JP2011147306A - 電動機の制御回路、及びその制御回路を用いた空気調和機 - Google Patents

電動機の制御回路、及びその制御回路を用いた空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】 安定した運転が可能な電動機の制御回路を得ることを目的とする。
【解決手段】 電動機に電圧を印加するインバータと、インバータに直流電圧を供給する直流電源と、直流電源とインバータとの間に接続されたシャント抵抗と、直流電源の電圧を検出する直流電圧検出手段と、シャント抵抗の両端電圧を平滑化する平滑手段と、平滑手段の出力電圧を直流電圧検出手段の検出電圧に基づいて補正演算する電圧補正演算手段と、電圧補正演算手段の出力に基づき、インバータの出力電圧を制御するインバータ制御手段と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和機の室外熱交換器に送風するための室外ファンを駆動する電動機の制御回路に関するものである。
従来の空気調和機として、高価で且つ一定の搭載面積を必要とする入力側の交流用電流センサを省略できる空気調和機の駆動回路及び空気調和機の駆動方法を提供することを目的として、出力電流検出用のシャント抵抗で検出した出力電流を積分回路で積分し、この積分結果から所定の演算関数に従って入力電流を推定して、制御部でブレーカ保護等の過負荷状態を回避制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−268934号公報([0013][0024]段落、図1)
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、電流検出素子(シャント抵抗)からの出力を積分し、この積分結果の値に基づいて、制御部が交流電源からの入力電流を推定しているが、整流器から出力される直流電源電圧(Vdc)の変動に伴い、シャント電流と積分結果の値から推定される入力電流との誤差が生じてしまうという課題があった。
これについて、図15を用いて説明する。図15は、インバータが電流Iを出力するときの、シャント電圧Vshのパルス幅Dutyを示す図である。すなわち、図15において、インバータの出力として任意の1相から電流Iを出力しようとしたときに、直流電源電圧Vdcが高ければ(図15(a))、所定の電流値を出力するのにPWM信号のパルス幅Dutyが小さくてすむので、Vshのパルス幅Dutyも小さくなる。逆に、直流電源電圧Vdcが低ければ(図15(b))、所定の電流値を出力するのにPWM信号のパルス幅Dutyを大きくしなければならないので、Vshのパルス幅Dutyも大きくなる。
また、一般に、パルス幅Dutyが大きい方が、Vshのピーク値とVshを積分回路に通した後の出力電圧との差は小さく、逆に、パルス幅Dutyが小さくなると、その差分が大きくなることが知られている。このため、パルス幅Dutyが小さい場合、Vshのピーク値に対して積分回路出力電圧は、かなり低めに出力されてしまう。そして、それぞれの電圧値を変換して得られる電流値、すなわち、シャント電流と積分回路出力電流との誤差も大きくなってしまう。
このように、シャント電流と積分回路出力電流との誤差が大きくなり、シャント電流のピークに対して積分回路出力電流がかなり低めに出力されてしまうと、積分回路出力電流が過電流遮断値以下であるにもかかわらず、シャント電流が過電流遮断値を越えてしまう事態も発生し、ファンモータに悪影響を及ぼす。また、このような事態を防ぐために、余裕を見て過電流遮断値を設定すれば、ファンモータの能力を十分に引き出すことができない。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、安定した運転が可能な電動機の制御回路を得ることを目的とする。
本発明に係る電動機の制御回路は、電動機に電圧を印加するインバータと、インバータに直流電圧を供給する直流電源と、直流電源とインバータとの間に接続されたシャント抵抗と、直流電源の電圧を検出する直流電圧検出手段と、シャント抵抗の両端電圧を平滑化する平滑手段と、平滑手段の出力電圧を直流電圧検出手段の検出電圧に基づいて補正演算する電圧補正演算手段と、電圧補正演算手段の出力に基づき、インバータの出力電圧を制御するインバータ制御手段と、を備えたものである。
本発明によれば、電源電圧変動を考慮して補正されたシャント電流に基づいて制御を行うことにより、安定した運転が可能な電動機の制御回路を得ることができる。
実施の形態1に係る空気調和機の構成図である。 実施の形態1に係る電圧補正手段の構成図である。 実施の形態1に係るインバータ制御手段の構成図である。 実施の形態1に係る電流検出手段の構成図である。 実施の形態1に係る周波数指令演算手段の構成図である。 実施の形態1に係る電圧制御手段の構成図である。 実施の形態1に係る電圧補正手段の動作を示す電圧波形図である。 実施の形態1に係る補正係数Kの設定方法例を示す図である。 実施の形態1に係る位置・速度推定手段の動作を示す波形図である。 実施の形態1に係る周波数補正演算手段26の制御方法の一例を示すブロック図であり、(a)は比例制御、(b)は比例積分制御、(c)は比例積分微分制御を示すブロック図である。 三相変調時の電圧指令波形とシャント抵抗の両端電圧波形を示す図である。 二相変調時の電圧指令波形とシャント抵抗の両端電圧波形を示す図である。 実施の形態1に係る電圧制御手段の動作を示す電圧波形図である。 実施の形態1に係る制御方法を示す図である。 インバータが電流Iを出力するときの、シャント電圧Vshのパルス幅Dutyを示す図であり、(a)は直流電源電圧Vdcが高いとき、(b)直流電源電圧Vdcが低いときの電圧波形図である。 実施の形態2に係る空気調和機の構成図である。 実施の形態2に係るシャント電圧の平滑化手段の構成図である。 実施の形態2に係るインバータ制御手段の構成図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和機の構成図であり、本実施の形態ではセパレート型の空気調和機を例にとって説明する。
図1において、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、膨張弁4、室内熱交換器5は冷媒配管6を介して取り付けられ、冷媒配管6を経由して冷媒がこれらの機器を循環するように冷媒サイクルを構成している。また、室外熱交換器3の近傍には、室外熱交換器3に送風して熱交換させるための送風ファン7と、これを動作させる電動機8が設けられている。
電動機8は、インバータ9と電気的に接続されており、インバータ9から電圧を受けて駆動されている。また、インバータ9は、直流電源10から電源を得るとともに、インバータ制御手段11から制御信号を受けて動作している。また、直流電源10の直流電圧Vdcを検出する直流電圧検出手段12と、電動機8の磁極位置を検出する例えばホールセンサなどの磁極位置検出手段13と、インバータ9と直流電源10の間の母線に設けられたシャント抵抗14の端子間の電圧Vsh(以降シャント電圧Vshと略記する)及び直流電圧Vdcに基づき電圧Vcを出力する電圧補正手段15と、が設けられている。なお、直流電源10は、交流電源を整流回路等により整流したものであってもよく、直流電圧が得られる手段であれば同様の効果を得ることができる。
インバータ制御手段11は、直流電圧検出手段12の出力電圧(Vdc)、磁極位置検出手段13の出力電圧(Hu、Hv、Hw)、電圧補正手段15の出力電圧(Vc)に基づいて、PWM信号(UP、VP、WP、UN、VN,WN)を生成し、インバータ9としてブリッジ結線されたスイッチング素子16a〜16fを駆動する。そして、インバータ制御手段11は、スイッチング素子16a〜16fを駆動することにより、インバータ9から電動機8に印加する電圧を制御する。
図2は、実施の形態1に係る電圧補正手段15の構成図である。図2において、電圧補正手段15は、シャント抵抗14の一端に接続された電流制限手段17と、電流制限手段17の後段にシャント電圧Vshに対して並列に接続された充電手段18と、充電手段18にかかる電圧を入力電圧とし、直流電圧Vdcに基づき補正した電圧を出力する電圧補正演算手段19と、により構成されている。
なお、電流制限手段17は抵抗、充電手段18はコンデンサにより実現することが可能である。抵抗の抵抗値とコンデンサの静電容量の積で決まる時定数については、シャント電圧Vshを検出できるように予め設計すればよい。なお、電流制限手段17と充電手段18の組み合わせとしては、例えばインダクタンスとコンデンサ等、同様の機能を有するものを用いても良いし、ソフトウェアで実現しても良い。
図3は、実施の形態1に係るインバータ制御手段11の構成図である。図3において、インバータ制御手段11は、位置・速度推定手段20、電流検出手段21、周波数指令演算手段22、電圧制御手段23を備え、直流電圧検出手段12の出力Vdc、磁極位置検出手段13の出力電圧(Hu、Hv、Hw)、電圧補正手段15の出力電圧Vcに基づいて、PWM信号(UP、VP、WP、UN、VN,WN)を出力する。
インバータ制御手段11内の構成を説明する。図3において、位置・速度推定手段20は、磁極位置検出手段13の出力電圧(Hu、Hv、Hw)に基づき、電動機8の回転電気角周波数ωeと磁極位置θとを出力する。なお、回転電気角周波数ωeと磁極位置θの算出方法は、後述する動作において説明する。
また、図3において、電流検出手段21は、電圧補正手段15の出力電圧Vcに基づき、シャント抵抗14に流れる電流Ish(以降、シャント電流Ishと略記する)を出力する。図4は、実施の形態1に係る電流検出手段21の構成図である。図4において、電流検出手段21は、電圧電流変換手段24と制限手段25とが直列に接続されて構成されている。なお、シャント電流Ishの算出方法については、後述する動作において説明する。
また、図3において、周波数指令演算手段22は、シャント電流Ishと予め設定した電流制御値I*との偏差に基づいて、補正回転電気角周波数指令ωe**を出力する。図5は、実施の形態1に係る周波数指令演算手段22の構成図である。図5において、周波数指令演算手段22は、周波数補正演算手段26と周波数指令制限手段27とが直列に接続されて構成されている。なお、補正回転電気角周波数指令ωe**の算出方法については、後述する動作において説明する。
また、図3において、電圧制御手段23は、直流電圧検出手段12の出力であるVdcと、位置・速度推定手段20の出力である回転電気角周波数ωe及び磁極位置θと、周波数指令演算手段22の出力である補正回転電気角周波数指令ωe**と、に基づいて、PWM信号(UP、VP、WP、UN、VN,WN)を出力する。
図6は、実施の形態1に係る電圧制御手段23の構成図である。図6において、電圧指令振幅演算手段28は、補正回転電気角周波数指令ωe**と回転電気角周波数ωeとに基づいて、電圧指令振幅V*を出力する。また、三相電圧指令演算手段29は、電圧指令振幅V*と直流電圧値Vdcと磁極位置θとに基づいて、三相の電圧指令Vu*、Vv*、Vw*を出力する。また、PWM生成手段30は、三相の電圧指令Vu*、Vv*、Vw*に基づいて、PWM信号(UP、VP、WP、UN、VN、WN)を生成し出力する。なお、これらの処理方法については、動作において説明する。
次に動作について説明する。
図7は、電圧補正手段15の動作を示す電圧波形図である。図7に示すように、シャント電圧Vshは、PWM信号を生成する際に用いられるキャリア信号(例えばμsec周期)に同期して間欠的に変化しているが、上記した電流制限手段17と充電手段18とを介することにより、シャント電圧Vshを平滑化した電圧Vccが出力される。
この電圧Vccとシャント電圧Vshのピーク値とは、前述したように、直流電圧Vdcが大きいほど、その誤差も大きくなる。このため、電圧補正演算手段19では、直流電圧Vdcに基づいて、シャント電圧Vshのピーク値に近づくように係数Kを乗じることにより電圧Vccを補正して、電圧Vcを出力する。
図8は、補正係数Kの設定方法例を示す図である。電圧Vdcが高いときには、シャント電圧Vshのピーク値と電圧Vccの誤差は大きく、そして、シャント電圧Vshのピーク値に対して電圧Vccは低めに出力されてしまうので、これを補正すべく、電圧Vccに大きな係数Kを乗じる必要がある。逆に、電圧Vdcが低いときには、小さな係数Kを乗じればよい。なお、このような係数Kは、シミュレーションや実測データに基づいて、設定することができる。このため、図8には、係数Kは線形に示したが、必ずしも線形になるとは限らない。
このように、電圧Vdcに応じた係数KをVccに乗じることにより、電圧Vdcが変動した場合においても、シャント電圧Vshのピーク値と電圧補正手段15の出力電Vcとの誤差を小さくすることができる。
また、充電手段18と電圧補正演算手段19との間に、例えば、ローパスフィルタを設けたり、あるいはこのような機能を持つソフトウェア処理を講じたりしてもよい。電圧Vccは、図7上図に示したコンバータ出力電流の6倍の周波数で脈動しており、この電圧Vccに基づいて制御を行うと制御性能が低下するおそれがある。このため、充電手段18の後段に、さらにローパスフィルタを通すことで脈動を低減する。これにより、更に安定した電圧Vcを出力することができる。
次に、インバータ制御手段11内の処理を説明する。
図9は、実施の形態1に係る位置・速度推定手段20の動作を示す波形図である。図9において、磁極位置検出手段13の出力電圧(Hu、Hv、Hw)は、電動機8の回転子の磁極位置に応じて略180[deg]おきにHIGH(=1として説明する)とLOW(=0として説明する)が繰り返されるとともに、UVW相の各相間の位相が、互いに120度ずつ異なる位相をもった信号が出力される。
そして、U相の立ち上がりから立ち上がりまでが電気1周期となり、その間に周期Tsの制御がn回発生したとすると、電気周期はn×Tsで表すことができ、電気周期の逆数をとれば電気周波数を求めることができる。また、[数1]に示すように、電気周波数に2πを乗ずることで電気角周波数である電動機8の回転電気角周波数ωeを得る。さらに、電動機8の極対数を乗ずることで機械回転数を求めることも可能である。
Figure 2011147306
次に、U相の磁極位置検出手段13の出力Huの立ち上がりを0度に設定した場合の磁極位置θの求め方について説明する。この場合、まず、磁極位置検出手段13の出力電圧に基づき、磁極位置検出手段出力に基づく磁極位置θhを検出する。すなわち、図8中のイの範囲では、(Hu、Hv、Hw)=(1、0、1)となっており、これを0[deg]として検出する。同じくロの範囲では(1、0、0)となっており、これを60[deg]として検出する。以降同様にして、ヘの範囲では(0、0、1)となっており、これを300[deg]として検出する。このようにして、磁極位置検出手段出力に基づく磁極位置θhを検出する。
図9に点線で示したように、磁極位置検出手段出力に基づく磁極位置θhは階段状であるので、この階段状になっている位相の間を補完する必要がある。このため、磁極位置検出手段出力に基づく磁極位置θhに対して、[数1]に示した回転電気角周波数ωeを制御周期Ts毎に加算することで、図8下図に示すように、各制御時における磁極位置θを得ることができる。このようにして、位置・速度推定手段20は、回転電気角周波数ωeと磁極位置θを出力する。
一方、図3において、インバータ制御手段11に入力された電圧Vcは、電流検出手段21により電流値Ishに変換されて出力される。図4において、電圧電流変換手段24は、電圧補正手段15の出力電圧Vcとシャント抵抗14の抵抗値Rshに基づいて、シャント電流Ishをオームの法則、すなわちIsh=Vc/Rshにより求める。次に、求めた電流Ishはノイズ等の影響により過電流遮断値を超えるような想定外の電流となる場合を考慮し、過電流遮断値を超える電流に関しては制限手段25にて制限することで電流Ishを出力する。
なお、図4では、電圧電流変換手段24で電流を求めた後に、制限手段25にて電流を制限したが、制限手段25にて電圧値で制限した後に、電圧電流変換手段24にて電流値を求めても何ら問題なく、同様の効果を得ることができる。
次に、周波数指令演算手段22の動作について説明する。
図5において、周波数補正演算手段26は、電流検出手段21の出力である電流値Ishと、予め設定した電流制御値I*との偏差に基づいて、補正回転電気角周波数指令ωe**を出力する。ただし、このとき騒音や運転性能低下が懸念される周波数で運転しないよう、周波数指令制限手段27にて要求範囲外の周波数範囲内で運転しないよう制限している。
図10は周波数補正演算手段26の演算方法の一例を示すブロック図であり、(a)は比例制御、(b)は比例積分制御、(c)は比例積分微分制御を示す図である。図10に示すこれらの一般的な制御方法により、補正回転電気角周波数指令ωe**を求めることで、定電流となるように補正された周波数指令を得ることができる。なお、図10において、Kpは比例定数、Kiは積分定数、Kdは微分定数をそれぞれ表している。例えば、着霜時を想定して比例積分制御を用いる場合、着霜時の負荷変動に追従可能なKp、Kiを設定することで最適な周波数補正が可能となる。
なお、図5における電流制御値I*は過電流遮断に陥ることがないよう、過電流遮断値以下に設定する必要がある。
このように、周波数指令演算手段22により、シャント電流Ishに基づき、きめ細かく最適な周波数にて運転することが可能であり、安定した運転が可能となる。
次に、図3における電圧制御手段23の動作について説明する。電圧制御手段23の構成を示す図6において、電圧指令振幅演算手段28は回転電気角周波数ωe、補正回転電気角周波数指令ωe**の偏差に基づいて、例えば比例積分制御によって電圧指令振幅V*を出力する。これにより、補正回転電気角周波数指令ωe**に一致する回転電気角周波数ωeにて運転を行うことができる。なお、比例積分制御でなくても、図10に示したのと同様に、例えば比例制御、比例積分微分制御でも同様の機能を得ることができる。
また、三相電圧指令演算手段29は、電圧指令振幅V*と直流電圧値Vdc、磁極位置θに基づいて三相の電圧指令Vu*、Vv*、Vw*を[数2]〜[数4]にて求める。
Figure 2011147306
Figure 2011147306
Figure 2011147306
ここで、θvは印加電圧位相を表し、磁極位置θと磁極位置θに対する進み位相角θfの和によって表される。このθfを最適に設定することにより、最適な位相で電圧を印加することが可能となり、電動機8の運転効率向上に寄与することが可能である。
ごく基本的な電圧指令生成方法として[数2]〜[数4]で説明を行ったが、三次高調波重畳変調、空間ベクトル変調、三相変調や二相変調等どのような電圧指令生成方法を用いても同様の効果を得ることができる。
例えば、三相変調で電圧指令を生成すると図11(a)のようになる。図11(a)において、上図にあるU,V,Wはそれぞれの相の電圧指令であり三角波はキャリアである。また、図11(a)の下図は上アームのスイッチング素子を制御するPWM信号である。この場合、電圧Vshの波形は図11(b)のようになる。また、同様に、二相変調で電圧指令を生成すると図12(a)のようになり、電圧Vshの波形は図12(b)のようになる。このように、三相変調に比べて二相変調の方が電圧Vshのパルス幅Dutyが大きいため、電圧Vshのピーク値と電圧補正手段15にて得られる電圧Vcとの誤差が小さくなる。
このように、電圧Vshのピーク値と電圧補正手段15にて得られる電圧Vcとの誤差が小さくなる電圧指令生成方法(二相変調など)を用いることで、シャント抵抗14の両端電圧から換算する電流値の検出精度が向上し、信頼性の高い値を得ることがでる。
さらに、図6においてPWM生成手段30は、上記[数1]〜[数3]により得られた、三相の電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*と振幅1の三角波キャリアとの大小関係に基づいて、図13に示すようにPWM信号(UP、VP、WP、UN、VN、WN)を生成する。このPWM信号によりインバータ9のスイッチング素子16a〜16fをスイッチングすることにより電動機8に電圧指令値に基づいた電圧を印加することができる。
次に、このようにして得られたシャント電流Ishを利用した制御方法を説明する。空気調和機の暖房運転時は一般的に、室外機の周囲温度は低く、空気密度が高いため、送風ファン7の運転に必要な電動機8の出力トルクが大きくなり、インバータ9を流れる電流値が高くなる。加えて、室外熱交換器3に霜が発生し、熱交換器を塞ぐため送風ファン7を駆動するのに必要なトルクが運転の時間経過と共に増加する。
図14は、実施の形態1に係る制御方法を示す図である。図14の左側は、従来制御を表しており、従来制御では、図14の左上図に示すように回転数一定で電動機8を制御するよう動作するため、インバータ電流は図13左下図に示すように、時間の経過と共に進行する着霜量に応じてI0からI1に増加する。そのため、電動機8の回転数N0は、着霜が生じても過電流遮断値に達しないよう余裕を持った値を設定する必要があり、回転数増加による暖房能力向上が図れなかった。
そこで、着霜が進んでいない軽負荷時に、過電流遮断値に近いI2まで電流をインバータに流して、その分回転数を増加させて暖房能力を向上させることを考える。インバータ電流として電源電圧変動を考慮して補正したシャント電流Ishに基づいて制御可能な空気調和機を用いることで、過電流遮断値に到達しない範囲で電流値一定(例えばI2一定)となるよう制御を行うことで、着霜が進行していない軽負荷時の回転数をN0から最大N1まで増加させることが可能となり、室外熱交換器3により、効率良く熱交換することが可能となり、暖房能力を向上させることができる。ただし、I2の上限は過電流遮断値を超えない範囲で設定する必要がある。
また、送風ファン7に送風方向と逆方向の風が吹くと、電動機8の負荷が増大し、電流値が増大することがあるが、本実施の形態ではインバータ電流が一定となるように制御しているため、風が発生した場合においては回転数を低下させ、風が止まった場合には回転数を増加させて、暖房運転を継続させることが可能となり、信頼性が高く、暖房能力向上が可能な空気調和機を得ることが可能である。
さらに、室外熱交換器3は経年劣化や埃などの蓄積により塞ぎ状態となり、送風ファン7を駆動するために必要なトルクが増大する場合においても、インバータ電流が一定となる最適な回転数で運転可能であるため、信頼性が高く、暖房能力向上が可能な空気調和機を得ることが可能である。
実施の形態1によれば、電圧補正演算手段19において、電圧Vdcに応じた係数KをVccに乗じることにより、電圧Vdcが変動した場合でも、正確なシャント電流が検出可能であり、インバータ制御手段において、この正確に検出されたシャント電流に基づいて、きめ細かな制御を行うことにより、安定した運転が可能な空気調和機を得ることができるという効果がある。
さらに、電圧補正演算手段19の前段に、ローパスフィルタ等入力電圧の脈動を低減する回路やソフトウェア処理を介することで、更に安定した運転が可能となる効果がある。
さらに、シャント電圧Vshのパルス幅Dutyが大きくなるような電圧指令生成方法(二相変調など)を用いることで、シャント電流Ishの検出精度が向上し、さらに信頼性の高い運転が可能となる効果がある。
また、インバータ電流として電源電圧変動を考慮して補正したシャント電流Ishに基づいて、電動機8の負荷によらず電流Ish一定となるように電動機8の回転数を制御するため、シャント電流Ishが過電流遮断値上限に近づくまで、電動機の回転数を上げることができ、信頼性が高く、暖房能力向上が可能な空気調和機を得ることができるという効果がある。
実施の形態2.
図16は、実施の形態2に係る空気調和機の構成図であり、実施の形態1の図1と同様にセパレート型の空気調和機を例にとって説明する。ただし、実施の形態1と重複する説明は省略する。
実施の形態1と異なるのは、図17に示すように電圧補正手段15は電流制限手段と充電手段のみで構成し、直流電源電圧Vdcはインバータ制御手段11にのみに取り込まれる点、また、図18に示すようにインバータ制御手段11の内部に電圧補正演算手段19を有する点である。
これにより、直流電源電圧Vdcの取り込み経路を一つにまとめることができ、例えば電圧補正手段15をハードウェアで構成した場合ではコスト削減も可能である。また、一般的にハードウェアで構成される電圧を検出する部分を電圧補正手段15、一般的にマイクロコンピュータなどのソフトウェアで構成され、高速演算を行う部分をインバータ制御手段11として役割を明確にすることで、ソフトウェアとハードウェアが混在する複雑な構成を単純化でき、設計効率が向上する。
本発明の活用例としては、空気調和機は勿論、ヒートポンプ給湯機や電気掃除機などの送風ファンを用いる機器おいて適用が可能である。
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外熱交換器
4 膨張弁
5 室内熱交換器
6 冷媒配管
7 送風ファン
8 電動機
9 インバータ
10 直流電源
11 インバータ制御手段
12 直流電圧検出手段
13 磁極位置検出手段
14 シャント抵抗
15 電圧補正手段
16a〜16f スイッチング素子
17 電流制限手段
18 充電手段
19 電圧補正演算手段
20 位置・速度推定手段
21 電流検出手段
22 周波数指令演算手段
23 電圧制御手段
24 電圧電流変換手段
25 制限手段
26 周波数補正演算手段
27 周波数指令制限手段
28 電圧指令振幅演算手段
29 三相電圧指令演算手段
30 PWM生成手段

Claims (8)

  1. 電動機に電圧を印加するインバータと、
    前記インバータに直流電圧を供給する直流電源と、
    前記直流電源と前記インバータとの間に接続されたシャント抵抗と、
    前記直流電源の電圧を検出する直流電圧検出手段と、
    前記シャント抵抗の両端電圧を平滑化する平滑手段と、
    前記平滑手段の出力電圧を前記直流電圧検出手段の検出電圧に基づいて補正演算する電圧補正演算手段と、
    前記電圧補正演算手段の出力に基づき、前記インバータの出力電圧を制御するインバータ制御手段と、
    を備えた電動機の制御回路。
  2. 前記平滑手段は、
    前記シャント抵抗のインバータ側に一端が接続された電流制限手段と、
    前記電流制限手段の他端に、前記シャント抵抗と並列に接続された充電手段と、
    を備えた請求項1に記載の電動機の制御回路。
  3. 前記電流制限手段は抵抗又はインダクタンスであり、前記充電手段はコンデンサである請求項2に記載の電動機の制御回路。
  4. 前記平滑手段と前記電圧補正演算手段の間にローパスフィルタを介挿した請求項1乃至3のいずれかに記載の電動機の制御回路。
  5. 前記インバータ制御手段は、パルス幅Dutyが大きくなるような電圧指令によりPWM信号を出力する請求項1乃至4のいずれかに記載の電動機の制御回路。
  6. 前記インバータ制御手段は、二相変調による電圧指令によりPWM信号を出力する請求項5に記載の電動機の制御回路。
  7. 前記インバータ制御手段は、前記電圧補正演算手段の出力電圧に基づく電流が一定となる制御を行う請求項1乃至6のいずれかに記載の電動機の制御回路。
  8. 冷媒を循環させる配管に、圧縮機と、四方切替弁と、室内熱交換器と、絞り手段と、室外熱交換器とを順次接続してなる冷媒回路と、
    前記室外熱交換器及び前記室内熱交換器のそれぞれの近傍に設けられ、それぞれの前記熱交換器に送風する送風ファンと、
    を備えた空気調和機において、
    いずれかの前記送風ファンを駆動する電動機の制御回路に、請求項1乃至7のいずれかに記載の制御回路を用いた空気調和機。
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