JP2011152269A - スプリンクラ消火設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】予作動弁22と、予作動弁22の二次側に設けられ、スプリンクラヘッド2が接続された二次側配管12と、二次側配管12と真空配管14を介して接続され、二次側配管12内を負圧にする真空ポンプ24と、予作動弁22の一次側に設けられ、基端側に給水ポンプ21が接続される一次側配管11とを有するスプリンクラ消火設備において、二次側配管12又は真空配管14から分岐した分岐配管52に接続された空気チャンバー51と、分岐配管52に設けられたオリフィス53と、オリフィス53に並列に接続された差圧スイッチ55と、オリフィス53に並列に接続され、二次側配管12又は真空配管14から空気チャンバー51への空気の流れを規制する逆止弁54とを備えたものである。
【選択図】図1
Description
このような予作動式のスプリンクラ消火設備では、火災感知器とスプリンクラヘッドの両方が動作したときに水が放水されるので水損が生じにくいが、スプリンクラヘッドが接続される立ち下がり管部分に溜まった水と圧縮空気との影響で、立ち下がり管部分で腐食を起こすことがある。
図1は、本発明の実施の形態1に係るスプリンクラ消火設備を示すシステム構成図である。このスプリンクラ消火設備は、スプリンクラヘッド2、開閉弁22(以下、予作動弁22という)、一次側配管11、二次側配管12、真空配管14、真空ポンプ24、定流量弁23、流水遮断弁31、真空スイッチ41及びヘッド作動検出装置50A等から構成されている。
一方、二次側配管12の他方の端部は、末端試験弁25の一方の端部に接続されている。末端試験弁25の他方の端部には、排水配管16が接続されている。スプリンクラ消火設備の水漏れ試験等によって二次側配管12に充填された水は、末端試験弁25及び予作動弁22に備えた図示しない排水弁を開くことにより、外部に排出される。通常の監視状態においては、末端試験弁25は閉じられた状態となっている。
この真空配管14には、二次側配管12との接続部側から真空ポンプ24側に向けて、電動弁等である流水遮断弁31、真空スイッチ41及びオリフィス42が順に設けられている。真空スイッチ41は、真空ポンプ24の動作を制御する真空ポンプ制御盤6と電気的に接続されている。
本実施の形態1に係るスプリンクラ消火設備は、通常の監視状態においては、真空ポンプ24を起動させて二次側配管12内及び真空配管14内が真空状態となっている、真空式の予作動式スプリンクラ消火設備である。ここで真空状態とは、完全な真空状態である必要はなく、負圧状態であればよい。以下、このスプリンクラ消火設備の動作について説明する。まず、スプリンクラヘッド2の作動を検出する動作について説明する。続いて、スプリンクラ消火設備の消火動作について説明する。
スプリンクラヘッド2の作動を検出する動作について説明する。
上述のように、通常の監視状態において、二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内は真空状態となっている。これら二次側配管12内及び真空配管14内は、立ち下がり配管13とスプリンクラヘッド2との接続部等から徐々に空気が流入し、真空圧が下がってくる(大気圧に近づいてくる)。二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内の圧力がある真空圧以下となったことを真空スイッチ41で検出した場合、真空スイッチ41は真空ポンプ制御盤6に真空ポンプ起動信号を送信する。真空ポンプ起動信号を受信した真空ポンプ制御盤6は、真空ポンプ24を起動させ、二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内の真空圧を上昇させる。二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内の圧力がある真空圧以上となったことを真空スイッチ41で検出した場合、真空スイッチ41は真空ポンプ制御盤6に真空ポンプ停止信号を送信する。真空ポンプ停止信号を受信した真空ポンプ制御盤6は、真空ポンプ24を停止させる。このようにして、二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内の真空圧を一定以上の真空圧に保っている。
なお、二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内の真空圧が低下する場合には、スプリンクラヘッド2の作動によるものと、配管からの空気流入による場合とがある。真空スイッチ41は配管からの空気流入による真空圧の低下を検出しており、スプリンクラヘッド2の作動に起因する真空圧の低下は、後述のようにヘッド作動検出装置50Aによって検出している。
防護区画1で火災が発生し、スプリンクラヘッド2が作動すると(スプリンクラヘッド2の放水口が開放されると)、スプリンクラヘッド2の放水口から二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内に防護区画1の空気が流入する。これにより、二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内の真空圧が急激に低下する。この真空圧の低下の度合いは、通常の監視状態における配管接続部等からの空気流入による真空圧の低下よりも大きい。
続いて、スプリンクラ消火設備の消火動作について説明する。
通常の監視状態においては、一次側配管11の予作動弁22まで水が充填され、二次側配管12内及び真空配管14内に水が充填されていない状態となっている。
このように、ヘッド作動検出装置50Aのオリフィス53を真空配管14に設け、差圧スイッチ55をオリフィス53に並列接続した場合、スプリンクラヘッド2の作動を検出する制御が複雑となる。
このように、ヘッド作動検出装置50Aを真空配管14に分岐接続することにより、真空ポンプ24の運転状態を考慮せずにスプリンクラヘッド2の作動を検出することができるので、スプリンクラヘッド2の作動を検出する制御が簡易となる。
スプリンクラヘッド2の作動を検出するヘッド作動検出装置は、以下のように構成してもよい。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態2に係るスプリンクラ消火設備(図2)の基本構成は、実施の形態1に係るスプリンクラ消火設備(図1)と同様である。しかしながら、本実施の形態2では、ヘッド作動検出装置の構成が実施の形態1と異なっている。
防護区画1で火災が発生し、スプリンクラヘッド2が作動すると、スプリンクラヘッド2の放水口から二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内に防護区画1の空気が流入する。これにより、二次側配管12内、真空配管14内、分岐配管52内及び空気チャンバー51内の真空圧が急激に低下する。この真空圧の低下の度合いは、通常の監視状態における配管接続部等からの空気流入による真空圧の低下よりも大きい。このとき、オリフィス53の前後に発生する差圧に応じた流量の空気がフロースイッチ57に流れることとなる。
つまり、通常の監視状態で真空ポンプ24が起動すると、オリフィス53の真空配管14側の圧力は、オリフィス53の空気チャンバー51側の圧力よりも低くなる。このため、空気チャンバー51から真空配管14へ空気が流れることとなる。このとき、空気チャンバー51から真空配管14へ流れる空気は逆止弁54を通れないので、オリフィス53を通ることとなる。したがって、フロースイッチ57に空気が流れることを防止できる。一方、スプリンクラヘッド2が作動した場合、二次側配管12及び真空配管14へ防護区画1内の空気が流入することにより、オリフィス53の真空配管14側の圧力は、オリフィス53の空気チャンバー51側の圧力よりも高くなる。このため、真空配管14から空気チャンバー51へ空気が流れることとなる。このとき、真空配管14から空気チャンバー51へ流れる空気は、逆止弁54を通ることとなる。つまり、フロースイッチ57を通ることとなる。したがって、フロースイッチ57の検出値に基づいてスプリンクラヘッド2の作動を検出することができる。
このように、ヘッド作動検出装置50Bを真空配管14に分岐接続することにより、真空ポンプ24の運転状態を考慮せずにスプリンクラヘッド2の作動を検出することができるので、スプリンクラヘッド2の作動を検出する制御が簡易となる。
Claims (2)
- 開閉弁と、
該開閉弁の二次側に設けられ、スプリンクラヘッドが接続された二次側配管と、
該二次側配管と真空配管を介して接続され、前記二次側配管内を負圧にする真空ポンプと、
前記開閉弁の一次側に設けられ、基端側に給水手段が接続される一次側配管と、
を有するスプリンクラ消火設備において、
前記二次側配管又は前記真空配管から分岐した分岐配管に接続された空気チャンバーと、
前記分岐配管に設けられたオリフィスと、
該オリフィスに並列に接続された差圧スイッチと、
前記オリフィスに並列に接続され、前記二次側配管又は前記真空配管から前記空気チャンバーへの空気の流れを規制する逆止弁と、
を備えたことを特徴とするスプリンクラ消火設備。 - 開閉弁と、
該開閉弁の二次側に設けられ、スプリンクラヘッドが接続された二次側配管と、
該二次側配管と真空配管を介して接続され、前記二次側配管内を負圧にする真空ポンプと、
前記開閉弁の一次側に設けられ、基端側に給水手段が接続される一次側配管と、
を有するスプリンクラ消火設備において、
前記二次側配管又は前記真空配管から分岐した分岐配管に空気チャンバーを接続し、
前記分岐配管にオリフィスを設け、
フロースイッチ、及び前記空気チャンバーから前記二次側配管又は前記真空配管への空気の流れを規制する逆止弁を直列に接続し、
前記フロースイッチ及び前記逆止弁を前記オリフィスに並列に接続したことを特徴とするスプリンクラ消火設備。
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