JP2011126517A - 垂直離着陸機用モーフィング・ダクテッドファン - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直離着陸機用モーフィング・ダクテッドファンを提供すること。
【解決手段】垂直離着陸(VTOL)機用ダクテッドファンのモーフィングダクトは、ダクテッドファンのための単位エネルギー入力当たりの推力を改善するために、ビークルの飛行モードに応じて形状を変化させるように構成される。加えて、モーフィングダクトは、VTOL機の飛行経路を変化させるように形状を変化させるように構成されてもよい。
【選択図】図2

Description

[0001]本開示は、垂直離着陸機を含む様々なタイプの飛行機に用いられるダクテッドファンに関する。
[0002]垂直離着陸(VTOL)機は、数ある役割の中でも、偵察を行うのにしばしば用いられ、従来の飛行機では実行可能であり得ない領域への立ち入りを可能にする。特に、ダクテッドファンVTOL機は、優れた静止空力ホバリング性能および低速飛行で知られている。ダクテッドファンは、ファンを稼働するために加えられる単位出力当たりのファンが生み出す推力の量を増大させることによってダクテッドファンの性能をとりわけ向上させるためにファンロータを囲むダクトを用いる。
[0003]全体的に、本開示は、ビークルの飛行モードに応じて形状を変化させるように構成されるダクトを備える航空機(例えば、VTOL機)用ダクテッドファンと、ダクテッドファンの形状を変化させるための技法とを記載する。
[0004]一例では、垂直離着陸機用ダクテッドファンが、ロータファン、および環状ダクトを含む。環状ダクトは、このファンを囲み、ファンの両側に入口部および出口部を含む。入口部または出口部のうちの少なくとも1つは、VTOLの動作モードに応じて形状を変化させるように構成される。
[0005]別の例では、VTOL機が、エンジンと、ロータファンおよび環状ダクトを含む少なくとも1つのダクテッドファンとを備える。ロータファンは、エンジンに動作可能に接続される。環状ダクトは、ファンを囲み、ファンの両側に入口部および出口部を含む。入口部または出口部のうちの少なくとも1つは、VTOLの動作モードに応じて形状を変化させるように構成される。
[0006]別の例では、一方法が、ダクテッドファンが動作可能に接続されるVTOL機の飛行モードを決定するステップと、飛行モードに応じて、ダクテッドファンのダクトの入口部または出口部のうちの少なくとも1つの形状を決定するステップと、ダクテッドファンのダクトの入口部または出口部のうちの少なくとも1つを上記形状に変化させるステップとを含む。
[0007]別の態様では、本開示は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を対象にする。この命令は、プログラマブル処理装置に、本明細書に記載された技法の任意の部分を実行させる。この命令は、例えば、ソフトウェアまたはコンピュータプログラムを定義するために用いられるものなどのソフトウェア命令であってもよい。コンピュータ可読媒体は、記憶装置(例えば、ディスクドライブ、もしくは光学式ドライブ)などのコンピュータ可読記憶媒体、メモリ(例えば、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ、もしくはRAM)、またはプログラマブル処理装置に本明細書に記載された技法を実行させるための(例えば、コンピュータプログラムの形態もしくは他の実行可能な形態の)命令を記憶する任意の他のタイプの揮発性もしくは不揮発性メモリであってもよい。
[0008]1つまたは複数の例の詳細は、添付図面および以下の説明に記載されている。開示した例の他の特徴、目的および利点は、説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかであろう。
[0009]一例のモーフィングダクト・ダクテッドファンを含むダブルダクテッドVTOL機の斜視図である。 [0010]図1のVTOL機のモーフィングダクト・ダクテッドファンの概略図である。 [0011]数例のモーフィングダクト・ダクテッドファン用形状を示す図である。 [0012]2つの異なる飛行モードにおけるエンジン出力対ダクテッドファン入口形状のグラフである。 [0013]飛行モードに応じてモーフィングダクト・ダクテッドファンの形状を変化させるように構成されるアクチュエータの概略図である。 飛行モードに応じてモーフィングダクト・ダクテッドファンの形状を変化させるように構成される異なるアクチュエータの概略図である。 飛行モードに応じてモーフィングダクト・ダクテッドファンの形状を変化させるように構成される異なるアクチュエータの概略図である。 飛行モードに応じてモーフィングダクト・ダクテッドファンの形状を変化させるように構成される異なるアクチュエータの概略図である。 飛行モードに応じてモーフィングダクト・ダクテッドファンの形状を変化させるように構成される異なるアクチュエータの概略図である。 [0014]モーフィングおよび偏向ダクト・ダクテッドファンの概略図である。 [0015]異なる飛行モードにおけるモーフィングダクト・ダクテッドファンを動作させる方法の一例を示す流れ図である。 [0016]別例のモーフィングダクト・ダクテッドファンの概略図である。
[0017]いくつかのタイプの航空機は、ダクテッドファンを備えており、このダクテッドファンは、ファンを稼働するために加えられる単位出力当たりのファンが生み出す推力の量を増大させることによってダクテッドファンの性能を向上させるなどの様々な理由から、ファンロータを囲むダクトを用いる。航空機は、1つまたは複数のダクテッドファンを含み得る。ダクト性能は、ダクトが使用されるビークルの動作モードに応じて変化し得る。そのため、ダクテッドファンにおけるダクトの最適な動作特性は、ビークルの動作モードに応じて大いに変わる。例えば、ビークルがホバーモードで動作する間のダクテッドファンVTOL用ダクトの最適な空力形状は、ビークルが巡航飛行モードで動作する間とはかなり異なる。例えば、ダクト入口が、効率的なホバーのために設計される場合、ダクトは、前進飛行において比較的高い抵抗を示し得るが、この抵抗は、ある特定のビークル速度を達成するために必要とされる推力、出力および燃費に影響を及ぼす可能性がある。一方、ダクト入口が、前進飛行中にビークルの効率を改善するように構成される場合、ビークルは、ホバーモードにおいて推力の損失を示し得る。同様に、ダクト出口は、ダクトディフューザとも呼ばれ得るものであり、最大揚力のために速さを減少させると共に圧力を増大させるために、ホバーモードにおいて空気流を拡散するように設計され得る。代替として、ダクト出口は、速さを増大させると共に圧力を減少させるために、前進飛行において空気流を収縮させるように構成することもできる。
[0018]既存のダクテッドファンVTOL用ダクトは、静的であるまたは一次元的に変更されるものであり、典型的には複数の動作モードのうちの1つについてだけ最適化される形状、または代替としてホバーモードも巡航飛行モードも最適化しないように構成される形状で設計され、それによって両モードにおいて性能に折り合いを付けることができる構成になる。本明細書に記載されたダクテッドファンは、動的に変化するダクト形状を含み、この形状は、異なる動作モード(例えば、巡航モードまたはホバーモード)に対応するためにダクト形状が変化することが可能である。例えば、いくつかの例では、ダクテッドファンのダクトは、巡航飛行モードにおいて、ホバー飛行モードに比べてダクトを通じて吸い込まれる空気のより急速な収縮を行う形状を有する。一般に、前進飛行モードにおけるダクト形状は、抵抗を減少させるように選択でき、ホバー飛行モードにおけるダクト形状は、ダクトの中へのスムーズな空気流が、静推力の効率を向上させることを可能にするように選択できる。
[0019]ダクテッドファンの能動的に変化可能な形状は、航空機が、異なる飛行任務に対応することを可能にする。本明細書に記載されたダクテッドファンのダクトの形状は、ダクトの交換を必要とすることなく、飛行中、飛行機の任務中に動的に変化させることができる。このように、ダクテッドファンのダクトの形状は、航空機の製造時に選択される必要はなく、しかし、それにも関らず特定の飛行セグメントについて飛行モードを効率的にすることができる。
[0020]図1は、2つのダクテッドファン12、ポッド14、エンジン16、および着陸装置18を備える一例のダブルダクテッド垂直離着陸(VTOL)機10の斜視図である。図1では、ポッド14およびエンジン16は、ダクテッドファン12同士の間に位置し、ダクテッドファン12に機械的に(直接的または間接的に)結合される。ポッド14は、例えば、アビオニクスおよび/またはペイロードポッドであってもよい。例えば、ポッド14aは、密かな人員配置、または起伏の多い地形もしくは過酷な環境からの負傷者の救出のために、人または別のペイロードを輸送するように構成されてもよい。別の例として、ポッド14aは、センサ、燃料、またはVTOL機10によって投下または配置されることになる物体を備えることができる。一方、ポッド14bは、(例えば、VTOL機10と交信をやり取りするための)アビオニクス、ならびにVTOL機10を誘導するためのアビオニクスを運搬するように構成されてもよい。ポッド14a、14bは、ポッド14bがペイロードを含み、ポッド14aがアビオニクスを含むように入れ替えることもできる。
[0021]図1に示す例では、2つの着陸装置18が、ポッド14bおよびエンジン16のうちのそれぞれ1つに接続される。他の例のVTOL機は、より少ないまたはより多い着陸装置18を備えてもよく、着陸装置18は、図1の例に示されるのとは違う、ビークルの異なる構成要素に接続されてもよい。エンジン16は、ダクテッドファン12に動作可能に接続され、ダクテッドファン12を駆動するように構成される。他の例では、各ダクトファン12は、別個のエンジンによって動力を供給される。図1に示される例では、エンジン16は、ガスタービンエンジンである。しかし、他の例のVTOL機は、例えば、レシプロエンジンまたは電気モータなどの他のタイプのエンジンを備えてもよい。エンジン16は、例えば、差動装置を含むエネルギー伝達装置を介してダクテッドファン12に動作可能に接続されてもよい。他の例では、各ダクテッドファン組立体12は、それぞれのエンジンによって動力を供給されてもよい。
[0022]VTOL機10は、2つのダクテッドファン12を有するダブルダクテッドVTOL機として図1に示されるが、他の例のVTOL機では、ダクテッドファンの個数が、異なっていてもよい。一例では、VTOL機は、3つ以上のダクテッドファン12を備える。他の実施形態では、様々な他の特徴が、やはり異なっていてもよい。偶数個のダクテッドファン12を備える例では、各ファンは、側面に沿って隣り合って並べられ得る。他の例では、超小型飛行機(MAV)などのVTOL機は、ただ1つのダクテッドファン12を備える。
[0023]再び図1を参照すると、各ダクテッドファン12は、ダクト20、ノーズコーン22、ロータファン24、ステータ26、およびテールコーン28を備える。ノーズコーン22、ロータファン24、ステータ26、およびテールコーン28は、ファンの前縁から後縁へダクテッドファン12を通じての流れの方向に軸方向に配列される。動作中、ロータファン24は、例えば空気を含む作動媒体ガスをノーズコーン22に吸い込み、ノーズコーン22とダクト20の入口との間でガスを捕えるように回転する。作動媒体ガスは、ロータファン24を通じて吸い込まれ、ステータ26によって方向付けられ、テールコーン28の周りを回ってダクト20の出口から加速される。ダクト20を通じての作動媒体ガスの加速によって、ダクテッドファン12を推進する。このようにして、エンジン16は、飛行中にダクテッドファン12を駆動してVTOL機10を推進する。
[0024]図1の例では、VTOL機10は、1つまたは複数のセンサ32、およびキャプチャバー34も備える。センサ32は、ポッド14bに取り付けられ、物体および/またはVTOL機10を囲む他の条件を感知し、その動作を容易にするように構成される。例えば、センサ32は、ダクト12およびビークル10の姿勢および気流速度、ならびに周囲気圧および周囲温度を感知することができる。センサ32は、VTOL機10の構成要素に対して他の位置を有してもよい。例えば、センサ32は、ダクト20の一方または両方のリップの周りに分布したものに結合される圧力センサであってもよい。キャプチャバー34は、ポッド14bに取り付けられ、結合され、または一体形成され、例えば、図示しないキャプチャ装置によって係合されることによってVTOL機10のキャプチャを支援するように構成される。図示の実施形態では、キャプチャバー34は、ポッド14bから外に突出する。しかし、他の例では、キャプチャバー34は、ポッド14bにおけるポケットまたは他の凹所として実装されてもよい。
[0025]ダクテッドファン12のダクト20は、ファンを稼働するためにエンジン16によって加えられる単位出力当たりのファンが生み出す推力の量を増大させることによってダクテッドファンの性能を向上させるために用いることができる。各ダクテッドファン12によって生み出される推力は、ファンを通過する作動媒体ガスの収縮比に正比例する。非ダクテッドロータファンは一般に、半分(1/2)程度の収縮比を有する。しかし、ダクト20を追加することにより、ダクテッドファン12の収縮比を約1に変化させることができ、これによりファンの単位出力当たりの推力を増大させる。ダクテッドファン12、およびそれによってVTOL機10の性能をさらに改善するために、各ファン12は、VTOL機10の飛行モードに応じて形状を変化させるように構成されるモーフィングダクト20を備える。ビークル10の飛行中にダクト20の形状を変化させることにより、ダクト20の収縮比を動的に変化させて、例えば、ビークル10の種々の飛行モードに対応するようにする。ビークル10の(例えば、燃料効率、ビークルの航続時間、または他の観点で)性能を改善するダクテッドファン12の収縮比は、ビークル10の飛行モードに応じて変化し得る。加えて、いくつかの実施形態では、モーフィングダクト20は、VTOL機10の飛行経路を変化させるために形状を変化させるように構成される。
[0026]ダクテッドファン12のダクト20は、例えば、様々な複合材料、アルミニウムもしくは他の金属、半硬質フォーム、様々なエラストマもしくはポリマー、空力弾性材料、またはさらに木材などの任意の適切な材料からそれぞれ形成することができる。
[0027]図2は、VTOL機10のダクテッドファン12のうちの1つの概略図である。図2に示される例では、ダクテッドファン12は、モーフィングダクト20、ノーズコーン22、ロータファン24、およびテールコーン28を備える。簡潔にするために、ステータ26は、図2から省略されている。ダクテッドファン12の構成要素は、中心軸13を中心にして配置され、ファン12の動作中、ロータファン24は、中心軸13を中心にして回転する。モーフィングダクト20の入口36の形状は、少なくとも一部においてスロート径(throat radius)Rおよびハイライト径(highlight radius)Rの関数として定義される。スロート径Rは、前縁から後縁までのダクト20の最小半径である。ハイライト径Rは、ダクトの最前方、すなわち前縁でのダクト入口36の半径である。入口部36の収縮比は、ダクト20のハイライト径Rによって定められる面積と、ダクト20のスロート径Rによって定められる面積との比として定義することができる。同様に、出口部38の収縮比は、ダクト20の退出口半径(outlet exit radius)Rによって定められる面積と、ダクト20のスロート径Rによって定められる面積との比として定義することができる。図2に示されるように、退出口半径Rは、ダクト20の最後方点、すなわち後縁での出口部の半径である。
[0028]モーフィングダクト20は、ダクト20の前縁の方に配置され、ダクト20の前縁を含む入口部36を備える。モーフィングダクト20は、ダクト20の後縁の方に配置され、ダクト20の後縁を含む出口部38も備える。入口部36および出口部38それぞれは、ダクテッドファン12が接続されるビークル、例えば、図1のVTOL機10の飛行モードに応じて形状を変化させるように構成される環状部を備える。入口部36および出口部38は、一緒にまたは単独で、ならびに互いに関連または互いに独立して形状を変化させることもできる。モーフィングダクト20の入口部36および出口部38の形状は、少なくとも1つのアクチュエータ40によって機械的に変化させられ、アクチュエータ40は、例えば、入口部36および出口部38の一方または両方の中空空間内、またはこれら入口部および出口部が形成される材料内に配置することができる。以下でより詳細に説明されるように、各アクチュエータ40は、VTOL機の飛行モードに応じて入口部36および出口部38のうちの一方または両方の形状を変化させるために作動または別の方法で起動されるように構成される空気圧アクチュエータ、電気アクチュエータ、熱アクチュエータ、磁気アクチュエータ、機械式アクチュエータ、電気機械アクチュエータ、圧電性アクチュエータ、または別の適当なアクチュエータのうちの1つまたは複数のアクチュエータであり得る。
[0029]図2の例では、アクチュエータ40の動作は、ダクト制御部42によって制御される。ダクト制御部42は、ダクテッドファン12が取り付けられるビークル、例えば、図1のVTOL機10の飛行モードに応じて、アクチュエータ40を適切に制御してダクト20の形状を能動的に変形させるために、いくつかの源から入力を受信する。このようにして、ダクト20の形状は、例えば、収縮比を動的に変化させるために動的に調整されるように構成される。図2の例では、ダクト制御部42は、例えばビークル10の飛行制御部44およびセンサ32に通信接続される。このようにして、ダクト制御部42は、ビークル10の飛行モード、およびビークル10の飛行モードをさらに示すビークルが動作している周囲条件を示す信号を受信することができる。例えば、ダクト制御部42は、ビークル10およびダクテッドファン12の姿勢および飛行速度、ならびに周囲気圧および周囲温度を示す飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号を受信することができる。
[0030]ダクト制御部42および飛行制御部44によるものである機能は、少なくとも一部において、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって実現することができる。例えば、これら技法の様々な態様は、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号処理装置(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、または任意の他の均等な集積回路もしくはディスクリート論理回路、ならびにそのような構成要素の任意の組合せを含む1つまたは複数の処理装置内で実現することができ、ビークル10のアビオニクスシステムに具体化またはアクチュエータ40の一部として具体化される。「処理装置」または「処理回路」という用語は、一般に、単独または他の論理回路と組み合わせて前述の論理回路のいずれか、あるいは任意の他の均等な回路に言及し得る。
[0031]そのようなハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアは、同じ装置内または別個の装置内で実装されて、本開示に記載された様々な動作および機能をサポートすることができる。加えて、上記のユニット、モジュールまたは構成要素のうちのいずれかは、ディスクリートであるが相互運用可能な論理装置として一緒にまたは別個に実装することができる。モジュールまたはユニットとしての様々な特徴の表現は、様々な機能面を強調するものであり、必ずしもそのようなモジュールまたはユニットが別個のハードウェア構成要素またはソフトウェア構成要素によって実現されなければならないことを暗示しない。むしろ、1つまたは複数のモジュールまたはユニットと関連した機能性は、別個のハードウェア構成要素またはソフトウェア構成要素によって実行されてよく、あるいは共通または別個のハードウェア構成要素またはソフトウェア構成要素内に統合されてもよい。
[0032]ソフトウェアにおいて実現されるとき、ダクト制御部42および飛行制御部44による機能性は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気的データ記憶媒体、光データ記憶媒体等などのコンピュータ可読媒体上の命令として具体化することができる。命令は、本開示に記載された機能性の1つまたは複数の態様をサポートするために実行することができる。
[0033]前述の通り、ダクト制御部42は、ダクト20の入口部36および出口部38の形状を変化させるためにアクチュエータ40を制御する。図2は、飛行モードに応じてモーフィングダクト20の形状を変化させるためのダクテッドファン12の動作を示す。特に、図2は、入口部36および出口部38のそれぞれの第1の形状および第2の形状を示す。図2では、入口部36は、第1の形状Aおよび第2の形状Bでそれぞれ示される。同様に、出口部38は、第1の形状Cおよび第2の形状Dでそれぞれ例示される。動作中、ダクト制御部42は、ダクテッドファン12の飛行モードおよび条件を示す飛行制御部44および/またはセンサ32からの入力を受信する。一例では、ダクト制御部42は、ダクテッドファン12の姿勢を示す飛行制御部44および/またはセンサ32からの入力を受信する。ビークルの電子機器、例えば、飛行制御部44および/またはセンサ32によって示されるダクテッドファン12の姿勢に基づいて、ダクト制御部42は、ダクテッドファン12が、ホバーモードにあるのかまたは巡航飛行モードにあるのかを決定する。ホバー飛行モードでは、ビークル10は、一般に、例えば飛行中に比較的安定した位置を維持しほぼ静止のままでいるように垂直飛行を維持する。巡航飛行モードでは、ビークル10は、前進(または後進)飛行経路構成要素を有する。いくつかの例では、巡航飛行モード中、ビークル10は、0.1より大きいマッハ数を有する。
[0034]一例では、飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号は、例えばダクテッドファンの垂直離陸中に、ダクテッドファン12の姿勢が、ホバー飛行モードを示すことを示す。飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号からダクト制御部42によって決定されたダクテッドファン12の飛行モードに基づいて、ダクト制御部42は、アクチュエータ40を起動して入口部36または出口部38のうちの少なくとも1つの形状を変化させる。ダクト制御部42は、アクチュエータ40を制御して入口部36の形状を第1の形状から第2の形状へ変化させることができるが、他の中間形状も可能であり得る。同様に、ダクト制御部42は、アクチュエータ40を制御して出口部38の形状を第1の形状から第2の形状へ変化させることができるが、他の中間形状も可能であり得る。図2に示される例では、ホバー飛行モード中、ダクト制御部42は、アクチュエータ40を起動して入口部36を形状Bに変形させ、出口部38を形状Dに変形させる。入口部36が形状Bにあると共に出口部38が形状Dにあるダクト20の収束発散形状は、ビークル10のホバー飛行モードの低気流速度条件および高圧条件についての性能を改善する。加えて、入口部36の収束している高収縮比の形状Bは、ダクト20を通過する作動媒体ガスの境界層剥離を減少させ、そのことは、ビークル10のホバー飛行モード中、ダクテッドファン12の効率および性能を向上させる。
[0035]例えば、垂直離陸のためにホバー飛行モードで動作した後、ダクテッドファン12は、巡航飛行モードへ移行することができる。そのような例では、ダクト制御部42は、ダクテッドファン12の姿勢が巡航飛行モードを示すという信号を送る飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号を受信することができる。飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号からダクト制御部42によって決定されたダクテッドファン12の飛行モードに基づいて、ダクト制御部42は、アクチュエータ40を起動して入口部36または出口部38のうちの少なくとも1つの形状を変化させる。図2の例では、ダクト制御部42は、アクチュエータ40を作動(または別の方法で起動)して、入口部36を形状Aに変形させおよび/または出口部38を形状Cに変形させる。巡航飛行モードに用いるために入口部36用に選択される形状Aは、境界層と抵抗の関係のバランスを保つのを助ける。ダクト20の入口部36の形状Aは、ビークル10の巡航飛行モード中に、抵抗を減少させると共にビークル10の性能を改善することができる。巡航飛行モード用に選択される出口部38の形状Cは、巡航飛行モード中に空気の流れを加速し、推進性能を改善するために、いくらか収束を保つ。
[0036]巡航飛行モードに用いられる形状Aの収縮比は、巡航飛行モード中にダクト20の抵抗を減少させるためにホバー飛行モードに用いられる形状Bよりもかなり小さい。形状Aは、巡航モード中、ダクテッドファン12が動作するより高い飛行速度に適した、収束しているより低い収縮比のノズル形状である。ダクト20の入口部36の形状Aは、ビークル10の巡航飛行モード中にビークル10の巡航効率を改善することができる。
[0037]一般に、ダクト20の形状を動的に変化させることによってビークル10のホバー効率または巡航効率を改善することにより、ある特定の飛行任務の間にビークルにより少ない燃料を運ぶことを求めることによって、ある特定の飛行任務の間、ビークル10の軽量化を助けることができる。例えば、巡航飛行モード中に形状Bから形状Aへ変化する入口部36を有するモーフィングダクトを用いると、燃料節約は、570海里の任務で約6.1キロメートル(約20,000フィート)の高度で約250ノットで巡航し続ける1859.73キログラム(約4100ポンド)の航空機に関して38%以上にまでなり得る。
[0038]モーフィングダクト20の入口部36および出口部38が獲得する特定の形状は、ダクテッドファン12が接続されるビークル、このビークルが動作するよう予期される特定の特性および条件、ならびにこのビークルについて様々な可能性のある飛行モードに応じて変わり得る。いくつかの例では、複数の飛行モードのそれぞれにおける入口部36および出口部38の形状は、ダクト制御部42によって予め定められおよび記憶される。代替として、アクチュエータ40は、入口部36の形状を第1の所定の形状および第2の所定の形状から変化させるように構成されてもよく、またアクチュエータ40は、出口部38の形状を第1の所定の形状および第2の所定の形状から変化させるように構成されてもよい。そのため、ダクト制御部42が、アクチュエータ40を作動または別の方法で起動するとき、アクチュエータ40は、どのような形状が望まれるのかに関してダクト制御部42からのさらなる命令なしで入口部36および/または出口部38の形状を所定の構成に自動的に変化させる。
[0039]図3は、いくつかの可能性のある形状の(図3に部分的に示される)モーフィングダクト20の入口部36を示しており、これら形状は、ダクテッドファン12の飛行モードに基づいて選択することができる。基準として、形状50は、収縮比が1に等しい状態の、面端部が直線のダクト入口(plane end straight duct inlet)を表す。加えて、図3に示される部分的なモーフィングダクト20の相対的な方向付けを示すために、ロータファン51が、図3に示されている。形状52および54は、ダクト20の入口部36に収束プロファイルを有するアーチ形の前縁を含む翼型の入口形状を例示する。形状54の収縮比は、形状52の収縮比より大きい。形状56は、形状52および54の両方より高い収縮比を有する入口部36についてのそれほど尖っていない収束するアーチ形の形状を示す。最後に、形状58および60は、入口部36についてのラッパ口形状を示しており、この形状により、ファン12を通過する作動媒体ガスの収縮比を増大させる。形状58は、一例の単純な半径のラッパ口である。形状60は、一例の楕円形ラッパ口である。
[0040]図3に示された入口部形状のいくつかを有するダクテッドファンの動作が、ホバー飛行モードおよび巡航飛行モードについてシミュレートされた。このシミュレーションは、ダクト20がホバー飛行モードにあるのかまたは巡航飛行モードにあるのかに応じて入口部36の形状を変化させると、ダクト20の性能向上になることを示唆する。すなわち、このシミュレーションは、入口部36がホバーモードおよび巡航モードにおいて異なる形状を有する場合、ダクト20の性能が改善することを示唆する。このシミュレーションの結果が、図4のグラフに示される。
[0041]飛行モードに応じてダクテッドファンのダクトが変化する様々な入口部36の形状が、図4のグラフの横軸に沿って示される。特に、図3の形状52、54および56が、このシミュレーションに用いられた。ダクテッドファンを駆動するエンジンの出力が、馬力(HP)単位で、図4のグラフの縦軸に沿って示される。曲線70は、ホバー飛行モードにおける入口形状52、54および56の性能を示す。曲線72は、巡航飛行モードにおける入口形状52、54および56の性能を示す。実線の円74は、静的なダクト入口が、ホバーモードおよび巡航飛行モードにおいて比較的直線構成を有する、従来のダクテッドファンの性能を表す。図4の例では、例の従来の静的なダクト・ダクテッドファンは、図3の収束するアーチ形の形状56を備えるダクト入口を有する。破線の円76は、ホバーモードと巡航飛行モードの間で形状を変化させる一例のモーフィングダクトを備えるダクテッドファンの性能を表す。図4では、例のモーフィングダクト・ダクテッドファンは、ホバー飛行モードにおける図3の収束するアーチ形の形状56から巡航モードにおける翼形状52に変化するダクト入口を有する。
[0042]実線の円74によって表された従来の静的なダクト・ダクテッドファンは、入口形状が巡航よりもホバーにより有利であるように設計されるので、ホバー飛行モードにおいて、従来の静的なダクト・ダクテッドファンと破線の円76によって表される例のモーフィングダクト・ダクテッドファンとの間に有意な性能差は存在しない。しかし、モーフィングダクト76は、飛行モードに応じて入口形状を変更させるように構成されるので、図4の例のモーフィングダクト・ダクテッドファンは、かなり少ない量のエンジン出力から従来の静的なダクト・ダクテッドファンと同じ推力を生み出すことができる。図4に示される性能の向上は、従来の静的なダクト・ダクテッドファンからモーフィングダクト・ダクテッドファンへ、単位推力当たり約38%のエンジン出力減少を表す。したがって、図4の例のモーフィングダクト・ダクテッドファンは、エネルギー効率の改善をもたらす。
[0043]図4は、入口形状の変化による性能向上を示すが、飛行モードに応じてダクテッドファンのダクト出口の形状を変化させることによっても、ダクテッドファン12の入口に関連して上述したものと同様のやり方でダクテッドファンの性能を向上させることになる。加えて、例えば図2を参照してダクテッドファン12について上述したように、飛行モードに応じてダクト入口形状および出口形状を変化させることによって、ダクトの入口および出口の両方の最適化された形状に起因する累積的な性能の向上をもたらすことになる。
[0044]再び図2を参照すると、一般的に言えば、ダクト制御部42は、ダクテッドファン12の飛行モードを示す飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号を受信する。ダクテッドファン12の飛行モードに基づいて、ダクト制御部42は、アクチュエータ40を起動して入口部36または出口部38のうちの少なくとも1つの形状を変化させる。上記のように、各アクチュエータ40は、VTOL機の飛行モードに応じて入口部36および出口部38の一方または両方の形状を変化させるように起動されるように構成され、例えば、空気圧アクチュエータ、電気アクチュエータ、熱アクチュエータ、磁気アクチュエータ、機械式アクチュエータ、電気機械アクチュエータ、または圧電性アクチュエータであり得る。
[0045]図5A〜図5Eは、入口部36および出口部38のうちの一方または両方の形状を変化させるように構成される異なる例のアクチュエータ機構の概略図である。簡単化のため、入口部36だけが、図5A〜図5Eに示される。しかし、入口部36に関して説明される技法は、出口部38に同様に適用されてもよい。図5Aおよび図5Bは、2つの例の空気圧アクチュエータの概略図である。図5Cは、一例の圧電性アクチュエータの概略図である。最後に、図5Dおよび図5Eは、例の機械式アクチュエータの概略図である。
[0046]図5Aは、空気供給源82、管84、および弁86を備える空気圧アクチュエータ80の概略図である。図5Aの例では、ダクテッドファン12のダクト20の入口部36は、図2を参照して上述したようにより大きい収縮比の第2の形状Bに偏倚される弾性材料から形成される。入口部36は、例えば、第1の形状と第2の形状の間、例えば、図5Aに示されるように形状Aと形状Bの間で弾性変形できる弾性金属、エラストマ、または別の材料で形成することができる。
[0047]アクチュエータ80は、圧搾空気を入口部36内の空洞36aの中に供給するように構成される。図5Aの例では、管84は、空気供給源82に接続され、この管84を通じて、アクチュエータ80は、加圧下の空気を空洞36aの中に供給する。入口部36の空洞36aが、圧搾空気で充満すると、気圧によるひずみによって入口部36を第2の形状Bから第1の形状Aに変形させる。反対に、いくつかの例では、アクチュエータ80は、入口の形状を第1の形状Aから第2の形状Bへ変化させて戻すために、入口部36の空洞36aから圧搾空気を排出するための逆止弁86を含む。ダクト20は、航空機10の動作中、加圧されていない条件においてその形状を維持するのに十分な硬さである材料で形成することができる。空気供給源82が、ダクト20内に配置されるように図5Aに示されるが、他の例では、アクチュエータ80のための空気供給源は、ダクトに関して他の位置に配置されてもよい。例えば、空気供給源82は、図1のVTOL機10のガスタービンエンジン16中の圧縮機段から吸い込まれる圧縮機の抽気であってもよい。
[0048]他の例では、ダクテッドファン12のダクト20の入口部36は、第1の形状Aに偏倚される弾性材料から形成され、空気圧アクチュエータ80によって圧搾空気を入口部36の空洞36aに導入することによりダクト20内に発生させられるひずみによって、入口部36に第2の形状Bを獲得させる。
[0049]図5Bは、別の空気圧アクチュエータ90の概略図である。図5Aの例と同様に、図5Bの例では、ダクテッドファン12のダクト20の入口部36は、図2を参照して上述したようにより大きい収縮比の第2の形状Bに偏倚される弾性材料からやはり形成される。入口部36は、例えば、第1の形状と第2の形状、例えば、図5Bに示されるような形状Aと形状Bの間で弾性変形できる弾性金属、エラストマまたは別の材料で形成することができる。アクチュエータ90は、入口部36の空洞36a内に配置される拡張可能なブラダ92を備える。ダクト制御部42は、圧搾空気をブラダ92の中に供給してブラダ92を拡張するようにアクチュエータ90を制御する。ブラダ92が、圧搾空気で充満し拡張すると、入口部36は、第2の形状Bから第1の形状Aに変形させられる。反対に、圧搾空気が、アクチュエータ90のブラダ92から、例えば弁を介して排出されると、入口部36は、形状を第1の形状Aから第2の形状Bへ戻すように変化する。一例では、充満しブラダ92を拡張する圧搾空気は、図1のVTOL機10のガスタービンエンジン16中の圧縮機段から吸い込まれる圧縮機の抽気であってもよい。
[0050]図5Aおよび図5Bの例に加えて、別の空気圧アクチュエータの配置は、第1の形状から第2の形状へ入口部全体を拡張するように入口部36の空洞36a内に圧搾空気を供給することを含み得る。
[0051]図5Cは、例の圧電性アクチュエータ100の概略図である。圧電性アクチュエータ100は、スマート材料と通常呼ばれる本開示による例に用いるのに適した一般的な範疇のアクチュエータの一例である。一般的に言えば、スマート材料は、例えば、応力、温度、湿気、pH、または電場もしくは磁場などの外部刺激によって制御できる特性を有する材料である。本明細書に開示された例に用いることもできる例示のスマート材料は、圧電性材料、圧電セラミック材料、形状記憶合金材料および形状記憶ポリマー材料、pH感受性合金、およびフォトメカニカル(photomechanical)材料を含む。
[0052]図5Cでは、圧電性アクチュエータ100は、圧電性部材102、および電源104を備える。やはり、入口部36は、第1の形状と第2の形状の間、例えば、図5Cに示されるような形状Aと形状Bの間で弾性変形できる、例えば、弾性金属、エラストマまたは別の材料などの弾性材料で形成することができる。アクチュエータ100の圧電性部材102は、入口部36の空洞36aの表面(外面も可能であるが、例えば内面)に接続されると共に、電源104、例えば、ダクト20またはダクトが接続されるVTOL機の別の位置に収容される電池に接続される。
[0053]圧電性部材102は、例えば、電源104による部材間の電圧の印加に応答して形状を変化させるように構成される。電源が、図5Cの例における圧電性部材102の間に電圧をかけると、部材102を真っ直ぐにする機械的応力が生み出され、これは、入口部36の形状を第2の形状Bから第1の形状Aに変化させる。反対に、圧電性部材102の間の、電源104からの電圧を取り除くことは、生じた応力を取り除き、それによって入口部36を第1の形状Aから第2の形状Bに戻すように形状を変化させるように働く。
[0054]電源104は、ダクト制御部42の制御下で圧電性部材102の間に電圧を印加することができる。ダクト制御部42は、VTOL機10の飛行モードに基づいて、電源104を制御して圧電性部材102の間に電圧を印加する。例えば、図5Cに示される例では、巡航モードを検出すると、ダクト制御部42は、電源104を制御して圧電性部材102の間に電圧を印加し、それによって入口部36の形状を形状Aに変化させ、それにより、入口部36が形状Bを有する構成に対して巡航モードにおけるダクト20の性能を最適化する。ホバー飛行モードを検出すると、ダクト制御部42は、電源104を制御して圧電性部材102の間の電圧を取り除き、それによって入口部36の形状を形状Bに戻すように変化させ、それにより、入口部36が形状Aを有する構成に対してホバーモードにおけるダクト20の性能を改善する。
[0055]図5Dは、VTOL機10(図1)のダクテッドファン20の一例であり得るダクテッドファンのダクト入口112に接続された一例の機械式アクチュエータ組立体110の概略図である。アクチュエータ組立体110は、いくつかのリニアアクチュエータ114および制御リング116を含む。ダクト入口112は、ダクト入口112の中心軸120を中心にして周方向に配置される複数の調整可能に重なり合う翼118を含む。図5Dの例では、制御リング116は、ダクト入口112の空洞112a内に配置され、ダクト112および翼118の内部表面を囲む。リニアアクチュエータ114は、制御リング116に接続され、ダクト入口112の周りに周方向に全体的に分散される。リニアアクチュエータ114の例は、ソレノイド、空気圧シリンダ、およびリニア電気モータを含む。
[0056]入口部112の翼118は、弾性材料、例えば弾性金属もしくはエラストマから形成され、または別の方法で図2を参照して上述したようにより大きい収縮比の第2の形状Bに偏倚される。リニアアクチュエータ114は、例えば、電気または圧搾空気のパルスまたはストリームをアクチュエータに供給することによって起動されて、ダクト入口112の中心軸120に沿って軸方向に制御リング116を変位させる。図5Eに示されるように、制御リング116が、入口部112の前縁112bに向かって軸方向に変位させられると、翼118はすぼめられ、翼の重なり合う関係が、例えば、第2の形状Bから第1の形状Aに入口部112の形状を変化させるように増大するようになる。反対に、リニアアクチュエータ114が逆進されて、入口部112の前縁から制御リング116を軸方向に離れるように変位させると、翼118は、入口部112の形状を再び第1の形状Aから第2の形状Bへ変えるように拡張し戻す。
[0057]飛行モードに応じてダクテッドファンのダクトの入口部および出口部のうちの少なくとも1つの形状を変化させることに加えて、本明細書に開示された例は、偏向ダクト出口を備えるダクテッドファンを備えることもできる。図6は、モーフィングおよび偏向ダクト132を備えるダクテッドファン130の概略図である。ダクテッドファン130は、ノーズコーン134、ロータファン136、およびテールコーン138をやはり備え、それらは、図2を参照して上述したダクテッドファン12のノーズコーン22、ロータファン24、およびテールコーン28と同様に配置され、機能する。ダクテッドファン130の構成要素は、中心軸142を中心にして配置され、ファンの動作中、ロータファン136は、中心軸142を中心にして回転する。
[0058]ダクト132は、ダクト132の前縁の方に配置され、ダクト132の前縁を含む入口部144と、ダクト132の後縁の方に配置され、ダクト132の後縁を含む出口部146とを備える。入口部144および出口部146それぞれは、ダクテッドファン130が接続されるビークル、例えば、図1のVTOL機10の飛行モードに応じて形状を変化させるようにそれぞれ構成される環状部を備える。モーフィングおよび偏向ダクト132の入口部144および出口部146は、例えば、1つまたは複数のアクチュエータ148によって起動することができ、アクチュエータ148は、例えば、入口部144および出口部146の一方または両方の中空空間内に配置することができる。ダクト132の入口部144および出口部146は、例えば、図2のモーフィングダクト20に関連して説明したものと同様のやり方で飛行モードに応じて形状を変化させることができる。しかし、飛行モードに応じて形状を変化させることに加えて、ダクト132は、飛行中にダクテッドファンの軌道(trajectory)を変化させるようにダクテッドファン130を制御可能に偏向できる出口部146も含む。
[0059]図6の例では、アクチュエータ148の動作は、ダクト制御部150によって制御され、このダクト制御部150は、図2のダクト制御部42と同様であり得る。ダクト制御部150は、アクチュエータ148を適切に制御して出口部146の形状を変化させてダクテッドファン130を異なる方向に偏向させるために、いくつかの源から入力を受信する。図2の例では、ダクト制御部150は、例えばビークル10の飛行制御部152に通信接続されており、この飛行制御部152は、アビオニクスペイロードの一部であり得る。このようにして、ダクト制御部150は、飛行制御部152を介して操作者によって指示されるビークル10の所望の飛行方向を示す信号を受信することができる。
[0060]図6は、出口部146が獲得できる様々な形状を示しており、それによって様々な形状が、ダクテッドファン130を様々な方向に偏向させる。図6では、出口部146は、第1の形状A、第2の形状B、および第3の形状Cで示される。動作中、ダクト制御部150は、ダクテッドファン130についての飛行方向を示す飛行制御部152からの入力を受信する。一例では、ダクト制御部150は、出口部146におけるアクチュエータ148を作動または別の方法で起動するようにダクト制御部150に命令する飛行制御部152からの飛行方向信号を受信する。特に、この例では、アクチュエータ148は、出口部146の形状を形状Aから形状Bへ変化させて飛行方向Dから飛行方向Eへダクテッドファン130の向きを変えさせるようにダクト制御部150によって起動される。
[0061]同様に、その後場合によっては、または別の例では、アクチュエータ148は、出口部146の形状を形状Bから形状Aに戻すように変化させて飛行方向Eから飛行方向Dに戻すようにダクテッドファン130の向きを変えさせるように、または形状Bから形状Cに変化させて飛行方向Eから飛行方向Fにダクテッドファン130の向きを変えさせるように、飛行制御部152からの飛行方向信号に基づいてダクト制御部150によって起動される。図2および図5A〜図5Eを参照して上述したのと同様のやり方で、アクチュエータ148は、飛行中、出口部146の形状を変化させてダクテッドファン130を異なる方向に偏向させるように起動されるように構成される空気圧アクチュエータ、電気アクチュエータ、熱アクチュエータ、磁気アクチュエータ、機械式アクチュエータ、電気機械アクチュエータ、圧電性アクチュエータ、または別の適当なアクチュエータのうちの1つのアクチュエータであり得る。一例では、アクチュエータ148は、図6に示される例と合致したやり方で出口部の形状を変化させるために、図5Dのリング116のように前後に移動させる代わりに、出口部146に対して横に移動するように構成される図5Dに示される制御リング116に類似した制御リングを備えてもよい。
[0062]図7は、異なる飛行モードにおけるモーフィングダクトを含むダクテッドファンを動作させる方法の一例を示す流れ図である。図7の方法は、ダクテッドファンが動作可能に接続されるビークルの飛行モードを決定するステップ(160)と、飛行モードに応じて、ダクテッドファンのダクトの入口部または出口部のうちの少なくとも1つの形状を決定するステップ(162)と、ダクテッドファンのダクトの入口部または出口部のうちの少なくとも1つを、決定した形状に変化させるステップ(164)とを含む。明確にするために、図7の方法は、図1、図2、および図5A〜図5Eに示されるVTOL機10のダクテッドファン12の動作の状況で説明される。しかし、例示の方法は、本明細書に開示された例によるモーフィングダクトおよび/または偏向ダクトを備える他のダクテッドファンに同様に適用可能である。
[0063]図7に示される技法の一例では、ダクト制御部42は、ダクテッドファン12が動作可能に接続されるVTOL機10の飛行モードを決定する(160)。一例では、例えばビークル10の飛行制御部44およびセンサ32は、ビークル10の飛行モード、およびビークルが動作する周囲条件を示す信号を生成することができ、ダクト制御部42は、飛行制御部44および/またはセンサによって生成された信号に基づいて飛行モードを決定する。例えば、飛行制御部44および/またはセンサ32は、ビークル10およびダクテッドファン12の姿勢を示す信号を生成することができ、この信号は、ビークルおよびダクテッドファンの飛行モードを示す。
[0064]ビークル10の飛行モードを決定した後、ダクト制御部42は、VTOL機10の飛行モードに応じて、ダクテッドファン12のダクト20の入口部36または出口部38のうちの少なくとも1つの形状を決定する(162)。一例では、ダクト制御部42は、例えばビークル10の飛行制御部44およびセンサ32に通信接続されて、ビークル10の飛行モードを示す信号を受信する。次いで、ダクト制御部42は、飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号に基づいて決定される飛行モードに最適化される入口部36および出口部38の形状を決定する。例えば、ダクト制御部42は、ビークル10の飛行モードを示す飛行制御部44および/またはセンサ32から受信した信号と、参照テーブル、データベース、またはダクト制御部のデジタルメモリに記憶されたデータの他の組織的な集約とを比較して、示された飛行モードと関連した入口部36および出口部38の形状を決定する。ダクト制御部42のメモリ上の参照テーブルにおいてダクト形状と飛行モードとを関連付けることに加えて、またはその代わりに、アクチュエータ40の状態が、ダクト制御部42のメモリ上の参照テーブルにおいて、例えばVTOL機10の異なる飛行モードと関係付けられてもよい。
[0065]VTOL機10の飛行モードに応じて入口部36および/または出口部38の形状を決定(例えば、メモリに記憶された形状またはアクチュエータの状態を選択)した後に、ダクト制御部42は、例えば、図2に示されるように、入口部36の形状および/または出口形状38を変化させる(164)。動作中、ダクト制御部42は、ダクテッドファン12の飛行モードを示す飛行制御部44および/またはセンサ32からの入力を受信する。一例では、飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号は、例えばダクテッドファンの垂直離陸中に、ダクテッドファン12の姿勢が、ホバー飛行モードを示すことを示す。図2に示されるように、ダクト制御部42は、飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号に基づいて決定されたダクテッドファン12の飛行モードに基づいて、アクチュエータ40を起動して入口部36の形状を形状Bに変化させ、出口部38の形状を形状Dに変化させる。
[0066]垂直離陸のためにホバー飛行モードで動作した後、ダクテッドファン12は、巡航飛行モードへ移行することができる。そのような例では、図2に示されるように、ダクト制御部42は、飛行制御部44および/またはセンサ32からの信号に基づいて決定されたダクテッドファン12の飛行モードに基づいて、アクチュエータ40を起動して入口部36の形状を形状Aに変化させ、出口部38の形状を形状Cに変化させる。
[0067]前述の例は、例えばダクテッドファンの長手方向軸を中心にして形状を対称的に変化させるモーフィングおよび偏向ダクテッドファンに言及していたが、他の例は、ダクテッドファンの長手方向軸に対して非対称的に形状を変化させるモーフィングダクト・ダクテッドファンを備える。例えば、このダクトの入口部および/または出口部の異なる周方向部分が、ダクテッドファンの長手方向軸を中心にして非対称的な形状を形成するように、互いから独立した形状を変化させることができる。非対称的なモーフィングダクト・ダクテッドファンは、例えば、横風時、高仰角の攻撃機動中、およびホバーモードへの移行中、およびホバーモードから巡航飛行モードへの移行中を含め、特定の飛行条件および飛行モードにおいてより良い性能をもたらすのに効果的であり得る。
[0068]加えて、本明細書に開示された例によるモーフィングダクト・ダクテッドファンは、巡航飛行モードにおいて、ダクトの入口部の内部形状を変化させてダクトに入る作動媒体ガスの圧力水頭(pressure head)を拡散およびリカバーする(recover)ように構成することができ、それによって流れを減速させてファンの羽根先端を音速以下に保つ。ダクトに入る気体流を減速することにより、入ってくる空気の流れに比べてファンの羽根のマッハ数を効果的に減少させ、このことは、気体流の均一性を増加させ、全圧力損を減少させるように働く。前述の効果は、例えば、ファン半径Rと比べてハイライト径Rを減少させて図8に示されるように発散している入口部を作成することによって達成することができる。
[0069]前述の例は、そのような装置を用いるダクテッドファンおよびビークルの動作効率を向上させることを含め、いくつかの利点を有する。特に、本明細書に記載されたようなモーフィングダクトを備えるダクテッドファンは、飛行モードに応じて、ダクトの形状を変化させることができる。VTOLの適用例では、そのようなモーフィングダクト・ダクテッドファンは、複数の飛行モードのために、例えば、ホバーモードおよび巡航飛行モードのために発生させられる単位推力当たりの必要とされるエネルギー入力を減少させることによって効率を向上させる。加えて、開示した例のダクテッドファンにおいて飛行モードに応じてダクトの形状を変化させるために用いられた同じまたは類似のシステムが、ダクテッドファンが接続されたVTOLの軌道を変化させるため、すなわちVTOLを異なる方向に偏向させるために、ダクトの出口部の形状を変化させるのに用いられてもよい。
[0070]ダクト制御部42および飛行制御部44によるものである技法を含む本開示に記載された技法は、少なくとも一部において、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実現することができる。例えば、これら技法の様々な態様は、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、または任意の他の均等な集積回路もしくはディスクリート論理回路、ならびにそのような構成要素の任意の組合せを含む1つまたは複数の処理装置内で実現することができる。「処理装置」または「処理回路」という用語は、一般に、単独または他の論理回路と組み合わせて前述の論理回路のいずれか、あるいは任意の他の均等な回路に言及し得る。
[0071]そのようなハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアは、同じ装置内または別個の装置内に実装されて、本開示に記載された様々な動作および機能をサポートすることができる。本明細書に記載された技法は、ダクト制御部42または飛行制御部44によって実行されるものとして主に説明されるが、本明細書に記載された技法のうちの任意の1つまたは複数の部分は、VTOL機10などのダクテッドファンを含む飛行機の処理装置によって実現されてもよい。
[0072]加えて、上記のユニット、モジュールまたは構成要素のうちのいずれもが、ディスクリートであるが相互運用可能な論理装置として一緒にまたは別個に実現することができる。モジュールまたはユニットとしての様々な特徴の表現は、様々な機能面を強調するものであり、必ずしもそのようなモジュールまたはユニットが別個のハードウェア構成要素またはソフトウェア構成要素によって実現されなければならないことを暗示しない。むしろ、1つまたは複数のモジュールまたはユニットと関連した機能性は、別個のハードウェア構成要素またはソフトウェア構成要素によって実行されてよく、あるいは共通または別個のハードウェア構成要素またはソフトウェア構成要素内に統合されてもよい。
[0073]ソフトウェアで実装されるとき、本開示に記載されたシステム、装置および技法による機能性は、RAM、ROM、NVRAM、EEPROM、フラッシュメモリ、磁気的データ記憶媒体、光データ記憶媒体等などのコンピュータ可読媒体上の命令として具体化することができる。この命令は、本開示に記載された機能性の1つまたは複数の態様をサポートするために実行することができる。
[0074]様々な例が説明されてきた。これら例および他の例は、添付の特許請求の範囲の範囲内である。
10 ダブルダクテッド垂直離着陸(VTOL)機、VTOL機、ビークル、航空機
12 ダクテッドファン、ダクテッドファン組立体、ファン
13 中心軸
14 ポッド
14a ポッド
14b ポッド
16 エンジン、ガスタービンエンジン
18 着陸装置
20 ダクト、モーフィングダクト
22 ノーズコーン
24 ロータファン
26 ステータ
28 テールコーン
32 センサ
34 キャプチャバー
36 入口、入口部
36a 空洞
38 出口部、出口形状
40 アクチュエータ
42 ダクト制御部
44 飛行制御部
50 形状
51 ロータファン
52 形状、入口形状、翼形状
54 形状、入口形状
56 形状、入口形状、収束するアーチ形の形状
58 形状
60 形状
70 曲線
72 曲線
74 実線の円
76 破線の円、モーフィングダクト
80 空気圧アクチュエータ、アクチュエータ
82 空気供給源
84 管
86 弁、逆止弁
90 空気圧アクチュエータ
92 ブラダ
100 圧電性アクチュエータ、アクチュエータ
102 圧電性部材、部材
104 電源
110 機械式アクチュエータ組立体、アクチュエータ組立体
112 ダクト入口、入口部
112a 空洞
112b 前縁
114 リニアアクチュエータ
116 制御リング、リング
118 翼
120 中心軸
130 ダクテッドファン
132 モーフィングおよび偏向ダクト、ダクト
134 ノーズコーン
136 ロータファン
138 テールコーン
142 中心軸
144 入口部
146 出口部
148 アクチュエータ
150 ダクト制御部
152 飛行制御部

Claims (3)

  1. 垂直離着陸(VTOL)機用ダクテッドファンであって、
    ロータファンと、
    前記ファンを囲み、前記ファンの第1の側に入口部、および前記第1の側に対向する前記ファンの第2の側に出口部を含む環状ダクトと
    を備え、
    前記入口部または前記出口部のうちの少なくとも1つが、前記VTOL機の動作モードに応じて、形状を能動的に変化させるように構成される、ダクテッドファン。
  2. 前記入口部または前記出口部のうちの前記少なくとも1つが、前記VTOL機の前記動作モードに応じて前記各部の収縮比を変化させる形状に変化するように構成され、前記収縮比が、前記入口部のハイライト径によって定められる面積を前記環状ダクトのスロート径によって定められる面積で除算したもの、または前記出口部の出口半径によって定められる面積を前記スロート径によって定められる前記面積で除算したもののうちの少なくとも1つである、請求項1に記載のダクテッドファン。
  3. 前記入口部または前記出口部のうちの前記少なくとも1つに接続されたアクチュエータと、
    前記VTOL機の動作モードに応じて、前記アクチュエータを起動して前記入口部または前記出口部のうちの前記少なくとも1つの前記形状を変化させるように構成されるダクト制御部モジュールと
    をさらに備える、請求項1に記載のダクテッドファン。
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