JP2011143167A - スノーボード用ビンディング - Google Patents

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琢 金井
Takayuki Hama
貴之 濱
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Abstract

【課題】
スノーボードの左右部分が上方に湾曲しても、ビンディングの底部裏面がスノーボードの湾曲を過剰に阻害する事なく、スノーボードの上面との当接を回避、もしくは適切に当接させる事によってスノーボード自体に与えられた左右方向の弾性特性を十分に引き出す事を可能とする。
【解決手段】
ビンディングの本体底部の裏面のスノーボードとの固定機構配置部の周囲に、上方に変位した変位部を形成し、上記変位部とスノーボード間に形成された空間の少なくとも一部に、上面が変位部と当接し下面がスノーボードと当接するスペーサが着脱可能に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明はスノーボードの特性に合致したスノーボード用ビンディングに関するものである。
スノーボード用ビンディングの従来技術として、例えば特開2004−305462号においては、第1実施例および第2実施例に、スノーボード靴をスノーボードの固定するためのスノーボード用ビンディングの底部裏面とスノーボードの間に、弾性素材よりなり貫通するまたは貫通しない複数の凹部を設けたスペーサを配置し、この凹部に硬質素材よりなる嵌合部材を選択的に嵌合可能とする技術スペーサを挿入するか、または、上記底部裏面とスノーボードとの間にスペーサを介挿する構成が開示されており、また、第3実施例には、スノーボード用ビンディングの底部裏面に複数の凹部を形成し、この凹部に嵌合される凸部を有する1個または複数個の係合部材を配置する選択的に嵌合可能とする構成が開示されている。
このスノーボード用ビンディングは上記構成により、縦、横好みの方向に個別にその硬さを変える事が出来るため、使用時のビンディングの底部の変形量とフィーリングを任意に調整出来る効果を有する。
又、他の従来技術として、例えば、特表2001−506531号においては、スノーボード靴をスノーボードの固定するためのスノーボード用ビンディングの底部に複数の孔を形成し、上記ビンディングの底部裏面とスノーボードの間にはビンディング底面よりも小さな硬度よりなるパッドが配置され、更に上記パッドは上記ビンディングの孔を挿通してビンディング底部表面に突出するヘッド部を有する事によって、スノーボード靴に摩擦力を提供すると共に、振動と衝撃を吸収する技術が開示されている。
更に、他の従来技術として、例えば、実用新案登録第3078075号においては、ビンディングの底部のスノーボードへの固定部において、締め具とスノーボードの間に弾性材を含むサスペンション装置を配置し、振動と衝撃を吸収する技術が開示されている。
上記従来技術においては、使用時においてスノーボードを介してビンディング底面もしくはブーツが受ける振動と衝撃を吸収する効果は有るものの、スノーボードとビンディング間の固定部に弾性材を介在する事によって、滑走時のブーツからの操作力も弾性体によって吸収されてしまい、コントロール性が悪化する問題があった。
更に、スノーボードは、前後方向には高い剛性を与えると同時に左右の幅方向については柔軟な弾性を与える事によって、高い安定性とコントロール性を得る事ができるが、従来のビンディングにおいてはその底面全体がスノーボードの上面と、直接もしくは間接的に当接する構造であったため、特に激しい滑走をした場合や、柔軟性の高いスノーボードを用いた場合には、スノーボードの発生すべき撓がビンディグによって過度に阻害されてしまう現象が顕著であった。
特開2004−305462号公報 特表2001−506531号公報 実用新案登録第3078075号公報
スノーボードは使用時に幅方向が上方に撓む様に弾性を有しているが、使用者の体重、熟練度、雪面の状況、競技・滑走内容によって、最適なスノーボードの撓み度合いが異なるため、上記の条件に適合させるために、様々な弾性特性のスノーボードが存在する。本発明の課題は、ビンディングをスノーボードの弾性特性に適合させる様に構成することであり、具体的には、スノーボードの使用時に、スノーボードの左右部分が上方に湾曲しても、ビンディングの底部裏面がスノーボードの湾曲を過剰に阻害する事なく、スノーボードの上面との当接を回避、もしくは適切に当接させる事によってスノーボード自体に与えられた左右方向の弾性特性を十分に引き出す事を可能にし、更に上記弾性特性の異なる各種のスノーボードや使用時の滑走条件や滑走内容の相違に対しても良好に適合する汎用性を有するビンディングを実現する事を課題とする。
本発明のスノーボード用ビンディングは、スノーボード靴をスノーボードに固定するためのビンディングが、本体底部の略中央部にスノーボードと当接する固定機構配置部を有し、上記本体底部の裏面の上記固定機構配置部の周囲には上方に変位した変位部を形成し、上記変位部とスノーボード間に形成された空間の少なくとも一部に、上面が変位部と当接し下面がスノーボードと当接するスペーサが着脱可能に配置される事を特徴とする。
そして、上記変位部は、上記スペーサを装着しない場合において、滑走時のスノーボードの撓みによる当接を回避する様に形成すると良い。
また、上記変位部は、上記スペーサを装着しない場合において、非滑走時を含むスノーボードが撓んでいない状態では上記変位部がスノーボードと当接せず、滑走時にスノーボードが所定値以上に撓んだ状態で上記変位部にスノーボードが当接する様に形成しても良い。
尚、上記固定機構配置部と変位部の境界部に上方向の段差を設け、変位部の始点がスノーボード当接位置から一定の距離を有する様に形成すると良い。
また、上記変位部は上記固定機構配置部の周囲のスノーボード当接位置を基点として徐々に上方に離間していく様に形成しても良い。
尚、上記変位部が上記本体底部の踵部分の裏面にのみ形成され、上記変位部に上記スペーサが着脱可能に配置しても良い。
また、上記変位部が上記本体底部の裏面の上記固定機構配置部の周囲に全周に渡って形成され、上記変位部にはリング状の上記スペーサが着脱可能に配置しても良い。
本発明は、スノーボードの使用時に、スノーボードの左右部分が上方に湾曲しても、ビンディングの底部裏面がスノーボードの湾曲を過剰に阻害する事なく、スノーボードの上面との当接を回避、もしくは弾性部材からなるスペーサを介してスノーボードの適切な湾曲を許容可能な状態で当接させる事によってスノーボード自体に与えられた左右方向の弾性特性を十分に引き出す事を可能にし、更に上記弾性特性の異なる各種のスノーボードや使用時の滑走条件や滑走内容の相違に対しても良好に適合する汎用性を有するビンディングを実現する事が出来る。
本発明の各実施例の固定構造を示す参考斜視図である。 本発明の第1実施例における図1のBB断面図である。 本発明の第1実施例におけるスペーサ装着状態の底面図である。 本発明の第1実施例におけるスペーサ非装着状態の底面図である。 本発明の第2実施例におけるスペーサ非装着状態の図1のAA断面図である。 本発明の第2実施例におけるスペーサ装着状態の図1のAA断面図である。 本発明の第2実施例におけるスペーサ装着状態の図1のCC断面図である。
以下に、本発明の第1実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の各実施例におけるビンディング2のスノーボード1への固定構造を示す参考斜視図を示し、図2は第1実施例における図1のBB断面図、図3は第1実施例におけるスペーサ装着状態の底面図、図4は第1実施例におけるスペーサ非装着状態の底面図である。
本実施例に係わるスノーボード1用のビンディング2は、左足及び右足に装着したブーツ(図示せず)を夫々スノーボード1に取付けるために用いられ、上部にブーツのビンディング2への固定手段を有し、上記ビンディング2の本体底部20の略中央部には上方が大径に形成された開口部21を有し、更に上記開口部21内に受入れられて上記ビンディング2をスノーボード1に固定するために外周形状が上記ビンディング2の開口部21に合致した押さえプレート30を有し、上記押さえプレート30をネジ31とナット部32によってスノーボード1に固定する事によって、スノーボード1の任意の位置に、任意の向きでビンディング2を固定する事が可能な固定構造が構成される。尚、本発明のビンディング2のスノーボード1への固定構造は本実施例に限定されず、また、上記押さえプレートを用いずに直接ネジ止めする等、他の既存の公知技術を適用しても良い。
そして、本実施例において、上記ビンディング2の本体底部20の上記開口部21の周縁部22よりも外側の踵部分23の底面位置には、上記開口部21の周縁部22の下端位置よりも上方に変位した変位部24が形成される。上記変位部24は、上記開口部21の周縁部22と境界部で上方向の段差25を設け、変位部24の始点がスノーボード1当接位置からスペーサ40の厚さにほぼ等しい一定の距離を有する様に形成される。尚、上記変位部24は踵部分23に相当する位置で左右一対のスペーサ40が着脱可能に配置される。尚、本発明の上記変位部24の形状は、変位部24の始点がスノーボード当接位置から一定の距離を有する様に形成せず、変位部24の始点がスノーボード当接位置から徐々に上方に離間していく様に形成しても良く、その離間する面の形状は、曲線形状、直線形状、直線と曲線の複合形状等でも良く、本実施例に限定されない。
上記ビンディング2の本体底部20の変位部24には、ボス26a及び溝26bで形成された凹部が形成され、上記スペーサ40の上面には上記凹部26に挿入可能な、ピン41a及びリブ41bで形成された凸部を形成する事によって、上記ビンディング2の本体底部20の変位部24に対してスペーサ40を位置決めせる事ができる。そして、上記ビンディング2の本体裏面20の変位部24にスペーサ40を装着した状態において、上記スペーサ40の底面42はスノーボード1の上面と当接する様に形成される。尚、滑走中にスノーボードが撓んだ際にも、上記凹部と凸部の勘合によってスペーサ40が本体底部20の変位部24からズレる事を防止する効果を有する。尚、本発明において、上記凹部はボス26aまたは溝26bの何れかのみで形成しても良く他の既存の形状でも良い、同様に上記凸部はピン41aまたはリブ41bの何れかのみで形成しても良く他の既存の形状でも良い。
上記変位部24に上記スペーサ40を装着しない場合において、ビンディング2の本体底部20は滑走時のスノーボード1の撓みによる踵部分23裏面との当接を回避することが出来るため、使用者は、つま先方向に重心移動をした場合にはコントロール性に優れ、踵方向の重心移動した場合には雪面からの衝撃や振動をスノーボード1の撓みによって吸収し疲れを軽減する事が出来る。尚、上記変位部24は、上記スペーサ40を装着しない場合において、非滑走時や暖斜面の滑走時など、スノーボード1に大きな負荷を掛けずスノーボード1が撓んでいない状態ではスノーボード1と当接せず、滑走時にスノーボード1が所定値以上に撓んだ状態で上記変位部24とスノーボード1が当接する様に形成しても良い。尚、上記変位部24およびスペーサ40の配置位置は踵部分23の裏面に限定されず、つま先部分26と踵部分23の両方の裏面に夫々設けても良く、上記つま先部分27と踵部分24の裏面の変位部24に装着するスペーサ40は複数に分割する事も出来る。
以下に、本発明の第2実施例を図面に基づいて説明する。
図5は図1のAA断面図においてスペーサ40を装着しないでスノーボード1へ固定する場合を示し、図6はスペーサ40を装着してスノーボード1へ固定する場合を示すAA断面図であり、図7はスペーサ40を装着してスノーボード1へ固定する場合のCC断面図である。
第2実施例は、上記ビンディング2の上記本体底部20の裏面の上記固定構造の配置部の周囲に全周に渡ってスノーボード1の当接位置から一定の距離を有する様に上方に変位した変位部28が形成され、上記変位部28はリング状のスペーサ43が着脱可能に配置される。尚、本発明の上記変位部28の形状は、変位部28の始点がスノーボード1の当接位置から一定の距離を有する様に形成せず、変位部28の始点がスノーボード1の当接位置から徐々に上方に離間していく様に形成しても良く、その離間する面の形状は、曲線形状、直線形状、直線と曲線の複合形状等、実施例に限定されない。
そして上記ビンディング2の本体底部20の変位部28には凹部(図示せず)が形成され、上記スペーサ43の上面に上記凹部に挿入可能な凸部(図示せず)を形成する事によって、上記ビンディング2の本体底部20の変位部28に対してスペーサ43が位置決めされる。そして、上記ビンディング2の本体底部20にスペーサ43を装着した状態において、上記スペーサ43の底面44はスノーボード1の上面と当接する様に形成される。尚、本構成においてビンディング2の本体底部20の裏面に形成された開口部21の周縁部22にリング状のスペーサ43の内径部が当接する様に形成する事によって、スペーサ43の水平方向への移動が制御されるため、上記のビンディング2の本体底部20の裏面の変位部28に形成された凹部とスペーサ43の上面に上記凹部に挿入可能な凸部は無くても良い。
上記変位部28は、上記スペーサ43を装着しない場合において、滑走時のスノーボード1の撓みによる当接を回避する様に形成される。尚、上記変位部28は、上記スペーサ43を装着しない場合において、非滑走時や暖斜面の滑走時など、スノーボード1に大きな負荷を掛けずスノーボード1が撓んでいない状態では上記変位部28がスノーボード1と当接せず、滑走時にスノーボード1が所定値以上に撓んだ状態で上記変位部28にスノーボード1が当接する様に形成しても良い。
尚、本実施例では、ビンディング2の上記本体底部20の裏面の上記固定構造の周縁部22と変位部28の境界部に段差25を設け、変位部28の始点がスノーボード1から上下方向に一定の距離を有する様に形成する事により、スペーサ43の周縁部側の位置(内側端部)の肉厚を確保できるため、スペーサ43の内側端部を上記周縁部22と近接する位置まで近づけても耐久性を維持する事が可能となる。また、上記変位部28の形状は必ずしも曲線形状にする必要は無く、直線状の傾斜面でも良く、更に、上記周縁部22の位置と変位部28の境界部に段差の距離を十分に確保する事によって、変位部28を水平面で形成しても良い。その場合の段差の距離は、変位部28の外周位置におけるスノーボード1の撓み量に基づき適切に設定する事が出来る。尚、上記スノーボード1の撓み量に基づき適切に設定とは、使用時(滑走時)のスノーボード1の撓みに対して変位部28が当接しない設定には限定されず、使用時の望ましいスノーボード1の撓み範囲内においては、変位部28がスノーボード1に当接せず、それ以上の撓みでは変位部28がスノーボード1に当接する様に設定する事を含む。
尚、スノーボード1が撓んでも通常の滑走状態では、スノードード1の撓み発生部分がビンディング2の変位部に干渉しないスペーサ装着無しのモードと、スペーサの底面が実質的にスノーボード1の上面から僅かに離間し、スノーボード1がある程度撓んだ状態でスペーサに当接するモード(スペーサが弾性材に構成される場合に、振動や衝撃によるスペーサの挙動を安定させるための目的をもって、スペーサの底面から下方に延在するリブ状の支持片を形成し、上記支持片の下端をスノーボード1の上面に当接させた場合はスペーサの底面が実質的にスノーボード上面から離間しているとみなす)と、スノーボード1とスペーサの底面が初めからスノーボード1の上面と当接するモードの少なくとも3つのモードを選択可能となる様に、少なくとも2種類の形状のスペーサを用意しておく事もできる。(図示せず)
なお、本発明の各実施例において、上記スペーサの材質・硬度は既存の材料を自由に用いる事が可能である。よって、硬質樹脂や金属で形成されるビンディング1の本体底部20と同等の硬度若しくは本体底部20よりも硬い材料で形成しても良いが、本体底部20よりも硬度の低い、軟質樹脂やゴム、熱可塑性エラストマー等の弾性部材によって形成しても良い。
また、上記スペーサを装着した場合、スペーサを構成する材料がビンディング本体と同等もしくはそれ以上の硬度を有する時は、使用時のスノーボード1の撓みが直接ビンディング2に伝わり、滑走面の状況を使用者に感度良く伝える事が出来るが、スペーサの下面によってスノーボード1の撓みが阻害されるため、スノーボード1の撓みを積極的に利用した滑走には不向きである。尚、スペーサ構成部材の硬度を硬い材料で成型する程、上記使用時の状況は顕著であり、滑走面の状況を使用者に感度良く伝えるが、スノーボード1の撓みが阻害され、逆にスペーサ構成部材を硬度の低い弾性部材で成型する程、滑走面の状況を使用者に伝える感度は低くなるが、使用時のスノーボード1の撓みが阻害され難くなるため、スノーボード1の撓み特性を十分に生かした滑走が可能になる。
上記スペーサを装着しない場合は、上記ビンディング2の本体底部20の裏面における上記開口部21の周縁部22よりも外側の位置(変位部)はスノーボード1の表面から離間して形成されているため、その離間距離の範囲内においてスノーボード1の撓みが阻害される事が無くなり、スノーボード1の撓みを最も積極的に利用した滑走が可能になる。尚、上記変位部は、スノーボード1の通常使用時の撓みによる変位時の当接を回避する様に形成し、転倒時や、雪面の凹凸、滑走速度、滑走方法などの相違によってスノーボード1に一定の範囲を超えた撓みが発生した場合に上記変位部とスノーボード1が当接する様に形成しても良く、その場合は過剰なスノーボード1の撓みを防止でき、スノーボード1の破損を防止すると同時に、スノーボード1の過剰な撓みによるコントロール性の悪化を防止する事が出来る。
更に、予めビンディング2の本体底部20の裏面における上記開口部21の周縁部22よりも外側の位置(変位部)の全般に渡ってスペーサ取り付け可能に形成し、使用者の好みや、滑走内容に合わせて任意の位置にスペーサを装着する様に構成しても良く、予め複数の形状のスペーサおよび、または、複数の硬さ(弾性度合い)のスペーサを用意しておき、使用者が任意の形状、任意の硬さ(弾性度合い)のスペーサを装着する様にする事も出来る。
上記の技術を単独で用い、また更に併用する事によって使用者は右足用のビンディング2と左足用のビンディング2に対しても、夫々必要なスペーサを個別にセッティングする事が出来る。
また、本発明の各実施例では、スペーサの底面はスノーボード1の上面と当接する様に形成されるが、その際、スノーボード1の表面とスペーサの底面の間に雪が詰まらない様にするため、ビンディング2の裏面とスノーボード1の上面間に形成される隙間に対して、スペーサの厚みを同一か若干厚く形成すると良く、更にその場合、スペーサの構成材料がビンディング2の本体底部20の構成材料よりも硬度の低い材料(弾性部材)で形成すると特に好適である。尚、上記スペーサの底面のスノーボード1と当接する部分は、必ずしも底面の全面がスノーボード1の当接する必要は無く、スペーサの外端部下面から下方に伸びる薄肉状の舌片を形成し(図示せず)、その下端がスノーボードの上面と当接する様にしても良く、その場合は雪が隙間に入り込むのを防止出来る効果がある。
本発明のスノーボード用のビンディングとして、スノーボードの特性を十分に引き出し、更に各種のスノーボードに対して適合させる汎用性を有するビンディングを実現する事が可能となり、産業上有効に利用する事が出来る。
1:スノーボード、2:ビンディング、20:本体底部、21:開口部、22:周縁部、23:踵部分、24:変位部、25:段差、26a:ボス、26b:溝、27:つま先部分、28:変位部、30:押さえプレート、31:ネジ、32:ナット部、40:スペーサ、41a:ピン、41b:リブ、42:底面、43:スペーサ、44:底面

Claims (7)

  1. スノーボード靴をスノーボードに固定するためのビンディングが、本体底部の略中央部にスノーボードと当接する固定機構配置部を有し、上記本体底部の裏面の上記固定機構配置部の周囲には上方に変位した変位部を形成し、上記変位部とスノーボード間に形成された空間の少なくとも一部に、上面が変位部と当接し下面がスノーボードと当接するスペーサが着脱可能に配置される事を特徴とするスノーボード用ビンディング。
  2. 上記変位部は、上記スペーサを装着しない場合において、滑走時のスノーボードの撓みによる当接を回避する様に形成される事を特徴とする請求項1記載のスノーボード用ビンディング。
  3. 上記変位部は、上記スペーサを装着しない場合において、非滑走時を含むスノーボードが撓んでいない状態では上記変位部がスノーボードと当接せず、滑走時にスノーボードが所定値以上に撓んだ状態で上記変位部にスノーボードが当接する様に形成される事を特徴とする請求項1項記載のスノーボード用ビンディング。
  4. 上記固定機構配置部と変位部の境界部に上方向の段差を設け、変位部の始点がスノーボード当接位置から一定の距離を有する様に形成される事を特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のスノーボード用ビンディング。
  5. 上記変位部は上記固定機構配置部の周囲のスノーボード当接位置を基点として徐々に上方に離間していく様に形成される事を特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のスノーボード用ビンディング。
  6. 上記変位部が上記本体底部の踵部分の裏面にのみ形成され、上記変位部に上記スペーサが着脱可能に配置される事を特徴とする請求項1から5の何れか1項記載のスノーボード用ビンディング。
  7. 上記変位部が上記本体底部の裏面の上記固定機構配置部の周囲に全周に渡って形成され、上記変位部にはリング状の上記スペーサが着脱可能に配置される事を特徴とする請求項1から5の何れか1項記載のスノーボード用ビンディング。
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