JP2011139596A - 一次側制御用半導体集積回路および直流電源装置 - Google Patents

一次側制御用半導体集積回路および直流電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置の一次側制御用ICに内蔵させるのに適した起動回路を提供する。
【解決手段】 一次側制御用ICに内蔵させる起動回路を、高耐圧構造を有するデプレッション型のMOSトランジスタ(Q1)と、該トランジスタを通して入力電圧が印加される第1の外部端子(P1)から平滑コンデンサが接続される第2の外部端子(P2)へ流れる電流を制限する電流制限回路(24)と、デプレッション型のMOSトランジスタ(Q1)のゲート端子と接地電位点との間に設けられたクランプ用のダイオード(Dz)を有し、該ダイオードの逆方向電圧とトランジスタ(Q1)のしきい値電圧を利用してトランジスタ(Q1)のソース端子の電圧が所定の電圧以上になるのを防止する電圧制限回路とにより構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置の起動技術に関し、例えば直流電源装置に用いられるスイッチング電源装置の一次側制御回路の起動回路に利用して有効な技術に関する。
直流電源装置は、交流電源を整流するダイオード・ブリッジ回路と、該回路で整流された直流電圧を降圧して所望の電位の直流電圧に変換するDC−DCコンバータなどで構成される。このDC−DCコンバータとしては、例えば電圧変換用トランスの一次側巻線に流れる電流をスイッチング制御することで二次側巻線に誘起される電圧を制御するようにしたスイッチング電源装置が知られている。
絶縁型直流電源装置に用いられるスイッチング電源装置においては、一次側制御回路の電源を、電圧変換用トランスに設けた補助巻線に誘起される交流電圧をダイオードで整流しコンデンサで平滑して直流に変換し、平滑された直流電圧を一次側制御用ICに電源電圧として供給するのが一般的である。また、AC電圧投入直後は補助巻線側から電力を得ることができず、一次側制御回路を動作させることができないため、交流電圧を整流平滑して得られる直流電圧から直接電圧を取り出して一次側制御回路に供給する起動回路を設けることも一般的に行なわれている。かかる起動回路に関する発明としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているものなどがある。
特公昭58−20547号公報 特公昭58−54742号公報
一次側制御回路は一般にIC(半導体集積回路)として構成されており、特許文献1や特許文献2に記載されている技術では、起動回路はトランジスタや抵抗などディスクリートの電子部品によって一次側制御用ICの外付け回路として構成されている。これは、起動回路には数100Vの高い電圧が印加されるので、高耐圧である必要があるためである。しかしながら、起動回路を一次側制御用ICの外付け回路として構成した場合には、回路の実装面積が大きくなり電源装置の小型化を妨げる要因となる。
そこで、本発明者らは、一次側制御用ICに内蔵させるのに適した起動回路の技術について種々検討した。起動回路を一次側制御用ICに内蔵させる場合、制御回路に供給する電圧をオン、オフするトランジスタを高耐圧化する必要があることはもちろん、該トランジスタの周辺の素子も高耐圧化するか高電圧が印加されないように工夫する必要がある。
例えば、起動時に制御回路に供給する電圧を制御するトランジスタを一次側制御用ICに内蔵させる方法として、高耐圧化が容易な接合型トランジスタを用いる技術が考えられる。しかしながら、一次側制御用ICがCMOS半導体集積回路である場合に、接合型トランジスタを同一の半導体チップ上に形成するには新たに複数のプロセスを追加しなくてはならないため、製造コストがアップしてしまうという課題がある。
この発明の目的は、電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置の一次側制御用ICに内蔵させるのに適した起動回路を提供することにある。
この発明の他の目的は、電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置の一次側制御用ICがCMOS半導体集積回路である場合に、複雑なプロセスを追加することなく起動回路を内蔵させることができる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、
電圧変換用のトランスを有する直流電源装置の前記トランスの一次側巻線に流す電流を制御する一次側制御用半導体集積回路であって、
前記トランスの一次側巻線の一方の端子に供給される電圧が印加される第1の外部端子と、平滑コンデンサが接続される第2の外部端子と、前記第1の外部端子と第2の外部端子に接続された起動回路とを備え、
前記起動回路は、
前記第1の外部端子と第2の外部端子との間に設けられた高耐圧構造を有するデプレッション型のMOSトランジスタと、該トランジスタのソース端子と前記第2の外部端子との間に設けられ、前記トランジスタを通して前記第1の外部端子から第2の外部端子へ流れる電流を制限する電流制限回路と、
前記トランジスタのゲート端子と接地電位点との間に設けられたクランプ用のダイオードを有し、該ダイオードの逆方向電圧と前記トランジスタのしきい値電圧を利用して前記トランジスタのソース電圧が所定の電圧以上になるのを防止する電圧制限回路と、を備え、
前記電流制限回路は、前記第1の外部端子に印加される電圧が立ち上がる際には、前記第2の外部端子へ流す電流を制限するとともに、前記第2の外部端子の電圧が所定の電圧以上になると前記第2の外部端子へ流す電流を遮断するように構成した。
上記した構成によれば、電圧制限回路によってデプレッション型のMOSトランジスタのソース電圧が制限されるため、該トランジスタを通して前記第1の端子から第2の端子へ流れる電流を制限するために設けた電流制限回路を構成する素子に耐圧以上の電圧が印加されないようにすることができる。また、デプレッション型のMOSトランジスタは、電流制限回路を構成するエンハンスメント型のMOSトランジスタの製造プロセスに若干の工程を追加するだけで形成することができるため、起動回路を内蔵した一次側制御用半導体集積回路を安価に実現することができる。
ここで、望ましくは、前記電圧制限回路は、前記デプレッション型のMOSトランジスタのゲート端子と接地電位点との間に設けられた前記クランプ用のダイオードと、前記トランジスタのゲート端子とソース端子との間に接続された第1の抵抗と、前記ダイオードと並列に接続された第1のスイッチトランジスタと、を有し、前記第1の外部端子に印加される電圧が立ち上がる際には前記第1のスイッチトランジスタがオフ状態にされ、前記第2の外部端子の電圧が所定の電圧以上になると前記第1のスイッチトランジスタがオン状態にされるようにする。
これにより、少ない素子数で電圧制限回路を構成でき、起動回路を制御用ICに内蔵させることに伴うチップ面積の増大を抑えることができるとともに、起動回路が動作する際にデプレッション型のMOSトランジスタのソース電圧を制限して電流制限回路を構成する素子に耐圧以上の電圧が印加されないようにすることができる。また、第2の外部端子の電圧が所定の電圧以上になるとダイオードと並列に接続されたスイッチトランジスタをオン状態にすることで、デプレッション型のMOSトランジスタのソース電圧をさらに低い電圧以下に制限することができ、電流制限回路を構成する素子の特性が劣化したり、リーク電流が流れたりするのを防止することがきる。
また、望ましくは、前記デプレッション型のMOSトランジスタのゲート端子と前記クランプ用のダイオードとの間に、前記第1の抵抗と直列をなすように接続された第2の抵抗を設ける。第2の抵抗を設けることによって、例えばクランプ用のダイオードの逆方向電圧を簡単には変更できないような場合であっても、デプレッション型MOSトランジスタQ1のソース端子の制限電圧を第2の抵抗の値の設定で容易に変更することができるようになる。
さらに、望ましくは、前記電流制限回路は、前記デプレッション型のMOSトランジスタのソース電圧を入力とし該電圧に応じた電流を流す増幅回路と、該増幅回路により流される電流に比例した電流を生成して前記第2の外部端子へ出力するカレントミラー回路と、前記増幅回路により流される電流を遮断可能な第2のスイッチトランジスタと、を備え、前記第1の外部端子に印加される電圧が立ち上がる際には、前記第2のスイッチトランジスタがオン状態にされて前記電流制限回路が動作状態にされることで前記第2の外部端子へ流す電流を制限するとともに、前記第2の外部端子の電圧が所定の電圧以上になると前記第2のスイッチトランジスタがオフ状態にされて前記電流制限回路が非動作状態にされることで前記第2の外部端子へ流す電流を遮断するように構成する。これにより、第2の端子の電圧が所定の電圧以上になると電流制限回路に電流を流さないようにして、一次側制御用ICの消費電力を抑えることができる。
また、望ましくは、前記増幅回路は、前記デプレッション型のMOSトランジスタのソース電圧がベース端子に入力される第1のバイポーラ・トランジスタと、該トランジスタのエミッタ電圧がベース端子に入力される第2のバイポーラ・トランジスタとを備えたダーリントン回路により構成する。
これにより、ダーリントン回路を構成するバイポーラ・トランジスタとしてCMOSプロセスで形成可能な横型バイポーラ・トランジスタを使用するようにしても、カレントミラー回路に所望の電流を流す回路を容易に実現することができる。そして、ダーリントン回路を構成するバイポーラ・トランジスタを、エミッタ領域、ベース領域およびコレクタ領域を半導体チップの表面に横方向に並べて形成した横型のバイポーラ・トランジスタとする。これにより、起動回路を内蔵させるのに伴いプロセスの工程数が増加してコストがアップするのを回避することができる。
また、望ましくは、前記第1の外部端子の電圧が所定の電圧以上であるか否か検出する電圧検出回路を備え、該電圧検出回路の出力によって前記第1のスイッチトランジスタが制御され、前記クランプ用のダイオードのカソード側の電位によって前記第2のスイッチトランジスタが制御されるように構成する。
電圧検出回路を内蔵させることにより、外部端子数を減らすことができるとともに、クランプ用のダイオードのカソード側の電位によって第2のスイッチトランジスタを制御するように構成することによって、第2のスイッチトランジスタを制御する信号を形成する回路を別個に設ける必要がなく、チップサイズの増大を抑えることができる。
さらに、望ましくは、補助巻線を有する電圧変換用のトランスと、該トランスの一次側巻線の電流を制御する上記のような構成を有する一次側制御用半導体集積回路と、前記一次側制御用半導体集積回路の前記第2の外部端子に接続された平滑コンデンサと、前記補助巻線に誘起された交流を直流に変換して前記平滑コンデンサを充電可能な整流手段を有する整流回路と、を備え、前記一次側制御用半導体集積回路は、電源投入直後は前記起動回路が前記平滑コンデンサを充電した電圧で動作し、該電圧が所定の電圧以上になると前記整流回路が前記平滑コンデンサを充電した電圧を電源電圧として動作するように構成する。これにより、部品点数が少なくコンパクトな直流電源装置を提供することができる。
本発明によれば、電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置の一次側制御用ICに内蔵させるのに適した起動回路を提供することができる。また、電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置の一次側制御用ICがCMOS半導体集積回路である場合に、複雑なプロセスを追加することなく起動回路を内蔵させることができるという効果がある。
本発明を適用して有効なスイッチング電源装置を使用した直流電源装置の構成を示す概略構成図である。 図1のスイッチング電源装置を構成する一次側制御用ICの構成例を示すブロック図である。 実施形態の一次側制御用ICに設けられる起動回路の実施例を示す回路図である。 実施形態の一次側制御用IC内の電流Ivcc、電圧Vcc、信号UVLOの変化の様子を示すタイミングチャートである。 実施形態の一次側制御用IC内の起動回路で使用するデプレッション型MOSトランジスタの特性を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したスイッチング電源装置を用いた直流電源装置の一実施形態を示す回路構成図である。
この実施形態の直流電源装置10は、交流電圧(AC)を整流し直流電圧に変換するダイオード・ブリッジ回路11および平滑用コンデンサC1と、一次側巻線Npおよび補助巻線Nbと二次側巻線Nsとを有する電圧変換用のトランスT1と、このトランスT1の一次側巻線Npと直列に接続されたスイッチトランジスタQ0と、該スイッチトランジスタQ0を駆動するスイッチング制御回路12を有する。この実施形態では、スイッチング制御回路12は、単結晶シリコンのような1個の半導体チップ上に半導体集積回路(一次側制御用IC)として形成されている。
上記トランスT1の二次側には、二次側巻線Nsと直列に接続された整流用ダイオードD2と、このダイオードD2のカソード端子と二次側巻線Nsの他方の端子との間に接続された平滑用コンデンサC2とが設けられ、一次側巻線Npに間歇的に電流を流すことで二次側巻線Nsに誘起される交流電圧を整流し平滑することによって、一次側巻線Npと二次側巻線Nsとの巻線比に応じた直流電圧Voutを出力する。
また、この実施形態の直流電源装置10は、一次側に、上記補助巻線Nbと直列に接続された整流用ダイオードD0と、このダイオードD0のカソード端子と接地電位点との間に接続された平滑用コンデンサC0とを有し、平滑された電圧Vccが上記一次側制御用IC12の所定の外部端子P2に印加されている。これとともに、ダイオード・ブリッジ回路11で整流され一次側巻線Npの一方の端子に印加される電圧が、抵抗R0を介して一次側制御用IC12の他の外部端子P1に電圧VHとして印加されている。
一次側制御用IC12内には、図2に示すように、上記スイッチトランジスタQ0をオン・オフ駆動する信号ON/OFFを生成し出力する制御回路21と、上記外部端子P1に接続されAC電源投入直後の、まだ補助巻線Nbが電力を供給することができない初期段階で前記制御回路21へ起動用の電源電圧を供給する起動回路22と、上記外部端子P2に接続され該端子の電圧Vccが例えば18Vのような所定の電圧Vref以上になっているか監視する低電圧検出回路23とが設けられている。
低電圧検出回路23の検出信号UVLOは起動回路22へ供給され、外部端子P2の電圧Vccが18V以上になると、起動回路22の動作を停止させるようになっている。そして、起動回路22による供給電圧で制御回路21がスイッチトランジスタQ0をオン、オフ駆動して一次側巻線Npに電流を流し、補助巻線Nbに電圧が誘起された後は、起動回路22はオフされ、補助巻線Nbに誘起された交流電圧を整流した電圧で制御回路21を動作させるようになっている。
上記制御回路21は、例えば上記補助巻線Nb側の電圧をサンプリングして所定の参照電圧との電位差を増幅する誤差増幅回路や、所定の周波数の波形信号(三角波)を発生する発振器の出力と上記誤差増幅回路の出力とを比較するコンパレータなどを備え、例えばPWM方式で上記スイッチトランジスタQ0をオン、オフ制御する制御パルスを生成し出力するように構成することができる。また、二次側巻線Ns側で検出された電圧をフォトカプラ等を介して制御回路21へフィードバックして制御パルスを生成し出力するように構成してもよい。
また、低電圧検出回路(UVLO)23は、例えば上記制御回路21内のアンプやコンパレータの定電流源などを制御して低電圧時にこれらの回路の動作を非活性化(動作をオフ)させたりするのにも利用できるので、もともとそのような低電圧検出回路を備えているICにおいては、低電圧検出回路を共用することで起動回路22を内蔵させるのに伴う回路規模の増大ひいてはチップサイズの増大を抑えることができる。
図3には、起動回路22の具体的な回路構成例が示されている。
本実施形態の起動回路22は、抵抗R0を介して供給される電圧VHが印加される制御用IC12の外部端子P1(VH)と、平滑コンデンサC0が接続される外部端子P2(VCC)との間に設けられコンデンサC0へ流す電流を制御するトランジスタQ1と、該トランジスタQ1のゲート端子と接地電位点との間に直列に接続された抵抗R2およびツェナーダイオードDzと、トランジスタQ1のゲート・ソース間に接続された抵抗R1と、トランジスタQ1のソース端子と平滑コンデンサC0が接続されている外部端子P2との間に設けられた電流制限回路24などを備える。
本実施形態では、上記トランジスタQ1として、ゲート・ソース間電圧VGSが0Vであっても電流が流れるノーマリオンのデプレッション型NチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)を使用している。また、上記ツェナーダイオードDzと並列に、低電圧検出回路23の出力信号UVLOによってオン、オフ制御されるエンハンスメント型のNチャネルMOSトランジスタQ2が接続されている。
電流制限回路24は、ダーリントン接続されたバイポーラ・トランジスタQ3,Q4と、該トランジスタQ4のコレクタ端子と前記デプレッション型のMOSトランジスタQ1のソース端子との間に接続されたPチャネルMOSトランジスタQ5と、該トランジスタQ5とソースおよびゲートが共通接続されたPチャネルMOSトランジスタQ6と、トランジスタQ4のエミッタ端子と接地電位点GNDとの間に接続された電流オン、オフ用のNチャネルMOSトランジスタQ7とから構成されている。
ダーリントン回路(Q3,Q4)は、トランジスタQ3のベース抵抗R3の抵抗値を2.1MΩ、トランジスタQ4のベース・エミッタ間の抵抗R4の抵抗値を6kΩのような値に設定することで、後述のようにMOSトランジスタQ1のソース電圧(ノードN1の電圧)が約22V(28V)のときに、約1.2mAのコレクタ電流がQ4に流れるように設計されている。
トランジスタQ5はゲートとドレインが結合された電流−電圧変換素子として機能し、該トランジスタQ5のゲート端子にトランジスタQ6のゲート端子が接続されることにより、Q5とQ6はW/L比(Wはゲート幅、Lはゲート長)に応じた電流を流すカレントミラー回路を構成している。特に限定されるものではないが、この実施形態では、Q5とQ6は1:n(n=6)のような値に設定されることによって、Q6にはQ5のドレイン電流のn倍(6倍)の電流が流れるように設定されている。また、トランジスタQ6のドレイン端子と外部端子P2との間には、平滑コンデンサC0側から逆に電流が流れ込むのを防止するための逆流防止用ダイオードD1が接続されている。
ツェナーダイオードDzと並列に接続されたMOSトランジスタQ2のゲート端子には、低電圧検出回路23の出力信号UVLOが印加されており、図4に示すように電圧Vccが18Vのような所定電圧Vrefよりも高くなると、UVLOがハイレベルに変化して、トランジスタQ2がオンされ、ノードN2の電位は接地電位(0V)に引き下げられる。トランジスタQ7のゲート端子には、抵抗R2とツェナーダイオードDzとの接続ノードN2に接続されており、電圧Vccが18Vよりも高くなってノードN2の電位が0Vに下がると、Q7がオフして電流制限回路24の電流が遮断され、トランジスタQ6により外部端子P2へ出力される電流Ivccがゼロにされる。
本実施形態においては、上記デプレッション型のMOSトランジスタQ1は、高耐圧構造のトランジスタであり、数100Vの耐圧を有するように形成される。このような高耐圧の素子は、例えばゲート絶縁膜を厚くしたりゲート電極の端部とソース、ドレイン領域の端部とを離してオフセットを持たせたりするなどゲート電極とソース、ドレイン領域との間に高耐圧の構造を設けることによって形成することができる。また、デプレッション型のMOSトランジスタは、エンハンスメント型トランジスタの形成プロセスに、チャネル部分へ不純物をイオン打込みする工程を追加することで容易に形成することができるので、接合型トランジスタを形成する場合に比べてコストの上昇を抑えることができる。
電流制限回路24を構成するバイポーラ・トランジスタQ3,Q4は、本実施形態では、CMOSプロセスによってMOSトランジスタのソースやドレイン領域を形成する工程でエミッタ領域、ベース領域およびコレクタ領域を半導体チップの表面に横方向に並べて形成した横型のバイポーラ・トランジスタを使用するようにしている。これによって、プロセスの工程数が増加し、コストアップを招くのを回避することができる。横型のトランジスタは、埋め込みコレクタ領域を有する縦型のトランジスタに比べて一般に増幅率等の特性が劣る。本実施形態で、ダーリントン回路(Q3,Q4)を使用している理由の一つでもある。
デプレッション型MOSトランジスタQ1以外のエンハンスメント型トランジスタQ2,Q5〜Q7の耐圧はこの実施形態では例えば30Vとされる。トランジスタQ6により外部端子P2へ出力される電流Ivccは、外部端子P2に接続される平滑コンデンサC0の容量値と起動所要時間(例えば100ms)とから決定される。この実施形態では、Ivccを8.7mAとした。一方、バイポーラ・トランジスタQ4に流れる電流はICの仕様から1.2mA程度が望ましいことが分かった。そこで、この実施形態では、上述したように、Q5,Q6からなるカレントミラー回路の電流比をおよそ1:6に設定することとした。
次に、上記のような構成を有する起動回路22の動作について説明する。
AC電源が投入されて整流回路11の出力側の電圧(図1のVH)が立ち上がる際、デプレッション型MOSトランジスタQ1のゲート電圧およびソース電圧は接地電位であるためQ1はオン状態になる。また、電源投入時(外部端子P1の電圧Vccが立ち上がる前)は、低電圧検出回路23の出力UVLOはロウレベルであるので、ツェナーダイオードDzと並列のMOSトランジスタQ2はオフ状態にある。そのため、電圧VHが立ち上がると、先ず外部端子P1からオン状態のQ1、抵抗R1,R2およびツェナーダイオードDzを通して電流が流れる。
これによって、抵抗R1とツェナーダイオードDzとの接続ノードN2の電位はツェナーダイオードDzの逆方向電圧(ツェナー電圧)分高くなる。そのため、電流制限回路24のスイッチMOSトランジスタQ7がオンされ、デプレッション型MOSトランジスタQ1を通して電流制限回路24に電流が流される。そして、このとき、カレントミラー回路のMOSトランジスタQ5に流れる電流は、ダーリントン接続のバイポーラ・トランジスタQ4のコレクタ電流によって制限されるため、トランジスタQ5の電流に比例した電流を流すMOSトランジスタQ6の電流Ivccもほぼ一定になるように制御される。
そのため、外部端子P2に接続されているコンデンサC0が定電流で充電され、図4(B)に示すように、外部端子P2の電圧Vccがほぼ一定の速度で上昇して行く(期間T0)。なお、コンデンサC0が充電されるに従って、MOSトランジスタQ6の電流Ivccは図4(A)のように減少する。その後、外部端子P2の電圧Vccが所定の電圧Vref(例えば18V)に達すると、低電圧検出回路23の出力UVLOがロウレベルからハイレベルに変化する(タイミングt1)。
これによって、ツェナーダイオードDzと並列のMOSトランジスタQ2がオン状態にされ、抵抗R1とツェナーダイオードDzとの接続ノードN2の電位が接地電位(0V)に下がり、電流制限回路24のスイッチMOSトランジスタQ7がオフ状態にされ、トランジスタQ3〜Q6に流れる電流が遮断される。
上記のようにしてデプレッション型MOSトランジスタQ1に電流が流されている間(図4の期間T0)、ツェナーダイオードDzの逆方向電圧Vzによって、ノードN2の電位がVzにクランプされる。また、デプレッション型MOSトランジスタQ1がオンされると抵抗R1,R2に電流が流れるが、その電流による抵抗R1の電圧降下がQ1のしきい値電圧Vthに達するとQ1は完全にオフして電流が流れなくなってしまう。そのため、デプレッション型MOSトランジスタQ1のソース電圧(ノードN1の電位)は、Q1のゲート電圧+Q1のしきい値電圧Vth以上にならないように電圧制限されることとなる。
本実施形態では、ツェナーダイオードDzの逆方向電圧Vzを19V、デプレッション型MOSトランジスタQ1のしきい値電圧Vthを−0.9V(−7.5V)に設定している。従って、例えば抵抗R1の抵抗値を105kΩ(875kΩ)に設定すると、抵抗R1に8.57μAの電流I1が流れたときに抵抗R1によって0.9V(−7.5V)の電圧降下が生じることとなる。また、抵抗R2の抵抗値を210kΩに設定したとすると、抵抗R2を通して抵抗R1とツェナーダイオードDzに8.57μAの電流が流れることによって、デプレッション型MOSトランジスタQ1のゲート電圧Vgは、Vz+1.8V=20.8V以上にならないように制限される。
さらに、トランジスタQ1のソース電圧Vsは、上述したように、ゲート電圧VgよりもVthだけ高い電圧以下に制限されるため、Vsは21.7V(28.3V)よりも低い電圧に制限されることとなる。そして、上記ソース電圧の21.7V(28.3V)は、電流制限回路24を構成するエンハンスメント型MOSトランジスタQ3〜Q6の耐圧(30V)よりも充分に低いため、デプレッション型MOSトランジスタQ1がオンしている間、Q3〜Q6に耐圧以上の電圧が印加されて破壊するのを防止することができる。
また、低電圧検出回路23の出力UVLOがハイレベルに変化してMOSトランジスタQ2がオン状態にされると、抵抗R1とツェナーダイオードDzとの接続ノードN2の電位が接地電位に下がりトランジスタQ7がオフされて、電流制限回路24の電流が遮断される。このとき、デプレッション型MOSトランジスタQ1を通して抵抗R1、R2には若干電流が流れるが、その電流が8.57μAになるとQ1のゲート・ソース間電圧が−0.9V(−7.5V)になってQ1がオフするため、Q1のソース電圧すなわちノードN1の電位はゲート電圧よりもVth以上高くなることはない。
そして、このときノードN2の電位はQ2がオンして接地電位であるため、抵抗R2に8.57μAの電流が流れるとQ1のゲート電圧Vgは1.8Vとなるので、ソース電圧Vsはゲート電圧VgよりもVth高い2.7V(9.3V)以上高くなるのが制限される。従って、電流制限回路24を構成するトランジスタQ3〜Q6には、Q7がオフしている間は2.7V(9.3V)よりも高い電圧が印加されることはなく、起動回路22がオフした状態(出力電流Ivccが0の状態)でも、耐圧上何ら問題が生じることがない。
また、外部端子P2の電位が所定の電圧以上になった場合に、トランジスタQ7をオフすればQ2はオンしなくてもQ1のソース電圧を21.7V(28.3V)以下に制限することができるので耐圧上問題はないが、Q2をオンしてQ1のソース電圧を2.7V(9.3V)以下に制限することで、Q5,Q6に高い電圧が印加されて特性が劣化したり、リーク電流が流れたりするのを防止することがきる。
なお、前記実施形態の起動回路22では、デプレッション型MOSトランジスタQ1のゲート端子とツェナーダイオードDzとの間の抵抗R2を設けているが、抵抗R2は省略することができる場合もある。ただし、抵抗R2を設けることによって、例えばツェナーダイオードDzの逆方向電圧を簡単には変更できないような場合であっても、デプレッション型MOSトランジスタQ1のソース端子の制限電圧をR2の抵抗値の設定で容易に変更することができるようになる。
次に、前記実施形態の起動回路におけるデプレッション型MOSトランジスタQ1の動作点について、図5を用いて説明する。図5(A)は本実施形態で使用するデプレッション型MOSトランジスタの特性全体、図5(B)は(A)の丸印で囲まれた部分を拡大して示す特性図である。
AC電源が投入され電圧VHが制御用ICの外部端子P1に印加された直後は、デプレッション型MOSトランジスタQ1のゲート電圧およびソース電圧は共に接地電位(0V)であるため、図5(B)のVGS=0VであるA1のようなポイントから動作を開始する。そして、Q1に電流が流れ始めると直ぐに動作点は電流が少ない方向へ移動し、Q1にI1+Ivcc+Ivcc/nのドレイン電流Idが流れるA2のポイントで、図4(A)のT0の期間に示すように、ほぼ一定に近い電流Ivccをカレントミラー回路から出力し、平滑コンデンサC0の充電を行う。
その後、外部端子P2の電圧Vccが18Vに達して図4のタイミングt1で信号UVLOが立ち上がり、トランジスタQ2がオンされると、トランジスタQ1の動作点はQ1に8.57μAのような小さな電流が流れるピンチオフ点に非常に近いA3のポイントへ移動することとなる。上記のように、実施形態の起動回路におけるデプレッション型MOSトランジスタQ1は、A2とA3の2つのポイントで動作することとなる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、デプレッション型MOSトランジスタQ1のソース電圧を受けてカレントミラーのトランジスタQ5に流す電流を決定する増幅回路として、バイポーラ・トランジスタのダーリントン回路を使用しているが、例えばバイポーラ・トランジスタの特性やカレントミラー回路の電流比等によっては、1段のトランジスタで構成できる場合もある。さらに、Bi−CMOSプロセスを適用することで、電流制限回路24を構成するバイポーラ・トランジスタとして縦型のバイポーラ・トランジスタを使用するようにしても良い。
また、前記実施形態では、トランスの一次側巻線に間歇的に電流を流すトランジスタQ0を、一次側制御用IC12とは別個の素子としているが、このトランジスタQ0を一次側制御用IC12に取り込んで、1つの半導体集積回路として構成してもよい。
また、以上の説明では、本発明をスイッチング電源装置に適用した例を説明したが、本発明にそれに限定されるものではなく、トランスを使用した絶縁型の直流電源装置に広く利用することができる。
10 絶縁型直流電源装置
11 ダイオード・ブリッジ回路(整流回路)
12 スイッチング制御回路(一次側制御用IC)
21 制御回路
22 起動回路
23 低電圧検出回路
24 電流制限回路

Claims (8)

  1. 電圧変換用のトランスを有する直流電源装置の前記トランスの一次側巻線に流す電流を制御する一次側制御用半導体集積回路であって、
    前記トランスの一次側巻線の一方の端子に供給される電圧が印加される第1の外部端子と、平滑コンデンサが接続される第2の外部端子と、前記第1の外部端子と第2の外部端子に接続された起動回路とを備え、
    前記起動回路は、
    前記第1の外部端子と第2の外部端子との間に設けられた高耐圧構造を有するデプレッション型のMOSトランジスタと、該トランジスタのソース端子と前記第2の外部端子との間に設けられ、前記トランジスタを通して前記第1の外部端子から第2の外部端子へ流れる電流を制限する電流制限回路と、
    前記トランジスタのゲート端子と接地電位点との間に設けられたクランプ用のダイオードを有し、該ダイオードの逆方向電圧と前記トランジスタのしきい値電圧を利用して前記トランジスタのソース電圧が所定の電圧以上になるのを防止する電圧制限回路と、を備え、
    前記電流制限回路は、前記第1の外部端子に印加される電圧が立ち上がる際には、前記第2の外部端子へ流す電流を制限するとともに、前記第2の外部端子の電圧が所定の電圧以上になると前記第2の外部端子へ流す電流を遮断するように構成されていることを特徴とする一次側制御用半導体集積回路。
  2. 前記電圧制限回路は、
    前記デプレッション型のMOSトランジスタのゲート端子と接地電位点との間に設けられた前記クランプ用のダイオードと、
    前記トランジスタのゲート端子とソース端子との間に接続された第1の抵抗と、
    前記ダイオードと並列に接続された第1のスイッチトランジスタと、を有し、
    前記第1の外部端子に印加される電圧が立ち上がる際には前記第1のスイッチトランジスタがオフ状態にされ、前記第2の外部端子の電圧が所定の電圧以上になると前記第1のスイッチトランジスタがオン状態にされることを特徴とする請求項1に記載の一次側制御用半導体集積回路。
  3. 前記デプレッション型のMOSトランジスタのゲート端子と前記クランプ用のダイオードとの間に、前記第1の抵抗と直列をなすように接続された第2の抵抗が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の一次側制御用半導体集積回路。
  4. 前記電流制限回路は、
    前記デプレッション型のMOSトランジスタのソース電圧を入力とし該電圧に応じた電流を流す増幅回路と、
    該増幅回路により流される電流に比例した電流を生成して前記第2の外部端子へ出力するカレントミラー回路と、
    前記増幅回路により流される電流を遮断可能な第2のスイッチトランジスタと、を備え、
    前記第1の外部端子に印加される電圧が立ち上がる際には、前記第2のスイッチトランジスタがオン状態にされて前記電流制限回路が動作状態にされることで前記第2の外部端子へ流す電流を制限するとともに、前記第2の外部端子の電圧が所定の電圧以上になると前記第2のスイッチトランジスタがオフ状態にされて前記電流制限回路が非動作状態にされることで前記第2の外部端子へ流す電流を遮断することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の一次側制御用半導体集積回路。
  5. 前記増幅回路は、前記デプレッション型のMOSトランジスタのソース電圧がベース端子に入力される第1のバイポーラ・トランジスタと、該トランジスタのエミッタ電圧がベース端子に入力される第2のバイポーラ・トランジスタとを備えたダーリントン回路であることを特徴とする請求項4に記載の一次側制御用半導体集積回路。
  6. 前記ダーリントン回路を構成する前記第1のバイポーラ・トランジスタおよび第2のバイポーラ・トランジスタは、エミッタ領域、ベース領域およびコレクタ領域を半導体チップの表面に横方向に並べて形成した横型のバイポーラ・トランジスタであることを特徴とする請求項5に記載の一次側制御用半導体集積回路。
  7. 前記第1の外部端子の電圧が所定の電圧以上であるか否か検出する電圧検出回路を備え、該電圧検出回路の出力によって前記第1のスイッチトランジスタが制御され、前記クランプ用のダイオードのカソード側の電位によって前記第2のスイッチトランジスタが制御されるように構成されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の一次側制御用半導体集積回路。
  8. 補助巻線を有する電圧変換用のトランスと、
    該トランスの一次側巻線の電流を制御する請求項1〜7のいずれかに記載の一次側制御用半導体集積回路と、
    前記一次側制御用半導体集積回路の前記第2の外部端子に接続された平滑コンデンサと、
    前記補助巻線に誘起された交流を直流に変換して前記平滑コンデンサを充電可能な整流手段を有する整流回路と、を備え、
    前記一次側制御用半導体集積回路は、電源投入直後は前記起動回路が前記平滑コンデンサを充電した電圧で動作し、該電圧が所定の電圧以上になると前記整流回路が前記平滑コンデンサを充電した電圧を電源電圧として動作するように構成されていることを特徴とする直流電源装置。
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