JP2011145426A - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、レンズ群の光軸調整が容易なレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】複数のレンズ群を収納するレンズ鏡筒であって、レンズ鏡筒内に、レンズ群の光軸300方向に移動する少なくとも一つの可動レンズ群である第2レンズ群220を有し、第2レンズ群220が、第2レンズ群220を保持する可動レンズ保持枠である第2レンズ群保持枠224と、第2レンズ群保持枠224を保持して第2レンズ群220を光軸300方向に移動させるガイド軸440とを備え、ガイド軸440の一端部440aが筐体232に支持固定され、ガイド軸440の他端部440bが弾性部材となるヒンジ482を介して筐体214に保持されている。
【選択図】図6
【解決手段】複数のレンズ群を収納するレンズ鏡筒であって、レンズ鏡筒内に、レンズ群の光軸300方向に移動する少なくとも一つの可動レンズ群である第2レンズ群220を有し、第2レンズ群220が、第2レンズ群220を保持する可動レンズ保持枠である第2レンズ群保持枠224と、第2レンズ群保持枠224を保持して第2レンズ群220を光軸300方向に移動させるガイド軸440とを備え、ガイド軸440の一端部440aが筐体232に支持固定され、ガイド軸440の他端部440bが弾性部材となるヒンジ482を介して筐体214に保持されている。
【選択図】図6
Description
本発明は、撮像装置のレンズ鏡筒に関するものであり、特には、レンズ群の光軸調整が容易なレンズ鏡筒に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子を用いたデジタルスチルカメラやビデオカメラの普及が著しい。一般に、これらのデジタルスチルカメラやビデオカメラには、被写体の光学像を撮像素子に結像させるためのレンズ鏡筒が取り付けられている。
これらのレンズ鏡筒には、ズーム動作を行うためのズームレンズがレンズ鏡筒内で光軸方向に移動可能に設けられている。ズームレンズはレンズ保持枠に保持されて、レンズ保持枠を光軸方向へ案内するガイド軸を備え、そのガイド軸がレンズ鏡筒に支持固定されている。被写体からの光がズームレンズを含むレンズ系を通過し、被写体の光学像を撮像素子に結像させる。
このようなレンズ系において、レンズ保持枠やレンズ鏡筒の寸法誤差、あるいはレンズ保持枠に対するレンズの取り付け精度のばらつきなどによって、ズームレンズの光軸がレンズ鏡筒に固定された固定レンズの光軸に対して傾きを生じる場合がある。このような光軸の傾きは、撮像素子の撮像面に結像される被写体の像の一部分に焦点ぼけ、いわゆる片ぼけを生じさせる。
このようなズームレンズの光軸を調整可能としたレンズ鏡筒の構成が特許文献1に開示されている。特許文献1では、レンズ鏡筒の外側から孔部に装脱可能に挿入される軸部と、軸部の中心軸線に対して偏心した中心軸線を有するガイド軸の軸受孔と有する軸受部材を開示している。このような偏心量が異なる複数の軸受部材を準備して、レンズ鏡筒を組み立てる際に光軸の傾きに応じて最適な軸受部材を装着させて光軸を調整している。
また、特許文献2では、特許文献1で開示されたのと同様の軸受部材を用い、軸受部材を回動させることによって、光軸の調整を行っている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、偏心量が異なる複数の軸受部材を複数用意して、ガイド軸の傾きに応じて最適な偏心量を有する軸受部材を選択する必要があり、準備すべき部品点数と組み立て工数が増加するといった課題を有している。また、特許文献2に記載の発明では、所定の偏心量を有する軸受部材を回動させているため、ガイド軸の傾きの微調整ができないといった課題を有している。
そこで、本発明は、上記の課題を解決し、レンズ群の光軸調整が容易なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ鏡筒は、複数のレンズ群を収納するレンズ鏡筒であって、レンズ鏡筒内に、少なくとも一つのレンズ群の光軸方向に移動する可動レンズ群を有し、可動レンズ群が、可動レンズ群を保持する可動レンズ保持枠と、可動レンズ保持枠を保持して可動レンズ群を光軸方向に移動させるガイド軸と、ガイド軸の一端部を支持固定する筐体と、ガイド軸の他端部を支持固定する保持部材とを備え、保持部材は筐体に対して弾性部材を介して固定されている。
このような構成によれば、固定レンズの光軸に一致させるようにする可動レンズ群の光軸調整を容易、かつ高精度に実現して、片ぼけ発生のないレンズ鏡筒を実現することができる。
以上のように、本発明によれば、可動レンズ群の光軸調整を容易、かつ高精度に実現して、片ぼけ発生のないレンズ鏡筒を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態におけるレンズ鏡筒について、デジタルスチルカメラを例として図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
[1.デジタルスチルカメラの構成]
図1は実施の形態1におけるデジタルスチルカメラ100の外観を示す斜視図である。なお、以下の説明では、デジタルスチルカメラ100の筐体となる6面を以下のように定義する。すなわち、デジタルスチルカメラ100による撮影時に被写体側を向く面を前面部101、その反対側の面を背面部102とする。また、被写体の鉛直方向上下とデジタルスチルカメラ100で撮像されるアスペクト比(長辺対短辺の比)が3:2、4:3、16:9などの短辺方向上下とが一致するように撮影を行う場合に、鉛直方向上側に向く面を上面部103、その反対面を底面部104とする。さらに、被写体側から見て左側に来る面を左側面部105、その反対側の面を右側面部106とする。なお、これらの面の定義は、デジタルスチルカメラ100に配置された状態の各構成部材に対しても適用される。
[1.デジタルスチルカメラの構成]
図1は実施の形態1におけるデジタルスチルカメラ100の外観を示す斜視図である。なお、以下の説明では、デジタルスチルカメラ100の筐体となる6面を以下のように定義する。すなわち、デジタルスチルカメラ100による撮影時に被写体側を向く面を前面部101、その反対側の面を背面部102とする。また、被写体の鉛直方向上下とデジタルスチルカメラ100で撮像されるアスペクト比(長辺対短辺の比)が3:2、4:3、16:9などの短辺方向上下とが一致するように撮影を行う場合に、鉛直方向上側に向く面を上面部103、その反対面を底面部104とする。さらに、被写体側から見て左側に来る面を左側面部105、その反対側の面を右側面部106とする。なお、これらの面の定義は、デジタルスチルカメラ100に配置された状態の各構成部材に対しても適用される。
また、図1に示すように、デジタルスチルカメラ100の前面部101に直交するY軸を有する3次元直交座標系を定義する。すなわち、背面部102から前面部101に向かう方向がY軸正方向、右側面部106から左側面部105に向かう方向がX軸正方向、さらに、X軸およびY軸に直交し、底面部104から上面部103に向かう方向がZ軸正方向となる。以下、それぞれの図においては、このXYZ座標系を基準として説明を行う。
デジタルスチルカメラ100の前面部101には、被写体に対しての対物レンズである第1レンズ211が設けられている。また、上面部103には、撮影者が撮影操作などの操作を行えるように、撮影モード切替ボタン107、レリーズボタン108、電源スイッチ109、ズーム調節レバー110などが設けられている。レリーズボタン108は撮影者が露出のタイミングを入力するためのボタンである。撮影モード切替ボタン107は、撮影者が撮影操作に関する設定切替を行うためのボタンである。電源スイッチ109は撮影者がデジタルスチルカメラ100の電源ONおよびOFFを操作するためのスイッチである。ズーム調節レバー110は、撮影者がズーム倍率を調整するためのレバーであり、レリーズボタン108を中心として所定の角度の範囲内で回転可能なように構成されている。また、背面部102には、撮影画像を表示する液晶モニタ(図示せず)が設けられている。
図1に示すように、デジタルスチルカメラ100の内部には被写体の光学像を形成するレンズ群が収納されたレンズ鏡筒111が配置されている。
[2.レンズ鏡筒の構成]
図2は実施の形態1におけるデジタルスチルカメラ100の内部に収納されたレンズ鏡筒111の外観を示す斜視図であり、図3は図2におけるA−A線断面図である。
図2は実施の形態1におけるデジタルスチルカメラ100の内部に収納されたレンズ鏡筒111の外観を示す斜視図であり、図3は図2におけるA−A線断面図である。
これらの図2、図3に示すように、レンズ鏡筒111には、第1レンズ群210、第2レンズ群220、第3レンズ群230、第4レンズ群240、第5レンズ群250、第6レンズ群260が配置されている。さらに、第3レンズ群230と第4レンズ群240との間にはシャッターユニット270が配置されている。第6レンズ群260はマスターフランジ280に支持され、マスターフランジ280には撮像素子290が配置されている。撮像素子290としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)センサなどが用いられる。
第1レンズ群210は、対物レンズとなる第1レンズ211、第2レンズである反射プリズム212、第3レンズ213により構成され、これらが接着固定されてレンズ鏡筒111を構成する筐体214に固定されている。
第2レンズ群220は、ズームレンズ群であり、第4レンズ221と第5レンズ222と第6レンズ223とが接着固定されて、第2レンズ群保持枠224に装着されている。第2レンズ群保持枠224は、レンズ鏡筒111の外部に配置した第2レンズ群駆動手段225によって、レンズ鏡筒111の筐体226内を移動するように構成されている。
第3レンズ群230は、単一の第7レンズ231によって構成され、筐体232に支持固定されている。
第4レンズ群240は、フォーカスレンズ群であり、第8レンズ241と第9レンズ242とにより構成されて、第4レンズ群保持枠243に装着されている。第4レンズ群保持枠243は、レンズ鏡筒111の外部に配置した第4レンズ群駆動手段244によって、レンズ鏡筒111の筐体245内を移動するように構成されている。
第5レンズ群250は、単一の第10レンズ251によって構成され、筐体252に支持固定されている。
第6レンズ群260は、手振れ補正レンズ群であり、第11レンズ261によって構成されて、第6レンズ群保持枠262に装着されている。第6レンズ群保持枠262が第6レンズ群駆動手段(図示せず)によってレンズ鏡筒111の筐体263内を移動するように構成されている。
ここで、レンズ鏡筒111を構成するそれぞれの筐体214、筐体226、筐体232、筐体245、筐体252、筐体263、およびマスターフランジ280は、図3に示すZ軸方向の光軸300と平行となるように組み立てられている。なお、これらの筐体を一体で構成しても良い。また、図3に示す光軸310は対物レンズとなる第1レンズ211から入射するY軸方向の光軸であり、光軸310と光軸300とは同一面上で直角に交差している。
したがって、第1レンズ211から入射した光は、第1レンズ群210、第2レンズ群220、第3レンズ群230、シャッターユニット270、第4レンズ群240、第5レンズ群250、さらには第6レンズ群260を通過して、撮像素子290に結像する。このとき、第2レンズ群220は光軸300上を移動してズーム調整をし、第4レンズ群240は光軸300上を移動してフォーカス調整をしている。さらに、第6レンズ群260は光軸300上を移動して手振れ補正の調整をしている。
[3.第2レンズ群の移動機構の構成]
次に、図3、および図4を用いて、第2レンズ群220の移動機構の詳細について説明する。図4は実施の形態1における第2レンズ群220の移動機構の詳細を示す斜視図であり、第2レンズ群220と第1レンズ群210との主要構成要素を示している。また、図5は実施の形態1における第2レンズ群220のチルト調整の概要を示す模式図である。
次に、図3、および図4を用いて、第2レンズ群220の移動機構の詳細について説明する。図4は実施の形態1における第2レンズ群220の移動機構の詳細を示す斜視図であり、第2レンズ群220と第1レンズ群210との主要構成要素を示している。また、図5は実施の形態1における第2レンズ群220のチルト調整の概要を示す模式図である。
図4に示すように、第2レンズ群220は第2レンズ群保持枠224に支持固定され、不要光の遮光を目的とした遮光シート410で覆われている。第2レンズ群保持枠224には第2レンズ群移動軸受部420が一体的に設けられ、さらに、第2レンズ群移動軸受部420にはズームラック部430が所定角度に回転自在に取り付けられている。第2レンズ群移動軸受部420にはガイド軸440が挿入されている。第2レンズ群移動軸受部420は、その長手方向の上部と下部に設けられた第1軸受420aと第2軸受420bとによりガイド軸440上に軸支され、ガイド軸440上をスライド可能としている。
すなわち、ステッピングモータなどの第2レンズ群駆動手段225によって、ズームラック部430と係合したピニオン(図示せず)が駆動され、ズームラック部430がZ方向に上下移動する。この移動によって、第2レンズ群保持枠224が、ガイド軸440によって位置規制されながら光軸300上をZ方向に上下移動してズーム調整をすることができる。
また、第2レンズ群保持枠224の第2レンズ群移動軸受部420と反対側の側面には、第3軸受450が設けられ、第3レンズ群230の筐体232に一体で立設させたズームガイド副軸460に沿って上下移動するように構成されている。ズームラック部430はばね470によってピニオン(図示せず)に押圧され、ズームラック部430とピニオンとが係合するようにしている。
図4、図5に示すように、ガイド軸440の端部440aは、第3レンズ群230の筐体232に支持固定され、さらにその端部440bは第1レンズ群210を固定した筐体214を貫通して、筐体214の上部に設けた保持部材480に支持固定されている。すなわち、ズームレンズとなる第2レンズ群220は、レンズ鏡筒111を構成する第3レンズ群230の筐体232と第1レンズ群210の筐体214とに端部440a、440bを支持固定されたガイド軸440に沿って移動する。
しかしながら、このようなレンズ群の構成においては、レンズ保持枠やレンズ鏡筒111を構成する筐体部品の寸法誤差、あるいはレンズ保持枠に対するレンズの取り付け精度のばらつきなどによって、ズームレンズの光軸がレンズ鏡筒111に固定された固定レンズの光軸に対して傾きを生じる場合がある。このような光軸の傾きは、撮像素子290の撮像面に結像される被写体の像の一部分に焦点ぼけ、いわゆる片ぼけを生じさせる。
そのため、ズームレンズとなる第2レンズ群220の光軸を第1レンズ群210などの固定レンズの光軸300と合わせる調整が必要となる。この調整は、部品や組み立ての誤差などにより生じたガイド軸440の傾き(チルト)を調整することによって可能となる。
[4.ガイド軸のチルト調整]
実施の形態1におけるチルト調整について図5を用いて説明する。図5に示すように、第2レンズ群保持枠224に保持された第2レンズ群220は、第2レンズ群移動軸受部420と一体となってガイド軸440上を移動する。ガイド軸440の端部440aは筐体232に支持固定され、さらにその端部440bは筐体214を貫通して、筐体214の上部に設けた保持部材480に支持固定されている。
実施の形態1におけるチルト調整について図5を用いて説明する。図5に示すように、第2レンズ群保持枠224に保持された第2レンズ群220は、第2レンズ群移動軸受部420と一体となってガイド軸440上を移動する。ガイド軸440の端部440aは筐体232に支持固定され、さらにその端部440bは筐体214を貫通して、筐体214の上部に設けた保持部材480に支持固定されている。
組み立ての際に、ガイド軸440が光軸300に対して角度θだけ傾斜すると、第2レンズ群220は光軸300に対して角度θだけずれて移動して、撮像素子290の撮像面に結像される被写体の像の一部分に焦点ぼけ、いわゆる片ぼけを生じさせる。
そこで、実施の形態1では、筐体214に支持固定された保持部材480を移動させてガイド軸440の中心軸線440dが光軸300と平行となるように調整するようにしている。すなわち、図5においては、保持部材480の右側面部480aを矢印B方向に押圧して傾斜θを調整している。
次に、実施の形態1における保持部材480の詳細について説明する。図6は実施の形態1における第2レンズ群220の移動機構の詳細を示す斜視図であり、筐体214内における保持部材480の配置の詳細を示す図である。図6に示すように、ガイド軸440が第1レンズ群210を固定した筐体214を貫通して、筐体214の上部に設けた保持部材480に支持固定されている。保持部材480は筐体214と一体で形成されるか、別体で形成して筐体214に一体的に結合されている。
また、保持部材480は、ガイド軸440を保持する孔部を設けた板状部材であり、板状部481と、保持部材480の本体である板状部481の側面からL字形状に延伸した弾性部材であるヒンジ482とを有している。すなわち、図7Aに示すように、弾性部材であるヒンジ482は、第1の板状部材482aと、第1の板状部材482aが延出する方向と直交する方向に延出する第2の板状部材482bからなり、第1の板状部材482aおよび第2の板状部材482bが、筐体214に樹脂成型により一体に設けられているガイド軸440は板状部481に設けた孔部を貫通し、その端部440bは保持部材480の上面より突出して形成されている。
さらに、筐体214の側面部214aには第1押圧ビス490aが配置され、第1押圧ビス490aを筐体214から出し入れさせることにより、保持部材480の板状部481の端面を押圧するようにしている。したがって、第1押圧ビス490aによって保持部材480が押圧されると、ヒンジ482が弾性変形して保持部材480の位置を変位させることができる。すなわち、保持部材480に貫通して支持固定されたガイド軸440が、保持部材480の位置変位と同じだけ変位する。
図7A、図7Bは、実施の形態1において保持部材480を変位させる状態を示す平面図であり、図7Aは保持部材480を変位させる前の状態、図7Bは保持部材480を変位させた後の状態を示す。図7Aに示すように、実施の形態1における保持部材480は、X−Y面に平行な平面を有する板状部481と、ヒンジ482とにより構成された弾性部材である。ヒンジ482を設けて筐体214に連結させることで、保持部材480がXY平面上を移動可能としている。また、板状部481の端面481aはY軸に対し所定角度だけ傾斜するように構成され、端面481bがX軸に対しても所定角度だけ傾斜するように構成されている。一方、筐体214には、保持部材480の端面481aと端面481bに対応させて、第1押圧ビス490aと第2押圧ビス490bが設けられている。第1押圧ビス490aと第2押圧ビス490bとは略直交するように設けられている。
したがって、図7Aに示すように、第2レンズ群220を組み合わせた状態では、ガイド軸440の中心軸が所定の中心軸に対して、Y方向にε1、X方向にε2だけずれて傾いて組み立てられている。すなわち、図3などに示す光軸300に対して所定角度を有して傾いて組み立てられることになる。
そこで、図7Bに示すように、第1押圧ビス490aによって保持部材480の端面481aを矢印C方向に押圧するとともに、第2押圧ビス490bによって端面481bを矢印D方向に押圧する。したがって、第1押圧ビス490aとそれに直交する第2押圧ビス490bとによって、その押圧する距離を調整すると、ヒンジ482が変形しながら保持部材480が変位移動し、その結果、ガイド軸440の位置が移動してガイド軸440の傾き調整を高い精度で実現することができる。
なお、このような、ガイド軸440の傾き調整をする際に、押圧ビスによって押圧される面が、押圧ビスの押圧方向に対して垂直であれば微調整がより高精度に行うことができる。そこで、上述のように実施の形態1では、第1押圧ビス490aと第2押圧ビス490bとによって押圧される端面481aと端面481bとを傾斜させている。
すなわち、ガイド軸440の傾き調整の際に、まず粗調整として、大きな変位移動量で、それぞれの端面481a、端面481bが押圧されるようにし、次に微調整として微小な変位移動量で傾き調整をしている。
したがって、実施の形態1では、端面481aと端面481bとが傾斜しているため、粗調整を行った後に、端面481aは第1押圧ビス490aの押圧方向に略垂直になるようにし、端面481bが第2押圧ビス490bの押圧方向に略垂直になるようにしている。そのため、次の微調整において高精度に傾き調整を行うことができ、高精度な光軸調整が可能となる。なお、端面481aと端面481bとの傾斜の程度は、各部品や組み立ての精度に応じて任意に決定できる。
このようにして、ズームレンズとなる第2レンズ群220と光軸300との調整を容易に、かつ高精度で行うことができる。
また、図7Bのようにガイド軸440の傾き調整を行った保持部材480は第1押圧ビス490aと第2押圧ビス490bとにより、筐体214に固定されている。しかしながら、振動や落下などの衝撃が印加されると、これらの押圧ビスの締結が緩みガイド軸440の位置が変位し、光軸300との平行性を確保できなくなる場合がある。
そこで、実施の形態1では、図7Bの状態を固定するように位置決めのカバーを設けている。図8は、実施の形態1で用いたカバー500を示す斜視図である。図8に示すように、カバー500は平板でガイド軸440と所定の隙間精度で嵌めあう孔部501を有し、少なくともX軸、Y軸方向の2箇所に切欠き部502a、切欠き部502bを形成している。また、切欠き部502a、切欠き部502bは図7A、図7Bの筐体214の上面に対応して設けられている。
図9は、本実施の形態1においてカバー500で保持部材480を覆った状態を示す平面図であり、図7Bにカバー500を配置した状態を示している。図9に示すように、保持部材480から突出したガイド軸440が、カバー500の孔部501に嵌めあわされ、筐体214の上面に配置されている。ここで、切欠き部502a、502bは接着剤503がモールドされてカバー500を筐体214と接着固定するようにしている。
このように構成することにより、傾き調整を行ったガイド軸440の位置をより確実に固定し、落下や衝撃などによってもガイド軸440の傾きを発生させずに、片ぼけ発生を抑制することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2のレンズ鏡筒では、実施の形態1に比べて保持部材の構成が異なる。したがって、保持部材以外の他の構成要素は、実施の形態1と同様であるのでその説明は省略する。
実施の形態2のレンズ鏡筒では、実施の形態1に比べて保持部材の構成が異なる。したがって、保持部材以外の他の構成要素は、実施の形態1と同様であるのでその説明は省略する。
図10Aは、実施の形態2のレンズ鏡筒におけるガイド軸の保持部材600を示す平面図であり、図10Bは、その保持部材600を押圧ビス490a、押圧ビス490bで押圧した場合の変位の状況を示す平面図である。
すなわち、図10Aに示すように、実施の形態2における保持部材600は、XY平面に平行な面を有する板状部材である。保持部材600は、ガイド軸440を貫通支持する孔部601が設けられ、X方向、Y方向に略平行な端面620a、端面620bを有する保持部材600の本体である板状部630と、X方向に延出された第1の板状部材である2本のヒンジ640a、ヒンジ640bと、さらに、Y方向に延出された第2の板状部材である2本のヒンジ650a、650bとを備えている。また、ヒンジ640a、ヒンジ640bとヒンジ650a、ヒンジ650bとを連結接続する接続部660を備えている。ここで、ヒンジ640a、ヒンジ640b、ヒンジ650a、ヒンジ650bが弾性部材となる。
すなわち、保持部材600は、板状部630が2本のヒンジ640a、ヒンジ640bによって接続部660に連結され、さらに接続部660からの延出された2本のヒンジ650a、ヒンジ650bによって筐体214に固定されている。また、板状部630の端面620aは第1押圧ビス490aによって押圧され、端面620bは第2押圧ビス490bによって押圧されるようにして、保持部材600をX方向、Y方向に変位移動させるようにしている。
このような、保持部材600では、第1押圧ビス490aと第2押圧ビス490bとで押圧すると、図10Bの破線で示すように保持部材600が変位して移動する。
まず、第1押圧ビス490aによって端面620aがX方向に押圧される場合について述べる。この場合、板状部630とヒンジ640a、ヒンジ640b、さらには接続部660によって構成された剛体が、2本のヒンジ650a、ヒンジ650bによって筐体214に固定されている。そのため、X方向の押圧によって、2本のヒンジ650a、ヒンジ650bが弾性変形をする。その際、ヒンジ650aとヒンジ650bは、X方向に距離を設けて配置されている。そのため、ヒンジ650a、ヒンジ650bが図10Bに示すように変位し、板状部630の端面620aが、Y軸と平行を保持した状態でX方向に移動する。
次に、第2押圧ビス490bによって端面620bがY方向に押圧される場合について述べる。この場合は、板状部630とヒンジ650a、ヒンジ650b、さらには接続部660によって構成された剛体が、2本のヒンジ640a、ヒンジ640bによって筐体214に固定されている。そのため、Y方向の押圧によって、2本のヒンジ640a、ヒンジ640bが弾性変形をする。その際、ヒンジ640aとヒンジ640bは、Y方向に距離を設けて配置している。そのため、ヒンジ640a、ヒンジ640bが図10Bに示すように変位し、板状部630の端面620bが、X軸と平行を保持した状態でY方向に移動する。
すなわち、保持部材600に、それぞれ、X方向、Y方向に延出した少なくとも2本のヒンジを設け、保持部材600をX方向、Y方向に押圧すると、保持部材600はX方向、Y方向に略平行に移動させることができる。したがって、保持部材600を押圧することによって、保持部材600がガイド軸440の周りで回転して、押圧による微調整不能になることがなく、高精度なガイド軸440の傾き調整が可能となる。また、このような構成によれば、保持部材600の押圧される端面に傾斜を設ける必要がない。
なお、本実施の形態2の図10Aでは、ヒンジ640aとヒンジ640bとをX方向に略平行に設け、さらに、ヒンジ650aとヒンジ650bもY方向に略平行に設けている。しかしながら、これらが必ずしも平行である必要はなく、また、X方向、Y方向に直線的に延出している必要もない。また、ヒンジ640aとヒンジ640b、さらにはヒンジ650aとヒンジ650bとがそれぞれ同一形状である必要もなく、保持部材600をX方向、Y方向に平行に移動させるための任意の形状としてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3のレンズ鏡筒では、実施の形態1に比べて保持部材を押圧する構成が異なる。したがって、保持部材とそれを押圧する以外の他の構成要素は、実施の形態1と同様であるのでその説明は省略する。
実施の形態3のレンズ鏡筒では、実施の形態1に比べて保持部材を押圧する構成が異なる。したがって、保持部材とそれを押圧する以外の他の構成要素は、実施の形態1と同様であるのでその説明は省略する。
図11は、実施の形態3のレンズ鏡筒におけるガイド軸の保持部材を示す平面図であり、保持部材720と保持部材720を押圧する第1の押し引きねじ721、第2の押し引きねじ722と筐体214とを示している。
すなわち、図11に示すように、実施の形態3における保持部材720は、XY平面に平行な面を有する板状部材である。保持部材720には、ガイド軸440を貫通支持する孔部727が設けられ、実施の形態1と同様の弾性部材となるヒンジ482を備えている。なお、ヒンジ482は実施の形態2に記載のヒンジ640a、ヒンジ640b、ヒンジ650a、ヒンジ650bおよび接続部660の形態でもよい。保持部材720には、X方向に第1の雌ねじ723とY方向に第2の雌ねじ724を備えている。筐体214は、X方向に第1の押し引きねじ保持部725を備えて、第1の押し引きねじ721が回転自在に固定保持され、第1の押し引きねじ721は第1の雌ねじ723にかみ合っている。同様に、筐体214には、Y方向に第2の押し引きねじ保持部726を備えて、第2の押し引きねじ722が回転自在に固定保持され、第2の押し引きねじ722は第2の雌ねじ724にかみ合っている。
すなわち、保持部材720は、第1の押し引きねじ721によって、X方向に押し引きされる。同様に第2の押し引きねじ722によって、Y方向に押し引きされる。
すなわち、保持部材720を第1の押し引きねじ721および第2の押し引きねじ722の調整によって、保持部材720はX方向、Y方向に略平行に移動させることができる。したがって、保持部材720を押し引きすることによって、ヒンジ482の反発力が不足しても押し引きによる微調整不能になることがなく、高精度なガイド軸440の傾き調整が可能となる。また、このような構成によれば、保持部材720の雌ねじを設ける端面に傾斜を設ける必要がない。
(他の実施の形態)
以上のように、本発明の実施の形態を例示した。しかし、本発明はこれらの構成には限らない。そこで、他の実施の形態を以下にまとめて説明する。なお、本発明は、これらには限定されず、適宜修正された実施の形態に対しても適用可能である。
以上のように、本発明の実施の形態を例示した。しかし、本発明はこれらの構成には限らない。そこで、他の実施の形態を以下にまとめて説明する。なお、本発明は、これらには限定されず、適宜修正された実施の形態に対しても適用可能である。
実施の形態1においては、保持部材480の板状部481の端面481aと端面481bを押圧する構成とし、実施の形態2では保持部材600の板状部630の端面620aと端面620bとを押圧する構成としたが、これに限らない。例えば、図12に示すように、保持部材700として、板状部701とヒンジ702を備え、板状部701を貫通したガイド軸440の端部440bを第1押圧ビス703で押圧するようにしてもよい。また、このとき、図示はしていないが、第1押圧ビス703と直交する第2押圧ビスを設けてガイド軸440を押圧するようにしてもよい。
また、実施の形態1ではヒンジ482を設け、実施の形態2ではヒンジ640a、ヒンジ640b、ヒンジ650a、ヒンジ650bを設けて、それらのヒンジを弾性変形させるようにしているが、これに限らない。例えば、図13に示すように、保持部材710と筐体214とを、ばね711、ばね712などで連結して第1押圧ビス703や第2押圧ビス713で押圧してもよい。
また、実施の形態1や実施の形態2では、保持部材480や保持部材600は平板形状としたがこれに限らない。例えば、図14に示すように、保持部材800を立体形状としてもよい。すなわち、ガイド軸440を支持固定ずる板状部801と、その板状部801の端部の少なくとも4か所から脚部802が設けられ、その脚部802を筐体214に固定するような構成であってもよい。このような構成では、ガイド軸440を押圧することによって、脚部802が弾性変形して保持部材800を変位移動させることができる。また、このような保持部材800は板金加工などで容易に実現することができる。
また、実施の形態1では板状部481にヒンジ482を設け、実施の形態2では板状部630にヒンジ640a、ヒンジ640b、ヒンジ650a、ヒンジ650bを設けて、それらのヒンジを弾性変形させるようにしているが、これに限らない。例えば、図15に示すように、板状部900そのものが弾性変形するようにしてもよい。すなわち、板状部900には、螺旋状に開口901が形成され、その中心にガイド軸が貫通する孔部902が設けられている。また、板状部900のコーナーが筐体にビス903によって固定される構成であってもよい。このような構成によれば、ガイド軸を押圧することによって、板状部900そのものが変位移動してガイド軸を移動させることができる。
なお、以上の説明では、可動レンズ群としてズームレンズである第2レンズ群220について説明したが、そのレンズ群がフォーカスレンズである第4レンズ群240や、その他の可動レンズ群であってもよい。
(まとめ)
実施の形態のレンズ鏡筒111は、複数の第1レンズ群210、第2レンズ群220、第3レンズ群230、第4レンズ群240、第5レンズ群250、および第6レンズ群260を収納するレンズ鏡筒111であって、レンズ鏡筒111内にこれらレンズ群の光軸300方向に移動する可動レンズ群である第2レンズ群220を有し、第2レンズ群220が、第2レンズ群220を保持する可動レンズ保持枠である第2レンズ群保持枠224と、第2レンズ群保持枠224を保持して第2レンズ群220を光軸300方向に移動させる端部440aが第1筐体となる筐体232に支持固定され、端部440bが保持部材480に支持固定されたガイド軸440とを備え、保持部材480が弾性部材となるヒンジ482を介して第2筐体となる筐体214に固定されている。
実施の形態のレンズ鏡筒111は、複数の第1レンズ群210、第2レンズ群220、第3レンズ群230、第4レンズ群240、第5レンズ群250、および第6レンズ群260を収納するレンズ鏡筒111であって、レンズ鏡筒111内にこれらレンズ群の光軸300方向に移動する可動レンズ群である第2レンズ群220を有し、第2レンズ群220が、第2レンズ群220を保持する可動レンズ保持枠である第2レンズ群保持枠224と、第2レンズ群保持枠224を保持して第2レンズ群220を光軸300方向に移動させる端部440aが第1筐体となる筐体232に支持固定され、端部440bが保持部材480に支持固定されたガイド軸440とを備え、保持部材480が弾性部材となるヒンジ482を介して第2筐体となる筐体214に固定されている。
このような構成によれば、固定レンズとなる第1レンズ群210などの光軸300に一致させるようにする第2レンズ群220の光軸調整を容易、かつ高精度に実現して、片ぼけ発生のないレンズ鏡筒111を実現することができる。
さらに、弾性部材となるヒンジ482は保持部材480の本体である板状部481からL字形状に延伸されている。このような構成によれば、板状部481を押圧することで容易にガイド軸440の傾きを調整することができる。
さらに、保持部材600は所定の方向に延出する少なくとも2本の第1ヒンジとなるヒンジ640a、ヒンジ640bと、ヒンジ640a、ヒンジ640bが延出する方向と直交する方向に延出する少なくとも2本の第2ヒンジとなるヒンジ650a、ヒンジ650bを有してもよい。このような構成によれば、保持部材600を直交する方向から押圧して変位移動させる際に、押圧方向に対して略直交して保持部材600を移動することが可能となり、高精度なガイド軸440の傾き調整が可能となる。
さらに、保持部材480がガイド軸440を保持する板状部481を有する板状部材であり、板状部材の端部となる端面481a、端面481bを押圧することにより弾性部材となるヒンジ482を変形させて、ガイド軸440の位置を変位させてもよい。このような構成によれば、保持部材480を押圧することでヒンジ482が変位して、ガイド軸440を簡単に移動させてその傾きを調整することができる。
さらに、保持部材700がヒンジ702を有する弾性部材であり、保持部材700に支持固定したガイド軸440を押圧することにより保持部材700を変形させて、ガイド軸440の位置を変位させてもよい。このような構成によれば、ガイド軸440を押圧することでヒンジ702が変位して、ガイド軸440を簡単に移動させてその傾きを調整することができる。
さらに、保持部材480の端部となる端面481a、端面481bを押圧する方向、またはガイド軸440を押圧する方向が、ガイド軸440の軸方向に直交する少なくなくとも2方向であってもよい。このような構成によれば、平面内で自由にガイド軸440の位置を変位させて、高精度で微妙な傾き調整を実現することができる。
さらに、保持部材480に支持固定されたガイド軸440の端部440bを保持部材480よりも突出させ、突出した端部440bの筐体214に対する位置を固定する固定部材としてのカバー500を備えてもよい。このような構成によれば、傾き調整した後のガイド軸440の位置を固定して安定させることができる。
さらに、固定部材としてのカバー500を筐体214に接着接合してもよい。このような構成によれば、落下や衝撃などによってもガイド軸440の傾きを発生させずに、片ぼけ発生を抑制することができる。
本発明は、撮像装置のレンズ鏡筒に関するものであり、特に、レンズ群の光軸調整が容易なレンズ鏡筒を提供できる。そのため、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、フィルムカメラ、カメラ付き携帯電話端末、カメラ付き端末等に適用できる。
100 デジタルスチルカメラ
101 前面部
102 背面部
103 上面部
104 底面部
105 左側面部
106 右側面部
107 撮影モード切替ボタン
108 レリーズボタン
109 電源スイッチ
110 ズーム調節レバー
111 レンズ鏡筒
210 第1レンズ群
211 第1レンズ
212 反射プリズム
213 第3レンズ
214,226,232,245,252,263 筐体
214a 側面部
220 第2レンズ群
221 第4レンズ
222 第5レンズ
223 第6レンズ
224 第2レンズ群保持枠
225 第2レンズ群駆動手段
230 第3レンズ群
231 第7レンズ
240 第4レンズ群
241 第8レンズ
242 第9レンズ
243 第4レンズ群保持枠
244 第4レンズ群駆動手段
250 第5レンズ群
251 第10レンズ
260 第6レンズ群
261 第11レンズ
262 第6レンズ群保持枠
270 シャッターユニット
280 マスターフランジ
290 撮像素子
300,310 光軸
410 遮光シート
420 第2レンズ群移動軸受部
420a 第1軸受
420b 第2軸受
430 ズームラック部
440 ガイド軸
440a,440b 端部
440d 中心軸線
450 第3軸受
460 ズームガイド副軸
470,711,712 ばね
480,600,700,710,720,800 保持部材
480a 右側面部
481,630,701,801,900 板状部
481a,481b,620a,620b 端面
482,640a,640b,650a,650b,702 ヒンジ
482a 第1の板状部材
482b 第2の板状部材
490a,703 第1押圧ビス
490b,713 第2押圧ビス
500 カバー
501,902,727 孔部
502a,502b 切欠き部
503 接着剤
660 接続部
721 第1押し引きねじ
722 第2押し引きねじ
723 第1雌ねじ
724 第2雌ねじ
725 第1押し引きねじ保持部
726 第2押し引きねじ保持部
802 脚部
901 開口
903 ビス
101 前面部
102 背面部
103 上面部
104 底面部
105 左側面部
106 右側面部
107 撮影モード切替ボタン
108 レリーズボタン
109 電源スイッチ
110 ズーム調節レバー
111 レンズ鏡筒
210 第1レンズ群
211 第1レンズ
212 反射プリズム
213 第3レンズ
214,226,232,245,252,263 筐体
214a 側面部
220 第2レンズ群
221 第4レンズ
222 第5レンズ
223 第6レンズ
224 第2レンズ群保持枠
225 第2レンズ群駆動手段
230 第3レンズ群
231 第7レンズ
240 第4レンズ群
241 第8レンズ
242 第9レンズ
243 第4レンズ群保持枠
244 第4レンズ群駆動手段
250 第5レンズ群
251 第10レンズ
260 第6レンズ群
261 第11レンズ
262 第6レンズ群保持枠
270 シャッターユニット
280 マスターフランジ
290 撮像素子
300,310 光軸
410 遮光シート
420 第2レンズ群移動軸受部
420a 第1軸受
420b 第2軸受
430 ズームラック部
440 ガイド軸
440a,440b 端部
440d 中心軸線
450 第3軸受
460 ズームガイド副軸
470,711,712 ばね
480,600,700,710,720,800 保持部材
480a 右側面部
481,630,701,801,900 板状部
481a,481b,620a,620b 端面
482,640a,640b,650a,650b,702 ヒンジ
482a 第1の板状部材
482b 第2の板状部材
490a,703 第1押圧ビス
490b,713 第2押圧ビス
500 カバー
501,902,727 孔部
502a,502b 切欠き部
503 接着剤
660 接続部
721 第1押し引きねじ
722 第2押し引きねじ
723 第1雌ねじ
724 第2雌ねじ
725 第1押し引きねじ保持部
726 第2押し引きねじ保持部
802 脚部
901 開口
903 ビス
Claims (15)
- 複数のレンズ群を収納するレンズ鏡筒であって、
前記レンズ鏡筒内に、前記レンズ群の光軸方向に移動する少なくとも一つの可動レンズ群を有し、前記可動レンズ群が、前記可動レンズ群を保持する可動レンズ保持枠と、前記可動レンズ保持枠を保持して前記可動レンズ群を前記光軸方向に移動させるガイド軸、とを備え、前記ガイド軸の一端が筐体に支持固定され、前記ガイド軸の他端が弾性部材を介して前記筐体に保持されることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記弾性部材が、弾性変形をする板状部材と、前記ガイド軸の一端を保持する保持部材とからなることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
- 前記筐体が、前記ガイド軸の一端を支持固定する第1筐体と、前記弾性部材を固定する第2筐体とからなることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
- 前記弾性部材は、第1の板状部材と、前記第1の板状部材が延出する方向と直交する方向に延出する第2の板状部材からなり、前記第1の板状部材および前記第2の板状部材が、前記筐体に樹脂成型により一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
- 前記弾性部材は所定の方向に延出する少なくとも2本の第1の板状部材と、前記第1の板状部材が延出する方向と直交する方向に延出する少なくとも2本の第2の板状部材とを有し、前記第1の板状部材および前記第2の板状部材が、前記筐体に樹脂成型により一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 前記保持部材が前記ガイド軸を保持する板状部材であり、前記板状部材の端部を押圧することにより前記弾性部材を変形させて、前記ガイド軸の位置を変位させることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
- 前記筐体に取り付けられたねじの調整により、前記板状部材の端部を押圧する、または押し引きすることにより前記弾性部材を変形させて、前記ガイド軸の位置を変位させることを特徴とする請求項6に記載のレンズ鏡筒。
- 前記筐体に回転自在に固定された前記ねじが、前記板状部材に形成された雌ねじとかみ合い、前記ねじの回転を調整することにより、前記板状部材を押し引きし、前記弾性部材を変形させて、前記ガイド軸の位置を変位させることを特徴とする請求項6に記載のレンズ鏡筒。
- 前記保持部材に支持固定した前記ガイド軸を押圧する、または押し引きすることにより前記弾性部材を変形させて、前記ガイド軸の位置を変位させることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
- 前記保持部材が弾性部材である請求項2に記載のレンズ鏡筒。
- 前記保持部材が薄肉の金属部材であることを特徴とする請求項10記載のレンズ鏡筒。
- 前記板状部材の端部を押圧する方向、または前記板状部材を押し引きする方向、または前記ガイド軸を押圧する方向が、前記ガイド軸の軸方向に直交する少なくなくとも2方向であることを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
- 前記保持部材に支持固定された前記ガイド軸の端部を前記保持部材よりも突出させ、突出した前記端部の前記筐体に対する位置を固定する固定部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
- 前記固定部材を前記筐体に接着接合したことを特徴とする請求項13に記載のレンズ鏡筒。
- 前記可動レンズ群がズームレンズ群であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109655991A (zh) * | 2017-10-10 | 2019-04-19 | 新思考电机有限公司 | 透镜驱动装置、照相装置与电子设备 |
-
2010
- 2010-01-14 JP JP2010005470A patent/JP2011145426A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109655991A (zh) * | 2017-10-10 | 2019-04-19 | 新思考电机有限公司 | 透镜驱动装置、照相装置与电子设备 |
US11237353B2 (en) | 2017-10-10 | 2022-02-01 | New Shicoh Motor Co., Ltd. | Lens driving device, camera device, and electronic apparatus |
CN109655991B (zh) * | 2017-10-10 | 2024-04-19 | 新思考电机有限公司 | 透镜驱动装置、照相装置与电子设备 |
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