JP2011126499A - 車両用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストであること、インフレータの挿入作業が容易であること、及び良好なシール性を確保できることの三つの要求を同時に満たす。
【解決手段】サイドエアバッグ18の後部上端側には、インフレータ22を挿入するためのインフレータ挿入口40が形成されている。また、外側基布部28におけるインフレータ挿入口40の下方には、シール布34の上端部34Aが縫製により固定されている。シール布34の下端部34Bはインフレータ22がインフレータ挿入口40から挿入されてスタッドボルト44がシートバックサイドフレームにナットで固定される際に、インフレータ22と内側基布部30との間に挟持されるようになっている。これにより、シール布34の中間部34Cによってインフレータ挿入口40が塞がれるようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、インフレータ挿入口を布状のシール部材を使ってシールする車両用サイドエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1には、サイドエアバッグ本体に形成されたインフレータ挿入口からガスが洩れないようにする技術が開示されている。簡単に説明すると、サイドエアバッグ本体には、インフレータを挿入するための円形のインフレータ挿入口が形成されている。このサイドエアバッグ本体の内側に矩形状に裁断された当て布を当てることでインフレータ挿入口が塞がれる構成になっている。なお、当て布には、サイドエアバッグ本体に形成されたインフレータ挿入口と重ならない位置に別の円形のインフレータ挿入口が形成されている。また、当て布の両側縁は、サイドエアバッグ本体の内側に縫製されている。
上記構成によれば、インフレータはサイドエアバッグ本体に形成されたインフレータ挿入口から挿入された後、更に当て布に形成されたインフレータ挿入口を通されて、サイドドア内に締結固定される。インフレータの作動時には、ガス圧が当て布に作用して当て布がサイドエアバッグ本体に押し付けられることにより、インフレータ挿入口がシールされた状態が維持される、というものである。
特開平09−175302号公報
しかしながら、上記先行技術に開示された構成による場合、以下に説明する点で改善の余地がある。
すなわち、上記先行技術では、円形のインフレータ挿入口がサイドエアバッグ本体と当て布の二箇所に設定されていることもあり、当て布が必要な面積が大きくなる。このため、当て布の材料コストが高くなる。また、面積の大きい当て布の両側縁をサイドエアバッグ本体に縫製しているため、いきおい縫い目が多くなる。エアバッグの技術では、一般に縫製のコストが嵩む傾向があり、縫い目が多いと当然ながらコストが高くなる。従って、上記先行技術は、当て布に起因したコストの観点で改善の余地がある。
その一方で、当て布は元々インフレータ挿入口をシールするためのものであるから、コストを削減しつつも十分なシール性を確保する必要がある。
さらに、インフレータをサイドエアバッグ本体内に挿入する際の作業性も要求される。例えば、上記先行技術には、サイドエアバッグ本体にスリット状のインフレータ挿入口を形成し、一辺だけが縫製された当て布でこのインフレータ挿入口を塞ぐ構成も開示されている。しかし、この構成の場合、スリットからインフレータを挿入し、当て布の自由端側をめくるようにしてインフレータを当て布の裏側へ入れ込むことになるが、この作業は手探りで行うため、非常にやり難い。
本発明は上記事実を考慮し、低コストであること、インフレータの挿入作業が容易であること、及び良好なシール性を確保できることの三つの要求を同時に満たすことができる車両用サイドエアバッグ装置を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、作動することによりガスを発生すると共に、車両用シートのシートバックサイドフレームに締結固定される細長い形状のインフレータと、このインフレータを挿入するためのインフレータ挿入口を後端側に備えたサイドエアバッグ本体と、このサイドエアバッグ本体の内側から前記インフレータ挿入口を塞ぐ布状のシール部材と、を有し、前記インフレータ挿入口はサイドエアバッグ本体の後部上端側に形成されており、前記シール部材は、その一部がサイドエアバッグ本体の外側基布部におけるインフレータ挿入口下方側に固定されると共に他の一部がインフレータとサイドエアバッグ本体の内側基布部との間に挟み込まれた状態で保持され、更に当該その一部と当該他の一部との間に位置する差渡し部がインフレータ挿入口を塞ぐように構成されている。
請求項2記載の本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1記載の発明において、さらに、前記シール部材は、インフレータ又はインフレータ取付ブラケットから立設されたスタッドボルトに挿通されている、ことを特徴としている。
請求項3記載の本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、作動することによりガスを発生すると共に、車両用シートのシートバックサイドフレームに締結固定される細長い形状のインフレータと、このインフレータを挿入するためのインフレータ挿入口を後端側に備えたサイドエアバッグ本体と、このサイドエアバッグ本体の内側から前記インフレータ挿入口を塞ぐ布状のシール部材と、を有し、前記インフレータ挿入口はサイドエアバッグ本体の後端部でかつ組付け状態のインフレータと重なる位置に形成されており、前記シール部材は、インフレータ又はインフレータ取付ブラケットから立設されたスタッドボルトに貫通されることで、インフレータとサイドエアバッグ本体の内側基布部との間に固定されている。
請求項4記載の本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記シール部材には、インフレータに給電するためのワイヤハーネスを挿通させるための小孔が形成されている、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、インフレータ挿入口はサイドエアバッグ本体の後部上端側に形成されており、かつシール部材の一部はサイドエアバッグ本体の外側基布部におけるインフレータ挿入口下方側に固定されているので、シール部材はインフレータ挿入口から見える位置にある。そこで、インフレータを挿入する際には、まずシール部材をインフレータ挿入口から摘み取り、サイドエアバッグ本体の外方へ出しておく(めくっておく)。次いで、インフレータをインフレータ挿入口からサイドエアバッグ本体内へ挿入し、シール部材の他の一部をインフレータとサイドエアバッグ本体の内側基布部との間に挟み込ませる。これにより、シール部材の一部と他の一部との間に位置する差渡し部によって、インフレータ挿入口が塞がれる。最後に車両用サイドエアバッグ装置が車両用シートのシートバックサイドフレームに締結固定されると、シール部材の他の一部がインフレータとサイドエアバッグ本体の内側基布部との間に挟持される。
このようにシール部材はその一部が外側基布部に固定されかつ他の一部がインフレータと内側基布部との間に挟み込まれることで、両者間に位置する差渡し部がインフレータ挿入口を塞ぐので、良好なシール性が確保される。また、インフレータ挿入時にインフレータ挿入口からシール部材を視認しながら作業を行うことができるので、作業性が良い。さらに、シール部材はサイドエアバッグ本体の後部上端側に形成されたインフレータ挿入口を塞ぐことができればよいので、大きな面積は必要ない。従って、シール部材の材料費が削減される。また、シール部材とサイドエアバッグ本体との直接的な固定は、外側基布部に対してのみ行えばよいので、仮に縫製で行ったとしてもその縫製量は非常に少なくて済む。これらの結果、シール部材に起因したコストが削減される。
請求項2記載の本発明によれば、シール部材がインフレータ又はインフレータ取付ブラケットから立設されたスタッドボルトに挿通されているので、シール部材の他の一部の固定がインフレータと外側基布部との摩擦力による挟持とスタッドボルトへの係合の両方でなされる。
請求項3記載の本発明によれば、インフレータをサイドエアバッグ本体内へ挿入する前に、インフレータ又はインフレータ取付ブラケットから立設されたスタッドボルトにシール部材が貫通される。次いで、この状態のインフレータをサイドエアバッグ本体の後端部でかつ組付け状態のインフレータと重なる位置に形成されたインフレータ挿入口から挿入する。そして、車両用サイドエアバッグ装置が車両用シートのシートバックサイドフレームに締結固定されると、シール部材がインフレータ又はインフレータ取付ブラケットとサイドエアバッグ本体の内側基布部との間に挟持される。これにより、シール部材によって、インフレータ挿入口が塞がれる。
このようにシール部材はインフレータ又はインフレータ取付ブラケットと内側基布部との間に固定されることで、シール部材がインフレータ挿入口を塞ぐので、良好なシール性が確保される。また、先にスタッドボルトにシール部材を貫通させてからインフレータがインフレータ挿入口から挿入されるので、サイドエアバッグ本体内でスタッドボルトにシール部材を貫通させる作業を行う場合に比べて、容易に作業を行うことができる。さらに、シール部材はサイドエアバッグ本体の後端部でかつ組付け状態のインフレータと重なる位置に形成されたインフレータ挿入口を塞ぐことができればよいので、大きな面積は必要ない。従って、シール部材の材料費が削減される。また、シール部材とサイドエアバッグ本体との直接的な固定は不要になるので、縫製でサイドエアバッグ本体の内側に固定する場合に比し、縫製にかかるコストが不要になる。これらの結果、シール部材に起因したコストが削減される。
請求項4記載の本発明によれば、シール部材にはインフレータに給電するためのワイヤハーネスを挿通させるための小孔が形成されているので、シール部材を迂回させてワイヤハーネスを配索する必要がない。
以上説明したように、請求項1及び請求項3記載の本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、低コストであること、インフレータの挿入作業が容易であること、及び良好なシール性を確保できることの三つの要求を同時に満たすことができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、シール部材の保持力が強固になるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、ワイヤハーネスの配索作業が容易になると共にシール部材がワイヤハーネスによって撚れることもないという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置のサイドエアバッグを車両幅方向外側から見た側面図である。 インフレータをサイドエアバッグに挿入する前の状態を拡大して示す要部拡大斜視図である。 図1に示されるシール布を中心に拡大した要部拡大側面図である。 図1に示されるサイドエアバッグの組付状態の拡大縦断面図である。 図1に示される車両用サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シートの概略側面図である。 第2実施形態に係り、図3に対応するシール布を中心とした要部拡大側面図である。 図6に示されるサイドエアバッグの組付状態を示す拡大縦断面図である。 図6に示されるサイドエアバッグを8−8線に沿って切断した状態を示す拡大横断面図である。 第3実施形態に係り、ディフューザを備えたサイドエアバッグの組付状態を示す拡大縦断面図である。 図9の10−10線に沿った拡大横断面図である。 第4実施形態に係り、図3に対応するシール布を中心とした要部拡大側面図である。 図11に示されるサイドエアバッグを12−12線に沿って切断した状態を示す拡大横断面図である。 第5実施形態に係り、インフレータをサイドエアバッグ本体内へ挿入した状態を車両幅方向外側から見て示す拡大側面図である。 インフレータをスリットから挿入する際の様子を車両後方側から見て示す拡大縦断面図である。 インフレータが完全に固定された状態の拡大縦断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図5に示されるように、車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション12と、このシートクッション12の後端部に傾倒可能に支持されて乗員の背もたれとして利用されるシートバック14と、このシートバック14の上端部に上下動可能に支持されて乗員の頭部を支持するヘッドレスト16と、を含んで構成されている。さらに、シートバック14は、正面視で下方が開放された逆U字状に形成されたシートバックフレーム19を骨格部材として備えている。このシートバックフレーム19に図示しないシートバックパッドが支持されて表皮で覆われることにより、車両用シート10のシートバック14が構成されている。
上述した車両用シート10のシートバック14における車両幅方向外側の側部には、側面衝突時にサイドエアバッグ18をサイドドアの内側面に沿って膨張展開させる車両用サイドエアバッグ装置20が内設されている。車両用サイドエアバッグ装置20は、側面衝突時に作動してガスを噴出する細長い形状のインフレータ22と、このインフレータ22から発生したガスによって膨張展開されるサイドエアバッグ18と、を含んで構成されている。インフレータ22は略円柱形状に形成されており、シートバック14の高さ方向を長手方向として縦置き式に配置されている。また、インフレータ22の軸方向の一端部(例えば、下端部)には、ガス噴出口24が形成されたガス噴出部26が設けられており、このガス噴出口24からサイドエアバッグ18内へガスが供給されるようになっている。また、サイドエアバッグ18は、シートバック14のドア側の側部14A内に折り畳み状態で格納されている。サイドエアバッグ18は、膨張展開するに際しては、シートバック14の表皮を開裂させてシート前方側へ膨張展開されるようになっている。
ここで、図1には、サイドエアバッグ18を車両幅方向外側から見た側面図が示されている。また、図2には、インフレータ22をサイドエアバッグ18に挿入する前の状態を拡大して示した要部拡大斜視図が示されている。これらの図に示されるように、サイドエアバッグ18は、車両幅方向外側(サイドドア側)に配置される外側基布部28と、車両幅方向内側(車両用シート10側)に配置される内側基布部30と、を一体に備えたサイドエアバッグ本体32と、内側基布部30に取り付けられたシール部材としてのシール布34と、によって構成されている。
サイドエアバッグ本体32は、各々略楕円形状に形成された外側基布部28及び内側基布部30を左右に広げた(平面展開した)形状を母材から裁断し、外側基布部28を折り曲げ部36で折り曲げて内側基布部30に重ね合わせ、折り曲げ部36を除く外周縁部を縫製することにより形成されている。なお、サイドエアバッグ本体32の外周縁部の縫製ラインを「第1縫製部38」と称す。
第1縫製部38は、外側基布部28と内側基布部30の外周縁部の全周に亘って設けられているのではなく、サイドエアバッグ本体32の後部上端側を除いた範囲に設定されている。換言すれば、サイドエアバッグ本体32の後部上端側は未縫製部とされており、これによりサイドエアバッグ本体32の後部上端側にインフレータ挿入口40が形成されている。
外側基布部28におけるインフレータ挿入口40の下方側近傍には、シール布34が取り付けられている。シール布34は矩形状に裁断された布材であり、材質はサイドエアバッグ本体32と同一のものが使用されている。シール布34の上辺の長さは、インフレータ挿入口40を閉じたときの開口幅よりも若干長く設定されている。シール布34の上端部34Aは、外側基布部28におけるインフレータ挿入口40の直下に縫製されている。以下、この縫製ラインを「第2縫製部42」と称す。
図3に拡大して示されるように、第2縫製部42は、第1縫製部38と同一縫製ライン上に配置されている。また、第2縫製部42は、第1縫製部38の終端部38Aと連続して配置されている。さらに、第1縫製部38は、シール布34の上端部34Aの前端部まで延長されている。つまり、第1縫製部38の終端部38Aでは、外側基布部28と内側基布部30とシール布34とが三枚重ねの状態で一括して縫製されている。
図4に示されるように、インフレータ22の側部には上下一対のスタッドボルト44が半径方向へ立設されている。これら上下一対のスタッドボルト44は内側基布部30及びシートバックサイドフレーム19Aを貫通し、その貫通端部にナット46が螺合されることで、インフレータ22ひいては車両用サイドエアバッグ装置20が、サイドドア側のシートバックサイドフレーム19Aの車両幅方向外側の面に締結固定されている。車両用サイドエアバッグ装置20の組付け状態では、シール布34の下端部34Bがインフレータ22と内側基布部30との間に挟持されている。そして、この状態では、図2に示されるように、シール布34の差渡し部としての中間部34Cによってインフレータ挿入口40が塞がれている。なお、図1、図3、図4に図示された符号「62」は、インフレータ22の軸方向の端部に設けられたコネクタである。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
側面衝突時になると、図示しないエアバッグセンサによって側面衝突状態が検知され、その信号がエアバッグECUに入力される。エアバッグECUでは、車両用サイドエアバッグ装置20を作動させるべきか否かを入力信号に基づいて判断し、「サイドエアバッグ作動」と判断すると、インフレータ22に所定の電流が通電される。これにより、インフレータ22が作動してガスが発生し、サイドエアバッグ18内へガスが流入される。これにより、サイドエアバッグ18はシート前方側へ膨張展開され、サイドドアのドアトリムと乗員の上体との間に介在される。その結果、乗員の上体が保護される。
ここで、インフレータ挿入口40はサイドエアバッグ本体32の後部上端側に形成されており、かつシール布34の上端部34Aはサイドエアバッグ本体32の外側基布部28におけるインフレータ挿入口下方側に固定されているので、シール布34はインフレータ挿入口40から見える位置にある。そこで、インフレータ22を挿入する際には、まずシール布34をインフレータ挿入口40から摘み取り、サイドエアバッグ本体32の外方へ出しておく(めくっておく)。次いで、インフレータ22をインフレータ挿入口40からサイドエアバッグ本体32内へ挿入し、シール布34の下端部34Bをインフレータ22とサイドエアバッグ本体32の内側基布部30との間に挟み込ませる。これにより、シール布34の中間部34Cによって、インフレータ挿入口40が塞がれる。最後に車両用サイドエアバッグ装置20が車両用シート10のシートバックサイドフレーム19Aに締結固定されると、シール布34の下端部34Bがインフレータ22とサイドエアバッグ本体32の内側基布部30との間に挟持される。
このようにシール布34は上端部34Aが外側基布部28に固定されかつ下端部34Bがインフレータ22と内側基布部30との間に固定されることで、両者間に位置する中間部34Cがインフレータ挿入口40を塞ぐので、良好なシール性が確保される。また、インフレータ挿入時にインフレータ挿入口40からシール布34を視認しながら作業を行うことができるので、作業性が良い。さらに、シール布34はサイドエアバッグ本体32の後部上端側に形成されたインフレータ挿入口40を塞ぐことができればよいので、大きな面積は必要ない。従って、シール布34の材料費が削減される。また、シール布34とサイドエアバッグ本体32との直接的な固定は、外側基布部28に対してのみ行えばよいので、縫製も第2縫製部42だけで済む。従って、シール布34をサイドエアバッグ本体32に縫製で固定するために必要な縫製量は非常に少なくて済む。これらの結果、シール布34に起因したコストが削減される。
上記より、本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置20は、低コストであること、インフレータの挿入作業が容易であること、及び良好なシール性を確保できることの三つの要求を同時に満たすことができる。
〔第2実施形態〕
以下、図6〜図8を用いて、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一の構成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
図6〜図8に示されるように、この第2実施形態では、シール布50の下部から中間部にかけてスリット52が形成されている点に特徴がある。具体的には、この第2実施形態では、サイドエアバッグ54のサイドエアバッグ本体56は一枚布で構成されておらず、外側基布部58及び内側基布部60の二枚の布で構成されている。従って、外側基布部58と内側基布部60の後端部(第1実施形態において折り曲げ部36に相当する部分)も、第1縫製部38が延長されることで縫製されている。
図6に示されるように、シール布50は、第1実施形態のシール布34と同じ位置に配設されている。但し、このシール布50には、下端部50Bから中間部50Cにかけて側面視で三角形状のスリット52が形成されている。なお、スリット52の形状は、三角形状に限らず、インフレータ挿入口40を塞ぐ領域を侵食しなければ、台形状等であってもよい。シール布50の上端部50Aの前端部は、第1縫製部38の終端部38Aによって外側基布部58、内側基布部60及びシール布50が三枚一括して縫製されている。また、シール布50の上端部50Aの後端部も、第1縫製部38の延長された終端部38Bによって三枚一括して縫製されている。シール布50の上端部50Aにおける前端部と後端部以外の範囲は、第2縫製部42によって外側基布部58に縫製されている。
上記シール布50のスリット52には、インフレータ22の上端部に接続されるコネクタ62のワイヤハーネス64が挿通されている。
(作用・効果)
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。加えて、シール布50にスリット52が形成されているので、インフレータ22のスタッドボルト44を内側基布部60、シートバックサイドフレーム19Aのボルト挿通孔に挿通させる際にシール布50を噛むことがない。従って、インフレータ挿入後に行われるインフレータ22の締結固定作業を容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、スリット52を潜らせてワイヤハーネス64をインフレータ挿入口40から導出させるようにしたが、これに限らず、シール布50の適宜位置に、ワイヤハーネス64を挿通させるための小孔66(図7参照)を形成してもよい。このように小孔66をシール布50に形成しておけば、シール布50でインフレータ挿入口40を塞ぐ前に予めワイヤハーネス64を小孔66に挿通させておくことができるので、シール布を迂回させてワイヤハーネスを配索する必要がない。このため、ワイヤハーネス64の配索作業が容易になると共に、シール布50がワイヤハーネス64によって撚れることがないというメリットもある。
小孔66について補足すると、シール布50に小孔66を形成してもよいという点は、前述した第1実施形態についても同様に当てはまる。但し、本実施形態及び前述した第1実施形態の場合、シール布34、50に小孔66を形成しなくてもワイヤハーネス64をサイドエアバッグ本体32、56外へ導出することは可能である。つまり、シール布34、50でインフレータ挿入口40を塞ぐ前に予めワイヤハーネス64をインフレータ挿入口40の前端(第1実施形態の場合は後端又は前端)から引き出しておき、その状態でシール布34、50の下端部34B、50Bをインフレータ22で挟持して固定すれば、シール布34、50に小孔66を形成しなくてもワイヤハーネス64をサイドエアバッグ本体32、56へ導出することは可能である。
また、本実施形態では、シール布50の下端部50Bをインフレータ22と内側基布部60との間に挟持したが、更にシール布50にボルト挿通孔を形成して、スタッドボルト44を挿通させてもよい。この場合、シール布50の他の一部の固定がインフレータ22と内側基布部60との摩擦力による挟持とスタッドボルト44への係合の両方でなされる。従って、シール布50の保持力が強固になる。
〔第3実施形態〕
以下、図9及び図10を用いて、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一の構成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
図9及び図10に示されるように、この第3実施形態では、インフレータ22の周囲にガスの流れを整流するディフューザ70が配設されているサイドエアバッグ72に対して、シール布74を設定した点に特徴がある。
具体的に説明すると、インフレータ22の周囲には円筒形状のディフューザ70が配設されている。このディフューザ70はサイドエアバッグ72と同一の布状の材料で構成されており、図10に示されるように、矩形状に裁断されたものの長手方向の両端部にスタッドボルト44を挿通させるためのボルト挿通孔76がそれぞれ形成されている。そして、ディフューザ70をインフレータ22に巻き付けて、長手方向の両端部のボルト挿通孔76をスタッドボルト44に挿通させることで、インフレータ22に固定されるようになっている。このディフューザ70がインフレータ22の周囲に配設されたことにより、インフレータ22のガス噴出部26から半径方向へ噴出されるガスは、ディフューザ70の内周面に当接した後、ディフューザ70の長手方向両端部側へ流れる(清流される)ようになっている。
内側基布部30には、スタッドボルト44を挿通させるためのボルト挿通孔78が形成されている他、インフレータ22の周方向に沿って切れ込む第1スリット80が形成されている。第1スリット80の長さはインフレータ22が挿通可能な程度に設定されている。なお、ディフューザ70にもインフレータ22の周方向に沿って切れ込む第2スリット82が形成されている。第2スリット82は、第1スリット80に対してインフレータ22の軸方向にオフセットした位置に設定されている。つまり、第2スリット82は第1スリット80に対してインフレータ22の軸方向に離間して配置されている。但し、第1スリット80及び第2スリット82は、上下一対のスタッドボルト44間に設定されている。
上述したディフューザ70と内側基布部30との間には、矩形状に裁断されたシール布74が配設されている。シール布74の上部及び下部には、スタッドボルト44を挿通させるための一対のボルト挿通孔84が形成されている。従って、シール布74のボルト挿通孔84がスタッドボルト44に通されると、第1スリット80及び第2スリット82は、シール布74で覆われるようになっている。さらに、シール布74には、ワイヤハーネス64を挿通させるための小孔66が形成されている。なお、内側基布部30及びディフューザ70側には、第1スリット80及び第2スリット82を利用すればよいので、小孔66は形成されていない。
(作用・効果)
本実施形態の場合、以下の要領でインフレータ22がサイドエアバッグ72内に挿入される。まず、インフレータ22にディフューザ70を巻き付けて、ディフューザ70のボルト挿通孔76にスタッドボルト44が挿通される。このとき、第2スリット82からワイヤハーネス64を引き出しておく。次いで、一対のスタッドボルト44をシール布74の一対のボルト挿通孔84内へ貫通させると共に、ワイヤハーネス64を小孔66内へ挿通させる。その後、この状態のインフレータ22を第1スリット80から挿入してサイドエアバッグ本体32の内側にインフレータ22を配置させる。次いで、内側基布部30のボルト挿通孔78にスタッドボルト44を挿通させると共に、第1スリット80からワイヤハーネス64を引き出す。最後に、スタッドボルト44にナット46を螺合させる。これにより、シール布74がディフューザ70と内側基布部30との間に挟持された状態となる。インフレータ22が作動してガスがガス噴出部26から噴出されると、そのガス圧によってシール布74が内側基布部30に押し付けられるので、第1スリット80はシール布74によって塞がれる。
このようにシール布74はインフレータ22と内側基布部30との間に挟み込まれることで、シール布74がインフレータ挿入口である第1スリット80を塞ぐので、良好なシール性が確保される。また、先にスタッドボルト44にシール布74を貫通させてからインフレータ22が第1スリット80から挿入されるので、サイドエアバッグ本体32内でスタッドボルト44にシール布74を貫通させる作業を行う場合に比べて、容易に作業を行うことができる。さらに、シール布74はサイドエアバッグ本体32の後端部でかつ組付け状態のインフレータ22と重なる位置に形成された第1スリット80を塞ぐことができればよいので、大きな面積は必要ない。従って、シール布74の材料費が削減される。また、シール布74とサイドエアバッグ本体32との直接的な固定は不要になるので、縫製でサイドエアバッグ本体32の内側に固定する場合に比し、縫製にかかるコストが不要になる。これらの結果、シール布74に起因したコストが削減される。
よって、本実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様に、低コストであること、インフレータの挿入作業が容易であること、及び良好なシール性を確保できることの三つの要求を同時に満たすことができる。
なお、本実施形態では、ディフューザ70に形成した第2スリット82をワイヤハーネス64を挿通させるために用いたが、第2スリット82に代えて小孔66を形成してもよい。つまり、第1スリット80は必須であるが、第2スリット82は必ずしも必須ではない。
その一方で、本実施形態では、ディフューザ70をインフレータ22に巻き付けてスタッドボルト44で共締めする構成を採ったが、これに限らず、ディフューザをサイドエアバッグ本体の内側におけるインフレータ配設位置に縫製で取り付けるようにしてもよい。この場合、第2スリット82は、インフレータ挿入口として用いられるので、第2スリット82の長さは第1スリット80と同様にインフレータ22が挿通可能な程度必要となる。
〔第4実施形態〕
以下、図11及び図12を用いて、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一の構成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
図11及び図12に示されるように、この第4実施形態では、インフレータ挿入口90がサイドエアバッグ92の後端部と上端部とが交差するコーナー部94に設定されている。なお、サイドエアバッグ本体56は、第2実施形態で説明した外側基布部58と内側基布部58とが別体で構成されたものが使用されている。従って、インフレータ挿入口90は、外側基布部58と内側基布部58の外周部を縫製して第1縫製部38を設定するにあたり、後端部と上端部とが交差するコーナー部94に至る前に縫製を止めることにより未縫製部として構成されている。
サイドエアバッグ本体56のコーナー部94の内側には、シール布96が配置されている。シール布96は、コーナー部94のインフレータ挿入口90を内側から閉塞可能な大きさの矩形状の布材で構成されている。シール布96のサイドエアバッグ本体56への固定の仕方は第1実施形態の場合よりも簡素に行われている。すなわち、シール布96には、中間部付近にスタッドボルト44が挿通されるボルト挿通孔98が形成されており、このボルト挿通孔98にスタッドボルト44が挿通されることで、インフレータ22と内側基布部58との間に挟持された状態で固定されている。
また、シール布96の両側部には、側面視で略M字状とされた切欠部100がそれぞれ形成されている。これらの切欠部100は、コーナー部94にインフレータ挿入口90を設けたことに伴い、シール布96がコーナー部94の内側に装着されたときに、両側部96Aの中央部に皺が寄って布が重なった状態になることでシール性が損なわれることを防止するために設けられている。また、シール布96には、ワイヤハーネス64を挿通させるための小孔66が形成されている。
(作用・効果)
本実施形態の場合、以下の要領でインフレータ22がサイドエアバッグ92内に挿入される。まず、インフレータ22のスタッドボルト44にシール布96のボルト挿通孔98が挿通されると共に、シール布96がインフレータ22の上部側に巻き付けられる。このとき、小孔66からワイヤハーネス64を引き出しておく。次いで、この状態のインフレータ22をインフレータ挿入口90から挿入してサイドエアバッグ本体32の内側にインフレータ22を配置させる。次いで、内側基布部30のボルト挿通孔78にスタッドボルト44を挿通させると共に、インフレータ挿入口90からワイヤハーネス64を引き出す。最後に、スタッドボルト44にナット46を螺合させる。これにより、シール布96がインフレータ22と内側基布部30との間に挟持された状態となる。インフレータ22が作動してガスがガス噴出部26から噴出されると、そのガス圧によってシール布96が内側基布部30に押し付けられるので、インフレータ挿入口90はシール布96によって塞がれる。
このようにシール布96はインフレータ22と内側基布部30との間に挟持された状態で固定されることで、ガス圧が作用すると、シール布74がインフレータ挿入口90を塞ぐので、良好なシール性が確保される。また、先にスタッドボルト44にシール布96を貫通させてからインフレータ22がインフレータ挿入口90から挿入されるので、サイドエアバッグ本体32内でスタッドボルト44にシール布96を貫通させる作業を行う場合に比べて、容易に作業を行うことができる。さらに、シール布96はサイドエアバッグ本体32の上端部と後端部とのコーナー部94に形成されたインフレータ挿入口90を塞ぐことができればよいので、大きな面積は必要ない。従って、シール布96の材料費が削減される。また、シール布96とサイドエアバッグ本体56との直接的な固定は不要になるので、縫製でサイドエアバッグ本体32の内側にシール布96を固定する場合に比し、縫製にかかるコストが不要になる。これらの結果、シール布96に起因したコストが削減される。
よって、本実施形態によっても、前述した第1実施形態や3実施形態と同様に、低コストであること、インフレータの挿入作業が容易であること、及び良好なシール性を確保できることの三つの要求を同時に満たすことができる。
〔第5実施形態〕
以下、図13〜図15を用いて、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の第5実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一の構成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
図13〜図15に示されるように、この第5実施形態に係るサイドエアバッグ110では、サイドエアバッグ本体56の内側基布部60の所定位置に第3実施形態で説明したインフレータ挿入口としての第1第1スリット80が形成されている。また、この第5実施形態では、インフレータ22の上端部にガス噴出部26が形成されている。インフレータ22の下端部には、インフレータ22よりも小径とされた円柱状の固定部112が同軸上に形成されている。固定部112の根元側の外周面には、環状の凹溝114が形成されている。
一方、サイドエアバッグ本体56を構成する内側基布部60の車両幅方向外側の面には、第1スリット80と重なる位置にシール部材としてのシール布116が取り付けられている。シール布116は矩形状に形成されており、前端部116A、後端部116B、下端部116C(上端部116Dを除いた三辺)が内側基布部60に縫製されている。以下、この部位を「縫製部118」と称す。
また、シール布116の下端部には、固定部112が貫通可能な径寸法の円形の貫通孔120が形成されている。これに対応して、内側基布部60にも貫通孔120と重なる位置に同一径の貫通孔122が形成されている。図15に示されるように、シール布116及び内側基布部60は、インフレータ22の固定部112に各々の貫通孔120、122を貫通させた後、留め輪124が凹溝114に装着されることにより、抜止めがなされている。また、シール布116の中央部には、下側のスタッドボルト44を挿通させるためのボルト挿通孔126が形成されている。
(作用・効果)
本実施形態の場合、以下の要領でインフレータ22がサイドエアバッグ110内に挿入される。まず、インフレータ22がガス噴出部26を上にして第1スリット80から挿入される。第1スリット80からインフレータ22のガス噴出部26を挿入すると、シール布116に当たるので、シール布116に沿って上端部116D側へインフレータ22を挿入して、サイドエアバッグ本体56内へ挿入する。次いで、インフレータ22のスタッドボルト44を内側基布部60のボルト挿通孔78、シール布116のボルト挿通孔126内へ挿通させる。次に、内側基布部60を外側基布部58側へ折り曲げながら、貫通孔120、122を固定部112に貫通させる。貫通後、留め輪124を凹溝114に弾性的に嵌着させて、抜止めをする。その後、スタッドボルト44にナット46を螺合させる。これにより、シール布116がインフレータ22と内側基布部60との間に挟持された状態となる。最後に、コネクタ62を固定部112に接続させる。インフレータ22が作動してガスがガス噴出部26から噴出されると、そのガス圧によってシール布116が内側基布部60に押し付けられるので、第1スリット80はシール布116によって塞がれる。
このようにシール布116はインフレータ22と内側基布部60との間に挟持された状態で固定されることで、ガス圧が作用すると、シール布116が第1スリット80を塞ぐので、良好なシール性が確保される。また、シール布116の三辺が内側基布部60に縫製されているので、シール布116の一部を外側基布部58に固定して他の一部をインフレータ22と内側基布部60との間に挟持させる場合に比し、シール布116を内側基布部60に固定するための作業は一切なくなる。さらに、インフレータ22の固定部112がサイドエアバッグ本体56の外部に露出されるので、コネクタ62の接続作業を視認しながら簡単に行うことができる。従って、これらの点において作業性が良い。さらに、シール布116は第1スリット80を閉塞可能でかつ固定部112を貫通させる貫通孔120を設定する範囲の面積があればよいので、それほど大きな面積は必要ない。従って、シール布116の材料費が削減される。このため、シール布116に起因したコストが削減される。
よって、本実施形態によっても、前述した第1実施形態や3実施形態等と同様に、低コストであること、インフレータの挿入作業が容易であること、及び良好なシール性を確保できることの三つの要求を同時に満たすことができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
上述した実施形態では、インフレータ22からスタッドボルト44が立設されていたが、これに限らず、インフレータ取付ブラケットからスタッドボルトが立設されていてもよい。
また、上述した実施形態では、側面衝突時にインフレータ22が作動するように構成されていたが、これに限らず、プリクラッシュセンサ等の側面衝突予知手段を用いて側面衝突することを予知した時点でインフレータ22を作動させるようにしてもよい。
10 車両用シート
18 サイドエアバッグ
19A シートバックサイドフレーム
20 車両用サイドエアバッグ装置
22 インフレータ(ガス発生手段)
28 外側基布部
30 内側基布部
32 サイドエアバッグ本体
34 シール布(シール部材)
34A 上端部(その一部)
34B 下端部(他の一部)
34C 中間部(差渡し部)
40 インフレータ挿入口
44 スタッドボルト
50 シール布(シール部材)
50A 上端部(その一部)
50B 下端部(他の一部)
50C 中間部(差渡し部)
52 スリット(インフレータ挿入口)
54 サイドエアバッグ
56 サイドエアバッグ本体
58 外側基布部
60 内側基布部
64 ワイヤハーネス
66 小孔
72 サイドエアバッグ
74 シール布(シール部材)
80 第1スリット(インフレータ挿入口)
90 インフレータ挿入口
92 サイドエアバッグ
96 シール布(シール部材)
110 サイドエアバッグ
116 シール布(シール部材)

Claims (4)

  1. 作動することによりガスを発生すると共に、車両用シートのシートバックサイドフレームに締結固定される細長い形状のインフレータと、
    このインフレータを挿入するためのインフレータ挿入口を後端側に備えたサイドエアバッグ本体と、
    このサイドエアバッグ本体の内側から前記インフレータ挿入口を塞ぐ布状のシール部材と、
    を有し、
    前記インフレータ挿入口はサイドエアバッグ本体の後部上端側に形成されており、
    前記シール部材は、その一部がサイドエアバッグ本体の外側基布部におけるインフレータ挿入口下方側に固定されると共に他の一部がインフレータとサイドエアバッグ本体の内側基布部との間に挟み込まれた状態で保持され、更に当該その一部と当該他の一部との間に位置する差渡し部がインフレータ挿入口を塞ぐように構成されている、
    車両用サイドエアバッグ装置。
  2. さらに、前記シール部材は、インフレータ又はインフレータ取付ブラケットから立設されたスタッドボルトに挿通されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  3. 作動することによりガスを発生すると共に、車両用シートのシートバックサイドフレームに締結固定される細長い形状のインフレータと、
    このインフレータを挿入するためのインフレータ挿入口を後端側に備えたサイドエアバッグ本体と、
    このサイドエアバッグ本体の内側から前記インフレータ挿入口を塞ぐ布状のシール部材と、
    を有し、
    前記インフレータ挿入口はサイドエアバッグ本体の後端部でかつ組付け状態のインフレータと重なる位置に形成されており、
    前記シール部材は、インフレータ又はインフレータ取付ブラケットから立設されたスタッドボルトに貫通されることで、インフレータとサイドエアバッグ本体の内側基布部との間に固定されている、
    車両用サイドエアバッグ装置。
  4. 前記シール部材には、インフレータに給電するためのワイヤハーネスを挿通させるための小孔が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
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