JP2011157167A - 媒体搬送装置及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体を安定に吸着させつつ搬送する。
【解決手段】吸着プラテン60は、搬送ベルト53に対向する第1電極及び第2電極を有し、これらの間に電圧を印加することにより、搬送ベルト53及び用紙P間にジョンセン・ラーベック力による吸着力を発生させる。第1電極及び第2電極の表面には表層材が形成されている。この表層材及び搬送ベルト53のいずれかに、樹脂材料にイオン導電系の抵抗率制御材を含有させて比較的大きい体積抵抗率とした材料を用いることにより、用紙Pの抵抗値による影響を相対的に小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体を搬送部材に吸着させて搬送する媒体搬送装置及び記録装置に関する。
記録媒体を無端ベルトに吸着させて記録ヘッドへと搬送するものとして特許文献1がある。この文献では、無端ベルトの載置面とは反対側に設置された電極板(第1電極)とアース板(第2電極)を利用して載置面上の記録媒体を載置面に吸着させている。
特開平7−330185号公報
上記のような静電気力を利用した吸着手段において、記録媒体の吸着力は、第1電極から無端ベルトと記録媒体を介して第2電極までの経路に発生する電流に依存する。ここで、記録媒体の体積抵抗率は、その種類や吸湿の程度によって、例えば10〜1014Ω・cmと大きく異なるため、記録媒体の種類や吸湿の程度によって、前記経路に発生する電流も大きく異なり、記録媒体の吸着力が安定しない。
本発明の目的は、記録媒体を安定に吸着させつつ搬送する媒体搬送装置及び記録装置を提供することにある。
本発明の媒体搬送装置は、記録媒体が載置される載置面を有する無端ベルトを所定の経路に沿って循環させることにより前記載置面に載置された記録媒体を搬送する搬送手段と、前記載置面とは反対側の表面に対向する第1電極及び第2電極を有し、前記第1電極と前記第2電極の間に所定の電圧を印加して前記第1電極と前記第2電極の間に前記載置面上の記録媒体を介する電流を発生させることにより当該記録媒体を前記載置面に吸着させる第1吸着手段とを備えており、前記第1電極及び前記第2電極の表面に表層材が積層され、前記無端ベルト及び前記表層材の少なくともいずれかにおいて、前記第1電極及び第2電極に対向する領域が、イオン導電系の抵抗率制御材を含有し、気温22.5℃且つ相対湿度50%の環境において前記所定の電圧が印加された際の体積抵抗率が1010〜1014Ω・cm(オームセンチメートル)である樹脂材料から構成されている。
本発明の媒体搬送装置によると、無端ベルト及び表層材の少なくともいずれかの体積抵抗率が1010〜1014Ω・cmとなっているため、記録媒体の体積抵抗率が少なくとも1010Ω・cmより小さい場合、上記の経路に発生する電流が、無端ベルト及び表層材の少なくともいずれかの体積抵抗率に主に依存することとなる。一方、無端ベルトあるいは表層材の体積抵抗率は、イオン導電系の抵抗率制御材を使っているため、印加電圧に依存しにくく安定している。したがって、記録媒体の体積抵抗率が変化しても電流が大きく変化しにくくなり、記録媒体の吸着力が安定する。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記の媒体搬送装置に加え、前記無端ベルトに対向し、前記記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドを備え、前記表層材の前記第1電極及び第2電極に対向する領域が、イオン導電系の抵抗率制御材を含有し、気温22.5℃且つ相対湿度50%の環境において前記所定の電圧が印加された際の体積抵抗率が1010〜1014Ω・cm(オームセンチメートル)である樹脂材料から構成されており、前記無端ベルトが、電子導電系の抵抗率制御材を含有する樹脂材料から構成されている。これによると、記録媒体の体積抵抗率が変化しても電流が大きく変化しにくくなり、記録媒体の吸着力が安定すると共に、無端ベルトにイオン導電材を使わないため、ブリードアウトした物質がノズルに付着して吐出不良となることを防止できる。
また、本発明においては、前記記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッドより上流に配置され、前記無端ベルトと対向する第3電極及び第4電極を有し、前記第3電極と第4電極の間に電圧を印加することで、前記第3電極及び前記第4電極の少なくとも一方と、前記無端ベルト又は前記無端ベルトに載置された記録媒体との間で放電させて当該記録媒体を前記載置面に吸着させる第2吸着手段をさらに有することが好ましい。電子導電系の抵抗率制御材は印加電圧が高くなると体積抵抗率が低下する傾向がある。したがって、電子導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料が無端ベルトに用いられていることにより、第2吸着手段による放電位置では電圧が印加されるため体積抵抗率が低く、放電しやすくなる。また、放電位置以外では電圧が印加されないため体積抵抗率が高く、一旦帯電した搬送部材が放電しにくくなる。これにより、記録媒体を搬送部材に吸着させる吸着力が持続しやすくなり、吸着力が安定する。
無端ベルト及び表層材の少なくともいずれかの体積抵抗率が1010〜1014Ω・cmとなっているため、記録媒体の体積抵抗率が少なくとも1010Ω・cmより小さい場合、上記の経路に発生する電流が、無端ベルト及び表層材の少なくともいずれかの体積抵抗率に主に依存することとなる。一方、無端ベルトあるいは表層材の体積抵抗率は、イオン導電系の抵抗率制御材を使っているため、印加電圧に依存しにくく安定している。したがって、記録媒体の体積抵抗率が変化しても電流が大きく変化しにくくなり、記録媒体の吸着力が安定する。
本発明の一実施の形態である第1の実施形態に係るインクジェットプリンタの内部構成を概略的に示す模式図である。 図1の搬送機構周辺の平面図であり、搬送ベルトの一部及び吸着プラテンの上部の図示が省略され、吸着プラテンの下部が図示されている。 図2のIII−III線断面の部分拡大図である。 記録媒体、吸着プラテン及び搬送機構間に形成される電気回路図である。 本発明の一実施の形態である第2の実施形態に設けられる帯電ローラの周辺図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の好適な一実施の形態である第1の実施形態について、図1〜図5を参照しつつ説明する。
第1の実施形態におけるインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有しており、上部に排紙部15が設けられている。筐体1a内は、上から順に2つの空間S1,S2に区分されている。空間S1には、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2(記録ヘッド)及び搬送方向Aに用紙Pを搬送する搬送機構50(媒体搬送装置)が上方から順に配置されている。空間S2には、給紙装置10が配置されている。さらに、インクジェットプリンタ1には、これらの動作を制御する制御部100が含まれている。なお、本実施形態においては、搬送機構50で用紙Pを搬送するときの搬送方向Aと平行な方向を副走査方向とし、副走査方向と直交する方向であって水平面に沿った方向を主走査方向とする。
インクジェットプリンタ1の内部には、給紙装置10から排紙部15に向けて図1に示す太矢印に沿って用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙装置10は、積層された複数の用紙Pを収容可能な給紙カセット11と、給紙カセット11から用紙Pを送り出す給紙ローラ12と、制御部100により制御され給紙ローラ12を回転させる給紙モータ(不図示)とを有している。
給紙ローラ12は、給紙カセット11に収納された複数枚の用紙Pを、上方から順に1枚ずつ送り出す。搬送機構50の上流には、給紙カセット11から上方に向かって湾曲しながら延在する搬送ガイド17が設けられている。搬送機構50の下流には、搬送機構50から用紙Pを剥離する剥離プレート9が設けられている。さらに、剥離プレート9の下流には、用紙Pを排紙部15へと導く送りローラ21a及び21b、搬送ガイド18並びに送りローラ22a及び22bが設けられている。
この構成において、制御部100の制御により、給紙ローラ12が用紙Pを送り出す。用紙Pは搬送ガイド17を通って搬送機構50に送り出される。搬送機構50は、インクジェットヘッド2の下方の、インクの吐出面2aに対向する領域へと用紙Pを搬送する。インクジェットヘッド2は、搬送機構50によって搬送された用紙Pへとインクを吐出する。これによって、用紙P上に画像が形成される。画像が形成された用紙Pは、搬送機構50の右端で剥離プレート9によって剥離され、送りローラ21a及び21b、搬送ガイド18並びに送りローラ22a及び22bによって、上方の排紙部15へと排出される。
以下、搬送機構50についてより詳細に説明する。搬送機構50は、図1及び図2に示すように、4つのインクジェットヘッド2と対向する位置に配置されており、2つのベルトローラ51,52と、両ローラ51,52間に架け渡されるように巻回された無端の搬送ベルト53と、制御部100に制御されベルトローラ52を回転させる搬送モータ(不図示)とを有している。これらの部材により本発明の搬送手段が構成されている。2つのベルトローラ51,52は、搬送方向Aに沿って並設されており、筐体1aに回転可能に支持されている。搬送ベルト53は可撓性の材質から構成されている。
また、搬送機構50は、4つのインクジェットヘッド2に対向する吸着プラテン60を有している。吸着プラテン60は、図2及び図3に示すように、絶縁材料から構成された板状のベース部材61と、その上面61aに接着された電極62及び63(第1電極及び第2電極)とを含んでいる。電極62及び63は、副走査方向に沿って延在する複数の長尺部62a及び63aを有し、これら長尺部62a及び63aが主走査方向に交互に配置された櫛歯形状となっている。電極62及び63が形成された領域は、主走査方向に関して用紙Pとほぼ同じ幅を有しており、インクジェットヘッド2が配置された領域を副走査方向に関して跨いでいる。電極62及び63の上面は水平に沿って形成され、互いに同じ高さに配置されている。電極62は筐体1a内に設けられた電源69に接続されており、電極63はグランド接続されている。電源69は、制御部100により制御される。電極62及び63には電気伝導性のよい金属などの材質が用いられている。
電極62及び63の上面には表層材64が接着されている。表層材64は電極62及び63を跨いで形成されており、電極62及び63の上面を全体に亘って覆っている。これにより、電極62及び63の表面が搬送ベルト53との接触による磨耗等から保護されている。なお、図2には吸着プラテン60から表層材64を取り外した状態が図示されている。
吸着プラテン60の上流端であって、電極62,63の長尺部62a,63aと対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙装置10から送り出されてきた用紙Pを、搬送ベルト53の外周面である載置面54に押さえ付ける。
この構成において、制御部100の制御により、ベルトローラ52を図1中時計回りに回転させることによって、搬送ベルト53が回転する。搬送ベルト53が回転すると、それに伴ってベルトローラ51及びニップローラ4も回転する。ニップローラ4によって載置面54に押し付けられた用紙Pは、搬送ベルト53の移動に伴って、吸着プラテン60の上方へと搬送される。吸着プラテン60では、制御部100の制御により電極62に正の電位が印加され、電極63にグランド電位が印加される。電極62及び63間に電圧が印加されると、搬送ベルト53や用紙Pを介して電極62及び63間に電流が流れる。図4は、電極62及び63間に所定の電圧Vを印加した際に形成される電気回路を示している。本実施形態においては、電圧Vの大きさは3kV(キロボルト)に設定されているが、その他の大きさであってもよい。なお、図4に示す電気回路は、本実施形態を電気的な構成として理想化した場合に想定される単なる一モデルである。
この電気回路は、電極62→搬送ベルト53→用紙P→搬送ベルト53→電極63の経路を含んでいる。図4のRk,Rgb,Rb,Rgp及びRpは、この経路に沿った各部分の電気抵抗を表している。具体的には、Rkは表層材64の電気抵抗に対応している。Rgbは、表層材64と搬送ベルト53との接触抵抗に対応している。Rbは、搬送ベルト53の電気抵抗に対応している。Rgpは、搬送ベルト53と用紙Pの接触抵抗に対応している。Rpは、用紙Pの電気抵抗に対応している。
また、この電気回路は、上記の経路に並列に接続された迂回経路を含んでおり、RkmやRbmはこれらの迂回経路の電気抵抗を示している。具体的には、Rkmは、電極62及び63間を表層材64のみを介して直接結ぶ迂回経路の電気抵抗を示している。Rbmは、電極62側と電極63側とを用紙Pを介さず搬送ベルト53を介して結ぶ迂回経路の電気抵抗を示している。これらの迂回経路は、抵抗値の大きい搬送ベルト53や表層材64中を面方向に沿って流れる電流の経路である。このため、RkmやRbmは、Rk,Rgb,Rb,Rgp及びRpの合計と比べて、かなり大きいものとなる。
この電気回路には、図4に示すように、各電気抵抗に並列に接続されたコンデンサが形成される。用紙P及び搬送ベルト53の互いの対向面には微小な凹凸が形成されており、電極62及び63間に電圧が印加されると、用紙P及び搬送ベルト53が接触しているところでは用紙Pと搬送ベルト53との間隙に微小な電流が流れ、この間隙に電位差が発生する。用紙P及び搬送ベルト53が接触していないところでは極性の互いに異なる電荷が蓄えられ両者間にクーロン力である吸着力が働く。この吸着力はジョンセン・ラーベック力と呼ばれており、これによって搬送ベルト53上の用紙Pが載置面54に静電吸着される。用紙Pは、このように吸着プラテン60によって載置面54に吸着されつつ、搬送ベルト53の移動に伴ってインクジェットヘッド2の下方を通過し、剥離プレート9へと向かう。
ところで、吸着プラテン60による用紙Pの吸着力は、用紙P及び搬送ベルト53間に蓄積される電荷の大きさに依存し、この電荷の大きさは、用紙P及び搬送ベルト53間に印加される電圧の大きさに依存する。そして、用紙P及び搬送ベルト53間に印加される電圧は、図4の回路において抵抗Rgpを流れる電流に依存する。つまり、吸着プラテン60による用紙Pの吸着力は、電極62から搬送ベルト53及び用紙Pを介して電極63へと流れる電流の大きさに依存する。なお、図4の回路は、抵抗Rk,Rgb,Rb,Rgp及びRpの直列回路とみなしてよい。上記の通り、RkmやRbmはRk,Rgb,Rb,Rgp及びRpの合計と比べてかなり大きく、迂回経路を流れる電流が小さいためである。したがって、図4の回路を流れる電流の大きさは、抵抗Rk,Rgb,Rb,Rgp及びRpの抵抗値の合計に依存する。
これらの抵抗のうち、用紙Pの抵抗Rpは、用紙Pの種類や吸湿度によって抵抗値が大きく変動する。用紙Pの体積抵抗率は、種類や吸湿度により例えば10〜1014Ω・cm(オームセンチメートル)の範囲で変化する。したがって、図4の回路を流れる電流の大きさには、用紙Pの抵抗値の変化によって幅が生じるおそれがある。電流の大きさに幅が生じると、吸着力の大きさに幅が生じるため、用紙Pが搬送ベルト53に安定して吸着されるとは限らず、用紙Pが、搬送ベルト53から浮き上がってインクジェットヘッド2と接触したり、安定に搬送されなくなったりするおそれが生じる。
そこで、本発明者は、用紙Pを搬送ベルト53に安定して吸着させるため、図4の回路において、用紙Pの抵抗値による電流への影響を相対的に小さくすることとした。つまり、用紙P以外の部材の抵抗値を比較的大きくすることで、用紙Pの抵抗値の影響を相対的に小さくすればよいと考えた。例えば、本実施形態の搬送ベルト53や表層材64として、用紙Pと抵抗値が同程度か比較的大きくなるような材質を用いることが考えられる。具体的には、樹脂材料に抵抗率制御材を含有させることにより、抵抗値を比較的大きくなるよう調整した材料を用いる。
搬送ベルト53や表層材64に用いる抵抗率制御材としては、イオン導電系のものと電子導電系のものとが考えられる。イオン導電系の抵抗率制御材としては、例えば、イオン系の界面活性剤、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属、有機イオン電解質などが単独で用いられるか、あるいは複数が併用される。特に、アルキル四級アンモニウム塩が用いられることが好ましい。例えば、イオン導電系の抵抗率制御材としてアルキル四級アンモニウム塩が表層材64に用いられると、環境変動に対する抵抗率制御材の体積抵抗率の変動が抑制される。
なお、アルキル四級アンモニウム塩としては、ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウム、オクタデシルトリメチルアンモニウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムの過塩素酸塩、塩素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、硫酸塩、エトサルフェート塩、ハロゲン化ベンジル塩(臭化ベンジル塩、塩化ベンジル塩等)等が挙げられる。
一方、電子導電系の抵抗率制御材としては、例えば、アルミニウム、鉄、銅、銀などの金属の粉体か繊維、カーボンブラック、酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛等の金属酸化物や、硫化銅、硫化亜鉛などの金属化合物、又は、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化モリブデン、亜鉛、アルミニウム、金、銀、銅、クロム、コバルト、鉄、鉛、白金、ロジウムの他、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン等の導電性ポリマーが単独で用いられたり、これらのうちの複数が併用されたりしてよい。特に、これらの電子導電系の抵抗率制御材としてはカーボンブラックが用いられることが好ましい。カーボンブラックとしては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、カーボンナノチューブ、フラーレン、ゴム用カーボン、PAN(Polyacrylonitrile)系カーボン、ピッチ系カーボンなどのカーボン粉が用いられる。カーボンブラックを用いることによって、環境変動に対する抵抗率制御材の抵抗率の変動が抑制される。
本発明者は、搬送ベルト53及び表層材64の少なくともいずれかにイオン導電系の抵抗率制御材を用いることが好ましいことを見出した。これは、イオン導電系の抵抗率制御材が、印加電圧に対する体積抵抗率の変動が小さいためである。ある測定結果によると、電子導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料からなる試料に100V(ボルト)の電圧を印加した際の試料の体積抵抗率は1012Ω・cm程度であり、500V(ボルト)の電圧を印加した際の試料の体積抵抗率は、10Ω・cm程度であった。一方で、イオン導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料からなる試料に100V(ボルト)の電圧を印加した際の試料の体積抵抗率は1013Ω・cm程度であり、500V(ボルト)の電圧を印加した際の試料の体積抵抗率は、1012〜1013Ω・cm程度であった。
上記の抵抗値は次の測定条件により測定されたものである。[測定条件]測定機器:三菱化学株式会社製の「Hiresta UP」(「Hiresta」は登録商標)。使用プローブ:UR100。測定時間:60秒。測定環境:常温常湿(気温22.5℃且つ相対湿度50%)。気温22.5℃且つ相対湿度50%の環境は、インクジェットプリンタ1において想定される主たる使用環境に対応する。
このように、いずれの抵抗率制御材も、電圧の印加によって体積抵抗率が低下する傾向にあるが、イオン導電系の抵抗率制御材は電子導電系の抵抗率制御材と比べて体積抵抗率が遥かに変化しにくい。そこで、搬送ベルト53及び表層材64の少なくともいずれかの部材をイオン導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料とし、残りの部材を電子導電系の抵抗率制御材かイオン導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料とした。この場合、次の3つの組み合わせが考えられる。すなわち、(1)搬送ベルト53に電子導電系の抵抗率制御材を用い、表層材64にイオン導電系の抵抗率制御材を用いる。または、(2)搬送ベルト53にイオン導電系の抵抗率制御材を用い、表層材64に電子導電系の抵抗率制御材を用いる。または、(3)搬送ベルト53及び表層材64のいずれにもイオン導電系の抵抗率制御材を用いる。
上記(1)〜(3)の組み合わせの中では、(1)のように搬送ベルト53に電子導電系の抵抗率制御材を用い、表層材64にイオン導電系の抵抗率制御材を用いることが好ましい。これは以下の理由による。(2)や(3)のように搬送ベルト53にイオン導電系の抵抗率制御材を用いると、イオン成分がブリードアウトし、インクジェットヘッド2の下面に形成されたインクの吐出口にイオン成分が付着し、インクの吐出不良が発生するおそれがある。例えば、搬送ベルト53の表面のイオン成分が、用紙Pの裏面に付着し、その用紙Pの裏面に画像を形成する際にジャムが発生した場合に、インクの吐出口にイオン成分が付着するおそれがある。したがって、搬送ベルト53には電子導電系の抵抗率制御材を用いることが好ましい。これに対して、表層材64は、インクジェットヘッド2とは搬送ベルト53を挟んで反対側に配置されている。このため、表層材64にイオン導電系の抵抗率制御材を用いても、ブリードアウトしたイオン成分がインクジェットヘッド2に付着したりしにくい。
以上より、本実施形態においては、搬送ベルト53には電子導電系の抵抗率制御材を含有する樹脂材料が用いられ、表層材64にはイオン導電系の抵抗率制御材を含有する樹脂材料が用いられている。そして、この樹脂材料には、気温22.5℃且つ相対湿度50%の環境下で電極62及び63間に所定の電圧Vが印加された際の体積抵抗率が1010〜1014Ω・cmになるように、イオン導電系の抵抗率制御材が含有されている。
このように、表層材64の体積抵抗率が比較的大きく、1010〜1014Ω・cmの範囲内であることにより、用紙Pの体積抵抗率が1010Ω・cm以下の場合に、電極62及び63間に電圧が印加された際、図4の回路に流れる電流に用紙Pの抵抗値が与える影響が小さい。これによって、用紙Pを安定に搬送ベルト53に吸着させることができる。表層材64の体積抵抗率の上限が1014Ω・cmとなっているのは、用紙Pの体積抵抗率の最大値が1014Ω・cmであるため、表層材64により用紙Pの抵抗値による影響を抑制するためには表層材64の体積抵抗率を1014Ω・cm程度とすればよい一方で、表層材64の体積抵抗率が1014Ω・cmを超えると、図4の回路全体の抵抗値が大きくなりすぎるため回路を流れる電流が小さくなり、用紙Pと搬送ベルト53間の吸着力が得られなくなるからである。また、表層材64の体積抵抗率が1010〜1014Ω・cmと幅のある範囲とされているのは、樹脂材料にイオン導電系の抵抗率制御材を含有させて体積抵抗率を調整する際、通常、体積抵抗率の目標値に対して最大で10±2倍程度の製造上のばらつきが生じざるを得ないためである。したがって、1014Ω・cmを体積抵抗率の上限とする4桁分の幅が表層材64の好適な範囲として想定されている。
また、表層材64はイオン導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料であるため、印加電圧に応じて体積抵抗率が比較的変化しにくい。このため、電極62及び63により電圧が印加された際、表層材64の体積抵抗率が高いままで保たれ、これによって用紙Pの抵抗値による影響を相対的に小さくする機能が安定して発揮される。
なお、上記(2)又は(3)のように、搬送ベルト53にイオン導電系の抵抗率制御材を含有する樹脂材料が用いられてもよい。この場合にも、搬送ベルト53及び表層材64の少なくともいずれかが、電極62及び63間に3kVの電圧が印加された際の体積抵抗率が1010〜1014Ω・cmになるように、イオン導電系の抵抗率制御材が含有されていればよい。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態について図5を参照しつつ説明する。第2の実施形態において第1の実施形態との違いは、ニップローラ4の代わりに帯電ローラ70(第2吸着手段)が設けられていることである。その他の構成については第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
帯電ローラ70は、軸方向が主走査方向に沿った円柱状の概略形状を有しており、主走査方向に関してほぼ搬送ベルト53の一端から他端まで延びている。帯電ローラ70は、図5に示すように、回転軸71とその外周に固定されたローラ本体72とを有している。回転軸71及びローラ本体72は、電気伝導性のよい金属材料か、ある程度電気伝導性を有する半導電性の材料から構成されている。回転軸71は、制御部100によって制御される電源79と接続されている。一方、ベルトローラ51の回転軸51aはグランド接続されている。本実施形態においては、帯電ローラ70及びベルトローラ51が第3電極及び第4電極として機能する。
この構成において、制御部100の制御により、ベルトローラ52を図1中時計回りに回転させることによって、搬送ベルト53が循環する。一方、給紙装置10から送り出された用紙Pは、搬送ベルト53の載置面54と帯電ローラ70との間に挟みこまれる。ここで、帯電ローラ70の回転軸71に所定の大きさの電圧が供給されていると、帯電ローラ70から用紙Pに向かって放電が発生し、用紙Pの表面が正に帯電する。この帯電によって、用紙Pの搬送ベルト53と対向する面が負に分極すると共に、搬送ベルト53の用紙Pと対向する面が正に分極する。したがって、用紙Pは搬送ベルト53の載置面54に静電吸着される。帯電ローラ70によって載置面54に吸着された用紙Pは、吸着プラテン60に向かって搬送される。吸着プラテン60においてはさらに、ジョンセン・ラーベック力によって用紙Pが載置面54に吸着される。したがって、第2の実施形態では、吸着プラテン60と帯電ローラ70の2つの吸着手段によって用紙Pが確実に載置面54に吸着される。
ところで、第2の実施形態においても、表層材64にはイオン導電系の抵抗率制御材を、搬送ベルト53には電子導電系の抵抗率制御材を用いるのが好ましい。その理由は以下の通りである。搬送ベルト53の材質を電子導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料とすることにより、搬送ベルト53が、印加電圧に応じて体積抵抗率が比較的変化しやすいものとなる。これによると、搬送ベルト53において帯電ローラ70とベルトローラ51とに挟まれた領域は、帯電ローラ70及びベルトローラ51間に印加された電圧により、体積抵抗率が周囲より低くなる。したがって、帯電ローラ70からの放電が発生しやすくなり、搬送ベルト53が帯電しやすくなるため、吸着力が確実に発生しやすい。一方、搬送ベルト53において帯電ローラ70とベルトローラ51とに挟まれた位置を通過した部分は、印加電圧がなくなり、帯電ローラ70とベルトローラ51とに挟まれた位置と比べて、体積抵抗率が高くなる。したがって、一旦帯電した電荷が外部へと逃げにくくなり、帯電ローラ70による吸着力が持続しやすくなるため、吸着力が安定する。
以上の理由と、第1の実施形態において挙げた理由により、第2の実施形態においても、表層材64にはイオン導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料が、搬送ベルト53には電子導電系の抵抗率制御材を含有した樹脂材料が用いられている。そして、表層材64の樹脂材料には、電極62及び63間に所定の電圧Vが印加された際の体積抵抗率が1010〜1014Ω・cmになるように、イオン導電系の抵抗率制御材が含有されている。したがって、表層材64の体積抵抗率が用紙Pの体積抵抗率10〜1010Ω・cmより大きくなり、用紙Pの抵抗値による影響が図4の回路において相対的に小さくなると共に、印加電圧による表層材64の体積抵抗率の変化も小さいため、用紙Pの吸着力が安定する。なお、第2の実施形態においても、第1の実施形態において挙げた(2)又は(3)のように、搬送ベルト53にイオン導電系の抵抗率制御材を含有する樹脂材料が用いられてもよい。
<その他の変形例>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
上述の実施形態では、電極62に正の電圧を印加する電源69が設けられているが、電極62及び63間に所定の大きさの電位差を発生させる構成であればどのような構成でもよい。例えば、電極62に負の電位が印加されてもよいし、電極62にグランド電位が、電極63にグランド電位とは異なる電位が印加されてもよい。
また、上述の実施形態では、表層材64が電極62及び63を跨ぐように吸着プラテン60の全面に亘って形成されているが、表層材64が吸着プラテン60の上面を部分的に覆うように形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、給紙装置10から搬送機構50を経て排紙部15へと用紙Pを一方向のみに搬送する搬送経路が設けられている。しかし、画像が形成された用紙Pが搬送機構50より下流に一旦搬送された後、その用紙Pの裏表を逆にして再び用紙Pを搬送機構50の上流へと送り返す戻り経路が併設されていてもよい。これによると、用紙Pの表と裏のそれぞれに画像を形成する両面印刷が可能になる。なお、この場合、用紙Pの表に画像を形成した後、裏に画像を形成する際は、表の画像を形成する前よりも用紙Pが大幅に吸湿しており、用紙Pの抵抗値が大幅に低下している。したがって、このような両面印刷の場合に、用紙Pを搬送ベルト53に吸着させる吸着力に対して用紙Pの抵抗値が与える影響を相対的に低下させる本発明が適用されると、用紙Pを搬送ベルト53に安定に吸着させる効果がより一層発揮される。
また、上述の第2の実施形態では、帯電ローラ70がベルトローラ52に対向する位置に配置されており、帯電ローラ70とベルトローラ52との間に電位差を発生させることで帯電ローラ70から搬送ベルト53へと放電させている。しかし、帯電ローラ70をベルトローラ52とは別の電極と対向させてもよい。例えば、帯電ローラ70を電極62や63に対向させてもよい。あるいは、搬送ベルト53の内周面に対向するさらに別の電極を設け、帯電ローラ70をその別の電極に対向させてもよい。さらに、帯電ローラ70を搬送ベルト53の外周面である載置面54に対向させるのではなく、搬送ベルト53の内周面に対向させてもよい。この場合、帯電ローラ70と対となる電極を帯電ローラ70と同じく、搬送ベルト53の内周面に対向するように配置させてもよい。
また、上述の実施形態は、ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドに本発明を適用した一例であるが、本発明を適用可能な対象はこのようなインクジェットヘッドに限られない。例えば、導電ペーストを吐出して基板上に微細な配線パターンを形成したり、あるいは、有機発光体を基板に吐出して高精細ディスプレイを形成したり、さらには、光学樹脂を基板に吐出して光導波路等の微小電子デバイスを形成するための、液滴吐出ヘッドに適用することができる。さらに、サーマル方式などその他の方式で印字する記録ヘッドに適用してもよい。
1 インクジェットプリンタ
2 インクジェットヘッド
50 搬送機構
51,52 ベルトローラ
53 搬送ベルト
54 載置面
60 吸着プラテン
62,63 電極
64 表層材
70 帯電ローラ

Claims (3)

  1. 記録媒体が載置される載置面を有する無端ベルトを所定の経路に沿って循環させることにより前記載置面に載置された記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記載置面とは反対側の表面に対向する第1電極及び第2電極を有し、前記第1電極と前記第2電極の間に所定の電圧を印加して前記第1電極と前記第2電極の間に前記載置面上の記録媒体を介する電流を発生させることにより当該記録媒体を前記載置面に吸着させる第1吸着手段とを備えており、
    前記第1電極及び前記第2電極の表面に表層材が積層され、
    前記無端ベルト及び前記表層材の少なくともいずれかにおいて、前記第1電極及び第2電極に対向する領域が、イオン導電系の抵抗率制御材を含有し、気温22.5℃且つ相対湿度50%の環境において前記所定の電圧が印加された際の体積抵抗率が1010〜1014Ω・cm(オームセンチメートル)である樹脂材料から構成されていることを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置と、
    前記無端ベルトに対向し、前記記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドとを備え、
    前記表層材の前記第1電極及び第2電極に対向する領域が、イオン導電系の抵抗率制御材を含有し、気温22.5℃且つ相対湿度50%の環境において前記所定の電圧が印加された際の体積抵抗率が1010〜1014Ω・cm(オームセンチメートル)である樹脂材料から構成されており、
    前記無端ベルトが、電子導電系の抵抗率制御材を含有する樹脂材料から構成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッドより上流に配置され、前記無端ベルトと対向する第3電極及び第4電極を有し、前記第3電極と第4電極の間に電圧を印加することで、前記第3電極及び前記第4電極の少なくとも一方と、前記無端ベルト又は前記無端ベルトに載置された記録媒体との間で放電させて当該記録媒体を前記載置面に吸着させる第2吸着手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
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