JP2011147886A - 水処理部材、浄化槽、及び水処理装置 - Google Patents

水処理部材、浄化槽、及び水処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便であり、嫌気性処理部において、懸濁固形物など汚泥の捕集効果に優れ、かつ槽内水排出時の荷重負荷に耐えうる水処理部材、及びこの水処理部材を設けた水処理装置、浄化槽を提供する。
【解決手段】水処理部材120は、支持体210と、担体部材220とを有する。支持体210は、空中又は水中において一定の形態を保持できる硬さを有し、周囲に巻きつけられた担体部材220を支持する。担体部材220は、紐状又は帯状に形成された基幹部材310に、繊維状担体320を複数固定したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、水処理部材及び浄化槽に関する。
例えば、特許文献1には、炭素繊維にて構成された複数の繊維状担体を束状にした繊維束の一端部を固定部にて互いに連結した繊維濾材が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、排水処理装置に用いる微生物担体であって、微生物担体は複数の支持担体からなり、支持担体は支持部材と支持部材に上下方向に複数段配置した繊維束とを有し、繊維束は複数の繊維フィラメントからなり、一端又は途中を支持部材に束ねて固定し、他端又は端部が繊維フィラメントの自由端となっており、複数の支持担体を並設し、隣接する支持担体の繊維フィラメントの自由端が相互に一部重なり合うように配置したものである微生物担体が開示されている。
また、例えば、特許文献3には、水処理装置の曝気槽内に設置されて微生物を付着するため支持枠にほぼ垂直に取り付けられた多数のひも状接触濾材からなる生物接触濾材において、各ひも状接触濾材の生物担体部は不連続に設けられ、かつ生物担体部は隣接のひも状接触濾材の生物担体部に対し高さが不揃いになるように配置されている生物接触濾材。
また、例えば、特許文献4には、嫌気性生物処理槽において濾材としてひも状固定部材を中心軸に複数の可撓性揺動部材が放射状に設けられている浄化槽が開示されている。
特開2009−136737号公報 特開2008−29945号公報 特開平5−237490号公報 特開2001−54796号公報
このように特許文献1、2、3、4それぞれに記載されたものでは繊維材を排水処理に用いて汚泥の捕集効率を高めているが、槽内水の排出時には繊維材に大量に付着した汚泥の荷重により、繊維材自体を痛めてしまう恐れがある他、繊維材の集合体を吊り下げた場合、吊り下げ部あるいは連結部が破損してしまう可能性もある。また補足率を高めるために繊維材量を増加させると、補足汚泥による濾床閉塞が起こる可能性がある。さらに、水処理用部材は、投入、交換が容易である必要もある。本発明は、簡便であり、嫌気性処理部において、懸濁固形物など汚泥の捕集効果に優れ、濾床閉塞を起しにくく、かつ槽内水排出時の荷重負荷に耐えうる水処理部材、及びこの水処理部材を設けた水処理装置、浄化槽を提供することを目的とする。
本発明に係る水処理部材は、空中又は水中において一定の形態を保持できる程度の硬さを有する支持体と、前記支持体から斜め方向に張り出した複数の繊維部材とを有する。
好適には、前記支持体は、棒状であり、前記繊維部材の固定位置は、前記支持体表面に螺旋状に設けられてなる。
好適には、紐状又は帯状の可撓性部材をさらに有し、複数の前記繊維部材は、前記可撓性部材に配列されており、前記前記可撓性部材が前記支持体の周囲に螺旋状に巻きつけられてなる。
好適には、前記繊維部材は、炭素繊維であり、前記繊維部材の長軸方向は、前記可撓性部材の長軸方向に対して略直交する。
また、本発明に係る浄化槽は、空中又は水中において一定の形態を保持できる程度の硬さを有する棒状の支持体と、前記支持体から斜め方向に張り出した複数の繊維部材を螺旋状に配置することで懸濁固形物など汚泥を効率的に捕集できる水処理部材と、前記支持体の長軸方向が処理水の流れる方向となるように形成された嫌気性処理槽とを有する。
好適には、前記繊維部材は、炭素繊維であり、前記繊維部材の長軸方向は、前記可撓性部材の長軸方向に対して略直交する。
また、本発明に係る水処理方法は、繊維部材が複数配列された紐状又は帯状の可撓性部材を、棒状の支持体の表面に螺旋状に巻き付け、前記可撓性部材が巻き付けられた支持体を、処理水中に設置する。
本発明に係る水処理部材は、懸濁固形物など汚泥を効率的に捕集でき、濾床閉塞しにくく、かつ槽内水排出時の荷重負荷に耐えることができる。
浄化槽1の全体構成を模式的に表す図である。 水処理部材120の全体構成を模式的に表す図である。 各種水処理部材を設けられた嫌気濾床槽からの汚泥流出量を表す図である。 各種水処理部材を設けられた嫌気濾床槽における汚泥保持量を表す図である。 浄化槽2の全体構成を模式的に表す図である。 浄化槽3の全体構成を模式的に表す図である。 水処理部材122の全体構成を模式的に表す図である。 水処理部材124の全体構成を模式的に表す図である。 水処理部材124の要部拡大図である。 水処理装置400の全体構成を模式的に表す図である。
図1は、浄化槽1の全体構成を模式的に表す図である。
図1に例示するように、浄化槽1は、嫌気濾床槽第1室10と、可溶化槽20と、嫌気濾床槽第2室30と、接触曝気槽40と、処理水槽50と、消毒槽60とを有する。
嫌気濾床槽第1室10は、生活雑排水又はし尿などの汚水がまず最初に流入される場所である。流入した汚水は、嫌気濾床槽第1室10において上から下へと流れ、途中にある固形材110に、この汚水中に含まれる汚泥物質を付着させる。固形材110は、水処理部材の一種であり、表面には種々の微生物集団が膜状(以下「微生物膜」という)に形成されている。固形材110に付着した汚泥物質は、この微生物膜により、分解・浄化される。そして、汚泥物質を分解・浄化された汚水は、次に嫌気濾床槽第2室30へと送られる。また、固形材110に付着せず、嫌気濾床槽第1室10の底部に溜まった汚泥物質は、エアリフトポンプにより吸い上げられて、可溶化槽20へと送られる。
可溶化槽20は、水処理部材120(図2を用いて後述)を設けられている。可溶化槽20に送られた汚水は、可溶化槽20の底部に設けられたポンプの作用により、可溶化槽20内部を上下に循環するようになっている。この循環により、可溶化槽20に送られた汚水に含まれる汚泥物質は、汚水への溶解が促進される。また、この循環により、水処理部材120には、汚水に含まれる汚泥物質が付着する。水処理部材120の表面には、嫌気性の微生物膜が形成されている。水処理部材120に付着した汚泥物質は、この微生物膜により、分解・浄化される。なお、水処理部材120は、固形材110と比べて表面積が大きく、一度に多くの汚泥物質を付着させ、分解・浄化することができる。特に炭素繊維である場合は、生物親和性が高く嫌気性の微生物膜が早期に形成されることが期待できる。そして、汚泥物質を分解・浄化された汚水は、次に嫌気濾床槽第2室30へと送られる。
嫌気濾床槽第2室30は、水処理部材120を設けられている。嫌気濾床槽第2室30に送られた汚水は、下から上へと流れ、途中にある水処理部材120に、この汚水中に含まれる汚泥物質を付着させる。水処理部材120は、可溶化槽20における場合と同様に、表面に形成された微生物膜により、付着した汚泥物質を分解・浄化する。そして、汚泥物質を分解・浄化された汚水は、次に接触曝気槽40へと送られる。
接触曝気槽40は、接触材130と、この接触材130に向けて絶えず空気の気泡を放出する散気装置140とを設けられている。接触材130の表面には、好気性の微生物膜が形成されている。汚水に含まれる汚濁物質は、この微生物膜による接触酸化作用により分解・浄化される。さらに、接触曝気槽40内は生物ろ過部135を有しており、その下部には逆洗用散気装置145を配している。この生物ろ過部135は、固形材115を有しており、汚水中に浮遊する固形物を物理的にろ過・捕捉するとともに表面に形成された微生物膜により、残存する汚濁物質を分解・浄化する。通常、逆洗用散気装置145は空気を放出しておらず、1日に1回〜数回の頻度で自動逆洗(空気の放出)が行われ、生物ろ過部135が捕捉した固形物により完全に閉塞してしまうことを防止している。そして、汚濁物質を分解・浄化された汚水は、処理水槽50、さらに消毒槽60へと送られる。
消毒槽60は、分解・浄化された汚水を最終的に消毒し、川などに放流する。また、処理水槽50は、接触曝気槽40から送られてきた汚水を、ポンプにより、循環水として嫌気濾床槽第1室10へ送る。場合によっては、嫌気濾床槽第2室30へ送ることもある。
以上説明したように、本実施例に係る水処理部材120は、浄化槽1に設けられ、汚水処理を行う。
図2は、水処理部材120の全体構成を模式的に表す図である。
図2に例示するように、水処理部材120は、支持体210と、担体部材220とを有する。本実施例では、水処理部材120は、さらに固定部材240を有する。
支持体210は、空中又は水中において一定の形態を保持できる硬さを有し、周囲に巻きつけられた担体部材220を支持する。支持体210の形状は、特に限定するものではなく、汚泥が保持された状態での担体部材220を構造体として最低限支えることができればよく、周囲に担体部材220を巻きつけられるものであればよい。例えば、支持体210は、略円柱型、略円錐型、略球型、略多角柱型、略錐体型などに形成されればよい。
本実施例では、支持体210は、略円柱型の棒状に形成されている。本実施例に係る支持体210の軸線に対する垂直断面の外径は、特に限定するものではないが、周囲に巻きつけられる担体部材220の繊維状担体320が適度に広がることで、水流を阻害しないように、5〜80mmであることが好ましい。
また、支持体210は、浄化槽1内の水流に耐え、耐腐食性のある素材で形成されることが好ましく、さらに支持体210の交換又はメンテナンス等を考慮し、軽量である素材で形成されることがより好ましい。例えば、支持体210は、塩化ビニルなどの素材で形成されるとよい。
担体部材220は、紐状又は帯状に形成された基幹部材310に、繊維状担体320を複数固定したものである。繊維状担体320を基幹材310に固定する手段は、特に限定するものではない。例えば、繊維状担体320は、接着又は溶着などにより基幹材310に接合されてもよいし、又は繊維状担体320と基幹部材310とが一体的に形成されてもよい。また、繊維状担体320を基幹材310に固定したときの、繊維状担体320の基幹部材310の軸線方向に対する傾きは、特に限定するものではない。
本実施例では、繊維状担体320は、基幹部材310に略直交する状態で固定されている。また、繊維状担体320は、可撓性を有しており、重力により斜め下方に撓る。これにより、担体部材220は、槽内水排出時に鉛直下方にかかる荷重により繊維状担体320に作用する剪弾力を軽減させることができる。
基幹部材310及び繊維状担体320の素材は、特に限定するものではないが、例えば、炭素繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリプロピレン繊維などであればよい。なかでも、炭素繊維は、耐久性に優れ、軽量であり、かつ生物親和性にも優れるので好適である。
また、担体部材220は、支持体210の周囲に巻き付けられ、支持体210に固定される。担体部材220を支持体210に固定する手段は、特に限定するものではない。例えば、担体部材220は、支持体210に設けられたフック状の部材に引っ掛けられる、又は帯状の部材で緊締される等により、支持体210に固定されればよい。また、担体部材220は、支持体210の複数箇所で固定されることが好ましい。これにより、担体部材220は、槽内水排出時に鉛直下方にかかる荷重を、支持体210に固定されている複数箇所に分散させることができる。
本実施例では、担体部材220は、緊締部材230により支持体210に複数箇所で固定されている。緊締部材230は、担体部材230を支持体210に緊締することができるものであれば、何でもよい。例えば、緊締部材230は、ゴムバンド又はベルトなどである。
また、担体部材220が支持体210の周囲に巻き付く形状は、特に限定するものではないが、図2に例示するように螺旋状であることが好ましい。担体部材220が支持体210の周囲に螺旋状に巻き付けられ、固定されることにより、担体部材220の間を通る上下方向の水流は、螺旋状に渦を巻くようになる。これにより、処理水は短絡することなく繊維状担体320と繰り返し接触することから、水処理部材120は、効率的に汚泥を繊維状担体320に付着させることができる。また、担体部材220が支持体210の周囲に螺旋状に巻き付けられることにより、支持体210の配置間隔を短くしても、隣接する担体部材220のラップ接合部分が少なく、上下方向の水流の通路が必ず確保されるので、汚泥の増殖による濾床閉塞が起こりにくい。なお、この場合における支持体210の軸線方向は、水流方向に平行であることが好ましい。
固定部材240は、支持体210を固定する。固定部材240は上部と下部の一方のみあっても良いし、図2のように両方あっても良い。固定部材240が支持体210を固定する手段は、特に限定するものではない。例えば、固定部材240は、支持体210に嵌合する、又は支持体210の周囲を支持すること等により、支持体210を固定すればよい。なお、固定部材240は、水処理部材120が設けられる浄化槽と別個に形成され、浄化槽に固定されてもよいし、又は浄化槽と一体的に形成されてもよい。
本実施例では、固定部材240は、支持体210の外径よりもやや大き目の穴を複数設けられた板である。固定部材240は、支持体210の両端部に位置するように、2枚平行に浄化槽内に設けられている。支持体210は、この平行に設けられた固定部材240の穴に挿入されることにより、両端部において固定される。
なお、固定部材240が固定する支持体210の数は、水処理部材120が設けられる浄化槽の容量又は浄化能力などに応じて、適宜変更されればよい。
以上説明したような構成により、水処理部材120は、槽内水排出時又は不定期な流量変化による担体部材220への荷重負荷を軽減し、付着した汚泥により基幹材310が破断する等の担体部材220の損傷を防止している。また、繊維状担体320が、曲げに弱い炭素繊維である場合でも、繊維状担体310が支持体210から斜め方向に張り出しているため、繊維状担体320が槽内水排出後に自重で下方に垂れ下がったときに、支持体210に対する繊維状担体320の屈曲角度が小さくなり、破断防止が期待できる。
また、水処理部材120は、担体部材220を支持体210に螺旋状に巻き付けることにより、螺旋状の整流効果と、繊維状担体320の十分な広がりとを実現し、浄化能力の向上が期待できる。さらに、水処理部材120は、固定部材240により、支持体210ごとの交換を容易にしている。
図3は、50Lの小型槽にて嫌気性処理実験をおこなった結果であり、懸濁固形物(SS)3000mg/Lの汚泥5L/日を流入させたときの流出汚泥のSS濃度を測定した。グラフでの「炭素繊維ムカデ型」は炭素繊維を担体部材220として、支持体210に巻き付けて固定することなく設置したものであり、「ひも状繊維材」はポリエステル系の繊維材を担体部材220として、支持体210に巻きつけて固定することなく設置したものである。また「炭素繊維螺旋タイプ」は炭素繊維を担体部材として、支持体210に螺旋状に巻き付けて固定した状態で設置したものである。なお炭素繊維量は同量とした。
図3に例示するように「炭素繊維ムカデ型」は「ひも状繊維材」と比較し流出SSが増加するまでの日数が長く、「炭素繊維螺旋タイプ」では測定期間中流出SS量が非常に少ない結果となった。
図4は、前述の図3で示した嫌気性処理実験について、流入汚泥量と流出汚泥量の差異から、実験槽内に保持されている累積汚泥量を求めたものである。グラフでの「炭素繊維ムカデ型」は炭素繊維を担体部材220として、支持体210に巻き付けて固定することなく設置したものであり、「ひも状繊維材」はポリエステル系の繊維材を担体部材220として、支持体210に巻きつけて固定することなく設置したものである。また「炭素繊維螺旋タイプ」は炭素繊維を担体部材として、支持体210に螺旋状に巻き付けて固定した状態で設置したものである。
図4に例示するように「炭素繊維ムカデ型」および「炭素繊維螺旋タイプ」は「ひも状繊維材」と比較し非常に汚泥保持量が高くなっている。また経過日数が経ったところでは「炭素繊維螺旋タイプ」と「炭素繊維ムカデ型」の差が出始め、「炭素繊維螺旋タイプ」がより多くの汚泥を保持できると言うことができる。
以上説明したグラフから、水処理部材120は、効率的に汚泥を保持し、かつ分解・浄化していることが分かる。
[変形例1]
図5は、浄化槽2の全体構成を模式的に表す図である。
図5に例示するように、浄化槽2は、分離腐敗槽12と、可溶化槽20と、嫌気濾床槽32と、接触曝気槽40と、処理水槽50と、消毒槽60とを有する。なお、本図に示される各構成のうち、図1に示された各構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
以下、本図に示される各構成のうち、図1に示された構成と異なるものについて説明する。
分離腐敗槽12は、生活雑排水又はし尿などの汚水がまず最初に流入される場所である。流入した汚水は、分離腐敗槽12において汚泥物質を沈澱させる。沈澱した汚泥物質は、嫌気性の微生物により、分解・浄化される。そして、汚泥物質を沈澱させた汚水の上澄みが、嫌気濾床槽32へと送られる。
嫌気濾床槽32は、固形材110を設けられている。嫌気濾床槽32に送られた汚水は、上から下へと流れ、途中にある固形材110に、この汚水中に含まれる汚泥物質を付着させる。固形材110は、表面に形成された嫌気性の微生物膜により、付着した汚泥物質を分解・浄化する。そして、汚泥物質を分解・浄化された汚水は、次に接触曝気槽40へと送られる。また、固形材110に付着せず、嫌気濾床槽32の底部に溜まった汚泥物質は、エアリフトポンプにより吸い上げられて、可溶化槽20へと送られる。
以上説明したような浄化槽2に、上記実施例に係る水処理部材120が設けられてもよい。
[変形例2]
図6は、浄化槽3の全体構成を模式的に表す図である。
図6に例示するように、浄化槽3は、嫌気濾床槽第1室14と、嫌気濾床槽第2室34と、接触曝気槽40と、処理水槽50と、消毒槽60とを有する。なお、本図に示される各構成のうち、図1に示された各構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
以下、本図に示される各構成のうち、図1に示された構成と異なるものについて説明する。
嫌気濾床槽第1室14は、生活雑排水又はし尿などの汚水がまず最初に流入される場所であり、水処理部材120を設けられている。嫌気濾床槽第1室14に流入した汚水は、嫌気濾床槽第1室14において、下から上へと流れ、途中にある水処理部材120に、この汚水中に含まれる汚泥物質を付着させる。水処理部材120は、表面に形成された嫌気性の微生物膜により、付着した汚泥物質を分解・浄化する。そして、汚泥物質を分解・浄化された汚水は、次に嫌気濾床槽第2室34へと送られる。
嫌気濾床槽第2室34は、水処理部材120を設けられている。嫌気濾床槽第2室34に流入した汚水は、嫌気濾床槽第2室34において、下から上へと流れ、途中にある水処理部材120に、この汚水中に含まれる汚泥物質を付着させる。水処理部材120は、表面に形成された嫌気性の微生物膜により、付着した汚泥物質を分解・浄化する。そして、汚泥物質を分解・浄化された汚水は、次に接触曝気槽40へと送られる。また、水処理部材120に付着せず、嫌気濾床槽第2室34の底部に溜まった汚泥物質は、エアリフトポンプにより吸い上げられて、嫌気濾床槽第1室14へと送られる。
以上説明したような浄化槽3に、上記実施例に係る水処理部材120が設けられてもよい。
[変形例3]
図7は、水処理部材122の全体構成を模式的に表す図である。
図7に例示するように、水処理部材122は、繊維状担体320が基幹材310の片側一方向
にのみ略直交する状態で固定された担体部材222を有する。このように繊維状担体320を基幹材310に固定することにより、繊維状担体320は、図2に例示した水処理部材120の繊維状担体320に比べ、平均して、より下方を向くことになる。これにより、水処理部材122は、槽内水排出時に鉛直下方にかかる荷重をさらに軽減させることができる。
図8は、水処理部材124の全体構成を模式的に表す図である。
図8に例示するように、水処理部材124は、支持体210と、担体部材224とを有する。本実施例では、水処理部材124は、さらに固定材240を有する。なお、本図に示される各構成のうち、図2に示された各構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
以下、本図に示される各構成のうち、図2に示された構成と異なるものについて説明する。
担体部材224は、図9に例示するように、紐状又は帯状に形成された基幹材310に、実施例1における繊維状担体320を束状にしたもの(繊維束322)を複数固定したものである。繊維束322を基幹材310に固定する手段は、特に限定するものではない。例えば、繊維束322は、接着又は溶着などにより基幹材310に接合されてもよいし、又は繊維束322と基幹部材310とが一体的に形成されてもよい。また、繊維束322を基幹材310に固定したときの、繊維束322の基幹部材310の軸線方向に対する傾きは、特に限定するものではない。
本実施例では、繊維束320は、基幹部材310に略直交する状態で固定されている。また、繊維束322は、可撓性を有しており、重力により下方に撓る。これにより、担体部材224は、槽内水排出時に鉛直下方にかかる荷重を軽減させることができる。さらに、担体部材224は、繊維束322を固定することにより、図2に例示した水処理部材120に比べ、表面積を増大させ、より多量の汚泥物質を保持することができる。
図10は、水処理装置400の全体構成を模式的に表す図である。
図10に例示するように、水処理装置400は、給水管410と、水処理部材124と、排水管412とを有する。給水管410から流入した液体(原水)は、水処理装置400において下から上へと水処理部材124の間を流れる。このとき、水処理部材124は、微生物を表面に担持し、この担持している微生物の働きにより、液体を処理する。このように処理された液体は、排水管412により、外部に流出される。また、液体を処理する過程で放出されたガスは、水処理装置400の上部から収集される。
なお、水処理装置400は、微生物を用いて液体を処理するものであれば何でもよい。従って、浄化槽は、水処理装置400の一例である。
以上説明したように、本実施例に係る水処理部材124は、水処理装置400に設けられ、液体を処理する。
その他の変形例を説明する。
上記実施形態では、支持体210に担体部材220を巻きつける形態を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、支持体210の表面に対して斜め方向に繊維状担体320を埋め込むようにしてもよいし、支持体210と繊維状担体320とを一体的に成型した後で、支持体210をねじってもよいし、長細い袋の表面に繊維状担体を接着又は縫着し、この袋を支持体210に被せるようにしてもよい。
1 浄化槽
2 浄化槽(変形例1)
3 浄化槽(変形例2)
10 嫌気濾床槽第1室
12 分解腐敗槽
14 嫌気濾床槽第1室(変形例2)
20 可溶化槽
30 嫌気濾床槽第2室
32 嫌気濾床槽(変形例1)
34 嫌気濾床槽第2室(変形例2)
40 接触曝気槽
50 処理水槽
60 消毒槽
110 固形材
115 固形材
120 水処理部材
122 水処理部材(変形例3)
124 水処理部材(実施例2)
130 接触材
135 生物ろ過部
140 散気装置
145 逆洗用散気装置
210 支持体
220 担体部材
222 担体部材(変形例3)
224 担体部材(実施例2)
230 緊締部材
240 固定部材
310 基幹材
320 繊維状担体
322 繊維束
400 水処理装置
410 給水管
412 排水管

Claims (7)

  1. 空中又は水中において一定の形態を保持できる程度の硬さを有する支持体と、
    前記支持体から斜め方向に張り出した複数の繊維部材と
    を有する水処理部材。
  2. 前記支持体は、棒状であり、
    前記繊維部材の固定位置は、前記支持体表面に螺旋状に設けられてなる
    請求項1に記載の水処理部材。
  3. 紐状又は帯状の可撓性部材
    をさらに有し、
    複数の前記繊維部材は、前記可撓性部材に配列されており、
    前記前記可撓性部材が前記支持体の周囲に螺旋状に巻きつけられてなる
    請求項2に記載の水処理部材。
  4. 前記繊維部材は、炭素繊維であり、
    前記繊維部材の長軸方向は、前記可撓性部材の長軸方向に対して略直交する
    請求項3に記載の水処理部材。
  5. 空中又は水中において一定の形態を保持できる程度の硬さを有する棒状の支持体と、
    前記支持体から斜め方向に張り出した複数の繊維部材を螺旋状に配置することで懸濁固形物など汚泥を効率的に捕集できる水処理部材と、
    前記支持体の長軸方向が処理水の流れる方向となるように形成された嫌気性処理槽と
    を有する浄化槽。
  6. 前記繊維部材は、炭素繊維であり、
    前記繊維部材の長軸方向は、前記可撓性部材の長軸方向に対して略直交する
    請求項5に記載の浄化槽。
  7. 繊維部材が複数配列された紐状又は帯状の可撓性部材を、棒状の支持体の表面に螺旋状に巻き付け、
    前記可撓性部材が巻き付けられた支持体を、処理水中に設置する
    水処理方法。
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