JP2011151727A - フィルタ装置 - Google Patents
フィルタ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011151727A JP2011151727A JP2010013211A JP2010013211A JP2011151727A JP 2011151727 A JP2011151727 A JP 2011151727A JP 2010013211 A JP2010013211 A JP 2010013211A JP 2010013211 A JP2010013211 A JP 2010013211A JP 2011151727 A JP2011151727 A JP 2011151727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- electrodes
- coupling
- shortened
- resonator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
【解決手段】 誘電体層の積層体を挟んで対向するように配置された第1および第2の接地電極2a,2bと、複数の共振器電極3と、第2の接地電極2bと対向する複数の短縮容量電極4と、短縮容量電極4に対して第2の接地電極2bとは反対側に配置され、端部が隣り合う2つの短縮容量電極4と対向する結合容量電極5と、結合容量電極5に対して短縮容量電極4とは反対側で、結合容量電極5の端部と対向するとともにとともに、一方端が共振器電極3の開放端に第1の貫通導体7によって接続され、他方端が短縮容量電極4の端部に第2の貫通導体8によって接続されている補助容量電極6と、補助容量電極の初段と最終段に接続された外部端子とを備えるフィルタ装置。通過帯帯域幅の調整が容易で、通過帯域の両側に急峻な減衰特性を有する。
【選択図】 図1
Description
他方端が開放端である複数の共振器電極と、前記第2の接地電極と前記共振器電極との間において前記誘電体層を挟んで前記第2の接地電極と対向する複数の短縮容量電極と、
複数の該短縮容量電極に対して前記誘電体層を挟んで前記第2の接地電極とは反対側に配置され、端部がそれぞれ隣り合う前記2つの短縮容量電極と対向する結合容量電極と、
該結合容量電極に対して前記誘電体層を挟んで前記複数の短縮容量電極とは反対側で、前記結合容量電極の端部とそれぞれ対向するとともに、一方端が前記複数の共振器電極のそれぞれの開放端に前記誘電体層を貫通する第1の貫通導体によって接続され、他方端が複数の前記短縮容量電極のそれぞれの端部に前記誘電体層を貫通する第2の貫通導体によって接続されている複数の補助容量電極と、該複数の補助容量電極の初段と最終段に電気的に接続された2つの外部端子とを備えることを特徴とするものである。
量電極6,入力結合電極10aおよび出力結合電極11aといった各電極の配置等によって適宜変えることができる。例えば、図1に示す例では、積層体1を挟んで対向するように第1の接地電極2aと第2の接地電極2bとが配置され、第1の接地電極2aが配置された誘電体層1a上に第1の接地電極2aとは電気的に絶縁されて入力端子電極10および出力端子電極11が配置されているが、第1の接地電極2aの上にさらに絶縁層1aを積層して、その上に入力端子電極10および出力端子電極11を配置してもよい。入力端子電極10およ
び出力端子電極11は、並びの両端の補助容量電極6即ち初段および最終段の補助容量電極6にそれぞれ第3の貫通導体9で接続されており、入力端子電極10および出力端子電極11が外部回路基板等に接続されることでフィルタ装置への信号の入出力点となる。また、図5に示す例のように、入力端子電極10および出力端子電極11は、それぞれ初段および最終段の補助容量電極6に対向する入力結合電極10aおよび出力結合電極11aを介して初段および最終段の補助容量電極6に電気的に接続してもよい。
、結合容量電極5を、第2の貫通導体8側で短縮容量電極4に対向させたときには、隣り合う共振器電極3・3との間に発生する誘導結合と、結合容量電極5による短縮容量電極4・4間の容量結合、即ち短縮容量電極4・4が接続された共振器電極3・3間の容量結合とによって形成される並列共振回路の中に短縮容量電極4と補助容量電極6との間で形成される不要な容量結合が減少するので、高次の共振が高周波側にシフトして減衰特性の跳ね上がりを小さくすることができ、通過帯域の高周波側での減衰特性が良好なものとなる。
の間で不要な容量結合が発現して共振器電極3によるフィルタ特性に影響するからである。このようなことから、結合容量電極5の形状は、図1から図5に示す例のように、短縮容量電極4と対向する両端部と細い導体で接続した形状とするのが好ましい。
入力結合電極10aおよび出力結合電極11aの各電極パターンを形成する。次に、これらの電極パターンが形成されたグリーンシートを重ねて圧着するなどして積層体を作製し、この積層体を850〜1000℃で焼成することにより形成する。その後、外表面に露出している
電極上には、NiめっきおよびAuめっき等のめっき皮膜を形成する。誘電体層1aが有機樹脂材料から成る場合であれば、例えば有機樹脂シート上に第1の接地電極2a,第2
の接地電極2b,共振器電極3,短縮容量電極4,結合容量電極5,補助容量電極6,入力端子電極10,出力端子電極11,入力結合電極10aおよび出力結合電極11aの各電極パターン形状に加工したCu箔を転写し、Cu箔が転写された有機樹脂シートを積層して接着剤で接着することによって形成する。
a,第2の接地電極2b,共振器電極3,短縮容量電極4,結合容量電極5,補助容量電極6,入力端子電極10,出力端子電極11,入力結合電極10a,出力結合電極11a,および
第1〜第3の貫通導体7〜9にCuメタライズを用いることにより得られる。比誘電率が7.4のガラスセラミックスは、例えば、ガラス成分としてPbO,B2O3,SiO2,
Al2O3,ZnOおよびアルカリ土類金属酸化物を主成分とする結晶化ガラスが50質量%と、フィラー成分としてアルミナが50質量%とからなるものを用いればよい。
mmで0.125mmの間隔で横並びに整列し、各短絡端を積層体1の短絡端側の側面全面に
形成した端面導体で接地電極2a,2bに接続する。補助容量電極6は、寸法が0.4mm
×1.25mmで、平面視で共振器電極3よりそれぞれ内側に0.0125mmの位置に配置して、
共振器電極3の各開放端側の端部と0.13mm×0.15mmの範囲で重なるように配置し、重なる部分の中心で直径0.075mmの第1の貫通導体7によって共振器電極3に接続する。
短縮容量電極4は、それぞれの寸法が0.4mm×1.25mmで、平面視で各補助容量電極6
と同じ位置に配置して、補助容量電極6の他方端の内側の角から外側へ0.0875mm、一方端側へ0.075mmの位置で直径0.075mmの第2の貫通導体8によって補助容量電極6に接続する。入力端子電極10および出力端子電極11は、寸法が0.2mm×0.2mmで、上記開口部の中心に配置して、かつ2つの補助容量電極6のそれぞれに平面視で中央部と重なるように配置するとともに、直径0.075mmの第3の貫通導体9で接続する。結合容量電極5
は、寸法が0.25mm×0.765mmである端部を寸法が0.25mm×0.25mmの導体で接続す
る形状であり、端部がそれぞれ各短縮容量電極4の短絡端側から0.185mmの位置で各短
縮容量電極4と重なるように配置する。
は、寸法が0.4mm×0.815mmの対向部と寸法が0.17mm×0.31mmの第1接続部と寸法が0.17mm×0.125mmの第2の接続部とを内側の辺を揃えて並べて接続した形状であり
、短絡端側の辺および外側の辺を短縮容量電極4のそれぞれに揃えて配置する。また、2つの共振器電極3は寸法が0.13mm×0.6mmとする。これ以外の各電極や誘電体層は、
上記と同様の寸法、形状および配置とするものである。
1a・・・誘電体層
2a・・・第1の接地電極
2b・・・第2の接地電極
3・・・・共振器電極
4・・・・短縮容量電極
5・・・・結合容量電極
6・・・・補助容量電極
7・・・・第1の貫通導体
8・・・・第2の貫通導体
9・・・・第3の貫通導体
10・・・・入力端子電極
10a・・・入力結合電極
11・・・・出力端子電極
11a・・・出力結合電極
Claims (3)
- 複数の誘電体層が積層されてなる積層体と、
該積層体を挟んで対向するように配置された第1の接地電極および第2の接地電極と、
前記積層体内において互いに電磁界結合するように平面視で横並びに整列され、それぞれ一方端が短絡端で他方端が開放端である複数の共振器電極と、
前記第2の接地電極と前記共振器電極との間において前記誘電体層を挟んで前記第2の接地電極と対向する複数の短縮容量電極と、
複数の該短縮容量電極に対して前記誘電体層を挟んで前記第2の接地電極とは反対側に配置され、端部がそれぞれ隣り合う前記2つの短縮容量電極と対向する結合容量電極と、
該結合容量電極に対して前記誘電体層を挟んで前記複数の短縮容量電極とは反対側で、前記結合容量電極の端部とそれぞれ対向するとともに、一方端が前記複数の共振器電極のそれぞれの開放端に前記誘電体層を貫通する第1の貫通導体によって接続され、他方端が複数の前記短縮容量電極のそれぞれの端部に前記誘電体層を貫通する第2の貫通導体によって接続されている複数の補助容量電極と、
該複数の補助容量電極の初段と最終段に電気的に接続された2つの外部端子と
を備えることを特徴とするフィルタ装置。 - 前記結合容量電極は、前記第2の貫通導体側で前記短縮容量電極に対向することを特徴とする請求項1記載のフィルタ装置。
- 前記補助容量電極は、前記結合容量電極と対向する対向部と、該対向部より幅が小さい、前記対向部と前記第1の貫通導体とを接続する第1の接続部と、前記対向部より幅が小さい、前記対向部と前記第2の貫通導体とを接続する第2接続部とからなることを特徴とする請求項1記載または請求項2に記載のフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010013211A JP5489745B2 (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010013211A JP5489745B2 (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | フィルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011151727A true JP2011151727A (ja) | 2011-08-04 |
JP5489745B2 JP5489745B2 (ja) | 2014-05-14 |
Family
ID=44538301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010013211A Expired - Fee Related JP5489745B2 (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | フィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5489745B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107508018B (zh) * | 2017-09-06 | 2020-11-17 | 嘉兴佳利电子有限公司 | 一种多层超宽带滤波器 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003133806A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-09 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層型誘電体フィルタ |
JP2004023335A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Hitachi Metals Ltd | バンドパスフィルタ |
WO2008066198A1 (fr) * | 2006-12-01 | 2008-06-05 | Hitachi Metals, Ltd. | Filtre passe-bande multicouche, composant haute fréquence et appareil de communication les utilisant |
JP2008288660A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Panasonic Corp | 積層フィルタ |
-
2010
- 2010-01-25 JP JP2010013211A patent/JP5489745B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003133806A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-09 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層型誘電体フィルタ |
JP2004023335A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Hitachi Metals Ltd | バンドパスフィルタ |
WO2008066198A1 (fr) * | 2006-12-01 | 2008-06-05 | Hitachi Metals, Ltd. | Filtre passe-bande multicouche, composant haute fréquence et appareil de communication les utilisant |
JP2008288660A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Panasonic Corp | 積層フィルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5489745B2 (ja) | 2014-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4895982B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP4926031B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP4901823B2 (ja) | フィルタ装置、これを用いた無線通信モジュール及び無線通信機器 | |
JP4986882B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP5489745B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP5606199B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP5361660B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP4841528B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP2006222691A (ja) | 電子部品 | |
JP4336319B2 (ja) | 積層ストリップラインフィルタ | |
JP5361639B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP5361638B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP4280131B2 (ja) | 積層フィルタ | |
JP4646888B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP4646889B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP5558294B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP2002164710A (ja) | 積層型デュプレクサ | |
JP2004296927A (ja) | 電子部品収納用配線基板 | |
JP2008271502A (ja) | フィルタ装置 | |
JP4284151B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP5709669B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP3808386B2 (ja) | 積層ストリップラインフィルタ | |
JP4303664B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP5253329B2 (ja) | バンドパスフィルタならびに無線通信モジュールおよび無線通信機器 | |
JP2010268130A (ja) | 積層型フィルタアレイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121015 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131003 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131008 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5489745 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |