JP2011154713A - 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】例えば原本ドキュメントと、追記データの付加された追記ドキュメントの差分データのように欠損部を有する追記情報の線幅を検出し、線幅が細い場合と太い場合とで、それぞれの線幅に適合した処理シーケンスに従った欠損部修復処理を実行する。太線である場合は膨張処理、細線である場合は、細線化処理、端点抽出処理、端点接続処理による修復処理を実行する。本構成によって、線幅に応じた最適な欠損部修復が可能となり、より精度の高い追記情報の復元が可能となる。
【選択図】図4
Description
欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行する画像処理装置であり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出手段と、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像に含まれる追記情報の線幅を検出する追記線幅検出手段と、
前記追記線幅検出手段の検出した追記情報の線幅に応じて細線用の追記欠損部修復処理、または太線用の追記欠損部修復処理のいずれを実行するかを判定する処理切り替え手段と、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像を入力し、前記処理切り替え手段によって処理対象として決定された太線追記情報に対して太線用の追記欠損部修復処理を実行する太線追記欠損部修復手段と、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像を入力し、前記処理切り替え手段によって処理対象として決定された細線追記情報に対して細線用の追記欠損部修復処理を実行する細線追記欠損部修復手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置にある。
線幅=N1/N2
に従って算出する処理を実行する構成であることを特徴とする。
欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行する画像処理装置であり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出手段と、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像を入力し、予め定められた第1の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第1追記欠損部修復手段と、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像を入力し、前記第1の処理シーケンスとは異なる予め定められた第2の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第2追記欠損部修復手段と、
前記第1追記欠損部修復手段の処理結果と、前記第2追記欠損部修復手段の処理結果とのOR処理を実行して、最終的な追記欠損部修復処理結果データを生成するOR処理手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置にある。
欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行する画像処理方法であり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像に含まれる追記情報の線幅を検出する追記線幅検出ステップと、
前記追記線幅検出ステップにおいて検出した追記情報の線幅に応じて細線用の追記欠損部修復処理、または太線用の追記欠損部修復処理のいずれを実行するかを判定する処理切り替えステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、前記処理切り替えステップにおいて処理対象として決定された太線追記情報に対して太線用の追記欠損部修復処理を実行する太線追記欠損部修復ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、前記処理切り替えステップにおいて処理対象として決定された細線追記情報に対して細線用の追記欠損部修復処理を実行する細線追記欠損部修復ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法にある。
線幅=N1/N2
に従って算出する処理を実行することを特徴とする。
欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行する画像処理方法であり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、予め定められた第1の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第1追記欠損部修復ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、前記第1の処理シーケンスとは異なる予め定められた第2の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第2追記欠損部修復ステップと、
前記第1追記欠損部修復ステップにおける処理結果と、前記第2追記欠損部修復ステップにおける処理結果とのOR処理を実行して、最終的な追記欠損部修復処理結果データを生成するOR処理ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法にある。
画像処理装置において、欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像に含まれる追記情報の線幅を検出する追記線幅検出ステップと、
前記追記線幅検出ステップにおいて検出した追記情報の線幅に応じて細線用の追記欠損部修復処理、または太線用の追記欠損部修復処理のいずれを実行するかを判定する処理切り替えステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、前記処理切り替えステップにおいて処理対象として決定された太線追記情報に対して太線用の追記欠損部修復処理を実行する太線追記欠損部修復ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、前記処理切り替えステップにおいて処理対象として決定された細線追記情報に対して細線用の追記欠損部修復処理を実行する細線追記欠損部修復ステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
画像処理装置において、欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、予め定められた第1の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第1追記欠損部修復ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、前記第1の処理シーケンスとは異なる予め定められた第2の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第2追記欠損部修復ステップと、
前記第1追記欠損部修復ステップにおける処理結果と、前記第2追記欠損部修復ステップにおける処理結果とのOR処理を実行して、最終的な追記欠損部修復処理結果データを生成するOR処理ステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
差分抽出手段201は、スキャナなどに読み取られた画像データとしての原本ドキュメント画像データ151と、原本に含まれない追記を含む追記ドキュメント画像データ152を入力して、これらのドキュメントから差分を抽出する。すなわち、追記された情報を2つのドキュメントの差分情報として読み取る。
処理切り替え手段202、および追記線幅検出手段203の処理について説明する。追記線幅検出手段203は、図4に示す差分抽出手段201の出力する追記抽出画像データ153に含まれる追記情報の線幅を検出し、処理切り替え手段202は、追記線幅検出手段203の検出した追記情報の線幅に基づいて、追記情報に含まれる欠損部の修復処理を太線追記欠損部修復手段204、または細線追記欠損部修復手段205のいずれにおいて実行させるかを決定する。
追記情報線幅=N1/N2
追記情報線幅=N1/N2≧Th
であれば、追記情報は太線と判定し、
追記情報線幅=N1/N2<Th
であれば、追記情報は細線と判定する。
処理切り替え手段202において、追記情報が太線であると判定されると、図4に示す太線追記欠損部修復手段204に、修復処理対象データとしての追記抽出画像データ153が出力され、処理切り替え手段202において、追記情報が細線であると判定されると、図4に示す細線追記欠損部修復手段205に、修復処理対象データとしての追記抽出画像データ153が出力され、それぞれの修復手段において、異なる修復処理シーケンスに従って欠損部の修復処理が実行される。
次に、太線追記欠損部修復手段204における処理について説明する。太線追記欠損部修復手段204では、追記情報が太線であると判定された場合に、追記に含まれる欠損部の修復処理を、太線に適した処理によって実行する。
次に、細線追記欠損部修復手段205における処理について説明する。細線追記欠損部修復手段205では、追記情報が細線であると判定された場合に、追記に含まれる欠損部の修復処理を、細線に適した処理によって実行する。
a:接続端点ペアの検索対象としての端点の最近接端点を探索し、予め定めた閾値距離以内の端点を接続端点とする。
b:接続端点ペアの検索対象としての端点に連結する線分を構成する数ドットからその線分の延長方向を算出し、その方向にある最近接端点を接続端点とする。
c:接続端点ペアの検索対象としての端点に連結する線分を構成する数十ドットからその線分のフィティング曲線を算出し、その曲線の延長上に位置する最近接端点を接続端点とする。
追記情報線幅=N1/N2
追記情報線幅=N1/N2≧Th
であれば、追記情報は太線と判定し、
追記情報線幅=N1/N2<Th
であれば、追記情報は細線と判定し、追記情報が太線であると判定されると、図4に示す太線追記欠損部修復手段204に、修復処理対象データとしての追記抽出画像データ153を出力し、細線であると判定されると、細線追記欠損部修復手段205に、修復処理対象データとしての追記抽出画像データ153を出力する。なお、この判定処理は、先に説明したように、文字の大きさや行間隔などを考慮した判定処理を行なう構成としてもよい。
20 追記ドキュメント
30 スキャナ
51 原本ドキュメント
52 追記ドキュメント
53 線分データ
55 追記情報
61 追記ドキュメント
62 追記情報
71 罫線付きドキュメント
72 罫線除去情報
100 画像処理装置
151 原本ドキュメント画像データ
152 追記ドキュメント画像データ
153 追記抽出画像データ
155 修復追記抽出画像データ
201 差分抽出手段
202 処理切り替え手段
203 追記線幅検出手段
204 太線追記欠損部修復手段
205 太線追記欠損部修復手段
301 原本ドキュメント画像データ
302 追記ドキュメント画像データ
303 追記情報
304 追記抽出画像データ
305 細線化画像データ
306 膨張処理画像データ
321 細線化処理画像データ
322 端点抽出データ
323 接続端点ペア抽出データ
324 端点接続データ
401 色抽出手段
402 罫線分離手段
451 第1追記欠損部修復手段
452 第2追記欠損部修復手段
453 OR手段
454 膨張処理手段
455 細線化手段
456 端点抽出手段
457 端点接続手段
458 膨張手段
461 追記抽出画像データ
462 膨張処理画像データ
465 端点接続細線化データ
466 膨張処理済み端点接続細線化データ
467 OR処理データ
491 原本ドキュメント
492 追記ドキュメント
493 追記情報
494 追記抽出画像データ
495 膨張処理画像データ
496 細線化データ
497 膨張処理済み細線化データ
498 OR処理データ
501 CPU(Central Processing Unit)
502 ROM(Read-Only-Memory)
503 RAM(Random Access Memory)
504 ホストバス
505 ブリッジ
506 外部バス
507 インタフェース
508 キーボード
509 ポインティングデバイス
510 ディスプレイ
511 HDD(Hard Disk Drive)
512 ドライブ
514 接続ポート
515 通信部
521 リムーバブル記録媒体
522 外部接続機器
531 データ読み取り部
532 データ出力部
Claims (8)
- 欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行する画像処理装置であり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出手段と、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像を入力し、予め定められた第1の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第1追記欠損部修復手段と、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像を入力し、前記第1の処理シーケンスとは異なる予め定められた第2の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第2追記欠損部修復手段と、
前記第1追記欠損部修復手段の処理結果と、前記第2追記欠損部修復手段の処理結果とのOR処理を実行して、最終的な追記欠損部修復処理結果データを生成するOR処理手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1追記欠損部修復手段は、膨張処理手段を有し、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像に含まれる追記情報の膨張処理による欠損部修復処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第2追記欠損部修復手段は、細線化手段と、端点抽出手段と、端点接続手段と膨張処理手段を有し、
前記追記情報抽出手段の生成した追記抽出画像に含まれる追記情報を前記細線化手段において細線化処理を実行し、前記端点抽出手段において、細線化処理結果に基づく端点抽出処理を実行し、前記端点接続手段において、抽出端点の接続処理を実行し、前記膨張処理手段において、前記端点接続手段における抽出端点の接続処理によって生成された端点接続データの膨張処理を実行して、欠損部修復処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記追記情報抽出手段は、
原本ドキュメント画像データと、前記追記ドキュメント画像データを入力し、2つの入力画像データの差分を抽出する差分抽出手段によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記追記情報抽出手段は、
追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像データから特定の色の記録情報を追記情報として抽出する色抽出手段によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記追記情報抽出手段は、
追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像データから罫線情報を削除し、罫線情報以外の情報を追記情報として抽出する罫線分離手段によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行する画像処理方法であり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、予め定められた第1の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第1追記欠損部修復ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、前記第1の処理シーケンスとは異なる予め定められた第2の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第2追記欠損部修復ステップと、
前記第1追記欠損部修復ステップにおける処理結果と、前記第2追記欠損部修復ステップにおける処理結果とのOR処理を実行して、最終的な追記欠損部修復処理結果データを生成するOR処理ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置において、欠損部を有する修復対象データを入力し、欠損部を解消した復元データを生成する画像処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
原本ドキュメントに対して追記処理のなされた追記ドキュメントに基づく追記ドキュメント画像データを入力し、該追記ドキュメント画像から追記情報を抽出した追記抽出画像を生成する追記情報抽出ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、予め定められた第1の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第1追記欠損部修復ステップと、
前記追記情報抽出ステップにおいて生成した追記抽出画像を入力し、前記第1の処理シーケンスとは異なる予め定められた第2の処理シーケンスに従って、追記欠損部修復処理を実行する第2追記欠損部修復ステップと、
前記第1追記欠損部修復ステップにおける処理結果と、前記第2追記欠損部修復ステップにおける処理結果とのOR処理を実行して、最終的な追記欠損部修復処理結果データを生成するOR処理ステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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JP2011084424A JP5035443B2 (ja) | 2011-04-06 | 2011-04-06 | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018087921A1 (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-17 | 株式会社Pfu | 編集装置、編集方法、及びプログラム |
Citations (3)
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JPS61267177A (ja) * | 1985-05-22 | 1986-11-26 | Hitachi Ltd | 文書画像追加情報の蓄積方法 |
JPS63156296A (ja) * | 1986-12-19 | 1988-06-29 | Ricoh Co Ltd | 欠損文字の復元方法 |
JP2004213230A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Ricoh Co Ltd | 加筆抽出装置及び加筆抽出方法 |
-
2011
- 2011-04-06 JP JP2011084424A patent/JP5035443B2/ja not_active Expired - Fee Related
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