JP2011123309A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画質の低下を低減すること。
【解決手段】第1搬送路(SH3)と第1搬送部材(Rh)と第1駆動源(M3)とを有する第1ユニット(U1)と、第2搬送路(SH21)と第2搬送部材(MRa)と第2駆動源(M21)とを有する第2ユニット(U2)と、基準長(S0)に対して媒体(S)が長いか判別する媒体長さ判別手段(C1h)と、基準長(S0)よりも短い場合には、基準長(S0)よりも長い場合には、第1搬送部材(Rh)と第2搬送部材(MRa)とを低速搬送速度(V1)にして媒体(S)を搬送し、且つ、長媒体増速時期(Tz)に、第2搬送部材(MRa)を高速搬送速度(V2)に変更する制御をした後に、第1搬送部材(Rh)を高速搬送速度(V1)に変更する搬送速度制御手段(C1i+C2h)と、を備えた画像形成装置(U)。
【選択図】図8
【解決手段】第1搬送路(SH3)と第1搬送部材(Rh)と第1駆動源(M3)とを有する第1ユニット(U1)と、第2搬送路(SH21)と第2搬送部材(MRa)と第2駆動源(M21)とを有する第2ユニット(U2)と、基準長(S0)に対して媒体(S)が長いか判別する媒体長さ判別手段(C1h)と、基準長(S0)よりも短い場合には、基準長(S0)よりも長い場合には、第1搬送部材(Rh)と第2搬送部材(MRa)とを低速搬送速度(V1)にして媒体(S)を搬送し、且つ、長媒体増速時期(Tz)に、第2搬送部材(MRa)を高速搬送速度(V2)に変更する制御をした後に、第1搬送部材(Rh)を高速搬送速度(V1)に変更する搬送速度制御手段(C1i+C2h)と、を備えた画像形成装置(U)。
【選択図】図8
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
従来から、追加の後処理装置や媒体供給装置が装着可能に構成されて、複数の装置に渡って媒体が搬送される画像形成装置が知られている。このような画像形成装置における媒体の搬送に関して、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特許第4193925号公報には、画像形成装置(2)に後処理装置(3)が連結された画像形成システム(1)において、画像形成装置(2)と後処理装置(3)とを通信可能に連結する通信手段(51)を介して、画像形成装置(2)内の搬送モータ(58)と、後処理装置(3)内の搬送モータ(59)とを、画像形成装置(2)の定着ローラ(14)の下流側に配置されたセンサ(15)の検知結果等に基づいて、制御する技術が記載されている。
特許文献1としての特許第4193925号公報には、画像形成装置(2)に後処理装置(3)が連結された画像形成システム(1)において、画像形成装置(2)と後処理装置(3)とを通信可能に連結する通信手段(51)を介して、画像形成装置(2)内の搬送モータ(58)と、後処理装置(3)内の搬送モータ(59)とを、画像形成装置(2)の定着ローラ(14)の下流側に配置されたセンサ(15)の検知結果等に基づいて、制御する技術が記載されている。
特許文献1に記載の技術では、定着ローラ(14)から画像形成装置(2)の排紙口(16)までの直接排紙路(41)に沿った排紙経路長(L1)に比べて、用紙長(D)が短い場合には、後処理装置(3)の入口(67)に配置された入口ローラ(72)を予め設定された速度に増速させておき、用紙後端がセンサ(15)を通過すると、センサ(15)と排紙口(16)との間に配置された排紙ローラ(42,43)を定着時の搬送速度から入口ローラ(72)の搬送速度まで増速させて、入口ローラ(72)に用紙を受け渡している。そして、用紙長(D)が、排紙経路長(L1)に比べて長い場合には、用紙後端がセンサ(15)を通過すると、排紙ローラ(42,43)と入口ローラ(72)とを、同期させて増速させて、用紙を搬送している。
本発明は、画質の低下を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
画像の記録された媒体が搬送される第1搬送路と、前記第1搬送路に配置されて媒体を搬送する第1搬送部材と、前記第1搬送部材を駆動する第1駆動源と、を有する第1ユニットと、
前記第1搬送路の媒体搬送方向下流側に接続される第2搬送路と、前記第2搬送路に配置されて媒体を搬送する第2搬送部材と、前記第2搬送部材を駆動する第2駆動源と、を有する第2ユニットと、
前記第1搬送部材の搬送速度と、前記第2搬送部材の搬送速度と、を制御する搬送速度制御手段であって、予め設定された低速搬送速度から、前記低速搬送速度に比べて高速の高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
予め設定された増速時期に前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に増速される前記第1搬送部材の搬送速度が前記高速搬送速度に達する前に媒体搬送方向前端が前記第2搬送部材に到達する前記媒体の媒体搬送方向の長さに基づく基準長に対して、搬送される媒体の媒体搬送方向の長さが、長いか否かを判別する媒体長さ判別手段と、
前記基準長よりも短い媒体が搬送される場合には、前記増速時期に、前記第1搬送部材の搬送速度を前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に変更する制御を行い、且つ、前記第2搬送部材の搬送速度を、媒体が前記第2搬送部材に到達する前に、前記高速搬送速度にする制御を行うと共に、前記基準長よりも長い媒体が搬送される場合には、前記第1搬送部材の搬送速度と前記第2搬送部材の搬送速度とを低速搬送速度にして媒体を搬送し、且つ、予め設定された長媒体増速時期に、前記第2搬送部材の搬送速度を前記高速搬送速度に変更する制御をした後に、前記第1搬送部材の搬送速度を前記高速搬送速度に変更する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
画像の記録された媒体が搬送される第1搬送路と、前記第1搬送路に配置されて媒体を搬送する第1搬送部材と、前記第1搬送部材を駆動する第1駆動源と、を有する第1ユニットと、
前記第1搬送路の媒体搬送方向下流側に接続される第2搬送路と、前記第2搬送路に配置されて媒体を搬送する第2搬送部材と、前記第2搬送部材を駆動する第2駆動源と、を有する第2ユニットと、
前記第1搬送部材の搬送速度と、前記第2搬送部材の搬送速度と、を制御する搬送速度制御手段であって、予め設定された低速搬送速度から、前記低速搬送速度に比べて高速の高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
予め設定された増速時期に前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に増速される前記第1搬送部材の搬送速度が前記高速搬送速度に達する前に媒体搬送方向前端が前記第2搬送部材に到達する前記媒体の媒体搬送方向の長さに基づく基準長に対して、搬送される媒体の媒体搬送方向の長さが、長いか否かを判別する媒体長さ判別手段と、
前記基準長よりも短い媒体が搬送される場合には、前記増速時期に、前記第1搬送部材の搬送速度を前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に変更する制御を行い、且つ、前記第2搬送部材の搬送速度を、媒体が前記第2搬送部材に到達する前に、前記高速搬送速度にする制御を行うと共に、前記基準長よりも長い媒体が搬送される場合には、前記第1搬送部材の搬送速度と前記第2搬送部材の搬送速度とを低速搬送速度にして媒体を搬送し、且つ、予め設定された長媒体増速時期に、前記第2搬送部材の搬送速度を前記高速搬送速度に変更する制御をした後に、前記第1搬送部材の搬送速度を前記高速搬送速度に変更する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記第1搬送部材に対して媒体搬送方向下流側且つ前記第2搬送部材に対して媒体搬送方向上流側において、画像の記録された媒体の画像記録面側に配置されて、搬送される媒体を案内する媒体案内部材、
を備えたことを特徴とする。
前記第1搬送部材に対して媒体搬送方向下流側且つ前記第2搬送部材に対して媒体搬送方向上流側において、画像の記録された媒体の画像記録面側に配置されて、搬送される媒体を案内する媒体案内部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記基準長よりも長い媒体が搬送される場合に、前記第1搬送部材の搬送速度と、前記第2搬送部材の搬送速度とを、予め設定された速度変化率に基づいて、前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段、
を備えたことを特徴とする。
前記基準長よりも長い媒体が搬送される場合に、前記第1搬送部材の搬送速度と、前記第2搬送部材の搬送速度とを、予め設定された速度変化率に基づいて、前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、
媒体に画像を記録する画像記録部と、
媒体に画像を記録する画像記録速度に基づいて予め設定された前記低速搬送速度から、前記高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
媒体に画像を記録する画像記録部と、
媒体に画像を記録する画像記録速度に基づいて予め設定された前記低速搬送速度から、前記高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1搬送部材の搬送速度と第2搬送部材の搬送速度とを同時期に増速する制御を行う場合に比べて、画質の低下を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、画像記録面と媒体案内部材との接触を低減して、媒体を案内することができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御を共通化することができ、制御が共通化されていない場合に比べて、第1の搬送部材と第2の搬送部材とに、確実に増速中に速度差を生じさせることができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像記録速度で画像が記録された媒体を、高速化して搬送して、生産性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、画像記録面と媒体案内部材との接触を低減して、媒体を案内することができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御を共通化することができ、制御が共通化されていない場合に比べて、第1の搬送部材と第2の搬送部材とに、確実に増速中に速度差を生じさせることができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像記録速度で画像が記録された媒体を、高速化して搬送して、生産性を向上させることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(実施例1のプリンタUの説明)
図1は本発明の実施例1のプリンタの全体説明図である。
図2は本発明の実施例1のプリンタの画像形成装置本体の説明図である。
図3は本発明の実施例1のプリンタのインターフェースモジュール及びスタッカ装置の説明図である。
図1〜図3において、画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像記録部の一例としての画像形成装置本体U1と、湾曲除去装置の一例として、画像形成装置本体U1の媒体排出方向下流側に配置され、プリンタUを操作するための操作部UIを有するインターフェースモジュールU2と、媒体排出積載装置の一例として、前記インタフェースモジュールU2の媒体排出方向下流側に配置されたスタッカ装置U3と、を有する。
図1は本発明の実施例1のプリンタの全体説明図である。
図2は本発明の実施例1のプリンタの画像形成装置本体の説明図である。
図3は本発明の実施例1のプリンタのインターフェースモジュール及びスタッカ装置の説明図である。
図1〜図3において、画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像記録部の一例としての画像形成装置本体U1と、湾曲除去装置の一例として、画像形成装置本体U1の媒体排出方向下流側に配置され、プリンタUを操作するための操作部UIを有するインターフェースモジュールU2と、媒体排出積載装置の一例として、前記インタフェースモジュールU2の媒体排出方向下流側に配置されたスタッカ装置U3と、を有する。
(実施例1の画像形成装置本体U1の説明)
図2において、前記画像形成装置本体U1は、記録部本体U1aと、定着反転部U1bとを有し、画像形成装置本体U1の制御を行う本体側制御部C1や、外部の情報送信装置COMからインターフェースモジュールU2を介して送信された画像情報を受信する図示しない情報送受信装置、および前記本体側制御部C1により制御される潜像形成装置駆動回路D、電源回路E等を有する。
本体側制御部C1により作動を制御される記録部本体U1aの潜像形成装置駆動回路Dは、前記インターフェースモジュールU2を介して送信された画像情報に基づいて、G:グリーン、O:オレンジ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報を作成し、それらに応じた駆動信号を予め設定された時期に各色G〜Kの潜像形成装置ROSg,ROSo,ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
図2において、前記画像形成装置本体U1は、記録部本体U1aと、定着反転部U1bとを有し、画像形成装置本体U1の制御を行う本体側制御部C1や、外部の情報送信装置COMからインターフェースモジュールU2を介して送信された画像情報を受信する図示しない情報送受信装置、および前記本体側制御部C1により制御される潜像形成装置駆動回路D、電源回路E等を有する。
本体側制御部C1により作動を制御される記録部本体U1aの潜像形成装置駆動回路Dは、前記インターフェースモジュールU2を介して送信された画像情報に基づいて、G:グリーン、O:オレンジ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報を作成し、それらに応じた駆動信号を予め設定された時期に各色G〜Kの潜像形成装置ROSg,ROSo,ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
図4は画像形成装置本体の要部拡大説明図であり、可視像形成装置とベルトモジュールの説明図である。
図2、図4において、前記各色G〜Kの潜像形成装置ROSg〜ROSkの下方には、各色G〜Kの像保持体ユニットUG,UO,UY,UM,UC,UKと、現像装置の一例としての各色G〜Kの現像器GG,GO,GY,GM,GC,GKとが着脱可能に装着される。
黒Kの像保持体ユニットUKは、像保持体の一例としての感光体Pk、帯電器CCkおよび像保持体用清掃器の一例としての感光体クリーナCLkを有する。また、前記感光体Pkの右方には、黒Kの現像器GKの現像部材の一例としての現像ロールR0kが隣接して配置される。
図2、図4において、前記各色G〜Kの潜像形成装置ROSg〜ROSkの下方には、各色G〜Kの像保持体ユニットUG,UO,UY,UM,UC,UKと、現像装置の一例としての各色G〜Kの現像器GG,GO,GY,GM,GC,GKとが着脱可能に装着される。
黒Kの像保持体ユニットUKは、像保持体の一例としての感光体Pk、帯電器CCkおよび像保持体用清掃器の一例としての感光体クリーナCLkを有する。また、前記感光体Pkの右方には、黒Kの現像器GKの現像部材の一例としての現像ロールR0kが隣接して配置される。
そして、他の各色G〜Cの像保持体ユニットUG〜UCも、感光体Pg,Po,Py,Pm,Pc、帯電器CCg,CCo,CCy,CCm,CCc、感光体クリーナCLg,CLo,CLy,CLm,CLcを有する。また、前記他の各色G〜Cの感光体Pg〜Pcの右方には、他の各色G〜Cの現像器GG〜GCの現像部材の一例としての現像ロールR0g,R0o,R0y,R0m,R0cが、それぞれ隣接して配置される。
なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体Pkは、他の色の感光体Pg〜Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化が図られている。
前記各像保持体ユニットUG〜UKと前記各現像器GG〜GKとにより、可視像形成装置(UG+GG),(UO+GO),(UY+GY),(UM+GM),(UC+GC),(UK+GK)が構成される。
なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体Pkは、他の色の感光体Pg〜Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化が図られている。
前記各像保持体ユニットUG〜UKと前記各現像器GG〜GKとにより、可視像形成装置(UG+GG),(UO+GO),(UY+GY),(UM+GM),(UC+GC),(UK+GK)が構成される。
図2、図4において、前記感光体Pg〜Pkは、それぞれ帯電器CCg〜CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSg〜ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームLg,Lo,Ly,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記感光体Pg〜Pk表面の静電潜像は、現像器GG〜GK内の現像剤により、G:グリーン、O:オレンジ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像、可視像の一例としてのトナー像に現像される。
なお、現像により現像器Gg〜Gk内の現像剤が消費されると、画像形成装置本体U1の上部に設けられた現像剤補給装置U1cから現像剤が現像器Gg〜Gkに補給される。前記現像剤補給装置U1cには、現像剤補給容器の一例としてのトナーカートリッジKg,Ko,Ky,Km,Kc,Kkが着脱、交換可能に支持されている。
なお、現像により現像器Gg〜Gk内の現像剤が消費されると、画像形成装置本体U1の上部に設けられた現像剤補給装置U1cから現像剤が現像器Gg〜Gkに補給される。前記現像剤補給装置U1cには、現像剤補給容器の一例としてのトナーカートリッジKg,Ko,Ky,Km,Kc,Kkが着脱、交換可能に支持されている。
図2、図4において、感光体Pg〜Pk表面上のトナー像は、1次転写領域Q3g,Q3o,Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、1次転写部材の一例としての1次転写ロールT1g,T1o,T1y,T1m,T1c,T1kにより、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラー画像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合は黒Kの感光体Pkおよび現像器GKのみが使用され、黒Kのトナー像のみが形成される。また、Y,M,C,Kの4色印刷や、使用者の設定等に応じた2色、3色印刷等が行われる場合には、該当する感光体Pg〜Pkおよび現像器GG〜GKが使用される。
1次転写後、感光体Pg〜Pk表面の残留トナーは感光体用の各感光体クリーナCLg〜CLkによりクリーニングされ、帯電器CCg〜CCkで再帯電される。
なお、黒画像データのみの場合は黒Kの感光体Pkおよび現像器GKのみが使用され、黒Kのトナー像のみが形成される。また、Y,M,C,Kの4色印刷や、使用者の設定等に応じた2色、3色印刷等が行われる場合には、該当する感光体Pg〜Pkおよび現像器GG〜GKが使用される。
1次転写後、感光体Pg〜Pk表面の残留トナーは感光体用の各感光体クリーナCLg〜CLkによりクリーニングされ、帯電器CCg〜CCkで再帯電される。
図1、図2、図4において、各感光体Pg〜Pkの下方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記各感光体Pg〜Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有している。前記中間転写ベルトBは、中間転写ベルトBを裏面から支持する中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdにより矢印Ya方向に回転駆動され、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtにより張力が付与されて張架される。また、前記中間転写ベルトBは、前記中間転写ベルトBの蛇行を防止する蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwや、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRf、2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aにより裏面側が支持される。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有している。前記中間転写ベルトBは、中間転写ベルトBを裏面から支持する中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdにより矢印Ya方向に回転駆動され、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtにより張力が付与されて張架される。また、前記中間転写ベルトBは、前記中間転写ベルトBの蛇行を防止する蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwや、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRf、2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aにより裏面側が支持される。
また、図4において、実施例1では、G色の1次転写ロールT1gの矢印Ya方向上流側には、矢印Ya方向に対して垂直な方向であって前記感光体Pgに対して前記中間転写ベルトBを接触・離隔させる方向である接離方向に移動可能に支持された接離用中間転写体支持部材の一例としての第1リトラクトロールR1が配置されている。また、O色の各1次転写ロールT1oの矢印Ya方向下流側且つY色の各1次転写ロールT1yの矢印Ya方向上流側には、前記第1リトラクトロールR1と同様に構成された前記接離用中間転写体支持部材の一例としての第2リトラクトロールR2および第3リトラクトロールR3が並んで配置されている。また、C色の各1次転写ロールT1cの矢印Ya方向下流側且つK色の各1次転写ロールT1kの矢印Ya方向上流側には、前記第1リトラクトロールR1と同様に構成された前記接離用中間転写体支持部材の一例としての第4リトラクトロールR4が配置されている。さらに、K色の各1次転写ロールT1kの矢印Ya方向下流側には、前記第1リトラクトロールR1と同様に構成された前記接離用中間転写体支持部材の一例としての第5のリトラクトロールR5が配置されている。
また、図4において、前記各1次転写ロールT1g〜T1kの矢印Ya方向下流側には、前記中間転写ベルトB裏面の電荷を除電する除電部材の一例としての平板状の除電板金JBが配置されている。なお、実施例1の前記除電板金JBは、前記中間転写ベルトBとは非接触で配置されており、例えば、前記中間転写ベルトBの裏面から2mm離れた位置に配置できる。
前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5により、前記中間転写ベルトBを裏面から回転可能に支持する中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5が構成される。
また、前記中間転写ベルトB、前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5、前記各1次転写ロールT1g〜T1k、前記除電板金JB等により、実施例1の前記ベルトモジュールBMが構成される。
前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5により、前記中間転写ベルトBを裏面から回転可能に支持する中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5が構成される。
また、前記中間転写ベルトB、前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5、前記各1次転写ロールT1g〜T1k、前記除電板金JB等により、実施例1の前記ベルトモジュールBMが構成される。
前記バックアップロールT2aの下方には、2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtには、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが設けられている。前記2次転写ロールT2bは、中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに接触、離隔可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域により2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aには、接触導通部材の一例としてのコンタクトロールT2cが当接している。前記コンタクトロールT2cには、本体側制御部C1により制御される電源回路Eから予め設定された時期に現像剤の帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記バックアップロールT2a、2次転写ロールT2b、コンタクトロールT2cにより、実施例1の2次転写器T2が構成される。前記1次転写ロールT1g〜T1k、中間転写ベルトB、2次転写器T2により、実施例1の転写装置T1g〜T1k+T2+Bが構成される。
前記バックアップロールT2a、2次転写ロールT2b、コンタクトロールT2cにより、実施例1の2次転写器T2が構成される。前記1次転写ロールT1g〜T1k、中間転写ベルトB、2次転写器T2により、実施例1の転写装置T1g〜T1k+T2+Bが構成される。
前記ベルトモジュールBMの下方には、媒体の一例としての記録シートSが収容される媒体収容部の一例として給紙トレイTR1,TR2が設けられている。前記給紙トレイTR1,TR2に収容された記録シートSは、媒体取出部材の一例としてのピックアップロールRpにより給紙トレイTR1,TR2から取り出され、捌き部材の一例としての捌きロールRsで一枚ずつ分離されて、媒体供給路SH1に搬送される。
前記媒体供給路SH1に搬送された記録シートSは、媒体搬送部材の一例としての搬送ロールRaにより、媒体不要部除去装置の一例としてのバリ取り装置Btに搬送される。前記バリ取り装置Btは、加圧部材の一例としての加圧ロールBt1と、対向部材の一例として、前記加圧ロールBt1に加圧されて接触する対向ロールBt2とを有する。前記加圧ロールBt1と対向ロールBt2とによって、記録シートSは、加圧されて挟まれて搬送され、記録シートS端部の不要部の除去、いわゆる、記録シートSのバリ取りが行われる。
前記媒体供給路SH1に搬送された記録シートSは、媒体搬送部材の一例としての搬送ロールRaにより、媒体不要部除去装置の一例としてのバリ取り装置Btに搬送される。前記バリ取り装置Btは、加圧部材の一例としての加圧ロールBt1と、対向部材の一例として、前記加圧ロールBt1に加圧されて接触する対向ロールBt2とを有する。前記加圧ロールBt1と対向ロールBt2とによって、記録シートSは、加圧されて挟まれて搬送され、記録シートS端部の不要部の除去、いわゆる、記録シートSのバリ取りが行われる。
バリ取りされた記録シートSは、重送検知装置Jkに搬送される。前記重送検知装置Jkは、記録シートSについて、前記捌きロールRsにより捌ききれずに搬送され、複数枚の記録シートSが重なって搬送されているか否か、すなわち、重送か否かを検知する。
なお、前記重送検知装置Jkの媒体搬送方向上流側には、手差し供給路SH0が接続されており、図示しない手差し媒体供給部から供給された記録シートSも重送検知装置Jkで重送の検知がされる。
重送か否かが検知された記録シートSは、傾斜姿勢補正装置の一例としてのスキュー補正装置Shに搬送される。前記スキュー補正装置Shは、斜行ロールの一例としてのクロストロールRcを有し、前記クロストロールRcによって、記録シートSを、図示しない端部揃え部材に接触させて、記録シートSの傾斜姿勢、いわゆる、スキューを補正する。
スキューが補正された記録シートSは、搬送時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。
なお、前記重送検知装置Jkの媒体搬送方向上流側には、手差し供給路SH0が接続されており、図示しない手差し媒体供給部から供給された記録シートSも重送検知装置Jkで重送の検知がされる。
重送か否かが検知された記録シートSは、傾斜姿勢補正装置の一例としてのスキュー補正装置Shに搬送される。前記スキュー補正装置Shは、斜行ロールの一例としてのクロストロールRcを有し、前記クロストロールRcによって、記録シートSを、図示しない端部揃え部材に接触させて、記録シートSの傾斜姿勢、いわゆる、スキューを補正する。
スキューが補正された記録シートSは、搬送時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、中間転写ベルトB上の多色画像または単色画像が2次転写領域Q4に搬送される時期に合わせて、転写前媒体案内部材SG1を通って、2次転写領域Q4に搬送される。
前記中間転写ベルトB上の多色画像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。なお、多色画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録シートSに2次転写される。2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記中間転写ベルトB上の多色画像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。なお、多色画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録シートSに2次転写される。2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
図1〜図3において、未定着可視像が2次転写された記録シートSは、転写後媒体案内部材SG2を通って、定着前媒体搬送部材の一例としての搬送ベルトHBによって、定着反転部U1bに設けられた定着装置Fに搬送される。
図3において、前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。前記記録シートSは、一対の定着部材Fh,Fpが、圧力が作用した状態で接触する定着領域Q5に搬送される。前記記録シートS上の未定着可視像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。
図3において、前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。前記記録シートSは、一対の定着部材Fh,Fpが、圧力が作用した状態で接触する定着領域Q5に搬送される。前記記録シートS上の未定着可視像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。
図2において、加熱定着された記録シートSは、冷却装置Coに搬送される。前記冷却装置Coは、無端帯状の上側搬送部材の一例として、回転可能に張架された上側搬送ベルトCo1と、無端帯状の下側搬送部材の一例として、前記上側搬送ベルトCo1に対向して回転可能に張架された下側搬送ベルトCo2とを有する。前記上側搬送ベルトCo1の内側には、放熱部材の一例としてのヒートシンクCo3が配置されており、上側搬送ベルトCo1の熱が奪われて、図示しない送風部材により外部に放出される。
これにより、定着装置Fによって加熱された記録シートSが、一対の搬送ベルトCo1,Co2に挟まれて搬送されると、記録シートSの熱が、搬送ベルトCo1,Co2によって奪われて、前記記録シートSが冷却される。
これにより、定着装置Fによって加熱された記録シートSが、一対の搬送ベルトCo1,Co2に挟まれて搬送されると、記録シートSの熱が、搬送ベルトCo1,Co2によって奪われて、前記記録シートSが冷却される。
冷却された記録シートSは、本体側の湾曲除去装置の一例としての本体デカール装置Hdに搬送される。前記本体デカール装置Hdは、第1湾曲除去部材の一例として、大径で上側の軟性円筒部材と小径で下側の硬性円筒部材とによって記録シートSを挟み、記録シートSの湾曲、いわゆる、カールを除去するロール型デカール部材Hd1を有する。前記ロール型デカール部材Hd1の媒体搬送方向下流側には、第2湾曲除去部材の一例として、張架された無端帯状部材と前記無端帯状部材に上側から接触する円筒部材とによって記録シートSを挟み、カールを除去するベルト型デカール部材Hd2が配置されている。
本体デカール装置Hdでは、ロール型デカール部材Hd1、ベルト型デカール部材Hd2によって、カールが除去された後に、排出部材Hd3によって、記録シートSが本体デカール装置Hdから排出される。
本体デカール装置Hdでは、ロール型デカール部材Hd1、ベルト型デカール部材Hd2によって、カールが除去された後に、排出部材Hd3によって、記録シートSが本体デカール装置Hdから排出される。
前記本体デカール装置Hdの媒体搬送方向下流側には、搬送路切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1は、媒体搬送路の一例としての本体処理路SH2を搬送された記録シートSの搬送先を、本体排出路SH3または媒体反転路SH4のいずれかに選択的に切り替える。
前記本体排出路SH3に搬送された記録シートSは、本体排出部材の一例としての本体排出ロールRhにより、画像の記録された画像記録面が上向きの状態のまま、いわゆる、フェイスアップの状態で、インターフェースモジュールU2に搬送される。
前記本体排出路SH3に搬送された記録シートSは、本体排出部材の一例としての本体排出ロールRhにより、画像の記録された画像記録面が上向きの状態のまま、いわゆる、フェイスアップの状態で、インターフェースモジュールU2に搬送される。
記録シートSの画像記録面を上向きの状態から下向きの状態に反転して、いわゆる、フェイスダウンの状態でインターフェースモジュールU2に搬送する場合、本体処理路SH2から搬送された記録シートSは、前記搬送路切替部材GT1によって媒体反転路SH4に案内される。そして、前記記録シートSの媒体搬送方向後端が、媒体反転路SH4の分岐部に設けられた搬送路切替部材GT2を通過すると、反転搬送部材の一例としての正逆回転可能な反転ロールRbによって、記録シートSが逆搬送されて、いわゆる、スイッチバックする。そして、スイッチバックした記録シートSは、前記搬送路切替部材GT2によって本体排出路SH3に案内されて、記録シートSの画像記録面が上向きの状態から下向きの状態に反転されて、インターフェースモジュールU2に搬送される。
記録シートSの両面に画像が記録される場合、本体処理路SH2から搬送された片面に画像が記録済みの記録シートSは、搬送路切替部材GT1によって、媒体反転路SH4に案内される。そして、前記記録シートSは、媒体反転路SH4の反転ロールRbによって、媒体循環路SH5に搬送され、両面記録反転路SH6に向けて搬送される。前記記録シートSの媒体搬送方向後端が、媒体循環路SH5と両面記録反転路SH6の接続部に設けられた搬送路切替部材GT3を通過すると、記録シートSがスイッチバックされる。スイッチバックした記録シートSは、前記搬送路切替部材GT3によって媒体供給路SH1側に案内され、媒体供給路SH1に再送される。
これにより、片面に画像が記録された記録シートSは、表裏が反転した状態で、媒体供給路SH1を搬送されて2次転写領域Q4に再送され、画像の記録されていないもう一方の面にも画像が記録される。
これにより、片面に画像が記録された記録シートSは、表裏が反転した状態で、媒体供給路SH1を搬送されて2次転写領域Q4に再送され、画像の記録されていないもう一方の面にも画像が記録される。
(実施例1のインターフェースモジュールU2の説明)
図3において、インターフェースモジュールU2の操作部UIは、情報を表示する表示部UI1やプリンタUの各種設定を行うための入力釦UI2を有する。また、インターフェースモジュールU2は、外部の情報送信装置COMから送信された画像情報を受信して、各種処理およびプリンタUの制御を行う主制御部C2を有する。
前記インターフェースモジュールU2の内部には、湾曲除去装置の搬送路の一例としてのカール除去路SH21が設けられている。前記カール除去路SH21には、画像形成装置本体U1の本体排出路SH3から記録シートSが搬送される。前記カール除去路SH21に搬送された記録シートSは、搬送ロールMRaによって、湾曲除去装置本体の一例としてのモジュールデカール装置Mdに搬送される。前記記録シートSは、前記モジュールデカール装置Mdによって、カールが除去され、排出ロールMRhによって、カール除去路SH21からスタッカ装置U3に排出される。なお、前記モジュールデカール装置Mdは、従来公知であり、例えば、特開2006−520333号公報に記載されている構成と同様の構成を採用可能であるため、その詳細な説明は省略する。
図3において、インターフェースモジュールU2の操作部UIは、情報を表示する表示部UI1やプリンタUの各種設定を行うための入力釦UI2を有する。また、インターフェースモジュールU2は、外部の情報送信装置COMから送信された画像情報を受信して、各種処理およびプリンタUの制御を行う主制御部C2を有する。
前記インターフェースモジュールU2の内部には、湾曲除去装置の搬送路の一例としてのカール除去路SH21が設けられている。前記カール除去路SH21には、画像形成装置本体U1の本体排出路SH3から記録シートSが搬送される。前記カール除去路SH21に搬送された記録シートSは、搬送ロールMRaによって、湾曲除去装置本体の一例としてのモジュールデカール装置Mdに搬送される。前記記録シートSは、前記モジュールデカール装置Mdによって、カールが除去され、排出ロールMRhによって、カール除去路SH21からスタッカ装置U3に排出される。なお、前記モジュールデカール装置Mdは、従来公知であり、例えば、特開2006−520333号公報に記載されている構成と同様の構成を採用可能であるため、その詳細な説明は省略する。
(実施例1のスタッカ装置U3の説明)
図3において、実施例1のスタッカ装置U3は、媒体排出積載装置の搬送路の一例として、前記インターフェースモジュールU2のカール除去路SH21に接続されたスタッカ排出路SH31を有する。前記スタッカ排出路SH31の媒体搬送方向下流側には、媒体排出積載装置の媒体排出部材の一例としてのスタッカ排出ロールSRhが配置されている。前記スタッカ排出ロールSRhによって、下方に配置された積載容器の一例としてのスタッカ容器TRhに、記録シートSが排出、積載される。前記スタッカ容器TRh内には、積載部材の一例として、上面に記録シートSが積載される底板TRh1が配置されている。前記底板TRh1は、記録シートSの積載量に応じて自動的に昇降する。
図3において、実施例1のスタッカ装置U3は、媒体排出積載装置の搬送路の一例として、前記インターフェースモジュールU2のカール除去路SH21に接続されたスタッカ排出路SH31を有する。前記スタッカ排出路SH31の媒体搬送方向下流側には、媒体排出積載装置の媒体排出部材の一例としてのスタッカ排出ロールSRhが配置されている。前記スタッカ排出ロールSRhによって、下方に配置された積載容器の一例としてのスタッカ容器TRhに、記録シートSが排出、積載される。前記スタッカ容器TRh内には、積載部材の一例として、上面に記録シートSが積載される底板TRh1が配置されている。前記底板TRh1は、記録シートSの積載量に応じて自動的に昇降する。
(画像形成装置本体U1とインターフェースモジュールU2との連結部の説明)
図5は画像形成装置本体とインターフェースモジュールとの連結部の説明図であり、図5Aは図3の要部拡大図、図5Bは搬送路の距離を示す説明図である。
図5において、第1ユニットの一例としての前記画像形成装置本体U1に設けられた前記本体デカール装置Hdの排出部材Hd3の媒体搬送方向下流側には、媒体検知部材の一例としての本体デカールセンサSN1が配置されている。前記本体デカールセンサSN1は、検知位置の一例として、予め設定されたデカール排出位置A1の記録シートSの有無を検知する。
前記本体デカールセンサSN1の媒体搬送方向下流側、且つ、搬送路切替部材GT1の媒体搬送方向上流側には、搬送部材の一例としての反転搬入ロールRh1が配置されている。
図5は画像形成装置本体とインターフェースモジュールとの連結部の説明図であり、図5Aは図3の要部拡大図、図5Bは搬送路の距離を示す説明図である。
図5において、第1ユニットの一例としての前記画像形成装置本体U1に設けられた前記本体デカール装置Hdの排出部材Hd3の媒体搬送方向下流側には、媒体検知部材の一例としての本体デカールセンサSN1が配置されている。前記本体デカールセンサSN1は、検知位置の一例として、予め設定されたデカール排出位置A1の記録シートSの有無を検知する。
前記本体デカールセンサSN1の媒体搬送方向下流側、且つ、搬送路切替部材GT1の媒体搬送方向上流側には、搬送部材の一例としての反転搬入ロールRh1が配置されている。
第1搬送路の一例としての前記本体排出路SH3において、搬送路切替部材GT1の媒体搬送方向下流側、且つ、本体排出路SH3と媒体反転路SH4の合流部P1の媒体搬送方向上流側には、搬送部材の一例としての排出搬送ロールRh2が配置されている。前記排出搬送ロールRh2の媒体搬送方向下流側には、前記合流部P1の媒体搬送方向下流側に、媒体検知部材の一例としての本体排出センサSN2が配置されている。前記本体排出センサSN2は、検知位置の一例として、予め設定された本体排出位置A2の記録シートSの有無を検知する。
前記本体排出センサSN2の媒体搬送方向下流側には、第1搬送部材の一例としての前記本体排出ロールRhが配置されている。前記本体排出ロールRhの媒体搬送方向下流側には、本体排出口1が設けられている。前記本体排出ロールRhによって搬送された記録シートSは、前記本体排出口1からインターフェースモジュールU2に排出される。
前記本体排出センサSN2の媒体搬送方向下流側には、第1搬送部材の一例としての前記本体排出ロールRhが配置されている。前記本体排出ロールRhの媒体搬送方向下流側には、本体排出口1が設けられている。前記本体排出ロールRhによって搬送された記録シートSは、前記本体排出口1からインターフェースモジュールU2に排出される。
図5において、第2ユニットの一例としてのインターフェースモジュールU2には、前記本体排出口1に対応して、媒体搬入口の一例としてのモジュール搬入口2が設けられている。前記モジュール搬入口2の媒体搬送方向下流側には、媒体案内部材の一例としてのモジュール搬入ガイド3が配置されている。
前記モジュール搬入ガイド3は、上側案内部の一例として、モジュール搬入口2の上側からインターフェースモジュールU2内部の右側下方に延びる上側ガイド部4を有する。前記上側ガイド部4に対向する位置には、下側案内部の一例として、前記モジュール搬入口2の下側から、上側ガイド部4に沿って右側下方に延びる下側ガイド部6が配置されている。
前記上側ガイド部4及び下側ガイド部6によって、実施例1のモジュール搬入ガイド3が構成され、前記ガイド部4,6によって挟まれた空間により、搬送路の一例として、下方に湾曲するデカール搬入路SH21aが構成される。
前記モジュール搬入ガイド3は、上側案内部の一例として、モジュール搬入口2の上側からインターフェースモジュールU2内部の右側下方に延びる上側ガイド部4を有する。前記上側ガイド部4に対向する位置には、下側案内部の一例として、前記モジュール搬入口2の下側から、上側ガイド部4に沿って右側下方に延びる下側ガイド部6が配置されている。
前記上側ガイド部4及び下側ガイド部6によって、実施例1のモジュール搬入ガイド3が構成され、前記ガイド部4,6によって挟まれた空間により、搬送路の一例として、下方に湾曲するデカール搬入路SH21aが構成される。
図5において、前記デカール搬入路SH21aの媒体搬送方向下流部には、第2搬送部材の一例としての搬送ロールMRaが配置されている。前記搬送ロールMRaの媒体搬送方向下流側には、搬送部材の一例としてのデカール入口ロールMRa1が配置されている。
前記デカール入口ロールMRa1の媒体搬送方向下流側には、搬送路の一例として、デカール搬入路SH21aからモジュールデカール装置Mdに記録シートSが搬送される上側デカール路SH21bと下側デカール路SH21cとが配置されている。前記上側デカール路SH2bと下側デカール路SH21cとの分岐部P2には、搬送路切替部材GT21が配置されている。前記搬送路切替部材GT21は、前記デカール入口ロールMRa1によって搬送された記録シートSの搬送先を、記録シートSのカールの方向に応じて、上側デカール路SH21b又は下側デカール路SH21cのいずれかに切り替える。
前記デカール入口ロールMRa1の媒体搬送方向下流側には、搬送路の一例として、デカール搬入路SH21aからモジュールデカール装置Mdに記録シートSが搬送される上側デカール路SH21bと下側デカール路SH21cとが配置されている。前記上側デカール路SH2bと下側デカール路SH21cとの分岐部P2には、搬送路切替部材GT21が配置されている。前記搬送路切替部材GT21は、前記デカール入口ロールMRa1によって搬送された記録シートSの搬送先を、記録シートSのカールの方向に応じて、上側デカール路SH21b又は下側デカール路SH21cのいずれかに切り替える。
前記上側デカール路SH21bと前記下側デカール路SH21cは、モジュールデカール装置Mdの媒体搬送方向下流側で合流する。前記上側デカール路SH21bと前記下側デカール路SH21cの合流部P3の媒体搬送方向下流側には、搬送路の一例としてのデカール排出路SH21dが設けられている。前記デカール排出路SH21dには、前記排出ロールMRhが配置されている。前記排出ロールMRhの媒体搬送方向上流側近傍には、媒体検知部材の一例としてのモジュール排出センサSN3が配置されている。前記モジュール排出センサSN3は、検知位置の一例として、予め設定されたモジュール排出位置A3の記録シートSの有無を検知する。
前記デカール搬入路SH21a、上側デカール路SH21b、下側デカール路SH21c及びデカール排出路SH21dにより、実施例1の第2搬送路の一例としての前記デカール除去路SH21が構成される。
前記デカール搬入路SH21a、上側デカール路SH21b、下側デカール路SH21c及びデカール排出路SH21dにより、実施例1の第2搬送路の一例としての前記デカール除去路SH21が構成される。
(プリンタUの制御部の説明)
図6は実施例1のプリンタの制御部の要部説明図である。
図7は実施例1のプリンタの制御部の要部説明図であり、図6の続きの説明図である。
図6、図7において、実施例1のプリンタUの制御部は、本体側制御部C1、主制御部C2、収容制御部C3を有する。前記制御部C1〜C3は、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されており、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/Oである入出力機器、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶された記憶装置ROM,HDDや、必要なデータを一時的に記憶するための一次記憶装置RAM、前記記憶装置ROM,HDD,RAM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行う中央演算処理装置CPU、ならびに回路の同期を取るための周期的信号、いわゆるクロックを発振する図示しない発振器等を有する。
図6、図7において、前記構成のプリンタUは、前記記憶装置の一例であるリードオンリーメモリーROMやハードディスクHDDや一次記憶装置の一例であるランダムアクセスメモリーRAM等に記憶された画像形成プログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
図6は実施例1のプリンタの制御部の要部説明図である。
図7は実施例1のプリンタの制御部の要部説明図であり、図6の続きの説明図である。
図6、図7において、実施例1のプリンタUの制御部は、本体側制御部C1、主制御部C2、収容制御部C3を有する。前記制御部C1〜C3は、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されており、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/Oである入出力機器、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶された記憶装置ROM,HDDや、必要なデータを一時的に記憶するための一次記憶装置RAM、前記記憶装置ROM,HDD,RAM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行う中央演算処理装置CPU、ならびに回路の同期を取るための周期的信号、いわゆるクロックを発振する図示しない発振器等を有する。
図6、図7において、前記構成のプリンタUは、前記記憶装置の一例であるリードオンリーメモリーROMやハードディスクHDDや一次記憶装置の一例であるランダムアクセスメモリーRAM等に記憶された画像形成プログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(本体側制御部C1の説明)
(本体側制御部C1に接続された信号入力要素)
前記本体側制御部C1には、主制御部C2等からの出力信号が入力されている。また、前記各センサSN1,SN2からの出力信号が入力されている。
SN1:本体デカールセンサ
本体デカールセンサSN1は、図5に示すデカール排出位置A1において、記録シートSの有無を検知する。
実施例1の本体デカールセンサSN1は、デカール排出位置A1で記録シートSを検知した場合にオンとなり、デカール排出位置A1で記録シートSを検知しない場合にオフとなる。
SN2:本体排出センサ
本体排出センサSN2は、図5に示す本体排出位置A2において、記録シートSの有無を検知する。
実施例1の本体排出センサSN1は、本体排出位置A2で記録シートSを検知した場合にオンとなり、本体排出位置A2で記録シートSを検知しない場合にオフとなる。
(本体側制御部C1に接続された信号入力要素)
前記本体側制御部C1には、主制御部C2等からの出力信号が入力されている。また、前記各センサSN1,SN2からの出力信号が入力されている。
SN1:本体デカールセンサ
本体デカールセンサSN1は、図5に示すデカール排出位置A1において、記録シートSの有無を検知する。
実施例1の本体デカールセンサSN1は、デカール排出位置A1で記録シートSを検知した場合にオンとなり、デカール排出位置A1で記録シートSを検知しない場合にオフとなる。
SN2:本体排出センサ
本体排出センサSN2は、図5に示す本体排出位置A2において、記録シートSの有無を検知する。
実施例1の本体排出センサSN1は、本体排出位置A2で記録シートSを検知した場合にオンとなり、本体排出位置A2で記録シートSを検知しない場合にオフとなる。
(本体側制御部C1に接続された被制御要素)
本体側制御部C1は、次の被制御要素D〜Eの制御信号を出力している。
D:潜像形成装置駆動回路
潜像形成装置駆動回路Dは、潜像形成装置ROSg〜ROSkを制御して、潜像を形成する。
D1:主駆動源制御回路
主駆動源制御回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を駆動することにより、感光体Pg〜Pk、2次転写ロールT2b、定着装置Fおよび中間転写ベルトB等を回転駆動する。
本体側制御部C1は、次の被制御要素D〜Eの制御信号を出力している。
D:潜像形成装置駆動回路
潜像形成装置駆動回路Dは、潜像形成装置ROSg〜ROSkを制御して、潜像を形成する。
D1:主駆動源制御回路
主駆動源制御回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を駆動することにより、感光体Pg〜Pk、2次転写ロールT2b、定着装置Fおよび中間転写ベルトB等を回転駆動する。
D2:搬送駆動源制御回路
搬送駆動源制御回路D2は、搬送駆動源の一例としての搬送モータM2を駆動することにより、ピックアップロールRp、捌きロールRs、搬送ロールRa、レジロールRr、搬送ベルトHB等を回転駆動する。
D3:排出駆動源制御回路
第1駆動源制御回路の一例としての排出駆動源制御回路D3は、第1駆動源の一例としての本体排出モータM3を駆動することにより、反転搬入ロールRh1と、排出搬送ロールRh2と、本体排出ロールRhとを回転駆動する。
D4:反転駆動源制御回路
反転駆動源制御回路D4は、反転駆動源の一例としての反転モータM4を駆動することにより、反転ロールRbを正逆回転駆動する。
搬送駆動源制御回路D2は、搬送駆動源の一例としての搬送モータM2を駆動することにより、ピックアップロールRp、捌きロールRs、搬送ロールRa、レジロールRr、搬送ベルトHB等を回転駆動する。
D3:排出駆動源制御回路
第1駆動源制御回路の一例としての排出駆動源制御回路D3は、第1駆動源の一例としての本体排出モータM3を駆動することにより、反転搬入ロールRh1と、排出搬送ロールRh2と、本体排出ロールRhとを回転駆動する。
D4:反転駆動源制御回路
反転駆動源制御回路D4は、反転駆動源の一例としての反転モータM4を駆動することにより、反転ロールRbを正逆回転駆動する。
D5:冷却駆動源制御回路
冷却駆動源制御回路D5は、冷却駆動源の一例としての冷却モータM5を駆動することにより、冷却装置Coの搬送ベルトCo1,Co2を駆動する。
D6:デカール駆動源制御回路
本体側の湾曲除去装置の駆動源制御回路の一例としてのデカール駆動源制御回路D6は、湾曲除去装置の駆動源の一例としてのデカールモータM6を駆動することにより、デカール部材Hd1,Hd2及び排出部材Hd3を駆動する。
冷却駆動源制御回路D5は、冷却駆動源の一例としての冷却モータM5を駆動することにより、冷却装置Coの搬送ベルトCo1,Co2を駆動する。
D6:デカール駆動源制御回路
本体側の湾曲除去装置の駆動源制御回路の一例としてのデカール駆動源制御回路D6は、湾曲除去装置の駆動源の一例としてのデカールモータM6を駆動することにより、デカール部材Hd1,Hd2及び排出部材Hd3を駆動する。
E:電源回路
電源回路Eは、現像器Gg〜Gkに現像電圧を印加する現像用電源回路E1と、帯電器CCg〜CCkに帯電電圧を印加する帯電用電源回路E2と、1次転写ロールT1g〜T1kおよび2次転写ロールT2bに転写電圧を印加する転写用電源回路E3および定着装置Fに加熱用の電源を供給する定着用電源回路E4を有している。
電源回路Eは、現像器Gg〜Gkに現像電圧を印加する現像用電源回路E1と、帯電器CCg〜CCkに帯電電圧を印加する帯電用電源回路E2と、1次転写ロールT1g〜T1kおよび2次転写ロールT2bに転写電圧を印加する転写用電源回路E3および定着装置Fに加熱用の電源を供給する定着用電源回路E4を有している。
(本体側制御部C1の機能)
前記本体側制御部C1は、前記各信号出力要素C2,SN1,SN2からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素D〜Eに制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、画像形成プログラムを構成するプログラムモジュールを有している。前記本体側制御部C1の各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
C1a:主駆動源回転制御手段
主駆動源回転制御手段C1aは、前記主駆動源制御回路D1を介してメインモータM1の動作を制御して、感光体Pg〜Pk等の回転を制御する。
C1b:電源回路制御手段
電源回路制御手段C1bは、前記電源回路Eを制御して、前記現像電圧、帯電電圧、転写電圧、定着温度を制御する。
前記本体側制御部C1は、前記各信号出力要素C2,SN1,SN2からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素D〜Eに制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、画像形成プログラムを構成するプログラムモジュールを有している。前記本体側制御部C1の各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
C1a:主駆動源回転制御手段
主駆動源回転制御手段C1aは、前記主駆動源制御回路D1を介してメインモータM1の動作を制御して、感光体Pg〜Pk等の回転を制御する。
C1b:電源回路制御手段
電源回路制御手段C1bは、前記電源回路Eを制御して、前記現像電圧、帯電電圧、転写電圧、定着温度を制御する。
C1c:搬送部材制御手段
搬送部材制御手段C1cは、前記搬送駆動源制御回路D2を介して搬送モータM2の動作を制御して、ピックアップロールRp、捌きロールRs、搬送ロールRa、レジロールRr、搬送ベルトHB等の駆動を制御する。
C1d:冷却装置制御手段
冷却装置制御手段C1dは、冷却駆動源制御回路D5を介して冷却モータM5の動作を制御して、冷却装置Coの搬送ベルトCo1,Co2等の駆動を制御する。
搬送部材制御手段C1cは、前記搬送駆動源制御回路D2を介して搬送モータM2の動作を制御して、ピックアップロールRp、捌きロールRs、搬送ロールRa、レジロールRr、搬送ベルトHB等の駆動を制御する。
C1d:冷却装置制御手段
冷却装置制御手段C1dは、冷却駆動源制御回路D5を介して冷却モータM5の動作を制御して、冷却装置Coの搬送ベルトCo1,Co2等の駆動を制御する。
C1e:本体デカール制御手段
本体側の湾曲除去装置の制御手段の一例としての本体デカール制御手段C1eは、デカール速度記憶手段C1e1と、デカール部材制御手段C1e2とを有し、デカール駆動源制御回路D6を介して、デカールモータM6の駆動を制御して、デカール部材Hd1,Hd2及び排出部材Hd3の駆動を制御する。
C1e1:デカール速度記憶手段
本体側の湾曲除去装置の速度記憶手段の一例としてのデカール速度記憶手段C1e1は、低速搬送速度の一例として、画像形成装置本体U1が記録シートSに画像を記録する画像記録速度に基づいて予め設定された本体デカール速度V1を記憶する。
実施例1では、前記本体デカール速度V1は、画像形成装置本体U1が、2次転写領域Q4において、記録シートSに画像を記録する画像記録速度に基づいて予め設定される。
本体側の湾曲除去装置の制御手段の一例としての本体デカール制御手段C1eは、デカール速度記憶手段C1e1と、デカール部材制御手段C1e2とを有し、デカール駆動源制御回路D6を介して、デカールモータM6の駆動を制御して、デカール部材Hd1,Hd2及び排出部材Hd3の駆動を制御する。
C1e1:デカール速度記憶手段
本体側の湾曲除去装置の速度記憶手段の一例としてのデカール速度記憶手段C1e1は、低速搬送速度の一例として、画像形成装置本体U1が記録シートSに画像を記録する画像記録速度に基づいて予め設定された本体デカール速度V1を記憶する。
実施例1では、前記本体デカール速度V1は、画像形成装置本体U1が、2次転写領域Q4において、記録シートSに画像を記録する画像記録速度に基づいて予め設定される。
C1e2:デカール部材制御手段
本体側の湾曲除去部材の制御手段の一例としてのデカール部材制御手段C1e2は、前記デカール速度設定手段C1e2に記憶された本体デカール速度V1で、デカール部材Hd1,Hd2及び排出部材Hd3の駆動を制御する。
これにより、記録シートSは、本体デカール装置Hdから、本体デカール速度V1で排出される。
本体側の湾曲除去部材の制御手段の一例としてのデカール部材制御手段C1e2は、前記デカール速度設定手段C1e2に記憶された本体デカール速度V1で、デカール部材Hd1,Hd2及び排出部材Hd3の駆動を制御する。
これにより、記録シートSは、本体デカール装置Hdから、本体デカール速度V1で排出される。
C1f:本体側媒体通過判別手段
本体側媒体通過判別手段C1fは、デカール通過判別手段C1f1と、本体通過判別手段C1f2とを有し、本体デカールセンサSN1、本体排出センサSN2の検知結果に基づいて、記録シートSの通過を判別する。
C1f1:デカール通過判別手段
デカール排出位置A1における媒体通過判別手段の一例としてのデカール通過判別手段C1f1は、本体デカールセンサSN1の検知結果に基づいて、デカール排出位置A1を記録シートSが通過したか否か判別する。
本体側媒体通過判別手段C1fは、デカール通過判別手段C1f1と、本体通過判別手段C1f2とを有し、本体デカールセンサSN1、本体排出センサSN2の検知結果に基づいて、記録シートSの通過を判別する。
C1f1:デカール通過判別手段
デカール排出位置A1における媒体通過判別手段の一例としてのデカール通過判別手段C1f1は、本体デカールセンサSN1の検知結果に基づいて、デカール排出位置A1を記録シートSが通過したか否か判別する。
実施例1のデカール通過判別手段C1f1は、本体デカールセンサSN1の検知信号がオフからオンになった場合に、記録シートSの媒体搬送方向前端がデカール排出位置A1を通過したと判別する。また、実施例1のデカール通過判別手段C1f1は、本体デカールセンサSN1の検知信号がオンからオフになった場合に、記録シートSの媒体搬送方向後端がデカール排出位置A1を通過したと判別する。
C1f2:本体通過判別手段
本体排出位置A2における媒体通過判別手段の一例としての本体通過判別手段C1f2は、本体排出センサSN2の検知結果に基づいて、本体排出位置A2を記録シートSが通過したか否か判別する。
実施例1の本体通過判別手段C1f2は、デカール排出位置A1に替えて本体排出位置A2の記録シートSの通過を判別する以外は、実施例1の前記デカール通過判別手段C1f1と同様に構成されるため、その詳細な説明は省略する。
本体排出位置A2における媒体通過判別手段の一例としての本体通過判別手段C1f2は、本体排出センサSN2の検知結果に基づいて、本体排出位置A2を記録シートSが通過したか否か判別する。
実施例1の本体通過判別手段C1f2は、デカール排出位置A1に替えて本体排出位置A2の記録シートSの通過を判別する以外は、実施例1の前記デカール通過判別手段C1f1と同様に構成されるため、その詳細な説明は省略する。
図8は実施例1の搬送部材の制御の説明図で、記録シートの通過時期と搬送部材の駆動時期を表した説明図、いわゆる、タイムチャートであり、図8Aは基準長に比べて短い記録シートを搬送する場合のタイムチャート、図8Bは基準長に比べて長い記録シートを搬送する場合のタイムチャートである。
C1g:増速プロファイル記憶手段
速度変化率記憶手段の一例としての増速プロファイル記憶手段C1gは、予め設定された速度変化率の一例としての増速プロファイルpfを記憶する。
図8において、実施例1の増速プロファイル記憶手段C1gは、本体デカール速度V1から、高速搬送速度の一例として、本体デカール速度V1に比べて高速なモジュール速度V2に、増速する場合の時間と速度との関係、すなわち、単位時間当たりの増速率である増速プロファイルpfを予め記憶する。なお、実施例1のモジュール速度V2は、モジュールデカール装置Mdの搬送速度に基づいて設定されている。
C1g:増速プロファイル記憶手段
速度変化率記憶手段の一例としての増速プロファイル記憶手段C1gは、予め設定された速度変化率の一例としての増速プロファイルpfを記憶する。
図8において、実施例1の増速プロファイル記憶手段C1gは、本体デカール速度V1から、高速搬送速度の一例として、本体デカール速度V1に比べて高速なモジュール速度V2に、増速する場合の時間と速度との関係、すなわち、単位時間当たりの増速率である増速プロファイルpfを予め記憶する。なお、実施例1のモジュール速度V2は、モジュールデカール装置Mdの搬送速度に基づいて設定されている。
C1h:シート長判別手段
媒体長さ判別手段の一例としてのシート長判別手段C1hは、予め設定された基準長S0に対して、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が、長いか否かを判別する。
図8において、前記シート長判別手段C1hは、予め設定された増速時期Taに、本体排出ロールRhを本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速した場合に、本体排出ロールRhによって搬送される記録シートSの媒体搬送方向前端が、本体排出ロールRhの搬送速度がモジュール速度V2になった後で、搬送ロールMRaに到達可能か否かを判別する。
なお、実施例1では、前記基準長S0は、増速時期Taに、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速される本体排出ロールRhの搬送速度がモジュール速度V2に達する前に媒体搬送方向前端が前記搬送ロールMRaに到達する記録シートSの媒体搬送方向の長さに基づいて設定されている。
媒体長さ判別手段の一例としてのシート長判別手段C1hは、予め設定された基準長S0に対して、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が、長いか否かを判別する。
図8において、前記シート長判別手段C1hは、予め設定された増速時期Taに、本体排出ロールRhを本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速した場合に、本体排出ロールRhによって搬送される記録シートSの媒体搬送方向前端が、本体排出ロールRhの搬送速度がモジュール速度V2になった後で、搬送ロールMRaに到達可能か否かを判別する。
なお、実施例1では、前記基準長S0は、増速時期Taに、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速される本体排出ロールRhの搬送速度がモジュール速度V2に達する前に媒体搬送方向前端が前記搬送ロールMRaに到達する記録シートSの媒体搬送方向の長さに基づいて設定されている。
具体的には、実施例1の基準長S0は以下のように予め設定される。
すなわち、図5において、デカール排出センサSN1と反転搬入ロールRh1との間には、記録シートSの媒体搬送方向後端が通過した際に本体排出ロールRhの増速が開始される後端増速位置B1が設定されている。
そして、図5、図8Aにおいて、後端増速位置B1と搬送ロールMRaの設置位置B2の間の距離をL1で表し、本体排出ロールRhが速度プロファイルpfに基づいて本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する間に本体排出ロールRhによって記録シートSが移動する距離をL2と表した場合に、前記基準長S0は、S0=L1−L2−αとして設定されている。なお、前記数値αは、余裕値、いわゆる、マージンである。
すなわち、図5において、デカール排出センサSN1と反転搬入ロールRh1との間には、記録シートSの媒体搬送方向後端が通過した際に本体排出ロールRhの増速が開始される後端増速位置B1が設定されている。
そして、図5、図8Aにおいて、後端増速位置B1と搬送ロールMRaの設置位置B2の間の距離をL1で表し、本体排出ロールRhが速度プロファイルpfに基づいて本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する間に本体排出ロールRhによって記録シートSが移動する距離をL2と表した場合に、前記基準長S0は、S0=L1−L2−αとして設定されている。なお、前記数値αは、余裕値、いわゆる、マージンである。
C1i:排出速度制御手段
第1搬送速度制御手段の一例としての排出速度制御手段C1iは、短シート排出制御手段C1i1と、長シート排出制御手段C1i2と、排出制御計時手段C1i3とを有し、本体排出ロールRhの搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する制御を行う。
実施例1の排出速度制御手段C1iは、排出駆動源制御回路D3を介して、本体排出モータM3の駆動を制御して、本体排出ロールRhと、反転搬入ロールRh1と、排出搬送ロールRh2との駆動を制御して、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する制御を行う。
第1搬送速度制御手段の一例としての排出速度制御手段C1iは、短シート排出制御手段C1i1と、長シート排出制御手段C1i2と、排出制御計時手段C1i3とを有し、本体排出ロールRhの搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する制御を行う。
実施例1の排出速度制御手段C1iは、排出駆動源制御回路D3を介して、本体排出モータM3の駆動を制御して、本体排出ロールRhと、反転搬入ロールRh1と、排出搬送ロールRh2との駆動を制御して、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する制御を行う。
C1i1:短シート排出制御手段
短媒体の第1搬送速度制御手段の一例としての短シート排出制御手段C1i1は、短媒体の一例としての基準長S0以下の記録シートSが搬送される場合に、前記増速時期Taに、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御を行う。
実施例1の前記短シート排出制御手段C1i1は、搬送される記録シートSが前記シート長判別手段C1hによって、基準長S0以下の長さS1であると判断された場合に、以下の制御を行う。
図5、図8Aにおいて、実施例1の短シート排出制御手段C1i1は、記録シートSの媒体搬送方向前端がデカール排出位置A1を通過してから、予め設定された第1駆動開始時間t1の経過後の第1駆動時期Tbに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、停止状態から本体デカール速度V1に増速する。
短媒体の第1搬送速度制御手段の一例としての短シート排出制御手段C1i1は、短媒体の一例としての基準長S0以下の記録シートSが搬送される場合に、前記増速時期Taに、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御を行う。
実施例1の前記短シート排出制御手段C1i1は、搬送される記録シートSが前記シート長判別手段C1hによって、基準長S0以下の長さS1であると判断された場合に、以下の制御を行う。
図5、図8Aにおいて、実施例1の短シート排出制御手段C1i1は、記録シートSの媒体搬送方向前端がデカール排出位置A1を通過してから、予め設定された第1駆動開始時間t1の経過後の第1駆動時期Tbに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、停止状態から本体デカール速度V1に増速する。
また、前記短シート排出制御手段C1i1は、記録シートSの媒体搬送方向後端がデカール排出位置A1を通過してから、短媒体の第1増速開始時間の一例としての短シート排出時間t2の経過した時期である前記増速時期Taに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、前記増速プロファイルpfに基づいて本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する。
また、前記短シート排出制御手段C1i1は、記録シートSの媒体搬送方向後端が本体排出位置A2を通過してから、予め設定された第1減速開始時間t3の経過後の第1減速時期Tcに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、モジュール速度V2から本体デカール速度V1に減速する。
また、前記短シート排出制御手段C1i1は、記録シートSの媒体搬送方向後端が本体排出位置A2を通過してから、予め設定された第1減速開始時間t3の経過後の第1減速時期Tcに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、モジュール速度V2から本体デカール速度V1に減速する。
そして、前記短シート排出制御手段C1i1は、次の記録シートSがない場合には、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を本体デカール速度V1に減速させてから、予め設定された待ち時間t4が経過した第1駆動停止時期Tdに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を本体デカール速度V1から0に減速して、各ロールRh〜Rh2を停止状態にする。
なお、前記短シート排出制御手段C1i1は、次の記録シートSがある場合には、前記第1駆動停止時期Tdに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を本体デカール速度V1から減速させずに、本体デカール速度V1に保持した状態で、次の記録シートSを搬送する際の増速する制御に移行する。
なお、前記短シート排出制御手段C1i1は、次の記録シートSがある場合には、前記第1駆動停止時期Tdに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を本体デカール速度V1から減速させずに、本体デカール速度V1に保持した状態で、次の記録シートSを搬送する際の増速する制御に移行する。
C1i2:長シート排出制御手段
長媒体の第1搬送速度制御手段の一例としての長シート排出制御手段C1i2は、長媒体の一例としての基準長S0より長い記録シートSが搬送される場合に、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を本体デカール速度V1にして記録シートSを搬送し、且つ、第1搬送部材の長媒体増速時期の一例として、予め設定された第1長媒体増速時期Teに、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御を行う。
長媒体の第1搬送速度制御手段の一例としての長シート排出制御手段C1i2は、長媒体の一例としての基準長S0より長い記録シートSが搬送される場合に、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を本体デカール速度V1にして記録シートSを搬送し、且つ、第1搬送部材の長媒体増速時期の一例として、予め設定された第1長媒体増速時期Teに、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御を行う。
実施例1の前記長シート排出制御手段C1i2は、搬送される記録シートSが前記シート長判別手段C1hによって、基準長S0より長い長さS1であると判別された場合に、各ロールRh〜Rhの搬送速度を変更する制御を行う。ここで、実施例1の前記長シート排出制御手段C1i2は、増速時期Taに替えて第1長媒体増速時期Teに本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御を行う以外は、前記短シート排出制御手段C1i1と同様の制御を行う。
図5、図8Bにおいて、実施例1の長シート排出制御手段C1i2は、記録シートSの媒体搬送方向前端が本体排出位置A2を通過してから、長媒体の第1増速時間の一例としての長シート排出時間t5が経過した時期である前記第1長媒体増速時期Teに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、前記増速プロファイルpfに基づいて本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する。
図5、図8Bにおいて、実施例1の長シート排出制御手段C1i2は、記録シートSの媒体搬送方向前端が本体排出位置A2を通過してから、長媒体の第1増速時間の一例としての長シート排出時間t5が経過した時期である前記第1長媒体増速時期Teに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、前記増速プロファイルpfに基づいて本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する。
C1i3:排出制御計時手段
第1制御計時手段の一例としての排出制御計時手段C1i3は、タイマTM1を有し、前記短シート排出制御手段C1i1又は前記長シート排出制御手段C1i2による制御で使用される時間t1〜t5を計時する。
実施例1の排出制御計時手段C1i3は、後述する主制御部C2の時間記憶手段C2dに記憶された時間t1〜t5に基づいて、排出制御手段C1i1,C1i2による制御で使用される時間t1〜t5をタイマTM1にセットすることにより、各時間t1〜t5を計時する。
第1制御計時手段の一例としての排出制御計時手段C1i3は、タイマTM1を有し、前記短シート排出制御手段C1i1又は前記長シート排出制御手段C1i2による制御で使用される時間t1〜t5を計時する。
実施例1の排出制御計時手段C1i3は、後述する主制御部C2の時間記憶手段C2dに記憶された時間t1〜t5に基づいて、排出制御手段C1i1,C1i2による制御で使用される時間t1〜t5をタイマTM1にセットすることにより、各時間t1〜t5を計時する。
(主制御部C2の説明)
(主制御部C2に接続された信号入力要素)
前記主制御部C2には、外部の情報送信装置COMから画像情報などが入力される。また、前記主制御部C2には、操作部UIやモジュール排出センサSN3等からの出力信号が入力されている。
UI:操作部
前記操作部UIは、情報が表示される表示部UI1や、各種入力を行うための入力釦UI2等を備えている。
なお、実施例1では、前記入力釦UI2により、画像形成装置本体U1の各給紙トレイTR1,TR2に収容される記録シートSについての情報が設定される。すなわち、前記入力釦UI2により、給紙トレイTR1,TR2に収容される記録シートSの情報として、厚紙や普通紙などの記録シートSの種類、長辺送り、いわゆる、LEF:Long Edge Feedや、短辺送り、いわゆる、SEF:Short Edge Feedなどの媒体搬送方向、A4やB4等の大きさなどが設定される。
(主制御部C2に接続された信号入力要素)
前記主制御部C2には、外部の情報送信装置COMから画像情報などが入力される。また、前記主制御部C2には、操作部UIやモジュール排出センサSN3等からの出力信号が入力されている。
UI:操作部
前記操作部UIは、情報が表示される表示部UI1や、各種入力を行うための入力釦UI2等を備えている。
なお、実施例1では、前記入力釦UI2により、画像形成装置本体U1の各給紙トレイTR1,TR2に収容される記録シートSについての情報が設定される。すなわち、前記入力釦UI2により、給紙トレイTR1,TR2に収容される記録シートSの情報として、厚紙や普通紙などの記録シートSの種類、長辺送り、いわゆる、LEF:Long Edge Feedや、短辺送り、いわゆる、SEF:Short Edge Feedなどの媒体搬送方向、A4やB4等の大きさなどが設定される。
SN3:モジュール排出センサ
前記モジュール排出センサSN3は、図5に示すモジュール排出位置A3において、記録シートSの有無を検知する。
実施例1のモジュール排出センサSN3は、モジュール排出位置A3で記録シートSを検知した場合にオンとなり、モジュール排出位置A3で記録シートSを検知しない場合にオフとなる。
前記モジュール排出センサSN3は、図5に示すモジュール排出位置A3において、記録シートSの有無を検知する。
実施例1のモジュール排出センサSN3は、モジュール排出位置A3で記録シートSを検知した場合にオンとなり、モジュール排出位置A3で記録シートSを検知しない場合にオフとなる。
(主制御部C2に接続された被制御要素)
主制御部C2は、画像形成装置本体U1の本体側制御部C1や、スタッカ装置U3の収容制御部C3の制御信号を出力している。また、前記主制御部C2は、次の被制御要素D21,D22等の制御信号を出力している。
D21:モジュール搬送モータ制御回路
第2駆動源制御回路の一例としてのモジュール搬送モータ制御回路D21は、第2駆動源の一例としてのモジュール搬送モータM21を駆動することにより、搬送ロールMRaと、デカール入口ロールMRa1と、排出ロールMRhとを回転駆動する。
D22:デカール装置制御回路
湾曲除去装置本体の制御回路の一例としてのデカール装置制御回路D22は、モジュールデカール装置Mdを駆動する。
主制御部C2は、画像形成装置本体U1の本体側制御部C1や、スタッカ装置U3の収容制御部C3の制御信号を出力している。また、前記主制御部C2は、次の被制御要素D21,D22等の制御信号を出力している。
D21:モジュール搬送モータ制御回路
第2駆動源制御回路の一例としてのモジュール搬送モータ制御回路D21は、第2駆動源の一例としてのモジュール搬送モータM21を駆動することにより、搬送ロールMRaと、デカール入口ロールMRa1と、排出ロールMRhとを回転駆動する。
D22:デカール装置制御回路
湾曲除去装置本体の制御回路の一例としてのデカール装置制御回路D22は、モジュールデカール装置Mdを駆動する。
(主制御部C2の機能)
前記主制御部C2は、前記各信号出力要素COM,SN2等からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、プログラムモジュールを有している。前記主制御部C2の各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
前記主制御部C2は、前記各信号出力要素COM,SN2等からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、プログラムモジュールを有している。前記主制御部C2の各種機能を実現する機能実現手段を次に説明する。
C2a:トレイ情報設定手段
媒体供給部設定手段の一例としてのトレイ情報設定手段C2aは、トレイ情報入力判別手段C2a1と、収容シート記憶手段C2a2とを有し、各給紙トレイTR1,TR2についての設定を行う。
C2a1:トレイ情報入力判別手段
媒体収容部の情報入力判別手段の一例としてのトレイ情報入力判別手段C2a1は、入力釦UI2により、記録シートSの設定情報が入力されたか否かを判別する。
C2a2:収容シート記憶手段
収容媒体記憶手段の一例としての収容シート記憶手段C2a2は、各給紙トレイTR1,TR2に収容される記録シートSについての設定情報を記憶する。
実施例1の収容シート記憶手段C2a2は、前記入力釦UI2の入力に基づいて、給紙トレイTR1,TR2に収容される記録シートSの設定情報として、厚紙や普通紙などの記録シートSの種類、LEFやSEFなどの媒体給紙方向、A4やB4等の大きさなどを記憶する。
媒体供給部設定手段の一例としてのトレイ情報設定手段C2aは、トレイ情報入力判別手段C2a1と、収容シート記憶手段C2a2とを有し、各給紙トレイTR1,TR2についての設定を行う。
C2a1:トレイ情報入力判別手段
媒体収容部の情報入力判別手段の一例としてのトレイ情報入力判別手段C2a1は、入力釦UI2により、記録シートSの設定情報が入力されたか否かを判別する。
C2a2:収容シート記憶手段
収容媒体記憶手段の一例としての収容シート記憶手段C2a2は、各給紙トレイTR1,TR2に収容される記録シートSについての設定情報を記憶する。
実施例1の収容シート記憶手段C2a2は、前記入力釦UI2の入力に基づいて、給紙トレイTR1,TR2に収容される記録シートSの設定情報として、厚紙や普通紙などの記録シートSの種類、LEFやSEFなどの媒体給紙方向、A4やB4等の大きさなどを記憶する。
C2b:モジュール側媒体通過判別手段
媒体除去装置側の媒体通過判別手段の一例としてのモジュール側媒体通過判別手段C2bは、モジュール通過判別手段C2b1を有し、モジュール排出センサSN3の検知結果に基づいて、記録シートSの通過を判別する。
C2b1:モジュール通過判別手段
モジュール排出位置A3における媒体通過判別手段の一例としてのモジュール通過判別手段C2b1は、モジュール排出センサSN3の検知結果に基づいて、モジュール排出位置A3を記録シートSが通過したか否か判別する。
実施例1のモジュール通過判別手段C2b1は、デカール排出位置A1に替えてモジュール排出位置A3の記録シートSの通過を判別する以外は、実施例1の前記デカール通過判別手段C1f1と同様に構成されるため、その詳細な説明は省略する。
媒体除去装置側の媒体通過判別手段の一例としてのモジュール側媒体通過判別手段C2bは、モジュール通過判別手段C2b1を有し、モジュール排出センサSN3の検知結果に基づいて、記録シートSの通過を判別する。
C2b1:モジュール通過判別手段
モジュール排出位置A3における媒体通過判別手段の一例としてのモジュール通過判別手段C2b1は、モジュール排出センサSN3の検知結果に基づいて、モジュール排出位置A3を記録シートSが通過したか否か判別する。
実施例1のモジュール通過判別手段C2b1は、デカール排出位置A1に替えてモジュール排出位置A3の記録シートSの通過を判別する以外は、実施例1の前記デカール通過判別手段C1f1と同様に構成されるため、その詳細な説明は省略する。
C2c:時間設定手段
時間設定手段C2cは、短シート排出時間設定手段C2c1と、長シート排出時間設定手段C2c2と、長シート搬入時間設定手段C2c3とを有し、本体排出ロールRh及び搬送ロールMRaの搬送速度を変更する時期を定める時間t2,t5,t21を設定する。
C2c1:短シート排出時間の設定手段
短媒体の第1増速開始時間の設定手段の一例としての短シート排出時間設定手段C2c1は、前記短シート排出時間t2を設定する。
実施例1の短シート排出時間設定手段C2c2は、図5において、デカール排出位置A1から後端増速位置B1までの距離をL3とした場合に、短シート排出時間t2を、t2=L3/V1と演算して設定する。
時間設定手段C2cは、短シート排出時間設定手段C2c1と、長シート排出時間設定手段C2c2と、長シート搬入時間設定手段C2c3とを有し、本体排出ロールRh及び搬送ロールMRaの搬送速度を変更する時期を定める時間t2,t5,t21を設定する。
C2c1:短シート排出時間の設定手段
短媒体の第1増速開始時間の設定手段の一例としての短シート排出時間設定手段C2c1は、前記短シート排出時間t2を設定する。
実施例1の短シート排出時間設定手段C2c2は、図5において、デカール排出位置A1から後端増速位置B1までの距離をL3とした場合に、短シート排出時間t2を、t2=L3/V1と演算して設定する。
C2c2:長シート排出時間設定手段
長媒体の第1増速開始時間の設定手段の一例としての長シート排出時間設定手段C2c2は、収容シート記憶手段C2a2の記憶情報に基づいて、前記長シート排出時間t2を設定する。
実施例1の長シート排出時間設定手段C2c2は、収容シート記憶手段C2a2の記憶情報に基づく記録シートSの媒体搬送方向の長さS1に基づいて、給紙トレイTR1,TR2毎に、長シート排出時間t5を設定する。すなわち、実施例1の長シート排出時間設定手段C2c2は、図5において、後端増速位置B1から本体排出位置A2までの距離をL4とした場合に、長シート排出時間t5を、t5=(S1−L4)/V1と演算して設定する。
長媒体の第1増速開始時間の設定手段の一例としての長シート排出時間設定手段C2c2は、収容シート記憶手段C2a2の記憶情報に基づいて、前記長シート排出時間t2を設定する。
実施例1の長シート排出時間設定手段C2c2は、収容シート記憶手段C2a2の記憶情報に基づく記録シートSの媒体搬送方向の長さS1に基づいて、給紙トレイTR1,TR2毎に、長シート排出時間t5を設定する。すなわち、実施例1の長シート排出時間設定手段C2c2は、図5において、後端増速位置B1から本体排出位置A2までの距離をL4とした場合に、長シート排出時間t5を、t5=(S1−L4)/V1と演算して設定する。
C2c3:長シート搬入時間設定手段
長媒体の第2増速開始時間の設定手段の一例としての長シート搬入時間設定手段C2c3は、収容シート記憶手段C2a2の記憶情報に基づいて、長媒体の第2増速開始時間の一例としての長シート搬入時間t21を設定する。
実施例1の長シート搬入時間設定手段C2c3は、収容シート記憶手段C2a2の記憶情報に基づく記録シートSの媒体搬送方向の長さS1に基づいて、給紙トレイTR1,TR2毎に、長シート搬入時間t21を設定する。すなわち、実施例1の長シート搬入時間設定手段C2c3は、図5において、後端増速位置B1から本体排出位置A2までの距離をL4とした場合に、増速早期化量の一例としての予め設定された増速誤差吸収量βを用いて、長シート搬入時間t21を、t21=(S1−L4−β)/V1と演算して設定する。
なお、前記誤差吸収量βは、正の値に設定されており、長シート搬入時間t21は、長シート排出時間t5に比べて短くなる。
長媒体の第2増速開始時間の設定手段の一例としての長シート搬入時間設定手段C2c3は、収容シート記憶手段C2a2の記憶情報に基づいて、長媒体の第2増速開始時間の一例としての長シート搬入時間t21を設定する。
実施例1の長シート搬入時間設定手段C2c3は、収容シート記憶手段C2a2の記憶情報に基づく記録シートSの媒体搬送方向の長さS1に基づいて、給紙トレイTR1,TR2毎に、長シート搬入時間t21を設定する。すなわち、実施例1の長シート搬入時間設定手段C2c3は、図5において、後端増速位置B1から本体排出位置A2までの距離をL4とした場合に、増速早期化量の一例としての予め設定された増速誤差吸収量βを用いて、長シート搬入時間t21を、t21=(S1−L4−β)/V1と演算して設定する。
なお、前記誤差吸収量βは、正の値に設定されており、長シート搬入時間t21は、長シート排出時間t5に比べて短くなる。
C2d:時間記憶手段
時間記憶手段C2dは、前記時間設定手段C2cにより設定された時間t2,t5,t21を記憶する設定時間記憶手段C2d1と、予め設定された時間t1,t3,t4,t22を記憶する固定時間記憶手段C2d2とを有し、本体排出ロールRh及び搬送ロールMRaの搬送速度を変更する時期を定める時間t1〜t5,t21,t22を記憶する。
C2e:画像情報受信手段
画像情報受信手段C2bは、外部の情報送信装置COMから送信された印刷対象の画像情報を受信し、記憶する。
なお、実施例1では、前記画像情報受信手段C2bが画像情報を受信する際に、印刷対象の記録シートSに関する情報も受信する。これにより、記録シートSの供給に際して使用される給紙トレイTR1,TR2が設定される。
時間記憶手段C2dは、前記時間設定手段C2cにより設定された時間t2,t5,t21を記憶する設定時間記憶手段C2d1と、予め設定された時間t1,t3,t4,t22を記憶する固定時間記憶手段C2d2とを有し、本体排出ロールRh及び搬送ロールMRaの搬送速度を変更する時期を定める時間t1〜t5,t21,t22を記憶する。
C2e:画像情報受信手段
画像情報受信手段C2bは、外部の情報送信装置COMから送信された印刷対象の画像情報を受信し、記憶する。
なお、実施例1では、前記画像情報受信手段C2bが画像情報を受信する際に、印刷対象の記録シートSに関する情報も受信する。これにより、記録シートSの供給に際して使用される給紙トレイTR1,TR2が設定される。
C2f:画像情報展開手段
画像情報展開手段C2fは、受信した画像情報に基づいて、印刷用の情報である印刷画像情報に変換、展開する。
なお、変換、展開された印刷画像情報は、本体側制御部C1に送信され、画像形成動作の一例としてのジョブが開始される。
C2g:モジュールデカール制御手段
湾曲除去装置本体の制御手段の一例としてのモジュールデカール制御手段C2gは、前記デカール装置本体制御回路D22を介して、モジュールデカール装置Mdを制御する。
なお、モジュールデカール装置Mdには、記録シートSがモジュール速度V2で搬送される。
画像情報展開手段C2fは、受信した画像情報に基づいて、印刷用の情報である印刷画像情報に変換、展開する。
なお、変換、展開された印刷画像情報は、本体側制御部C1に送信され、画像形成動作の一例としてのジョブが開始される。
C2g:モジュールデカール制御手段
湾曲除去装置本体の制御手段の一例としてのモジュールデカール制御手段C2gは、前記デカール装置本体制御回路D22を介して、モジュールデカール装置Mdを制御する。
なお、モジュールデカール装置Mdには、記録シートSがモジュール速度V2で搬送される。
C2h:搬入速度制御手段
第2搬送速度制御手段の一例としての搬入速度制御手段C2hは、短シート搬入制御手段C2h1と、長シート搬入制御手段C2h2と、搬入制御計時手段C2h3とを有し、搬送ロールMRaの搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する制御を行う。
実施例1の搬入速度制御手段C2hは、モジュール搬送モータ制御回路D21を介して、モジュール搬送モータM21の駆動を制御して、搬送ロールMRaと、デカール入口ロールMRa1と、排出ロールMRhとの駆動を制御して、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する制御を行う。
第2搬送速度制御手段の一例としての搬入速度制御手段C2hは、短シート搬入制御手段C2h1と、長シート搬入制御手段C2h2と、搬入制御計時手段C2h3とを有し、搬送ロールMRaの搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する制御を行う。
実施例1の搬入速度制御手段C2hは、モジュール搬送モータ制御回路D21を介して、モジュール搬送モータM21の駆動を制御して、搬送ロールMRaと、デカール入口ロールMRa1と、排出ロールMRhとの駆動を制御して、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する制御を行う。
C2h1:短シート搬入制御手段
短媒体の第2搬送速度制御手段の一例としての短シート搬入制御手段C2h1は、短媒体の一例としての基準長S0以下の記録シートSが搬送される場合に、前記搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を、記録シートSが前記搬送ロールMRaに到達する前に、モジュール速度V2にする制御を行う。
図8Aにおいて、実施例1の短シート搬入制御手段C2h1は、搬送される記録シートSが前記シート長判別手段C1hによって、基準長S0より長い長さS1であると判断された場合に、記録シートSを媒体供給路SH1に供給する供給時期Txに、搬送ロールMRaと、デカール入口ロールMRa1,排出ロールMRhの搬送速度を停止状態からモジュール速度V2に増速する。
短媒体の第2搬送速度制御手段の一例としての短シート搬入制御手段C2h1は、短媒体の一例としての基準長S0以下の記録シートSが搬送される場合に、前記搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を、記録シートSが前記搬送ロールMRaに到達する前に、モジュール速度V2にする制御を行う。
図8Aにおいて、実施例1の短シート搬入制御手段C2h1は、搬送される記録シートSが前記シート長判別手段C1hによって、基準長S0より長い長さS1であると判断された場合に、記録シートSを媒体供給路SH1に供給する供給時期Txに、搬送ロールMRaと、デカール入口ロールMRa1,排出ロールMRhの搬送速度を停止状態からモジュール速度V2に増速する。
そして、前記短シート搬入制御手段C2h1は、次の記録シートSがない場合には、記録シートSの媒体搬送方向後端がモジュール排出位置A3を通過してから、第2減速開始時間t22経過後の第2駆動停止時期Tyに、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を、モジュール速度V2から0に減速して、各ロールMRa〜MRhを停止状態にする。
なお、前記短シート搬入制御手段C2h1は、次の記録シートSがある場合には、前記第2駆動停止時期Tyに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度をモジュール速度V2から減速させずに、モジュール速度V2に保持した状態で、次の記録シートSを搬送する制御に移行する。
なお、前記短シート搬入制御手段C2h1は、次の記録シートSがある場合には、前記第2駆動停止時期Tyに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度をモジュール速度V2から減速させずに、モジュール速度V2に保持した状態で、次の記録シートSを搬送する制御に移行する。
C2h2:長シート搬入制御手段
長媒体の第2搬送速度制御手段の一例としての長シート搬入制御手段C2h2は、基準長S0より長い記録シートSが搬送される場合に、前記搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を、本体デカール速度V1にして記録シートSを搬送し、且つ、予め設定された長媒体増速時期の一例としての第2長媒体増速時期Tzに、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御を行う。
実施例1の前記長シート搬入制御手段C2h2は、搬送される記録シートSが前記シート長判別手段C1hによって、基準長S0より長い長さS1であると判別された場合に、以下の制御を行う。
長媒体の第2搬送速度制御手段の一例としての長シート搬入制御手段C2h2は、基準長S0より長い記録シートSが搬送される場合に、前記搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を、本体デカール速度V1にして記録シートSを搬送し、且つ、予め設定された長媒体増速時期の一例としての第2長媒体増速時期Tzに、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御を行う。
実施例1の前記長シート搬入制御手段C2h2は、搬送される記録シートSが前記シート長判別手段C1hによって、基準長S0より長い長さS1であると判別された場合に、以下の制御を行う。
図8Bにおいて、実施例1の長シート搬入制御手段C2h2は、前記供給時期Txに、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を停止状態からデカール速度V1に増速する。
そして、前記長シート搬入制御手段C2h2は、記録シートSの媒体搬送方向前端が本体排出位置A2を通過してから、前記長シート搬入時間t21が経過した時期である前記第2長媒体増速時期Tzに、前記増速プロファイルpfに基づいて、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する。
そして、前記長シート搬入制御手段C2h2は、次の記録シートSがない場合には、前記第2駆動停止時期Tyに、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を、モジュール速度V2から0に減速して、各ロールMRa〜MRhを停止状態にする。
なお、実施例1では、前記長シート搬入制御手段C2h2は、次の記録シートSがある場合には、前記第2駆動停止時期Tyに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度をモジュール速度V2から0にまで減速させずに、モジュール速度V2から本体デカール速度V1に減速させた状態で、次の記録シートSを搬送する制御に移行する。
そして、前記長シート搬入制御手段C2h2は、記録シートSの媒体搬送方向前端が本体排出位置A2を通過してから、前記長シート搬入時間t21が経過した時期である前記第2長媒体増速時期Tzに、前記増速プロファイルpfに基づいて、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速する。
そして、前記長シート搬入制御手段C2h2は、次の記録シートSがない場合には、前記第2駆動停止時期Tyに、各ロールMRa〜MRhの搬送速度を、モジュール速度V2から0に減速して、各ロールMRa〜MRhを停止状態にする。
なお、実施例1では、前記長シート搬入制御手段C2h2は、次の記録シートSがある場合には、前記第2駆動停止時期Tyに、各ロールRh〜Rh2の搬送速度をモジュール速度V2から0にまで減速させずに、モジュール速度V2から本体デカール速度V1に減速させた状態で、次の記録シートSを搬送する制御に移行する。
C2h3:搬入制御計時手段
第2制御計時手段の一例としての搬入制御計時手段C2h3は、タイマTM2を有し、前記短シート搬入制御手段C2h1又は前記長シート搬入制御手段C2h2による制御で使用される時間t21,t22を計時する。
実施例1の搬入時間計時手段C2h3は、前記時間記憶手段C2dに記憶された時間t21,t22に基づいて、搬入制御手段C2h1,C2h2による制御で使用される時間t21,t22をタイマTM2にセットすることにより、各時間t21,t22を計時する。
第2制御計時手段の一例としての搬入制御計時手段C2h3は、タイマTM2を有し、前記短シート搬入制御手段C2h1又は前記長シート搬入制御手段C2h2による制御で使用される時間t21,t22を計時する。
実施例1の搬入時間計時手段C2h3は、前記時間記憶手段C2dに記憶された時間t21,t22に基づいて、搬入制御手段C2h1,C2h2による制御で使用される時間t21,t22をタイマTM2にセットすることにより、各時間t21,t22を計時する。
したがって、記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が基準長S0に比べて長い場合には、インターフェースモジュールU2の各ロールMRa〜MRhの搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御が開始された後に、画像形成装置本体U1の各ロールRh〜Rh2の搬送速度を、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に変更する制御が開始される。
本体側制御部C1の排出速度制御手段C1iと、主制御部C2の搬入速度制御手段C2hとにより、実施例1の搬送速度制御手段C1i+C2hが構成される。
本体側制御部C1の排出速度制御手段C1iと、主制御部C2の搬入速度制御手段C2hとにより、実施例1の搬送速度制御手段C1i+C2hが構成される。
(収容制御部C3の説明)
(収容制御部C3に接続された信号入力要素)
前記スタッカ装置U3の収容制御部C3には、主制御部C2等からの出力信号が入力されている。
(収容制御部C3に接続された被制御要素)
収容制御部C3は、排出ロールSRhや、スタッカTRhの底板TRh1等を駆動する制御信号を出力している。
(収容制御部C3に接続された信号入力要素)
前記スタッカ装置U3の収容制御部C3には、主制御部C2等からの出力信号が入力されている。
(収容制御部C3に接続された被制御要素)
収容制御部C3は、排出ロールSRhや、スタッカTRhの底板TRh1等を駆動する制御信号を出力している。
(収容制御部C3の機能)
前記収容制御部C3は、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、プログラムモジュールを有している。
実施例1の収容制御部C3は、前記主制御部C2等の送信情報に基づいて、排出ロールSRhの駆動の制御、スタッカTRhの底板TRh1の昇降の制御等を行う。
前記本体側制御部C1、主制御部C2、収容制御部C3によって、実施例1の制御部C1+C2+C3が構成される。
前記収容制御部C3は、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現する機能実現手段、いわゆる、プログラムモジュールを有している。
実施例1の収容制御部C3は、前記主制御部C2等の送信情報に基づいて、排出ロールSRhの駆動の制御、スタッカTRhの底板TRh1の昇降の制御等を行う。
前記本体側制御部C1、主制御部C2、収容制御部C3によって、実施例1の制御部C1+C2+C3が構成される。
(プリンタUのフローチャートの説明)
(排出速度制御処理のフローチャートの説明)
図9は実施例1のプリンタUでの排出速度制御処理のフローチャートである。
図9において、第1搬送速度制御処理の一例としての排出速度制御処理のフローチャートの各ST:ステップの処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された第1搬送速度制御プログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図9に示す排出速度制御処理のフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
(排出速度制御処理のフローチャートの説明)
図9は実施例1のプリンタUでの排出速度制御処理のフローチャートである。
図9において、第1搬送速度制御処理の一例としての排出速度制御処理のフローチャートの各ST:ステップの処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された第1搬送速度制御プログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図9に示す排出速度制御処理のフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図9のST1において、画像情報を受信したか否か、すなわち、記録シートSが搬送されるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1の設定情報を取得する。そして、ST3に進む。
ST3において、記録シートSの媒体搬送方向前端がデカール排出位置A1を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に進み、ノー(N)の場合はST3を繰り返す。
ST4において、第1駆動開始時間t1をタイマTM1にセットする。そして、ST5に進む。
ST5において、タイマTM1の第1駆動開始時間t1がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST6に進み、ノー(N)の場合はST5を繰り返す。
ST2において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1の設定情報を取得する。そして、ST3に進む。
ST3において、記録シートSの媒体搬送方向前端がデカール排出位置A1を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に進み、ノー(N)の場合はST3を繰り返す。
ST4において、第1駆動開始時間t1をタイマTM1にセットする。そして、ST5に進む。
ST5において、タイマTM1の第1駆動開始時間t1がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST6に進み、ノー(N)の場合はST5を繰り返す。
ST6において、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を0からデカール本体速度V1にする。そして、ST7に進む。
ST7において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が基準長S0に比べて長いか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST8に進み、ノー(N)の場合はST11に進む。
ST8において、記録シートSの媒体搬送方向前端が本体排出位置A2を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST9に進み、ノー(N)の場合はST8を繰り返す。
ST9において、長シート排出時間t5をタイマTM1にセットする。そして、ST10に進む。
ST10において、タイマTM1の長シート排出時間t5がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST10を繰り返す。
ST7において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が基準長S0に比べて長いか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST8に進み、ノー(N)の場合はST11に進む。
ST8において、記録シートSの媒体搬送方向前端が本体排出位置A2を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST9に進み、ノー(N)の場合はST8を繰り返す。
ST9において、長シート排出時間t5をタイマTM1にセットする。そして、ST10に進む。
ST10において、タイマTM1の長シート排出時間t5がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST10を繰り返す。
ST11において、記録シートSの媒体搬送方向後端がデカール排出位置A1を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST11を繰り返す。
ST12において、短シート排出時間t2をタイマTM1にセットする。そして、ST13に進む。
ST13において、タイマTM1の短シート排出時間t2がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST13を繰り返す。
ST14において、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を、速度プロファイルpfに基づいて本体デカール速度V1からモジュール速度V2にする。そして、ST15に進む。
ST12において、短シート排出時間t2をタイマTM1にセットする。そして、ST13に進む。
ST13において、タイマTM1の短シート排出時間t2がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST13を繰り返す。
ST14において、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を、速度プロファイルpfに基づいて本体デカール速度V1からモジュール速度V2にする。そして、ST15に進む。
ST15において、記録シートSの媒体搬送方向後端が本体排出位置A2を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST16に進み、ノー(N)の場合はST15を繰り返す。
ST16において、第1減速開始時間t3をタイマTM1にセットする。そして、ST17に進む。
ST17において、タイマTM1の第1減速開始時間t3がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に進み、ノー(N)の場合はST17を繰り返す。
ST18において、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度をモジュール速度V2から本体デカール速度V1にする。そして、ST19に進む。
ST16において、第1減速開始時間t3をタイマTM1にセットする。そして、ST17に進む。
ST17において、タイマTM1の第1減速開始時間t3がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に進み、ノー(N)の場合はST17を繰り返す。
ST18において、本体排出ロールRh、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度をモジュール速度V2から本体デカール速度V1にする。そして、ST19に進む。
ST19において、待ち時間t4をタイマTM1にセットする。そして、ST20に進む。
ST20において、タイマTM1の待ち時間t4がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST21に進み、ノー(N)の場合はST20を繰り返す。
ST21において、次の記録シートSがあるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に進み、ノー(N)の場合はST22に進む。
ST22において、本体排出ロールRh,反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を本体デカール速度V1から0にする。そして、ST1に戻る。
ST20において、タイマTM1の待ち時間t4がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST21に進み、ノー(N)の場合はST20を繰り返す。
ST21において、次の記録シートSがあるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に進み、ノー(N)の場合はST22に進む。
ST22において、本体排出ロールRh,反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2の搬送速度を本体デカール速度V1から0にする。そして、ST1に戻る。
(搬入速度制御処理のフローチャートの説明)
図10は実施例1のプリンタUでの搬入速度制御処理のフローチャートである。
図10において、第2搬送速度制御処理の一例としての搬入速度制御処理のフローチャートの各ST:ステップの処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された第1搬送速度制御プログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図10に示す搬入速度制御処理のフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図10は実施例1のプリンタUでの搬入速度制御処理のフローチャートである。
図10において、第2搬送速度制御処理の一例としての搬入速度制御処理のフローチャートの各ST:ステップの処理は、プリンタUのハードディスク等に記憶された第1搬送速度制御プログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して並列処理で実行される。
図10に示す搬入速度制御処理のフローチャートはプリンタUの電源が投入された時に開始される。
図10のST31において、画像情報を受信したか否か、すなわち、記録シートSが搬送されるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合はST31を繰り返す。
ST32において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1の設定情報を取得する。そして、ST33に進む。
ST33において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が基準長S0に比べて長いか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に進み、ノー(N)の場合はST40に進む。
ST32において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1の設定情報を取得する。そして、ST33に進む。
ST33において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が基準長S0に比べて長いか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に進み、ノー(N)の場合はST40に進む。
ST34において、媒体供給路SH1に記録シートSが供給される供給時期Txか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST35に進み、ノー(N)の場合はST34を繰り返す。
ST35において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を0から本体デカール速度V1にする。そして、ST36に進む。
ST36において、記録シートSの媒体搬送方向前端が本体排出位置A2を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST37に進み、ノー(N)の場合はST36を繰り返す。
ST37において、長シート搬入時間t21をタイマTM2にセットする。そして、ST38に進む。
ST35において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を0から本体デカール速度V1にする。そして、ST36に進む。
ST36において、記録シートSの媒体搬送方向前端が本体排出位置A2を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST37に進み、ノー(N)の場合はST36を繰り返す。
ST37において、長シート搬入時間t21をタイマTM2にセットする。そして、ST38に進む。
ST38において、タイマTM2の長シート搬入時間t21がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST39に進み、ノー(N)の場合はST38を繰り返す。
ST39において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を、増速プロファイルpfに基づいて、本体デカール速度V1からモジュール速度V2にする。そして、ST42に進む。
ST40において、媒体供給路SH1に記録シートSが供給される供給時期Txか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST41に進み、ノー(N)の場合はST40を繰り返す。
ST41において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を0からモジュール速度V2にする。そして、ST42に進む。
ST39において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を、増速プロファイルpfに基づいて、本体デカール速度V1からモジュール速度V2にする。そして、ST42に進む。
ST40において、媒体供給路SH1に記録シートSが供給される供給時期Txか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST41に進み、ノー(N)の場合はST40を繰り返す。
ST41において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度を0からモジュール速度V2にする。そして、ST42に進む。
ST42において、記録シートSの媒体搬送方向後端がモジュール排出位置A3を通過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST43に進み、ノー(N)の場合はST42を繰り返す。
ST43において、第2減速開始時間t22をタイマTM2にセットする。そして、ST44に進む。
ST44において、タイマTM2の第2減速開始時間t22がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST45に進み、ノー(N)の場合はST44を繰り返す。
ST45において、次の記録シートSがあるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST47に進み、ノー(N)の場合はST46に進む。
ST46において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度をモジュール速度V2から0にする。そして、ST31に戻る。
ST47において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が基準長S0に比べて長いか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST48に進み、ノー(N)の場合はST42に進む。
ST48において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度をモジュール速度V2から本体デカール速度V1にする。そして、ST36に進む。
ST43において、第2減速開始時間t22をタイマTM2にセットする。そして、ST44に進む。
ST44において、タイマTM2の第2減速開始時間t22がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST45に進み、ノー(N)の場合はST44を繰り返す。
ST45において、次の記録シートSがあるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST47に進み、ノー(N)の場合はST46に進む。
ST46において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度をモジュール速度V2から0にする。そして、ST31に戻る。
ST47において、搬送される記録シートSの媒体搬送方向の長さS1が基準長S0に比べて長いか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST48に進み、ノー(N)の場合はST42に進む。
ST48において、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度をモジュール速度V2から本体デカール速度V1にする。そして、ST36に進む。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、情報送信装置COMからの画像情報を受信すると、ジョブが開始され、記録シートSが給紙トレイTR1,TR2から媒体供給路SH1に搬送される。媒体供給路SH1に搬送された記録シートSは、2次転写領域Q4において、画像記録面の一例としての上面に画像が記録され、本体デカール装置Hd等を通過して、媒体排出路SH3に搬送される。
媒体排出路SH3に搬送された記録シートSは、画像形成装置本体U1からインターフェースモジュールU2に搬入され、デカール搬入路SH21aにおいて、上面側の上側ガイド4等によって案内されながら、モジュールデカール装置Mdに搬送される。そして、モジュールデカール装置Mdでカールが除去されて、記録シートSは、スタッカ装置U3に搬送され、スタッカTRhに排出されて積載される。
この際に、記録シートSは、本体デカール装置Hdとモジュールデカール装置Mdとの間で、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速されて、速やかに搬送、排出される。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、情報送信装置COMからの画像情報を受信すると、ジョブが開始され、記録シートSが給紙トレイTR1,TR2から媒体供給路SH1に搬送される。媒体供給路SH1に搬送された記録シートSは、2次転写領域Q4において、画像記録面の一例としての上面に画像が記録され、本体デカール装置Hd等を通過して、媒体排出路SH3に搬送される。
媒体排出路SH3に搬送された記録シートSは、画像形成装置本体U1からインターフェースモジュールU2に搬入され、デカール搬入路SH21aにおいて、上面側の上側ガイド4等によって案内されながら、モジュールデカール装置Mdに搬送される。そして、モジュールデカール装置Mdでカールが除去されて、記録シートSは、スタッカ装置U3に搬送され、スタッカTRhに排出されて積載される。
この際に、記録シートSは、本体デカール装置Hdとモジュールデカール装置Mdとの間で、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速されて、速やかに搬送、排出される。
基準長S0以下の記録シートSが搬送される場合には、図8Aにおいて、図10の搬入速度制御処理のST31〜ST33,ST40,ST41の処理がされて、記録シートSの供給時期Txに、搬送ロールMRa、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhの搬送速度が、0からモジュール速度V2にされる。
また、デカール排出位置A1を記録シートSの媒体搬送方向前端が通過すると、図9の排出速度制御処理のST1〜ST6の処理がされて、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2、本体排出ロールRhの搬送速度が、0から本体デカール速度V1にされて、記録シートSが搬送される。そして、デカール排出位置A1を、記録シートSの媒体搬送方向後端が通過すると、図9のST11〜ST14の処理がされて、増速時期Taに、ロールRh〜Rh2の搬送速度が、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速されて、記録シートSが搬送される。
また、デカール排出位置A1を記録シートSの媒体搬送方向前端が通過すると、図9の排出速度制御処理のST1〜ST6の処理がされて、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2、本体排出ロールRhの搬送速度が、0から本体デカール速度V1にされて、記録シートSが搬送される。そして、デカール排出位置A1を、記録シートSの媒体搬送方向後端が通過すると、図9のST11〜ST14の処理がされて、増速時期Taに、ロールRh〜Rh2の搬送速度が、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速されて、記録シートSが搬送される。
したがって、基準長S0以下の記録シートSは、画像形成装置本体U1内のロールRh,Rh1,Rh2によってモジュール速度V2に増速された状態で、モジュール速度V2で駆動するインターフェースモジュールU2内の搬送ロールMRaに搬送される。すなわち、記録シートSの媒体搬送方向前端が搬送ロールMRaに到達する前に、モジュール速度V2に増速されて、前記記録シートSが搬送ロールMRaに受け渡される。
一方で、基準長S0より長い記録シートSが搬送される場合には、図8Bにおいて、図10のST31〜ST35の処理がされて、記録シートSの供給時期Txに、ロールMRa〜MRhの搬送速度が、0から本体デカール速度V1にされる。
また、デカール排出位置A1を記録シートSの媒体搬送方向前端が通過すると、図9のST1〜ST6の処理がされて、ロールRh〜Rh2の搬送速度が、0から本体デカール速度V1にされて、記録シートSが搬送される。
また、デカール排出位置A1を記録シートSの媒体搬送方向前端が通過すると、図9のST1〜ST6の処理がされて、ロールRh〜Rh2の搬送速度が、0から本体デカール速度V1にされて、記録シートSが搬送される。
そして、本体排出位置A2を、記録シートSの媒体搬送方向前端が通過すると、図10のST36〜ST39の処理がされて、長シート搬入時間t21が経過した第2長媒体増速時期Tzに、ロールMRa〜MRhの搬送速度が、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速プロファイルpfに基づいて増速される。このとき、図9のST8〜ST10,ST14の処理もされて、長シート排出時間t5が経過した第1長媒体増速時期Teに、ロールRh〜Rh2の搬送速度が、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速プロファイルpfに基づいて増速される。
したがって、基準長S0より長い記録シートSは、画像形成装置本体U1内のロールRh〜Rh2によって本体デカール速度V1のまま、インターフェースモジュールU2内の搬送ロールMRaに向けて搬送される。そして、前記記録シートSは、第2長媒体増速時期Tzに増速されるロールMRa〜MRhと、前記第2長媒体増速時期Tzに比べて遅い第1長媒体増速時期Teに増速されるロールRh〜Rh2とによって増速されて搬送される。
すなわち、記録シートSが、画像形成装置本体U1内の本体排出ロールRhと、インターフェースモジュールU2内の搬送ロールMRaとに跨った状態となった後に、増速される場合、搬送ロールMRaの搬送速度が、媒体搬送方向上流側の本体排出ロールRhに比べて早い時期に増速されるように制御されている。
すなわち、記録シートSが、画像形成装置本体U1内の本体排出ロールRhと、インターフェースモジュールU2内の搬送ロールMRaとに跨った状態となった後に、増速される場合、搬送ロールMRaの搬送速度が、媒体搬送方向上流側の本体排出ロールRhに比べて早い時期に増速されるように制御されている。
ここで、画像形成装置本体U1とインターフェースモジュールU2のように、ユニットが別々に構成され、記録シートSの搬送部材が異なる駆動源で駆動する場合、搬送部材を同時期に速度変更する制御をしようとしても、異なるユニットの搬送部材は、異なった傾向で磨耗している場合があり、実際の搬送速度には誤差が生じる場合があった。
したがって、記録シートSが異なる駆動源で駆動する搬送部材に跨って搬送される場合に、搬送部材を同時期に増速する制御をした場合、媒体搬送方向上流側の搬送部材に比べて、媒体搬送方向下流側の搬送部材が磨耗している場合には、記録シートSの媒体搬送方向の上流側が高速となって、記録シートSに撓み、いわゆる、ループが形成されて搬送される場合があった。
したがって、記録シートSが異なる駆動源で駆動する搬送部材に跨って搬送される場合に、搬送部材を同時期に増速する制御をした場合、媒体搬送方向上流側の搬送部材に比べて、媒体搬送方向下流側の搬送部材が磨耗している場合には、記録シートSの媒体搬送方向の上流側が高速となって、記録シートSに撓み、いわゆる、ループが形成されて搬送される場合があった。
また、ユニットが別々に構成され、記録シートSの搬送部材が異なる駆動源で駆動する場合、搬送部材を同時期に速度変更する制御をしようとしても、駆動源の個体差や、駆動源の伝達系の個体差、信号伝達や情報処理速度の遅れなどによって、実際の搬送部材の駆動時期には誤差が生じる場合があった。
したがって、記録シートSが異なる駆動源で駆動する搬送部材に跨って搬送される場合に、搬送部材を同時期に増速する制御をした場合、媒体搬送方向上流側の搬送部材に比べて、媒体搬送方向下流側の搬送部材の駆動時期に遅れが生じた場合には、記録シートSの媒体搬送方向前後で速度差が生じて、記録シートSにループが形成されて搬送される場合があった。
これらの場合、記録シートSにループが形成された状態で搬送されると、記録シートSは搬送路の媒体案内部材に接触して擦れ易くなる。特に、実施例1では、インターフェースモジュールU2のデカール搬入路SH21aが下方に向けて湾曲しており、記録シートSの画像記録面の一例としての上面が、記録シートSを案内する上側ガイド部4に接触して擦れ、記録された画像の画質が低下し易い。
したがって、記録シートSが異なる駆動源で駆動する搬送部材に跨って搬送される場合に、搬送部材を同時期に増速する制御をした場合、媒体搬送方向上流側の搬送部材に比べて、媒体搬送方向下流側の搬送部材の駆動時期に遅れが生じた場合には、記録シートSの媒体搬送方向前後で速度差が生じて、記録シートSにループが形成されて搬送される場合があった。
これらの場合、記録シートSにループが形成された状態で搬送されると、記録シートSは搬送路の媒体案内部材に接触して擦れ易くなる。特に、実施例1では、インターフェースモジュールU2のデカール搬入路SH21aが下方に向けて湾曲しており、記録シートSの画像記録面の一例としての上面が、記録シートSを案内する上側ガイド部4に接触して擦れ、記録された画像の画質が低下し易い。
これに対して、実施例1では、記録シートSが、画像形成装置本体U1内の本体排出ロールRhと、インターフェースモジュールU2内の搬送ロールMRaとに跨った状態となった後に増速されても、搬送ロールMRaの搬送速度が、媒体搬送方向上流側の本体排出ロールRhに比べて早い時期に増速されるように制御される。
すなわち、記録シートSが、本体排出ロールRhと、搬送ロールMRaとに跨った状態となった後に増速されても、記録シートSの媒体搬送方向下流側の方が高速となり易く、記録シートSにループが形成され難い。
したがって、実施例1では、ユニットが別々に構成され、記録シートSが異なる駆動源で駆動する搬送部材に跨って搬送される構成において、搬送部材を同時期に増速させる制御を行う従来の場合に比べて、記録シートSのループの発生が低減されて、記録シートSの画像記録面が媒体案内部材に接触することが低減されており、記録された画像の画質の低下が低減されている。
すなわち、記録シートSが、本体排出ロールRhと、搬送ロールMRaとに跨った状態となった後に増速されても、記録シートSの媒体搬送方向下流側の方が高速となり易く、記録シートSにループが形成され難い。
したがって、実施例1では、ユニットが別々に構成され、記録シートSが異なる駆動源で駆動する搬送部材に跨って搬送される構成において、搬送部材を同時期に増速させる制御を行う従来の場合に比べて、記録シートSのループの発生が低減されて、記録シートSの画像記録面が媒体案内部材に接触することが低減されており、記録された画像の画質の低下が低減されている。
また、実施例1では、画像形成装置本体U1内のロールRh〜Rh2と、インターフェースモジュールU2内のロールMRa〜MRhとを増速させる際に、同一の増速プロファイルpfに基づいて増速させている。したがって、増速開始が速ければ、増速中はロールMRa〜MRhがロールRh〜Rh1に対して、確実に高速になる。また、異なる増速プロファイルに基づいて増速させる場合に比べて、処理の煩雑化が低減されて、制御部C1+C2+C3における処理が効率化されている。
なお、実施例1では、記録シートSが、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速されて搬送されており、画像記録速度で画像が記録された記録シートSは、速やかに搬送排出される。したがって、単位時間当たりの記録枚数、いわゆる、生産性が向上する。
なお、実施例1では、記録シートSが、本体デカール速度V1からモジュール速度V2に増速されて搬送されており、画像記録速度で画像が記録された記録シートSは、速やかに搬送排出される。したがって、単位時間当たりの記録枚数、いわゆる、生産性が向上する。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H012)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。
(H02)前記実施例において、前記プリンタUは、6色のトナーが使用される構成に限定されず、例えば、5色以下や、7色以上のトナーを使用する構成も可能である。
(H03)前記実施例において、画像記録部の一例としての画像形成装置本体U1として、可視像形成装置(UG+GG)〜(UK+GK)による、いわゆる、電子写真方式の構成を例示したが、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H012)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。
(H02)前記実施例において、前記プリンタUは、6色のトナーが使用される構成に限定されず、例えば、5色以下や、7色以上のトナーを使用する構成も可能である。
(H03)前記実施例において、画像記録部の一例としての画像形成装置本体U1として、可視像形成装置(UG+GG)〜(UK+GK)による、いわゆる、電子写真方式の構成を例示したが、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。
(H04)前記実施例において、各機能手段は、プリンタUの本体側制御部C1、主制御部C2、収容制御部C3で分散して処理を行ったが、1つの制御部で集中して処理することも可能であり、分散して処理することも可能である。
(H05)前記実施例において、画像形成装置本体U1と、インターフェースモジュールU2との構成を例示したが、これに限定されない。例えば、インターフェースモジュールU2と、スタッカ装置U3との組み合わせに対して、本発明の構成を適用することが可能である。また、一対のユニットだけではなく、画像形成装置本体U1とインターフェースモジュールU2とに加えて、インターフェースモジュールU2とスタッカ装置U3とに本発明の構成を適用するなど、複数対のユニットに対して本発明の構成を適用することが可能である。
(H05)前記実施例において、画像形成装置本体U1と、インターフェースモジュールU2との構成を例示したが、これに限定されない。例えば、インターフェースモジュールU2と、スタッカ装置U3との組み合わせに対して、本発明の構成を適用することが可能である。また、一対のユニットだけではなく、画像形成装置本体U1とインターフェースモジュールU2とに加えて、インターフェースモジュールU2とスタッカ装置U3とに本発明の構成を適用するなど、複数対のユニットに対して本発明の構成を適用することが可能である。
(H06)前記実施例において、反転搬入ロールRh1、排出搬送ロールRh2については、第1搬送部材の一例としての本体排出ロールRhと同一の制御をし、また、デカール入口ロールMRa1、排出ロールMRhについては、第2搬送部材の一例としての搬送ロールMRaと同一の制御をする構成を例示したが、これに限定されない。例えば、インターフェースモジュールU2において、排出ロールMRhは増速する制御を行わずに、デカール速度V2で常時駆動させて、デカール入口ロールMRaについてのみ、搬送ロールMRaと同一の制御を行うなど、ユニットの構成に応じて、媒体を搬送する部材に対しては、第1の搬送部材又は第2の搬送部材とは異なる制御を行うことが可能である。
(H07)前記実施例において、本体デカール装置Hdと、モジュールデカール装置Mdとにより、記録シートSのカールを除去する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、本体デカール装置Hdでカールを除去する場合に、記録シートSのカールが十分に除去される場合には、モジュールデカール装置Mdでは、カールの除去をせずに、単に記録シートSを通過させるなど、いずれか一方のデカール装置Hd,Mdのみでカールの除去を行う構成も可能である。また、いずれのデカール装置Hd,Mdでも、カールの除去を行わなずに、単に記録シートSを通過させる構成も可能である。
(H08)前記実施例において、画像形成装置本体U1に本体デカール装置Hdが設けられ、インターフェースモジュールU2にモジュールデカール装置Mdが設けられた構成を例示したが、これに限定されず、媒体搬送方向下流側のユニット内の搬送速度が、媒体搬送方向上流側のユニット内に比べて速くなる構成であれば、本発明の構成が適用可能である。
(H08)前記実施例において、画像形成装置本体U1に本体デカール装置Hdが設けられ、インターフェースモジュールU2にモジュールデカール装置Mdが設けられた構成を例示したが、これに限定されず、媒体搬送方向下流側のユニット内の搬送速度が、媒体搬送方向上流側のユニット内に比べて速くなる構成であれば、本発明の構成が適用可能である。
(H09)前記実施例において、記録シートSが、位置A1〜A3を通過してから時間t1,t3,t4,t22が経過した場合に、搬送速度を変更する制御を行う構成を例示したが、これらの時間t1,t3,t4,t22は省略すること、すなわち、0にすることが可能である。なお、前記実施例において、時間t1,t3,t4,t22は予め設定された固定値による構成を例示したが、可変にする構成も可能である。
(H010)前記実施例において、本体排出ロールRhと搬送ロールMRaとは、同一の増速プロファイルpfに基づいて増速されることが望ましいが、搬送ロールMRaの増速中の搬送速度が、本体排出ロールRhの増速中の搬送速度に対して速ければ、異なる増速プロファイルに基づいて増速される構成も可能である。
(H010)前記実施例において、本体排出ロールRhと搬送ロールMRaとは、同一の増速プロファイルpfに基づいて増速されることが望ましいが、搬送ロールMRaの増速中の搬送速度が、本体排出ロールRhの増速中の搬送速度に対して速ければ、異なる増速プロファイルに基づいて増速される構成も可能である。
(H011)前記実施例において、基準長S0以下の記録シートSが搬送される場合には、デカール排出センサSN1の検知結果を基準にして、ロールRh〜Rh2と、ロールMRa〜MRhとの増速を開始し、基準長S0より長い記録シートSが搬送される場合には、本体排出センサSN2の検知結果を基準にして、ロールRh〜Rh2と、ロールMRa〜MRhとの増速を開始する制御を行う構成を例示したが、これに限定されない。例えば、基準長S0以下の記録シートSが搬送される場合には、本体排出センサSN2の検知結果を基準にし、基準長S0より長い記録シートSが搬送される場合には、デカール排出センサSN1の検知結果を基準にして増速を開始する制御を行う構成にすることが可能である。また、いずれかのセンサSN1,SN2の検知結果のみを基準にして、増速を開始する制御を行う構成も可能である。
(H012)前記実施例において、画像形成装置本体U1の本体排出ロールRhと、インターフェースモジュールU2の搬送ロールMRaとの間には、下方に湾曲したデカール搬入路SH21aが設けられており、本発明は、湾曲した搬送路に対して好適に適用可能であるが、湾曲した搬送路に限定されない。例えば、画像形成装置本体U1の本体排出ロールRhと、インターフェースモジュールU2の搬送ロールMRaとの間の搬送路が直線状であっても、搬送路の画像記録面側の媒体案内部材に、記録シートSがループした場合に、画像記録面が接触するおそれがあれば、本発明の構成が好適に適用可能である。
4…媒体案内部材、
C1h…媒体長さ判別手段、
Ci1+C2h…搬送速度制御手段、
Rh…第1搬送部材、
M3…第1駆動源、
M21…第2駆動源、
MRa…第2搬送部材、
pf…速度変化率、
S…媒体、
S0…基準長、
S1…媒体の媒体搬送方向の長さ、
SH3…第1搬送路、
SH21…第2搬送路、
Ta…増速時期、
Tz…長媒体増速時期、
U1…第1ユニット、画像記録部、
U2…第2ユニット、
U…画像形成装置、
V1…低速搬送速度、
V2…高速搬送速度。
C1h…媒体長さ判別手段、
Ci1+C2h…搬送速度制御手段、
Rh…第1搬送部材、
M3…第1駆動源、
M21…第2駆動源、
MRa…第2搬送部材、
pf…速度変化率、
S…媒体、
S0…基準長、
S1…媒体の媒体搬送方向の長さ、
SH3…第1搬送路、
SH21…第2搬送路、
Ta…増速時期、
Tz…長媒体増速時期、
U1…第1ユニット、画像記録部、
U2…第2ユニット、
U…画像形成装置、
V1…低速搬送速度、
V2…高速搬送速度。
Claims (4)
- 画像の記録された媒体が搬送される第1搬送路と、前記第1搬送路に配置されて媒体を搬送する第1搬送部材と、前記第1搬送部材を駆動する第1駆動源と、を有する第1ユニットと、
前記第1搬送路の媒体搬送方向下流側に接続される第2搬送路と、前記第2搬送路に配置されて媒体を搬送する第2搬送部材と、前記第2搬送部材を駆動する第2駆動源と、を有する第2ユニットと、
前記第1搬送部材の搬送速度と、前記第2搬送部材の搬送速度と、を制御する搬送速度制御手段であって、予め設定された低速搬送速度から、前記低速搬送速度に比べて高速の高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
予め設定された増速時期に前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に増速される前記第1搬送部材の搬送速度が前記高速搬送速度に達する前に媒体搬送方向前端が前記第2搬送部材に到達する前記媒体の媒体搬送方向の長さに基づく基準長に対して、搬送される媒体の媒体搬送方向の長さが、長いか否かを判別する媒体長さ判別手段と、
前記基準長よりも短い媒体が搬送される場合には、前記増速時期に、前記第1搬送部材の搬送速度を前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に変更する制御を行い、且つ、前記第2搬送部材の搬送速度を、媒体が前記第2搬送部材に到達する前に、前記高速搬送速度にする制御を行うと共に、前記基準長よりも長い媒体が搬送される場合には、前記第1搬送部材の搬送速度と前記第2搬送部材の搬送速度とを低速搬送速度にして媒体を搬送し、且つ、予め設定された長媒体増速時期に、前記第2搬送部材の搬送速度を前記高速搬送速度に変更する制御をした後に、前記第1搬送部材の搬送速度を前記高速搬送速度に変更する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1搬送部材に対して媒体搬送方向下流側且つ前記第2搬送部材に対して媒体搬送方向上流側において、画像の記録された媒体の画像記録面側に配置されて、搬送される媒体を案内する媒体案内部材、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記基準長よりも長い媒体が搬送される場合に、前記第1搬送部材の搬送速度と、前記第2搬送部材の搬送速度とを、予め設定された速度変化率に基づいて、前記低速搬送速度から前記高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段、
を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 媒体に画像を記録する画像記録部と、
媒体に画像を記録する画像記録速度に基づいて予め設定された前記低速搬送速度から、前記高速搬送速度に増速する制御を行う前記搬送速度制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2009281036A JP2011123309A (ja) | 2009-12-10 | 2009-12-10 | 画像形成装置 |
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JP2011123309A true JP2011123309A (ja) | 2011-06-23 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015066803A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 理想科学工業株式会社 | 印刷システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08151145A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-06-11 | Mita Ind Co Ltd | シート部材搬送装置 |
JP2003095478A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Konica Corp | 後処理装置及び画像形成システム |
JP4193925B2 (ja) * | 2001-04-18 | 2008-12-10 | 株式会社リコー | 画像形成システム |
-
2009
- 2009-12-10 JP JP2009281036A patent/JP2011123309A/ja active Pending
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