JP2011130342A - 信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々なレベルの音声信号を好適なレベルに増幅して出力することができる。
【解決手段】外部から入力されたアナログ音声信号のレベルを、大きさが変更可能なPGAゲインで増幅するPGA132と、PGA132で増幅されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換するADC134と、該ディジタル音声信号に対して、音質調整のための信号処理を施す音声調整フィルタ処理部140と、信号処理前のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルに応じてPGAゲインの大きさを制御する第1のALC118と、信号処理後のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルと第1のALC118により制御されたPGAゲインとに応じて決定されるALCゲインで信号処理後のディジタル音声信号を増幅する第2のALC120とを備えて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力信号のレベルを自動的に調整する信号処理装置及び信号処理方法に関するものである。
デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラの動画音声を録音するための入力経路には、入力されたアナログ音声信号をディジタル信号に変換したり、音質調整したりするための装置(以下、信号処理装置)が設けられる。
例えば、特許文献1に示す信号処理装置が知られている。図3は、特許文献1に記載された信号処理装置10の構成例を示す図である。この信号処理装置10は、入力端子12、アナログ信号処理ブロック14、ディジタル信号処理ブロック16、ALC(Auto Level Controller)18、レベル差分検出器20、補正ゲイン器22、及び出力端子24を備えている。
不図示のマイクを介して入力端子12に入力されたアナログの音声信号は、アナログ信号処理ブロック14に入力される。アナログ信号処理ブロック14は、入力アンプであるPGA(Programmable Gain Amplifier)32、及びADC(Analog-to-Digital Converter)34を備えている。アナログ信号処理ブロック14に入力されたアナログ音声信号は、まずPGA32で増幅された後、ADC34でディジタル信号に変換され、後段のディジタル信号処理ブロック16に入力される。
PGA32は外部制御可能(Programmable)なアンプであり、そのゲインは任意の値に設定することができる。ここでは、PGA32のゲインは、ALC18からの制御信号に応じた値に設定され、PGA32は入力されたアナログ音声信号を該設定されたゲインで増幅する。
ディジタル信号処理ブロック16には、ADC34で変換されたディジタル音声信号が入力される。ディジタル信号処理ブロック16は、デシメーションフィルタ36、DCカット用High Pass Filter(以下、HPF)38、及び音質調整フィルタ処理部40を備えている。
デシメーションフィルタ36は、ADC34から入力されたディジタル音声信号に対して間引き処理を行い、サンプリングレートを落としてDCカット用HPF38に入力する。DCカット用HPF38は、間引き処理されたディジタル音声信号が入力されると、ADC114でのディジタル変換で発生した余分な直流成分をカットする。
DCカット用HPF38の後段には、ALC18が設けられている。ALC18は、DCカット用HPF38から入力されたディジタル音声信号のレベル(音の大きさ、すなわち、振幅)を検出し、該検出したレベルに基づいて、PGA32に入力されたアナログ音声信号が一定のレベルに増幅されるようにPGA32のゲインを設定する。これにより、入力音声レベルが自動的に一定のレベルに調節される。ALC18は、ディジタル音声信号のレベルを検出してPGA32に制御信号を出力する制御回路であって、入力したディジタル音声信号に対しては何ら信号処理を施すことなく、該入力したディジタル音声信号を後段の音質調整フィルタ処理部40及びレベル差分検出器20に出力する。
音質調整フィルタ処理部40では音質調整のためのフィルタ処理が実行される。音質調整フィルタ処理部40は、風きり音除去用High Pass Filter(HPF)42、及びノッチフィルタ44を備えている。風きり音除去用HPF42は、マイクから入力された低域の風きり音成分を除去する。このフィルタは、所定のカットオフ周波数(例えば100Hz〜200Hz程度)で使用される。風きり音除去後、ノッチフィルタ44は、実装する機器に応じて発生する特定周波数のノイズを除去する。
音質調整フィルタ処理部40で音質調整されたディジタル音声信号は、その後段に設けられたレベル差分検出器20及び補正ゲイン器22に入力される。
レベル差分検出器20には、音質調整フィルタ処理部40のフィルタ処理前のディジタル音声信号と、音質調整フィルタ処理部40のフィルタ処理後のディジタル音声信号とが入力される。レベル差分検出器20は、入力された2つのディジタル音声信号のレベルの差分を検出し、検出した差分を補正ゲイン値として補正ゲイン器22に出力する。
補正ゲイン器22には、ノッチフィルタ44から音質調整されたディジタル音声信号が入力されると共に、レベル差分検出器20から補正ゲイン値が入力される。補正ゲイン器22は、入力された補正ゲイン値に従って、入力されたディジタル音声信号を予め定められた一定のレベルとなるように増幅する。補正ゲイン器22でレベル補正された後は、出力端子24からレベル補正後のディジタル音声信号が録音データとして出力される。
特開2009−273045号公報
図3に示される信号処理装置によれば、音質調整フィルタ処理部40(風きり音除去用HPF42、及びノッチフィルタ44)で減衰されたレベル分だけ補正ゲイン器22で補正されるため、常に一定レベルの出力が得られ、低減音声のカット等による音量の低下を防止することが可能となる。
しかしながら、ダイナミックレンジの広い(大きい音と小さい音の差が大きい)アナログ領域でのみレベル調整が行われるため、入力される音声信号の種類によっては、所望の音声を得るための調整が困難な場合もある。以下、具体的に説明する。
大音声の発生を想定した場合、PGA32における音声の目標レベルをある程度低いレベル(例えば-4dBFS等)に予め設定しておくほうがよいし、ディケイ速度(ゲインを低下させた後、音声信号のレベル低下に応じてゲインを漸次上昇させるときの速度)もある程度遅く設定しておくほうがよい。この理由としては、目標レベルを低めに設定しておけば、入力されたアナログ音声信号のレベルが目標レベルを超えたところでレベルが下がるようにゲインが調整されるため、大音声の鳴り始めでゲインダウンが間に合わず、サチュレーションが頻発してしまうことを抑制でき、また、ディケイ速度を遅く設定しておくことで、ゲインが上がり難くなりサチュレーションの頻度を下げることができるからである。
しかしながら、上述のいずれの場合においても、結果として得られる音量は全体的に小さ目となってしまう。
以上のことから、上記従来構成では、サチュレーションを抑えた上で、音量を大きくすることが難しい場合がある。
また、上記図3に示す信号処理装置は、音質調整フィルタ処理部40の前後のエンベロープの差分を元にゲイン制御を行うよう構成されている。従って、入力音声レベルがほぼ無音のレベルであっても、音質調整フィルタ処理部40でのフィルタ処理で生じる量子化誤差などが影響して微小差分が発生し、これを検知することで、ゲインを上げ過ぎてしまい、フロアノイズレベルを過剰に持ち上げてしまう場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、様々なレベルの音声信号を好適なレベルに増幅して出力することができる信号処理装置及び信号処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る信号処理装置は、外部から入力されたアナログ音声信号のレベルを、大きさが変更可能な第1のゲインで増幅する第1の増幅手段と、前記第1の増幅手段で増幅されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する変換手段と、前記ディジタル音声信号に対して、音質調整のための信号処理を施す信号処理手段と、前記信号処理前のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルに応じて前記第1のゲインの大きさを制御する制御手段と、前記信号処理後のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルと前記制御手段により大きさが制御された前記第1のゲインとに応じて決定される第2のゲインで前記信号処理後のディジタル音声信号を増幅する第2の増幅手段と、を備えている。
このような構成によれば、第1の増幅手段で増幅し、その後、更に第2の増幅手段で増幅できるため、第1の増幅手段で十分に増幅できなかった場合であっても、第2の増幅手段で増幅することができ、好適なレベルに増幅されたディジタル音声信号を得ることができる。より具体的には、例えば、大音声の入力によるサチュレーション防止のため、第1の増幅手段における増幅の目標レベルが低く設定され、これにより第1の増幅手段での増幅では十分なレベルに増幅できなくても、第2の増幅手段で増幅することで、好適なレベルの出力を得ることができる。また、第2の増幅手段の第2のゲインは、検出したレベル及び第1のゲインに応じたゲインであり、例えば、第1のゲインの大きさが小さく第1の増幅手段で増幅したレベルが十分でなければ、第2のゲインを大きめにし、第1のゲインが大きく第1の増幅手段で増幅したレベルが十分であれば、第2のゲインを小さめにするなど、第1のゲインに応じて柔軟に第2のゲインを設定でき、結果として、好適なレベルに増幅されたディジタル音声信号を出力することができる。
なお、請求項2の発明のように、前記第2の増幅手段は、前記検出したレベルに応じたゲインであって、予め定められたゲインから前記増幅手段に対して設定された前記第1のゲインを差し引いた値を超えない大きさのゲインを前記第2のゲインとして用いて前記信号処理後のディジタル音声信号を増幅するものであってもよい。
すなわち、第2の増幅手段は、第1のゲインと第2のゲインとを合計したゲインが、予め定められたゲインを超えないような第2のゲインで増幅する。これにより、第2のゲインの上げ過ぎが抑制でき、これにより無音時の過剰な増幅が抑制される。
また、請求項3の発明のように、前記制御手段は、第1のゲインを低下させた後に前記検出したレベルの低下に応じて前記第1のゲインを上昇させる第1のディケイ動作を実行し、前記第2の増幅手段は、第2のゲインを低下させた後に前記検出したレベルの低下に応じて前記第2のゲインを上昇させる第2のディケイ動作を実行し、且つ前記制御手段による前記第1のディケイ動作の実行中は、前記第2のディケイ動作の実行を停止するものであってもよい。
例えば、第1のディケイ動作と第2のディケイ動作とを同時に行うと、第2の増幅手段の出力が不安定となる場合があるが、第1のディケイ動作の実行中は、第2のディケイ動作の実行を停止することで、上記のような不安定な状態の発生を防止できる。
また、本発明の請求項4に係る発明の信号処理方法は、第1の増幅手段が、外部から入力されたアナログ音声信号のレベルを、大きさが変更可能な第1のゲインで増幅し、変換手段が、前記第1の増幅手段で増幅されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換し、信号処理手段が、前記ディジタル音声信号に対して、音質調整のための信号処理を施し、制御手段が、前記信号処理前のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルに応じて前記第1のゲインの大きさを制御し、第2の増幅手段が、前記信号処理後のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルと前記制御手段により大きさが制御された前記第1のゲインとに応じて決定される第2のゲインで前記信号処理後のディジタル音声信号を増幅する。
以上説明したように本発明によれば、様々なレベルの音声信号を好適なレベルに増幅して出力することができるという効果を奏する。
第1の実施の形態の信号処理装置の構成例を示す図である。 第2の実施の形態の信号処理装置の構成例を示す図である。 従来の信号処理装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の信号処理装置100の構成例を示す図である。本実施の形態の信号処理装置100は、入力された音声を録音する録音経路に設けられ、入力端子112、アナログ信号処理ブロック114、ディジタル信号処理ブロック116、第1のALC(Auto Level Controller)118、第2のALC120、及び出力端子124を備えている。
不図示のマイクを介して入力端子112に入力されたアナログの音声信号は、アナログ信号処理ブロック114に入力される。アナログ信号処理ブロック114は、入力アンプであるPGA(Programmable Gain Amplifier)132、及びADC(Analog-to-Digital Converter)134を備えている。アナログ信号処理ブロック114に入力されたアナログ音声信号は、まずPGA132で増幅された後、ADC134でディジタル信号に変換され、後段のディジタル信号処理ブロック116に入力される。
PGA132は外部制御可能(Programmable)なアンプであり、そのゲインは任意の値に設定することができる。ここでは、PGA132のゲインは、第1のALC118からの制御信号に応じた値に設定され、PGA132は入力されたアナログ音声信号を該設定されたゲインで増幅する。また、本実施の形態では、ADC134として、ΣΔ型のADCを適用する。ΣΔ型のADC134は、例えば、1ビット、128Fs(x128倍サンプリング・レート)などの低ビット高サンプリング・レートで、ディジタル音声信号を出力する。
ディジタル信号処理ブロック116には、ADC134で変換されたディジタル音声信号が入力される。ディジタル信号処理ブロック116は、デシメーションフィルタ136、DCカット用High Pass Filter(以下、HPF)138、及び音質調整フィルタ処理部140を備えている。
デシメーションフィルタ136は、ADC134から入力されたディジタル音声信号に対して間引き処理を行い、サンプリングレートを落としてDCカット用HPF138に入力する。前述したように、ΣΔ型のADC134からは低ビット高サンプリング・レートのディジタル音声信号が入力されるため、まずここで間引き処理を実行して、サンプリングレートを落とす(間引く)。DCカット用HPF138は、間引き処理されたディジタル音声信号が入力されると、ADC134でのディジタル変換で発生した余分な直流成分をカットする。
DCカット用HPF138の後段には、第1のALC118が設けられている。第1のALC118は、DCカット用HPF138から入力されたディジタル音声信号のレベル(振幅の大きさ)を検出し、該検出したレベルに基づいて、予め定められたレベル(以下第1の目標レベル)を増幅の目標としてPGA132に入力されたアナログ音声信号を増幅するためのPGA132のゲイン(以下、PGAゲインと呼称する)を設定(制御)する。ただし、無制限で一定にしてしまうと音声の抑揚感が全くなくなり、聴感上の違和感が出るため、本実施の形態では、Maxゲイン(ゲインの上限値)を設定し、ある程度の制限をかけている。第1のALC118は、ディジタル音声信号のレベルを検出してPGA132に制御信号を出力する制御回路であって、入力したディジタル音声信号に対しては何ら信号処理を施すことなく、該入力したディジタル音声信号を後段の音質調整フィルタ処理部140に出力する。
また、第1のALC118は、PGA132に設定されている現在のPGAゲインを示す情報(以下、PGAゲイン情報)を後述する第2のALC120に通知する。
音質調整フィルタ処理部140では音質調整のためのフィルタ処理が実行される。音質調整フィルタ処理部140は、風きり音除去用High Pass Filter(HPF)142、及びノッチフィルタ144を備えている。風きり音除去用HPF142は、マイクから入力された低域の風きり音成分を除去する。このフィルタは、所定のカットオフ周波数(例えば100Hz〜200Hz程度)で使用される。風きり音除去後、ノッチフィルタ144は、実装する機器に応じて発生する特定周波数のノイズを除去する。
音質調整フィルタ処理部140で音質調整されたディジタル音声信号は、その後段に設けられた第2のALC120に入力される。また、第2のALC120には、第1のALC118からPGAゲイン情報も入力される。第2のALC120は、音質調整フィルタ処理部140から入力されたディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルと第1のALC118から通知されたPGAゲイン情報とに基づいて、予め定められたレベル(以下、第2の目標レベル)を増幅の目標としてPGA132に入力されたアナログ音声信号を増幅するためのゲイン(以下、ALCゲインと呼称する)を決定し、該ALCゲインで、入力されたディジタル音声信号を増幅する。第2のALC120で増幅されたディジタル音声信号は、出力端子124から(録音データとして)出力される。
ここで、ALCゲインについて説明する。第2のALC120は、まず、検出したレベルのアナログ音声信号を第2の目標レベルにするためのゲインαを求め、続いて、第1のALC118から通知されたPGAゲイン情報が示すPGAゲインの大きさに応じて、該求めたゲインαを調整し、該調整したゲインβをALCゲインとして用いる。
なお、上記調整方法であるが、例えば、PGAゲインが予め定められた大きさより大きい場合には、ALCゲインが大きくなりすぎないように、PGAゲインの大きさに応じてALCゲインを小さくする。より具体的には、例えば、PGAゲインに係数を乗算して算出された値を上記求めたゲインαから差し引いたゲインβをALCゲインとしてもよいし、マトリクステーブルにPGAゲインと調整値とを登録しておき、マトリクステーブルに登録された調整値をゲインαから差し引いたゲインβをALCゲインとしてもよい。
更に好ましい例として、図1に示すように、PGAゲインとALCゲインの合計値(TOTALゲイン)が予め定められた設定値(TOTALゲイン設定値)を超えないように調整してもよい。すなわち、ALCゲインが、TOTALゲイン設定値からPGAゲインを差し引いた値を超えないようにALCゲインを調整する。TOTALゲイン設定値は、予め第2のALC120に設定しておく。なお、このTOTALゲイン設定値を、前述したPGAゲインのMAXゲインとしてもよい。
ここで、PGAゲイン及びALCゲインの制御の具体例を述べる。例えば、低周波領域のレベルが小さく、第1のALC118で検出したディジタル音声信号のレベルが小さい場合にはPGAゲインがそれなりに大きなゲインに設定されるため、第2のALC120で用いるALCゲインは小さくなる。一方、低周波領域のレベルが大きく、第1のALC118で検出したディジタル音声信号のレベルが大きい場合には、PGAゲインは小さ目となりMAXゲインまで上がりきらない。その後、音質調整フィルタ処理部140で低周波域がカットされた後の小レベルのディジタル音声信号が第2のALC120に入力される。ここで、第1のALC118で制御したPGAゲインは小さ目でTOTALゲイン設定値まで余裕があるため、第2のALC120でのTOTALゲイン調整によりALCゲインはかなり持ち上げられ、その結果、増幅後のディジタル音声信号のレベルは大きくなる。
すなわち、本実施の形態の構成により、第1のALC118でのレベル調整に追加する形で第2のALC120でも再レベル調整を行うことができるため、様々なレベルの音声信号を所望のレベルに増幅して出力できる。
また、ここで、従来技術と比較した本実施の形態による効果を更に詳細に説明する。
従来技術(図3参照)の構成では、補正ゲイン器22が、検出した差分に応じて、音質調整フィルタ処理部40でレベルが下がった分だけ上げる、という補正動作のために設けられており、サチュレーションを抑えた上で音量を大きくすることが困難であった。
しかしながら、本実施の形態では、PGA132の増幅における第1の目標レベルと、第2のALC120の増幅における第2の目標レベルとを各々設定しておき各々で増幅することできる。従って、例えば、第1のALC118における第1の目標レベルを、サチュレーション防止のため第2の目標レベルよりも低いレベルに設定しておき、第2のALC120における第2の目標レベルを該第1の目標レベルよりも高いレベルに設定しておくこともでき、より自由度の高いレベル調整が可能となる。
更に、上記のように第1のALC118から第2のALC120に対してPGAゲイン情報を通知することによって、第2のALC120が、音質調整フィルタ処理部140で処理された後のディジタル音声信号のレベルと、該通知されたPGAゲイン情報とに応じて、例えばTOTALゲイン設定値を超えないようにALCゲインを求めて増幅に用いることができるため、ほぼ無音時のALCゲインの上げ過ぎも抑制することができる。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の信号処理装置200の構成例を示す図である。ここで、図1に示す符号と、図2に示す符号が同一の構成要素は、それぞれ、同一の機能を有する構成要素を意味するため説明を省略する。
本実施の形態では、DCカット用HPF138の後段に、第1のALC119が設けられている。第1のALC119は、第1の実施の形態に係る第1のALC118と同様に、DCカット用HPF138から入力されたディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルに基づいて、予め定められた第1の目標レベルを目標としてPGAゲインを設定(制御)すると共に、第2のALC121に対して、PGAゲイン情報を通知する。
また、第1のALC119は、設定されているPGAゲインで増幅すると第1の目標レベルを超えるような大きなレベルのディジタル音声信号を検出した場合には、ディジタル音声信号が第1の目標レベルとなるようPGAゲインを低下させるが、その後、音声信号のレベル低下に応じてPGAゲインを漸次上昇させるディケイ動作を行う。このディケイ動作により、ディジタル音声信号が第1の目標レベルに収束する。以下、このディケイ動作を第1のディケイ動作と呼称する。この第1のディケイ動作期間中は、第1のディケイ動作を示すフラグ(ディケイ動作フラグ)を立てて、第2のALC121に第1のディケイ動作中であることを通知する。基本的には、第1のALC19は、第1のディケイ動作期間中は、ディケイ動作フラグとしてHレベルの信号を第2のALC121に入力し、それ以外の期間は、Lレベルの信号を第2のALC121に入力する。
第1のALC119の後段には、音質調整フィルタ処理部140が設けられている。音質調整フィルタ処理部140で音質調整されたディジタル音声信号は、その後段に設けられた第2のALC121に入力される。また、第2のALC121には、第1のALC119からPGAゲイン情報及びディケイ動作フラグも入力される。
第2のALC121は、音質調整フィルタ処理部140から入力されたディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルと第1のALC119から通知されたPGAゲイン情報とに基づいて、予め定められた第2の目標レベルを目標としてALCゲインを求め、該ALCゲインで入力されたディジタル音声信号を増幅する。ALCゲインの求め方は第1の実施の形態で説明した通りであるため、ここでは説明を省略する。
第2のALC121は、設定されているALCゲインで増幅すると第2の目標レベルを超えるような大きなレベルのディジタル音声信号を検出した場合には、ディジタル音声信号が第2の目標レベルとなるようALCゲインを低下させるが、その後、音声信号のレベル低下に応じてALCゲインを漸次上昇させるディケイ動作も行う。このディケイ動作により、ディジタル音声信号が第2の目標レベルに収束する。以下、このディケイ動作を第2のディケイ動作と呼称する。本実施の形態では、第2のALC121は、ディケイ動作フラグがHレベルの期間は(すなわち上記第1のディケイ動作中は)、第2のディケイ動作を停止させるように動く。すなわち、第2のディケイ動作は行わない。
以下、第1のディケイ動作と第2のディケイ動作とを同時に行うことにより生じる問題点について説明する。
レベルの大きなアナログ音声信号が入力され、PGAゲイン及びALCゲインを下げた後、検出されたディジタル音声信号のレベルの低下に応じて第1の及び第2のディケイ動作でPGAゲイン及びALCゲインを上昇させていくケースを考える。
第1のディケイ動作に関わりなく第2のディケイ動作を行う場合には、第1のディケイ動作、及び第2のディケイ動作の各々で共にゲイン上昇が始まり、それぞれの目標レベルまでアップが継続される。第1の目標レベルと第2の目標レベルの設定に大きな差(ALC1<ALC2の条件で)がある場合は例外となるが、双方のレベルが同じぐらいの設定であった場合には、両方のゲイン上昇の影響を受ける後段の第2のALC121の出力の方が早く第2の目標レベルに達する。その後、第1のALC119の方はまだ第1の目標レベルに達していないため、PGAゲインが上昇を続け、後段の第2のALC121の出力レベルも更に上がっていき第2の目標レベルを超えてしまう。その後第2のALC121では第2の目標レベルを超えたため、ゲイン低下が発生する。以上の動作が続くと、第2のALC121からの最終出力は第2の目標レベル付近でアップ、ダウンを交互に繰り返し、出力の振幅が発振動作となってしまう。このように、第1のゲイン動作と第2のゲイン動作とを同時に行うと出力レベルが不安定となる場合がある。
本実施の形態では、第1のディケイ動作中(PGAゲインのアップ中)は、第2のディケイ動作(ALCゲインのアップ)は停止するため、上記のような不安定動作を解消することができる。
100、200 信号処理装置
112 入力端子
114 アナログ信号処理ブロック
116 ディジタル信号処理ブロック
118、119 第1のALC
120、121 第2のALC
124 出力端子
132 PGA
134 ADC
140 音質調整フィルタ処理部
142 風きり音除去HPF
144 ノッチフィルタ

Claims (4)

  1. 外部から入力されたアナログ音声信号のレベルを、大きさが変更可能な第1のゲインで増幅する第1の増幅手段と、
    前記第1の増幅手段で増幅されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する変換手段と、
    前記ディジタル音声信号に対して、音質調整のための信号処理を施す信号処理手段と、
    前記信号処理前のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルに応じて前記第1のゲインの大きさを制御する制御手段と、
    前記信号処理後のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルと前記制御手段により大きさが制御された前記第1のゲインとに応じて決定される第2のゲインで前記信号処理後のディジタル音声信号を増幅する第2の増幅手段と、
    を備えた信号処理装置。
  2. 前記第2の増幅手段は、前記検出したレベルに応じたゲインであって、予め定められたゲインから前記増幅手段に対して設定された前記第1のゲインを差し引いた値を超えない大きさのゲインを前記第2のゲインとして用いて前記信号処理後のディジタル音声信号を増幅する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記制御手段は、第1のゲインを低下させた後に前記検出したレベルの低下に応じて前記第1のゲインを上昇させる第1のディケイ動作を実行し、
    前記第2の増幅手段は、第2のゲインを低下させた後に前記検出したレベルの低下に応じて前記第2のゲインを上昇させる第2のディケイ動作を実行し、且つ前記制御手段による前記第1のディケイ動作の実行中は、前記第2のディケイ動作の実行を停止する
    請求項1又は請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 第1の増幅手段が、外部から入力されたアナログ音声信号のレベルを、大きさが変更可能な第1のゲインで増幅し、
    変換手段が、前記第1の増幅手段で増幅されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換し、
    信号処理手段が、前記ディジタル音声信号に対して、音質調整のための信号処理を施し、
    制御手段が、前記信号処理前のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルに応じて前記第1のゲインの大きさを制御し、
    第2の増幅手段が、前記信号処理後のディジタル音声信号のレベルを検出し、該検出したレベルと前記制御手段により大きさが制御された前記第1のゲインとに応じて決定される第2のゲインで前記信号処理後のディジタル音声信号を増幅する、
    信号処理方法。
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