JP2011142582A - 移動体通信装置、位置監視方法及び位置監視プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記憶部3は、被監視者の行動予定において予定される被監視者の所在予定位置に対応付けて、所在予定位置に関連する関連位置を記憶する。取得部4は、被監視者の現在位置を取得する。照合部5は、取得部4によって取得された現在位置が、記憶部3によって記憶された被監視者の現在の行動予定に対応する所在予定位置及び関連位置のいずれか1つに一致するか否かを照合する。出力制御部6は、照合部5による照合の結果、被監視者の現在位置が所在予定位置及び関連位置のいずれにも一致しない場合に、警告を出力する。
【選択図】 図1
Description
まず、実施例2に係る移動体通信装置の構成について説明する。図2は、実施例2に係る移動体通信装置の構成を説明するための図である。図2に示すように、携帯電話10は、アンテナ20と、通信制御I/F(interface)部30と、入力部40と、出力部50と、記憶部60と、制御部70とを有し、位置監視の対象者である被監視者が有する携帯電話と通信して、被監視者の位置監視処理を実行する。アンテナ20は、図示しない基地局との間で信号を送受信する。通信制御I/F部30は、携帯電話10と基地局との通信を行う。
図7は、実施例2に係る移動体通信装置による位置登録処理の手順を説明するための図である。図7に示すように、まず、監視者によって登録コマンドが実行されると(ステップS101肯定)、位置登録部72が、入力された位置を位置記憶部62に格納する(ステップS102)。例えば、位置登録部72は、「会社」を「ID:1」に対応付けて位置記憶部62に格納する。なお、実施例2に係る移動体通信装置は、登録コマンドが実行されるまで待機状態である(ステップS101否定)。
図8は、実施例2に係る移動体通信装置による処理の手順を説明するための図である。図8に示すように、携帯電話10と被監視側携帯電話とが同期通信を開始して(ステップS201、ステップS202)、被監視側携帯電話が携帯電話10に対してスケジュールを送信する(ステップS203)。そして、携帯電話10において、送受信部74がスケジュールを受信し(ステップS204)、スケジュール登録部71が送受信部74によって受信されたスケジュールをスケジュール記憶部61に格納する(ステップS205)。
以下では、図8のステップS208における位置監視処理の詳細な手順について説明する。図9は、実施例2に係る移動体通信装置による位置監視処理の手順を説明するための図である。図9に示すように、スケジュールの開始日時に達すると(ステップS301肯定)、時間計測部73が、監視時間の計測を開始して(ステップS302)、監視時間が経過したか否かを判定する(ステップS303)。なお、携帯電話10は、スケジュール開始日時に達するまで待機状態である(ステップS301否定)。
上述したように、実施例2によれば、記憶部60が、被監視者の行動予定において予定される被監視者の所在予定位置に対応付けて、所在予定位置に関連する関連位置を記憶する。そして、送受信部74が、被監視者の現在位置を取得し、照合部75が、送受信部74によって取得された現在位置が、記憶部60によって記憶された被監視者の現在の行動予定に対応する所在予定位置及び関連位置のいずれか1つに一致するか否かを照合する。そして、出力制御部76が、照合部75による照合の結果、被監視者の現在位置が所在予定位置及び関連位置のいずれにも一致しない場合に、警告を出力する。したがって、実施例2に係る移動体通信装置は、被監視者の位置を監視する際に、スケジュール情報の位置として複数の位置を監視対象とすることができ、スケジュール情報を細かく登録する手間を省くことが可能となる。また、実施例2に係る移動体通信装置は、被監視者が所在予定位置及び関連位置のいずれにもいない場合に警告を出力することで、被監視者が頻繁に位置を移動する場合に、警告が出力されることを抑止することが可能となる。
まず、実施例3に係る移動体通信装置の構成について説明する。図10は、実施例3に係る移動体通信装置の構成を説明するための図である。実施例3に係る移動体通信装置は、図10に示すように、実施例2に係る移動体通信装置と比較して、中間領域記憶部64と、中間領域算出部77とを有する点が実施例2とは異なる。また、実施例3に係る移動体通信装置は、図10に示すように、実施例2に係る移動体通信装置と比較して、スケジュール記憶部61aが記憶する内容と、時間計測部73a、照合部75a及び出力制御部76aの処理内容とが異なる。以下、これらを中心に説明する。
図14は、実施例3に係る移動体通信装置による中間領域算出処理の手順を説明するための図である。図14に示すように、まず、スケジュール記憶部61aに移動許容位置が設定されていると(ステップS401肯定)、中間領域算出部77が、2つの位置の中心点を通る直線を生成する(ステップS402)。
図15は、実施例3に係る移動体通信装置による位置監視処理の手順を説明するための図である。図15に示すように、被監視者の現在位置の緯度及び経度が中間領域に含まれていると(ステップS501肯定)、時間計測部73aが、時間計測を開始して(ステップS502)、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS503)。具体的には、時間計測部73aは、中間領域記憶部64によって記憶された監視間隔の時間が経過したか否かを判定する。
上述したように、実施例3によれば、中間領域算出部77が所在予定位置及び関連位置のうちいずれか2つの位置の許容領域を内包する最小の円領域を当該2つの位置の中間領域として算出する。そして、照合部75aが、現在位置が中間領域算出部77によって算出された中間領域に含まれるか否かを照合する。したがって、実施例3に係る移動体通信装置は、許容範囲が異なる位置間でも最適な中間領域を設定することができ、さらに柔軟な位置監視ができる。
上記実施例1〜3では、関連情報記憶部63が、すべての被監視者に対して同一の関連情報を記憶する場合について説明したが、本実施例はこれに限定するものではなく、例えば、被監視者ごとに異なる関連情報を記憶する場合であってもよい。
上記実施例3では、被監視者が、監視者によって設定された時間以上中間領域に滞在した場合に、異常アラームを起動する場合について説明した。しかしながら、本実施例はこれに限定するものではなく、例えば、中間領域記憶部64の監視間隔を短時間に設定しておき、被監視者が移動する様子を監視する場合であってもよい。すなわち、本実施例における移動体通信装置は、中間領域記憶部64の監視間隔に設定された時間ごとに、中間領域内の被監視者の位置を監視者に通知するように出力制御部76aを設定することも可能である。
上記実施例1〜3では、時間計測部73aによって計測された時間ごとに測位要求を送信する場合について説明したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、例えば、監視者によるキー操作を受け付けて測位要求を送信する場合であってもよい。
上記実施例3では、被監視者の現在位置が、所在予定位置の許容領域及び関連位置の許容領域に含まれていない場合に、被監視者の現在位置が中間領域に含まれるか否かを照合する場合について説明した。しかしながら、本実施例はこれに限定されるものではなく、例えば、被監視者の現在位置と所在予定位置の許容領域及び関連位置の許容領域とを照合する前に、被監視者の現在位置と中間領域とを照合する場合であってもよい。
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示された構成要素と同一であることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示す位置記憶部62と関連情報記憶部63とを一つの記憶部として統合してもよい。また、一方で、図2に示す位置登録部72を、位置を格納する位置格納部と、関連情報を格納する関連情報格納部とに分散してもよい。
ところで、上記実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行するようにしてもよい。そこで、以下では、図16を用いて上記実施例1に示した移動体通信装置1と同様の機能を有する位置監視プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図16は、実施例4における位置監視プログラムを実行するコンピュータを説明するための図である。
被監視者の現在位置を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された現在位置が、前記記憶部によって記憶された被監視者の現在の行動予定に対応する所在予定位置及び関連位置のいずれか1つに一致するか否かを照合する照合部と、
前記照合部による照合の結果、被監視者の現在位置が所在予定位置及び関連位置のいずれにも一致しない場合に、警告を出力する出力制御部と、
を有することを特徴とする移動体通信装置。
前記出力制御部は、前記照合部による照合の結果、前記現在位置が前記中間領域に含まれないと判定された場合に、警告を出力することを特徴とする付記1に記載の移動体通信装置。
前記出力制御部は、前記照合部による照合の結果、中間領域に含まれる時間が所定の時間以上継続していると判定された場合に、警告を出力することを特徴とする付記2に記載の移動体通信装置。
前記照合部は、前記取得部によって取得された現在位置が、前記記憶部によって記憶された前記所在予定位置に対応する許容領域及び前記関連位置に対応する許容領域のいずれか1つに含まれるか否かを照合することを特徴とする付記1に記載の移動体通信装置。
前記照合部は、前記現在位置が前記中間領域算出部によって算出された中間領域に含まれるか否かを照合することを特徴とする付記2又は3に記載の移動体通信装置。
前記取得ステップによって取得された現在位置が、被監視者の行動予定において予定される被監視者の所在予定位置に対応付けて、所在予定位置に関連する関連位置を記憶する記憶部によって記憶された被監視者の現在の行動予定に対応する所在予定位置及び関連位置のいずれか1つに一致するか否かを照合する照合ステップと、
前記照合ステップによる照合の結果、被監視者の現在位置が所在予定位置及び関連位置のいずれにも一致しない場合に、警告を出力する出力制御ステップと、
を含んだことを特徴とする位置監視方法。
前記取得手順によって取得された現在位置が、被監視者の行動予定において予定される被監視者の所在予定位置に対応付けて、所在予定位置に関連する関連位置を記憶する記憶部によって記憶された被監視者の現在の行動予定に対応する所在予定位置及び関連位置のいずれか1つに一致するか否かを照合する照合手順と、
前記照合手順による照合の結果、被監視者の現在位置が所在予定位置及び関連位置のいずれにも一致しない場合に、警告を出力する出力制御手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする位置監視プログラム。
2、20 アンテナ
3、60、60a 記憶部
4 取得部
5、75、75a 照合部
6、76、76a 出力制御部
10、10a 携帯電話
30 通信制御I/F部
40 入力部
50 出力部
61、61a スケジュール記憶部
62 位置記憶部
63 関連情報記憶部
64 中間領域記憶部
70 制御部
71 スケジュール登録部
72 位置登録部
73、73a 時間計測部
74 送受信部
77 中間領域算出部
Claims (5)
- 被監視者の行動予定において予定される被監視者の所在予定位置に対応付けて、所在予定位置に関連する関連位置を記憶する記憶部と、
被監視者の現在位置を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された現在位置が、前記記憶部によって記憶された被監視者の現在の行動予定に対応する所在予定位置及び関連位置のいずれか1つに一致するか否かを照合する照合部と、
前記照合部による照合の結果、被監視者の現在位置が所在予定位置及び関連位置のいずれにも一致しない場合に、警告を出力する出力制御部と、
を有することを特徴とする移動体通信装置。 - 前記照合部は、前記取得部によって取得された前記現在位置が、前記所在予定位置及び前記関連位置のいずれにも一致しない場合に、当該現在位置が、前記所在予定位置及び前記関連位置のうちいずれか2つの位置の中間領域に含まれるか否かを照合し、
前記出力制御部は、前記照合部による照合の結果、前記現在位置が前記中間領域に含まれないと判定された場合に、警告を出力することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信装置。 - 前記記憶部は、前記所在予定位置又は前記関連位置を示す位置毎に、当該位置を含む許容領域を記憶し、
前記照合部は、前記取得部によって取得された現在位置が、前記記憶部によって記憶された前記所在予定位置に対応する許容領域及び前記関連位置に対応する許容領域のいずれか1つに含まれるか否かを照合することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信装置。 - 被監視者の現在位置を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された現在位置が、被監視者の行動予定において予定される被監視者の所在予定位置に対応付けて、所在予定位置に関連する関連位置を記憶する記憶部によって記憶された被監視者の現在の行動予定に対応する所在予定位置及び関連位置のいずれか1つに一致するか否かを照合する照合ステップと、
前記照合ステップによる照合の結果、被監視者の現在位置が所在予定位置及び関連位置のいずれにも一致しない場合に、警告を出力する出力制御ステップと、
を含んだことを特徴とする位置監視方法。 - 被監視者の現在位置を取得する取得手順と、
前記取得手順によって取得された現在位置が、被監視者の行動予定において予定される被監視者の所在予定位置に対応付けて、所在予定位置に関連する関連位置を記憶する記憶部によって記憶された被監視者の現在の行動予定に対応する所在予定位置及び関連位置のいずれか1つに一致するか否かを照合する照合手順と、
前記照合手順による照合の結果、被監視者の現在位置が所在予定位置及び関連位置のいずれにも一致しない場合に、警告を出力する出力制御手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする位置監視プログラム。
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