JP2011130018A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ再生端末およびコンテンツ配信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワークを介してコンテンツ配信装置からコンテンツ再生端末に映像コンテンツをオンデマンド配信するシステムであり、ユーザが配信メニューから映像コンテンツを再生する前に、キャッシュ制御情報が付加された映像コンテンツを、コンテンツ再生端末が予めコンテンツ配信装置から配信を受け、内部の一時記憶装置に書き込み、ユーザが選択した映像コンテンツが一時記憶装置にある場合、この映像コンテンツを再生し、一方、選択された映像コンテンツが一時記憶装置にない場合、映像コンテンツをコンテンツ配信装置に、選択された映像コンテンツの配信要求を行う。
【選択図】図1
Description
従来のオンデマンド配信を行うコンテンツ配信システムでは、コンテンツ再生端末に備えられたHTML(HyperText Markup Language:エイチティーエムエル)ブラウザを用いてコンテンツ配信装置へ接続し、HTMLで記述された映像コンテンツの配信メニューを受信する。そして、HTMLブラウザ上に提示された配信メニューから、ユーザが再生を所望する映像コンテンツを選択することにより、当該映像コンテンツのオンデマンド配信が開始される。
また、配信される映像コンテンツの再生方式としては、ストリーミング再生、ダウンロード再生、プログレッシブダウンロード再生のいずれかが一般に用いられている。
しかしながら、このストリーミング再生は、上述したように、専用プロトコルを用いるため、コンテンツ配信装置とコンテンツ再生端末とを繋ぐネットワーク上に設置されたファイアウォールが開放されていない状態やNAT(Network Address Translator:ナット)による送信先のアドレス変換処理の影響を受ける場合がある。すなわち、ファイアウォールやNATが、この専用プロトコルによる通信をブロックする場合があり、ネットワークに接続した任意のコンテンツ再生端末での映像コンテンツの再生が保証されないという問題がある。
このダウンロード再生は、映像コンテンツの配信を行う際、汎用のデータ通信プロトコルであるHTTPを用いることにより、ストリーミング再生のように、映像コンテンツの配信がファイアウォールやNATによりブロックされる懸念はない。しかしながら、ダウンロード再生は、ユーザによる映像コンテンツの選択から、映像コンテンツの全てをダウンロードして、再生を開始するまでの待ち時間が長くなるという問題がある。
このため、プログレッシブダウンロード再生は、ストリーミング再生を行う場合に比較して、より多くのデータを再生開始前に予め受信しておかなければ、映像コンテンツの受信および再生中のデータ伝送速度の変動を吸収することが出来ない。
一方、プログレッシブダウンロード再生は、再生開始前にストリーミング再生に比較して多くの映像コンテンツのデータを予め受信する必要があるため、依然として映像コンテンツの再生開始までの待ち時間がダウンロード再生より長くなるという問題がある。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態によるコンテンツ配信システムの構成例を示す図である。
図1において、本実施形態のコンテンツ配信システムは、ユーザからの配信要求に対応して映像コンテンツを配信するコンテンツ配信装置10と、このコンテンツ配信装置10から配信された映像コンテンツを再生するコンテンツ再生端末20とが、インターネットなどの通信ネットワーク30を介して接続されて構成されている。
記憶装置11には、コンテンツ再生端末20への配信データとして1つ以上の映像コンテンツ、配信される映像コンテンツを選択するための1つ以上のメニュー情報、コンテンツ再生端末20が一時記憶装置(キャッシュ)25へ一時的に保存する映像コンテンツを制御するための1つ以上のキャッシュ制御情報などの各種配信データが、予め記憶されている。ここで、メニュー情報にはコンテンツ配信装置10が配信する映像コンテンツを識別する識別情報としてURL(Uniform Resource Locator)が記載され、かつキャッシュ制御情報が参照される構成にて付加されている。キャッシュ制御情報には再生される頻度などから決定された、配信メニューのいずれかの映像コンテンツに対応する識別情報として、該映像コンテンツのURLが予めキャッシュ制御情報に設定されている。
データ配信部12は、コンテンツ再生端末20からの配信要求に基づき、記憶装置11に記録された各種配信データをHTTPにより、配信要求を送信したコンテンツ再生端末20に対して配信する。
表示部21は、ブラウザ部22の制御により、コンテンツ配信装置10が配信可能な映像コンテンツの配信メニュー、及び映像コンテンツ再生部23が再生する映像コンテンツの画像を表示する。
ブラウザ部22は、例えばHTML記述に対応するものであり、コンテンツ配信装置10から配信されるHTML形式の記述であるメニュー情報を解釈し、表示部21に対して映像コンテンツの配信メニュー画面として出力する。
また、ブラウザ部22は、ユーザが表示部21に表示されたメニュー情報から映像コンテンツを選択すると、選択された映像コンテンツを検出し、この検出した映像コンテンツの再生要求を、映像コンテンツのURLを付加して映像コンテンツ再生部23に対して出力する。
また、ブラウザ部22は、コンテンツ配信装置10からメニュー情報が配信されると、このメニュー情報に付加されたキャッシュ制御情報に記載されている映像コンテンツの配信要求を、この映像コンテンツのURLとともにデータ送受信部24へ出力する。
また、データ送受信部24は、この配信要求に対応してコンテンツ配信装置10から配信される配信データを受信する。
映像コンテンツ再生部23は、ブラウザ部22の再生要求した映像コンテンツが、コンテンツ配信装置10から配信されると、データ送受信部24を介して映像コンテンツを入力し、この映像コンテンツを表示部21において再生する。
一時記憶装置25には、コンテンツ配信装置10から配信された映像コンテンツが、この映像コンテンツのURLとともに対応して、データ送受信部24により書き込まれて一時保存される。
例えば、図2に示すように、本実施形態においては、映像コンテンツが6つ(映像コンテンツ1〜映像コンテンツ6)、HTML形式で記述されたメニュー情報が1つ、メニュー情報に参照されるキャッシュ制御情報が1つ(キャッシュ制御情報1)が、それぞれ記憶装置11に予め記録されている。
すなわち、メニュー情報における各映像コンテンツのURLと、映像コンテンツ1、映像コンテンツ2、映像コンテンツ3、映像コンテンツ4、映像コンテンツ5及び映像コンテンツ6各々とが、実線矢印A1、A2、A3、A4、A5、A6により接続されている。
このメニュー情報と各映像コンテンツのURLとの関係としては、配信メニューとして表示されている映像コンテンツの文字列に対して、映像コンテンツのURLが紐付けられている。
このため、メニュー情報が表示部21に配信メニューとして表示された際、ユーザによりいずれかの映像コンテンツが選択されると、表示部21において表示される映像コンテンツとして、ブラウザ部22がこの映像コンテンツの文字列に紐付けられたURLを読み込み、映像コンテンツ再生部23に対して、このURLの映像コンテンツの再生を実行させる制御情報を出力する。
点線矢印C1、C2で示したこのようなキャッシュ制御情報と映像コンテンツ5及び映像コンテンツ6との関係は、キャッシュ制御情報が有効である場合、コンテンツ再生端末20においてユーザが配信メニューから映像コンテンツを選択する処理に先立ち、映像コンテンツ5及び映像コンテンツ6のデータを、コンテンツ再生端末20に事前配信することを示している。コンテンツ再生端末20においては、事前配信された映像コンテンツ5及び映像コンテンツ6を一時記憶装置25に一時的に保存(後述するキャッシュ配信)する。
これにより、本実施形態においては、コンテンツ配信装置10が行う映像コンテンツの配信処理として以下のオンデマンド配信とキャッシュ配信との2つがある。
・オンデマンド配信
ユーザが表示部21に表示されたメニュー情報から映像コンテンツを選択することで、ブラウザ部22が選択された映像コンテンツの配信要求を行うオンデマンドの映像コンテンツの配信を行う。
・キャッシュ配信
コンテンツ配信装置10が配信するメニュー情報により参照されるキャッシュ制御情報に基づき、このキャッシュ制御情報が示す再生確率の高い映像コンテンツを、ユーザ操作による映像コンテンツの配信要求に先立ち、事前配信する。
このキャッシュ配信は、ユーザの配信要求の操作によるオンデマンド配信とは別に、コンテンツ配信装置10が配信するメニュー情報が参照するキャッシュ制御情報が示す再生確率の高い映像コンテンツを、メニュー情報からユーザが選択する配信要求に先立ち配信する。
なお、以降、図2以外において各配信データの関係を示す図においても、実線矢印、破線矢印、点線矢印は同様の意味で用いるものとし、説明を省略する。
本実施形態によるコンテンツ配信システムの動作状態は、図3の状態遷移図に示す通り、メニュー表示処理状態、ユーザ操作待ち状態、映像コンテンツ再生処理状態の3つの状態に大別されている。そして、処理終了(表示完了、再生完了)あるいはユーザ操作(メニュー選択、コンテンツ選択)により各状態間を遷移するため、各状態での動作について、順次図4、図5及び図6のそれぞれの動作を示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS001:
ユーザが映像配信/再生のアプリケーションを起動すると、ブラウザ部22は、図5に示す選択の画面を、表示部21に表示させる。
画面の左側の細長いテーブルT1は、配信要求を行う映像コンテンツが記載されたメニュー情報を、映画、ドラマ、スポーツなどのジャンル別に選択するジャンル選択メニューである。画面上部のテーブルT2は、ジャンル選択メニューから映像コンテンツの配信ジャンルの選択を促す文字列が表示されている。また、終了の際の操作を説明する文字列も表示されている。また、画面左下のボタンT3は、ユーザがポインティングデバイスにより指定しクリック(以下、単にクリックと記載)することにより、ブラウザ部22が映像配信/再生のアプリケーションを終了するためのボタンである。
例えば、ブラウザ部22は、アプリケーションの一部として、内部にそれぞれのジャンルのボタンに対応付けられたメニュー情報のURLが予め設定されている。このため、ユーザがテーブル1の「ドラマ」ボタンを、ポインティングデバイスによりクリック(以下、単にクリックとする)すると、ブラウザ部22は、ドラマボタンがクリックされたことを検出し、この「ドラマ」ボタンに対応するURLを含むメニューの配信要求を、コンテンツ配信装置10に対してデータ送受信部24及び通信ネットワーク30を介して送信することで、「ドラマ」のメニュー情報の配信要求をコンテンツ配信装置10に対して行う。
コンテンツ配信装置10のデータ配信部12は、コンテンツ再生端末20から配信要求が供給されると、この配信要求に含まれるメニュー情報のURLを抽出し、このURLに対応するメニュー情報を記憶装置11から読み出す。
そして、データ配信部12は、読み出したメニュー情報を、配信要求を行ったコンテンツ再生端末20に対し、通信ネットワーク30を介して配信する。
コンテンツ配信装置10からメニュー情報を受信すると、ブラウザ部22は、このメニュー情報がキャッシュ配信を行うことを示す情報を有しているか否かを、メニュー情報の文書にキャッシュ制御情報を参照先とするURLの記述の有無により判定する。
このとき、ブラウザ部22は、メニュー情報が参照先としてキャッシュ制御情報を有している場合、処理をステップS003へ進め、一方、メニュー情報が参照先としてキャッシュ制御情報を有していない場合、処理をステップS004へ進める。
そして、ブラウザ部22は、メニュー情報に付加されたキャッシュ制御情報のURLを抽出し、抽出したキャッシュ制御情報のURLを付加した、キャッシュ制御情報のデータ取得要求を、データ送受信部24に対して行う。
キャッシュ制御情報のデータ取得要求が供給されると、データ送受信部24は、このデータ取得要求に基づいて、通信ネットワーク30を介して、このURLで示されるキャッシュ制御情報のデータの配信要求を、コンテンツ配信装置10に対して送信する。
コンテンツ配信装置10において、データ配信部12は、コンテンツ再生端末20から供給されるURLに対応するキャッシュ制御情報を、このURLにより記憶装置11を検索して、URLに対応して記憶されているキャッシュ制御情報を記憶装置11から読み出す。
そして、データ配信部12は、記憶装置11から読み出したキャッシュ制御情報を、配信要求を送信したコンテンツ再生端末20に対して配信する。記憶装置11には、メニュー情報に付加されているキャッシュ制御情報のURLと、このURLが識別するキャッシュ制御情報とが対応付けられて、予め設定されている。
ブラウザ部22は、HTML形式の文書として配信されたメニュー情報を、映像コンテンツの配信メニューとして表示部21に表示して、映像コンテンツのメニュー表示処理を終了し、ユーザ操作待ち状態へ遷移する。
例えば、ブラウザ部22は、コンテンツ配信装置10から配信された、HTML文書として提供されたメニュー情報を、図6に示すように、「ドラマ」のジャンルの映像コンテンツの配信メニューとして、表示部21に出力し、テーブルT4として画面中央に表示させる。このテーブル4には、配信タイトル一覧という文字列の表示の下に、ドラマコンテンツ1、ドラマコンテンツ2、…という映像コンテンツの題名を示す文字列が表示される。また、ボタンT5は、ジャンル選択メニューの画面に戻す場合にクリックするボタンである。ボタンT5をクリックすることにより、ブラウザ部22は、ボタンT5がクリックされたことを検出し、ジャンル選択メニューに戻る処理として、表示部21において図6の画面表示から図5の画面表示に戻すための表示処理を行う。
これにより、ユーザが映像コンテンツを選択する、ジャンル別の配信情報による配信メニューが表示部21に表示されることになる。
本実施形態におけるコンテンツ配信システムにおいては、ブラウザ部22は、ユーザ操作を待つだけでなく、ユーザ操作の待ち時間を利用して映像コンテンツのキャッシュ処理を行う。以下に、ユーザ操作待ち状態における映像コンテンツのキャッシュ配信の動作例について説明する。
ステップS101:
コンテンツ再生端末20において、データ送受信部24は、ステップS003で取得したキャッシュ制御情報に基づき、このキャッシュ制御情報が参照する映像コンテンツが一時記憶装置25に保存済みか否かをチェックする。
ここで、一時記憶装置25には、映像コンテンツと、この映像コンテンツを識別する配信元識別子としての映像コンテンツのURLとが対応付けられて記録されている。
したがって、データ送受信部24は、一時記憶装置25に記憶されている映像コンテンツのURLと、キャッシュ制御情報に記述された映像コンテンツのURLとを比較する。
そして、データ送受信部24は、キャッシュ制御情報に記述された映像コンテンツのURLの全てが一時記憶装置25に存在するか否かにより、キャッシュ制御情報の示すキャッシュ配信を行う映像コンテンツが全てキャッシュ配信され、一時記憶装置25に記憶されているか否かの判定を行う。
この結果、データ送受信部24は、キャッシュ制御情報に記載された、キャッシュ配信を行う映像コンテンツが、全て一時記憶装置25に存在する場合、キャッシュ配信による映像コンテンツの受信の処理を終了し、ユーザの表示部21の配信メニューにおける映像コンテンツの選択されるまで待機状態となる。
一方、データ送受信部24は、キャッシュ配信を行う映像コンテンツが全て一時記憶装置25に存在しない場合、処理をステップS102へ進める。
データ送受信部24は、キャッシュ制御情報に記載された映像コンテンツのURLのうち、一時記憶装置25に記憶されていない映像コンテンツのURLを抽出し、この映像コンテンツのデータ配信要求に、この映像コンテンツのURLを付加してコンテンツ配信装置10に対して送信する。
コンテンツ配信装置10において、データ配信部12は、データ送受信部24から送信されたデータ配信供給から映像コンテンツのURLを抽出し、メニュー情報、キャッシュ制御情報の場合と同様に、この抽出したURLが示す映像コンテンツを記憶装置11から読み出し、コンテンツ再生端末20に対して配信する。
データ送受信部24は、コンテンツ配信装置10から配信された映像コンテンツを受信すると、受信した映像コンテンツと、この映像コンテンツを識別するURLとを対応付けて一時記憶装置25に対して書き込んで記憶させ、処理をステップS101へ進める。
以上のような手順にて、ユーザ操作待ち時間を利用した映像コンテンツのキャッシュ配信の処理が行われる。
ステップS201:
ユーザが表示部21に表示されている映像コンテンツのメニューから、何れかの映像コンテンツをクリックして選択する。
ブラウザ部22は、配信メニューからユーザが選択した映像コンテンツのURLを、メニュー情報の映像コンテンツの文字列と、対応付けられているURLとの記載から抽出し、このURLの示す映像コンテンツの再生を映像コンテンツ再生部23に対して要求する。すなわち、このとき、ブラウザ部22は、ユーザの選択した映像コンテンツのURLを付加した再生要求を、映像コンテンツ再生部23に対して送信する。
そして、映像コンテンツ再生部23は、ブラウザ部22から供給されたURLを付加した、映像コンテンツのデータ取得要求を、データ送受信部24に対して出力する。
データ取得要求が供給されると、データ送受信部24は、データ取得要求に含まれる映像コンテンツのURLを抽出し、このURLをキーとして一時記憶装置25を検索し、すなわち、データ取得要求に付加されたURLと、一時記憶装置25に配信元識別子として記録されたURLとの比較を行い、データ取得要求に付加されたURLと同一のURLの有無を検出する。
検出結果において、データ送受信部24は、データ取得要求に付加されたURLと同一のURLが一時記憶装置25に記憶されている場合、処理をステップS202へ進め、一方、データ取得要求に付加されたURLと同一のURLが一時記憶装置25に記憶されていない場合、処理をステップS203へ進める。
次に、データ送受信部24は、データ取得要求に付加されたURLに対応する映像コンテンツの配信要求をコンテンツ配信装置10に対して行わず、このデータ取得要求に付加されたURLに対応する映像コンテンツを一時記憶装置25から読み出す。
そして、データ送受信部24は、一時記憶装置25から読み出した映像コンテンツを、映像コンテンツ再生部23に対して出力する。
映像コンテンツが供給されることにより、映像コンテンツ再生部23は、供給された映像コンテンツを表示部21に表示することにより、映像コンテンツの再生処理を行う。
そして、映像コンテンツ再生部23は、データ送受信部24から供給される映像コンテンツの再生が終了した後、元の図6に示す選択メニュー画面に遷移して、ユーザ操作待ち状態に遷移する。
データ送受信部24は、キャッシュ制御情報に記載されているいずれかの映像コンテンツのキャッシュ配信による受信処理(図7のステップS102)が実行中であるか否かをチェックし、実行中である場合、処理をステップS204へ進め、実行中でない場合、処理をステップS205へ進める。
ここで、データ送受信部24は、受信処理をしている映像コンコンテンツのURLと、データ取得要求に付加されたURLとを比較して、一致する場合、映像コンテンツをキャッシュ配信により受信中であることを検出し、一致しない場合、映像コンテンツをキャッシュ配信により受信中でないことを検出する。
そして、データ送受信部24は、映像コンテンツをキャッシュ配信により受信中の場合、処理をステップS204へ進め、一方、映像コンテンツをキャッシュ配信により受信中でない場合、処理をステップS205へ進める。
データ送受信部24は、実行中の映像コンテンツのキャッシュ処理(ステップS102)における映像コンテンツの受信を中断し、処理をステップS205へ進める。
データ送受信部24は、データ取得要求に付加されたURLに対応する映像コンテンツの配信要求を、この映像コンテンツのURLを付加し、コンテンツ配信装置10に対して送信する。
そして、データ送受信部24は、コンテンツ配信装置10が配信要求に対応して配信する映像コンテンツを受信し、受信した映像コンテンツを映像コンテンツ再生部23に対して出力する。
映像コンテンツが供給されると、映像コンテンツ再生部23は、供給された映像コンテンツを表示部21に対して表示することにより、映像コンテンツの再生を行い、映像コンテンツの再生終了後は、元のメニュー画面に遷移しユーザ操作待ち状態に遷移する。
以上のような手順にて、コンテンツ再生端末20において映像コンテンツの再生処理の動作が行われる。
これにより、本実施形態によれば、一時記憶装置25に記憶されている映像コンテンツと、ユーザが選択メニューから選択した映像コンテンツが同一であれば、この映像コンテンツをコンテンツ配信装置10に対して配信要求することなく、一時記憶装置25から読み出して、映像コンテンツの再生を行うことができ、映像コンテンツの即時再生が可能となる。
したがって、映像コンテンツを再生するまでの待ち時間が削減されたことをユーザに実感させるためには、事前配信されたキャッシュ制御情報上の映像コンテンツが高い確率でユーザに選択されて再生される必要がある。
このため、キャッシュ制御情報には、人気のある映像コンテンツなどの再生確率が高い映像コンテンツが指定されることが重要である。このため、周期的に映像コンテンツの再生回数をカウントし、統計的に再生回数の多い映像コンテンツが抽出され、予めキャッシュ制御情報に付加されて、記憶装置11に設定しておく必要がある。
また、配信メニューの複数の映像コンテンツからキャッシュ配信された映像コンテンツを高い再生確率でユーザに選択させる方法としては、例えば、配信回数の多い映像コンテンツや配信開始間もない新着の映像コンテンツ等、配信メニューにおいてユーザが選択する確率の高い映像コンテンツをキャッシュ制御情報により指定しておく必要がある。
図9は、ユーザがキャッシュ制御情報に付加した映像コンテンツに対する興味を促す構成とした、コンテンツ再生端末20の表示部21に表示されたメニュー情報の一例を示す図である。図9のメニュー情報の表示において、ジャンルが「ドラマ」の映像コンテンツの配信タイトルとして、「ドラマコンテンツ1」から「ドラマコンテンツ7」が一覧表として表示されており、各配信タイトルの表示された位置をクリックすることにより、ブラウザ部22がクリックされた配信タイトルを検出し、この配信タイトルの映像コンテンツを再生させる制御信号を、映像コンテンツ再生部23に対して出力する。また、
そして、上述したステップS201からステップ204の処理により、ユーザにより選択された映像コンテンツが再生処理されることになる。
また、図9において、キャッシュ制御情報に記載されており、コンテンツ再生端末20の一時記憶装置25に予めキャッシュ配信される映像コンテンツが「ドラマコンテンツ1」及び「ドラマコンテンツ2」である場合、上述したテーブルT5の先頭に配置するとともに、さらにユーザに注目させるように、「ドラマコンテンツ1」及び「ドラマコンテンツ2」に対して装飾を付加することが考えられる。
この結果、注目させたい映像コンテンツがユーザの目に留まりやすく、ユーザに選択される確率が高まり、映像コンテンツのユーザに再生される確率である再生確率が高くなると考えられる。
この結果、配信回数の多い、または新着である映像コンテンツを、上述したようにメニュー情報にてユーザの目に留まりやすいメニュー表示やメニュー配置にすることにより、さらに映像コンテンツの選択から再生までにかかる時間を削減することが可能となる。
この構成によれば、例えば、初期状態において表示部21に表示されるジャンルのメニュー画面に提示された映像コンテンツは、他のジャンルのメニュー画面に提示される映像コンテンツに比べ再生確率が高いと考えられる。
この図10においては、キャッシュ制御情報から映像コンテンツ1、映像コンテンツ2、映像コンテンツ3、映像コンテンツ4、及び映像コンテンツ7が参照されている。すなわち、ユーザの目に留まり易いために再生確率が高いと考えられる初期状態で表示されるメインメニューから参照される映像コンテンツ1、映像コンテンツ2及び映像コンテンツ3をキャッシュ制御情報から参照されるようにし、他のサブメニュー画面に比較して、キャッシュ配信を行う映像コンテンツを多くメインメニューに表示される映像コンテンツから多く選択した構成例を示している。
以上説明したように配信メニューの画面構成に応じてキャッシュ制御情報が参照する映像コンテンツを決定することで、キャッシュのヒット率を高めることが可能である。
このように、キャッシュ制御情報にて参照されるよう設定した、複数のジャンルのメニュー画面の各々に点在する再生確率の高い映像コンテンツを、「おすすめコンテンツ」としたジャンルのメニュー画面に集める構成とすることにより、より再生確率の高い映像コンテンツの一覧性が高まることでキャッシュ配信した映像コンテンツに、ユーザが選択する映像コンテンツが含まれる確率が高くなり、選択から再生まで時間を短縮することができる映像コンテンツを選択するヒット率向上が期待できる。
このような図11に示す参照構成の場合、各メニュー情報に付加するキャッシュ制御情報を共通にすることにより、全てのメニュー情報を受信しなくとも、ユーザ操作待ち時間を有効利用し、より多くの映像コンテンツのキャッシュ処理を行うことが可能になる。
図11の例においては、階層的な参照構成であるため、メインメニューから直接参照される映像コンテンツは存在しない。ここで、キャッシュ制御情報を複数のメニュー情報に対して共通にするとは、同一の映像コンテンツのURLが記載されたキャッシュ制御情報を、複数のメニュー情報(あるいは記憶装置11に記憶されている全てのメニュー情報)に対して対応付けて記憶装置11に予め設定しておくことを意味している。
しかしながら、図11に示すように、キャッシュ制御情報の共通化により、メインメニューを表示部21に表示した時点から、サブメニュー1、サブメニュー2及びサブメニュー3のメニュー情報の受信の有無に係らず、メインメニューにより参照されたキャッシュ制御情報で参照される映像コンテンツ1、映像コンテンツ4及び映像コンテンツ7のキャッシュ配信処理が可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態によるコンテンツ配信システムは、第1の実施形態の構成と同様であるが、ただし、一部の要素の構成、機能が相違する。以下においては、この相違点について説明する。
第2の実施形態においては、コンテンツ再生端末20における映像コンテンツ再生部23が、映像コンテンツと同様に、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language:スマイル)等のメタデータをプレイリストとして扱い、複数の映像コンテンツを連続再生する機能を別途備える構成としている。この構成により、映像コンテンツの冒頭部分のみをキャッシュ配信し、キャッシュ配信の処理に必要な時間を短縮し、一定時間内に第1の実施形態に比較して、より多くの種類の映像コンテンツを一時記憶装置25に、ユーザが映像コンテンツを選択する前に、事前に記憶させることが可能となる。本実施形態においては、表示部21に表示される映像コンテンツに対応してメニュー情報に記載されているURLは、プレイリストのURLである。すなわち、本実施形態においては、映像コンテンツがそれぞれ複数の部分映像コンテンツに分割され、この部分映像コンテンツと、この部分映像コンテンツに対応する映像コンテンツ毎に部分映像コンテンツの再生順番及び識別情報が記載されたプレイリストとが対応付けられて記憶装置11に予め格納され、このプレイリストのURLが映像コンテンツの識別情報となる。
そして、部分映像コンテンツを参照するプレイリストを用いることにより、この分割した部分映像コンテンツ1−1、部分映像コンテンツ1−2及び部分映像コンテンツ1−3を、順次連続して再生する構成としても良い。この参照構成により、映像コンテンツ再生部23は、分割前の元の映像コンテンツと同様に、各部分映像コンテンツの再生処理を実現することができる。
また、キャッシュ制御情報からは、プレイリスト及び元の映像コンテンツの冒頭部分に相当する部分映像コンテンツ、図12の映像コンテンツ1−1のみが参照される。
この参照構成により、データ送受信部24が一時記憶装置25に記憶する映像コンテンツのデータは、1映像コンテンツに対して、映像コンテンツの冒頭部分である部分映像コンテンツ1−1およびプレイリストとなり、1映像コンテンツ当たりのキャッシュに必要なデータ長が大幅に削減されるため、キャッシュ配信された映像コンテンツを受信し、受信した映像コンテンツを一時記憶装置25に格納するために必要な時間を短縮できる。
このため、ブラウザ部22は、キャッシュ制御情報の参照するプレイリスト及び部分映像コンテンツの配信要求を、プレイリスト及び部分映像コンテンツ1−1の各々のURLを付加して、コンテンツ配信装置10に送信する。
コンテンツ配信装置10において、データ配信部12は、記憶装置11からプレイリスト及び部分映像コンテンツ1−1を、それぞれのURLにより検索し、それぞれのURLに対応して記憶されているプレイリスト及び部分映像コンテンツを、コンテンツ再生端末20に対して配信する。
本実施形態におけるコンテンツ配信システムにおいては、ブラウザ部22は、ユーザ操作を待つだけでなく、ユーザ操作の待ち時間を利用して、プレイリスト及び部分映像コンテンツのキャッシュ処理を行う。以下に、ユーザ操作待ち状態における映像コンテンツのキャッシュ配信の動作例について説明する。
ステップS301:
コンテンツ再生端末20において、データ送受信部24は、ステップS002で取得したキャッシュ制御情報に基づき、このキャッシュ制御情報が参照するプレイリスト及び部分映像コンテンツが一時記憶装置25に保存済みか否かをチェックする。
ここで、一時記憶装置25には、部分映像コンテンツと、この部分映像コンテンツを識別する配信元識別子としてのURLと、プレイリストと、このプレイリストを識別する識別子が対応付けられて記録されている。
したがって、データ送受信部24は、一時記憶装置25に記憶されている部分映像コンテンツのURLと、キャッシュ制御情報に記述された映像コンテンツのURLとを比較し、かつ一時記憶装置25に記憶されているプレイリストのURLと、キャッシュ制御情報に記述されたプレイリストのURLとの比較を行う。
そして、データ送受信部24は、キャッシュ制御情報に記述されたプレイリストのURL全てと、このプレイリストに対応する部分映像コンテンツのURLの全てとが一時記憶装置25に存在するか否かにより、キャッシュ制御情報の示すキャッシュ配信を行うプレイリスト及び部分映像コンテンツが全てキャッシュ配信され、一時記憶装置25に記憶されているか否かの判定を行う。
この結果、データ送受信部24は、キャッシュ制御情報に記載された、キャッシュ配信を行うプレイリスト及び部分映像コンテンツが、全て一時記憶装置25に存在する場合、キャッシュ配信によるプレイリスト及び部分映像コンテンツの受信の処理を終了し、ユーザの表示部21の配信メニューにおける映像コンテンツが選択されるまで待機状態となる。
一方、データ送受信部24は、キャッシュ配信を行うプレイリスト及び部分映像コンテンツの全てが一時記憶装置25に存在しない場合、処理をステップS302へ進める。
データ送受信部24は、キャッシュ制御情報に記載されたプレイリスト及び部分映像コンテンツのURLのうち、一時記憶装置25に記憶されていないプレイリスト及び部分映像コンテンツのURLを抽出し、このプレイリスト及び部分映像コンテンツのデータ配信要求に、このプレイリスト及び部分映像コンテンツのURLを付加してコンテンツ配信装置10に対して送信する。
コンテンツ配信装置10において、データ配信部12は、データ送受信部24から送信されたデータ配信要求からプレイリスト及び部分映像コンテンツのURLを抽出し、メニュー情報、キャッシュ制御情報の場合と同様に、この抽出したURLが示すプレイリスト及び部分映像コンテンツを記憶装置11から読み出し、コンテンツ再生端末20に対して配信する。コンテンツ再生端末20は、プレイリスト及び部分映像コンテンツを受信し、処理をステップS303へ進める。
データ送受信部24は、コンテンツ配信装置10から配信されたプレイリスト及び部分映像コンテンツを受信すると、受信したプレイリストと、このプレイリストを識別するURLと、部分映像コンテンツと、この部分映像コンテンツを識別するURLとを対応付けて一時記憶装置25に対して書き込んで記憶させ、処理をステップS301へ進める。
以上のような手順にて、ユーザ操作待ち時間を利用したプレイリスト及び部分映像コンテンツのキャッシュ配信の処理が行われる。
ステップS401:
ユーザが表示部21に表示されている配信メニューにおける映像コンテンツから、何れかの映像コンテンツをクリックして選択する。
ブラウザ部22は、配信メニューからユーザが選択した映像コンテンツに対応付けられたURL、すなわちプレイリストのURLを、メニュー情報の映像コンテンツの文字列と、対応付けられているURLとの記載から抽出し、このURLの示すプレイリストに対応した映像コンテンツの再生を映像コンテンツ再生部23に対して要求する。このとき、ブラウザ部22は、ユーザの選択した映像コンテンツに対応するプレイリストのURLを付加した再生要求を、映像コンテンツ再生部23に対して送信する。
そして、映像コンテンツ再生部23は、ブラウザ部22から供給されたURLが付加された、プレイリストのデータ取得要求を、データ送受信部24に対して出力する。
データ取得要求が供給されると、データ送受信部24は、データ取得要求に含まれるプレイリストのURLを抽出し、このURLをキーとして一時記憶装置25を検索し、すなわち、データ取得要求に付加されたURLと、一時記憶装置25にプレイリストの識別子として記録されたURLとの比較を行い、データ取得要求に付加されたURLと同一のURLの有無を検出する。
検出結果において、データ送受信部24は、データ取得要求に付加されたURLと同一のURLが一時記憶装置25に記憶されている場合、処理をステップS402へ進め、一方、データ取得要求に付加されたURLと同一のURLが一時記憶部25に記憶されていない場合、処理をステップS404へ進める。
次に、データ送受信部24は、データ取得要求に付加されたURLに対応するプレイリストの配信要求をコンテンツ配信装置10に対して行わず、このデータ取得要求に付加されたプレイリストのURLに対応するプレイリストを一時記憶装置25から読み出す。
そして、データ送受信部24は、一時記憶装置25から読み出したプレイリストをブラウザ部22に出力する。
ブラウザ部22は、プレイリストが供給されると、このプレイリストに記載された部分コンテンツのURLを、一時記憶装置25からこのURLに対応する部分映像コンテンツを読み出して再生する制御情報に付加して、映像コンテンツ再生部23に対して出力する。
映像コンテンツ再生部23は、上記制御情報が供給されると、制御情報に記載されているURLに対応する部分コンテンツを一時記憶装置25からデータ送受信部24を介して読み出し、読み出した部分映像コンテンツを表示部21に表示することにより再生処理を行う。
また、ブラウザ部22は、映像コンテンツ再生部23が一時記憶装置25から読み出した部分映像コンテンツの再生を行っている際、現在再生されている部分映像コンテンツに対応するプレイリストに記述されている他の部分映像コンテンツを抽出する。すなわち、ブラウザ部22は、キャッシュ配信が終了していない部分映像コンテンツを、一時記憶装置25から、プレイリストに記載された部分映像コンテンツのURLと、一時記憶装置25に記憶されている部分映像コンテンツのURLを比較し、プレイリストに記述されたもので、一時記憶装置25に記憶されていない部分コンテンツのURLを抽出する。
そして、ブラウザ部22は、現在再生している映像コンテンツに対応するプレイリストに記載されているが、一時記憶装置25に記憶されていない部分映像コンテンツの配信要求を、これらの部分映像コンテンツのURLを付加し、プレイリストに記載された順番に、コンテンツ配信装置10に対して送信し、処理をステップS403へ進める。
次に、コンテンツ配信装置10において、データ配信部12は、コンテンツ再生端末20から送信された部分映像コンテンツの配信要求を受信すると、この配信要求から部分映像コンテンツのURLを抽出する。
そして、データ配信部12は、抽出したURLをキーとして、記憶装置11から部分映像コンテンツを検索し、抽出したURLに対応する部分映像コンテンツを読み出し、順次、コンテンツ再生端末20に対して配信する。
部分映像コンテンツが配信されると、データ送受信部24は、配信要求した映像コンテンツのプレイリストのURLに対応させて、部分映像コンテンツと、この部分映像コンテンツのURLとを、一時記憶装置25に書き込む。
ここで、部分映像コンテンツは、プレイリストの順番に配信されるため、現在再生している部分映像コンテンツの再生が終了する前に、次に再生順番の部分映像コンテンツの配信を受け、一時記憶装置25に記憶することができる。
そして、ブラウザ部22は、プレイリストの順番に、部分映像コンテンツを再生する制御情報を、この部分映像コンテンツのURLとともに、映像コンテンツ再生部23に出力する。
映像コンテンツ再生部23は、上記制御情報が供給されると、制御情報に記載されているURLに対応する部分コンテンツを一時記憶装置25から読み出し、読み出した部分映像コンテンツを表示部21に表示することにより再生処理を行う。
データ送受信部24は、プレイリスト及び部分映像コンテンツのキャッシュ配信による受信処理(ステップS302)が実行中であるか否かをチェックし、実行中である場合、処理をステップS405へ進め、実行中でない場合、処理をステップS406へ進める。
ここで、データ送受信部24は、受信処理をしているプレイリストのURLと、データ取得要求に付加されたURLとを比較して、一致する場合、プレイリスト及び部分映像コンテンツをキャッシュ配信により受信中であることを検出し、一致しない場合、プレイリスト及び部分映像コンテンツをキャッシュ配信により受信中でないことを検出する。
そして、データ送受信部24は、上述したように、プレイリスト及び部分映像コンテンツをキャッシュ配信により受信中の場合、処理をステップS405へ進め、一方、映像コンテンツをキャッシュ配信により受信中でない場合、処理をステップS406へ進める。
データ送受信部24は、実行中のプレイリスト及び部分映像コンテンツのキャッシュ処理(ステップS302)におけるプレイリスト及び部分映像コンテンツの受信を中断し、処理をステップS406へ進める。
ブラウザ部22は、配信要求された映像コンテンツに対応するプレイリストに記載された部分映像コンテンツの配信要求を、これらの部分映像コンテンツのURLを付加し、プレイリストに記載された順番に、コンテンツ配信装置10に対して送信する。
そして、コンテンツ配信装置10において、データ配信部12は、コンテンツ再生端末20から送信された部分映像コンテンツの配信要求を受信すると、この配信要求から部分映像コンテンツのURLを抽出する。
そして、データ配信部12は、抽出したURLをキーとして、記憶装置11から部分映像コンテンツを検索し、抽出したURLに対応する部分映像コンテンツを読み出し、順次、コンテンツ再生端末20に対して配信する。
部分映像コンテンツが配信されると、データ送受信部24は、配信要求した映像コンテンツのプレイリストのURLに対応させて、部分映像コンテンツと、この部分映像コンテンツのURLとを、一時記憶装置25に書き込む。
ここで、部分映像コンテンツは、プレイリストの順番に配信されるため、現在再生している部分映像コンテンツの再生が終了する前に、次に再生順番の部分映像コンテンツの配信を受け、一時記憶装置25に記憶することができる。
そして、ブラウザ部22は、プレイリストの順番に、部分映像コンテンツを再生する制御情報を、この部分映像コンテンツのURLとともに、映像コンテンツ再生部23に出力する。
映像コンテンツ再生部23は、上記制御情報が供給されると、制御情報に記載されているURLに対応する部分コンテンツを一時記憶装置25から読み出し、読み出した部分映像コンテンツを表示部21に表示することにより再生処理を行う。
このように、映像コンテンツの冒頭部分を部分受信し、一時記憶装置25に予め記憶させる(キャッシュする)構成の場合、一時記憶装置25に記憶された映像コンテンツを再生する際、続いて再生を行う映像コンテンツの冒頭部分以外を、コンテンツ配信装置10に対して配信要求し受信する必要がある。
この部分受信する映像コンテンツのサイズは、コンテンツ再生端末20の種類毎に予め設定されている構成でも良いし、コンテンツ配信装置10において、キャッシュ制御情報に予め部分受信する映像コンテンツの冒頭部分のサイズの情報(例えば、映像コンテンツの最初からのGOP数など)を付与しておく構成でも良い。
部分受信する映像コンテンツのサイズの情報を予めキャッシュ制御情報に付加する構成の場合、コンテンツ再生端末20においては、キャッシュ制御情報に付与された当該サイズの情報に従い部分受信する部分映像コンテンツの配信要求及び再生処理を制御する構成とする。
データ配信部12は、映像コンテンツのURLと、冒頭部分のサイズの情報とが付加された配信要求を受信すると、記憶装置11からこの映像コンテンツの冒頭部分のサイズ以降のデータを読み出し、この映像コンテンツのURLを付加し、この映像コンテンツをコンテンツ再生端末20に配信する。
これにより、データ送受信部24は、一時記憶装置25に記憶されている対応する映像コンテンツを、配信された映像コンテンツに付加されたURLより検出し、冒頭部分のサイズ以降に配信された映像コンテンツのデータを連結させて記憶させる。
なお、キャッシュ制御情報に付与された上記サイズの情報に従い、部分受信を行う構成においては、配信される映像コンテンツ毎に、映像コンテンツの再生速度(例えば、単位時間当たりに表示する画像数)に対応して、予め最適化されたサイズで一時記憶装置25に記憶させることが可能である。
次に、図面を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態によるコンテンツ配信システムは、第1の実施形態の構成に適用可能であり、図1に示す第1の実施形態の構成と同様である。
第1の実施形態と異なる点は、ユーザ操作待ち状態におけるキャッシュ配信による映像コンテンツの受信処理の動作である。図7の第1の実施形態におけるユーザ操作待ち状態に対し、第3の実施形態においては、ステップS104のメニュー更新の処理が追加されている。図15を参照して、第3の実施形態のユーザ操作待ち状態におけるキャッシュ配信による映像コンテンツの受信処理の動作を説明する。図15は、本実施形態のユーザ操作待ち状態におけるキャッシュ配信による映像コンテンツの受信処理の動作例を示すフローチャートである。
図15のステップS101からステップS103までの処理は、図7のフローチャートにおけるステップS101からステップS103までの処理と同様のため、説明を省略する。
データ送受信部24は、ステップS103においてキャッシュ配信により受信した映像コンテンツのURLを、一時記憶装置25に記憶させる毎に、この受信した映像コンテンツのURLをブラウザ部22に対して出力する。
ブラウザ部22は、データ送受信部24から一時記憶装置25に記憶された映像コンテンツのURLが供給されると、メニュー情報の変更を行い、処理をステップS101へ進める。
すなわち、ブラウザ部22は、一時記憶装置25に記憶されている映像コンテンツを表示部21に表示する際、この映像コンテンツを強調表示に変更する処理を行う。
このように、キャッシュ配信による受信処理が完了した映像コンテンツについて、ユーザの目に止まりやすいメニュー表示やメニュー配置になるようメニュー画面を更新することで、配信メニューに表示されている映像コンテンツのなかから、一時記憶装置25に記憶されている映像コンテンツをユーザが選択する際のヒット率を向上させることができる。
次に、図面を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態によるコンテンツ配信システムは、第1の実施形態の構成と同様であるが、ただし、一部の要素の構成、機能が相違する。以下においては、この相違点について説明する。
第1の実施形態と異なる点は、ユーザ操作待ち状態におけるキャッシュ配信による映像コンテンツの受信処理の動作である。本実施形態においては、キャッシュ制御情報に各映像コンテンツに対して属性情報を付与した構成とし、コンテンツ再生端末20の能力や、ユーザ嗜好に適応したキャッシュ配信の処理を行う構成としたものである。
すなわち、キャッシュ制御情報に記載された各映像コンテンツに付加された属性情報を基に、各映像コンテンツのキャッシュ配信による受信順序を、各コンテンツ再生端末20毎にブラウザ部22が設定するステップである。
データ送受信部24は、キャッシュ制御情報に記載された映像コンテンツにおいて、映像コンテンツ毎に付加された属性情報をこのキャッシュ制御情報から読み込む。
そして、データ送受信部24は、予め内部に設定された映像コンテンツの選択基準と、キャッシュ制御情報から読み込んだ属性情報とを比較し、選択基準と一致する属性情報を有する映像コンテンツをキャッシュ制御情報から選択する。
映像コンテンツの選択が終了すると、データ送受信部24は、選択基準と一致する属性情報を有する映像コンテンツの配信要求を、選択基準と一致しない属性情報を有する映像コンテンツに対して優先して行う。
この場合、データ送受信部24は、ユーザが嗜好するジャンルに一致する映像コンテンツをキャッシュ制御情報から抽出し、キャッシュ制御情報に記載された他の映像コンテンツに比較し、優先的に配信要求を行って、配信された映像コンテンツを一時記憶装置25に記憶させておくことにより、ユーザが配信メニューから選択する映像コンテンツが、一時記憶装置25に記憶されている映像コンテンツとが一致する可能性、すなわちキャッシュのヒット率を向上させることが可能である。
次に、図面を参照して、本発明の第5の実施形態について説明する。図17は、第5の実施形態によるコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。図17において、第1の実施形態の図1と構成と同様な構成には同一の符号を付してある。以下、第5の実施形態が第1の実施形態と異なる構成及び動作について説明する。
第1の実施形態と異なる点は、キャッシュ制御情報が記憶装置11に予め記憶されているのではなく、コンテンツ再生端末20から配信データ(例えば、メニュー情報)の配信要求に付加された各種識別情報(コンテンツ再生端末20の利用ユーザを識別するユーザ識別情報や、コンテンツ再生端末20を識別する端末識別情報などの配信先識別情報、コンテンツ再生端末20の能力を識別する能力識別情報)により、コンテンツ配信装置10がコンテンツ再生端末20毎に、適応的に各コンテンツ再生端末20に配信するキャッシュ制御情報を生成して配信する構成である。ここで、能力識別情報は、再生可能な画像サイズや再生できる映像コンテンツのデータ形式、音声のコーデックの種別、一時記憶装置25の記憶容量などである。
キャッシュ制御情報生成部13は、データ配信要求、例えばメニュー情報の配信要求に付加された各種識別情報と、配信先識別情報とから、各コンテンツ再生端末20に対するキャッシュ制御情報を生成する。
そして、キャッシュ制御情報生成部13は、抽出した映像コンテンツのジャンルを映像コンテンツに付加されて記憶装置11に記憶されているジャンルの識別情報により判定し、配信要求された映像コンテンツの多いジャンルを抽出する。
ジャンルの抽出が終了すると、キャッシュ制御情報生成部13は、記憶装置11に記憶されている映像コンテンツにおいて、抽出されたジャンルに含まれる映像コンテンツの中から、コンテンツ再生端末20の能力識別情報に対応する映像コンテンツを選択し、選択された映像コンテンツのURLをキャッシュ制御情報に付加し、メニュー情報とともにこのキャッシュ制御情報を、データ配信部12を介してコンテンツ再生端末20に配信する。ここで、映像コンテンツには、記憶装置11において、ジャンルを判別する情報のみでなく、データ量(GOP数)、データ形式、音声のコーデックの種別を示すデータが付加されている。
また、データ配信部12は、メニュー情報に対して、コンテンツ再生端末20から映像コンテンツの配信要求があり、要求された映像コンテンツの配信を行った後、コンテンツ再生端末20から実際に配信要求された映像コンテンツのURLと、配信要求に付加されている配信先識別情報とを対応付けて、記憶装置11の配信履歴データベースに記憶する。
また、端末識別情報としては、コンテンツ再生端末20の製造番号等の端末固有番号を利用したり、ユーザ識別情報の場合と同様に、セッションクッキーなどを利用しても良い。
また、能力識別情報としては、HTTPリクエストヘッダに含まれるユーザエージェント名等を利用することが可能である。すなわち、当該ユーザエージェント名を用いて、例えばコンテンツ再生端末20の一時記憶装置25の記憶容量を検出する。そして、この検出した一時記憶装置25の記憶容量に応じて、予め設定された記憶容量と映像コンテンツのデータ量及び映像コンテンツの数との対応から映像コンテンツを記憶装置11から抽出し、抽出された映像コンテンツのURLが記載されたキャッシュ制御情報を、各コンテンツ再生端末20に対して配信する構成としても良い。
このURLを記載したキャッシュ制御情報に代え、コンテンツ配信装置10がコンテンツ再生端末20に対して、メニュー情報に、HTML形式のブラウザ部22において実行可能なECMA(European Computer Manufacture Association:エクマ)Script(スクリプト)やJava(登録商標)(ジャバ)アプレット等のプログラムを付加して配信する構成としても良い。コンテンツ再生端末20がメニュー情報を受信すると、ブラウザ部22は、メニュー情報から、このメニュー情報に付加されたプログラムを抽出し、当該プログラムを実行する。このプログラムは、起動されると、内部に記載されたURLにより、映像コンテンツの配信要求を、データ送受信部24を介してコンテンツ配信装置10に対して行う。
そして、データ送受信部24は、コンテンツ配信装置10から配信された映像コンテンツを、当該映像コンテンツのURLと対応付けて、一時記憶装置25へ記憶させる。
上述したように、ECMAScriptやJava(登録商標)アプレット等のプログラムを用い、映像コンテンツのキャッシュ配信における配信制御を行うことにより、コンテンツ配信サービス事業者毎に異なるキャッシュ配信の制御を行う等ができる。
これにより、映像コンテンツをコンテンツ再生端末20へ送信する際に、プログラムの記述を代えることにより、各コンテンツ再生端末20に対して、柔軟なキャッシュ配信の制御を行うことが可能である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
11…記憶装置
12…データ配信部
13…キャッシュ制御情報生成部
20…コンテンツ再生端末
21…表示部
22…ブラウザ部
23…映像コンテンツ再生部
24…データ送受信部
25…一時記憶装置
30…通信ネットワーク
Claims (13)
- ネットワークを介してコンテンツ配信装置からコンテンツ再生端末に映像コンテンツをオンデマンド配信するコンテンツ配信システムであって、
前記コンテンツ配信装置は、
少なくとも複数の映像コンテンツと、当該映像コンテンツの一覧である前記映像コンテンツと当該映像コンテンツの識別情報が記載されたメニュー情報とが記憶された記憶部と、
前記メニュー情報に対し、配信メニューに記載された少なくとも1つの映像コンテンツを記載したキャッシュ制御情報を付加し、前記コンテンツ再生端末に配信し、前記映像コンテンツを示す識別情報を前記コンテンツ再生端末から受信すると、当該識別情報に対応した映像コンテンツを前記記憶部から読み出し、前記コンテンツ再生端末に送信するデータ配信部と
を有し、
前記コンテンツ再生端末は、
表示部と、
一時記憶部と、
前記メニュー情報及び前記映像コンテンツを前記表示部に表示させる映像コンテンツ再生部と、
前記表示部に前記メニュー情報に基づいて表示された配信メニューの映像コンテンツのなかから選択された映像コンテンツの前記識別情報を、配信要求に付加して前記コンテンツ配信装置に送信するブラウザ部と、
前記メニュー情報にキャッシュ制御情報が付加されている場合、ユーザが前記配信メニューから映像コンテンツを選択する前に、当該キャッシュ制御情報に記載された映像コンテンツの配信要求を前記コンテンツ配信装置に送信し、当該配信要求に対応して配信された映像コンテンツを前記一時記憶部に書き込むデータ送受信部と
を有する、
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記記憶部において、複数の前記メニュー情報に対し、同一の映像コンテンツの識別情報が記載されたキャッシュ制御情報が対応付けられて記憶されていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記映像コンテンツがそれぞれ複数の部分映像コンテンツに分割され、当該部分映像コンテンツと、当該部分映像コンテンツに対応する映像コンテンツ毎に当該部分映像コンテンツの再生順番及び識別情報が記載されたプレイリストとが対応付けられて前記記憶部に格納され、当該プレイリストに前記映像コンテンツの識別情報が付与されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記データ送受信部がキャッシュ制御情報に記載された前記映像コンテンツの配信要求を行った際、前記データ配信部が配信要求された映像コンテンツの再生開始点から所定のデータ量である冒頭部分を前記コンテンツ再生端末に送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記ブラウザ部は、
前記配信メニューを表示部に表示する際、前記キャッシュ制御情報に記載された映像コンテンツを、当該キャッシュ制御情報に記載されていない映像コンテンツに対し、視覚的に強調された表示形式により表示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。 - 前記ブラウザ部は、
前記キャッシュ制御情報に記載され、一時記憶部に記憶された一つあるいは複数の映像コンテンツを、配信メニューにおける映像コンテンツを1つのジャンルとし、前記配信メニューに他のジャンルとともに表示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記キャッシュ制御情報には、前記映像コンテンツ毎に属性情報が付加されており、
前記データ送受信部は、前記属性情報に基づいて、前記キャッシュ制御情報に記載されている映像コンテンツの配信要求を行う順番を決定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。 - 前記属性情報が前記映像コンテンツのデータ長であり、
前記データ送受信部は、前記キャッシュ制御情報に記載されている前記映像コンテンツにおいて、前記データ長が小さい順番に、前記映像コンテンツの配信要求を行うことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記属性情報が前記映像コンテンツのジャンルを示した情報であり、
前記データ送受信部は、前記キャッシュ制御情報に記載されている前記映像コンテンツにおいて、予め内部に設定されているジャンルと同一のジャンルを示す属性情報が付加された映像コンテンツの配信要求を、異なるジャンルを示す属性情報を有する映像コンテンツに比較して優先的に行うことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記コンテンツ配信装置は、
配信要求された前記映像コンテンツの識別情報と、当該映像コンテンツの配信要求元を識別する配信先識別情報を対応付けて記憶する配信履歴データベースと、
前記配信履歴データベースに記録された配信履歴に基づき、前記配信先識別情報毎に、異なるキャッシュ制御情報を生成するキャッシュ制御情報生成部と
をさらに有し、
前記キャッシュ制御情報生成部は、前記配信先識別情報に対応した前記配信履歴を読み出し、前記配信先識別情報毎に異なるキャッシュ制御情報を生成し、
データ配信部は、前記キャッシュ制御情報性生成部が生成したキャッシュ制御情報を、前記配信先識別情報に対応したコンテンツ再生端末に配信することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のコンテンツ配信システム - ネットワークを介してコンテンツ配信装置からコンテンツ再生端末に映像コンテンツをオンデマンド配信するコンテンツ配信システムにおいて用いられるコンテンツ配信装置であって、
少なくとも複数の映像コンテンツと、当該映像コンテンツの一覧である前記映像コンテンツと当該映像コンテンツの識別情報が記載されたメニュー情報とが記憶された記憶部と、
前記メニュー情報に対し、配信メニューに記載された少なくとも1つの映像コンテンツを記載したキャッシュ制御情報を付加し、前記コンテンツ再生端末に配信し、前記映像コンテンツを示す識別情報を前記コンテンツ再生端末から受信すると、当該識別情報に対応した映像コンテンツを前記記憶部から読み出し、前記コンテンツ再生端末に送信するデータ配信部と
を有することを特徴とするコンテンツ配信装置。 - ネットワークを介してコンテンツ配信装置からコンテンツ再生端末に映像コンテンツをオンデマンド配信するコンテンツ配信システムにおいて用いられるコンテンツ再生端末であって、
表示部と、
一時記憶部と、
前記メニュー情報及び前記映像コンテンツを前記表示部に表示させる映像コンテンツ再生部と、
前記表示部に前記メニュー情報に基づいて表示された配信メニューの映像コンテンツのなかから選択された映像コンテンツの前記識別情報を、配信要求に付加して前記コンテンツ配信装置に送信するブラウザ部と、
前記メニュー情報にキャッシュ制御情報が付加されている場合、ユーザが前記配信メニューから映像コンテンツを選択する前に、当該キャッシュ制御情報に記載された映像コンテンツの配信要求を前記コンテンツ配信装置に送信し、当該配信要求に対応して配信された映像コンテンツを前記一時記憶部に書き込むデータ送受信部と
を有する、
ことを特徴とするコンテンツ再生端末。 - ネットワークを介してコンテンツ配信装置からコンテンツ再生端末に映像コンテンツをオンデマンド配信するコンテンツ配信システムを用いたコンテンツ配信方法であって、
前記コンテンツ配信装置において、
データ配信部が、配信する映像コンテンツを示すメニュー情報に対し、配信メニューに記載された少なくとも1つの映像コンテンツを記載したキャッシュ制御情報を付加し、前記コンテンツ再生端末に配信し、前記映像コンテンツを示す識別情報を前記コンテンツ再生端末から受信すると、当該識別情報に対応した映像コンテンツを、少なくとも複数の映像コンテンツと、当該映像コンテンツの一覧である前記映像コンテンツと当該映像コンテンツの識別情報が記載されたメニュー情報とが記憶された記憶部から読み出し、前記コンテンツ再生端末に送信する過程
を有し、
前記コンテンツ再生端末において、
映像コンテンツ再生部が、前記メニュー情報及び前記映像コンテンツを表示部に表示させると、
ブラウザ部が、記表示部に前記メニュー情報に基づいて表示された配信メニューの映像コンテンツのなかから選択された映像コンテンツの前記識別情報を、配信要求に付加して前記コンテンツ配信装置に送信する過程と、
データ送受信部が、前記メニュー情報にキャッシュ制御情報が付加されている場合、ユーザが前記配信メニューから映像コンテンツを選択する前に、当該キャッシュ制御情報に記載された映像コンテンツの配信要求を前記コンテンツ配信装置に送信し、当該配信要求に対応して配信された映像コンテンツを一時記憶部に書き込む過程と
を有する、
ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
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