以下、本発明の実施形態について、図1〜図21を参照して説明する。
なお、以下の実施の形態の説明において記す前後左右とは、遊技者から見た、つまり遊技機に向かって見た方向を指すものとする。
図1は、本発明の実施形態の遊技システムのシステム構成図である。
遊技場の内部には、遊技場管理装置1、情報収集端末装置3、遊技用装置4、中継器13、ルータ14、景品交換用端末70、景品交換予約端末71、精算端末72、Webサーバ74、及び会員管理装置79が設置される。また、遊技場の内部には第1内部ネットワーク80A及び第2内部ネットワーク80Bが設けられている。
第1内部ネットワーク80Aは、遊技場管理装置1、情報収集端末装置3、会員管理装置79との間でデータのやり取りを行うためのネットワークであり、第2内部ネットワーク80Bは、会員管理装置79、景品交換用端末70、景品交換予約端末71、精算端末72との間でデータのやり取りを行うためのネットワークであり、Webサーバ74を介して外部ネットワーク81との通信も可能に構成されている。
情報収集端末装置3は、遊技用装置4に接続され、遊技用装置4から出力される遊技データを収集して、収集された遊技データを中継器13を介して第1内部ネットワーク80Aを通じて遊技場管理装置1に送信する。
また、遊技用装置4に備わるカードユニット6は、第2内部ネットワークにも接続され、会員管理装置79と通信が可能に構成されている。
遊技場管理装置1は、情報収集端末装置3を介して遊技用装置4から遊技データを収集して、各遊技機5の動作状態を管理する。なお、遊技用装置4は、島設備に複数台ずつ設置されており、遊技機5、カードユニット(貸出装置)6、アウトタンク43等から構成される(図2参照)。なお、遊技機5及びカードユニット6については、図2で詳細を説明する。なお、本実施の形態では、遊技機5の例としてパチンコ遊技機、遊技媒体の例として、遊技球の場合について説明する。
会員管理装置79は、遊技場を利用する遊技者が遊技場の会員となる場合に登録する会員情報(遊技者の住所、氏名、電子メールアドレス等)を会員カードに記憶された固有識別情報(識別子、カードID)に対応付けて管理する会員管理の機能を有するとともに、交換可能な景品の在庫状況等を管理する景品管理の機能も有し、更に、持球の管理機能も有し、中継器13を介して第1内部ネットワーク80Aを通じて遊技場管理装置1と通信を行う。また、会員管理装置79は、第2内部ネットワーク80Bにも接続されている。
景品交換用端末70は、遊技媒体(遊技球や遊技メダル)と引き換えに景品を実際に交換するための端末であり、図17に示す景品交換処理を実行する。
景品交換予約端末71は、会員が交換を予約する景品を選択して、会員が持球や貯球から、選択された景品の交換に必要な球数を、遊技や予約した景品と異なる景品との交換に使用できなくする交換予約を受け付ける端末である。なお、予約とは、在庫のある景品を確保すること、又は/及び、在庫のない景品を取り寄せることである。
精算端末72は、カード(会員カード又はワンデイカード)に対応付けて会員管理装置で管理する遊技者所有の有価価値の残高(残額)を精算するための端末である。なお、本実施形態では、プリペイドカード管理機能を会員管理装置に持たせているが、プリペイドカード管理装置を別に設けても良い。
Webサーバ74は、外部ネットワーク81に接続され、会員によって操作される端末(携帯電話76、ノートPC77、及びデスクトップPC78)からの交換予約を受け付けるためのホームページ等を構築し、また会員管理装置から仕入れ情報を受け取って仕入れ業者の景品受注用PC75に対して、在庫が少なくなった景品や、在庫がなくなった景品や、在庫として持たない景品を発注する。
図2は、本発明の実施形態の遊技用装置4の構成の説明図である。
まず、遊技機5の一例のパチンコ遊技機の構成について説明する。
遊技機5の前面枠19は本体枠(外枠)12に図示しないヒンジを介して開閉回動可能に組み付けられる。遊技盤50は前面枠19の表側に形成された収納部(図示省略)に収装される。また、前面枠19には、遊技盤50の前面を覆うカバーガラス(透明部材)を備えたガラス枠18が取り付けられている。
遊技盤50について説明する。
遊技盤50の表面には、ガイドレール55で囲われた略円形状の遊技領域51が形成される。
遊技領域51には、ほぼ中央に表示装置58が設けられるセンターケース40が設置される。表示装置58はセンターケース40に設けられた凹部に、センターケース40の前面より奥まった位置に取り付けられている。すなわち、センターケース40は表示装置58の表示領域の周囲を囲い、表示装置58の表示領域から突出して設けられている。
表示装置58は、例えば、LCD(液晶表示器)、CRT(ブラウン管)等で表示画面が構成されている。表示画面の画像を表示可能な領域(表示領域)には、複数の変動表示領域が設けられており、各変動表示領域に識別情報(特別図柄)や特図変動表示ゲームを演出するキャラクタが表示される。表示画面の変動表示領域には、識別情報として割り当てられた三つの特別図柄が変動表示(可変表示)して特図変動表示ゲーム(補助遊技)が行われる。その他、表示画面には遊技の進行に基づく画像(例えば、大当たり表示、ファンファーレ表示、エンディング表示等)が表示される。
センターケース40の左側には、普通図柄始動ゲート31が設けられる。センターケース40の左下側には、三つの一般入賞口32が備えられ、センターケース40の右下側には、一つの一般入賞口32が備えられている。
センターケース40の下側には、開閉可能な普通変動入賞装置33を備える始動入賞口34が設けられる。
また、センターケース40に設けられた始動入賞口34の下方には、表示装置58の作動結果によって遊技球を受け入れない状態と受け入れやすい状態とに変換可能な特別変動入賞装置(大入賞口)36が設けられる。
遊技機5では、図示しない発射装置から遊技領域51に向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることによって遊技が行われる。打ち出された遊技球は、遊技領域51内の各所に設置された釘や風車等の方向転換部材によって転動方向を変えながら遊技領域51を流下し、一般入賞口32、始動入賞口34、又は特別変動入賞装置36に入賞するか、遊技領域51の最下部に設けられたアウト口39に入り、遊技機裏面側に排出される。なお、遊技球が各種入賞口、入賞装置又はアウト口39に入る前に、普通図柄始動ゲート31を通過する場合がある。
なお、始動入賞口34の状態には、普通変動入賞装置33の開閉によって、遊技球が入賞しやすい状態(遊技者に有利な状態)と遊技球が入賞しにくい状態(遊技者に不利な状態)とがある。
通常、普通変動入賞装置33は閉状態であり、始動入賞口34は、遊技球が入賞しにくい状態である。普通図柄始動ゲート31を遊技球が通過することによって、普図変動表示ゲームが実行され、普図変動表示ゲームの結果、当たり状態が発生すると、普通変動入賞装置33が開状態に変換され、始動入賞口34は遊技球が入賞しやすい状態となる。
一般入賞口32への遊技球の入賞は、図示しない一般入賞口センサによって検出される。
始動入賞口34への遊技球の入賞は、図示しない始動入賞口センサによって検出される。この遊技球の通過タイミングによって抽出された特別図柄乱数カウンタ値は、遊技機5の特図記憶領域に特別図柄入賞記憶(始動記憶)として所定数(例えば、最大で4回分)を限度に記憶される。そして、この始動記憶の記憶数は、図示しない特図記憶表示器に表示される。遊技制御装置500は、始動記憶に基づいて、図示しない特図表示器で変動表示ゲームを行うとともに、表示装置58にて特図変動表示ゲーム(補助遊技)を行う。
始動入賞口34に遊技球の入賞又は始動記憶があると、表示装置58では、前述した数字等で構成される識別情報(特別図柄)が左(第一識別情報)、右(第二識別情報)、中(第三識別情報)の順に変動表示を開始して、特図変動表示ゲームに関する画像が表示される。つまり、表示装置58では、始動記憶の記憶数に対応する回数だけ、特図変動表示ゲームが行われ、興趣向上のために多様な表示を演出する。
始動入賞口34への入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の当たり乱数値が当たり値であるとき)には特図変動表示ゲームの結果として表示図柄により特定の結果態様(特別結果態様)が導出されて、大当たり状態となる。具体的には、特図表示器では、当たり図柄である一桁の特別図柄で停止して、表示装置58は、三つの特別図柄が揃った状態(大当り図柄)で停止する。このとき、特別変動入賞装置36の大入賞口は、所定の時間(例えば、30秒)だけ、遊技球を受け入れない閉状態から遊技球を受け入れやすい開状態に変換される。すなわち、特別変動入賞装置36が所定の時間又は所定数の遊技球が入賞するまで、所定の回数大きく開くので、この間遊技者は多くの遊技球を獲得することができるという特典が付与される。
特別変動入賞装置36への遊技球の入賞は、図示しないカウントセンサによって検出される。
普通図柄始動ゲート31への遊技球の通過は、図示しない普通図柄始動ゲートセンサによって検出される。この遊技球の通過タイミングによって抽出された普通図柄乱数カウンタ値は、遊技機5内の普図記憶領域に普通図柄入賞記憶として所定回数(例えば、最大で4回分)を限度に記憶される。そして、普通図柄入賞記憶の記憶された個数は図示しない普図記憶表示器に表示される。
普図入賞記憶があると、遊技機5は、普図入賞記憶に基づいて図示しない普図表示器で普図変動表示ゲームを開始する。すなわち、普通図柄始動ゲート31への通過検出が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、通過検出時の普図乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には、普図表示器に表示される普通図柄が当たり状態で停止し、当たり状態となる。このとき、普通変動入賞装置33は、始動入賞口34への入口が所定の時間だけ開放するように変換されるため、始動入賞口34は、遊技球が入賞しやすい状態となる。なお、普通変動入賞装置33の開放時間は、例えば、確率変動状態及び変動時間短縮状態では2.9秒間、通常遊技状態では0.5秒間として、遊技状態に応じて開放態様が変化するようにしてもよい。
このようにして、一般入賞口32、始動入賞口34、又は特別変動入賞装置36に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた賞球数の遊技球が賞球として払い出される。
ガラス枠18のカバーガラスの周囲には、装飾光が発光される装飾部材16が備えられている。この装飾部材16の内部にはランプやLED等からなる図示しない装飾装置が備えられている。この装飾装置を所定の発光態様によって発光することによって、装飾部材16が所定の発光態様によって発光する。
ガラス枠18の上方には照明ユニット37が備えられている。照明ユニット37の内部には、図示しない装飾装置が備えられている。
照明ユニット37の右側には、遊技機5のエラー発生やガラス枠18又は前面枠19の開放をホール店員に通知するためのエラー報知LED29が備えられている。
前面枠19下部右側には、ガラス枠18を施錠するための鍵25が備えられている。前面枠19の下部の開閉パネル20には図示しない発射装置に遊技球を供給する上皿21が、固定パネル22には灰皿15、下皿23及び操作部24等が備えられている。
遊技者が操作部24を回動操作することによって、図示しない発射装置は、上皿21から供給される遊技球を発射する。
また、上皿21の上縁部には、遊技者からの操作入力を受け付けるためのセレクトボタン44及び演出ボタン41が備えられている。
遊技者がセレクトボタン44を操作することによって、表示装置58における特図変動表示ゲームの演出内容を選択することができる。また、遊技者が演出ボタン41を操作することによって、表示装置58における特図変動表示ゲームに、遊技者の操作を介入させた演出を行うことができる。
上皿21の右上部には、遊技者が遊技媒体を借りる場合に操作する球貸ボタン26、及び、カードユニット6からカード(会員カード又はワンデイカード)を排出させるために操作される排出ボタン27が設けられている。これらのボタン26、27の間には、カードの有価価値の残高を表示する残高表示部28が設けられる。
また、下皿23には、下皿23に貯留された遊技球を排出するための下皿球抜き機構42が備えられる。下皿球抜き機構42を操作することによって、下皿23に貯留された遊技球は、下皿23の下方に設置された計数器47に排出される。排出された遊技球は、計数器47に貯留される。
計数器47には、計数器排出機構471が備えられる。計数器排出機構471を操作することによって計数器47に貯留された遊技球は、島設備に排出される。なお、計数器47に貯留機能を設けないならば、計数器排出機構471は不要である。玉計数器の遊技球を排出する部分には、計数部472が備えられる。計数部472は、計数器47から島設備へ排出される遊技球の数を計数して計数信号をカードユニット6に出力する。また、計数された球は、遊技者の持球となる。つまり、本実施の形態でいう持球とは、遊技者が獲得した遊技球の内、データ化されたものを示しており、遊技機の上皿や下皿等にあるデータ化されていない実球(実物の遊技球)は除外されている。なお、いわゆる封入式の遊技機において、遊技領域51に発射される前の実球を、持球から減算しない場合、つまり、遊技領域51に発射された遊技球が、持球から減算される場合には、持球は、獲得した遊技球と同じとなる。
次に、台間の景品交換予約端末の一例としてのカードユニット6について説明する。カードユニット6は、球貸機能の一部と、景品交換予約端末の機能と、貯球や持球の再プレイの機能等を備えている。
カードユニット6は、カード挿入口61、表示装置62、紙幣挿通口63を備える。
カード挿入口61は、カードユニット6の下部に設けられる。カード挿入口61には、ワンデイカード又は会員カードが挿入される。ワンデイカードとは、会員カード以外のカードのことであり、ビジターカードや一般カードなどと呼ばれることもある。本実施の形態では、会員カードでは、プリペイドカードの機能と、貯球や会員管理に関する機能と、持球に関する機能が使用可能となっている。ワンデイカードでは、プリペイドカードの機能と、持球に関する機能が使用可能となっている。
なお、機能別にカードを分けても良い。また、記憶媒体であればカードでなくても良く、例えば、ICコインなどを使用しても良い。
表示装置62は、カードユニット6の中央付近に設けられる。表示装置62は、表示部621及び操作部622を備える。
操作部622は、貯球払出スイッチ6221、交換予約景品選択スイッチ6222、貯球スイッチ6223、及び持球払出スイッチ6224を備える。
持球払出スイッチ6224は、計数器47にて計数された遊技球を再使用する場合に操作される。持球は、持球払出スイッチ6224が操作されることにより、払い出される。
貯球払出スイッチ6221は、遊技者が遊技場に預けた遊技球である貯球を遊技に再使用する場合に操作される。貯球は、貯球払出スイッチ6221が操作されることにより、払い出される。
本実施の形態では、データ化された遊技球を持球と貯球とに区別し、持球は、再使用の際に暗証番号の入力が不要で、再使用の際に手数料を取らないものとしている。また、貯球は、遊技場に預けた遊技球であり、再使用の際に暗証番号の入力が必要で、再使用の際に手数料を取る設定が可能なものとしている。以下、持球と貯球を総称して遊技価値とする。
なお、貯球を、遊技をしている当日(当該営業日)の貯球と、それ以前の日の貯球とを区別して設け、当日の貯球を再使用する際の手数料を少なく、又は手数料無しとして、それ以前の日の貯球を再使用する際の手数料を多く、又は手数料有りにしても良い。
なお、持球と当日の貯球とを区別して設ければ、遊技球を獲得した遊技機と同一の遊技機では、手数料無しで持球を再使用可能とし、他の遊技機に台移動して遊技する場合には、他の遊技機で獲得した持ち球は、当日貯球に変換しなければ、再使用できないようにすることにより、台移動の場合に手数料を取ることができる。
なお、台移動の際に手数料を取らないのであれば、持球をなくし、計数した玉を当日貯球にして、当日貯球の再使用の際に手数料を取らないようにしても良い。または、当日貯球を設けず持球を設け、持球を他の遊技機で使用可能にすれば良い。
また、再使用の際に手数料を取らないのであれば、データ化された遊技球を全て貯球にして、再使用の際に手数料を取らなければ良い。または、全て持球にしても良い。
また、暗証番号を入力せずに、貯球を再使用可能としても良い。
交換予約景品選択スイッチ6222は、遊技者が持球又は貯球と引き換えに、交換を予約する景品を選択するためのスイッチである。
貯球スイッチ6223は、持球を貯球にする場合に操作される。貯球スイッチ6223が操作されることにより、その時点での持球が全て貯球に加算され、持球は0となる。
紙幣挿通口63は、カードユニット6の上方に設けられる。紙幣挿通口63には、紙幣が挿入される。
表示部621は、カード情報表示画面、大当たり情報表示画面、残高情報表示画面、景品選択表示画面等を表示する。カード情報表示画面では、カード挿入口61に挿入されたワンデイカード又は会員カードに記憶された情報又はカードに対応付けて会員管理装置79に記憶された情報(会員情報)が表示される。大当たり情報表示画面では、遊技機5において所定期間の間に実行された特図変動表示ゲームの回数及び特図変動表示ゲームの結果が大当たりである回数が表示される。
残高情報表示画面では、カード挿入口61に挿入されているワンデイカード又は会員カードに記憶された有価価値が表示される。また、持球数と貯球数も表示される。
景品選択表示画面では、交換用の景品の情報が表示され、遊技者が交換予約を希望する景品を選択するための画面である。また、持球数と貯球数も表示される。
表示部621は、タッチパネルが操作されることによって、カード情報表示画面と大当たり情報表示画面と残高情報表示画面と景品選択表示画面とを切り換える。
紙幣挿通口63の上方には、状態表示部64が設けられる。状態表示部64は、カードユニット6の動作に対応して色を変化させる。例えば、カードユニット6が利用可能状態である場合には、状態表示部64は緑色に点灯し、カードユニット6のカード挿入口61にカードが挿入されている間、状態表示部64は赤色に点灯する。
遊技価値(持球、貯球)を再使用する場合には、カードユニット6が遊技球を払い出す。具体的には、カードユニット6のカード挿入口61の上部に払出口66が設けられ、払出口66から遊技球が払い出される。払出口66から払い出された遊技球は、球払出案内装置67によって、上皿21に案内される。
なお、有価価値から遊技球が貸し出される場合には、遊技機5に備わる排出装置から遊技球が払い出される。
次に、遊技用装置4から出力される信号について説明する。
まず、遊技機5から出力される各種信号について説明する。
遊技機5から情報収集端末装置3に、以下のような遊技に関わる信号(遊技データ)が入力される。
遊技機5は、一般入賞口32、始動入賞口34又は特別変動入賞装置36の大入賞口に遊技球が入賞したことによって、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球を、排出装置から上皿21に排出する。そして、所定数の賞球を排出する毎に「賞球信号」(例えば、10個で1パルスのパルス信号)を遊技データとして出力する。
また、遊技機5は、特図変動表示ゲームの結果が特別遊技状態(大当たり状態)のときは、当該特別遊技状態中に「特賞信号」を遊技データとして出力する。
また、遊技機5は、当該特別遊技状態の後に発生する特定遊技状態(確率変動状態・時短状態)中に、「確変・時短信号」を遊技データとして出力する。
また、遊技機5は、始動入賞口34への遊技球の入賞によって「始動入賞信号」を遊技データとして出力し、特図変動表示ゲームを開始すると、特図変動表示ゲームを開始する毎に「スタート信号」を遊技データとして出力する。
また、遊技機5は、ガラス枠18が開放されたことを検出した場合、又は前面枠19が開放されたことを検出した場合、「ガラス枠/前面枠開放検出信号(枠開放検出信号)」を出力する。
また、遊技機5から出力される信号(遊技データ)には、特図変動表示ゲームが終了したときに出力される「図柄確定信号」等もある。
これらの信号を受信した情報収集端末装置3は、受信した信号に応じて遊技機5の状態を監視したり、データを加算したり、累積値を集計したりする。なお、集計した累積値を収集データ(稼動情報)という。情報収集端末装置3は、遊技機5の状態や収集データを遊技場管理装置1に送信する。
次に、カードユニット6から出力される各種信号について説明する。
カードユニット6は、カード挿入口61にカードが挿入された場合、挿入されたカードに記憶された各種データを読み取る。
各種データには、例えば、カードを一意に識別するためのカードID情報、有価価値情報等がある。
カードユニット6は、カードID情報を読み取ると、読み取ったカードID情報を「カード情報」として会員管理装置79へ出力する。
また、カードユニット6は、カードに記憶された有価価値情報を読み取ると、読み取った有価価値情報を「有価価値情報」として会員管理装置79へ出力する。
また、カードユニット6は、持球払出スイッチ6224が操作されると、払い出された遊技球を持球から減算して、減算後の持球数を「持球数情報」として会員管理装置79へ出力する。また、遊技球が計数されると、計数された遊技球を持球に加算して、加算後の持球数を「持球数情報」として会員管理装置79へ出力する。カードユニット6は、算出した持球数を表示部621に表示する。
なお、カードユニット6は、持球払出スイッチ6224が操作され、持球から遊技球を払い出す毎に、払い出した遊技球数を示す「持球払出信号」を情報収集端末装置3や会員管理装置79へ出力し、払い出した遊技球数の持球からの減算を、会員管理装置79にて行なっても良い。
また、計数器47が遊技球を計数する毎に、計数された遊技球数を示す「計数情報」を会員管理装置79へ出力し、計数された遊技球数の持球への加算を、会員管理装置79にて行なっても良い。
なお、遊技機5の排出ボタン27が操作されカードを排出する際に、その時点の持球数を「持球数情報」として会員管理装置79へ出力する。
カードユニット6の紙幣挿通口63に紙幣が挿入された場合には、挿入された紙幣の金額又は金種を特定して、特定した金額又は金種を入金情報として会員管理装置79へ出力する。
カードユニット6は、所定数(例えば、25個)の遊技球を貸し出す毎に「球貸信号」を会員管理装置79へ出力する。なお、「球貸信号」は、遊技機5から出力してもよい。
カードユニット6は、貯球払出スイッチ6221が操作され、貯球から所定数の遊技球を払い出すごとに「貯球払出信号」(例えば、25個で1パルスのパルス信号)を会員管理装置79へ出力する。
カードユニット6は、交換予約景品選択スイッチ6222が操作されて、交換予約景品が選択された場合に、「交換予約景品情報」を会員管理装置79へ出力する。この「交換予約景品情報」には、予約景品を特定するための情報と、予約した遊技者のカードIDと、が含まれる。
また、遊技機5が設置される島設備には、遊技機5及びカードユニット6に遊技球を補給する補給路と、遊技機5からアウト球を回収する回収路とを備えた補給回収機構が設けられている。
遊技機5外に設けられるアウトタンク43は、遊技機5から排出されたアウト球(回収球)、つまり遊技に使用された遊技球を回収する。アウトタンク43によってアウト球の数を計数し、計数結果である「回収信号」(例えば、10個で1パルスのパルス信号)を遊技データとして情報収集端末装置3に出力する。
このアウトタンク43は情報収集端末装置3に接続されており、情報収集端末装置3が、アウトタンク43から出力される遊技データを加算演算し、累積値を集計する。また、情報収集端末装置3は、回収信号や球貸信号が遊技機5から出力されている場合には、遊技機5から直接収集してもよい。
図3は、本発明の実施形態の会員管理装置79の構成を示すブロック図である。
遊技場管理装置1には、CPU7901、プログラム等を予め格納したROM7902、CPUの動作時にワークエリアとして使用されるメモリであるRAM7903、及び、各種データを記憶するハードディスク等の記憶装置(HDD)7904が設けられている。
RAM7903は、各種データを一時的に記憶する記憶領域及びCPU7901の動作に必要なデータが一時的に記憶される作業領域を備える。また、ROM7902にプログラムを記憶する代わりに、HDD7904にプログラムを保存し、RAM7903にプログラムをコピーしRAM7903でプログラムを動作させることも可能である。
これらのCPU7901、ROM7902、RAM7903及びHDD7904はバス7905によって接続されている。バス7905は、CPU7901がデータの読み書きのために使用するアドレスバス及びデータバスから構成されている。
バス7905には、外部との入出力を司るネットワーク通信ポート7906及びI/Oポート7907が接続されている。
ネットワーク通信ポート7906は、所定の通信プロトコルに従ってデータ通信を行うためのデータ入出力部であり、第1内部ネットワーク80A及び第2内部ネットワーク80Bに接続されている。
具体的には、会員管理装置79は、ネットワーク通信ポート7906を介して、遊技場管理装置1、景品交換用端末70、精算端末72、景品交換予約端末71、カードユニット6、Webサーバ74に接続される。
I/Oポート7907には、入力装置7910、出力装置7911が接続される。入力装置7910は、会員管理装置79に管理者がデータを入力するための装置であり、例えば、マウス、キーボード等である。また、出力装置7911は、例えば、ディスプレイ等である。
また、I/Oポート7907には、停電時に会員管理装置79に電源を供給するUPS7912が接続される。
図4は、本発明の実施形態の景品交換用端末70の構成を示すブロック図である。
景品交換用端末70には、CPU7001、プログラム等を予め格納したROM7002、CPUの動作時にワークエリアとして使用されるメモリであるRAM7003、及び、各種データを記憶するハードディスク等の記憶装置(HDD)7004が設けられている。
RAM7003は、各種データを一時的に記憶する記憶領域及びCPU7001の動作に必要なデータが一時的に記憶される作業領域を備える。また、ROM7002にプログラムを記憶する代わりに、HDD7004にプログラムを保存し、RAM7003にプログラムをコピーしRAM7003でプログラムを動作させることも可能である。
これらのCPU7001、ROM7002、RAM7003及びHDD7004はバス7005によって接続されている。バス7005は、CPU7001がデータの読み書きのために使用するアドレスバス及びデータバスから構成されている。
バス7005には、外部との入出力を司るネットワーク通信ポート7006及びI/Oポート7007が接続されている。
ネットワーク通信ポート7006には、会員管理装置79が接続される。
I/Oポート7007には、表示装置7010、カードリーダ/ライタ(R/W)7011、景品コードリーダ、及び特殊景品払出装置7013が接続される。
表示装置7010は、タッチパネルで構成されており、遊技者の遊技価値と交換する景品を選択するための画面が表示される。遊技場の従業員は、表示装置7010の画面において、交換を希望する景品が表示されている箇所を触れると、交換する景品を選択できる。なお、景品交換用端末70に、景品交換予約端末の機能を持たせても良い。
カードR/W7011は、遊技者が所有するカードに記憶されている各種データを読み取り、又は各種データを遊技者が所有するカードに書き込む。
景品コードリーダ7012は、景品に貼付されている景品を特定するための情報を読み取る。景品を特定するための情報は、例えば、景品に貼付されているバーコードによって示される。特殊景品払出装置7013は、金地金等の特殊景品を払い出すための装置である。
図5は、本発明の実施形態のカードユニット6の構成を示すブロック図である。
カードユニット6には、CPU6001、プログラム等を予め格納したROM6002、CPUの動作時にワークエリアとして使用されるメモリであるRAM6003、及び、各種データを記憶するハードディスク等の記憶装置(HDD)6004が設けられている。
RAM6003は、各種データを一時的に記憶する記憶領域及びCPU6001の動作に必要なデータが一時的に記憶される作業領域を備える。また、ROM6002にプログラムを記憶する代わりに、HDD6004にプログラムを保存し、RAM6003にプログラムをコピーしRAM6003でプログラムを動作させることも可能である。
これらのCPU6001、ROM6002、RAM6003及びHDD6004はバス6005によって接続されている。バス6005は、CPU6001がデータの読み書きのために使用するアドレスバス及びデータバスから構成されている。
バス6005には、外部との入出力を司るネットワーク通信ポート6006及びI/Oポート6007が接続されている。
ネットワーク通信ポート6006には、会員管理装置79が接続される。
I/Oポート6007には、状態表示部64、表示部621、球貸ボタン26、貯球払出SW6221、交換予約景品選択SW6222、貯球SW6223、持球払出SW6224、カードR/W6010、紙幣挿通口63、及び計数器47が接続される。
カードユニット6は、I/Oポート6007を介して、状態表示部64に制御信号を出力し、状態表示部64を制御する。
カードユニット6は、I/Oポート6007を介して、表示部621の表示内容を制御するための表示制御信号を出力し、表示部621の表示内容を制御する。また、表示部621のタッチパネルが操作された場合には、操作内容をI/Oポート6007を介してカードユニット6に入力する。
球貸ボタン26が操作された場合には、球貸ボタン26が操作されたことを示す信号が、I/Oポート6007を介してカードユニット6に入力される。
貯球払出SW6221、交換予約景品選択SW6222、貯球SW6223、又は持球払出SW6224が操作された場合には、各SWが操作されたことを示す信号が、I/Oポート6007を介してカードユニット6に入力される。
カードR/W6010は、カード挿入口61に挿入されたカードに記憶されたデータ読み出し、又はカード挿入口61に挿入されたカードにデータを書き込む。カードR/W6010は、カード挿入口61に挿入されたカードからデータを読み出した場合には、読み出したデータをI/Oポート6007を介してカードユニット6に入力する。また、カードユニット6がカード挿入口61に挿入されたカードにデータを書き込む場合には、カードR/W6010に、カードに書き込むデータをI/Oポート6007を介して出力する。
紙幣挿通口63は、挿入された紙幣を特定し、特定した金額を、I/Oポート6007を介してカードユニット6に入力する。
計数器47は、計数した遊技球数をI/Oポート6007を介してカードユニット6に入力する。
図6は、本発明の実施形態の景品交換予約端末71の構成を示すブロック図である。
景品交換予約端末71には、CPU7101、プログラム等を予め格納したROM7102、CPUの動作時にワークエリアとして使用されるメモリであるRAM7103、及び、各種データを記憶するハードディスク等の記憶装置(HDD)7104が設けられている。
RAM7103は、各種データを一時的に記憶する記憶領域及びCPU7101の動作に必要なデータが一時的に記憶される作業領域を備える。また、ROM7102にプログラムを記憶する代わりに、HDD7104にプログラムを保存し、RAM7103にプログラムをコピーしRAM7103でプログラムを動作させることも可能である。
これらのCPU7101、ROM7102、RAM7103及びHDD7104はバス7105によって接続されている。バス7105は、CPU7101がデータの読み書きのために使用するアドレスバス及びデータバスから構成されている。
バス7105には、外部との入出力を司るネットワーク通信ポート7106及びI/Oポート7107が接続されている。
ネットワーク通信ポート7106には、会員管理装置79が接続される。
I/Oポート7107には、表示装置7111及びカードR/W7112が接続される。
表示装置7111には、タッチパネルで構成されており、発注依頼(交換予約)画面が表示される。景品交換予約端末71は、I/Oポート7107を介して表示装置7111の発注依頼画面の表示内容を示す信号を出力する。また、表示装置7111の発注依頼(交換予約)画面において、タッチパネルが操作された場合には、タッチパネルが操作されたことを示す信号が、I/Oポート7107を介して景品交換予約端末71に入力される。
カードR/W7112は、遊技者が所有するカードに記憶された各種データを読み出し、又は各種データを遊技者が所有するカードに書き込む。
図7は、本発明の実施形態の会員管理装置79に記憶される会員情報データベース7920の説明図である。
会員情報データベース7920は、会員カードを所有する遊技者の各種情報が登録されるデータベースであり、会員管理装置79の記憶装置7904に記憶される。
会員情報データベース7920は、カードID7921、暗証番号7922、氏名7923、フリガナ7937、性別7924、生年月日7925、住所7926、電子メールアドレス7927、及び予約取消数7928、電話番号7929を含む。
カードID7921には、カードの一意な識別子であるカードID(固有識別情報)が登録される。なお、このカードID7921には、カードを所有する遊技者の各種情報が登録される会員カードのカードIDしか登録されず、カードを所有する遊技者の各種情報が登録されないワンデイカードのカードIDは登録されない。
暗証番号7922には、貯球を使用するとき等に入力されるカードの暗証番号が登録される。氏名7923には、カードを所有する遊技者の氏名が登録される。フリガナ7937には、氏名のフリガナが登録される。性別7924には、カードを所有する遊技者の性別が登録される。生年月日7925には、カードを所有する遊技者の生年月日が登録される。住所7926には、カードを所有する遊技者の住所が登録される。電子メールアドレス7927には、カードを所有する遊技者の電子メールアドレスが登録される。予約取消数7928には、カードを所有する遊技者が景品の交換予約を取り消した回数が登録される。電話番号7929には、カードを所有する遊技者の電話番号が登録される。
図8は、本発明の実施形態の会員管理装置79に記憶される状況管理データベース7930の説明図である。
状況管理データベース7930は、遊技者のカード(会員カード及びワンデイカード)の状況を管理するデータベースであり、会員管理装置79の記憶装置7904に記憶される。
状況管理データベース7930は、会員カード用の会員カード状況管理データベース7930A及びワンデイカード用のワンデイカード状況管理データベース7930Bを含む。
まず、会員カード状況管理データベース7930Aについて説明する。
会員カード状況管理データベース7930Aは、カードID7931、暗証番号7932、残額7933、持球数7934、貯球数7935、及び予約担保球数(交換予約担保価値)(総合計)7936を含む。
カードID7931には、会員カードの一意な識別子であるカードIDが登録される。暗証番号7932には、会員カードの暗証番号が登録される。残額7933には、預け入れられた金額(有価価値)が登録される。なお、有価価値が遊技球等の遊技媒体の貸出に使用されると、使用された金額が減算される。つまり、有価価値とは、現金をデータ化したものである。遊技価値とは別に有価価値を設けているのは、遊技価値を現金と交換することは、法律違反となるためである。なお、本実施の形態では、前述のように精算端末72にて有価価値を現金に戻すことができるが、現金に戻せないようにしても良い。
持球数7934には、当日に遊技者が獲得した遊技球の内、計数器47によって計数された遊技球の数が登録される。なお、持球が再使用されると、再使用された遊技球分が減算される。
貯球数7935には、遊技者が遊技店に預けた遊技球の数が登録される。なお、貯球が再使用されると、再使用された遊技球+手数料分の遊技球数が減算される。
以上のように、遊技価値とは、遊技媒体数をデータ化したものである。
予約担保球数(総合計)7936には、遊技者が、交換予約した景品に相当する分の球数が登録される。なお、この予約担保球数(総合計)7936に登録される遊技球数は、遊技に使用することができない。つまり、この予約担保球数(総合計)7936に登録される遊技球数に基づく遊技球の払い出しは行えない。また、予約した景品と異なる景品と交換することができない状態となっている。つまり、予約した景品との交換にのみ使用可能な状態になっていて、他の目的には使用不可能となっている。
なお、会員管理装置79は、カードユニット6に挿入されていたカードが遊技者に返却されたタイミングやカードユニットから情報を収集したタイミングで、会員カード状況管理データベース7930Aを更新する。
次に、ワンデイカード状況管理データベース7930Bについて説明する。
ワンデイカード状況管理データベース7930Bは、カードID7931、残額7933、及び持球数7934を含む。なお、カードID7931、残額7933、及び持球数7934は、会員カード状況管理データベース7930Aで説明したので、説明を省略する。
図9は、本発明の実施形態の景品管理データベース900の説明図である。
景品管理データベース900は、景品の在庫状況等を管理するデータベースであり、会員管理装置79の記憶装置7904に記憶される。
景品管理データベース900は、ジャンル901、景品NO902、景品名909、常備910、予約可否903、必要球数904、暫定在庫数905、実在庫数912、発注判定数906、交換有効期限907、発注先となる業者名908、在庫上限数911を含む。
ジャンル901には、景品のジャンルが登録される。景品のジャンルには、例えば、食料品、タバコ、DVD、限定景品、及び特殊景品などがある。
景品NO902には、景品の種別の一意な識別子が登録される。景品名909には、景品NOに対応した景品名が登録される。在庫状況の一例としての常備910には、ある特定のタバコの銘柄、食料品、特殊景品のように、交換される頻度が高い景品である等の理由により、遊技店が常時在庫を持つようにしている景品(常備景品)が○、遊技店が常時在庫を持たない景品(非常備景品)が×で登録され、在庫が減った場合に発注される。予約可否903には、景品NO902のエントリの景品の交換予約ができる場合が○、できない場合が×で登録される。ジャンル901が限定景品である景品は、遊技場のイベント等のために入荷する希少景品であり、仕入れ数も少量であるので、予約可否903には、交換予約ができないことを示す情報が登録される。
必要球数904には、各景品と遊技者の遊技球数とを交換する場合に必要な遊技球の数が登録される。在庫状況の一例としての暫定在庫数905には、各景品の暫定的な在庫数が登録される。実際の在庫とは異なり、予約された景品数や予約予定の景品数が減算された在庫数を示すものである。なお、在庫がない非常備景品は、暫定在庫数には、ブランク「/」が登録される。在庫上限数911は、在庫として持つ上限数である。在庫状況の一例としての実在庫数912は、実際に在庫として存在する景品の数である。予約された景品の内、まだ交換されていない景品を含む。
発注判定数906には、景品を仕入れ業者に発注する契機(条件)となる在庫数が登録される。暫定在庫数905に登録された在庫数が発注判定数906に登録された在庫数以下になった場合に、仕入れ業者に当該景品が、在庫上限数となるように発注される。非常備景品の場合には、遊技場側が交換予約を受け付けた場合や遊技場側が自発的に入荷を決定したときにのみ発注されるため、発注判定数には何も登録されないか、ブランク「/」が登録される。なお、発注判定数906を設けずに、在庫上限数を維持するように、減った分だけ発注するようにしても良い。
交換有効期限907には、各景品と遊技者の遊技球数とを交換可能な期限が登録される。業者名908には、各景品の仕入れ業者の名称が登録される。
図10は、本発明の実施形態の在庫のある景品の予約リスト1000の説明図である。
予約リスト1000は、遊技店に在庫のある景品が交換対象の景品として遊技者によって選択された場合に生成され、会員管理装置79の記憶装置7904に記憶される。なお、RAM7903に記憶されてもよい。
予約リスト1000は、カードID1001、景品NO1002、予約数1003、取消1004、交換1005、景品別予約担保球数(小計)1006、予約担保球数(合計)1007、及び予約ID1008を含む。
カードID1001には、在庫のある景品を交換対象の景品として選択した遊技者のカードのカードIDが登録される。
景品NO1002には、遊技者によって選択された交換予約の対象の景品種別の一意な識別子を示す番号(コード)が登録される。予約数1003には、遊技者が予約を希望する当該景品の数が登録される。取消1004には、予約IDと景品NO毎の予約の取り消しの有無が登録される。なお、景品の予約を1個単位で取り消し可能とする場合には、取り消した景品の数を登録しても良い。交換1005には、遊技者が予約した景品を実際に交換したか否かが登録される。交換1005には、遊技者が予約した景品を実際に交換した場合には「済」が登録され、遊技者が予約した景品を交換していない場合には「未」が登録される。
景品別予約担保球数(小計)1006には、景品NO毎の予約担保球数が登録される。予約担保球数(合計)1007には、カードID1001に登録されたカードIDのカードを所有する遊技者が選択した予約対象となるすべての景品に相当する分の球数が登録される。予約ID1008には、当該予約を一意に識別するためのIDが登録される。
図11は、本発明の実施形態の在庫のない景品の予約(取寄)予約リスト1100の説明図である。なお、在庫なし景品の予約リスト1100の構成のうち、図10に示す在庫景品の予約リスト1000と同じ構成は、図10と同じ符号を付与し、説明を省略する。
非常備景品の予約リスト1100は、遊技店に在庫がない非常備景品が交換対象の景品として遊技者によって選択された場合に生成され、会員管理装置79の記憶装置7904に記憶される。なお、RAM7903に記憶されてもよい。
予約リスト1100は、カードID1001、景品NO1002、予約数1003、予約日1101、発注1102、取消1004、交換1005、景品別予約担保球数(小計)1006、入庫有無1103、予定日1104、発注ID1105を含む。
予約日1101には、遊技者が当該景品を交換予約の対象の景品として選択した年月日が登録される。発注1102には、当該景品を仕入れ業者に発注したか否かが登録される。発注1102には、発注済の場合、発注日を登録しても良い。入庫有無1103には、発注した景品が入庫された場合、入庫数が登録される。予定日1104には、発注した景品の入庫予定日が登録される。発注IDには当該景品の発注の一意な識別子を示す番号が登録される。
図12は、本発明の実施形態のカードユニット6によって実行されるカード制御処理の前半部のフローチャートである。図13は、本発明の実施形態のカードユニット6によって実行されるカード制御処理の後半部のフローチャートである。
カード制御処理は、所定のタイミングで繰り返し実行される。
まず、カードユニット6は、カード挿入口61にカードが挿入されているか否かを判定する(1201)。
ステップ1201の処理で、カード挿入口61にカードが挿入されていないと判定された場合、ステップ1211の処理に進む。
ステップ1201の処理で、カード挿入口61にカードが挿入されていると判定された場合、カード挿入口61に挿入されているカードは会員カードであるか否かを判定する(1202)。
ステップ1202の処理で、カード挿入口61に挿入されているカードは会員カードでないと判定された場合、カード挿入口61に挿入されているカードはワンデイカードであるので、当該ワンデイカードに記憶されているカードID及び残額情報(有価価値情報)を会員管理装置79に送信し(1203)、ステップ1206の処理に進む。
会員管理装置79は、ステップ1203の処理で送信されたワンデイカードのカードID及び残額情報を受信した場合に、ワンデイカード状況管理データベース7930BのカードID7931に登録されているカードIDのうち、受信したカードIDと一致するエントリを取得する。
そして、会員管理装置79は、取得したエントリに含まれる残額7933に登録されている残額情報と受信した残額情報とが一致するか否かを判定し、一致している場合には、認証許可を示す情報、及び取得したエントリに含まれる持球数7934に登録された持球数情報を認証データとして、カードユニット6に送信する。また、一致していない場合には、会員管理装置79は、認証不許可を示す情報を認証データとして、カードユニット6に送信する。
一方、ステップ1202の処理で、カード挿入口61に挿入されているカードは会員カードであると判定された場合、暗証番号が入力されたか否かを判定する(1204)。
ステップ1204の処理で、暗証番号が入力されていないと判定された場合、暗証番号が入力されたと判定されるまで、ステップ1204の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ1204の処理で、暗証番号が入力されたと判定された場合、カードユニット6は、当該会員カードに記憶されているカードID及び残額情報、並びに入力された暗証番号を会員管理装置79に送信する(1205)。
会員管理装置79は、ステップ1205の処理で送信された会員カードのカードID及び残額情報、並びに入力された暗証番号を受信した場合に、会員情報データベース7920のカードID7921に登録されたカードIDのうち、受信したカードIDと一致するエントリを取得する。
そして、会員管理装置79は、取得したエントリに含まれる暗証番号7922が、受信した暗証番号と一致するか否かを判定し、一致しない場合には、認証不許可を示す情報を認証データとして、カードユニット6に送信する。
一方、取得したエントリに含まれる暗証番号7922が、受信した暗証番号と一致すると判定された場合には、会員管理装置79は、会員状況管理データベース7930AのカードID7931に登録されているカードIDのうち、受信したカードIDと一致するエントリを取得する。
そして、会員管理装置79は、取得したエントリに含まれる残額7933に登録されている残額情報と受信した残額情報とが一致するか否かを判定し、一致している場合には、認証許可を示す情報、及び取得したエントリに含まれる持球数7934に登録された持球数情報や貯球数7935に登録された貯球数を認証データとして、カードユニット6に送信する。また、一致していない場合には、会員管理装置79は、認証不許可を示す情報を認証データとして、カードユニット6に送信する。
次に、カードユニット6は、会員管理装置79から認証データを受信したか否かを判定する(1206)。
ステップ1206の処理で、会員管理装置79から認証データを受信していないと判定された場合、会員管理装置79から認証データを受信するまで、ステップ1206の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ1206の処理で、会員管理装置79から認証データを受信したと判定された場合、カードユニット6は、受信した認証データに含まれる認証結果が認証許可であるか否かを判定する(1207)。
ステップ1207の処理で、認証データに含まれる認証結果が認証許可でない、つまり認証不許可であると判定された場合には、カードユニット6は、カード挿入口61に挿入されているカードを排出して、カードが認証されなかった旨のエラーを報知する(1208)。エラーの報知方法としては、スピーカ30からエラー報知音を出力してもよいし、表示部621にエラー報知画面を表示してもよい。
そして、カードユニット6は、エラーが解除されたことを示す入力があったか否かを判定する(1209)。この入力は、遊技場の従業員によってエラー解除操作がなされた場合に入力される。
ステップ1209の処理で、エラーが解除されたことを示す入力がないと判定された場合には、カードユニット6は、エラーが解除されたことを示す入力があったと判定されるまで、エラーを報知し続ける。
一方、ステップ1209の処理で、エラーが解除されたことを示す入力があったと判定された場合、カードユニット6は、エラーの報知を解除して(1210)、カード制御処理を終了する。
一方、ステップ1207の処理で、認証データに含まれる認証結果が認証許可であると判定された場合、カードユニット6は、紙幣挿通口63に紙幣が投入されているか否かを判定する(1211)。
ステップ1211の処理で、紙幣挿通口63に紙幣が投入されていないと判定された場合、ステップ1216の処理に進む。
一方、ステップ1211の処理で、紙幣挿通口63に紙幣が投入されていると判定された場合、カードユニット6は、有効カードが挿入されているか否かを判定する(1212)。
この場合、有効カードとは、会員カード、又は、残額若しくは持球が存在するワンデイカードである。
ステップ1212の処理で、有効カードが挿入されていないと判定された場合、カードユニット6に貯留されているワンデイカードを使用カードとして設定し、このワンデイカードのカードIDを取得する(1213)。
一方、ステップ1212の処理で、有効カードが挿入されていると判定された場合、挿入されている有効カードを使用カードに設定し、ステップ1214の処理に進む。
次に、カードユニット6は、投入された紙幣の金額(入金額)分を使用カードの残額に加算し、加算された残額情報を使用カードに書き込むために、入金信号をカードR/W6010に出力する(1214)。
そして、カードユニット6は、使用カードIDのカードID及び残額情報を会員管理装置79に送信する(1215)。
会員管理装置79は、ステップ1215の処理で送信されたカードID及び残額情報を受信した場合、状況管理データベース7930のカードID7931に登録されたカードIDのうち、受信したカードIDと一致するエントリの残額7933を、受信した残額情報が示す残額に更新する。
次に、カードユニット6は、使用カードが設定されているか否かを判定する(1216)。
ステップ1216の処理で、使用カードが設定されていない場合には、遊技球を貸し出すことができないので、ステップ1227の処理に進む。
一方、ステップ1216の処理、使用カードが設定されていると判定された場合には、カードユニット6は、球貸ボタン26が操作されたことによる貸出入力があるか否かを判定する(1217)。
ステップ1217の処理で、貸出入力がないと判定された場合には、遊技球を貸し出さないので、ステップ1222の処理に進む。
一方、ステップ1217の処理で、貸出入力があると判定された場合には、カードユニット6は、使用カードに残額があるか否かを判定する(1218)。
ステップ1218の処理で、使用カードに残額があると判定された場合には、カードユニット6は、貸出処理を実行する(1219)。
貸出処理は、球貸ボタン26の一回の操作に基づく遊技球の貸し出しで使用される金額分の遊技球の個数を遊技機5の排出装置から貸球として払い出させる処理である。
次に、カードユニット6は、使用カードの残額から、ステップ1219の処理で実行された貸出処理で遊技機5の排出装置から払い出された遊技球の数に相当する金額(貸出実行金額)分を減算し、球貸信号を情報収集端末装置3に出力する(1220)。
そして、カードユニット6は、使用カードのカードID及びステップ1220の処理で減算された後の残額情報を会員管理装置79に送信する(1221)。なお、球貸信号を会員管理装置79に送信し、減算を会員管理装置で行なっても良い。
次に、カードユニット6は、貯球払出SW6221が操作されたことによる貯球払出入力があるか否かを判定する(1222)。
ステップ1222の処理で、貯球払出入力がないと判定された場合、貯球に基づいて遊技球を払い出さないので、ステップ1227の処理に進む。
一方、ステップ1222の処理で、貯球払出入力があると判定された場合、カードユニット6は、会員カードのカードIDに対応する貯球があるか否かを判定する(1223)。ここで、会員カードとしているのは、本実施の形態では、ワンデイカードでは、貯球ができないものとしているので、貯球に基づいて遊技球を払い出すことができないからである。
ステップ1223の処理で、会員カードに貯球がないと判定された場合、貯球に基づいて遊技球を払い出すことができないので、ステップ1227の処理に進む。
一方、ステップ1223の処理で、会員カードに貯球があると判定された場合、カードユニット6は、貯球払出処理を実行する(1224)。
貯球払出処理は、貯球払出SW6221の一回の操作に基づき払い出される遊技球の個数をカードユニット6に備わる球払出案内装置67から排出する処理である。
次に、カードユニット6は、使用カードの貯球数から、ステップ1224の処理で実行された貯球払出処理で球払出案内装置67から払い出された遊技球の数及びをその手数料に相当する遊技球の個数を減算し、貯球払出信号を会員管理装置79へ出力する。なお、情報収集端末装置3に出力しても良い(1225)。なお、会員管理装置79が貯球払出信号により、貯球の減算をしても良い。
そして、カードユニット6は、使用カードのカードID及びステップ1225の処理で減算された後の貯球数情報(貯球減算情報)を会員管理装置79に送信する(1226)。
次に、カードユニット6は、持球払出SW6224が操作されたことによる持球払出入力があるか否かを判定する(1227)。
ステップ1227の処理で、持球払出入力がないと判定された場合、持球に基づいて遊技球を払い出さないので、ステップ1230の処理に進む。
一方、ステップ1227の処理で、持球払出入力があると判定された場合、カードユニット6は、使用カードに持球があるか否かを判定する(1228)。
ステップ1228の処理で、使用カードに持球がないと判定された場合、持球に基づいて遊技球を払い出すことができないので、ステップ1230の処理に進む。
一方、ステップ1228の処理で、使用カードに持球があると判定された場合、カードユニット6は、持球払出処理を実行する(1229)。
持球払出処理は、持球払出SW6224の一回の操作に基づき払い出される遊技球の個数をカードユニット6に備わる球払出案内装置67から排出する処理である。また、カードユニット6は、持球払出スイッチ6224が操作されると、払い出された遊技球を持球から減算して、減算後の持球数を「持球数情報」として会員管理装置79へ出力する。なお、カードユニット6は、持球払出スイッチ6224が操作され、持球から遊技球を払い出す毎に、払い出した遊技球数を示す「持球払出信号」を会員管理装置79へ出力し、会員管理装置79が減算しても良い。
次に、カードユニット6は、遊技者の遊技球数(持球数や貯球数)と遊技者が選択した景品とを交換する依頼を受け付ける景品交換予約処理を実行する(1230)。なお、景品交換予約処理は、図14で詳細を説明する。
そして、カードユニット6は、遊技者からの景品の交換予約の取り消しを受け付ける景品交換予約取消処理を実行する(1231)。なお、景品交換予約取消処理は、図15で詳細を説明する。
次に、カードユニット6は、排出ボタン27が操作されたことによる返却入力があるか否かを判定する(1232)。
ステップ1232の処理で、返却入力がないと判定された場合、カード制御処理を終了する。
一方、ステップ1232の処理で、返却入力があると判定された場合、有効カードがカード挿入口61に挿入されているか否かを判定する(1233)。
ステップ1233の処理で、有効カードがカード挿入口61に挿入されていると判定された場合、ステップ1236の処理に進む。
ステップ1233の処理で、有効カードがカード挿入口61に挿入されていないと判定された場合、カードユニット6は、持球があるか否かを判定する(1234)。
ステップ1234の処理で、持球があると判定された場合、カードユニット6は、この持球とカードIDとを対応付けて会員管理装置79によって管理させるために、カードユニット6に貯留されているワンデイカードのカードIDを取得して、ステップ1236の処理に進む。
一方、1234の処理で、持球がないと判定された場合には、カード制御処理を終了する。
次に、カードユニット6は、カード挿入口61に挿入されているカードID、又はステップ1235の処理で取得されたカードユニット6に貯留されていたワンデイカードのカードIDと、残額情報、持球数情報、貯球数情報を会員管理装置79に送信する(1236)。
会員管理装置79は、ステップ1236の処理で送信されたカードID、残額情報、持球数情報、貯球数情報を受信した場合には、状況管理データベース7930のカードID7931に登録されたカードIDのうち、受信したカードIDと一致するエントリを取得し、受信した情報と一致するかを確認し、一致すれば処理を終了する。なお、取得したエントリに含まれる残額7933を受信した残額情報が示す残額に更新し、持球数7934を受信した持球数情報が示す持球数に更新しても良い。
そして、カードユニット6は、カードユニット6が記憶しているカードの残額情報、持球数情報、貯球数情報をクリアして、カードをカード挿入口61から排出する。
なお、ステップ1230の処理で実行される景品交換予約処理、及びステップ1231の処理で実行される景品交換予約取消処理は、他の端末(景品交換予約端末71、携帯電話76、ノートPC77、及びデスクトップPC78等)によっても実行可能である。
図14は、本発明の実施形態の景品交換予約処理のフローチャートである。
まず、カードユニット6は、交換予約景品選択SW6222が操作されたことによる交換予約景品閲覧入力があるか否かを判定する(1401)。
ステップ1401の処理で、景品閲覧入力がないと判定された場合には、景品交換予約処理を終了し、カード制御処理に戻る。
一方、ステップ1401の処理で、景品閲覧入力があると判定された場合には、カードユニット6は、遊技者の遊技球との交換を予約する景品を選択させるために、景品選択画面を表示部621に表示する(1402)。
次に、遊技者が表示部621のタッチパネルを操作し、予約対象の景品の種別と予約対象の景品の個数がカードユニット6に入力されると、カードユニット6は、入力された予約を希望する対象の景品の種別を特定するための景品種別特定情報、及び入力された予約を希望する景品の個数を特定するための景品個数特定情報を含む交換予約景品情報を更新する(1403)。
そして、カードユニット6は、遊技者によって交換予約のキャンセルが入力されたか否かを判定する(1404)。
ステップ1404の処理で、遊技者によって交換予約のキャンセルが入力されたと判定された場合には、ステップ1403の処理で更新された交換予約景品情報を初期値に戻し、景品交換予約処理を終了し、カード制御処理に戻る。
一方、ステップ1404の処理で、遊技者によって交換予約のキャンセルが入力されていないと判定された場合、カードユニット6は、交換予約を確定させる選択確定入力があるか否かを判定する(1405)。
ステップ1405の処理で、選択確定入力がないと判定された場合、追加の交換予約があるか否かを判断するためにステップ1403の処理に戻る。
一方、ステップ1405の処理で、選択確定入力があると判定された場合、カードユニット6は、カード挿入口61に会員カードが挿入されているか否かを判定する(1406)。
ステップ1406の処理で、カード挿入口61に会員カードが挿入されていないと判定された場合には、入力された交換依頼を受け付けることができないので、会員カードを挿入していないことを示すエラー画面を表示部621に表示して(1407)、ステップ1403の処理に戻る。なお、本実施の形態では、ワンデイカードでは、景品の予約を不可としているが、在庫のある景品のみを持球で予約(確保)可能としても良い。
一方、ステップ1406の処理で、カード挿入口61に会員カードが挿入されていると判定された場合、カードユニット6は、ステップ1403の処理で更新された交換予約景品情報に基づいて、交換予約に必要な遊技球の数を算出する(1408)。
具体的には、カードユニット6は、景品種別特定情報によって特定される種別の景品と交換するために必要な遊技球の数を、会員管理装置79に問い合わせる。会員管理装置79は、カードユニット6からの問い合わせがあると、景品管理データベース900を参照し、景品の種別に対応する必要球数904に登録された遊技球の数を取得して、取得した必要球数をカードユニット6に通知する。
カードユニット6は、会員管理装置79から必要球数が通知されると、景品個数特定情報によって特定される予約対象の景品の個数を通知された必要球数に乗じて、景品別の予約担保球数の小計と景品別の予約担保球数の小計を合計した、予約担保球数合計を算出する。なお、カードユニットが電源投入後等の所定時期に予め景品と必要球数を会員管理装置79から取得しておいて、取得しておいた情報に基づいて予約担保球数合計を算出しても良い。
次に、カードユニット6は、交換依頼の担保とする遊技球数データを、持球数データ(獲得遊技価値)とするか貯球数データ(貯留遊技価値)とするかを遊技者に選択させるために、遊技球数データ種別選択画面を表示部621に表示する(1409)。
そして、カードユニット6は、遊技球数データ種別が遊技者によって選択されたか否かを判定する(1410)。
ステップ1410の処理で、遊技球数データ種別が遊技者によって選択されていないと判定された場合、遊技球数データ種別が遊技者によって選択されるまで、ステップ1410の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ1410の処理で、遊技球数データ種別が遊技者によって選択されたと判定された場合、カードユニット6は、選択された遊技球数データ種別の遊技球の数(選択データ球数)がステップ1408の処理で算出された予約担保球数合計以上であるか否かを判定する(1411)。なお。遊技球数データ種別を選択するステップ1410を設けずに、ステップ1411の代わり、貯球と持球との合計数よりも予約担保球数合計が多いかを判断するステップを設けても良い。この場合、後述するステップ1421での減算処理を、選択データ球数ではなく、例えば、まず貯球から減算し、貯球が不足する場合には、不足分を持球から減算するようにしても良い。
ステップ1411の処理で、選択データ球数がステップ1408の処理で算出された予約担保球数合計球数よりも小さいと判定された場合には、入力された交換予約を受け付けることができないので、選択データ球数が不足していることを示すエラー画面を表示部621に表示し(1407)、ステップ1403の処理に戻る。
一方、ステップ1411の処理で選択データ球数がステップ1408の処理で算出された予約担保球数合計以上であると判定された場合、カードユニット6は、当該常備景品の在庫が遊技店に実際にあるか否かを確認するために、在庫確認要求を会員管理装置79に送信する(1413)。在庫確認要求には、景品種別特定情報と景品個数特定情報が含まれる。
なお、会員管理装置79が在庫確認要求を受信すると、選択された交換予約対象の景品のうち、在庫のある景品の予約(確保)可能数と、在庫のない景品の予約(取寄)可能数を示す予約可能数情報を送信する。なお、会員管理装置79が在庫確認要求を受信した場合の処理については、図16で詳細を説明する。
そして、カードユニット6は、会員管理装置79から予約可能数情報を受信したか否かを判定する(1414)。
ステップ1414の処理で、会員管理装置79から予約可能数情報を受信していないと判定された場合には、予約可能数情報を受信するまで、ステップ1414の処理を繰り返す。
一方、ステップ1414の処理で、会員管理装置79から予約可能数情報を受信したと判定された場合には、カードユニット6は、受信した予約可能数情報に基づいて、受信した予約可能数情報と同じ景品の種別の交換予約景品情報に含まれる景品個数特定情報、及びステップ1408の処理で取得された景品別予約担保球数小計と予約担保球数合計を更新する(1415)。
具体的には、カードユニット6は、景品個数特定情報によって特定される景品の予約個数が、受信した在庫数情報によって特定される在庫数よりも大きいか否かを判定する。
景品個数特定情報によって特定される景品の予約個数が、受信した予約可能数情報によって特定される予約可能数よりも大きいと判定された場合には、カードユニット6は、景品個数特定情報を受信した予約可能数情報によって特定される数に変更する。
この場合に、カードユニット6は、景品個数特定情報が更新された景品の種別の景品別予約担保球数小計を、当該景品の種別の必要球数と受信した予約可能数情報によって特定される予約可能数とを乗算して算出する。そして、予約担保球数(交換予約担保価値)合計を算出し、ステップ1408の処理で算出された景品別予約担保球数小計と予約担保球数合計を新たな値に変更する。景品個数特定情報によって特定される景品の予約希望個数が、受信した予約可能数情報によって特定される数と同じと判定された場合には、景品個数特定情報はそのままとなる。
本実施の形態では、在庫のある商品は、予約時点で実際に在庫がある分だけを予約(確保)出来るようにして、在庫が無くなった場合には、予約不可としている。この場合、受信した予約可能数情報によって特定される数が0となり、景品個数特定情報が0となる。しかし、在庫が無くなった景品の予約を受け付け、景品を予約できるようにしても良い。
次に、カードユニット6は、現在の交換対象の景品の種別と、現在の交換対象の景品の種別ごとの個数とを遊技者に確認させるための交換予約確認画面を表示部621に表示する(1416)。なお、受信した予約可能数情報によって特定される数が0の場合(在庫が無い場合)、当該景品は、予約不可能と表示する。
そして、カードユニット6は、交換予約のキャンセルが入力されたか否かを判定する(1417)。
ステップ1417の処理で、交換予約のキャンセルが入力されたと判定された場合には、カードユニット6は、景品交換予約処理を終了し、カード制御処理に戻る。
一方、ステップ1417の処理で、交換予約のキャンセルが入力されていないと判定された場合には、交換予約決定入力があるか否かを判定する(1418)。
ステップ1418の処理で、交換依頼決定入力がないと判定された場合、ステップ1417の処理に戻る。
一方、ステップ1418の処理で、交換予約決定入力があると判定された場合、カードユニット6は、交換予約要求を会員管理装置79に送信する(1419)。交換予約要求には、カード挿入口61に挿入されている会員カードのカードID、ステップ1410の処理で選択された選択球数データ、及び交換予約景品情報を含む。
そして、カードユニット6は、会員管理装置79から交換予約を受け付けたことを示す交換予約受付応答を受信したか否かを判定する(1420)。
ステップ1420の処理で、会員管理装置79から交換予約受付応答を受信していないと判定された場合には、交換予約受付応答を受信するまでステップ1420の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ1420の処理で、会員管理装置79から交換予約受付応答を受信したと判定された場合、カードユニット6は、選択球数データから、予約担保球数合計数分を減算し、減算された値を表示部621に表示して(1421)、景品交換予約処理を終了し、カード制御処理に戻る。なお、会員管理装置79にて、選択球数データから、予約担保球数合計数分を減算し、減算された値をカードユニット6に送信しても良い。また、景品別予約担保球数小計や予約担保球数合計等を表示部621に表示しても良い。
図15は、本発明の実施形態の景品交換予約取消処理のフローチャートである。
まず、カードユニット6は、表示部621が操作されたことによる予約取消入力があるか否かを判定する(1501)。
ステップ1501の処理で、予約取消入力がないと判定された場合、交換予約を取り消す必要がないので、景品交換予約取消処理を終了し、カード制御処理に戻る。
一方、ステップ1501の処理で、予約取消入力があると判定された場合、カードユニット6は、カード挿入口61に会員カードが挿入されているか否かを判定する(1502)。
ステップ1502の処理で、カード挿入口61に会員カードが挿入されていないと判定された場合、どの会員の交換予約を取り消すのかが不明であるので、カードユニット6は、会員カードがカード挿入口61に挿入されていないことを示すエラー画面を表示部621に表示し(1503)、景品交換予約取消処理を終了し、カード制御処理に戻る。
一方、ステップ1502の処理で、カード挿入口61に会員カードが挿入されていると判定された場合、カードユニット6は、カード挿入口61に挿入されている会員カードのカードID、及びこの会員が交換予約を行った景品の情報を取得させる予約景品情報要求を、会員管理装置79に送信する(1504)。会員管理装置79が予約景品情報要求を受信した場合の処理については、図16で詳細を説明する。
次に、カードユニット6は、予約景品情報要求の応答である予約取消可能景品情報を会員管理装置79から受信したか否かを判定する(1505)。
ステップ1505の処理で、予約取消可能景品情報を会員管理装置79から受信していないと判定された場合、予約取消可能景品情報を受信するまでステップ1505の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ1505の処理で、予約取消可能景品情報を会員管理装置79から受信したと判定された場合、カードユニット6は、予約取消可能景品情報に含まれる、予約ID毎に、当該会員が交換予約を行った景品の種別、及び当該景品の個数を含む予約景品情報画面を表示部621に表示する(1506)。
次に、カードユニット6は、予約景品情報画面が表示された表示部621を遊技者が操作し、景品の交換予約を取り消すごとに、予約取消景品情報を更新する(1507)。
予約取消景品情報は、予約の取消をする景品の種別を示す予約取消景品種別と予約IDが含まれる。景品の予約を1個単位で取り消し可能とする場合には、更に、各種別の景品の予約を取り消す個数を示す取消個数とが含まれる。
そして、カードユニット6は、交換予約の取り消しのキャンセルが入力されたか否かを判定する(1508)。
ステップ1508の処理で、交換予約の取り消しのキャンセルが入力されたと判定された場合には、ステップ1507の処理で更新された予約取消景品情報を初期値に戻し、景品交換予約取消処理を終了し、カード制御処理に戻る。
一方、ステップ1508の処理で、交換予約の取り消しのキャンセルが入力されていないと判定された場合、カードユニット6は、予約取消を確定させる取消決定入力があるか否かを判定する(1509)。
ステップ1509の処理で、取消決定入力がないと判定された場合、ステップ1507の処理に戻る。
一方、ステップ1509の処理で、取消決定入力があると判定された場合、カードユニット6は、カード挿入口61に挿入されている会員カードのカードID、及びステップ1507の処理で更新された予約取消景品情報を含む予約取消要求を、会員管理装置79に送信する(1510)。なお、会員管理装置79が、予約取消要求を受信した場合の処理については、図16で詳細を説明する。
次に、カードユニット6は、予約取消要求の応答である予約取消受付応答を会員管理装置79から受信したか否かを判定する(1511)。
ステップ1511の処理で、予約取消受付応答を受信していないと判定された場合、カードユニット6は、予約取消受付応答を受信するまで、ステップ1511の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ1511の処理で、予約取消受付応答を受信したと判定された場合、カードユニット6は、ステップ1507の処理で更新された予約取消景品情報に含まれる予約取消個数に、当該予約の取消をする景品の必要球数を乗じて景品別取消担保球数小計と取消担保球数合計を算出する(1512)。
そして、カードユニット6は、ステップ1512の処理で算出された取消担保球数合計を貯球数データに加算し(1513)、景品交換予約取消処理を終了し、カード制御処理に戻る。なお、会員管理装置79が、取消担保球数合計を算出し、貯球数データに加算し、カードユニット6に、加算後の貯球数を送信しても良い。
また、本実施の形態では、処理を簡略化するために、予約に用いた球が貯球か持球かに関わらず全て貯球に戻しているが、例えば、予約担保球数合計に、遊技球数データ種別(貯球か持球)を示すフラグを設け、遊技球数データ種別毎に予約担保球数合計を設けることにより、取消担保球数合計を遊技球数データ種別毎に加算しても良い。
図16は、本発明の実施形態の会員管理装置79で実行される予約系要求受付処理のフローチャートである。
予約系要求受付処理は、所定のタイミングで会員管理装置79によって実行され、カードユニット6からの交換予約を受け付けたり、受け付けた交換予約を取り消したりする処理である。
まず、会員管理装置79は、ステップ1413の処理で送信される在庫確認要求を受信したか否かを判定する(1601)。
ステップ1601の処理で、在庫確認要求を受信していないと判定された場合、ステップ1604の処理に進む。
一方、ステップ1601の処理で、在庫確認要求を受信したと判定された場合、会員管理装置79は、景品管理データベース900を参照し、受信した在庫確認要求の景品の暫定在庫数を予約可能数情報として抽出する(1602)。
具体的には、会員管理装置79は、景品管理データベース900の景品NO902に登録された景品の種別の識別子のうち、在庫確認要求に含まれる在庫を確認する景品の種別の識別子と一致するエントリを取得する。そして、会員管理装置79は、取得されたエントリに含まれる暫定在庫数905に登録された在庫数を抽出し、景品個数特定情報の数と比較し、景品個数特定情報以上の場合には、暫定在庫数から景品個数特定情報の個数を減算し、新たな暫定在庫数として更新し、景品個数特定情報の数を予約(確保)可能数とする。暫定在庫数が景品個数特定情報の個数に満たない場合は、暫定在庫数を予約(確保)可能数とし、暫定在庫数を0とする。暫定在庫数が0の場合は、暫定在庫数は0のままで、予約(確保)可能数を0とする。なお、在庫がない非常備景品は、暫定在庫数には、ブランク「/」が登録されているので、景品個数特定情報の個数を予約(取寄)可能個数とする。
次に、会員管理装置79は、予約可能数情報(景品ID毎の予約可能数を含む情報)を要求元の端末(カードユニット6、景品交換予約端末71、携帯電話76、ノートPC77、及びデスクトップPC78等)に送信する(1603)。
次に、会員管理装置79は、ステップ1419の処理で送信される交換予約要求を受信したか否かを判定する(1604)。
ステップ1604の処理で、交換予約要求を受信していないと判定された場合、ステップ1612の処理に進む。
一方、ステップ1604の処理で、交換予約要求を受信したと判定された場合、会員管理装置79は、受信した交換予約要求に基づいて、景品管理データベース900を参照し、交換予約を受け付けた景品分の必要球数である景品別予約担保球数小計と予約担保球数合計を算出する(1605)。
具体的には、会員管理装置79は、景品管理データベース900の景品NO902に登録された景品の種別の識別子のうち、交換予約要求に含まれる景品種別特定情報と一致するエントリを取得し、取得したエントリに含まれる必要球数904に登録された必要球数を取得する。そして、会員管理装置79は、取得した必要球数に、交換予約要求に含まれる景品個数特定情報によって特定される当該種別の景品の個数を乗じて景品別予約担保球数小計と予約担保球数合計を算出する。
なお、ステップ1605の処理は、ステップ1408の処理で算出された予約担保球数合計が交換予約要求に含まれる場合には、実行されなくてもよい。
次に、会員管理装置79は、受信した交換予約要求に含まれる遊技球数データ種別、及びステップ1605の処理で算出された予約担保球数(交換予約担保価値)合計に基づいて、状況管理データベース7930を更新する(1606)。
具体的には、会員管理装置79は、状況管理データベース7930のカードID7931に登録されたカードIDのうち、交換予約要求に含まれるカードIDと一致するエントリを取得する。
会員管理装置79は、遊技球数データ種別が持球数である場合には、取得したエントリに含まれる持球数7934から、ステップ1605の処理で算出された予約担保球数合計を減算し、当該エントリに含まれる予約担保球数(交換予約担保価値)(総合計)7936にステップ1605の処理で算出された予約担保球数合計を加算する。なお、持球数7934のデータを減算せずに、持球としての使用が制限される分の球数データを記憶しておくだけでも良い。これにより、持球数7934の一部または全部を予約景品との交換のみに使用を制限した交換予約担保価値として確保することになる。
一方、会員管理装置79は、遊技球数データ種別が貯球数である場合には、取得したエントリに含まれる貯球数7935から、ステップ1605の処理で算出された予約担保球数合計を減算し、当該エントリに含まれる予約担保球数(総合計)7936にステップ1605の処理で算出された予約担保球数合計を加算する。なお、貯球数7935のデータを減算せずに、貯球としての使用が制限される分の球数データを記憶しておくだけでも良い。これにより、貯球数7935の一部または全部を予約景品との交換のみに使用を制限した交換予約担保価値として確保することになる。
次に、会員管理装置79は、受信した交換予約要求に含まれる景品種別特定情報を参照し、交換予約がされた景品の種別に在庫が存在するか否かを判定する(1607)。
ステップ1607の処理で、交換予約がされた景品の種別に在庫が存在しないと判定された場合には、ステップ1609の処理に進む。
一方、ステップ1607の処理で、交換予約がされた景品の種別に在庫が存在すると判定された場合には、会員管理装置79は、常備在庫景品の予約リスト1000に、受信した交換予約要求が示すエントリを追加する(1608)。
具体的には、会員管理装置79は、在庫景品の予約リスト1000にカードIDに対応するエントリが無い場合には、新たなエントリを生成する。この生成されるエントリのカードIDには、受信した交換予約要求に含まれるカードIDが登録され、景品NO1002には、受信した交換予約要求に含まれる景品種別特定情報が登録され、予約数1003には、受信した交換予約要求に含まれる景品個数特定情報によって特定される個数が登録され、取消1004には、取消されたか否かを示す情報が登録され、交換1005には、交換されたか否かを示す情報が登録され、景品別予約担保球数(小計)1006と予約担保球数(合計)1007には、ステップ1605の処理で算出された景品別予約担保球数(小計)1006と予約担保球数(合計)1007が登録される。予約ID1008には、当該予約を一意に識別するためのIDが登録される。
カードIDに対応するエントリがある場合には、今回の予約ID1008、景品NO1002、予約数1003、取消1004、交換1005、景品別予約担保球数(小計)1006、予約担保球数(合計)1007を登録する。
次に、会員管理装置79は、受信した交換予約要求に含まれる景品種別特定情報を参照し、交換予約がされた景品の種別に、在庫がないが予約可能な非常備景品が存在するか否かを判定する(1609)。その場合、暫定在庫数には、ブランク「/」が登録されている。
ステップ1609の処理で、暫定在庫数に、ブランク「/」のある景品が存在しないと判定された場合、ステップ1611の処理に進む。
ステップ1609の処理で、存在すると判定された場合、会員管理装置79は、会員管理装置79は、非常備景品の予約(取寄)リスト1100に、受信した交換予約要求が示すエントリを追加する(1610)。
具体的には、非常備景品の予約リスト1100に新たなエントリを生成する。この生成されるエントリのカードIDには、受信した交換予約要求に含まれるカードIDが登録され、景品NO1002には、受信した交換予約要求に含まれる景品種別特定情報が登録され、予約数1003には、受信した交換予約要求に含まれる景品個数特定情報によって特定される個数が登録され、予約日1101には、交換予約要求を受信した年月日が登録され、発注1102には、発注済みか否かを示す情報が登録され、取消1004には、取消がされたか否かを示す情報が登録され、交換1005には、交換済か否かを示す情報が登録され、予約担保球数(小計)1006には、ステップ1605の処理で算出された景品別予約担保球数小計が登録される。予約ID1008には、当該予約を一意に識別するためのIDが登録される。
次に、会員管理装置79は、交換予約要求の応答である予約受付応答を、交換予約要求を送信した端末に送信する(1611)。
そして、会員管理装置79は、ステップ1504の処理で送信された予約景品情報要求を受信したか否かを判定する(1612)。
ステップ1612の処理で、予約景品情報要求を受信していないと判定された場合、ステップ1616の処理に進む。
一方、ステップ1612の処理で、予約景品情報要求を受信したと判定された場合、会員管理装置79は、在庫景品の予約リスト1000を参照し、カードID1001に登録されたカードIDが、受信した予約景品情報要求に含まれるカードIDと一致するエントリのうち、取消1004に取り消されていないことを示す情報が登録され、かつ交換1005が未だ交換していないことを示す情報が登録されているエントリに登録された情報を、未交換景品情報として抽出する(1613)。
さらに、会員管理装置79は、在庫無し非常備景品の予約リスト1100を参照し、カードID1001に登録されたカードIDが、受信した予約景品情報要求に含まれるカードIDと一致するエントリのうち、発注1102に未だ発注されていないことを示す情報が登録され、取消1004に取り消されていないことを示す情報が登録され、かつ交換1005に未だ交換していないことを示す情報が登録されているエントリに登録された情報を、未発注景品情報として抽出する(1614)。なお、本実施の形態では、発注済みの景品は取消不可としている。
そして、会員管理装置79は、ステップ1613の処理で抽出された未交換景品情報、及びステップ1614の処理で抽出された未発注景品情報に基づいて、予約取消可能景品情報を生成して、予約景品情報要求を送信した端末に送信する(1615)。
次に、会員管理装置79は、ステップ1510の処理で送信された予約取消要求を受信したか否かを判定する(1616)。
ステップ1616の処理で、予約取消要求を受信していないと判定された場合、予約系要求受付処理を終了する。
一方、ステップ1616の処理で、予約取消要求を受信したと判定された場合、会員管理装置79は、受信した予約取消要求に基づいて、予約取消担保球数を算出する(1617)。
具体的には、受信した予約取消要求に含まれるカードIDの会員に対して、予約取消景品種別によって特定される景品の種別の必要球数に、取消個数を乗算して、予約取消担保球数を算出する。
次に、会員管理装置79は、状況管理データベース7930のカードID7931に登録されたカードIDのうち、受信した予約取消要求に含まれるカードIDと一致するエントリに含まれる貯球数7935に、ステップ1617の処理で算出された予約取消担保球数を加算し、予約担保球数(総合計)7936から予約取消担保球数を減算し、状況管理データベース7930を更新する(1618)。なお、貯球数7935のデータを減算せずに、貯球としての使用が制限される分の球数データを記憶しておいた場合には、その球数データから予約取消担保球数を減算した値を記憶しておけば良い。これにより、予約担保球数(総合計)7936の一部または全部の使用制限を解除してカードIDに対応する遊技価値として復帰させることになる。
ステップ1618の処理で、交換予約を取り消す場合には、取り消した景品の球数が貯球となるようにしている。これは、在庫がない景品を持球で予約した場合でも、未発注であれば、後日取り消すことが可能であるが、持球の有効期限が当日限りの場合があるので、予約担保球数(交換予約担保価値)を、持球ではなく貯球扱いしているためである。また、予約担保球数を持球数に基づいて交換予約をした場合と、貯球数に基づいて交換予約をした場合とに区別していないため、遊技者にとって不利になる可能性のある貯球の方に戻している。予約担保球数を持球数に戻すようにした場合には、貯球で景品の交換予約を行なった後に取消することにより、貯球を持球に変換することが可能となってしまうためである。従って、区別していれば、持球数に基づいて交換予約をしたものを持球数に戻し、貯球数に基づいて交換予約したものを貯球数に戻しても良い。また、予約した当日に取消する場合のみ、持球数に基づいて交換予約をしたものを持球数に戻しても良い。
なお、区別の有無に関わらず、持球数に基づいて交換予約をしていた場合であっても、当該交換予約を取り消す場合には、当該交換予約の景品の分の持球を貯球にすれば、貯球から遊技球の払い出しがなされる場合には、通常手数料が引かれることから、交換予約の取消によって交換予約分の持球を貯球に変換することが遊技者に対するペナルティとなる。
そして、会員管理装置79は、受信した予約取消要求に含まれる予約取消景品種別を参照し、予約取消景品種別によって特定される景品の種別に、在庫のある景品が含まれるか否かを判定する(1619)。
ステップ1619の処理で、予約取消景品種別によって特定される景品の種別に在庫のある景品が含まれないと判定された場合、ステップ1621の処理に進む。
一方、ステップ1619の処理で、予約取消景品種別によって特定される景品の種別に在庫のある景品が含まれると判定された場合、会員管理装置79は、在庫景品の予約リスト1000が当該予約取消要求によって交換予約が取り消されたことを示すように、常備景品の予約リスト1000を更新し、景品管理データベース900の暫定在庫数905に、交換予約の取消数を加算する(1620)。
具体的には、会員管理装置79は、在庫景品の予約リスト1000のカードID1001に登録されたカードIDのうち、受信した予約取消要求に含まれるカードIDと一致するエントリを取得する。そして、会員管理装置79は、取得したエントリに含まれる景品NO1002に登録された識別子のうち、受信した予約取消要求に含まれる予約取消景品種別特定情報、予約IDと一致するエントリの取消1004に、取り消されたことを示す情報を登録する。なお、本実施の形態では、予約ID、景品NO毎に予約取消を行なっており、予約数全てが取り消されてしまうが、予約数の内の一部を取り消しても良い。
また、会員管理装置79は、景品管理データベース900の景品NO902に登録された識別子のうち、受信した予約取消要求に含まれる予約取消景品種別特定情報と一致するエントリの暫定在庫数905に、受信した予約取消要求に含まれる取消数を加算する。
次に、会員管理装置79は、受信した予約取消要求に含まれる予約取消景品種別を参照し、予約取消景品種別によって特定される景品の種別に、非常備景品が含まれるか否かを判定する(1621)。
ステップ1621の処理で、予約取消景品種別によって特定される景品の種別に非常備景品が含まれないと判定された場合、ステップ1623の処理に進む。
一方、ステップ1621の処理で、予約取消景品種別によって特定される景品の種別に非常備景品が含まれると判定された場合、会員管理装置79は、非常備景品の予約リスト1100が当該予約取消要求によって交換予約が取り消されたことを示すように、非常備景品の予約リスト1100を更新する(1622)。
具体的には、会員管理装置79は、非常備景品の予約リスト1100のカードID1001に登録されたカードIDのうち、受信した予約取消要求に含まれるカードIDと予約IDとに一致するエントリを取得する。そして、会員管理装置79は、取得したエントリに含まれる景品NO1002に登録された識別子のうち、受信した予約取消要求に含まれる予約取消景品種別特定情報と一致するエントリの取消1004に、取り消されたことを示す情報を登録する。
次に、会員管理装置79は、会員情報データベース7920のカードID7921に登録されたカードIDのうち、受信した予約取消要求に含まれるカードIDと一致するエントリに含まれる予約取消数7928をインクリメントする(1623)。
なお、ステップ1623の処理では、在庫のある景品と非常備景品の一方又は両方を取り消すと、予約取消数7928を1インクリメントしたが、在庫のある景品と非常備景品の両方を取り消した場合には、2インクリメントしても良いし、非常備景品を取り消した場合のみ1インクリメントしても良い。また、予約取消要求に含まれる予約取消景品種別の個数分、予約取消数7928をインクリメントしてもよい。予約取消のあった予約ID毎に1インクリメントしても良い。
次に、会員管理装置79は、予約取消要求の応答である予約取消受付要求を、予約取消要求を送信した端末に送信し(1624)、予約系受付処理を終了する。
図17は、本発明の実施形態の景品交換用端末70によって実行される景品交換処理のフローチャートである。
景品交換処理は、所定のタイミングで景品交換用端末70によって実行され、景品が実際に交換されたことを会員管理装置79に通知するための処理である。
まず、景品交換用端末70は、景品交換用端末70にカード(会員カード又はワンデイカード)が挿入されたか否かを判定する(1701)。
ステップ1701の処理で、景品交換用端末70にカードが挿入されていないと判定された場合、遊技者所有の遊技価値と景品とを交換することができないので、景品交換処理を終了する。
一方、ステップ1701の処理で、景品交換用端末70にカードが挿入されていると判定された場合、挿入されたカードが会員カードであるか否かを判定する(1702)。
ステップ1702の処理で、挿入されたカードが会員カードでないと判定された場合、会員管理装置79は、ステップ1710の処理に進む。
一方、ステップ1702の処理で、挿入されたカードが会員カードであると判定された場合、景品交換用端末70は、会員カードのカードIDを含み、当該会員カードの会員が交換を予約した景品を会員管理装置79に確認させるための予約景品確認要求を会員管理装置79に送信する(1703)。会員管理装置79が予約景品確認要求を受信した場合の処理については、図18で詳細を説明する。
次に、景品交換用端末70は、予約景品確認要求の応答である予約景品情報を会員管理装置79から受信したか否かを判定する(1704)。
ステップ1704の処理で、景品交換用端末70が予約景品情報を受信していないと判定された場合、予約景品情報を受信するまでステップ1704の処理で繰り返し実行する。
一方、ステップ1704の処理で、景品交換用端末70が予約景品情報を受信したと判定された場合、景品の交換をキャンセルすることを示すキャンセル入力があるか否かを判定する(1705)。
ステップ1705の処理で、キャンセル入力があると判定された場合、景品交換処理を終了する。
一方、ステップ1705の処理で、キャンセル入力がないと判定された場合、景品交換用端末70は、選択されている景品と会員の球数(予約担保球数)を交換することを決定することを示す交換決定入力があるか否かを判定する(1707)。
ステップ1707の処理で、交換決定入力がないと判定された場合、ステップ1705の処理に戻る。
一方、ステップ1707の処理で、交換決定入力があると判定された場合、景品交換用端末70は、会員カードのカードID、交換景品の種別を示す交換景品種別特定情報、及び交換景品の個数を示す交換景品個数を含む予約景品交換要求を会員管理装置79に送信する(1708)。なお、本実施の形態では、在庫のある景品は、全て交換するようにしているが、景品ID毎や予約ID毎に、予約した景品と交換するかしないかを選択できるようにしても良い。
そして、景品交換用端末70は、予約景品交換要求の応答である景品交換受付応答を会員管理装置79から受信したか否かを判定する(1709)。
ステップ1709の処理で、景品交換受付応答を受信していないと判定された場合、景品交換受付応答を受信するまで、ステップ1709の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ1709の処理で、景品交換受付応答を受信したと判定された場合、景品交換用端末70は、タッチパネルから構成される表示装置7010が操作されたことによる景品交換入力があるか否かを判定する(1710)。これは、予約をしていない景品を交換するために、交換したい景品を入力するものである。
ステップ1710の処理で、景品交換入力がないと判定された場合、景品交換入力があるまで、ステップ1710の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ1710の処理で、景品交換入力があると判定された場合、確定入力があったか否かを判断する(1712)。確定入力が無い場合には、交換を希望する他の景品を入力する。確定入力があった場合には、選択された景品を交換する処理を実行し(1711)、景品交換処理を終了する。
なお、ステップ1711の処理では、選択された景品が特殊景品である場合には、当該特殊景品を特殊景品払出装置7013から払い出す。
図18は、本発明の実施形態の会員管理装置79によって実行される交換系要求受付処理のフローチャートである。
交換系要求受付処理は、所定のタイミングで会員管理装置79によって実行され、交換予約がされていた景品に基づいて、予約リスト1000及び1100を更新する処理である。
まず、会員管理装置79は、ステップ1703の処理で送信された予約景品確認要求を受信したか否かを判定する(1801)。
ステップ1801の処理で、予約景品確認要求を受信していないと判定された場合、ステップ1804の処理に進む。
ステップ1801の処理で、予約景品確認要求を受信したと判定された場合、会員管理装置79は、予約リスト1000及び1101のカードID1001に登録されたカードIDのうち、受信した予約景品確認要求に含まれるカードIDと一致するエントリを取得する。そして、会員管理装置79は、予約リスト1000から取得したエントリから、取消1004に取消されていないことを示す情報が登録され、交換1005に未だ交換されていないことを示す情報が登録されているエントリをさらに取得し、予約リスト1100から取得したエントリから、取消1004に取消されていないことを示す情報が登録され、交換1005に未だ交換されていないことを示す情報が登録され、入庫有無1103に、入庫数が登録され、在庫ありとなっているエントリをさらに取得し、当該エントリの景品NO1002及び予約数1003に登録されている情報を、予約景品情報として抽出する(1802)。なお、予約ID1008も抽出しても良い。
次に、会員管理装置79は、ステップ1802の処理で抽出された予約景品情報を景品交換用端末70に送信する(1803)。
そして、会員管理装置79は、ステップ1708の処理で送信された予約景品交換要求を景品交換用端末70から受信したか否かを判定する(1804)。
ステップ1804の処理で、予約景品交換要求を受信したと判定された場合、会員管理装置79は、受信した予約景品交換要求に含まれる交換景品種別特定情報によって特定される景品の種別ごとに、予約担保球数を算出する(1805)。なお、予約リスト1000及び1100から予約担保球数を得ても良い。
次に、会員管理装置79は、状況管理データベース7930のカードID7931に登録されたカードIDのうち、受信した予約景品交換要求に含まれるカードIDと一致するエントリに含まれる予約担保球数(総合計)7936から、ステップ1805の処理で算出された予約担保球数を減算する(1806)。
そして、会員管理装置79は、予約リスト1000及び1100のカードID1001に登録されたカードIDのうち、受信した予約景品交換要求に含まれるカードIDと一致するエントリを取得し、取得したエントリの景品NO1002に登録された識別子のうち、受信した予約景品交換要求に含まれる交換景品種別特定情報と一致するエントリをさらに取得する。そして、会員管理装置79は、予約リスト1000の当該エントリに含まれる交換1005に登録された情報をすでに交換されたことを示す情報を登録する。予約リスト1100は、在庫があるエントリについて、当該エントリに含まれる交換1005に登録された情報をすでに交換されたことを示す情報を登録する。そして、会員管理装置79は、景品管理データベース900の交換景品種別特定情報に対応した景品NOの実在庫数から、交換景品個数を減算する(1807)。
次に、会員管理装置79は、予約景品交換受付応答を景品交換用端末70に送信し(1808)、交換系受付処理を終了する。
図19は、本発明の実施形態の会員管理装置79によって実行される景品発注リスト作成処理のフローチャートである。
景品発注リスト作成処理は、所定条件が成立した場合に会員管理装置79によって実行され、在庫が所定数より少なくなった常備景品及び在庫の無い非常備景品を仕入れ業者に発注するための発注リストを作成する処理である。
まず、会員管理装置79は、発注リスト作成条件が成立したか否かを判定する(1901)。発注リスト作成条件とは、閉店後や開店前などの予め設定された時間、及び会員管理装置79の管理者の操作入力等である。
ステップ1901の処理で、発注リスト作成条件が成立していないと判定された場合、会員管理装置79は、発注リスト作成処理を終了する。
一方、ステップ1901の処理で、発注リスト作成条件が成立したと判定された場合、会員管理装置79は、予約リスト1000に登録されたエントリのうち、交換1005に未だ交換されていないことを示す情報が登録されているエントリがあるか否かを判定する(1902)。
ステップ1902の処理で、予約リスト1000に登録されたエントリのうち、取消1004が取消となっておらず、交換1005に未だ交換されていないことを示す情報が登録されているエントリ(未交換エントリ)がないと判定された場合、ステップ1908の処理に進む。
一方、ステップ1902の処理で、予約リスト1000に登録されたエントリに未交換エントリがあると判定された場合、会員管理装置79は、当該未交換エントリの景品別予約担保球数小計の値を、当該エントリが属するカードID1001の予約担保球数(合計)1007と景品別予約担保球数(小計)1006から減算する(1903)。
そして、会員管理装置79は、状況管理データベース7930のカードID7931のうち、ステップ1903の処理で減算された景品別予約担保球数(小計)1006のエントリのカードIDと一致するエントリに含まれる貯球数7935に登録された貯球数に、ステップ1903の処理で減算された景品別予約担保球数小計を加算し、当該エントリの予約担保球数(総合計)7936から、ステップ1903の処理で減算された景品別予約担保球数小計を減算する(1904)。
次に、会員管理装置79は、会員情報データベース7920のカードID7921のカードIDのうち、予約リスト1000の未交換エントリのカードID1001に登録されたカードIDと一致するエントリに含まれる予約取消数7928をインクリメントする(1905)。ステップ1905の処理では、ステップ1623と同様のインクリメントの仕方でも良い。
次に、会員管理装置79は、予約リスト1000の未交換エントリに含まれる取消1004に、交換予約が取り消されたことを示す情報を登録する。そして、会員管理装置79は、景品管理データベース900の景品NO902に登録された識別子のうち、予約リスト1000の未交換エントリの景品NO1002に登録された識別子と一致するエントリに含まれる暫定在庫数905に、当該未交換エントリの予約数1003に登録された数を加算する(1906)。
そして、会員管理装置79は、予約リスト1000のすべての未交換エントリに対して、ステップ1903〜1906の処理が実行されたか否かを判定し、予約リスト1000のすべての未交換エントリに対してステップ1903〜1906の処理が実行されたと判定された場合には、ステップ1908の処理に進み、ステップ1903〜1906の処理が実行されていない未交換エントリが存在すると判定された場合には、ステップ1903の処理に戻る(1907)。
次に、会員管理装置79は、景品管理データベース900の実在庫数912を参照し、実在庫数912が発注判定数906よりも小さいエントリを抽出する(1908)。
そして、実在庫数912が発注判定数906よりも小さいエントリがステップ1908の処理で抽出されたか否かを判定する(1909)。
暫定在庫数905が発注判定数906よりも小さいエントリがステップ1908の処理で抽出されなかったと、ステップ1909の処理で判定された場合、ステップ1913の処理に進む。
一方、ステップ1909の処理で、実在庫数912が発注判定数906よりも小さいエントリがステップ1908の処理で抽出されたとステップ1909の処理で判定された場合、会員管理装置79は、ステップ1908の処理で抽出されたエントリに含まれる在庫上限数911から実在庫数912を減算し、仕入れ業者に発注する個数を算出する(1910)。
そして、会員管理装置79は、発注する景品の種別と、景品の種別ごとの発注個数と、を発注リストに追加する(1911)。
次に、会員管理装置79は、ステップ1908の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ1910及び1911の処理を実行したか否かを判定する(1912)。
ステップ1908の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ1910及び1911の処理を実行していないと、ステップ1912の処理で判定された場合、ステップ1910の処理に戻る。
一方、ステップ1908の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ1910及び1911の処理を実行していると、ステップ1912の処理で判定された場合、会員管理装置79は、予約リスト1100に登録されたエントリから、取消1004が取消となっておらず、発注1102に未だ発注していないことが登録されているエントリを抽出する(1913)。
そして、会員管理装置79は、ステップ1913の処理で抽出されたエントリに基づいて、カードIDと、予約IDと、発注する景品の種別と、景品の種別ごとの発注個数と、を発注リストに追加する(1914)。
次に、会員管理装置79は、ステップ1913の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ1914の処理を実行したか否かを判定する(1915)。
ステップ1913の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ1914の処理を実行したと、ステップ1915の処理で判定された場合、景品発注リスト作成処理を終了する。なお、ここで景品の種別毎の発注個数の総合計を算出しても良い。
一方、ステップ1913の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ1914の処理を実行していないと、ステップ1915の処理で判定された場合、ステップ1914の処理に戻る。
図20は、本発明の実施形態の会員管理装置79によって実行される景品発注処理のフローチャートである。
景品発注処理は、所定条件が成立すると(例えば、会員管理装置79の管理者による操作入力があった場合等)、会員管理装置79によって実行され、図19に示す景品発注リスト作成処理で作成された発注リストに基づいて、仕入れ業者に発注を行う処理である。
まず、会員管理装置79は、景品発注条件が成立しているか否かを判定する(2001)。この場合の景品発注条件は、管理者からの操作入力があったこと、及び予め設定された日時になったこと等である。
なお、予め設定された日時になったことを景品発注条件とした場合には、ステップ2006及び2007の処理は実行しなくとも良い。
ステップ2001の処理で、景品発注条件が成立していないと判定された場合、景品発注処理を終了する。
一方、ステップ2001の処理で、景品発注条件が成立していると判定された場合、会員管理装置79は、発注リストが作成済であるか否かを判定する(2002)。
ステップ2002の処理で、発注リストが作成済でないと判定された場合、景品の発注ができないので、会員管理装置79は、発注リストが作成されていないことを示すエラー画面を出力装置7911に表示し(2003)、景品発注処理を終了する。
一方、ステップ2002の処理で、発注リストが作成済であると判定された場合、会員管理装置79は、作成済の発注リストを出力装置7911に表示する(2004)。
そして、会員管理装置79は、管理者が出力装置7911に表示された発注リストを見て、発注をキャンセルすることを示すキャンセル入力があるか否かを判定する(2005)。
ステップ2005の処理で、キャンセル入力があると判定された場合には、景品発注処理を終了する。
一方、ステップ2005の処理で、キャンセル入力がないと判定された場合には、会員管理装置79は、発注リストを修正するための修正入力があるか否かを判定する(2006)。
ステップ2006の処理で、修正入力がないと判定された場合、ステップ2008の処理に進む。
一方、ステップ2006の処理で、修正入力があると判定された場合、会員管理装置79は、修正入力に基づいて、発注リストの該当するエントリを修正する(2007)。
次に、会員管理装置79は、仕入れ業者に実際に発注することを示す発注実行入力があるか否かを判定する(2008)。なお、予め設定された日時になったことを景品発注条件とした場合には、所定時間経過後に、発注実行入力があったと扱っても良い。
ステップ2008の処理で、発注実行入力がないと判定された場合、ステップ2005の処理に戻る。
一方、ステップ2008の処理で、発注実行入力があると判定された場合、会員管理装置79は、発注リストを仕入れ業者に送信する発注データ送信処理を実行する(2009)。発注データ送信処理は、仕入れ業者の電子メールアドレスに発注リストを送信する処理であってもよいし、発注リストをプリントアウトし、管理者等がプリントアウトされた発注リストを仕入れ業者宛てにFAXしてもよい。
次に、会員管理装置79は、ステップ2009の処理で発注された発注リストを、発注した景品が入荷した場合の検品用に、当該発注を識別する発注IDを付した発注済リストとして記憶し、予約リスト1100の発注ID1105に当該発注IDを登録し(2010)、景品発注処理を終了する。
図21は、本発明の実施形態の会員管理装置79によって実行される入荷メール送信処理のフローチャートである。
入荷メール送信処理は、所定条件が成立すると(予め設定された日時になった場合、又は会員管理装置79から操作入力があった場合)、会員管理装置79によって実行され、会員が交換予約していた景品で、交換予約時に在庫がなかった景品が入荷する予定、又は当該景品が入荷したことを報知(通知)するメールを送信する処理である。
まず、会員管理装置79は、予定メール送信条件が成立したか否かを判定する(2101)。
ステップ2101の処理で、予定メール送信条件が成立していないと判定された場合、ステップ2107の処理に進む。予定メール送信条件が成立していると判定された場合、会員管理装置79は、仕入れ業者から送信され、入荷を受け付けた景品の種別と、景品の種別ごとの入荷予定日時と、が含まれる入荷予定データを受信しているか否かを判定する(2102)。
ステップ2102の処理で、入荷予定データを受信していないと判定された場合、会員管理装置79は、入荷予定メールを送信することができないので、入荷予定データを受信していないことを示すエラー画面を出力装置7911に表示し(2103)、ステップ2107の処理に進む。
一方、ステップ2102の処理で、入荷予定データを受信していると判定された場合、会員管理装置79は、入荷予定データを受信した発注IDと同じ発注IDを持つ発注済リストに登録される識別子のうち、受信した入荷予定データに含まれる景品の種別によって特定される識別子と一致するエントリを抽出する(2104)。なお、この場合の抽出元として、予約リスト1100を用いても良い。
そして、会員管理装置79は、抽出したエントリに含まれるカードIDを抽出し、会員情報データベース7920のカードID7921に登録されたカードIDのうち、抽出したカードIDと一致するエントリを取得する。そして、会員管理装置79は、取得したエントリに含まれるメールアドレス7927に登録される電子メールアドレス宛に、入荷予定データに含まれる景品の種別、及び入荷予定日を知らせる旨の電子メールを送信する(2105)。
次に、会員管理装置79は、ステップ2104の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ2105の処理が実行されたか否かを判定する(2106)。
ステップ2104の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ2105の処理が実行されていないと、ステップ2106の処理で判定された場合、ステップ2105の処理に戻る。
一方、ステップ2104の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ2105の処理が実行されたと、ステップ2106の処理で判定された場合、会員管理装置79は、入荷メール送信条件が成立したか否かを判定する(2107)。入荷メール送信条件は、入荷データを受け付けた場合に成立する。入荷データは、仕入れ業者から景品が到着した場合に、到着した景品のバーコードを読み取ること等によって生成される。
次に、会員管理装置79は、入荷データを受け付けたか否かを判定する(2108)。
ステップ2108の処理で、入荷データを受け付けていないと判定された場合、会員管理装置79は、入荷データを受け付けていないことを示すエラー画面を出力装置7911に表示し(2109)、入荷メール送信処理を終了する。
一方、ステップ2108の処理で、入荷データを受け付けたと判定された場合、会員管理装置79は、入荷データを受信した発注IDと同じ発注IDを持つ発注済リストに登録される識別子のうち、受け付けた入荷データに含まれる景品の種別によって特定される識別子と一致するエントリを抽出する(2110)。なお、この場合も予約リスト1100から抽出しても良い。
そして、会員管理装置79は、抽出したエントリに含まれるカードIDを抽出し、会員情報データベース7920のカードID7921に登録されたカードIDのうち、抽出したカードIDと一致するエントリを取得する。そして、会員管理装置79は、取得したエントリに含まれるメールアドレス7927に登録される電子メールアドレス宛に、入荷データに含まれる種別の景品が入荷したことを知らせる旨の電子メールを送信する(2111)。
次に、会員管理装置79は、ステップ2110の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ2111の処理が実行されたか否かを判定する(2112)。
ステップ2110の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ2111の処理が実行されていないと、ステップ2112の処理で判定された場合、ステップ2111の処理に戻る。
一方、ステップ2110の処理で抽出されたすべてのエントリに対して、ステップ2111の処理が実行されたと、ステップ2112の処理で判定された場合、入荷メール送信処理を終了する。
上述したように、入荷したことを知らせる旨の電子メールの送信に先立って、入荷予定日を知らせる旨の電子メールを予め遊技者に送信しておくことで、遊技者が交換予約(入荷予約)が正常に完了していなかったのではないかといったような不安を感じることがなくなり、遊技者を安心させることが可能となる。
以上の説明では、パチンコ遊技機にて使用する遊技球における説明をしたが、本願発明は、回胴式遊技機等にて使用するメダルにも適用することが可能である。
なお、今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。また、本発明の範囲は前述した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。