JP2011142781A - 把持工具及び間接活線工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象物を位置決めさせて把持することができる把持工具及び間接活線工具を提供する。
【解決手段】 対象物Xを把持すべく接離可能な複数の把持片21,…を有する把持部2と、筒状に形成され、各把持片21を抜き挿しする筒状体3とを備え、各把持片21は、把持した対象物Xを先端側から係止すべく、内方に突出する係止部211を先端側に備え、筒状体3は、各把持片21を抜くのに伴って各把持片21の先端部同士を離反させる一方、各把持片21を挿すのに伴って各把持片21の先端部同士を接近させることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、操作棒に着脱可能に構成され、対象物を把持すべく接離可能な複数の把持片を有する把持部を備える把持工具に関する。また、長尺な工具本体の先端側に配置され、対象物を把持すべく接離可能な複数の把持片を有する把持部と、工具本体の基端側に配置され、把持片同士を接離させるために操作される操作部とを備える間接活線工具に関する。
従来、間接活線作業の際に、ボルト、ナット、電線といった対象物を把持する工具として、操作棒に着脱可能に構成され、対象物を把持すべく接離可能な一対の把持片を備える把持工具が知られている(例えば、特許文献1)。斯かる把持工具によれば、一対の把持片同士が接離されることで、一対の把持片で対象物を把持することができる。
また、別の工具として、長尺な工具本体の先端側に配置され、対象物を把持すべく接離可能な一対の把持片と、工具本体の基端側に配置され、把持片を接離させるために操作される操作部とを備える間接活線工具が知られている(例えば、特許文献2及び3)。斯かる間接活線工具によれば、操作部が操作されることで、一対の把持片同士が接離するため、一対の把持片で対象物を把持することができる。
特開平11−191906号公報 特開平10−264056号公報 特開2000−102125号公報
しかしながら、特許文献1に係る把持工具や特許文献2及び3に係る間接活線工具においては、一対の把持片同士が接離する方向(一対の把持片同士が対面する方向)では、対象物を挟持しており位置決めすることができるが、当該接離する方向と直交する方向(対象物を把持片間に抜き挿しする方向)では、対象物を確実に位置決めすることができない。したがって、特にボルトやナットといった比較的小さい対象物を確実に把持するこが困難であった。
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、対象物を位置決めさせて把持することができる把持工具及び間接活線工具を提供することを課題とする。
本発明に係る把持工具は、操作棒に着脱可能に構成され、対象物を把持するための把持工具において、対象物を把持すべく接離可能な複数の把持片を有する把持部と、筒状に形成され、各把持片を抜き挿しする筒状体とを備え、各把持片は、把持した対象物を先端側から係止すべく、内方に突出する係止部を先端側に備え、筒状体は、各把持片を抜くのに伴って各把持片の先端部同士を離反させる一方、各把持片を挿すのに伴って各把持片の先端部同士を接近させることを特徴とする。
本発明に係る把持工具によれば、筒状に形成される筒状体が各把持片を抜くのに伴って、各把持片の先端部同士が離反するため、対象物を各把持片間に配置できる。そして、筒状体が各把持片を挿すのに伴って、各把持片の先端部同士が接近するため、各把持片間に配置された対象物が各把持片で把持される。このとき、各把持片の先端側には、内方に突出する係止部が設けられているため、把持した対象物を各係止部が先端側から係止する。
また、本発明に係る把持工具においては、把持片同士を接離させるために操作される操作部と、操作部が操作されるのに伴って把持部と筒状体とを軸心方向で相対変位させるべく、把持部と操作部とを接続する接続部と、筒状体を操作棒に取り付ける取付部とを備え、把持部は、接続部が軸心方向を中心に回転することで、筒状体に対して軸心方向を中心に回転可能に構成されてもよい。
斯かる構成の把持工具によれば、接続部が把持部と操作部とを接続しているため、操作部が操作されるのに伴って、把持部と筒状体とが軸心方向で相対変位し、その結果、把持片同士を接離させることができる。そして、接続部が軸心方向を中心に回転することで、取付部により操作棒に取り付けられる筒状体に対して、把持部が軸心方向を中心に回転できる。これにより、対象物を把持した状態で回転させることができるため、例えば、対象物がボルトやナットの場合、把持した状態で螺子回しをすることができる。
また、本発明に係る把持工具においては、把持片は、少なくとも三つ設けられてもよい。
斯かる構成の把持工具によれば、把持片が少なくとも三つ設けられているため、対象物を三点以上で支持して把持することができる。したがって、対象物をより確実に位置決めさせて把持することができる。
また、本発明に係る間接活線工具は、長尺な工具本体の先端側に配置され、対象物を把持すべく接離可能な複数の把持片を有する把持部と、工具本体の基端側に配置され、把持片同士を接離させるために操作される操作部とを備える間接活線工具において、筒状に形成され、各把持片を抜き挿しする筒状体と、操作部が操作されるのに伴って把持部と筒状体とを軸心方向で相対変位させるべく、把持部又は筒状体と操作部とを接続する接続部とを備え、各把持片は、把持した対象物を先端側から係止すべく、内方に突出する係止部を先端側に備え、筒状体は、各把持片を抜くのに伴って各把持片の先端部同士を離反させる一方、各把持片を挿すのに伴って各把持片の先端部同士を接近させることを特徴とする。
本発明に係る間接活線工具によれば、接続部が把持部又は筒状体と操作部とを接続しているため、操作部が操作されるのに伴って、把持部と筒状体とが軸心方向で相対変位する。これにより、筒状に形成される筒状体が各把持片を抜くのに伴って、各把持片の先端部同士が離反するため、対象物を各把持片間に配置できる。
そして、筒状体が各把持片を挿すのに伴って、各把持片の先端部同士が接近するため、各把持片間に配置された対象物が各把持片で把持される。このとき、各把持片の先端側には、内方に突出する係止部が設けられているため、把持した対象物を各係止部が先端側から係止する。
以上の如く、本発明に係る把持工具及び間接活線工具によれば、把持した対象物を各係止部が先端側から係止するため、対象物を位置決めさせて把持することができるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る把持工具が装着される操作棒の全体図であって、正面図を示す。 同実施形態に係る把持工具の全体図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図を示す。 同実施形態に係る把持工具の要部拡大図であって、(a)及び(b)はそれぞれ縦断面図を示す。 同実施形態に係る把持工具の要部拡大図であって、(a)は縦断面図、(b)は左側面図を示す。 本発明の他の実施形態に係る把持工具の要部図であって、(a)〜(c)はそれぞれ正面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る間接活線工具の全体図であって、正面図を示す。
以下、本発明に係る把持工具及び間接活線工具における一実施形態について、図1〜図4を参酌して説明する。
本実施形態に係る間接活線工具は、操作棒に装着可能な把持工具を備える。ここで、本実施形態に係る把持工具の各構成を説明するのに先立って、本実施形態に係る把持工具が装着される操作棒について説明する。
図1に示すように、操作棒100は、絶縁性を有して、長尺に形成されており、一般的に、共用操作棒や絶縁操作棒と呼ばれている。そして、操作棒100は、各種先端工具(図示していない)を装着する装着部101を先端側に備えると共に、作業者に握られるためのグリップ部102を基端側に備える。なお、装着部101には、各種先端工具を係止して固定すべく、径方向に突出する一対の突出片101a,101aが設けられている。
図2〜図4に示すように、本実施形態に係る把持工具1は、対象物Xを把持する把持部2と、筒状に形成され、把持部2を抜き挿しする筒状体3とを備える。そして、把持工具1は、作業者に操作される操作部4と、操作部4が操作されるのに伴って把持部2と筒状体3とを筒状体3の軸心方向で相対変位させるべく、把持部2と操作部3とを接続する接続部5と、筒状体3を操作棒100に取り付ける取付部6とを備える。
把持部2は、対象物Xを把持すべく、接離可能な複数(本実施形態においては四つ)の把持片21,…を備える。具体的には、把持部2は、筒状体3の軸心周りに略等間隔となるように配置される複数の把持片21,…を備える。そして、把持部2は、筒状体3に対して軸心方向を中心に回転可能に構成される。
各把持片21は、筒状体3の軸心方向に沿って長尺に形成されている。そして、各把持片21は、把持した対象物Xを先端側から係止すべく、内方に突出する係止部211を先端側に備える。さらに、各把持片21は、弾性を有して、板バネ状となるように形成されている。
また、各把持片21は、先端側が基端側よりも互いに離間するように配置されている。具体的には、各把持片21は、無負荷状態(外力が加えられていない)状態において、先端側同士の離間距離が筒状体3の内径よりも大きくなる一方、基端側同士の離間距離が筒状体3の内径よりも小さくなるように配置されている。
筒状体3は、先端部31と基端部32とが剛性を有して形成される一方、先端部31と基端部32とを連結する中間部33が可撓性(柔軟性)を有して形成される。また、筒状体3は、先端部31の内周部で各把持片21と摺接すると共に、基端部32の内周部で接続部5と摺接する。
そして、筒状体3は、各把持片21と軸心方向で相対変位することにより、各把持片21の先端部同士を接離させる。具体的には、筒状体3は、各把持片21が抜かれるのに伴って、各把持片21の弾性力により、各把持片21の先端部同士を離反させる(把持部2を開く)一方、各把持片21が挿されるのに伴って、各把持片21の弾性力に反して、各把持片21の先端部同士を接近させる(把持部2を閉じる)ように構成されている。
操作部4は、操作棒100のグリップ部102に固定されるべく、グリップ部102に着脱可能な固定部41と、固定部41に枢着され、各把持片21同士を接離させるために先端部が操作される把持操作部42とを備える。また、操作部4は、把持操作部42が無負荷状態(外力が加えられていない状態)において、把持操作部42を所定位置に位置させるべく、把持操作部42の先端部をグリップ部102から離反させるように付勢する付勢手段(図示していない)43を備える。
接続部5は、各把持片21の基端側に連結される第1接続体51と、把持操作部42に連結される第2接続体52と、第1接続体51と第2接続体52とを連結する連結部53とを備える。そして、接続部5は、把持操作部42の先端部がグリップ部102に接近するように可動する際に、各把持片21が筒状体3から抜かれるように把持部2を移動させる一方、把持操作部42の先端部がグリップ部102から離反するように可動する際に、各把持片21が筒状体3に挿されるように把持部2を移動させる。
第1接続体51は、把持部2に連結される先端部511が可撓性(柔軟性)を有して形成される一方、連結部52に連結される基端部512が長尺で且つ剛性を有して形成されている。これにより、可撓性を有する筒状体3の中間部33が湾曲している状態においても、第1接続体51の先端部511が筒状体3の中間部33に沿って変形できるため、接続部5は、把持操作部42の可動を把持部2に伝達できる。
第2接続体52は、一端部が把持操作部42に枢着され、他端部が連結部53に枢着される剛性のリンク部材521を備える。また、連結部53は、第1接続体51が長手方向を中心に回転できるように、作業者に操作される回転操作部531と、回転操作部531の操作を第1接続体51に伝達させるベベルギア機構532とを備える。
取付部6は、取付部本体61の基端側に配置され、操作棒100の装着部101に装着される被装着部62を備える。そして、取付部6は、筒状体3の先端部31を取付部本体61に固定させる先端固定部63と、筒状体3の基端部32を取付部本体61に固定させる基端固定部64とを備える。
また、取付部6は、先端固定部63を基端固定部64に対して変位可能に構成されると共に、先端固定部63を所定の位置で維持すべく、先端固定部63を取付部本体61に締結させる締結手段65が設けられる。これにより、筒状体3の先端部31の軸心方向と、筒状体3の基端部32の軸心方向とは、中間部33を介して傾斜可能に構成されている。
本実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る把持工具1の作用について説明する。
まず、操作棒100の装着部101に取付部6の被装着部62を装着させると共に、操作棒100のグリップ部102に操作部4の固定部41を固定させる。そして、先端固定部63を取付部本体61の先端部を中心に(図3(a)のG矢印方向に)回動させて、締結手段65により、先端固定部63を所定の位置で維持させる。これにより、図3(a)に示すように筒状体3の先端部31の軸心方向と、筒状体3の基端部32の軸心方向とは、可撓性を有する中間部33を介して傾斜している。
そして、把持操作部42の先端部がグリップ部102に接近するように(図2(a)のA矢印方向に)力を加えると、接続部5が先端側に向けて(図2(a)のC矢印方向に)移動し、各把持片21が筒状体3の内部から外部に向けて(図3(b)のH矢印方向に)抜け出る。すると、各把持片21が弾性力により、各把持片21の先端部同士が離反する。これにより、図3(b)に示すように、把持部2が開くため、対象物Xを各把持片21間に配置できる。
その後、把持操作部42に加えていた力を解除すると、付勢手段43により、把持操作部42の先端部がグリップ部102から離反する(図2(a)のB矢印方向に可動する)。これにより、接続部5が基端側に向けて(図2(a)のD矢印方向に)移動し、各把持片21が筒状体3の外部から内部に向けて(図4(a)のI矢印方向に)挿し入る。
すると、各把持片21が筒状体3と摺接するため、各把持片21の弾性力に反して、各把持片21の先端部同士が接近し、把持部2が閉じるため、図4(a)に示すように、各把持片21間に配置された対象物Xが各把持片21で把持される。このとき、各把持片21の係止部211が対象物Xを先端側から係止すると共に、先端側同士が基端側同士よりも互いに離間するように、各把持片が配置されているため、対象物Xを各把持片21が基端側から係止する。
そして、回転操作部531を(図2(a)のE両矢印方向、図4(b)のK両矢印方向に)回転させると、第1接続体51が長手方向を中心に(図2(a)のF両矢印方向、図4(b)のL両矢印方向に)回転する。これにより、把持部2が筒状体3に対して筒状体3の(先端部31)の軸心方向を中心に(図4(a)のJ両矢印方向に)回転する。
以上より、本実施形態に係る把持工具1によれば、筒状に形成される筒状体3が各把持片21を抜くのに伴って、各把持片21の先端部同士が離反するため、対象物Xを各把持片21間に配置できる。そして、筒状体3が各把持片21を挿すのに伴って、各把持片21の先端部同士が接近するため、各把持片21間に配置された対象物Xが各把持片21で把持される。
このとき、各把持片21の先端側には、内方に突出する係止部211が設けられているため、把持した対象物Xを各係止部211が先端側から係止する。また、先端側同士が基端側同士よりも互いに離間するように、各把持片21が配置されているため、把持した対象物Xを把持片21が基端側から係止する。したがって、把持した対象物Xを各係止部211が先端側からも係止すると共に、把持した対象物Xを各把持片21が基端側から係止するため、対象物Xを位置決めさせて把持することができる。
また、本実施形態に係る把持工具1によれば、接続部5が把持部2と操作部4とを接続しているため、操作部4が操作されるのに伴って、把持部2と筒状体3とが軸心方向で相対変位し、その結果、把持片21,…同士を接離させることができる。そして、接続部5が軸心方向を中心に回転することで、把持部2が筒状体3に対して軸心方向を中心に回転できる。これにより、対象物Xを把持した状態で回転させることができるため、例えば、対象物Xがボルトやナットの場合、把持した状態で螺子回しをすることができる。
また、本実施形態に係る把持工具1によれば、把持片21,…が四つ設けられているため、対象物を四点で支持して把持することができる。したがって、対象物Xをより確実に位置決めさせて把持することができる。
なお、本発明に係る把持工具及び間接活線工具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具においては、各把持片21が筒状体3から抜出されるのに伴って、各把持片21の弾性力により、各把持片21の先端部同士が離反すると共に、各把持片21が筒状体3に挿入されるのに伴って、各把持片21の弾性力に反して、各把持片21の先端部同士が接近する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。
具体的には、各把持片の先端部同士を離反させるように、各把持片を付勢する付勢体が設けられる場合でもよい。斯かる場合、各把持片が筒状体3から抜出されるのに伴って、付勢体が各把持片を付勢することにより、各把持片の先端部同士が離反すると共に、各把持片が筒状体3に挿入されるのに伴って、付勢体の付勢する力に反して、各把持片の先端部同士が接近するように構成される。
さらには、各把持片がカム機構を介して筒状体に案内される場合でもよい。斯かる場合、例えば、各把持片にカムフォロアが設けられ、筒状体の内周部に、当該カムローラを案内するカムレール(カム溝)が設けられることで、各把持片が筒状体から抜出されるのに伴って、各把持片の先端部同士が離反すると共に、各把持片が筒状体に挿入されるのに伴って、各把持片の先端部同士が接近するように構成される。
また、上記実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具においては、把持部2が四つの把持片21,…を備える場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、把持部は、把持片を二つ備える場合でもよく、また、把持片を三つ備える場合でもよく、さらには、把持片を五つ以上備える場合でもよい。
また、上記実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具においては、各把持片21が長尺な板状に形成される場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、各把持片は、把持する対象物Xに応じて密着可能な形状で形成されることで、対象物を把持する際に、対象物を取り囲んで収容するように構成される場合でもよい。
また、上記実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具においては、先端側同士が基端側同士よりも互いに離間するように各把持片21が配置されることで、各把持片21が対象物Xを基端側から係止する場合を説明したが、斯かる場合に限られず、対象物Xの形状によっては、筒状体3の先端部31が対象物Xを基端側から係止する場合でもよく、また、各把持片が筒状体から完全に抜け出た状態で互いに平行となるように配置されると共に、各把持片が対象物を把持した際に、筒状体3の先端部31が対象物Xを基端側から係止する場合でもよい。
また、上記実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具においては、固定部41に枢着された把持操作部42の先端部がグリップ部102に接近するように操作されることで、接続部5が先端側に向けて移動し、各把持片21が筒状体3から抜けるように移動する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。
例えば、図5(a)に示すように、操作部400の把持操作部420の先端部がグリップ102に接近するように(図5(a)のM矢印方向に)操作されることで、接続部5が基端側に向けて(図5(a)のP矢印方向に)移動し、各把持片21が筒状体3に挿されるように移動する一方、把持操作部420の先端部がグリップ102から離反するように(図5(a)のN矢印方向に)戻されることで、接続部5が先端側に向けて(図5(a)のQ矢印方向に)移動し、各把持片21が筒状体3から抜けるように移動する場合でもよい。
さらに、図5(b)に示すように、操作部401は、固定部411の挿通孔の内部を軸心方向及び周方向でスライド可能な把持操作部421を備える場合でもよい。斯かる構成によれば、把持操作部421を軸心方向で(図5(b)のR両矢印方向で)スライドすることにより、接続部5を介して、各把持片21が筒状体3に抜き挿しされるように移動でき、また、把持操作部421を周方向で(図5(b)のS両矢印方向で)スライドすることにより、接続部5を介して、把持部2が筒状体3に対して回転できる。
また、上記実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具においては、連結部53がベベルギア機構532を備えることで、第1接続体51が第2接続体52に対して長手方向を中心に回転可能に構成される場合を説明したが、斯かる場合に限られず、要するに、第1接続体51が第2接続体52に対して長手方向を中心に回転可能に構成されていればよい。
例えば、図5(c)に示すように、連結部530は、第2接続体52に連結される連結本体530aと、連結本体530aに長手方向を中心に回転可能に接続される回転操作部530bとを備える場合でもよい。斯かる構成によれば、回転操作部530bを長手方向を中心に(図5(c)のT両矢印方向に)回転させることで、把持部2を筒状体3に対して回転させることができる。
また、上記実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具においては、接続部5が把持部2と操作部4とを接続する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、接続部が筒状体と操作部とを接続し、操作部が操作されることで筒状体を移動することにより、把持部と筒状体とを軸心方向で相対変位させる場合でもよい。
具体的には、図6に示すように、接続部50は、剛性を有する二つのリンク部材501,502を備え、筒状体30と操作部400とを接続する。そして、筒状体30は、全体が剛性を有して形成されると共に、取付部60の挿通孔の内部を軸心方向にスライド可能に構成されている。
また、把持部2は、固定手段7を介して操作棒100に固定されている。そして、固定手段7は、把持部2に連結され、筒状体30の内部に先端部が配置される長尺な棒状体71と、操作棒100に固定される操作棒固定部72と、棒状体71と操作棒固定部72とを連結する連結部73とを備える。なお、棒状体71は、連結部73に対して長手方向を中心に回転可能に接続されると共に、作業者に操作される回転操作部711が基端側に設けられている。
斯かる構成によれば、操作部400の把持操作部420の先端部がグリップ部102に接近するように(図6のA’矢印方向に)操作されることで、筒状体30が基端側に向けて(図6のC’矢印方向に)移動し、各把持片21が筒状体30から抜かれる一方、把持操作部420の先端部がグリップ部102から離反するように(図6のB’矢印方向に)戻されることで、筒状体30が先端側に向けて(図6のD’矢印方向に)移動し、各把持片21が筒状体30に挿される。
これにより、各把持片21が筒状体30に抜き挿しされるため、把持部2を開閉でき、その結果、各把持片21で対象物Xを把持できる。さらに、棒状体71の回転操作部711を操作することで、棒状体71を長手方向を中心に(図6のE’両矢印方向に)回転させることで、把持部2を筒状体30に対して回転させることもできる。
また、上記実施形態に係る把持工具1においては、操作部4が設けられる場合を説明したが、斯かる場合に限られず、例えば、操作棒に操作部が設けられている場合には、接続部5を操作棒の操作部に接続する場合でもよい。要するに、把持工具において、操作部は必須の構成ではない。
また、上記実施形態に係る把持工具1及び間接活線工具においては、操作棒100に把持工具1が着脱可能に構成される場合を説明したが、斯かる場合に限られず、操作棒と把持工具とが一体的に形成される場合でもよい。具体的には、間接活線工具は、長尺な工具本体の先端側に配置され、対象物を把持すべく接離可能な複数の把持片を有する把持部と、工具本体の基端側に配置され、把持片同士を接離させるために操作される操作部とを備える場合でもよい。
1…把持工具、2…把持部、3…筒状体、4…操作部、5…接続部、6…取付部、21…把持片、211…係止部、100…操作棒、X…対象物

Claims (4)

  1. 操作棒に着脱可能に構成され、対象物を把持するための把持工具において、
    対象物を把持すべく接離可能な複数の把持片を有する把持部と、筒状に形成され、各把持片を抜き挿しする筒状体とを備え、
    各把持片は、把持した対象物を先端側から係止すべく、内方に突出する係止部を先端側に備え、
    筒状体は、各把持片を抜くのに伴って各把持片の先端部同士を離反させる一方、各把持片を挿すのに伴って各把持片の先端部同士を接近させることを特徴とする把持工具。
  2. 把持片同士を接離させるために操作される操作部と、操作部が操作されるのに伴って把持部と筒状体とを軸心方向で相対変位させるべく、把持部と操作部とを接続する接続部と、筒状体を操作棒に取り付ける取付部とを備え、
    把持部は、接続部が軸心方向を中心に回転することで、筒状体に対して軸心方向を中心に回転可能に構成される請求項1に記載の把持工具。
  3. 把持片は、少なくとも三つ設けられる請求項1又は2に記載の把持工具。
  4. 長尺な工具本体の先端側に配置され、対象物を把持すべく接離可能な複数の把持片を有する把持部と、工具本体の基端側に配置され、把持片同士を接離させるために操作される操作部とを備える間接活線工具において、
    筒状に形成され、各把持片を抜き挿しする筒状体と、操作部が操作されるのに伴って把持部と筒状体とを軸心方向で相対変位させるべく、把持部又は筒状体と操作部とを接続する接続部とを備え、
    各把持片は、把持した対象物を先端側から係止すべく、内方に突出する係止部を先端側に備え、
    筒状体は、各把持片を抜くのに伴って各把持片の先端部同士を離反させる一方、各把持片を挿すのに伴って各把持片の先端部同士を接近させることを特徴とする間接活線工具。
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