JP2011130719A - 鰯類仔稚魚の殺菌方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鰯類仔稚魚自体が強力なカタラーゼ活性を持っていることを見出し、鮮度を低下させる手段を講じることなく、鮮度が落ちないように過酸化水素を付着させ、酸化を促進させる手段を無理に講じなくても、短時間で付着させた過酸化水素を分解することのできる鰯類仔稚魚の殺菌方法及びその装置を提供する。
【解決手段】鰯類仔稚魚を煮沸加工する事前処理として、鰯類仔稚魚に過酸化水素を付着させた後、この鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素を、鰯類仔稚魚自体のカタラーゼ活性によって酸化分解されるまでの一定の時間をおいて、酸化分解させて、除去した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シラス、カエリ、イリコ、チリメンジャコ等の鰯類仔稚魚の殺菌方法及びその装置に関するものである。
昭和55年以前、過酸化水素は殺菌剤として煮沸加工時、煮汁に添加し製品を殺菌処理していたが、その後の動物実験で過酸化水素の残留による発がん性が確認され、従来の煮汁に過酸化水素を添加する使用方法は分解除去できないとし、新しい技術が開発されるまで、食品衛生法で、最終食品に残留しないこととし、全国で規制された。
このことを受け、多くの技術者が代替方法として次亜塩素酸、オゾン、クエン酸等多くの殺菌効果の期待できる薬剤での殺菌方法を提案したが、未だ製造現場では有効な殺菌、除菌技術は確立していないのが現状である。
本出願人においても、例えば、以下の特許文献1〜4に記載された小魚等の殺菌方法やその装置を提案している。
先ず、特許文献1に記載された小魚等の殺菌方法やその装置は、過酸化水素を付着させた原料シラスを機械的に撹拌反転させることにより、酸化分解を促進させるとともに、殺菌剤もしくは混合させる空気の温度を高めることで酸化分解を促進させる手段をとっている。
さらに、特許文献2に記載された小魚等の殺菌方法やその装置は、カルシウムや鉄及びマグネシム等を過酸化水素の分解を促進させるため触媒として添加している。
また、特許文献3に記載された小魚等の殺菌方法やその装置は、過酸化水素の分解を促進しようとして、空気や酸素ガスを生シラスに吹き付けている。
さらにまた、特許文献4に記載された小魚等の殺菌方法やその装置は、生シラスをヒーターで加熱処理する手段をとっている。
特開2008−61550号公報 特開2006−87343号公報 特開2006−87342号公報 特開2006−129708号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された小魚等の殺菌方法やその装置では、鮮度落ちしやすい生シラスを過度に撹拌したり、高温の空気や殺菌剤を噴霧すると著しく鮮度を低下させ、煮沸加工時に商品価値が著しく低下するという問題点を有していた。
さらに、上記特許文献2に記載された小魚等の殺菌方法やその装置では、過酸化水素の分解を促進させるため触媒として添加したカルシウムや鉄及びマグネシム等の物質が、完成品のシラス製品中に残留してしまい、味及び見た目が悪く商品価値が低下するという問題点を有していた。
また、上記特許文献3に記載された小魚等の殺菌方法やその装置では、過酸化水素の分解を促進しようとして、空気や酸素ガスを生シラスに吹き付けているが、過度に生シラスに空気を当てると著しく鮮度が落ちてしまい、生シラスが重なり合った下方には通常空気は届かず、空気圧を上げると下方には空気は入り込むが生シラスに強烈に空気が当たるため、一層鮮度を低下させ商品価値が低下するという問題点を有していた。しかも、酸素ガスは可燃性で引火の恐れがあり、実際に使用するのは危険であるという問題点を有していた。
さらにまた、上記特許文献4に記載された小魚等の殺菌方法やその装置では、生シラスをヒーターで加熱処理する手段をとっているが、この場合生シラスがドロドロに溶けてしまい煮沸加工時に身割れがひどく、商品にならないという問題点を有していた。
そこで、本発明は、生シラス他、鰯類仔稚魚自体が強力なカタラーゼ活性を持っていることを見出し、上記のような鮮度を低下させる手段を講じることなく、鮮度が落ちないように過酸化水素を付着させ、酸化を促進させる手段を無理に講じなくても、短時間で付着させた過酸化水素を分解することのできる鰯類仔稚魚の殺菌方法及びその装置を提供することを目的としてなされたものである。
そのため、本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法は、鰯類仔稚魚を煮沸加工する事前処理として、鰯類仔稚魚に過酸化水素を付着させた後、この鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素を、鰯類仔稚魚自体のカタラーゼ活性によって酸化分解されるまでの一定の時間をおいて、酸化分解させて、除去している。
そして、本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法は、前記鰯類仔稚魚を複数に分割された貯蔵タンクに順次投入していき、貯蔵タンクに先に投入した鰯類仔稚魚を前記貯蔵タンクから順次取り出している。
さらに、本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法は、前記鰯類仔稚魚を単体もしくは複数段のベルトコンベアに順次送り出していき、鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素の酸化分解が完結する任意の速度で鰯類仔稚魚を移動させている。
また、本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置は、鰯類仔稚魚の貯蔵タンク、貯蔵タンクから鰯類仔稚魚を取り出すためのコンベア、取り出した鰯類仔稚魚に過酸化水素を噴霧するための噴霧ノズル、過酸化水素が噴霧された鰯類仔稚魚を一定時間貯蔵して、鰯類仔稚魚に噴霧された過酸化水素を分解するための複数の酸化分解タンク、噴霧された過酸化水素が分解された鰯類仔稚魚を複数の酸化分解タンクから交互に取り出すコンベアを備えたものとしている。
さらにまた、本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置は、鰯類仔稚魚の貯蔵タンク、貯蔵タンクから鰯類仔稚魚を取り出すためのコンベア、取り出した鰯類仔稚魚に過酸化水素を噴霧するための噴霧ノズル、過酸化水素が噴霧された鰯類仔稚魚を任意の速度で搬送して、搬送中に鰯類仔稚魚に噴霧された過酸化水素を分解するための酸化分解コンベアを備えたものとしている。
本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法及びその装置によると、過酸化水素を付着させた後、過度に撹拌反転させたり、触媒を添加したり、鰯類仔稚魚の表面温度上げなくても、短時間で鰯類仔稚魚が持っているカタラーゼ活性によって自然分解しその結果、真水で洗浄することも必須条件ではなくなり、鮮度を低下させることがないものとなった。すなわち、時間の経過とともに付着させた過酸化水素は水と酸素に分解されるので、過酸化水素を除去させるための洗浄作業を不必要なものにすることができた。
本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法に使用する殺菌装置の第一実施形態の平面図である。 図1に示す鰯類仔稚魚の殺菌装置の正面図である。 本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法に使用する殺菌装置の第二実施形態の平面図である。 図3に示す鰯類仔稚魚の殺菌装置の正面図である。 本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法に使用する殺菌装置の第三実施形態の平面図である。 図5に示す鰯類仔稚魚の殺菌装置の正面図である。 本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法に使用する殺菌装置の第四実施形態の正面図である。 本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法に使用する殺菌装置の第五実施形態の平面図である。 図8に示す鰯類仔稚魚の殺菌装置の正面図である。 本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法に使用する殺菌装置の第六実施形態の正面図である。
以下、本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法及びその装置を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法は、鰯類仔稚魚を煮沸加工する事前処理として、鰯類仔稚魚に過酸化水素を付着させた後、この鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素を、鰯類仔稚魚自体のカタラーゼ活性によって酸化分解されるまでの一定の時間をおいて、酸化分解させて、除去してから、煮沸加工するようにしている。鰯類仔稚魚は強力なカタラーゼ活性を持っており、鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素濃度が、1重量%であれば約10秒で酸化分解させることができ、3重量%であれば約25秒で酸化分解させることができ、5重量%であっても約45秒で酸化分解させることができる。したがって、前記過酸化水素を酸化分解させるためにおいておく一定の時間としては、鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素の濃度に応じて適宜、設定すればよい。
先ず、本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法の第一の方法としては、鰯類仔稚魚を煮沸加工する事前処理として、鰯類仔稚魚に過酸化水素を付着させた後、この鰯類仔稚魚を複数に分割された貯蔵タンクに順次投入していき、貯蔵タンクに先に投入した鰯類仔稚に付着させた過酸化水素を酸化分解させて、完全に除去してから、前記貯蔵タンクから鰯類仔稚魚を順次取り出し、煮沸加工するようにしている。この第一の方法では、例えば生シラスに過酸化水素を噴霧したり、シャワーリング等によって付着させた後、貯蔵タンクに順次生シラスを供給していくのであるがこの時、貯蔵タンクを複数に分割、例えば二分割することにより、過酸化水素を酸化分解されるまでの一定の時間をおけるのである。すなわち、片方の貯蔵タンクから生シラスを取り出し煮沸加工している間に、もう片方の貯蔵タンクの生シラスは完全に過酸化水素が分解されている。そして、片方の貯蔵タンクから生シラスの取り出しが完了した時点で、もう片方の貯蔵タンクから順次生シラスを取り出し煮沸装置に供給していく。この時、片方の貯蔵タンクは空になっているので、この貯蔵タンクに過酸化水素を付着させた生シラスを順次投入し、この生シラスの過酸化水素の酸化分解を、もう片方の貯蔵タンクから順次生シラスを取り出している時間で完結させておく。このようにすれば片方ずつ交互に過酸化水素が酸化分解された無害の鮮度を保った生シラスを連続して煮沸加工できる。なお、貯蔵タンクでは、投入した生シラスをそのまま貯蔵しておいてもよいが、過酸化水素の酸化分解をより促進させるために、貯蔵中に生シラスを撹拌してもよい。
第一の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置は、鰯類仔稚魚の貯蔵タンク、貯蔵タンクから鰯類仔稚魚を取り出すためのコンベア、取り出した鰯類仔稚魚に過酸化水素を噴霧するための噴霧ノズル、過酸化水素が噴霧された鰯類仔稚魚を一定時間貯蔵して、鰯類仔稚魚に噴霧された過酸化水素を分解するための複数の酸化分解タンク、噴霧された過酸化水素が分解された鰯類仔稚魚を複数の酸化分解タンクから交互に取り出すコンベアを備えたものとしている。
第一の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置の具体的な実施態様としては、図1、2に示したように、生シラスの貯蔵タンク1、生シラス取り出し用のバケットコンベア2、前洗浄タンク3、洗浄水除去・殺菌用のベルトコンベア4、洗浄水の吸引ブロア5、洗浄水の吸引タンク6、過酸化水素の噴霧ノズル7、生シラスの酸化分解タンク8、殺菌済生シラス取り出し用のバケットコンベア9、本洗浄タンク10、生シラスの煮沸装置Mへの供給用のベルトコンベア11から構成され、これらを連続して配置したものとしている。そして、生シラスの酸化分解タンク8は、第一酸化分解タンク8a及び第二酸化分解タンク8bに分割され、殺菌済シラス取り出し用のバケットコンベア9は、第一バケットコンベア9a及び第一バケットコンベア9bに分割され、本洗浄タンク10は、第一本洗浄タンク10a及び第二本洗浄タンク10bに分割されている。なお、第一本洗浄タンク10a及び第二本洗浄タンク10bには、撹拌機(図示せず)を備えたものとしてもよい。
図1、2に示した殺菌装置では、以下の第一〜第四の操作を繰り返して、殺菌済生シラスを順次煮沸装置に供給するようにしている。
第一の操作として、貯蔵タンク1に未殺菌の生シラスを投入し、この貯蔵タンク1からバケットコンベア2で前記生シラスを取り出し、前洗浄タンク3に投入する。この前洗浄タンク3で前記生シラスを前洗浄してから、洗浄水除去・殺菌用のベルトコンベア4に送り出す。このベルトコンベア4では、前記生シラスの搬送中、この生シラスに付着した洗浄水を吸引ブロア5によって吸引除去し、その洗浄水が吸引除去された生シラスに殺菌剤噴霧ノズル7から過酸化水素を噴霧する。洗浄水吸引ブロア5によって吸引除去された洗浄水は、吸引タンク6に一時貯留されてから外部に排出される。さらに、過酸化水素が噴霧された生シラスを、前記ベルトコンベア4から酸化分解タンク8の第一酸化分解タンク8aに投入する。
第二の操作として、前記生シラスが酸化分解タンク8の第一酸化分解タンク8aに投入されてから、同様の操作を繰り返し、同様に過酸化水素が噴霧された生シラスを、洗浄水除去・殺菌用のベルトコンベア4から酸化分解タンク8の第二酸化分解タンク8bに投入する。なお、このベルトコンベア4は、方向転換が可能な構造としており、前記生シラスを第一酸化分解タンク8aに投入するときには、この第一酸化分解タンク8a側に方向転換し、前記生シラスを第二酸化分解タンク8bに投入するときには、この第二酸化分解タンク8b側に方向転換するようにしている。
第三の操作として、前記第二酸化分解タンク8bに生シラスが投入されてから、前記第一酸化分解タンク8aに投入された生シラスを、この第一酸化分解タンク8aから第一バケットコンベア9aで取り出し、第一本洗浄タンク10aに投入する。この第一本洗浄タンク10aで前記生シラスを本洗浄してから、生シラス供給用のベルトコンベア11に送り出し、このベルトコンベア11から前記生シラスを煮沸装置Mに供給する。ここで、前記生シラスが煮沸装置Mに供給されてから、空になった前記第一酸化分解タンク8aには、第一の操作を繰り返し、同様に過酸化水素が噴霧された生シラスを前記洗浄水除去・殺菌用のベルトコンベア4から投入する。
第四の操作として、前記第一酸化分解タンク8aに生シラスが投入されてから、前記第二酸化分解タンク8bに投入された生シラスを、この第二酸化分解タンク8bから第二バケットコンベア9bで取り出し、第二本洗浄タンク10bに投入する。この第二本洗浄タンク10bで前記生シラスを本洗浄してから、生シラス供給用のベルトコンベア11に送り出し、このベルトコンベア11から前記生シラスを煮沸装置Mに供給する。
さらに、第一の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置の具体的な実施態様としては、図3、4に示したように、生シラスの貯蔵タンク1、生シラス取り出し用のバケットコンベア2、前洗浄タンク3、洗浄水除去用のベルトコンベア4a、殺菌用のベルトコンベア4b、洗浄水の吸引ブロア5、洗浄水の吸引タンク6、過酸化水素の噴霧ノズル7、生シラスの酸化分解タンク8、殺菌済生シラス取り出し用のバケットコンベア9、本洗浄タンク10、生シラスの煮沸装置Mへの供給用ベルトコンベア11から構成され、これらを連続して配置したものとしている。そして、生シラスの酸化分解タンク8は、第一酸化分解タンク8a及び第二酸化分解タンク8bに分割され、殺菌済シラス取り出し用のバケットコンベア9は、第一バケットコンベア9a及び第一バケットコンベア9bに分割され、本洗浄タンク10は、第一本洗浄タンク10a及び第二本洗浄タンク10bに分割されている。なお、第一本洗浄タンク10a及び第二本洗浄タンク10bには、撹拌機(図示せず)を備えたものとしてもよい。
図3、4に示した殺菌装置では、以下の第一〜第四の操作を繰り返して、殺菌済生シラスを順次煮沸装置に供給するようにしている。
第一の操作として、貯蔵タンク1に未殺菌の生シラスを投入し、この貯蔵タンク1からバケットコンベア2で前記生シラスを取り出し、前洗浄タンク3に投入する。この前洗浄タンク3で前記生シラスを前洗浄してから、洗浄水除去用のベルトコンベア4aに送り出す。このベルトコンベア4aでは、前記生シラスの搬送中、この生シラスに付着した洗浄水を吸引ブロア5によって吸引除去し、殺菌用のベルトコンベア4bに送り出す。吸引ブロア5によって吸引除去された洗浄水は、吸引タンク6に一時貯留されてから外部に排出される。殺菌用のベルトコンベア4bでは、洗浄水が吸引除去された生シラスに殺菌剤噴霧ノズル7から過酸化水素を噴霧する。さらに、過酸化水素が噴霧された生シラスを、このベルトコンベア4bから酸化分解タンク8の第一酸化分解タンク8aに投入する。
そして、第二〜四の操作は、前記図1、2に示した殺菌装置と同様に行うので、ここではその説明を省略する。なお、図1、2に示した殺菌装置では、洗浄水除去・殺菌用のベルトコンベア4を方向転換が可能な構造としているが、図3、4に示した殺菌装置では、殺菌用のベルトコンベア4bを方向転換が可能な構造としており、このベルトコンベア4bを方向転換して、図1、2に示した殺菌装置と同様の操作を行う。
なお、第一の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置では、前記第三、四の操作において、殺菌済生シラスを第一本洗浄タンク10a及び第二本洗浄タンク10bに投入して洗浄するとしているが、この洗浄は殺菌済生シラスの鮮度を落とすことになるので、必要に応じて行えばよく、省略することができる。但し、前記第一の操作において、生シラスを前洗浄タンク3に投入して洗浄するのは、生シラスの表面の脂質や汚れを落とすためのものであり、この程度の洗浄では生シラスの鮮度を落とすこともないので、省略しないほうが好ましい。
次に、本発明の鰯類仔稚魚の殺菌方法の第二の方法としては、鰯類仔稚魚を煮沸加工する事前処理として、鰯類仔稚魚に過酸化水素を付着させた後、この鰯類仔稚魚を単体もしくは複数段のベルトコンベアに順次送り出していき、鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素の酸化分解が完結する任意の速度(時間)で鰯類仔稚魚を移動させることにより、連続して鰯類仔稚に付着させた過酸化水素を完全に分解除去するようにしている。この第二の方法では、例えば、有効6mの長さのコンベアであれば、秒速2cmで移動させれば、過酸化水素の酸化分解時間を5分、確保できる。通常、加工場では原料の洗浄工程に大きな設置スペースは確保できないが、この場合には複数段のベルトコンベアにすることにより、設置スペースは極端に小さくできる。例えば、三段式にした場合、有効2mのベルトコンベアで秒速2cmの速度で移動させても5分、確保でき、五段式で有効1. 5mの長さのベルトコンベアの場合でも6分以上の時間が得られることになり、鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素は完全に分解除去できる。
第二の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置は、鰯類仔稚魚の貯蔵タンク、貯蔵タンクから鰯類仔稚魚を取り出すためのコンベア、取り出した鰯類仔稚魚に過酸化水素を噴霧するための噴霧ノズル、過酸化水素が噴霧された鰯類仔稚魚を任意の速度で搬送して、搬送中に鰯類仔稚魚に噴霧された過酸化水素を分解するための酸化分解コンベアを備えたものとしている。
第二の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置の具体的な実施態様としては、図5、6に示したように、生シラスの貯蔵タンク1、生シラス取り出し用のバケットコンベア2、前洗浄タンク3、洗浄水除去用のベルトコンベア4a、洗浄水の吸引ブロア5、洗浄水の吸引タンク6、過酸化水素の噴霧ノズル7、複数段の連続酸化分解コンベア21、本洗浄タンク10、生シラスの煮沸装置Mへの供給用のベルトコンベア11から構成され、これらを連続して配置したものとしている。そして、連続酸化分解コンベア21は、全体的に全高を低くした五段式にしており、最下段のベルトコンベアはフィン(かきあげ板)を設けたものとしている。また、前記連続酸化分解コンベア21は、コンベア両サイドに落下防止板が設けられているが、処理量に応じ生シラスが大量に移動するとき、移動する生シラスの厚みが増し、この落下防止板との摩擦と、生シラス自体の脂質がベルトコンベアに付着することで、移動する生シラスがスリップすることが考えられる。このような場合は、全段もしくは、摩擦と脂質によりスリップする段のベルトコンベアに、前記フィンを設けることにより、このスリップを防止できるようにしている。
図5、6に示した殺菌装置では、以下の第一〜第四の操作を繰り返して、殺菌済生シラスを順次煮沸装置に供給するようにしている。
第一の操作として、貯蔵タンク1に未殺菌の生シラスを投入し、この貯蔵タンク1からバケットコンベア2で前記生シラスを取り出し、前洗浄タンク3に投入する。この前洗浄タンク3で前記生シラスを前洗浄してから、洗浄水除去用のベルトコンベア4aに送り出す。このベルトコンベア4aでは、前記生シラスの搬送中、この生シラスに付着した洗浄水を吸引ブロア5によって吸引除去し、連続酸化分解コンベア21に送り出す。吸引ブロア5によって吸引除去された洗浄水は、吸引タンク6に一時貯留されてから外部に排出される。
第二の操作として、前記連続酸化分解コンベア21に送り出された生シラスに、この連続酸化分解コンベア21の最上段で、殺菌剤噴霧ノズル7から過酸化水素を噴霧する。
第三の操作として、前記過酸化水素が噴霧された生シラスを、連続酸化分解コンベア21の最上段から最下段まで、生シラスに噴霧された過酸化水素の酸化分解が完結する任意の速度(時間)で移動させる。
第四の操作として、前記連続酸化分解コンベア21の最下段まで送り出された生シラスは、最下段のベルトコンベアに設けられたフィン(図示せず)によって、本洗浄タンク10の位置まで掻き上げられ、この本洗浄タンク10に投入する。そして、本洗浄タンク10aで前記生シラスを本洗浄してから、生シラス供給用のベルトコンベア11に送り出し、このベルトコンベア11から前記生シラスを煮沸装置Mに供給する。
さらに、第二の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置の具体的な実施態様としては、図7に示したように、生シラスの貯蔵タンク1、生シラス取り出し用のバケットコンベア2、前洗浄タンク3、洗浄水除去用のベルトコンベア4a、殺菌用のベルトコンベア4b、洗浄水の吸引ブロア5、洗浄水の吸引タンク6、過酸化水素の噴霧ノズル7、複数段の連続酸化分解コンベア21、本洗浄タンク10、生シラスの煮沸装置Mへの供給用のベルトコンベア11から構成され、これらを連続して配置したものとしている。そして、連続酸化分解コンベア21は、前記図5、6に示したものと同様の構成としているので、ここではその説明を省略する。
図7に示した殺菌装置では、以下の第一〜第四の操作を繰り返して、殺菌済生シラスを順次煮沸装置に供給するようにしている。
第一の操作として、貯蔵タンク1に未殺菌の生シラスを投入し、この貯蔵タンク1からバケットコンベア2で前記生シラスを取り出し、前洗浄タンク3に投入する。この前洗浄タンク3で前記生シラスを前洗浄してから、洗浄水除去用のベルトコンベア4aに送り出す。このベルトコンベア4aでは、前記生シラスの搬送中、この生シラスに付着した洗浄水を吸引ブロア5によって吸引除去し、殺菌用のベルトコンベア4bに送り出す。吸引ブロア5によって吸引除去された洗浄水は、吸引タンク6に一時貯留されてから外部に排出される。
第二の操作として、前記殺菌用のベルトコンベア4bに送り出された生シラスに、殺菌剤噴霧ノズル7から過酸化水素を噴霧する。さらに、過酸化水素が噴霧された生シラスを、殺菌用のベルトコンベア4bから連続酸化分解コンベア21に送り出す。
そして、第三、四の操作は、前記図5、6に示した殺菌装置と同様に行うので、ここではその説明を省略する。
また、第二の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置の具体的な実施態様としては、図8、9に示したように、生シラスの貯蔵タンク1、生シラス取り出し用のバケットコンベア2、前洗浄タンク3、洗浄水除去用のベルトコンベア4a、洗浄水の吸引ブロア5、洗浄水の吸引タンク6、過酸化水素の噴霧ノズル7、複数段の連続酸化分解コンベア21、本洗浄タンク10、生シラスの煮沸装置Mへの供給用のベルトコンベア11から構成され、これらを連続して配置したものとしている。そして、連続酸化分解コンベア21は、全体的に全高を高くした五段式にしており、コンベア両サイドに落下防止板が設けられている。さらに、連続酸化分解コンベア21を生シラスが大量に移動するとき、移動する生シラスの厚みが増し、この落下防止板との摩擦と、生シラス自体の脂質がベルトコンベアに付着することで、移動する生シラスがスリップすることが考えられる。このような場合は、全段もしくは、摩擦と脂質によりスリップする段のベルトコンベアに、前記フィンを設けることにより、このスリップを防止できるようにしている。
図8、9に示した殺菌装置では、以下の第一〜第四の操作を繰り返して、殺菌済生シラスを順次煮沸装置に供給するようにしている。
第一〜三の操作は、前記図5〜6に示した殺菌装置と同様に行うので、ここではその説明を省略する。
第四の操作は、第三の操作で連続酸化分解コンベア21の最下段まで送り出された生シラスを、この最下段のベルトコンベアから本洗浄タンク10に投入する。そして、本洗浄タンク10aで前記生シラスを本洗浄してから、生シラス供給用のベルトコンベア11に送り出し、このベルトコンベア11から前記生シラスを煮沸装置Mに供給する。
さらにまた、第二の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置の具体的な実施態様としては、図10に示したように、生シラスの貯蔵タンク1、生シラス取り出し用のバケットコンベア2、前洗浄タンク3、洗浄水除去用のベルトコンベア4a、殺菌用のベルトコンベア4b、洗浄水の吸引ブロア5、洗浄水の吸引タンク6、過酸化水素の噴霧ノズル7、複数段の連続酸化分解コンベア21、本洗浄タンク10、生シラスの煮沸装置Mへの供給用のベルトコンベア11から構成され、これらを連続して配置したものとしている。そして、連続酸化分解コンベア21は、前記図8、9に示したものと同様の構成としているので、ここではその説明を省略する。
図10に示した殺菌装置では、以下の第一〜第四の操作を繰り返して、殺菌済生シラスを順次煮沸装置に供給するようにしている。
第一、二の操作は、前記図7に示した殺菌装置と同様に行うので、ここではその説明を省略する。
そして、第三、四の操作も、前記図8、9に示した殺菌装置と同様に行うので、ここではその説明を省略する。
なお、第二の方法に使用する本発明の鰯類仔稚魚の殺菌装置では、前記第四の操作において、殺菌済生シラスを本洗浄タンク10に投入して洗浄するとしているが、この洗浄は殺菌済生シラスの鮮度を落とすことになるので、必要に応じて行えばよく、省略することができる。但し、前記第一の操作において、生シラスを前洗浄タンク3に投入して洗浄するのは、生シラスの表面の脂質や汚れを落とすためのものであり、この程度の洗浄では生シラスの鮮度を落とすこともないので、省略しないほうが好ましい。
本発明は、以上に述べたような構成であるので、鰯類仔稚魚以外にも、カタラーゼ活性が存在する食材であれば、殺菌剤として過酸化水素を使用した場合に、その過酸化水素を自然分解することができ、過酸化水素を除去させるための洗浄作業を不必要なものにすることができる。
1 貯蔵タンク
2 バケットコンベア
7 噴霧ノズル
8 酸化分解タンク
9 バケットコンベア
21 連続酸化分解コンベア

Claims (5)

  1. 鰯類仔稚魚を煮沸加工する事前処理として、鰯類仔稚魚に過酸化水素を付着させた後、この鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素を、鰯類仔稚魚自体のカタラーゼ活性によって酸化分解されるまでの一定の時間をおいて、酸化分解させて、除去したことを特徴とする鰯類仔稚魚の殺菌方法。
  2. 前記鰯類仔稚魚を複数に分割された貯蔵タンクに順次投入していき、貯蔵タンクに先に投入した鰯類仔稚魚を前記貯蔵タンクから順次取り出すことを特徴とする請求項1記載の鰯類仔稚魚の殺菌方法。
  3. 前記鰯類仔稚魚を単体もしくは複数段のベルトコンベアに順次送り出していき、鰯類仔稚魚に付着させた過酸化水素の酸化分解が完結する任意の速度で鰯類仔稚魚を移動させることを特徴とする請求項1記載の鰯類仔稚魚の殺菌方法。
  4. 鰯類仔稚魚の貯蔵タンク、貯蔵タンクから鰯類仔稚魚を取り出すためのコンベア、取り出した鰯類仔稚魚に過酸化水素を噴霧するための噴霧ノズル、過酸化水素が噴霧された鰯類仔稚魚を一定時間貯蔵して、鰯類仔稚魚に噴霧された過酸化水素を分解するための複数の酸化分解タンク、噴霧された過酸化水素が分解された鰯類仔稚魚を複数の酸化分解タンクから交互に取り出すコンベアを備えたことを特徴とする鰯類仔稚魚の殺菌装置。
  5. 鰯類仔稚魚の貯蔵タンク、貯蔵タンクから鰯類仔稚魚を取り出すためのコンベア、取り出した鰯類仔稚魚に過酸化水素を噴霧するための噴霧ノズル、過酸化水素が噴霧された鰯類仔稚魚を任意の速度で搬送して、搬送中に鰯類仔稚魚に噴霧された過酸化水素を分解するための酸化分解コンベアを備えたことを特徴とする鰯類仔稚魚の殺菌装置。
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