JP2011124951A - 移動通信システム及び無線基地局 - Google Patents

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秀明 高橋
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Abstract

【課題】ハンドオーバ処理中の無線基地局でのデータバッファリングにおいて移動局に対して送信する下りパケットデータの抜け及び重複を防止する。
【解決手段】無線基地局DeNB#1は、第1PDCPエンティティで付与されている第1PDCP-SNと第2PDCPエンティティで付与されている第2PDCP-SNとの対応関係を管理しており、移動局UE#2のリレーノードRN#1配下のセルから無線基地局DeNB#1配下のセルに対するハンドオーバを行うことが決定された場合、無線基地局DeNB#1は、移動局UE#2から通知された「SN Status Transfer」と上述の対応関係とに基づいて、リレーノードRN#1を介することなく移動局UE#2に対して再送するPDCP-PDUを決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動通信システム及び無線基地局に関する。
LTE(Long Term Evolution)方式の後継であるLTE-Advanced方式の移動通信システムは、無線基地局DeNB(Doner-eNB)と移動局UEとの間に、リレーノードRN(Relay Node)を設けることができるように構成されている。
図7に示すように、LTE-Advanced方式の移動通信システムでは、各移動局UE#1/UE#2とリレーノードRNとの間のUu無線ベアラにおいて、第1PDCP(Packet Data Convergence Protocol)エンティティが確立され、リレーノードRNと無線基地局DeNBとの間のUn無線ベアラにおいて、第2PDCPエンティティが確立されるように構成されている。
具体的には、第1PDCPエンティティは、各移動局UEの無線ベアラごとに確立され、各移動局UE#1/UE#2とリレーノードRNとの間で終端するように構成されている。
また、第2PDCPエンティティ上には、各移動局UE#1/UE#2用の第1PDCPエンティティが多重されるように構成されている。なお、第2PDCPエンティティは、リレーノードRNと無線基地局DeNBとの間で終端するように構成されている。
なお、Uu無線ベアラは、各移動局UEの通信サービスごとに設定されるように構成されている。
移動局UEが、リレーノードRN配下のセルから、リレーノードRNが接続されている無線基地局DeNB配下のセル、若しくは、当該無線基地局DeNB以外の隣接無線基地局eNB配下のセルに、ハンドオーバを行う場合、ハンドオーバ元のリレーノードRNからハンドーバ先の無線基地局DeNB/eNBに対してユーザデータが転送されると、無線基地局DeNB/eNBとリレーノードRNとの間の無線バックホール回線にて、無線基地局DeNB/eNBからリレーノードRNに転送されたユーザデータが、無線基地局DeNB/eNBに対して転送し返されるという問題が発生するため、移動局UEのハンドオーバ中に、無線基地局DeNB/eNBで移動局UE宛てユーザデータをバッファリングする方式が提案されている。
3GPP TR36.806(V0.1.1)、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Relay architescures for E−UTRA(LTE-Advanced)(Release.9)」、2009年11月 3GPP TS36.323(V8.6.0)、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Packet Data Convergence Protocol(PDCP)specification」、2009年6月
しかしながら、かかる移動通信システムでは、第1PDCPエンティティ及び第2PDCPエンティティにおいてPDCP-PDU(Packet Data Unit)に対して別個のPDCP-SN(Sequence Number)が付与されるように構成されているため、第2PDCPエンティティ上に、同じQoS(Quality of Service)を有する複数の第1PDCPエンティティが多重される場合には、同一のPDCP-PDUに対して第1PDCPエンティティ及び第2PDCPエンティティにおいて異なるPDCP-SNが付与されてしまう。
かかる場合、移動局UEのリレーノードRN配下のセルから無線基地局DeNB配下のセルに対するハンドオーバ処理において、上述のデータバッファリングを行うと、無線基地局DeNBが、移動局UEに対して送信すべきPDCP-PDUを正確に特定することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ハンドオーバ処理中の無線基地局でのデータバッファリングにおいて移動局に対して送信する下りパケットデータの抜け及び重複を防止することができる移動通信システム及び無線基地局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、1つ又は複数の移動局とリレーノードとの間で終端される所定プロトコルレイヤの第1パス及び該リレーノードと無線基地局との間で終端される該所定プロトコルレイヤの第2パスの各々において、下りパケットデータに対して別個のシーケンス番号が付与され、かつ、該第1パスは、前記第2パス上に多重されるように構成されている移動通信システムであって、前記無線基地局は、前記第1パスの各々で付与されている第1シーケンス番号と前記第2パスで付与されている第2シーケンス番号との対応関係を管理する世に構成されており、特定の移動局の前記リレーノード配下のセルから前記無線基地局配下のセルに対するハンドオーバを行うことが決定された場合、前記無線基地局は、前記特定の移動局宛ての下りパケットデータをバッファリングするように構成されており、前記特定の移動局は、前記無線基地局に対して、前記第1パスにおける下りパケットデータの第1受信状況を通知するように構成されており、前記リレーノードは、前記無線基地局に対して、前記第2パスにおける下りパケットデータの第2受信状況を通知するように構成されており、前記無線基地局は、前記第1受信状況に含まれている前記第1シーケンス番号と前記第2受信状況に含まれている前記第2シーケンス番号と前記対応関係とに基づいて、バッファリングされている前記下りパケットデータの中から、前記特定の移動局に対して送信する下りパケットデータを決定するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、1つ又は複数の移動局とリレーノードとの間で終端される所定プロトコルレイヤの第1パス及び該リレーノードと無線基地局との間で終端される該所定プロトコルレイヤの第2パスの各々において、下りパケットデータに対して別個のシーケンス番号が付与され、かつ、該第1パスは、前記第2パス上に多重されるように構成されている移動通信システムで用いられる前記無線基地局であって、前記第1パスの各々で付与されている第1シーケンス番号と前記第2パスで付与されている第2シーケンス番号との対応関係を管理するように構成されている管理部と、特定の移動局の前記リレーノード配下のセルから前記無線基地局配下のセルに対するハンドオーバを行うことが決定された場合、前記特定の移動局宛ての下りパケットデータをバッファリングするように構成されているバッファ部と、前記特定の移動局から、前記第1パスにおける下りパケットデータの第1受信状況を受信するように構成されている第1受信状況受信部と、前記リレーノードから、前記第2パスにおける下りパケットデータの第2受信状況を受信するように構成されている第2受信状況受信部と、前記第1受信状況に含まれている前記第1シーケンス番号と前記第2受信状況に含まれている前記第2シーケンス番号と前記対応関係とに基づいて、バッファリングされている前記下りパケットデータの中から、前記特定の移動局に対して送信する下りパケットデータを決定するように構成されている決定部とを具備することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、ハンドオーバ処理中の無線基地局でのデータバッファリングにおいて移動局に対して送信する下りパケットデータの抜け及び重複を防止することができる移動通信システム及び無線基地局を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおけるC-planeのプロトコルスタック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおけるU-planeのプロトコルスタック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局DeNBの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 従来の移動通信システムの動作を説明するための図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。
本実施形態に係る移動通信システムは、LTE-Advanced方式の移動通信システムであって、図1に示すように、交換局MME(Mobility Management Entity)と、ゲートウェイ装置S-GW(Serving Gateway)と、複数の無線基地局eNB/DeNB#1/DeNB#2と、複数のリレーノードRN#1/RN#2/RN#3/RN#4と、移動局UEとを具備している。
本実施形態では、リレーノードRN#1配下のセルから無線基地局DeNB#1配下のセルに対する移動局UEのハンドオーバ手順を実現するための移動通信システムについて説明する。
図2に、本実施形態に係る移動通信システムにおけるC-planeのプロトコルスタックを示し、図3に、本実施形態に係る移動通信システムにおけるU-planeのプロトコルスタックを示す。
図2に示すように、移動局UEは、C-planeのプロトコル機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、MAC(Media Access Control)レイヤ機能と、RLC(Radio Link Control)レイヤ機能と、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ機能と、RRC(Radio Resource Control)レイヤ機能とを具備している。
リレーノードRN#1は、C-planeのプロトコル機能として、移動局UE側に、物理(PHY)レイヤ機能と、MACレイヤ機能と、RLCレイヤ機能と、PDCPレイヤ機能と、RRCレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN#1は、C-planeのプロトコル機能として、無線基地局DeNB#1側に、物理(PHY)レイヤ機能と、MACレイヤ機能と、RLCレイヤ機能と、PDCPレイヤ機能と、IP(Internet Protocol)レイヤ機能と、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)レイヤ機能と、S1AP(S1 Application)レイヤ機能と、X2AP(X2 Application)レイヤ機能とを具備している。
無線基地局DeNB#1は、C-planeのプロトコル機能として、リレーノードRN#1側に、物理(PHY)レイヤ機能と、MACレイヤ機能と、RLCレイヤ機能と、PDCPレイヤ機能と、IPレイヤ機能と、SCTPレイヤ機能と、S1APレイヤ機能と、X2APレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB#1は、C-planeのプロトコル機能として、交換局MME側に、NWL1(Network Layer 1)機能と、NWL2(Network Layer 2)機能と、IPレイヤ機能と、SCTPレイヤ機能と、S1APレイヤ機能とを具備している。
交換局MMEは、C-planeのプロトコル機能として、NWL1機能と、NWL2機能と、IPレイヤ機能と、SCTPレイヤ機能と、S1APレイヤ機能とを具備している。
また、図3に示すように、移動局UEは、U-planeのプロトコル機能として、物理(PHY)レイヤ機能と、MACレイヤ機能と、RLCレイヤ機能と、PDCPレイヤ機能と、RRCレイヤ機能とを具備している。
リレーノードRN#1は、U-planeのプロトコル機能として、移動局UE側に、物理(PHY)レイヤ機能と、MACレイヤ機能と、RLCレイヤ機能と、PDCPレイヤ機能と、RRCレイヤ機能とを具備している。
また、リレーノードRN#1は、U-planeのプロトコル機能として、無線基地局DeNB#1側に、物理(PHY)レイヤ機能と、MACレイヤ機能と、RLCレイヤ機能と、PDCPレイヤ機能と、IPレイヤ機能と、UDP(User Datagram Protocol)レイヤ機能と、GTP(GPRS Tunneling Protocol)-Uレイヤ機能とを具備している。
無線基地局DeNB#1は、U-planeのプロトコル機能として、リレーノードRN#1側に、物理(PHY)レイヤ機能と、MACレイヤ機能と、RLCレイヤ機能と、PDCPレイヤ機能と、IPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能と、GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
また、無線基地局DeNB#1は、U-planeのプロトコル機能として、交換局MME側に、NWL1機能と、NWL2機能と、IPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能と、GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
交換局MMEは、U-planeのプロトコル機能として、NWL1機能と、NWL2機能と、IPレイヤ機能と、UDPレイヤ機能と、GTP-Uレイヤ機能とを具備している。
図2及び図3に示すように、第1PDCPエンティティ(PDCPレイヤにおける第1パス)は、各移動局UEのPDCPレイヤ機能とリレーノードRN#1のPDCPレイヤ機能との間(すなわち、Uu無線ベアラ内)で終端されており、第2PDCPエンティティ(PDCPレイヤにおける第2パス)は、リレーノードRN#1のPDCPレイヤ機能と無線基地局DeNB#1のPDCPレイヤ機能との間(すなわち、Un無線ベアラ内)で終端されている。
図4に示すように、無線基地局DeNB#1は、下りパケットデータ受信部11と、バッファ部12と、管理部13と、SN Status Transfer受信部14と、PDCP Status Report受信部15と、送信部16とを具備している。
下りパケットデータ受信部11は、ゲートウェイ装置S-GWによって送信された下りパケットデータを受信するように構成されている。
具体的には、下りパケットデータ受信部11は、移動局UE#2のリレーノードRN#1配下のセルから無線基地局DeNB#1へのハンドオーバ処理において、ゲートウェイ装置S-GWによって送信された移動局UE#2宛てのPDCP-PDUを複製してバッファ部12にバッファリングすると共に、送信部16に転送するように構成されている。
管理部13は、第1PDCPエンティティの各々で付与されている第1PDCP-SNと第2PDCPエンティティで付与されている第2PDCP-SNとの対応関係を管理するように構成されている。
ここで、第1PDCPエンティティ及び第2PDCPエンティティの各々において、各移動局UE宛てのPDCP-PDUに対して別個のPDCP-SNが付与されるように構成されている。
SN Status Transfer受信部14は、上述のハンドオーバ処理において、リレーノードRN#1から、「SN Status Transfer」を受信するように構成されている。
ここで、「SN Status Transfer」は、リレーノードRN#1において次の移動局UE#2宛てのPDCP-PDUに対して付与すべき第1PDCP-SNを示す「Next SN」を含む。
PDCP Status Transfer受信部15は、上述のハンドオーバ処理において、移動局UE#2から、「PDCP Status Transfer」を受信するように構成されている。
ここで、「PDCP Status Transfer」は、移動局UE#2において受信に成功したPDCP-PDUの第1PDCP-SN、及び、移動局UE#2において受信に失敗したPDCP-PDUの第1PDCP-SNを含む。
送信部16は、リレーノードRN#1に対して、下りパケットデータ受信部11によって転送された移動局UE#2宛てのPDCP-PDUを送信するように構成されている。
また、送信部16は、「PDCP Status Transfer」に含まれる移動局UE#2において受信に失敗したPDCP-PDUの第1PDCP-SNと、管理部13によって管理されている対応関係とに基づいて、バッファ部12にバッファリングされているPDCP-PDUの中から、移動局UE#2に対して再送するPDCP-PDUの第2PDCP-SNを決定するように構成されている。
図5の例では、リレーノードRN#1は、Un無線ベアラ内に確立されている第2PDCPエンティティを介して、無線基地局DeNB#1から、第2PDCP-SN#1乃至#6のPDCP-PDUの受信に成功している。
ここで、受信に成功したPDCP-PDUのうち、第2PDCP-SN#3、#5及び#6のPDCP-PDUが、移動局UE#2宛てのPDCP-PDUである。
その後、リレーノードRN#1は、受信に成功した移動局UE#2宛てのPDCP-PDUに対して第1PDCP-SNを新たに付与した後、第1PDCPエンティティを介して移動局UE#2に対して送信する。
具体的には、リレーノードRN#1は、第2PDCP-SN#3のPDCP-PDUに対して第1PDCP-SN#1を新たに付与して送信し、第2PDCP-SN#5のPDCP-PDUに対して第1PDCP-SN#2を新たに付与して送信し、第2PDCP-SN#6のPDCP-PDUに対して第1PDCP-SN#3を新たに付与して送信する。
リレーノードRN#1は、所定タイミングで、無線基地局DeNB#1に対して、リレーノードRN#1において次の移動局UE#2宛てのPDCP-PDUに対して付与すべき第1PDCP-SNを示す「Next SN=4」を含む「SN Status Transfer」を送信する。
ここで、移動局UE#2は、リレーノードRN#1によって送信されたPDCP-PDUのうち、第1PDCP-SN#1及び#3のPDCP-PDUの受信に成功し、第1PDCP-SN#2のPDCP-PDUの受信に失敗している。
移動局UE#2は、所定タイミングで、無線基地局DeNB#1に対して、上述のPDCP-PDUの受信結果を示す「PDCP Status Transfer」を送信する。
無線基地局DeNB#1は、「PDCP Status Transfer」に基づいて、管理部13によって管理されている対応関係を参照し、リレーノードRN#1を介することなく移動局UEに対して再送すべきPDCP-PDUを決定する。
具体的には、無線基地局DeNB#1は、「SN Status Transfer」に含まれる「Next SN=4」から、リレーノードRN#1に対する移動局UE#2宛ての第2PDCP-SN#1乃至#3のPDCP-PDUの送信が完了していることが分かる。
また、無線基地局DeNB#1は、「PDCP Status Transfer」に含まれる受信結果から、移動局UEにおいて第1PDCP-SN#2のPDCP-PDUの受信に失敗したことが分かる。
その結果、無線基地局DeNB#1は、移動局UE#2の接続セルの切り替え後、移動局UE#2に対して、リレーノードRN#1を介することなく、バッファリングされている第2PDCP-SN#1乃至#6のPDCP-PDUのうち、第1PDCP-SN#2に対応する第2PDCP-SN#5のPDCP-PDUを再送することを決定する。
ここで、無線基地局DeNB#1は、バッファリングされている第2PDCP-SN#1乃至#6のPDCP-PDUのうち、第1PDCP-SN#1及び#3に対応する第2PDCP-SN#3及び#6のPDCP-PDUを削除するように構成されていてもよい。
以下、図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおいて、移動局UE#2のリレーノードRN#1配下のセルから無線基地局DeNB#1配下のセルへのハンドオーバ手順を行う場合の動作について説明する。
図6に示すように、ステップS1001において、リレーノードRN#1は、移動局UE#2に対して、「Measurement Control」を送信する。
ステップS1002において、移動局UE#2は、所定トリガが満たされた場合に、リレーノードRN#1に対して、「Measurement Report」を送信する。
ステップS1003において、リレーノードRN#1は、「Measurement Report」に基づいて、移動局UE#2のリレーノードRN#1配下のセルから無線基地局DeNB#1配下のセルへのハンドオーバ手順を開始することを決定する。
ステップS1004において、リレーノードRN#1は、無線基地局DeNB#1に対して、「(X2)HO Request」を送信し、無線基地局DeNB#1は、ステップS1005において、リレーノードRN#1に対して、「(X2)HO Request ACK」を送信し、ステップS1007において、リレーノードRN#1に対して転送したPDCP-PDUのバッファリングを開始する。
無線基地局DeNB#1は、かかるタイミングで、移動局UE#2宛ての第1PDCP-SNと第2PDCP-SNとの対応関係の管理を開始してもよいし、常時、移動局UE#2宛ての第1PDCP-SNと第2PDCP-SNとの対応関係を管理していてもよい。
なお、無線基地局DeNB#1は、リレーノードRN#1に対して転送した移動局UE#2宛てのPDCP-PDUのみのバッファリングを開始してもよい。
ステップS1006において、リレーノードRN#1は、移動局UE#2に対して、「RRC Connection Reconfiguration」を送信する。
ステップS1008において、リレーノードRN#1は、無線基地局DeNB#1に対して、「(X2)SN Status Transfer」を送信する。
ステップS1009において、無線基地局DeNB#1は、移動局UE#2宛ての下りパケットデータ(PDCP-PDU)のリレーノードRN#1への送信を停止する。
ステップS1010において、移動局UE#2は、リレーノードRN#1配下のセルからのデタッチ処理を行い、無線基地局DeNB#1配下のセルとの間で同期処理を行う。
ステップS1011において、移動局UE#2は、無線基地局DeNB#1に対して、「Random Access Preamble」を送信し、ステップS1012において、無線基地局DeNB#1は、移動局UE2に対して、上りリンクにおける無線リソースを割り当て、移動局UE用の「TA」を送信し、ステップS1013において、移動局UE#2は、リレーノードRN#1に対して、「RRC Connection Reconfiguration Complete」を送信する。
ステップS1014において、無線基地局DeNB#1は、移動局UE#2〜受信した「PDCP Status Transfer」と上述の対応関係とに基づいて、移動局UE#2において受信に失敗した移動局UE#2宛てのPDCP-PDUの再送を開始する。
かかる再送の完了後、無線基地局DeNB#1は、ゲートウェイ装置S-GWから受信した下りパケットデータ(PDCP-PDU)を、リレーノードRN#1を介することなく移動局UE#2に対して送信する。
ステップS1016において、無線基地局DeNB#1は、リレーノードRN#1に対して、「(X2)UE Context Release」を送信する。
なお、かかるハンドオーバ処理の前後において、無線基地局DeNB#1と交換局MMEとの間で確立されている移動局UE#2用のS1コネクションにおいて変更はない。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UE#2のリレーノードRN#1配下のセルから無線基地局DeNB#1配下のセルへのハンドオーバ処理が行われた場合であっても、かかるハンドオーバ処理中に移動局UEにおいて受信に失敗したPDCP-PDUの再送が可能となるため、ハンドオーバ処理において移動局UE#2に対して送信するPDCP-PDUの抜け及び重複を防止することができる。
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴は、1つ又は複数の移動局UE#1/UE#2とリレーノードRNとの間で終端される第1PDCPエンティティ(所定プロトコルレイヤの第1パス)及びリレーノードRNと無線基地局DeNBとの間で終端される第2PDCPエンティティ(第2パス)の各々において、PDCP-PDU(下りパケットデータ)に対して別個のPDCP-SN(シーケンス番号)が付与され、かつ、第1PDCPエンティティは、第2PDCPエンティティ上に多重されるように構成されている移動通信システムであって、無線基地局DeNBは、第1PDCPエンティティの各々で付与されている第1PDCP-SN(第1シーケンス番号)と第2PDCPエンティティで付与されている第2PDCP-SN(第2シーケンス番号)との対応関係を管理するように構成されており、移動局UE#2(特定の移動局)のリレーノードRN配下のセルから無線基地局DeNB配下のセルに対するハンドオーバを行うことが決定された場合、無線基地局DeNBは、移動局UE#2宛てのPDCP-PDUをバッファリングするように構成されており、移動局UE#2は、無線基地局DeNBに対して、「SN Status Transfer(第1パスにおける下りパケットデータの受信結果)」を通知するように構成されており、無線基地局DeNBは、「PDCP Status Transfer」と上述の対応関係とに基づいて、バッファリングされているPDCP-PDUの中から、リレーノードRN#1を介することなく移動局UE#2に対して再送するPDCP-PDUを決定するように構成されていることを要旨とする。
本実施形態の第2の特徴は、1つ又は複数の移動局UE#1/UE#2とリレーノードRNとの間で終端される第1PDCPエンティティ及びリレーノードRNと無線基地局DeNBとの間で終端される第2PDCPエンティティの各々において、PDCP-PDUに対して別個のPDCP-SNが付与され、かつ、第1PDCPエンティティは、第2PDCPエンティティ上に多重されるように構成されている移動通信システムで用いられる無線基地局DeNBであって、第1PDCPエンティティの各々で付与されている第1PDCP-SNと第2PDCPエンティティで付与されている第2PDCP-SNとの対応関係を管理するように構成されている管理部13と、移動局UE#2のリレーノードRN配下のセルから無線基地局DeNB配下のセルに対するハンドオーバを行うことが決定された場合、移動局UE#2宛てのPDCP-PDUをバッファリングするように構成されているバッファ部12と、移動局UE#2から、「PDCP Status Transfer」を受信するように構成されているPDCP Status Transfer受信部15と、「PDCP Status Transfer」と上述の対応関係とに基づいて、バッファリングされているPDCP-PDUの中から、リレーノードRN#1を介することなく移動局UE#2に対して送信するPDCP-PDUを決定するように構成されている送信部16とを具備することを要旨とする。
なお、上述の交換局MMEやゲートウェイ装置S-GWや無線基地局DeNBやリレーノードRNや移動局UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、交換局MMEやゲートウェイ装置S-GWや無線基地局DeNBやリレーノードRNや移動局UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして交換局MMEやゲートウェイ装置S-GWや無線基地局DeNBやリレーノードRNや移動局UE内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
MME…交換局
S-GW…ゲートウェイ装置
RN…リレーノード
UE…移動局
DeNB…無線基地局
11…下りパケットデータ受信部
12…バッファ部
13…管理部
14…SN Status Transfer受信部
15…PDCP Status Report受信部
16…送信部

Claims (2)

  1. 1つ又は複数の移動局とリレーノードとの間で終端される所定プロトコルレイヤの第1パス及び該リレーノードと無線基地局との間で終端される該所定プロトコルレイヤの第2パスの各々において、下りパケットデータに対して別個のシーケンス番号が付与され、かつ、該第1パスは、前記第2パス上に多重されるように構成されている移動通信システムであって、
    前記無線基地局は、前記第1パスの各々で付与されている第1シーケンス番号と前記第2パスで付与されている第2シーケンス番号との対応関係を管理するように構成されており、
    特定の移動局の前記リレーノード配下のセルから前記無線基地局配下のセルに対するハンドオーバを行うことが決定された場合、
    前記無線基地局は、前記特定の移動局宛ての下りパケットデータをバッファリングするように構成されており、
    前記特定の移動局は、前記無線基地局に対して、前記第1パスにおける下りパケットデータの第1受信結果を通知するように構成されており、
    前記無線基地局は、前記第1受信結果と前記対応関係とに基づいて、バッファリングされている前記下りパケットデータの中から、前記リレーノードを介することなく前記特定の移動局に対して再送する下りパケットデータを決定するように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  2. 1つ又は複数の移動局とリレーノードとの間で終端される所定プロトコルレイヤの第1パス及び該リレーノードと無線基地局との間で終端される該所定プロトコルレイヤの第2パスの各々において、下りパケットデータに対して別個のシーケンス番号が付与され、かつ、該第1パスは、前記第2パス上に多重されるように構成されている移動通信システムで用いられる前記無線基地局であって、
    前記第1パスの各々で付与されている第1シーケンス番号と前記第2パスで付与されている第2シーケンス番号との対応関係を管理するように構成されており管理部と、
    特定の移動局の前記リレーノード配下のセルから前記無線基地局配下のセルに対するハンドオーバを行うことが決定された場合、
    前記特定の移動局宛ての下りパケットデータをバッファリングするように構成されているバッファ部と、
    前記特定の移動局から、前記第1パスにおける下りパケットデータの受信結果を受信するように構成されている第1受信結果受信部と、
    前記受信結果と前記対応関係とに基づいて、バッファリングされている前記下りパケットデータの中から、前記リレーノードを介することなく前記特定の移動局に対して再送する下りパケットデータを決定するように構成されている決定部とを具備することを特徴とする無線基地局。
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