/JP2011157667A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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