JP2011122536A - ロータ軸及び過給機 - Google Patents

ロータ軸及び過給機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011122536A
JP2011122536A JP2009281634A JP2009281634A JP2011122536A JP 2011122536 A JP2011122536 A JP 2011122536A JP 2009281634 A JP2009281634 A JP 2009281634A JP 2009281634 A JP2009281634 A JP 2009281634A JP 2011122536 A JP2011122536 A JP 2011122536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
rotor shaft
support
support portion
turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009281634A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5459480B2 (ja
Inventor
Ryuma Murano
隆麻 村野
Takeshi Nakano
健 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2009281634A priority Critical patent/JP5459480B2/ja
Publication of JP2011122536A publication Critical patent/JP2011122536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5459480B2 publication Critical patent/JP5459480B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

【課題】回転体の剛性を高くして危険速度を高くすることができ、さらに加工の作業効率を向上することもできるロータ軸及び過給機を提供する。
【解決手段】本発明に係る過給機は、排気ガスの供給によりタービン翼車11を回転させるタービン1と、タービン翼車11と同軸に連結された羽根車21により空気を吸入するコンプレッサ2と、を備えた過給機において、タービン翼車11に接合されるとともに、端部に羽根車21が挿入されて固定されるロータ軸3を有し、ロータ軸3は、羽根車21の根元部分Rを支持する第一支持部31と、羽根車21の中間部Mを支持する第二支持部32と、羽根車21の端部Tを支持する第三支持部33と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータ軸及び過給機に関し、特に、コンプレッサインペラとロータ軸の固定構造に特徴を有するロータ軸及び過給機に関する。
過給機は、一般に、排気ガスの供給によりタービン翼車(タービンインペラ)を回転させるタービンと、前記タービン翼車と同軸に連結された羽根車(コンプレッサインペラ)により空気を吸入するコンプレッサと、を備えており、前記コンプレッサインペラにより空気を吸入して圧縮し、圧縮空気をエンジンに供給する。
前記ロータ軸は、例えば、特許文献1に記載されたように、仕上加工、硬化処理及び外径研削が施された後、精密鋳造されたタービン翼車に接合され、タービン翼車と一体化されている。また、ロータ軸のタービン翼車と反対側の端部には、特許文献2に記載されたように、羽根車(コンプレッサインペラ)が挿入され、軸端ナットで固定されている。
特開2001−254627号公報 特開2006−9634号公報
ところで、特許文献2に記載された過給機では、ロータ軸のコンプレッサインペラが挿入される部分において、先端部分よりも根元部分が若干太く形成された拡径部分を有している。そして、ロータ軸の拡径部分には羽根車が嵌め合わされ、先端部分にはコンプレッサインペラを固定する軸端ナットが螺合される。したがって、コンプレッサインペラは、ロータ軸の根元部分(拡径部分)と先端部分(軸端ナット)の二点で支持されていることとなる。なお、軸端ナットは、コンプレッサインペラを軸方向に拘束する部材であるが、この軸方向の拘束力は拡径部分と同様のクランプ力に変換することができ、拡径部分と同じ支持部として機能する。
また、軸端ナットと隣接したロータ軸の先端部分にも根元部分と同様に拡径部分が形成されている場合もあるが、先端の拡径部分と軸端ナットとにより一つの支持点が構成されることとなり、コンプレッサインペラが二点で支持されていることに変わりない。
このように、コンプレッサインペラがロータ軸により二点で支持されている場合、回転体の剛性が低いため危険速度が低くなってしまい、特に、運転範囲において高次の危険速度を回避することが難しいという問題があった。
また、ロータ軸の根元部分と先端部分にコンプレッサインペラを支持する拡径部分を配置した場合には、これらの拡径部分はコンプレッサインペラの芯出しをする部分を構成するため、高い加工精度が要求される。加えて、これらの部分が離間していることにより、移動距離が長く作業効率が悪いという問題もあった。
本発明は、上述した問題点に鑑み創案されたものであり、回転体の剛性を高くして危険速度を高くすることができ、さらに加工の作業効率を向上することもできるロータ軸及び過給機を提供することを目的とする。
本発明によれば、タービン翼車に接合されるとともに、端部に羽根車が挿入されて固定されるロータ軸において、前記羽根車の根元部分を支持する第一支持部と、前記羽根車の中間部を支持する第二支持部と、前記羽根車の端部を支持する第三支持部と、を備えたことを特徴とするロータ軸が提供される。
また、本発明によれば、排気ガスの供給によりタービン翼車を回転させるタービンと、前記タービン翼車と同軸に連結された羽根車により空気を吸入するコンプレッサと、を備えた過給機において、前記タービン翼車に接合されるとともに、端部に羽根車が挿入されて固定されるロータ軸を有し、該ロータ軸は、前記羽根車の根元部分を支持する第一支持部と、前記羽根車の中間部を支持する第二支持部と、前記羽根車の端部を支持する第三支持部と、を備えたことを特徴とする過給機が提供される。
上述したロータ軸及び過給機において、前記第二支持部は、前記羽根車の軸方向長さ中心を含む位置に配置されていてもよいし、前記羽根車の重心を含む位置に配置されていてもよいし、前記羽根車の重心と軸方向長さ中心との間の位置に配置されていてもよいし、前記羽根車の重心と軸方向長さ中心との両方を含む位置に配置されていてもよい。
また、前記第一支持部は、例えば、前記羽根車の重心を含まない位置に配置される。さらに、前記第三支持部は、例えば、前記ロータ軸に螺合されて前記羽根車の端部を固定する締結具である。
上述した本発明のロータ軸及び過給機によれば、コンプレッサインペラをロータ軸により三点で支持したことにより、回転体の剛性を高くすることができ、危険速度を高くすることができる。したがって、運転範囲において高次の危険速度を回避し易くすることができる。
また、本発明は、高い加工精度が要求される第一支持部と第二支持部の距離を近づけることができ加工の作業効率を向上させることができる、第一支持部及び第二支持部を所定の位置に配置することにより効果的にコンプレッサインペラを支持することができる、第三支持部を固定具のみで構成することにより高い加工精度を必要とする拡径部分を形成することなく第三支持部を構成することができる等の優れた効果も奏する。
本発明に係る過給機の実施形態を示す断面図である。 図1に示したロータ軸の詳細説明図である。 図1に示したロータ軸の小径部分の拡大図であり、(A)は本発明、(B)は従来技術、を示している。 第二支持部の配置位置を示す図であり、(A)は第一実施形態、(B)は第二実施形態、(C)は第三実施形態、(D)は第四実施形態、(E)は第五実施形態、(F)は第六実施形態、を示している。 本発明の効果を示す図であり、(A)は軸受剛性と危険速度との関係、(B)は固有振動数の次数と危険速度/一次危険速度との関係、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図5を用いて説明する。ここで、図1は、本発明に係る過給機の実施形態を示す断面図である。また、図2は、図1に示したロータ軸の詳細説明図である。
図1に示した本発明に係る過給機の実施形態は、排気ガスの供給によりタービン翼車11を回転させるタービン1と、タービン翼車11と同軸に連結された羽根車21により空気を吸入するコンプレッサ2と、を備えた過給機において、タービン翼車11に接合されるとともに、端部に羽根車21が挿入されて固定されるロータ軸3を有し、ロータ軸3は、羽根車21の根元部分Rを支持する第一支持部31と、羽根車21の中間部Mを支持する第二支持部32と、羽根車21の端部Tを支持する第三支持部33と、を備えている。なお、根元部分Rは概ね羽根車21の背側部分を意味し、端部Tは概ねタービン翼車11が接続された側と反対側の先端部分を意味し、中間部Mは根元部分Rと端部Tの間の部分を意味している。
前記タービン1は、遠心式のタービン1であり、タービン翼車11の回転軸周りに渦巻き形状に形成されたスクロール部12と、スクロール部12に排気ガスを供給する排気ガス入口部13と、タービン翼車11に供給された排気ガスをタービン翼車11の回転軸の延伸方向に排気ガスを排出する排気ガス出口部14と、を有している。タービン翼車11の表面には、複数のタービンインペラ11bが精密鋳造等により一体に形成されている。また、スクロール部12からタービンインペラ11bに排気ガスを供給する流路にはタービンノズル15が配置されていてもよい。さらに、タービンノズル15をリンク機構等により角度を調節できるように構成し、いわゆる可変容量型過給機を構成するようにしてもよい。なお、本発明において、タービン1の構成は基本的に従来のものと同様であり、種々の形式のものを採用することができる。
前記コンプレッサ2は、いわゆる遠心式圧縮機であり、羽根車21の回転軸周りに渦巻き形状に形成されたスクロール部22と、羽根車21の回転軸方向に空気を供給する空気入口部23と、羽根車21により圧縮された空気をスクロール部22から外部に排出する空気出口部24と、を有している。また、羽根車21の表面には、複数のコンプレッサインペラ21bが精密鋳造等により一体に形成されている。また、羽根車21の中心部には回転軸の延伸方向に真っ直ぐな貫通孔21pが形成されている(図2参照)。なお、コンプレッサインペラ21bからスクロール部22に圧縮空気を供給する流路にはディフューザ25が配置されていてもよい。なお、本発明において、コンプレッサ2の構成は基本的に従来のものと同様であり、種々の形式のものを採用することができる。
前記ロータ軸3は、図2に示したように、大径部分3A及び小径部分3Bを有し、従来と同様に、仕上加工、硬化処理及び外径研削が施された後、大径部分3Aの一端がタービン翼車11に接合され、タービンインペラ11bと一体化されている。また、大径部分3Aの他端側には、小径部分3B側から挿入されたスラストカラー34、油切り35等が配置される。そして、ロータ軸3の小径部分3Bには、羽根車21が嵌め合わされ、軸端ナット36により固定される。軸端ナット36は、ロータ軸3の小径部分3Bに螺合されて羽根車21の端部を固定する締結具であるとともに、羽根車21の端部を支持する第三支持部33を構成する。なお、本発明において、ロータ軸3の小径部分3B以外の構成については、基本的に従来のものと同様であり、種々の形式のものを採用することができる。
また、図1に示すように、ロータ軸3の大径部分3Aは、タービン1とコンプレッサ2との間に配置された軸受ハウジング4内の軸受(図示せず)により回転可能に支持されている。なお、軸受ハウジング4とタービン1との接続部には遮熱板41が挿入されており、軸受ハウジング4とコンプレッサ2との接続部にはシールプレート42やスラストベアリング43が挿入されている。なお、本発明において、軸受ハウジング4の構成は基本的に従来のものと同様であり、種々の形式のものを採用することができる。
ここで、図3は、図1に示したロータ軸3の小径部分3Bの拡大図であり、(A)は本発明、(B)は従来技術、を示している。図3(A)に示したように、ロータ軸3の小径部分3Bは、略全体に渡って径d1を有する軸部37を有し、軸部37よりも径が大きい拡径部分である第一支持部31、第二支持部32及びカラー支持部38が形成されている。カラー支持部38は、図1及び図2に示したスラストカラー34及び油切り35を支持する部分であり、大径部分3Aに最も接近した位置に形成されている。また、第一支持部31及び第二支持部32は、径d1よりも、例えば、0.1〜1.0mm程度だけ大きく形成された径d2を有する拡径部分である。そして、第一支持部31は、カラー支持部38に接近した位置に配置され、第二支持部32は、第一支持部31と端部との間の位置に配置されている。なお、第一支持部31及び第二支持部32の径d2は、羽根車21の貫通孔21pの内径と略同等の大きさに形成される。
また、小径部分3Bの端部には軸端ナット36を螺合するためのネジ山39が切られている。軸端ナット36は、羽根車21を軸方向に拘束する固定具であるが、この軸方向の拘束力は第一支持部31や第二支持部32と同様のクランプ力に変換することができ、第一支持部31や第二支持部32と同様の支持部としての機能を有する。したがって、第三支持部33は、ネジ山39に螺合された軸端ナット36により構成される。
一方、図3(B)に示したように、従来技術におけるロータ軸103の小径部分103Bは、本発明のロータ軸3と同様に、第一支持部131、第二支持部132、軸部137、カラー支持部138及びネジ山139を有している。そして、第二支持部132は、軸部137の端部に形成されており、ネジ山139に隣設されている。したがって、小径部分103Bに挿入される羽根車は、第一支持部131と第二支持部132の二点により支持される。このように、小径部分103Bの略両端部に第一支持部131及び第二支持部132を形成することにより、高い加工精度が要求される羽根車との接触部分(芯出し部分)を低減し、作業効率を向上させている。なお、従来技術の場合にも、ネジ山39に螺合された軸端ナット136により羽根車を軸方向に拘束することができるが、この部分は第二支持部132と隣設しており、支持点としては第二支持部132と同一視される。
かかる従来のロータ軸103では、羽根車が二点で支持されているため、回転体の剛性が低いため危険速度も低くなってしまい、運転範囲において高次の危険速度を回避するのが難しかった。また、第一支持部131及び第二支持部132が小径部分103Bの略両端部に形成されていることにより、高い加工精度が要求される部分が離間しており、作業効率が悪くなっていた。
そこで、本発明では、第二支持部32を小径部分3Bの中間部に配置している。このように、第二支持部32を小径部分3Bの略端部から離間させることにより、軸端ナット36による羽根車21の拘束力を第三支持部33として有効に利用することができ、羽根車21を三点で支持することができる。また、高い加工精度が要求される第一支持部31と第二支持部32を接近させたことにより、加工の作業効率を向上させることができる。
ここで、図4は、第二支持部32の配置位置を示す図であり、(A)は第一実施形態、(B)は第二実施形態、(C)は第三実施形態、(D)は第四実施形態、(E)は第五実施形態、(F)は第六実施形態、を示している。各図において、コンプレッサインペラ21bが形成された羽根車21の重心をGで表示し、羽根車21の軸方向長さLの中心(端部からの長さL/2の位置)をCで表示している。
図4(A)に示すように、第一実施形態では、第二支持部32が羽根車21の軸方向長さ中心Cを含む位置に配置されている。かかる位置に第二支持部32を配置することにより、第一支持部31、第二支持部32及び第三支持部33が略均等に配置され、バランスよく羽根車21を支持することができる。
図4(B)に示すように、第二実施形態では、第二支持部32が羽根車21の重心Gを含む位置に配置されている。かかる位置に第二支持部32を配置することにより、羽根車21の重心Gを第二支持部32で支持することができ、バランスを保持しつつ羽根車21を支持することができる。また、第一支持部31と第二支持部32が接近することにより、加工の作業効率をより一層向上させることができる。
図4(C)に示すように、第三実施形態では、第二支持部32が羽根車21の重心Gと軸方向長さ中心Cとの間の位置に配置されている。かかる位置に第二支持部32を配置した場合であっても、第一支持部31、第二支持部32及び第三支持部33の三点により羽根車21を効果的に支持することができる。
図4(D)に示すように、第四実施形態では、第二支持部32が羽根車21の重心Gと軸方向長さ中心Cとの両方を含む位置に配置されている。かかる位置に第二支持部32を配置した場合であっても、第一支持部31、第二支持部32及び第三支持部33の三点により羽根車21を効果的に支持することができる。
図4(E)に示すように、第五実施形態では、第二支持部32はが羽根車21の軸方向長さ中心Cを超えた端部寄りの位置に配置されている。かかる位置に第二支持部32を配置した場合であっても、第二支持部32が第一支持部31及び第三支持部33と離間している限りにおいて羽根車21を三点で支持することができ、上述した第一実施形態〜第四実施形態と同様の効果を奏する。
図4(F)に示すように、第六実施形態では、小径部分3Bの端部に拡径部33aを形成したものである。かかる拡径部33aは、軸端ナット36の拘束力と一体になって第三支持部33を構成するとともに、羽根車21の芯出しを容易かつ確実に行うことができる。かかる構成によっても、加工の作業効率を向上させる効果は低いが、上述した第一実施形態〜第五実施形態と同様に、羽根車21を三点で支持することができる。
なお、上述した第一支持部31及び第二支持部32の軸方向幅は、羽根車21の軸方向長さLや重量、ロータ軸3の加工作業効率、芯出し度合等の条件により適宜設定されるものであり、図示した幅に限定されるものではなく、第一支持部31と第二支持部32の幅が異なる大きさであってもよい。
最後に、三点支持よりも二点支持の方が、高速回転する回転体に対して危険速度を高くすることができることについて、解析結果を踏まえつつ説明する。ここで、図5は、本発明の効果を示す図であり、(A)は軸受剛性と危険速度との関係、(B)は固有振動数の次数と危険速度/一次危険速度との関係、を示している。なお、本解析には伝達マトリックス法を用いた。
図5(A)は、横軸に軸受剛性(kgf/cm)、縦軸に危険速度(rpm)を配置した両対数グラフである。そして、回転体の固有振動数の次数ごとに軸受剛性と危険速度の関係を解析した。実線は三点支持の解析結果、破線は二点支持の解析結果を示している。また、図中、下から順に、一次〜五次の固有振動数に対応した解析結果が図示されている。かかる解析結果から、二点支持よりも三点支持の方が、全体として危険速度が高いこと、剛性が高くなることにより危険速度の差が顕著になること、すなわち、三点支持の方がより危険速度がより高くなること、が理解できる。
図5(B)は、横軸に固有振動数の次数、縦軸に危険速度/一次危険速度を配置したグラフである。ここで、一次危険速度とは、一次の固有振動数に対する危険速度を意味している。したがって、危険速度/一次危険速度は、固有振動数の各次数における危険速度の一次危険速度に対する倍率を示している。実線は三点支持の解析結果、破線は二点支持の解析結果を示している。また、図5(B)では、図3(B)に示した従来技術の剛性と、図4(A)に示した第一実施形態を採用した本発明の剛性とを算出し、図5(A)の解析結果から固有振動数の次数ごとに危険速度/一次危険速度の数値を算出して図示している。図5(B)に示したように、低次の固有振動数では、二点支持と三点支持との間に顕著な差は見られないが、高次(例えば、四次や五次)の固有振動数では、明らかに三点支持の方が二点支持よりも危険速度が高くなっている。したがって、本発明のように、羽根車21を三点で支持することにより、高速回転する回転体に対して危険速度を高くすることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば、遠心式の過給機だけでなく軸流式や斜流式の過給機及びそのロータ軸にも適用することができる、車両用・船舶用・プラント用等の種々の用途に用いられる過給機及びそのロータ軸に適用することができる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1…タービン
2…コンプレッサ
3…ロータ軸
3A…大径部分
3B…小径部分
4…軸受ハウジング
11…タービン翼車
11b…タービンインペラ
12…スクロール部
13…排気ガス入口部
14…排気ガス出口部
15…タービンノズル
21…羽根車
21b…コンプレッサインペラ
21p…貫通孔
22…スクロール部
23…空気入口部
24…空気出口部
25…ディフューザ
31…第一支持部
32…第二支持部
33…第三支持部
33a…拡径部
34…スラストカラー
35…油切り
36…軸端ナット
37…軸部
38…カラー支持部
39…ネジ山
41…遮熱板
42…シールプレート
43…スラストベアリング

Claims (5)

  1. タービン翼車に接合されるとともに、端部に羽根車が挿入されて固定されるロータ軸において、
    前記羽根車の根元部分を支持する第一支持部と、
    前記羽根車の中間部を支持する第二支持部と、
    前記羽根車の端部を支持する第三支持部と、
    を備えたことを特徴とするロータ軸。
  2. 前記第二支持部は、前記羽根車の軸方向長さ中心を含む位置に配置されている、前記羽根車の重心を含む位置に配置されている、前記羽根車の重心と軸方向長さ中心との間の位置に配置されている又は前記羽根車の重心と軸方向長さ中心との両方を含む位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のロータ軸。
  3. 前記第一支持部は、前記羽根車の重心を含まない位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のロータ軸。
  4. 前記第三支持部は、前記ロータ軸に螺合されて前記羽根車の端部を固定する締結具である、ことを特徴とする請求項1に記載のロータ軸。
  5. 排気ガスの供給によりタービン翼車を回転させるタービンと、前記タービン翼車と同軸に連結された羽根車により空気を吸入するコンプレッサと、を備えた過給機において、
    前記タービン翼車に接合されるとともに、端部に羽根車が挿入されて固定されるロータ軸を有し、該ロータ軸は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のロータ軸である、ことを特徴とする過給機。
JP2009281634A 2009-12-11 2009-12-11 ロータ軸及び過給機 Active JP5459480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009281634A JP5459480B2 (ja) 2009-12-11 2009-12-11 ロータ軸及び過給機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009281634A JP5459480B2 (ja) 2009-12-11 2009-12-11 ロータ軸及び過給機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011122536A true JP2011122536A (ja) 2011-06-23
JP5459480B2 JP5459480B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=44286651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009281634A Active JP5459480B2 (ja) 2009-12-11 2009-12-11 ロータ軸及び過給機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5459480B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015138183A1 (en) * 2014-03-11 2015-09-17 Borgwarner Inc. Compressor wheel-shaft assembly
WO2017094546A1 (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 株式会社Ihi 取付構造、および、過給機
CN111971462A (zh) * 2018-02-20 2020-11-20 三菱重工发动机和增压器株式会社 增压器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330534U (ja) * 1989-08-03 1991-03-26
JP2001254627A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Ishikawajima Hanyou Kikai Kk 過給機のタービンロータ軸の加工方法
JP2002514285A (ja) * 1997-03-03 2002-05-14 アライドシグナル・インコーポレーテッド 一体型ポンプ、制御弁、およびミキサを組み込んだターボ過給機を利用する排気ガス再循環システム
JP2005002849A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Komatsu Ltd コンプレッサインペラ及びこれを用いたターボチャージャ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330534U (ja) * 1989-08-03 1991-03-26
JP2002514285A (ja) * 1997-03-03 2002-05-14 アライドシグナル・インコーポレーテッド 一体型ポンプ、制御弁、およびミキサを組み込んだターボ過給機を利用する排気ガス再循環システム
JP2001254627A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Ishikawajima Hanyou Kikai Kk 過給機のタービンロータ軸の加工方法
JP2005002849A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Komatsu Ltd コンプレッサインペラ及びこれを用いたターボチャージャ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015138183A1 (en) * 2014-03-11 2015-09-17 Borgwarner Inc. Compressor wheel-shaft assembly
CN106068388A (zh) * 2014-03-11 2016-11-02 博格华纳公司 压缩机叶轮‑轴组件
WO2017094546A1 (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 株式会社Ihi 取付構造、および、過給機
CN108350798A (zh) * 2015-12-01 2018-07-31 株式会社Ihi 安装构造以及增压器
JPWO2017094546A1 (ja) * 2015-12-01 2018-09-13 株式会社Ihi 取付構造、および、過給機
CN108350798B (zh) * 2015-12-01 2020-05-26 株式会社Ihi 安装构造以及增压器
US10753367B2 (en) 2015-12-01 2020-08-25 Ihi Corporation Mounting structure and turbocharger
CN111971462A (zh) * 2018-02-20 2020-11-20 三菱重工发动机和增压器株式会社 增压器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5459480B2 (ja) 2014-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9328738B2 (en) Turbine scroll part structure
JP4502841B2 (ja) 小型ローラベアリングを有するターボマシン
JP6368864B2 (ja) ターボチャージャ
US20070286734A1 (en) Bucket Vibration Damper System
EP1937979B1 (en) Centrifugal compressor including a seal system
US9347460B2 (en) Rotary machine
JP2009228664A (ja) ターボ型圧縮機のストラット構造
US20180231053A1 (en) Bearing structure and turbocharger
EP3020981B1 (en) Turbo compressor and turbo refrigerating machine
JP2008309157A (ja) タービンエンジンの排気カウリング
JP2013002466A (ja) スラスト軸受構造及び過給機
CN102046926A (zh) 具有活动叶片径向间隙控制盒的改进组件的涡轮发动机的高压涡轮机
US7232289B2 (en) Shroud for an air turbine starter
JP5459480B2 (ja) ロータ軸及び過給機
US11603772B2 (en) Forced induction device
JP4832257B2 (ja) 高速エアスピンドル
CN104279008A (zh) 轴流式涡轮机的具有双固定装置的定子叶片扇区
JP2009056564A (ja) 電動工具
WO2020066891A1 (ja) 蒸気タービンの排気室、蒸気タービン及び蒸気タービンの換装方法
JP2012215296A (ja) ギアボックスおよびそのオイルスプレッダ
US9028220B2 (en) Tie rod
US20160305331A1 (en) Turbomachine accessory gearbox equipped with a centrifugal pump
JP2012107619A (ja) 排気フードディフューザ
JP5987374B2 (ja) ターボ機械及び過給機
JP2021156266A (ja) タービンおよび過給機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131231

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5459480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250