JP2011124222A - 照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用led照明装置 - Google Patents

照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用led照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011124222A
JP2011124222A JP2010252464A JP2010252464A JP2011124222A JP 2011124222 A JP2011124222 A JP 2011124222A JP 2010252464 A JP2010252464 A JP 2010252464A JP 2010252464 A JP2010252464 A JP 2010252464A JP 2011124222 A JP2011124222 A JP 2011124222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting device
led
irradiation direction
warehouse
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010252464A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5105452B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Awata
和彦 粟田
Tadashi Masuda
忠 枡田
Masayuki Kurata
眞行 喰田
Takeshi Takano
剛 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKOSHA CO Ltd
Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
Original Assignee
KOKOSHA CO Ltd
Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOKOSHA CO Ltd, Shin Kurushima Dockyard Co Ltd filed Critical KOKOSHA CO Ltd
Priority to JP2010252464A priority Critical patent/JP5105452B2/ja
Publication of JP2011124222A publication Critical patent/JP2011124222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5105452B2 publication Critical patent/JP5105452B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2107/00Light sources with three-dimensionally disposed light-generating elements
    • F21Y2107/30Light sources with three-dimensionally disposed light-generating elements on the outer surface of cylindrical surfaces, e.g. rod-shaped supports having a circular or a polygonal cross section
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】
照射方向を容易に変更可能で、また、密閉型にも拘わらず放熱効率が良く、LED素子の寿命が長くなる照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置を提供する。
【解決手段】
下面に複数のLED発光ダイオード素子(LED素子)が一列状または複数列状に配置された断面平面状または山型状の基板を透明または半透明な円筒直管内部に挿入配置した直管型LEDランプを固定した反射板を備えた照明装置本体と、当該本体を覆うグローブとからなり、前記直管型LEDランプの両端は、それぞれ端部を密閉するカバー、円筒形の防振用ゴムをそれぞれ覆って嵌設し、さらに、前記該防振用ゴムを捕捉し、その両脚部が前記照明装置端部に配置される固定部材の嵌合穴に挿入固定されるU字状固定キャップとからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置、特に、自動車運搬船の車積付区画内(倉内)でラッシングホールと積荷の自動車を固縛金具で取付ける際の作業用LED照明装置であって、照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置に関する。
従来、自動車運搬船の倉内作業用の照明装置としては、蛍光灯が使用されてきた。しかし、従来使用されてきた蛍光灯は、照明装置としての使用時間から見ると蛍光灯に使用される蛍光管は寿命が短く、また、昆虫等が好む領域の紫外線を発光するので昆虫等が多数集合し、その死骸等の清掃作業が必要となる。さらに、軽量化の要請や、蛍光管に使用される水銀の環境破壊を理由とする環境保護の観点から蛍光管の使用を避けることが望まれる。また、蛍光管は、自動車運搬船の倉内積み付け作業エリアに必要な照度を確保するために、約1年〜1.5年で交換する必要があった。そこで、LED発光素子を利用するLED照明装置による照明が考慮されるが、LED照明を採用する場合は、従来の照度の維持と蛍光管の交換期間や交換費用等を考慮して、長寿命のLED光源とする必要がある。
この種の複数のLED発光素子を内臓した照明装置は、種々存在し、複数のLED発光素子を配置する基板についても、平板状の基板や山型状の基板等を使用するものが知られている。例えば、山型状の基板状に複数のLED発光素子を配置する技術として、例えば、特開2002−199837号公報に記載のものが知られている。
特開2002−199837号公報に記載のものは、発明名称「照明装置」に係り、「植物に悪影響を与えにくく保守が容易で効率良く夜蛾類から植物を防除できる照明装置を提供すること」を目的として(同公報明細書段落番号0010参照)、「Ga、As、Al、In、PおよびNのうち少なくとも2種以上の金属を含む半導体で、発光温度が2000K〜3000Kである発光装置と;この発光装置を装着する基板と;発光装置を発光させる点灯回路と;発光装置が装着された基板を収容する透光性を有する管体と;この管体の少なくともいずれか一端に設けられ電気的および機械的のいずれかの接続機能を有する接続手段と;を具備」する構成とすることにより(同公報特許請求の範囲請求項1の記載参照)、「蛍光ランプと同様の形状で、光出力を大きくせず、保守が容易で夜蛾から植物を防除でき(同公報明細書段落番号0048)、・・電球と同様の形状で、光出力を大きくせず、保守が容易で夜蛾から植物を防除でき(同段落番号0049)、・・・夜蛾を刺激する波長500nm以下の光を除去できる(度段落願号0050」等の効果を奏するものである。
図11(a)は、同公報に図1として記載される同公報に記載の照明装置の一実施の形態の照明装置を示す側面図であり、同図11(b)は、同公報に図11として記載される他の実施の形態の照明装置を示す断面図である。図11(a)(b)において、符号101は、照明装置、102は、管体、103は、口金、104は、接続手段としてのピン、105は、回路基板、106は、発光ダイオード、108は、点灯回路である。
しかしながら、上記の図11(a)(b)に示される特開2002−199837号公報に記載の照明装置101では、電気接続の手段としての口金ピン104が設けられているため、照射方向は固定され、照射方向を変更することができないという問題がある。また、発光ダイオード106が管体102の内部に設けられているため、発光ダイオード106の熱が管体102内に留まり、発光ダイオード106の放熱効率が悪くなり、発光ダイオード106の寿命が短くなるという問題がある。
さらに、自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置としては、海水による塩害や海上使用に伴う多量な湿気等の問題があり、また、倉内の各所を均一に照射しなければならない等の要請から、特開2002−199837号公報に記載の照明装置101をそのまま自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置として使用することはできない。
特開2002−199837号公報
そこで、本発明に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置は、照射方向を容易に変更可能で、また、密閉型にも拘わらず放熱効率が良く、LED素子の寿命が長くなる照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置を提供することを目的とする。
本願請求項1に係る発明は、照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、下面に複数のLED発光ダイオード素子(LED素子)が一列状または複数列状に配置された断面平面状または山型状の基板を透明または半透明な円筒直管内部に挿入配置した直管型LEDランプを固定した反射板を備えた照明装置本体と、当該本体を覆うグローブとからなり、前記直管型LEDランプの両端は、それぞれ端部を密閉するカバー、円筒形の防振用ゴムをそれぞれ覆って嵌設し、さらに、前記該防振用ゴムを捕捉し、その両脚部が前記照明装置端部に配置される固定部材の嵌合穴に挿入固定されるU字状固定キャップとからなり、前記円筒直管の両端に嵌設されたカバーおよび防振用ゴムまたは防振用ゴムと固定キャップとの間は、回動可能で、かつ、回動後は、それらのカバー、防振用ゴム、固定キャップとの間のそれぞれの摩擦により当該位置で止めおくことを可能としたことを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、前記直管型LEDランプの端部近傍には、前記照明装置本体に垂直に、かつ、前記直管型LEDランプに対して直角に照射角度目盛りを配置したことを特徴とする。
さらに、本願請求項3に係る発明は、前記請求項2に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、前記直管型LEDランプの透明または半透明な円筒直管表面には長手方向に照射方向を確認する筋目盛りが刻設されたことを特徴とする。
また、本願請求項4に係る発明は、前記請求項1に記載の照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、前記断面平面状または山型状基板端部には、前記直管型LEDランプの端部に配置される前記カバーに設けられる両端部のスリットを介して貫通する前記照明装置本体との間を熱的に接続する伝熱接続金具が設けられたことを特徴とする。
そして、本願請求項5に係る発明は、照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、断面が略扇状で、その円弧部分には表面蛇腹状の放熱フィンを配置する一方、その両弦部分を下面に向け、その両舷部分には、一列状または複数列状に複数のLED素子を配列した平型基板が配置される長尺のL型固定体と、該L型固定体が固定される反射板を備える照明装置本体と、該L型固定体の両端部に設けられ、前記照明装置本体に設けられた取付け板を介して前記照明装置本体にネジ止めするネジ受けおよびビスと、該L型固定体のL型面を覆う透明または半透明の透光カバーとからなり、前記ビスを緩めて前記L形固定体の角度を任意の方向に変更し、変更後は、前記ビスを締めて前記L型固定体を固定可能としたことを特徴とする。
また、本願請求項6に係る発明は、前記請求項1ないし4のいずれかに係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、前記下面に複数のLED発光ダイオード素子(LED素子)が一列状または複数列状に配置される基板は、断面四角型状の中空柱部材または断面三角型状の中空柱部材からなる基板であることを特徴とする。
さらに、本願請求項7に係る発明は、前記請求項6に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、前記断面四角型状の中空柱基板または断面三角型状の中空柱基板は、断面正多角型状の中空柱部材からなる基板であることを特徴とする。
そして、本願請求項8に係る発明は、前記請求項5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、前記透明または半透明な円筒直管又は透光カバーが省略されて、前記複数のLED発光ダイオード素子が前記グローブ内で露出した一重透光構造であることとを特徴とする。
本発明は、上述のとおり構成されているので、次の効果を奏する。
(1)照射方向を変更することが可能であるため、必要な場所を明るくすることが可能である。つまり、自動車運搬船の倉内積み付け作業エリアの照度が低いエリアがあれば、その照度が低いエリアをピンポイントで明るくすることが可能である。
(2)また、基板と照明本体とを接続金具にて接続しているため、密閉型であるにも拘わらず、直管型LED照明の熱の放熱効率が良くなり、LED照明の寿命が長くなるという効果を有する。
(3)保護カバーにローレット加工又は光拡散剤を入れた構造としているので、LED照明から発生する光のグレアを緩和することが可能となる。
(4)また、山型の基板にLED素子をそれぞれ一列状に配列することにより、LED素子の弱点である照射領域の狭さをカバーすることが可能となる。すなわち、LED素子を取付ける部分に角度をつけることで、広い照射領域を得ることが可能となる。
図1は、実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1の概略構成を示す分解構成図、 図2は、実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1の直管型LED照明本体の取付部の概略を示す分解拡大構成図、 図3は、照射角度目盛り18が前記装置本体2に挿入配置され、前記直管型LEDランプ3の照射角度を確認することを示す概略図、 図4(a)(b)は、本実施例2に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30の概略を示す断面概略図であり、図4(a)は、直下照射を、図4(b)は、斜め下方に照射角度を変更させた状態を示す概略図、 図5(a)(b)は、本実施例3に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置40の概略を示す断面概略図であり、図5(a)は、直下照射を、図5(b)は、斜め下方に照射角度を変更させた状態を示す概略図、 図6は、本発明に係る動車運搬船の倉内作業用LED照明装置の実施例4の概略を示す部分構成図、 図7(a)(b)は、本発明に係る動車運搬船の倉内作業用LED照明装置の実施例5の概略を示す概略構成図であり、図7(a)は、前述の実施例2および3に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30、40に使用される前記直管型LEDランプ3内の複数の前記LED素子5が配置される前記断面平面型基板33や前記断面山型基板43に替わりうるアルミL型固定体61の概略を示す図であり、図7(b)は、該アルミL型固定体61を組み込んだ本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60の構成概略を示す図、 図8は、実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置2及び3の概略構成を示す分解構成図、 図9(a)(b)は、本実施例6に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置80の概略を示す断面概略図であり、図9(a)は、断面四角型状基板83を用いた本実施例6に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置80の概略を示す断面概略図であり、図9(b)は、断面三角型状基板84を用いた本実施例7に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置81の概略を示す断面概略図、 図10(a)(b)は、実施例8に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置90の取付け概略を示す概略構成図、 図11(a)は、特開2002−199837号公報の図1に記載の従来のLED照明装置の一実施の形態の照明装置を示す側面図であり、同図11(b)は、同公報に図11として記載される他の実施の形態の照明装置を示す断面図である。
本発明に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置を実施するための形態である実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1、図2は、本発明を実施するための形態の一実施例である照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置の実施例1を示す図であり、そのうち、図1は、実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1の概略構成を示す分解構成図であり、図2は、同実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1に使用する直管型LEDランプ3の両端の取付部概略を示す分解拡大構成図である。
図1、図2において、符号1は、LED照明装置、2は、照明装置本体、3は、直管型LEDランプであり、透明な円筒直管4の内部に複数のLED発光ダイオード素子(LED素子)5が発光可能に一列または複数列状に配置されている。6は、円筒直管4の両端を密閉するカバーであり、7は、同カバー6を覆う円筒形の防振用ゴム、8、8は、U字状固定キャップ、9は、固定部材、10は、ケーブル、11、11は、ランプ支持クランプ、12は、反射板、13は、端子箱、14は、電源グランド、15は、グローブ、16、16、・・は、グローブストッパー、17は、前記グローブ15と前記照明装置本体2との間に配置される密閉用ゴム、18は、直管型LEDランプ3の照射方向を変更したときに照射角度を確認することができる照射角度目盛り、19、19は、前記U字状固定キャップ8の脚部、20、20は、前記固定部材9に設けられた嵌合穴、21は、照射角度目盛り挿入溝、23は、複数の前記LED素子5が配置される基板である。
本実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1に使用される前記直管型LEDランプ3は、透明または半透明な円筒直管4の内部に複数のLED素子5が一列状ないしは複数列状に配列され、該基板23を前記円筒直管4内へ挿入設置した構造からなる。
そして、当該直管型LEDランプ3を前記照明装置本体2に設置するために、該直管型LEDランプ3の円筒直管4の両端を前記カバー6、6および前記防振用ゴム7、7で覆って、それぞれ嵌設し、さらに、その防振用ゴム7、7を前記固定キャップ8、8で嵌挿し、該固定キャップ8、8の両脚19、19を前記照明装置本体2に設けられた固定部材9、9の嵌合穴20、20に嵌め込むことによって、直管型LEDランプ3を照明装置本体2に固定する。
また、本実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1の前記照明装置本体2には、前記照射角度目盛り18が、前記照明装置本体2の端部で、かつ、前記直管型LEDランプ3の端部近傍で当該ランプ3に対して直角に開口された前記照射角度目盛り挿入溝21に垂直に挿入される構造とする。
このように構成することにより、本実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1は、前記直管型LEDランプ3を回動することにより、前記円筒直管4の両端に嵌設された前記カバー6、6および前記防振用ゴム7、7または前記防振用ゴム7、7と前記固定キャップ8、8との間を回動可能とし、回動後は、それらのカバー6、6、防振用ゴム7、7、固定キャップ8、8との間の摩擦により一定位置に止め、前記直管型LEDランプ3の照射方向を所望の方向に向けるようにしたものである。
さらに、本実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1に使用される直管型LEDランプ3の円筒直管4の透明または半透明の前記円筒表面には、図3に示すように、前記円筒直管4の長手方向に赤色または黒色等の色を埋め込んだ3条の極細筋目盛り22、22、22が刻設される。図3は、前記直管型LEDランプ3の照射方向を変更したときに照射角度を確認することが容易となる照射角度目盛り18が前記装置本体2に挿入配置され、前記直管型LEDランプ3の円筒直管4の透明円筒表面に刻設配置された極細筋目盛り22、22、22とによって、直管型LEDランプ3の照射角度の確認概略をを示す概略図である。図3において、22は、前記円筒直管4の長手方向に刻設される極細筋目盛りであり、当該目盛り22、22、22は、前記円筒直管4の表面長手方向であって、ランプ3の照射中心方向および両側の限界照射方向のそれぞれに極細の筋状の線からなる。
図1ないし図3に示すように、内部に複数の発光ダイオード素子(LED素子)5が発光可能に一列状または複数列状に配置されている透明円筒直管4からなる直管型LEDランプ3の両端に防振用ゴム7をそれぞれ嵌設し、さらに、その上に前記固定キャップ8を前記照明装置本体2に設けられた前記固定部材9の嵌合穴20、20に嵌め込むことによって、直管型LEDランプ3を照明装置本体2に固定する。
また、照明装置本体2には、前記直管型LEDランプ3の端部には、該ランプ3に直交して、前記照射角度目盛り18は、垂直に配設され、かつ、該ランプ3の前記円筒直管4の長手方向に赤色または黒色の3条の極細筋目盛り22、22、22が刻設されており、これらの両目盛り18、22とによって、前記直管型LEDランプ3の照射方向を回転変更したときに照射角度を確認することができる構造となっている。
なお、本実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1においては、複数の発光ダイオード素子(LED素子)5を有する直管型LEDランプ3の発光を制御する制御器(図示外)は、前記照明装置本体2と前記反射板12との間に設置される。
図1に示される本実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1においては1連式の自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1となっているが、自動車運搬船の倉内の高さが高い場合(例えば3m以上)、照度を確保するため、2連式の直管型LED照明とすることも可能である。
さらに、本実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1においては、前記グローブ15と前記照明装置本体2との間には、に密閉用ゴムが設けられているので、前記円筒直管4の両端に配置されるカバー6、6と相まって、二重の気密効果が得られ、高い波による海水飛沫が付着したとしても、LED素子5が配置される直管4の内部まで侵入することがなく、自動車運搬船等の船舶の利用に好適である。
また、本実施例1に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1においては、内部のLED5から発生する光のグレアを緩和するために、前記円筒直管4又は前記グローブ15をローレット加工(ギザギザを付ける加工)又は光拡散剤を入れた構造としている。このため、広範囲を照射することが可能となる。
次ぎに、複数のLED素子5を配置する基板23について、断面平板状基板に二列状に複数のLED素子5を配置する基板を使用する実施例2に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30について説明する。
図4(a)(b)は、本実施例2に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30の概略を示す断面概略図であり、図4(a)(b)において、符号33は、断面平面型基板、は、照射方向を示す。その余の符号は、図1ないし3において示した同一の部材であって、同一のものであるため、その機能等の詳しい説明は省略する。
本実施例2に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30には、前記直管型LEDランプ3内の複数の前記LED素子5が配置される前記基板23を断面平面型基板33としたものであり、本実施例2に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30においては、二列状に複数のLED素子5が配置される前記断面平面型基板33が使用される。つまり、前記断面平面型基板33は、断面平板状の直方体形状をなし、当該基板33の下方に2列状に複数の前記LED素子5が所定の間隔で配置される。
図4(a)は、直下照射の場合を、図4(b)は、斜め下方に照射角度を変更させて照射する場合を示す概略図であり、本実施例2に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30において、前記直管型LEDランプ3内には、複数の前記LED素子5が配置される前記断面平面型基板33が配置され、通常の場合は、図4(a)に示すように、直下を照射するように配置される。
しかし、当該自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30が倉内の壁際等に配置される場合には、壁方向を照射するよりも、中央域を照射させた方が照射効率が良い場合があり、そのような場合には、照射方向をその方向に向かって変更する。照射方向の変更は、前記円筒直管4を手で希望する方向に回転させる。そうすると、前記直管4は、前記カバー6との間で回転摺動し、または、前記カバー6と前記固定キャップ8との間で回転摺動し、これら部材の材質により、これらの間の適度の摩擦により、希望とする方向に回転摺動して、その位置で照射方向を変更することができる。なお、具体的な角度を確認したい場合には、前記前記照射角度目盛り18と、前記直管4の長手方向に刻設された極細筋目盛り22、22、22とによって、前記直管型LEDランプ3の照射方向の照射角度を確認しつつ回転摺動する。
次ぎに、複数のLED素子5が配置される基板23について、断面山型状の基板のそれぞれの稜辺部に一列状に複数のLED素子5を配置する基板を使用する実施例3に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置40について説明する。
図5(a)(b)は、本実施例3に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置40の概略を示す断面概略図であり、図5(a)は、直下照射を、図5(b)は、斜め下方に照射角度を変更させた状態を示す概略図である。
図5(a)(b)において、符号43は、断面山型基板、は、照射方向を示す。その余の符号は、図1ないし4において示した同一の部材であって、同一のものであるため、その機能等の詳しい説明は省略する。
図5(a)(b)に示されるように、本実施例3に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置40は、前記直管型LEDランプ3内の複数の前記LED素子5が配置される前記基板23を断面山型基板43としたものである。
前記断面山型基板43は、当該基板43の断面中心において、約120〜150度下側が広がった山型の形状をなし、当該山型の稜辺部にそれぞれ一列状に複数の前記LED素子5が配置される。
本実施例3に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置40において、前記直管型LEDランプ3内には、複数の前記LED素子5が配置される前記断面山型基板43が配置され、通常の場合は、図5(a)に示すように、直下を照射するように配置される。しかし、当該自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置40が倉内の壁際等に配置される場合には、壁方向を照射するよりも、中央域を照射させた方が照射効率が良い場合があり、そのような場合には、照射方向を変更する。
照射方向の変更は、前記直管4を手で希望する方向に回転させる。そうすると、前記直管4は、前記カバー6との間で回転摺動し、または、前記カバー6と前記固定キャップ8との間で回転摺動し、これら部材の材質によるこれらの間の適度の摩擦により、希望とする方向に回転摺動して、その位置で照射方向を変更することができる。なお、具体的な角度を確認したい場合には、前記前記照射角度目盛り18と、前記直管4の長手方向に刻設された極細筋目盛り22、22、22とによって、前記直管型LEDランプ3の照射方向の照射角度を確認することができる。
本実施例3に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置40においては、下側が広がった山型の形状の基板43であるために、平面型基板33を用いた場合より、広い照射角度を取ることができる。換言すれば、山型基板43の各稜辺に複数のLED5をそれぞれ一列状に配列することにより、LED照明の弱点である照射領域の狭さをカバーすることが可能となる。すなわち、LED発光素子5を取付ける部分に角度をつけることで、広い照射領域を得ることが可能となる。
次ぎに、LED素子5から発する放熱に優れた本実施例4に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置50について、図面に基づき詳細に説明する。
図6は、本発明に係る自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置の実施例4の概略を示すものであり、前記実施例3に係る断面山型基板43を使用する照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置50の当該部分の概略を示す部分構成図である。図6において、符号2は、前記照明装置本体、4は、前記円筒直管、5は、前記LED素子、43は、前記断面山型基板、50は、本実施例4に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置、51は、前記断面山型基板43と前記照明装置本体2との間に設けられる伝熱接続金具、は、熱の移動方向を示す矢印である。
本実施例4に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置50は、図6に示されるように、前記直管型LEDランプ3の端部には、前記カバー6のほぼ中央部に設けられるスリット(図示外)を貫通して、前記断面山型基板43と前記照明装置本体2との間に前記伝熱接続金具51が設けられており、前記直管型LEDランプ3内の複数のLED素子5から発生する熱は、当該接続金具51を伝わって、前記断面山型基板43の端部から前記照明装置本体2へ伝わり、放熱が効率良く行われる構造となっている。
すなわち、前記断面山型基板43と前記伝熱接続金具51との間の接続および前記伝熱接続金具51と前記照明装置本体2との間の接続は、溶接等により接続され、図6に示す矢印に示されるように、前記直管型LEDランプ3内の複数のLED素子5から発生する熱は、前記断面山型基板43に伝わり、この断面山型基板43の端部から、当該端部に設けられた前記断面山型基板43と前記照明装置本体2との間を接続する前記伝熱接続金具51、さらに、前記照明装置本体2へと伝熱され、最終的には前記照明装置本体2から外部に熱放射、または、天井部材等の設置部材への熱伝導によって放熱される。
なお、本実施例4に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置50においては、前記実施例3に係る断面山型基板43を使用する照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置50として説明したが、これは、断面山型基板43に限るものではなく、円筒直管4内に配置され、端部を有する長尺の基板の全てを含み、当該端部から外部機材本体等に熱伝導接続される機材であれば、その形状構造を問わないものである。
本実施例4に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置50によれば、前記断面山型基板43等と前記照明装置本体2等との間を前記伝熱接続金具51にて接続しているため、前記直管4が、密閉型で、機密性が高いにもにも拘わらず、前記直管型LEDランプ3の放熱効率が良くなり、LEDランプ3の寿命が長くなるという効果を有する。
次ぎに、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60について、図面に基づき詳細に説明する。
図7(a)(b)は、本発明に係る動車運搬船の倉内作業用LED照明装置の実施例5の概略を示す概略構成図であり、そのうちの図7(a)は、前述の実施例2および3に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置30、40に使用される前記直管型LEDランプ3内の複数の前記LED素子5が配置される前記断面平面型基板33や前記断面山型基板43に替わりうるアルミL型固定体61の概略を示す図であり、図7(b)は、該アルミL型固定体61を組み込んだ本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60の構成概略を示す図である。
図7(a)(b)において、符号5は、従来から使用されるLED発光素子、60は、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置、61は、アルミL型固定体、62は、照明装置本体、63aは、前記アルミL型固定体61の両弦部分、63bは、同円弧部分の放熱フィン、64は、取付け板、65は、ビス、66は、透光カバー、67は、前記アルミL型固定体61の両側部に設けられ、前記透光カバー66を嵌め込む溝、68は、電子回路部、69は、コネクタ、70は、前記アルミL型固定体61の両弦部分63a、63aに配置される一列状に複数のLED5を配列した平型基板である。
図7(a)(b)に示されるように、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60は、熱伝導・熱拡散性能に優れたアルミウム材を使用した長尺のアルミ製L形固定体61を使用する。このアルミ製L形固定体61は、断面が概略扇状で、円弧部分は、放熱面積を増大した表面蛇腹状の放熱フィン63bを有し、両弦部位置には、前記一列状に複数のLED5を配列した平型基板70を配置した構造のものである。
本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60においては、アルミL型固定体61は、アルミ材から両弦部分を研削し、また、円弧部分を蛇腹状に形成した形状のものであるが、これは、両弦63a、63aが、L型に所定の角度で扇状に形成され、前記円弧部分の表面が蛇腹状の放熱フィン63bを形成する外形形状を有し、これら両弦63a、63aおよび表面蛇腹状の円弧に対応する両側板を有する空洞状のアルミL型固定体61であっても良いものである。
要は、前記両弦63a、63a部分に複数配置されるLED5からの発熱を放熱することにおいて効率を良くするものであれば、内部形状の空洞如何を問わない。
また、当該アルミ製L形固定体61は、両端部または両側板部にネジ切り込み構造のネジ受け(図示外)を設け、前記照明装置本体2にネジ止めされるアルミ製の取付け板64に前記アルミL形固定体61をネジ状のビス65で固定することが可能な構造とする。
複数のLED5が前記両弦63a、63a部分に配置された前記前記アルミL型固定体61において、そのLEDの照射方向を変更する場合は、前記ビス65を緩めることにより、前記アルミL形固定体61の角度が変更可能となり、倉内の明かりが必要なポイントへ照射方向を調整し、次ぎに、前記ビス65を締めて、アルミL形固定体61を固定する。つまり、照射方向を任意の位置に容易に調整することが可能となる。
また、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60は、前述する形状・構造のアルミL形固定体61を使用するので、LED5が発生する熱を、下記の順番にて容易に照明装置本体2へ熱移動させることが可能であり、LED照明の長寿命化を図ることが可能となる。すなわち、図7に示す矢印に示されるように、LED5で発生する熱は、LED5→アルミL形固定体61→ビス65→アルミの取付け板64 → 照明装置本体2の如く、熱伝導され、外部に放熱される。また、前記アルミL形固定体61の前記表面蛇腹状の放熱フィン63bから放熱される。
そして、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60には、図7(b)に示されるように、前記アルミL形固定体61は、前記両弦63a、63a部分を下面として、当該下面を前記透光カバー66で保護され、該透光カバー66は、耐久性・耐熱性・耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂等を使用し、その表面等は、ローレット加工(ギザギザを付ける加工)又は光拡散剤を入れた構造とすることにより、前記LED5から発生する光のグレア(眩しさ)を調節(緩和)することが可能となる。
さらに、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60には、図7(b)に示されるように、前記アルミL形固定体61には、前記透光カバー66を嵌め込む溝67があり、該溝67に前記透光カバー66をスライド嵌合させ、前記アルミL形固定体61へ透光カバー66を設置することにより、アルミL形固定体61は透光カバー66で保護される。
次に、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60は、図8に示すような前記反射板12を備えた照明装置本体2内に収納可能に配置され、本実施例5に係るLED照明装置60を収納した後には、前記照明装置本体2にグローブ15で覆う用にして倉内天井に配置される。
図8は、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60を倉内天井に取り付ける際の取付け概略構成を示す分解構成図である。図8において、符号2は、照明装置本体、12は、反射板、13は、端子箱、14は、電源グランド、15は、グローブ、16、16は、グローブストッパー、17は、密閉用ゴム、18は、前述した照射角度目盛り、22は、極細筋目盛り、66は、透光カバーであり、内部に前記アルミL型固定体61が配置される。また、64は取付用板、65は、ビス、68は、電子回路、69は、コネクタである。
本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60は、図8から明らかなように、密閉用ゴム17を備えたグローブ15で覆われる前記本体2内に収納されて天井に取付け配置される。
また、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60には、図8に示されるように、電子回路68が接続され、当該電子回路68内の駆動回路(図示外)には、複数の前記LED5に供給される電圧と電流を定電流ダイオード(CRD)(図示外)でコントロールするようにする。
ここで、定電流ダイオード(CRD)を使用するのは、定電流ダイオード(CRD)は、電圧が変動しても一定の電流が常に供給されるダイオードであるので、電圧の変動・負荷抵抗の変化に関係なくLED5に常に一定の電流を供給することができ、前記LED5を効率良く発光させることができ、かつ、高効率での前記LED5の発光は、前記LED5の発熱を抑制することにもつながる。すなわち、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60は、この面からもLED5の長寿命化を達成するように構成されたものである。
また、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60は、図8に示されるように、前記複数のLED5と電子回路68は、コネクタ69で接続され、それぞれブロック化した構成とする。このようにブロック化した構成とすることにより、電子回路68が故障したような場合には、該電子回路68毎に交換したり、照明装置60を交換することにより、修理が容易となる。
このように、本実施例5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置60は、自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置において、照射方向を容易に変更可能な構成とし、さらに、複数のLED5が外部に容易に放熱可能な構成としたので、LED照明の照射方向変更と長寿化に優れたものである。
本願出願人は、上記実施例1〜5に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1、30、40、50、60等について、照度向上を目的として前記透光カバー66を装備しない場合や、前記複数のLED5を配置する基板33、43等の形状等について種々検討を重ねているうちに、照度が向上する本実施例6に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置80、90を案出するに至った。
図9(a)(b)は、本実施例6に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置80の概略を示す断面概略図であり、図9(a)は、断面四角型状基板83を用いた本実施例6に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置80の概略を示す断面概略図であり、図9(b)は、断面三角型状基板84を用いた本実施例7に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置81の概略を示す断面概略図である。図9において、その余符号は、図5に示した符号と同一の符号は同一の部材を示す。
なお、本実施例6に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作用行LED照明装置83における断面四角型状基板83は、図9(a)に示すように、断面正四角形の中空四角柱を用いたが、これは、四角形に限ることはなく、断面正六角形、断面正八角形等の断面正多角形の中空柱部材を使用しても良い。
また、同様に、本実施例7に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作用行LED照明装置81における断面三角型状基板84は、図9(b)に示すように、断面直角三角型状基板84の中空柱部材としたが、これは直角三角型状基板84に限るものではなく、好ましくは正三角型状の中空柱部材としても良く、いずれにしても、前記照明装置80、81の正面側のみに複数のLED5を配置するのではなく、前記照明装置80、81の後部に配置される前記反射板12側方向にも照射する複数のLED5を配置したものである。
図9(a)(b)から明らかなように、本実施例6、7に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置80、81は、前記反射板12方向にも照射する複数のLED5を配置したので、照度の向上が図れることとなる。また、それぞれ断面四角型状基板83や断面三角型状基板84を用いた本実施例6又は実施例7に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置80、81としたので、LED照射の照度を向上させると共に、設置場所によっては自由に照射角度を変更できるので、効率的な照度の利用が可能となる。
また、本願出願人は、複数のLED5を一列状又は二列状に配置して、これを密閉可能な透明又は半透明の前記直管4内に収納する自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1、30、40、50、60を検討してきたが、このたび密閉直管4を使用しなくても、LED5の塩害劣化等の耐久性に影響しない形状・構造を案出するに至った。
すなわち、これまで検討してきた上記実施例に係る自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置1、30、40、50、60は、図1又は図8に示されるように、複数のLED発光素子5が透明又は半透明の円筒直管4内に収納され、又は、前記透光カバー66で覆われ、かつ、その上にそれらが前記グローブ15内に収納される二重構造であり、LED照度向上の妨げとなっていた。すなわち、前記グローブ15で覆われ、もともとほぼ密閉状態が維持された中に収納されるので、前記円筒直管4や透光カバー66を省略しても塩害劣化等の耐久性を懸念する必要はない。
そこで、本実施例8に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置90は、前記透光カバー66を省略して、LED5からの照度向上を達成せんとしたものである。
図10(a)(b)は、このような照度向上を改良した実施例8に係る照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置90の取付け概略を示す概略構成図であり、図10(a)(b)は、前述図7(a)(b)に相当する図である。図10(a)(b)においては、、図7(a)(b)において用いた同一の部材は同一の符号で示し、それらの部材の詳しい説明は省略するが、前記透光カバー66を使用しないため、当然に、透光カバー66に配置に必要な嵌め込み溝67等を要しない。
図10(a)(b)と図7(a)(b)と比較すれば明らかなように、本実施例8に係る射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置90には、前述する透明又は半透明の前記直管4や透光カバー66に相当する部材を省略したものである。そして、前記透明又は半透明の円筒直管4や透光カバー66を廃止したので、前記円筒直管4又は前記透光カバー66の両端の前記照射角度目盛り18での閉止が必要なくなり、前記アルミL型固定体61に前記照射角度目盛り18を直付けされる構成としたものである。
本発明は、照射方向の変更を必要とする自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置に利用可能である。
1、30、40、50、60 LED照明装置
2 照明装置本体
3 LED照明ランプ
4 円筒直管
5 LED発光素子
6 カバー
7 防振用ゴム
8 固定キャップ
9 固定部材
10 ケーブル
11 ランプ支持クランプ
12 反射板
13 端子箱
14 電源グランド
15 グローブ
16、16 グローブストッパー
17 密閉用ゴム
18 照射角度目盛り
19 脚部
20 嵌合穴
21 挿入溝
22 極細筋目盛り
23 基板
33 断面平面型基板
43 断面山型基板
51 伝熱接続金具
61 アルミL型固定体
63a 弦部
63b 放熱フィン
64 板
65 ビス
66 透光カバー
67 溝
68 電子回路
69 コネクタ
70 平型基板
101 照明装置
102 管体
104 口金ピン
106 発光ダイオード
照射方向
熱伝導方向

Claims (8)

  1. 下面に複数のLED発光ダイオード素子(LED素子)が一列状または複数列状に配置された断面平面状または山型状の基板を透明または半透明な円筒直管内部に挿入配置した直管型LEDランプを固定した反射板を備えた照明装置本体と、当該本体を覆うグローブとからなり、
    前記直管型LEDランプの両端は、それぞれ端部を密閉するカバー、円筒形の防振用ゴムをそれぞれ覆って嵌設し、さらに、前記該防振用ゴムを捕捉し、その両脚部が前記照明装置端部に配置される固定部材の嵌合穴に挿入固定されるU字状固定キャップとからなり、
    前記円筒直管の両端に嵌設されたカバーおよび防振用ゴムまたは防振用ゴムと固定キャップとの間は、回動可能で、かつ、回動後は、それらのカバー、防振用ゴム、固定キャップとの間のそれぞれの摩擦により当該位置で止めおくことを可能としたことを特徴とする照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置。
  2. 前記直管型LEDランプの端部近傍には、前記照明装置本体に垂直に、かつ、前記直管型LEDランプに対して直角に照射角度目盛りを配置したことを特徴とする請求項1に記載の照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置。
  3. 前記直管型LEDランプの透明または半透明な円筒直管表面には長手方向に照射方向を確認する筋目盛りが刻設されたことを特徴とする請求項2に記載の照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置。
  4. 前記断面平面状または山型状基板端部には、前記直管型LEDランプの端部に配置される前記カバーに設けられる両端部のスリットを介して貫通する前記照明装置本体との間を熱的に接続する伝熱接続金具が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置。
  5. 断面が略扇状で、その円弧部分には表面蛇腹状の放熱フィンを配置する一方、その両弦部分を下面に向け、その両舷部分には、一列状または複数列状に複数のLED素子を配列した平型基板が配置される長尺のL型固定体と、
    該L型固定体が固定される反射板を備える照明装置本体と、
    該L型固定体の両端部に設けられ、前記照明装置本体に設けられた取付け板を介して前記照明装置本体にネジ止めするネジ受けおよびビスと、
    該L型固定体のL型面を覆う透明または半透明の透光カバーとからなり、
    前記ビスを緩めて前記L形固定体の角度を任意の方向に変更し、変更後は、前記ビスを締めて前記L型固定体を固定可能としたことを特徴とする照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置。
  6. 前記下面に複数のLED発光ダイオード素子(LED素子)が一列状または複数列状に配置される基板は、断面四角型状の中空柱部材または断面三角型状の中空柱部材からなる基板であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置。
  7. 前記断面四角型状の中空柱基板または断面三角型状の中空柱基板は、断面正多角型状の中空柱部材からなる基板であることを特徴とする請求項6に記載の照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置。
  8. 前記請求項5に記載の前記照明装置本体は、前記透明または半透明な円筒直管又は透光カバーが省略されて、前記複数のLED発光ダイオード素子が前記グローブ内で露出した一重透光構造であることとを特徴とする請求項5に記載の照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用LED照明装置。
JP2010252464A 2009-11-13 2010-11-11 照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用led照明装置 Active JP5105452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010252464A JP5105452B2 (ja) 2009-11-13 2010-11-11 照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用led照明装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009259446 2009-11-13
JP2009259446 2009-11-13
JP2010252464A JP5105452B2 (ja) 2009-11-13 2010-11-11 照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用led照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011124222A true JP2011124222A (ja) 2011-06-23
JP5105452B2 JP5105452B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=44287878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010252464A Active JP5105452B2 (ja) 2009-11-13 2010-11-11 照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用led照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5105452B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011198646A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Esl:Kk Led照明装置およびledを用いた装置
JP2013197369A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Rohm Co Ltd 光源装置およびledランプ
JP2015090735A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具
CN104848050A (zh) * 2014-02-13 2015-08-19 陈维宏 Led灯具本体及led灯具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008243498A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 First System Co Ltd Led照明装置
JP3148178U (ja) * 2008-10-28 2009-02-05 有限会社セルフ 灯具
JP3150817U (ja) * 2009-03-02 2009-06-04 サンエー電機株式会社 Led照明装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008243498A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 First System Co Ltd Led照明装置
JP3148178U (ja) * 2008-10-28 2009-02-05 有限会社セルフ 灯具
JP3150817U (ja) * 2009-03-02 2009-06-04 サンエー電機株式会社 Led照明装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011198646A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Esl:Kk Led照明装置およびledを用いた装置
JP2013197369A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Rohm Co Ltd 光源装置およびledランプ
JP2015090735A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具
CN104848050A (zh) * 2014-02-13 2015-08-19 陈维宏 Led灯具本体及led灯具

Also Published As

Publication number Publication date
JP5105452B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9018828B2 (en) Light emitting element lamp and lighting equipment
US10274172B1 (en) Lamp
JP5105452B2 (ja) 照射方向を変更可能とした自動車運搬船の倉内作業用led照明装置
KR101034482B1 (ko) 등기구
KR20150125357A (ko) 독립 제어형 엘이디 방폭등
KR101907667B1 (ko) 방폭 led 등기구
ES2288394B1 (es) Lampara dotada de medios disipadores de calor.
JP6276930B2 (ja) 照明器具
KR200387269Y1 (ko) 고휘도 발광 다이오드를 이용한 조명장치
KR101879137B1 (ko) 엘이디 램프를 보호한 터널등
KR20060102796A (ko) 고휘도 발광 다이오드를 이용한 조명장치
KR20190091114A (ko) 온도에 따라 개폐가 가능한 개폐부를 구비한 led 조명기구
KR100769737B1 (ko) 수중용 조명등
KR101241972B1 (ko) 엘이디 터널등
KR101933046B1 (ko) 볼트리스 타입의 조명장치
KR20180083707A (ko) 탈부착형 모듈 구조의 선박용 led 램프
KR101905850B1 (ko) 방수형 엘이디 조명모듈 및 이를 구비한 엘이디 조명장치
JP2011100586A (ja) トンネル用照明装置
EP2902702A1 (en) Lighting device
JP6792201B2 (ja) 照明器具
JP6993624B2 (ja) 照明器具
KR100946625B1 (ko) 엘이디 조명등
KR102578594B1 (ko) 빛공해 방지형 투광등
JP2016152179A (ja) 照明装置
KR101497079B1 (ko) 손전등

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5105452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350