JP2011150312A - プラズマディスプレイ装置の解体方法および解体装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置の解体方法および解体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイ装置において、PDPと支持部材とを効率よく分離することが可能な解体方法および解体装置を提供することを目的とする。
【解決手段】PDP1をシャーシ4にシート5を介して接着したPDPユニット6を有するプラズマディスプレイ装置の解体方法において、PDP1をシャーシ4から剥離する際に、PDP1またはシャーシ4のいずれか一方を固定し、他方にPDP1とシャーシ4を引き剥がす方向の付勢力を加えた状態で、PDPユニット6のシート5を加熱する。この方法により、製品毎に加熱温度や加熱時間を高精度に調整しなくてもよく、効率よくPDPをシャーシから分離することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明はプラズマディスプレイ装置において、プラズマディスプレイパネルと金属支持板を剥離するプラズマディスプレイ装置の解体方法および解体装置に関するものである。
近年、薄型、大型化に適した表示装置としてプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと略記する)を用いたプラズマディスプレイ装置(以下、PDP装置と略記する)が大量に生産、販売されている。
PDPの大量普及に伴い、今後、使用済みPDP装置の回収台数が飛躍的に増加することが予想される。一方、環境問題および省資源の観点から、PDP装置の各種の部材、材料を再利用することが求められている。この状況において、PDP装置の各種の部材、材料を低コストで容易に再利用できる形態に解体することが重要となっている。
例えば、特許文献1には、PDP装置において、パネル側よりホットプレートを用いて加熱し、パネルと支持部材としてのシャーシを分離することが開示されている。また、パネルとシャーシを分離する際は、加熱した後、シャーシを引っ張ることにより分離することが開示されている。
特開2005−116346号公報
ところで、PDP装置は年々改良されており、それに伴い、PDPとシャーシを接着する接着部材も改良、変更されている。また、接着部材を介してPDPに貼り付けられているシャーシの大きさや重量も多種多様であり、このため、PDP装置の製品毎に、PDPとシャーシとを剥離するための加熱温度および加熱時間が異なる。
本発明はこのような現状に鑑みなされたもので、PDP装置において、PDPと支持部材とを効率よく分離することが可能な解体方法および解体装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために本発明の解体方法は、プラズマディスプレイパネルを支持部材に接着部材を介して接着したプラズマディスプレイパネルユニットを有するプラズマディスプレイ装置の解体方法において、前記プラズマディスプレイパネルを前記支持部材から剥離する際に、前記プラズマディスプレイパネルまたは前記支持部材のいずれか一方を固定し、他方に前記プラズマディスプレイパネルと前記支持部材を引き剥がす方向の付勢力を加えた状態で、前記プラズマディスプレイパネルユニットの前記接着部材を加熱することを特徴とする。
また、本発明の解体装置は、プラズマディスプレイパネルを支持部材に接着部材を介して接着したプラズマディスプレイパネルユニットを有するプラズマディスプレイ装置の解体装置において、前記プラズマディスプレイパネルユニットが配置される分離装置と、この分離装置に配置されたプラズマディスプレイパネルユニットの接着部材を加熱するための加熱装置とを備え、かつ前記分離装置は、前記プラズマディスプレイパネルまたは支持部材のいずれか一方を保持する保持台と、他方に前記プラズマディスプレイパネルと支持部材を引き剥がす方向の付勢力を加える付勢手段とを備え、前記プラズマディスプレイパネルまたは支持部材のいずれか一方を保持台に固定するとともに、他方に付勢手段を取り付けることにより分離装置にプラズマディスプレイパネルユニットを配置した状態で、前記加熱装置によりプラズマディスプレイパネルユニットの接着部材を加熱することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、PDP装置の解体時に、製品毎に加熱温度や加熱時間を高精度に調整しなくてもよく、効率よくPDPを支持部材から分離することが可能となる。
本発明の一実施の形態による解体方法に用いるPDP装置の全体構成を示す分解斜視図 本発明の一実施の形態による解体方法に用いる解体装置を示す概略構成図 同解体装置による解体方法を説明するための概略構成図 同解体装置による解体方法を説明するための概略構成図 同解体装置による解体方法を説明するための概略構成図 本発明の他の実施の形態による解体装置を示す概略構成図 本発明の他の実施の形態による解体装置を示す概略構成図 同解体装置による解体方法を説明するための概略構成図 同解体装置による解体方法を説明するための概略構成図 本発明の他の実施の形態による解体装置を示す概略構成図 本発明の他の実施の形態による解体方法を説明するための概略構成図 本発明の他の実施の形態による解体方法を説明するための概略構成図
以下、本発明の一実施の形態による解体方法および解体装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態による解体方法に用いるPDP装置の全体構成を示している。図1において、PDP1は前面パネル2と背面パネル3とから構成され、そしてPDP1は、このPDP1を裏面から保持する支持部材としてのアルミニウム等からなるシャーシ4の前面に、熱伝導性と弾性を有する接着部材としてのシート5を介して接着することにより保持されている。これらのPDP1とシャーシ4とシート5によりPDPユニット6が構成されている。前記シート5は、PDP1で発生した熱をシャーシ4に効率よく伝え、放熱を行うためのものである。
また、シャーシ4の後面側には、PDP1を表示駆動させるための複数の回路ブロック7が取り付けられている。前記回路ブロック7は、PDP1の表示駆動とその制御を行うための電気回路を備えており、PDP1の縁部に引き出された電極引出部に、シャーシ4の端部を越えて延びる複数のフレキシブル配線板(図示せず)によって電気的に接続されている。
また、PDPユニット6を収容する筐体は、前面枠8と金属製のバックカバー9とから構成され、前面枠8には、PDP1の外形寸法より小さくかつPDP1の表示領域より大きい開口部8aが設けられている。この前面枠8には、PDP1の保護のための前面保護ガラス10が配置され、さらに前面保護ガラス10には光学フィルタが配置されている。この光学フィルタには、銀蒸着などによる電磁波の不要輻射を抑制するための不要輻射抑制膜が設けられている。
さらに、バックカバー9には、PDP1等で発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔9aが設けられている。また、シャーシ4の後面には、回路ブロック7を固定するためと、バックカバー9を固定するためのボス部4aが、アルミニウム平板に固定ピンを固定することにより配設されている。
次に、PDP装置のプラズマディスプレイパネルユニットの解体方法およびその解体装置について、図2〜図8を用いて説明する。
まず、本発明におけるPDP装置の解体方法は、製造不良や製品寿命等の理由により廃棄されたPDP装置から各種の部材や材料を回収し、その後PDP1を支持部材としてのシャーシ4から剥離する際に、PDP1またはシャーシ4のいずれか一方を固定し、他方にPDP1とシャーシ4を引き剥がす方向の弾力性を持たせた加重による付勢力を加えた状態で、PDPユニット6の接着部材としてのシート5を加熱するものである。なお、PDPユニット6を加熱する温度は、接着力を有するシート5の材質により異なるが、接着部材としてのシート5が軟化する温度、例えば、アクリル系共重合体等を主成分とする接着部材の場合、約200℃程度の温度に加熱することにより、接着部材としてのシート5が軟化し、接着力が低下することにより、PDP1をシャーシ4から容易に引き剥がすことができる。
図2は本発明の解体方法に使用する解体装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、解体装置は、PDPユニット6が配置される分離装置11と、この分離装置11に配置されたPDPユニット6のシート5を加熱するための加熱ヒータなどの加熱装置12とを備えている。
分離装置11は、PDP1を保持する保持台13と、一端が分離装置11の本体筐体11aの上面に固定され、先端にPDPユニット6のシャーシ4に固定する固定金具14aを取り付けた引張りバネ14とを備えている。すなわち、分離装置11の引張りバネ14は、先端の固定金具14aをPDPユニット6のシャーシ4に固定することにより、シャーシ4に対して、PDP1とシャーシ4とを引き剥がす方向に、弾力性を持たせた加重による付勢力を加える付勢手段としての機能を果たすものである。また、保持台13の下面側には、回転ローラ13aが設けられており、保持台13にPDPユニット6を設置した状態で容易に分離装置11の本体筐体11a内に設置可能なように構成されている。さらに、分離装置11の本体筐体11aの一面には、開閉扉11bが設けられており、この開閉扉11bを開閉することにより、PDPユニット6を設置した保持台13を分離装置11の本体筐体11a内に収容することができる。
加熱装置12は、分離装置11の本体筐体11a内の上面に設置されており、PDPユニット6をシャーシ4側から加熱するように構成されている。すなわち、図2に示す例の解体装置においては、分離装置11の本体筐体11a内に加熱装置12を取り付けており、分離装置11の本体筐体11a内の温度を接着部材としてのシート5が軟化する程度の温度まで昇温する構成としている。このため、分離装置11の本体筐体11aは、耐熱性を有する断熱部材により壁面を構成している。
ここで、図2に示す例では、分離装置11の保持台13にPDPユニット6のPDP1を固定し、シャーシ4に引張りバネ14による付勢力を加えるように構成したが、シャーシ4を保持台13に固定し、PDP1に引張りバネ14による付勢力を加えるようにしてもよい。
次に、図2に示す解体装置を用いた解体方法について、図3A、図3B、図3Cを用いて説明する。
まず、図3Aに示すように、保持台13にPDPユニット6のPDP1側を固定し、分離装置11の本体筐体11a内に、保持台13とともにPDPユニット6を配置する。その後、図3Bに示すように、PDPユニット6のシャーシ4に引張りバネ14の先端の固定金具14aを取り付け、開閉扉11bを閉じることにより、PDPユニット6の配置が終了する。
その後、図3Bの状態で、加熱装置12により、分離装置11の本体筐体11a内の温度を上昇させる。この時、例えば、アクリル系共重合体等を主成分とする接着剤を使用したシート5の場合、分離装置11内の温度が約200℃まで上昇すると、シート5の接着力が低下し始める。
このように加熱装置12によりPDPユニット6のシート5を加熱することにより、PDP1とシャーシ4とを貼り付けているシート5の接着力が低下し、シート5の接着力に比べて、引張りバネ14による引き剥がす力が大きくなった時点で、図3Cに示すように、シャーシ4が引き剥がされ、PDPユニット6のPDP1とシャーシ4の分離が終了する。その後、分離装置11の開閉扉11bを開けて、分離されたPDP1とシャーシ4とを本体筐体11a内から取り出すことにより、解体作業が終了する。
解体作業後は、PDP1については、前面パネル2と背面パネル3とに分離した後、ガラス基板から蛍光体などのPDP構成材料を除去し、ガラス基板を砕くことによりガラス材料として再利用する。一方、アルミニウムなどからなるシャーシ4については、金属材料として再利用することとなる。
ここで、上記の説明では、分離装置11の保持台13にPDP1を固定したが、保持台13にPDP1を強固に固定しなくても、保持台13にPDP1を戴置する程度に、軽く保持する程度でもよい。要は、PDPユニット6のシート5を加熱してシート5の接着力を低下させ、シャーシ4を引き剥がす際に、PDP1に対して、その引き剥がす力によりPDP1が一緒に引張られない程度の保持力が加えられていればよく、PDP1の自重を利用した保持力でもよい。
また、図2に示す分離装置11においては、引張りバネ14の先端の固定金具14aをシャーシ4のほぼ中央部に取り付けたが、図4に示すように、引張りバネ14の固定金具14aをシャーシ4の端部に取り付ける構成でもよい。この場合、シャーシ4の端部において、PDP1とシャーシ4を引き剥がす方向の付勢力が加えられることとなり、これによってPDP1とシャーシ4とを貼り付けているシート5の接着力が低下し、シート5の接着力に比べて、引張りバネ14による引き剥がす力が大きくなった時点で、シャーシ4の一端を支点として、シャーシ4を回転させるように引き剥がされることとなる。
さらに、図5に示すように、分離装置11において、シャーシ4の両端部に、弾力性を持たせた加重による付勢力が異なる付勢手段を設けた構成としてもよい。具体的には、シャーシ4の両端部に、付勢手段としてばね定数の異なる引張りバネ15、16、すなわちばね定数の大きい引張りバネ15とばね定数の小さい引張りバネ16を取り付けた構成とすることにより、PDP1とシャーシ4とを貼り付けているシート5の接着力が低下し、シート5の接着力に比べて、引張りバネ15による引き剥がす力が大きくなった時点で、シャーシ4の引張りバネ16側の一端を支点として、シャーシ4を回転させるように引き剥がされることとなる。
図6A、図6Bは、図5に示す解体装置の動作を示す概略構成図である。
図6Aに示すように、保持台13にPDPユニット6のPDP1側を固定し、分離装置11の本体筐体11a内に、保持台13とともにPDPユニット6を配置する。その後、PDPユニット6のシャーシ4に引張りバネ15、16の先端を取り付け、図6Aの状態で、加熱装置12により、分離装置11の本体筐体11a内の温度を上昇させる。このように加熱装置12によりPDPユニット6のシート5を加熱することにより、PDP1とシャーシ4とを貼り付けているシート5の接着力が低下し、シート5の接着力に比べて、引張りバネ15による引き剥がす力が大きくなった時点で、図6Bに示すように、シャーシ4の引張りバネ16側の一端を支点として、シャーシ4を回転させるように引き剥がされ、PDPユニット6のPDP1とシャーシ4の分離が終了する。その後、分離装置11の開閉扉11bを開けて、分離されたPDP1とシャーシ4とを本体筐体11a内から取り出すことにより、解体作業が終了する。
また、図7に示すように、保持台13にPDPユニット6を斜めに傾けた状態で保持する保持金具17を取り付け、その保持金具17に、シャーシ4側が下側になるようにPDPユニット6のPDP1を保持させ、さらに引張りバネ14を分離装置11の本体筐体11aの下面側に取り付け、PDPユニット6のシャーシ4に下側方向の付勢力を加える構成としてもよい。
この場合、加熱装置12によりPDPユニット6のシート5を加熱することにより、PDP1とシャーシ4とを貼り付けているシート5の接着力が低下し、シート5の接着力に比べて、引張りバネ14による引き剥がす力と、シャーシ4の自重による引張り力とが合算された力が大きくなった時点で、シャーシ4の一端を支点として、シャーシ4を回転させるように引き剥がされ、PDPユニット6のPDP1とシャーシ4の分離が終了する。したがって、PDPユニット6のPDP1とシャーシ4とを分離する作業において、より分離作業が行いやすくなるという効果が得られる。
さらに、以上の実施の形態においては、分離装置11内に加熱装置12を設置したが、加熱する装置としては、加熱トンネル炉や加熱バッチ炉などを使用してもよい。
図8A、Bは、分離装置11に加熱装置12を設置せずに、加熱トンネル炉を用いて加熱する場合の実施の形態を示す概略構成図である。
まず、分離装置11は、図8Aに示すように、PDP1を保持する保持台13が配置される搬送台11cと、搬送台11cに取り付けられ、かつ引張りバネ14の一端が取り付けられるアングル11dとから構成した搬送ユニットを備えている。そして、図4と同様に、分離装置11の引張りバネ14は、先端の固定金具14aをPDPユニット6のシャーシ4の端部に固定し、シャーシ4に対して、PDP1とシャーシ4とを引き剥がす方向に、弾力性を持たせた加重による付勢力を加えるように構成している。
この図8Aに示すように、分離装置11にPDPユニット6を配置した状態で、図8Bに示すような加熱トンネル炉中を搬送させることにより、PDPユニット6のシート5を加熱して、PDP1とシャーシ4とを分離するものである。
図8Bにおいて、21は分離装置移載装置で、この分離装置移載装置21は、加熱炉22の片側に設置され、分離装置11の搬入および搬出は、加熱炉22の同じ片側で行うように構成されている。この分離装置移載装置21は、分離装置11を加熱炉22に搬入する際に、分離装置11を移載するための移載ハンド23と、加熱炉22から搬出されてくる分離装置11を、移載ハンド23で受け取るために浮かせるための昇降ユニット24とから構成されている。
また、昇降ユニット24は、分離装置11を複数のポイントで支持する複数本の昇降ピン25を有しており、この昇降ピン25は、昇降ユニット24の垂直方向に上下動することにより、分離装置11の搬送台11cに昇降ピン25の先端部が当接して分離装置11を搬送面から浮かせる動作を行う。加熱炉22は、上下複数段(図示のものは2段)の構造を有し、上段には搬送ローラ26及びヒータなどによる加熱装置27が設けられ、下段には搬出ローラ28が設けられている。また、加熱炉22の搬送終点側、すなわち分離装置移載装置21とは反対側には、分離装置11を上段から下段へ移動させるための昇降装置29が設けられている。さらに、加熱炉22の分離装置11の搬入側には、分離装置11を下段から上段に移動させるための昇降装置30が設けられている。また、分離装置移載装置21および昇降装置29,30には、搬送ローラ31がそれぞれ設けられている。
図8Bに示す例においては、PDPユニット6を配置した分離装置11は、加熱炉22内に送り込まれ、搬送ローラ26の回転により加熱炉22内を搬送され、PDPユニット6の加熱処理が行われる。加熱装置27によりPDPユニット6のシート5を加熱することにより、PDP1とシャーシ4とを貼り付けているシート5の接着力が低下し、シート5の接着力に比べて、引張りバネ14による引き剥がす力が大きくなった時点で、シャーシ4が引き剥がされ、PDPユニット6のPDP1とシャーシ4の分離が行われる。
分離が終了した分離装置11は、昇降装置29によって降下され、加熱炉22内の下段に設けられた搬出ローラ28によって加熱炉22の搬入側に戻る。搬入側に戻った分離装置11は、昇降装置30によって上昇され、元の分離装置移載装置21に戻る。次いで、昇降ユニット24により搬送ローラ31上から取り出すことにより、分離作業は終了する。
このように図8A、図8Bに示す例においては、PDPユニット6を配置した分離装置11を順次加熱炉22に投入することにより、自動的にPDP1とシャーシ4の分離を行うことができ、解体作業をより効率的に行うことができる。
以上のように本発明においては、PDP1をシャーシ4から剥離する際に、PDP1またはシャーシ4のいずれか一方を固定し、他方にPDP1とシャーシ4を引き剥がす方向に、弾力性を持たせた加重による付勢力を加えた状態で、PDPユニット6のシート5を加熱する方法で、製品毎に加熱温度や加熱時間を高精度に調整しなくてもよく、効率よくPDP1をシャーシ4から分離することが可能となるものである。
また、上記実施の形態で説明したように、加熱トンネル炉などを用いて、PDP1とシャーシ4とを分離する作業を自動で行うことができるため、より効率的に分離作業を行うことができる。
以上のように本発明によれば、PDPのリサイクルを行う上で有用な発明である。
1 プラズマディスプレイパネル(PDP)
2 前面パネル
3 背面パネル
4 シャーシ
5 シート
6 PDPユニット
11 分離装置
12 加熱装置
13 保持台
14,15,16 引張りバネ

Claims (8)

  1. プラズマディスプレイパネルを支持部材に接着部材を介して接着したプラズマディスプレイパネルユニットを有するプラズマディスプレイ装置の解体方法において、前記プラズマディスプレイパネルを前記支持部材から剥離する際に、前記プラズマディスプレイパネルまたは前記支持部材のいずれか一方を保持し、他方に前記プラズマディスプレイパネルと前記支持部材を引き剥がす方向の付勢力を加えた状態で、前記プラズマディスプレイパネルユニットの前記接着部材を加熱することを特徴とするプラズマディスプレイ装置の解体方法。
  2. 前記プラズマディスプレイパネルと前記支持部材を引き剥がす方向の付勢力を加える手段として、引張りバネを用いたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の解体方法。
  3. 前記支持部材の一端を支点とし、他端に前記プラズマディスプレイパネルと前記支持部材を引き剥がす方向の付勢力を加えることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の解体方法。
  4. 前記支持部材の両端に前記プラズマディスプレイパネルと前記支持部材を引き剥がす方向の付勢力を加えるとともに、両端の付勢力を異ならせたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の解体方法。
  5. プラズマディスプレイパネルを支持部材に接着部材を介して接着したプラズマディスプレイパネルユニットを有するプラズマディスプレイ装置の解体装置において、前記プラズマディスプレイパネルユニットが配置される分離装置と、前記分離装置に配置された前記プラズマディスプレイパネルユニットの前記接着部材を加熱するための加熱装置とを備え、かつ前記分離装置は、前記プラズマディスプレイパネルまたは前記支持部材のいずれか一方を保持する保持台と、他方に前記プラズマディスプレイパネルと前記支持部材を引き剥がす方向の付勢力を加える付勢手段とを備え、前記プラズマディスプレイパネルまたは前記支持部材のいずれか一方を保持台に固定するとともに、他方に付勢手段を取り付けることにより前記分離装置に前記プラズマディスプレイパネルユニットを配置した状態で、前記加熱装置により前記プラズマディスプレイユニットの前記接着部材を加熱することを特徴とするプラズマディスプレイ装置の解体装置。
  6. 前記分離装置の付勢手段として、引張りバネを用いたことを特徴とする請求項5に記載のプラズマディスプレイ装置の解体装置。
  7. 前記分離装置は、前記支持部材の一端を支点とし、他端に付勢手段を取り付ける構成である請求項5に記載のプラズマディスプレイ装置の解体装置。
  8. 前記分離装置は、前記支持部材の両端に付勢力の異なる付勢手段を取り付ける構成である請求項5に記載のプラズマディスプレイ装置の解体装置。
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