JP2011149308A - ガスエンジンの副室ガス供給装置 - Google Patents

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晃広 柚木
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Abstract

【課題】副室側の第1の逆止弁及びこれよりも上流側の第2の逆止弁を備えたガスエンジンにおいて、逆止弁のバウンシングを回避して逆流量を最小限にして燃焼の不具合の発生を防止したガスエンジンの副室ガス供給装置を提供する。
【解決手段】燃料ガス入口通路の副室の上部に設けられて燃料ガスの移動方向にのみ流れを許容する第1の逆止弁6と、該第1の逆止弁6よりも上流に設けられて燃料ガスの移動方向にのみ流れを許容する第2の逆止弁22とを備え、第1の逆止弁6と副室4との間に、一定量Vのガス容積32sを設け、該ガス容積Vと前記副室4の容積Vの比V/Vを、V/V=0.1〜0.2に設定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、副室を有するガスエンジンに適用され、副室内への燃料ガスの燃料ガス入口通路に、ガス移動方向側にのみ燃料ガスの流れを可能にする逆止弁を備えたガスエンジンの副室ガス供給装置に関する。
副室を有するガスエンジンにおいて、副室内への燃料ガスの燃料ガス入口通路に、ガス移動方向側にのみ燃料ガスの流れを可能にする第1、第2の逆止弁を備えたガスエンジンの副室ガス供給装置が、特許文献1(特開平8−240152号公報)にて提供されている。
特許文献1においては(符号は、特許文献1の符号による)、燃料ガスの燃料ガス入口通路の副室4寄りの第1の逆止弁としてボール形逆止弁2を設け、該ボール形逆止弁2から燃料ガス入口通路の上流側に第2の逆止弁としてニードル形逆止弁3を設けている。
そして、エンジンの圧縮工程になり筒内圧力が上昇すると、直ぐにニードル形逆止弁3を閉じ、続いてボール形逆止弁2が閉じる。その後燃焼行程で燃焼ガスの残渣が筒内から燃料ガス入口通路に逆流しようとするが、ボール形逆止弁2が副室4寄りの部位に設けられているので、該ボール形逆止弁2により煤(カーボン)はシールされて、ニードル形逆止弁3への伝播が阻止され、該ニードル形逆止弁が煤(カーボン)により固着するのが、回避される。
特開平8−240152号公報
前記特許文献1(特開平8−240152号公報)のような、副室4を有するガスエンジンにおいては、燃料ガスの燃料ガス入口通路に第1の逆止弁としてボール形逆止弁2を設け、その上流側に第2の逆止弁としてニードル形逆止弁3を設けて、副室4寄りに設けたボール形逆止弁2により煤(カーボン)はシールされて、煤(カーボン)のニードル形逆止弁3への伝播を阻止しているものの、単にニードル形逆止弁3への煤(カーボン)の伝播をボール形逆止弁2により阻止しているに、留まっている。
しかしながら、特許文献1(特開平8−240152号公報)に示されるような、副室内への燃料ガスの燃料ガス入口通路に、ガス移動方向側にのみ燃料ガスの流れを可能にする副室側の第1の逆止弁及び上流側の第2の逆止弁を備えたガスエンジンにおいては、これの給、排気及び筒内圧力線図(図4)に示すように、筒内圧力が低い給気行程(図4のB)においては、シリンダ内の圧力が負圧になるため、副室側の第1の逆止弁はシリンダ内の負圧により、第1の逆止弁の戻しスプリングの反力に打ち勝って逆止弁の弁体がバウンシングする、つまり周期的に開くことがある。また、第1の逆止弁が排気弁開の排気行程中に排気脈動の影響で開閉して、排気行程中に前記第1の逆止弁が開閉し燃焼ガスが逆流することがある。
このため、かかる副室側の第1の逆止弁及び上流側の第2の逆止弁を備えたガスエンジンにおいては、副室側の第1の逆止弁及び第2の逆止弁の戻し弁ばねの反力により燃料の逆流をカットしているが、特に、副室側の第1の逆止弁においては、副室側から燃焼ガスの逆流を直接受けるため、戻し弁ばねの反力つまり戻し弁ばねのバネ定数及び取付け荷重(予荷重)が、該第1の逆止弁の燃料のカット状況つまり該戻し弁ばねを超えて逆流する逆流量に大きく影響する。また、第1の逆止弁と副室との間に存在する空間の容積によっても、第1の逆止弁に作用する燃焼ガスの逆流量に大きく影響する。
従って、特に、前記副室側の第1の逆止弁は、シリンダ内の負圧によるバウンシングを回避するような戻し弁ばねの反力を備え、さらに、第1の逆止弁と副室との間に第1の逆止弁へのガスの逆流量を最小限に抑えるような空間容積を存在させて、ガス供給機能を損なうことなく、逆流量を最小限にして燃焼の不具合の発生を防止することが必要とされている。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、副室側の第1の逆止弁及びこれよりも上流側の第2の逆止弁を備えたガスエンジンにおいて、特に、副室側の第1の逆止弁の戻し弁ばねの反力の適正化、さらに、第1の逆止弁と副室との間の空間容積の適正化によって、逆止弁のバウンシングを回避して逆流量を最小限にして燃焼の不具合の発生を防止したガスエンジンの副室ガス供給装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、燃料ガス入口通路の副室の上部に設けられて燃料ガスの移動方向にのみ流れを許容し戻し弁ばねの弾力により閉弁する第1の逆止弁と、燃料ガス入口通路の前記第1の逆止弁よりも上流に設けられて燃料ガスの移動方向にのみ流れを許容し戻し弁ばねの弾力により閉弁する第2の逆止弁とを備えたガスエンジンの副室ガス供給装置において、
前記第1の逆止弁と副室との間に、一定量のガス容積Vを設け、該ガス容積Vと前記副室の容積Vの比V/Vを、V/V=0.1〜0.2に設定したことを特徴とする。
かかる発明によれば、前記ガス容積の一定の容積Vを、V/V=0.1〜0.2に設定して、逆止弁と副室との間に一定の容積Vを形成することによって、シリンダの圧力が負圧になっても、一定の容積Vのガス容積が形成されているので、該ガス容積の容積増加効果により前記負圧が緩和されて、第1の逆止弁の弁体のバウンシングが低減されて、該第1の逆止弁での逆流量が減じられる。
これにより、逆流による煤の逆止弁の弁体への付着発生及び煤付着に伴うガス供給機能の低下や逆止弁のスティックを防止でき、その結果燃焼の不具合の発生を防止できる。
また、本発明において、好ましくは、前記第1の逆止弁の戻し弁ばねのバネ定数Kを、該第1の逆止弁の開弁圧、閉弁圧、着座速度、および固有振動数から設計した既存のバネ定数をKとすると、K/K=1.9〜2.8に設定するとよく、このように構成することによって、副室側の第1の逆止弁は、戻し弁ばねのバネ定数及び取付荷重の上昇によって、第1の逆止弁の弁体のバウンシングを阻止して、戻し弁ばねを超えて逆流する逆流量を最小限に抑えて、弁体への煤の付着を防止できるとともに、弁体のバウンシングを阻止して、逆流による煤の逆止弁の弁体への付着発生及び煤付着に伴うガス供給機能の低下や逆止弁のスティックを防止できる。
また、本発明において、好ましくは、前記第1の逆止弁の戻し弁ばねのバネ定数を前記第2の逆止弁の戻し弁ばねのバネ定数より大きく設定するとよい。
副室からの燃焼ガス逆流は直接的には第1の逆止弁に流入するため、該第1の逆止弁のバネ定数の設定および、第1の逆止弁と副室との間に形成されるガス容積Vの増加分によって、第1の逆止弁の弁体のバウンシングを阻止してガスの逆流量を最小限に抑えることを効果的に達成できる。
本発明によれば、第1の逆止弁と副室との間に、一定量のガス容積Vを設け、該ガス容積Vと前記副室の容積Vの比V/Vを、V/V=0.1〜0.2に設定することで、シリンダの圧力が負圧になっても、広い容積のガス容積が形成されているので、該ガス容積の容積増加効果により前記負圧が緩和されて第1の逆止弁の弁体のバウンシングが低減されて、該第1の逆止弁での逆流量が減じられる。
また、副室側の第1の逆止弁は、戻し弁ばねのバネ定数及び取付荷重の上昇によって、戻し弁ばねを超えて逆流する逆流量と、煤の発生の原因となる第1の逆止弁のガスの逆流量を最小限に抑えることができるとともに、弁体のバウンシングをも阻止することができる。
これにより、逆流による煤の発生及び第1の逆止弁の弁体のバウンシングを阻止でき、逆流による煤の逆止弁の弁体への付着発生及び煤付着に伴うガス供給機能の低下や逆止弁のスティックを防止でき、その結果燃焼の不具合の発生を防止できる。
本発明の実施形態に係るガスエンジンの副室周りの副室中心線に沿う断面図である。 前記実施形態における第1、第2の逆止弁の断面図である。 前記実施形態における燃料入口配管の結線骨格図である。 ガスエンジンの給、排気及び筒内圧力線図である。 前記実施形態における、(A)は発明の容積効果を示す図、(B)は発明のばね定数効果を示す図である。 前記実施形態における効果の制限説明図で、(A)は発明の容積効果制限を示す図、(B)は発明のばね定数効果制限を示す図である。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施形態に係るガスエンジンの副室周りの副室中心線に沿う断面図、図2は前記実施形態における第1の逆止弁6、第2の逆止弁22の断面図である。図3は前記第1実施形態における燃料入口配管の結線骨格図である。
図1において、シリンダヘッド1の上部に水室1aに囲まれて副室口金2が固定され、該副室口金2の内部に副室4(副室4中心を4aで示す)が形成されている。該副室口金2は、その上部の副室上面を点火プラグ押え13及び押え金具12により押圧されて、該シリンダヘッド1に固定されている。
点火プラグ10(点火プラグ中心を10aで示す)は、該点火プラグ押え13内に取付けシート面を介して固定されている。
また、前記点火プラグ10の周囲には、下側のボアクール横孔11a(入口孔)から、点火プラグ10の軸心線10aに平行な複数のボアクール縦孔(縦方向冷却孔)11を通して、上方のボアクール横孔(出口孔)に通ずるように構成された、複数のボアクール冷却孔11sを備え、前記複数のボアクール冷却孔11sで点火プラグ10の高温部を囲むことにより、該点火プラグ10を冷却している。
また、図1において、ガス流量を制御する電磁弁23が設けられ、該電磁弁23から副室4(副室4は含まず)まで、燃料ガスを供給する燃料ガス入口通路が形成されている。この燃料ガス入口通路のうち、電磁弁23と点火プラグ押え13との間は燃料入口コネクタ14a内に穿孔された燃料入口通路14によって構成され、点火プラグ押え13内は逆止弁挿入孔6sおよび該逆止弁挿入孔6sの下端に形成された連絡孔5によって構成されている。
前記燃料入口コネクタ14aは、前記点火プラグ押え13とは別個に形成され、該燃料入口コネクタ14aは、前記点火プラグ押え13にねじ込みによって、燃料ガス入口部14sにおいて固定されている。
また、逆止弁挿入孔6sは、その中心6aが、前記点火プラグ10の中心10aと平行に設けられており、該逆止弁挿入孔6sの下部には、中間ガス容積14gを介して、逆止弁ホルダ9に支持された燃料ガスの流量移動方向側にのみ燃料ガスの流れを可能にした第1の逆止弁6が、前記副室4の上部のガス容積32sに近接して設けられている。
前記第1の逆止弁6の下端部と前記副室4の上部との間には、一定の容積を有するガス容積32sが形成される。このガス容積32sは逆止弁6の下方に形成された逆止弁下方室30と連絡孔5とによって形成される容積をいう。
逆止弁下方室30の下端部は連絡孔5にて前記副室4に接続されている。
さらに、前記燃料入口コネクタ14a内に形成された燃料入口通路14においては、前記ガス流量を制御する電磁弁23と前記燃料ガス入口部14sとの間に、燃料ガスの移動方向側にのみ燃料ガスの流れを可能にした第2の逆止弁22が設けられている。
詳細には、前記点火プラグ押え13に、点火プラグ10の軸心10aと第1の逆止弁6が副室4の直上部に挿入される逆止弁挿入孔6sの中心6aとを平行に配置して、燃料入口通路14が形成される燃料入口コネクタ14aを逆止弁挿入孔6s及び中間ガス容積14gに直交して設け、かかる燃料入口コネクタ14a内に前記第2の逆止弁22が挿入されることとなる。
図2には、かかる実施形態における第1の逆止弁6及び第2の逆止弁22の断面図を示す。該第1の逆止弁6は第2の逆止弁22よりも高温ガスに晒されるので、第2の逆止弁22よりも高温強度の大きい材料を用いることができるが、構造自体は第2の逆止弁22と同一であるので、この実施形態では、第1の逆止弁6と第2の逆止弁22は同一構成とする。
図2において、以下の説明は第1の逆止弁6として行うが、第2の逆止弁22も取り付け位置以外は第1の逆止弁6と同一である。
前記第1の逆止弁6(第2の逆止弁22)は、逆止弁ホルダ9内に、前記中間ガス容積14gに接続される複数の通路孔22dとを備え、該通路孔22dは、逆止弁ホルダ9に螺合されたケース22b内に複数穿孔されている。
該複数の通路孔22dは、前記ケース22b内に形成されたガス溜め22kに開口している。該ガス溜め22kは下流側ガス通路22cに連通している。
また、前記ケース22bと支持ピン22jの支持部材22iとの間に架設された戻し弁ばね22hの弾力(ばね力)に抗して弁体22aを開閉し、弁体22aが前記戻し弁ばね22hの弾力に打ち勝つことにより該弁体22aが開く。
これにより、前記第1の逆止弁6は、前記電磁弁23及び第2の逆止弁22側からの燃料ガスが、該第1の逆止弁6を経て、一定量の容積を有する前記ガス容積32sに流れ込むようになっている。
前記高温になる第1の逆止弁6については、前記のように第2の逆止弁22と同一形状であるが、第1の逆止弁6が高温となるので、材質を第2の逆止弁22よりも強化するとよい。
次に、かかる実施形態による作用、効果について説明する。 前記副室4内への燃料ガスの燃料入口通路14に、燃料ガス移動方向側にのみ燃料ガスの流れを可能にする副室4側の第1の逆止弁6及びこれの上流側の第2の逆止弁22を備えたガスエンジンにおいては、次のような作用が生ずる。
この実施形態の作用の1つは、第1の逆止弁6の下端部と副室4の上部との間に設けた、一定の容積を有するガス容積32sの設置に伴う作用である。
即ち、図4に示すガスエンジンの給、排気及び筒内圧力線図のように、筒内圧力が低い給気行程Bにおいては、シリンダ60(図1参照)内の圧力が負圧になるため、副室4側の第1の逆止弁6はシリンダ60内の負圧により、第1の逆止弁6の弁体22aが、戻し弁ばね22h(図2参照)の反力に打ち勝ってバウンシングする、つまり周期的に開くことがある。
しかるに、この実施形態によれば、前記第1の逆止弁6の下端部と前記副室4の上部との間には、逆止弁下方室30と連絡孔5とによって形成される一定の容積Vを有するガス容積32sが形成されている。
つまり、前記給気行程Bにおいては、第1の逆止弁6の下端部と前記副室4の上部との間に一定の容積Vを有するガス容積32sを設けており、筒内圧力が低い給気行程Bにおいて、シリンダ60の圧力が負圧になっても、広い容積のガス容積32sが形成されているので、該ガス容積32sの容積増加効果により前記負圧が緩和されて、第1の逆止弁6の弁体22aのバウンシングが低減されて、該第1の逆止弁6での逆流量が減じられる。
図3は実施形態における燃料入口配管の結線骨格図である。
図3に示すように、実施形態における第1の逆止弁6および第2の逆止弁22を流れる質量流量を順方向に流れる順流量Q及び逆方向に流れる逆流量Qとの流量比を算出した。
そして、図5(A)のように、副室上部容積V/副室容積Vと、逆流量Q/順流量Qとの関係を算出して示す。図5(A)より、現状または既存のオリジナルの一定容積Vを副室容積Vの0.01倍程度(副室4の直上部に第1の逆止弁設置または先行技術のように通路による連結)つまりV/V=0.01程度に設定し、このときの逆流量Q/順流量Q=24%であった。
そして、図5の実機計測結果に示すように、前記ガス容積32sの一定容積Vを、前記オリジナルの一定容積の場合のV/V=0.01から順次増大していくと、V/V=0.1では逆流量Q/順流量Q=14%、V/V=0.2では逆流量Q/順流量Q=11%の結果が得られた。すなわち、ガス容積32sの一定容積Vの容積を大きくするに従って逆流量Q/順流量Q=11%まで減少することが算出された。
従って、前記ガス容積32sの一定の容積Vを副室容積Vの0.2倍に増加すれば、前記のように、シリンダ60の圧力が負圧になっても、一定容積Vのガス容積32sが形成されているので、該ガス容積32sの容積増加効果により、排気行程中の排気脈動による圧力変動が緩和され、または負圧が緩和されて第1の逆止弁6の弁体22aのバウンシングが低減されて、該第1の逆止弁6での逆流量が減じられる。
これにより、逆流による煤の発生及び第1の逆止弁6の弁体22aのバウンシングを阻止でき、第1の逆止弁6での逆流量が減じられ、これにより、逆流による煤の逆止弁の弁体への付着発生及び煤付着に伴うガス供給機能の低下や逆止弁のスティックを防止できる。
前記ガス容積32sの一定容積Vについて、図5(A)のように逆流量Q/順流量Qの比率ではなく、逆流量Qだけに着目して評価すると、図6(A)のように、副室上部容積V/副室容積Vと、オリジナル条件(前記副室4の直上部に第1の逆止弁設置)のときの逆流量Qを100としたときの比率との関係を算出する。図6(A)より、オリジナル条件のほぼ半分(50%)の逆流量を目標にすると、副室上部容積V/副室容積V容積比を0.2程度とすることが望ましい。
従って、副室上部空間V/副室容積Vの範囲は、S(V=0.1V〜0.2V)の範囲が適切であり、より望ましくはV=0.2Vとするとよい。
なお、S(V=0.1V〜0.2V)の理由は、かかるガス容積32sの最大値がV/V=0.2を超えると、即ちガス容積32sの一定容積V=0.2Vを超えると、該ガス容積32sが増大し副室4周りが大型化するとともに、副室4からの燃焼ガスのガス容積32sの流入量が増加し、シリンダ60内での燃焼性能自体の低下をもたらす。
一方、ガス容積32sの最小値は、これが小さいほど前記副室上部容積Vを設けることによる効果が小さくなるので、実用面から副室上部容積V=0.1Vとする。
以上より、図5(A)、図6(A)のS(V=0.1V〜0.2V)を、本発明の適用範囲とするとともに、望ましくはV=0.2Vとするとよい。
そして、この実施形態のもう1つは、戻し弁ばね22hのバネ定数Kの設定である。 即ち、図2に示すように、前記副室側の第1の逆止弁6及び第2の逆止弁22の戻し弁ばね22hの反力により燃料の逆流をカットしている。
特に副室側の第1の逆止弁6においては、戻し弁ばね22hの反力つまり戻し弁ばね22hのバネ定数K及び取付荷重(予荷重)Fが、該第1の逆止弁6の燃料のカット状況、つまり該戻し弁ばね22hを超えて逆流する逆流量に大きく影響する。
然るに、本発明の実施形態においては、前記第1の逆止弁6及び第2の逆止弁22の、戻し弁ばね22hのバネ定数K及び取付荷重Fを大きくすることで、戻し弁ばね22hによる弁体22aの開放が大荷重となり、弁体22aの開放量も少なくなり、弁体22aを通してのガスの逆流量も少なくなる。
殊に、副室側の第1の逆止弁6は、前記シリンダ60内の負圧によるバウンシングを回避するような戻し弁ばね22hの、バネ定数K及び取付荷重F、つまり反力を現状(オリジナル)よりも大きくすると、戻し弁ばね22hの前記反力により、弁体22aのバウンシングが低減され、燃焼ガスの第1の逆止弁6を超えての逆流量を最小限にすることができる。
即ち、本実施形態においては、図5(B)の計算結果に示すように、第1の逆止弁6のバネ定数Kの増加とともに、逆流量Qが小さくなって、逆流量Q/順流量Qが減少する。
現状または既存(オリジナル)のバネ定数をK=200に設定したとき、逆流量Q/順流量Q=25%であったのが、バネ定数をK=370では逆流量Q/順流量Q=15%に減少し、K=550に上げるとQが減少して、逆流量Q/順流量Q=10%に減少する。なお、バネ定数の単位については省略する。
ここで、前記現状または既存(オリジナル)のバネ定数Kとは、戻し弁ばね22hについて、開弁圧、閉弁圧、着座速度、および固有振動数から設計した戻し弁ばね22hのバネ定数であり、例えば、K=200と設定した。
そして、バネ定数Kと逆流量Q/順流量Qとの適用範囲は、戻し弁ばね22hのバネ定数Kが大きくなり過ぎると、該戻し弁ばね22hの着座速度が過大となって弁座のシート部の磨耗が進展するので、図5(B)に示すように、逆流量Q/順流量Q=10%のときを上限とし、このときの戻し弁ばね22hのバネ定数K=550をバネ定数の上限とする。
従って、かかるバネ定数K=550は前記現状(オリジナル)のK=200に対して、K/K=550/200=2.8であるので、K/K=2.8を上限とする。
一方、バネ定数Kの最小値は、これが小さいほどバネ定数を高めることによる各効果が小さくなるので、図5(B)において、逆流量Q/順流量Q=15%のときを下限とし、このときの戻し弁ばね22hのバネ定数K=370をバネ定数の下限とする。
従って、かかるバネ定数K=370は、現状(オリジナル)のK=200に対して、K/K=370/200=1.9であるので、K/K=1.9を下限とする。
以上の作用により、戻し弁ばね22hのバネ定数Kは、K/K=1.9〜2.8(Kは現状(オリジナル)の値)の範囲にとる。この結果、図5(B)及び図6(B)に示すように、T=K/K=1.9〜2.8の範囲となる。
また、前記バネ定数の設定について、図5(B)のような逆流量Q/順流量Qの比率ではなく、逆流量Qだけに着目して評価すると、図6(B)のように、副室上部容積V/副室容積Vと、オリジナル条件のときの逆流量Qを100としたときの比率との関係を算出する。図6(B)より、オリジナル条件のほぼ半分(50%)の逆流量を目標にすると、バネ定数K=500で、K/K=2.5程度とすることが望ましい。
従って、バネ定数、T=K/K=1.9〜2.8の範囲が適切であり、より望ましくはK/K=2.5とするとよい。
特に、副室側の第1の逆止弁6において、戻し弁ばねのバネ定数K及び取付荷重Fの上昇によって、前記戻し弁ばねを超えて逆流する逆流量と、煤の発生の原因となる第1の逆止弁のガスの逆流量を最小限に抑えることができるとともに、弁体22aのバウンシングを阻止して、該第1の逆止弁6での逆流量が減じられる。
これにより、逆流による煤の逆止弁6の弁体への付着発生及び煤付着に伴うガス供給機能の低下や逆止弁6のスティックを防止できる。
なお、前記実施形態においては、第1の逆止弁6と第2の逆止弁22とを同一構成として説明したが、第1の逆止弁6だけを前記実施形態で説明したバネ定数の設定として、第2の逆止弁22については、オリジナルのバネ定数のものとしてもよい。
すなわち、副室からの燃焼ガスの逆流は直接的には第1の逆止弁6に流入するため、第1の逆止弁6のバネ定数の設定および、第1の逆止弁6と副室4との間に形成されるガス容積32sの副室上部容積Vの設定によって、第1の逆止弁6の弁体22aのバウンシングを阻止してガスの逆流量を最小限に抑えることができる。これによって、2つ存在する既存の逆止弁を大きく変更することなく、第1の逆止弁6だけを変更することで簡単に燃焼ガスが第1の逆止弁6を超えての逆流量を最小限にすることができる。
本発明によれば、副室側の第1の逆止弁及びこれよりも上流側の第2の逆止弁を備えたガスエンジンにおいて、特に、副室側の第1の逆止弁の戻し弁ばねの反力の適正化、さらに、第1の逆止弁と副室との間の空間容積の適正化によって、逆止弁のバウンシングを回避して逆流量を最小限にして燃焼の不具合の発生を防止できるので、ガスエンジンの副室ガス供給装置に適している。
1 シリンダヘッド
1a 水室
2 副室口金
3 副室噴口
4 副室
5 連絡孔
6 第1の逆止弁
6s 逆止弁挿入孔
9 逆止弁ホルダ
10 点火プラグ
10a 点火プラグ中心
11a ボアクール横孔(入口孔)
11 ボアクール縦孔(縦方向冷却孔)
11s ボアクール冷却孔
12 押え金具
13 点火プラグ押え
14 燃料入口通路
14a 燃料入口コネクタ
22 第2の逆止弁
22a 弁体
22h 戻し弁ばね
23 電磁弁
30 逆止弁下方室
32s ガス容積
60 シリンダ

Claims (3)

  1. 燃料ガス入口通路の副室の上部に設けられて燃料ガスの移動方向にのみ流れを許容し戻し弁ばねの弾力により閉弁する第1の逆止弁と、燃料ガス入口通路の前記第1の逆止弁よりも上流に設けられて燃料ガスの移動方向にのみ流れを許容し戻し弁ばねの弾力により閉弁する第2の逆止弁とを備えたガスエンジンの副室ガス供給装置において、
    前記第1の逆止弁と副室との間に、一定量のガス容積Vを設け、該ガス容積Vと前記副室の容積Vの比V/Vを、V/V=0.1〜0.2に設定したことを特徴とするガスエンジンの副室ガス供給装置。
  2. 前記第1の逆止弁の戻し弁ばねのバネ定数Kを、該第1の逆止弁の開弁圧、閉弁圧、着座速度、および固有振動数から設計した既存のバネ定数をKとすると、K/K=1.9〜2.8に設定したことを特徴とする請求項1記載のガスエンジンの副室ガス供給装置。
  3. 前記第1の逆止弁の戻し弁ばねのバネ定数を前記第2の逆止弁の戻し弁ばねのバネ定数より大きく設定したことを特徴とする請求項1または2記載のガスエンジンの副室ガス供給装置。
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