JP2011121739A - シート処理装置、これを備えた画像形成装置、これらを組み合わせた画像形成システム。 - Google Patents

シート処理装置、これを備えた画像形成装置、これらを組み合わせた画像形成システム。 Download PDF

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Abstract

【課題】折り増しローラ従動側に球体列を配置し、応力集中による強い応力をシートにかけて折り高さを低くし、かつ撓みの逃げ部を設けてシワの発生を防止する。
【解決手段】画像形成装置Xから搬送されてくる画像形成されたシートは、シート受入れ口からシート処理装置Yの折り装置に搬送する。折りを行わず、下流側の後処理装置へ搬送するには、第1切替爪121により、直接、シート搬出口より排出させ、折りを行う場合には、第1切替爪121にて、シートを折り装置内部の各搬送路へ導き、二つ折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り、観音四つ折りの各折り動作を行う。折り機構は、駆動手段を有するローラと、ローラに接地しかつ連動して回転可能な球体と、球体を摺動可能かつ複数個の該球体からなる球体群を配置、保持可能な球体群ガイド部材とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は複写機及び印刷機等の画像形成装置から排出されたシートを折り加工するシート折り装置に係り、詳しくは2つ折り、内3つ折り、外3つ折り、Z折り、4つ折り、観音折り等の多種類の折り曲げ処理するシート処理装置と、これを備えた画像形成装置に関する。
シート処理装置にて折りを付与されたシートには、見かけ上、複数枚のシートが1つ以上の折り目によって重なっていることによる、折り高さという概念が生じる。折りを付与されたシートを排シートトレイ等にて積載する場合、この折り高さによって最大積載可能枚数が増減する。したがってより多くの最大積載可能枚数を実現するという生産性上の観点において、排シートトレイ等に排出される、折りを付与されたシートの折り高さは可能な限り低いことが望ましい。また、折りという特性自体に含有される外観品質上の観点からも同様に折り高さは低いことが望ましい。
そこで、特許文献1では、折りローラ対の下流に、シートの搬送方向に直交して移動し、シートの折り目に沿って折り目を折り増しすることで折り高さ低減を実現するためのプレスユニットを備えたプレス機構を提示している。しかしながら前記プレス機構においては、折り増しするシートをいったん停止させた後にプレスユニットを動作させるため、シート停止からプレス機構動作分の時間を要する分、生産性の低下につながることが問題点として挙げられる。
また、特許文献2では、ローラ幅がシート幅より小さい複数対の折り増しローラ対が、上流側がシート折り目の中心に、下流側へいくほどシート折り目の外側に配置されてシート全体を折り増しできるようにし、折り増しローラの圧分散を防止することで相対的に高い加圧力を印加し、折り高さ低減を実現するための折り増しローラ機構を提示している。しかしながら、当機構におけるニップはその機能上、理論的には線であり、したがってより高い加圧力を印加するにはニップ幅を狭めていく必要があるが、現実的に狭められる量には限界がある。また、連続するニップにより加圧力バランスに偏りが生じた際、シートに生じた撓みを逃がす術がなく、撓みがつぶされてシワになる懸念がある。
本発明は、特許文献1での、シートを停止させてプレスユニットを動作させることにより生産性が相対的に低下するという問題、特許文献2での集中荷重を印加するニップ幅には限界があるという課題を解決し、高い生産性を維持し、かつ高い加圧力をシートにかけつつ、同時にシワも発生させない機構を提示することを目的とする。
またシート折り装置を通過するシートにはその厚さ、サイズ、その他のさまざまな特性があるため、同一の構成でそれら全てに対応する機能を実現するには限界がある。それらシートの諸条件に対して各々に最適な条件を設定可能とし、さらに強靭性を持たせた機構を提示することも本発明の目的である。
さらに本発明は、なお潰しきれない折り目を潰し、折り高さ低減を実現する機構を提示すること、また同等の機能をより省スペースにて実現する機構を提示することをも目的とする。
本発明のシート処理装置のうち請求項1に係るものは、シートに対して折りを行う折り手段を備えたシート処理装置において、駆動手段を有するローラと、該ローラに接地しかつ連動して回転可能な球体と、前記球体を摺動可能かつ複数個の該球体からなる球体群を配置、保持可能な球体群ガイド部材とからなる折り機構を有することを特徴とする。
請求項2に係るものは、請求項1記載のシート処理装置において、前記折り機構が、前記球体の数量、配置箇所、及び前記ローラにかかる加圧力を調整可能であることを特徴とする。
請求項3に係るものは、請求項1または2記載のシート処理装置において、前記折り機構をシート搬送方向で下流側に向かって複数個配置し、また相対的に下流側の前記折り機構における前記ローラと前記球体とからなるニップのニップ点と、相対的に上流側の前記折り機構における前記ローラと前記球体とからなるニップにニップ点とを、搬送方向に平行な同一直線状には配置しないことを特徴とする。
請求項4に係るものは、請求項1または2記載のシート処理装置において、前記折り機構を、1つの前記ローラに対して前記ローラに接地しかつ連動して回転する前記球体列を複数列配置し、かつ前記ローラと相対的に下流側の前記球体とからなるニップ点と、前記ローラと相対的に上流側の前記球体とからなるニップ点とを、搬送方向に平行な同一直線状に配置しないことを特徴とする。
請求項5に係る画像形成装置は、請求項1から4のいずれかのシート処理装置を備えたことを特徴とする。
請求項6に係る画像形成システムは、請求項1から4のいずれかのシート処理装置と画像形成装置とを組み合わせてなることを特徴とする。
本発明によれば、折り増しローラ従動側に球体列を配置することにより、応力集中による強い応力をシートにかけることを実現することで折り高さを低くし、かつ撓みの逃げ部を設けることでシワの発生を防止する。
画像形成装置とそれに対するシート処理装置の配置を示す図 本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例1を示す図 本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例2を示す図 本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例3を示す図 本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例4を示す図 本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例5を示す図
本発明に係るシート処理装置は、シートに対して折りを行う折り手段を備える。駆動手段を有するローラと、前記ローラに接地、かつ連動して回転可能とする球体と、前記球体が摺動可能とし、かつ複数個の球体から成る球体群を配置、保持可能とする球体群ガイド部材とからなる折り機構を有し、折り増しローラ従動側に球体列を配置することにより、応力集中による強い応力をシートにかけることを実現することで折り高さを低くし、かつ撓みの逃げ部を設けることでシワの発生を防止する。
また球体の数量、配置箇所、及び前記ローラにかかる加圧力を自由に調整可能とする。このことで、シートごとの特性に対して最適な機能を設定可能とする。
またシートの搬送方向で下流に向かって複数個球体を配置し、また相対的に下流側の折り機構におけるローラと、球体とからなるニップ点下流側が、相対的に上流側の折り機構におけるローラと球体とからなるニップ点上流側に対し、搬送方向に平行な同一直線状に配置されないように複数列配置することで、繰り返しの折り増しを実現し、折り高さをより低減させる。すなわち、球体列を複数列配置することで、繰り返しの折り増しの実現し、かつ点加圧の密度を大きくすることで折り高さをより低減させる。
さらに、1つのローラに対し、そのローラに接地かつ連動して回転する球体列を複数列配置し、かつローラと相対的に下流側の球体とからなるニップ点下流側が、ローラと相対的に上流側の球体とからなるニップ点上流側に対し、搬送方向に平行な同一直線状に配置されないようにして、1本の折り増しローラに従動する球体列を複数列配置することで、繰り返しの折り増しの実現をし、かつ点加圧の密度を大きくすることで折り高さをより低減させ、省スペースも実現する。
以下、本発明を適用する画像形成装置について説明する。本発明に係るシート処理装置は、画像形成装置に備えられ、あるいは、画像形成装置とを組み合わせて画像形成システムを構成する。
図1は画像形成装置Xとそれに対するシート処理装置Yの配置を示す図である。この構成により、二つ折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り、観音四つ折りの各折り動作が可能となる。なお図示はしないが、画像形成装置Xがシート処理装置Yを一体に備える構成とすることも可能であることはもちろんである。
この装置では、シート搬送方向で上流側に位置する画像形成装置Xから搬送されてくる画像形成されたシートは、図1に示したシート受入れ口からシート処理装置Yの折り装置に搬送する。折りを行わず、下流側の後処理装置へ搬送するには、第1切替爪121により、直接、シート搬出口より排出させ、折りを行う場合には、第1切替爪121にて、シートを折り装置内部の各搬送路へ導き、各折り動作を行う。折りが完了した後、折り増しローラ機構151により折り増しが行われる。以下、種々の「折り」の形態について説明する。
<Z折り>
第1切替爪121によって第1搬送路101へシートを案内する。図示せずガイド部材が、第1折りローラ111と第2折りローラ112のニップ部に出没する。シートは第1折りローラ111と第2折りローラ112のニップ部を通過する。シート先端は、第3搬送路103に配置されている折り位置に移動可能な第2ストッパ142に突き当たる。シートの撓み部分が第2折りローラ112と第3折りローラ113のニップに進入し、1回目の折りを行った後、第2切替爪122により第4搬送路104に搬送する。シートの先端は、第4搬送路104に配置されている折り位置に移動可能な第3ストッパ143に突き当たる。シートの撓み部分を第4折りローラ114と第5折りローラ115のニップに進入させて2回目の折りを行い、これによりZ折り完了となる。
折り完了後、折り増しローラ機構151により折り増しが行われつつ、シートは第6搬送路106を通過し、第3切替爪123によって第7搬送路107へ導かれ、シート収容部131にスタックする。後処理機へ搬送する場合は、第3切替爪123によって後処理機へ搬送する。
<二つ折り>
まず第1切替爪121によって第1搬送路101へシートを案内する。シート先端は、第2搬送路102に配置されている折り位置に移動可能な第1ストッパ141に突き当たる。シートの撓み部分を第1折りローラ111と第2折りローラ112のニップに進入させて1回目の折りを行い、二つ折り完了となる。すると、図示せずガイド部材が出没し、折り完了後の二つ折りシートは、第3搬送路103へは進入せずに、第2折りローラ112と第3折りローラ113のニップを通過する。第2切替爪122により、第5搬送路105へ案内する。折り増しローラ機構151によりシートの折り増しが行われつつ、第6搬送路106を通過し、第3切替爪123によって第7搬送路107へ導かれ、シート収容部131にスタックする。後処理機へ搬送する場合は、第3切替爪123によって後処理機へ搬送する。
<外三つ、内三つ、単純四つ>
この場合、第1切替爪121によって第1搬送路101へシートを案内する。シート先端は、第2搬送路102に配置されている折り位置に移動可能な第1ストッパ141に突き当たる。シートの撓み部分を第1折りローラ111と第2折りローラ112のニップに進入させて1回目の折りを行った後、第3搬送路103に搬送する。シート先端が第3搬送路103に配置されている折り位置に移動可能な第2ストッパ142に突き当たり、シートの撓み部分を第2折りローラ112と第3折りローラ113のニップに進入させて2回目の折りを行い、折り完了となる。折り完了後、第2切替爪122により、第5搬送路105へ案内する。そして折り増しローラ機構151によりシートの折り増しが行われつつ、第6搬送路106を通過し、第3切替爪123によって第7搬送路107へ導かれ、シート収容部131にスタックする。後処理機へ搬送する場合は、第3切替爪123によって後処理機へ搬送する。
<観音四つ折り>
第1切替爪121によって第1搬送路101へシートを案内する。シート先端が第2搬送路102に配置されている折り位置に移動可能な第1ストッパ141に突き当たる。シートの撓み部分を第1折りローラ111と第2折りローラ112のニップに進入させて1回目の折りを行った後、第3搬送路103に搬送する。シート先端が第3搬送路103に配置されている折り位置に移動可能な第2ストッパ142に突き当たり、シートの撓み部分を第2折りローラ112と第3折りローラ113のニップに進入させて2回目の折りを行った後、第2切替爪122により、第4搬送路104に搬送する。シート先端が第4搬送路104に配置されている折り位置に移動可能な第3ストッパ143に突き当たり、シートの撓み部分を第4折りローラ114と第5折りローラ115のニップに進入させて3回目の折りを行い、観音四つ折り完了となる。そして、シート先端が第4搬送路104に配置されている折り位置に移動可能な第3ストッパ143に突き当たり、シートの撓み部分を第4折りローラ114と第5折りローラ115のニップに進入するときに、図示せぬ観音四つ折りガイド部材が動作し、巻き込まれるシート端部は第4折りローラ114と第5折りローラ115のニップに確実に進入する。折り完了後、折り増しローラ機構151により折り増しが行われつつ、第6搬送路106を通過し、第3切替爪123によって第7搬送路107へ導き、シート収容部131にスタックする。後処理機へ搬送する場合は、第3切替爪123によって後処理機へ搬送する。
<実施例1>
図2は本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例1を示す図である。折り増し球ガイド部材171と、対面に配置したガイド部材172とからなる搬送経路に、図示せぬ駆動手段により駆動力を受けて回転する折り増しローラ161と、折り増しローラ161に接地し、かつ連動して回転し、かつ折り増し球ガイド部材171に折り増しローラ161の回転軸と平行に並列された球体群、すなわち折り増し球列162とが配置してある。また、折り増し球列162は図示せぬ加圧機構により、折り増しローラ161の軸心方向に加圧されている。
図示せぬ折りローラ機構により折りを付与され、図示せぬ搬送方向で上流側の搬送ローラ対によって搬送されたシート181は、折り増し球ガイド部材171と、ガイド部材172とからなる搬送経路を通過し、折り増しローラ161と、折り増し球列162とから形成されるニップ群に進入する。この際、前記ニップ群は、折り増しローラ161と折り増し球列162を構成する個々の折り増し球162とによって形成されるニップの集合体であり、前記ニップは円筒形状と球体形状との接点であるから、前記加圧機構によって加圧される任意点在の各前記ニップの応力は、応力集中により、平行する円筒形状ローラ対により形成されるニップの応力に対して相対的に大きい。この応力が折り増しローラ161全幅の複数の任意点、すなわち前記ニップに作用しており、これによってシート181の折り目は潰され、折り増しされる。
また一般的にローラニップにおける強い加圧力がシートにかかる場合、シート全幅にかかる応力のバランスによってシート搬送方向に直交する方向の応力が発生し、シートに撓みが生じ、シワやキズの発生が懸念される。本実施例の機構においては、球体である折り増し球162によってニップが点在して配置されていることにより、万一シワの要因となりうる撓みが生じたとしても、その撓みが折り増し球同士をつなぐ隙間に逃げることで、シワ及びキズの発生を防止することができる。
<実施例2>
図3は本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例2を示す図である。折り増しローラ161とニップを形成する折り増し球162を配置した折り増し球ガイド部材171aには側壁(171b)がその両端に設けられており、さらに側壁171bからは直方体形状の軸171cが設けられている。このガイド部材の軸171cは、図示せぬシート処理装置本体の側板に設けた縦長形状の穴を、軸171cの両側面が摺動可能とすることで、折り増し球ガイド部材171aの上下方向の自由度を確保すると共に、その回転を規制している。さらに、ガイド部材の軸171cはその底面に図示せず圧縮ばね受け部を備え、シート処理装置本体の側壁201に備えた図示せぬ圧縮ばね受け部との間を、圧縮ばね191によって連結することにより、折り増しローラ161の軸芯方向に対する加圧を実現している。
このとき、圧縮ばね191は取替え可能であり、折り増しするシートの厚さやコシの強さに応じて、圧縮ばねを強くすることで強い加圧力を、弱くすることで弱い加圧力を前記ニップに対してかけることが可能になる。また、折り増し球ガイド部材171aには折り増し球溝171dが配置されており、折り増し球の数量、配置箇所を自由に変更することが可能となっている。これもまた、シートの厚さやコシの強さ、またシートサイズなど、シートの特性に応じて自由な調節を可能とする。
<実施例3>
図4は本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例3を示す図である。折り増しローラ161aと、折り増しローラ161aとニップ群を形成する折り増し球列162と、折り増し球列162を配置した折り増し球ガイド部材171と、折り増し球ガイド部材171と対面し、搬送するシートの搬送経路を形成するガイド部材172とが配置してある。折り増しローラ161aに駆動を伝達する折り増しローラ回転軸162bには折り増しローラ回転の軸受161cが設けてあり、軸受161cは図示せぬ折り処理装置本体の側壁に設けた長穴を折り増し球列162方向に摺動可能とする。テンショナ177は、テンショナ回転中心177bを中心として回転し、該回転中心177bは段付ねじにより、図示せず本体側壁に固定されている。またテンショナ力点部177cにて引張ばねからの力を受け、テンショナ作用点部177dによって折り増しローラ回転の軸受161cを介して折り増しローラ161aに力を伝達する。また引張ばね192は、図示せぬ本体側壁に設けた本体側ばね取付部202に一端を固定してある。この際、従動側である折り増し球162を保持する折り増し球ガイド部材171が固定されていることにより、折り増しローラ161aと、折り増し球列162とからなるニップ群は加圧力を有する。このとき、引張ばね192は取替え可能であり、折り増しするシートの厚さやコシの強さに応じて、引張ばねを強くすることで強い加圧力を、弱くすることで弱い加圧力を前記ニップに対してかけることが可能になる。
<実施例4>
図5は本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例4を示す図である。本実施例は、実施例1として挙げた折り増し機構と同機構の第1の折り増し機構211a、第2の折り増し機構211b、第3の折り増し機構211cを直列に配置している。図示せぬ折りローラ機構により折りを付与され、図示せぬ搬送方向上流側の搬送ローラ対によって搬送されたシート181は、第1の折り増し機構211aによって折り増しされ、続いて第2の折り増し機構211b、第3の折り増し機構211cと順次折り増しされる。繰り返し折り増しすることにより、折り高さのさらなる低減を実現できる。
またこの際、上流側の折り増し球列162a、162bと、下流側の折り増し球列162b、162cとでニップの位置を搬送方向平行の同一直線状に配置しないようにして、ニップの密度を大きくし、加圧されない箇所を減らし、折り目の加圧範囲を大きくすることでより折り高さの低減に寄与する構成となっている。
<実施例5>
図6は本発明に係る折り機構を用いた折り増しローラ機構の実施例5を示す図である。本実施例は、折り増しローラ161に対し、第1の折り増し球列163と、第1の折り増し球ガイド部材173と、図示せぬ第1の加圧機構からなる第1の折り増し球機構と、第2の折り増し球列164と、第2の折り増し球ガイド部材174と、図示せぬ第2の加圧機構からなる第2の折り増し球機構と、第3の折り増し球列165と、第3の折り増し球ガイド部材175と、図示せぬ第3の加圧機構からなる第3の折り増し球機構とが各々接し、かつ各々の折り増し球列は互いにジグザグに配置してある。また、各折り増し球列163〜165は、図示せぬ各加圧機構により、いずれも折り増しローラ161の軸心方向に加圧されている。
図示せぬ折りローラ機構により折りを付与され、図示せぬ上流側の搬送ローラ対によって搬送されたシート181は、ガイド部材176からなる搬送経路を通過して、折り増しローラ161と、第1の折り増し球列163によって形成される第1のニップ群に進入する。この時、前記ニップ群は、折り増しローラ161と、第1の折り増し球列163を構成する個々の折り増し球163によって形成されるニップの集合体であり、前記ニップは円筒形状と球体形状との接点であるから、前記加圧機構によって加圧されることによる任意点在のニップの応力は、応力集中によって、平行する円筒形状ローラ対によるニップに対して相対的に強い。この応力が折り増しローラ161全幅の複数の任意点、すなわちニップに作用しており、これによってシート181の折り目を潰し、折り増しする。
折り増しローラ161と、第1の折り増し球列163によって形成される第1のニップ群を通過したシート181は、同様にして折り増しローラ161と、第2の折り増し球列164によって形成される第2のニップ群と、折り増しローラ161と、第3の折り増し球列165によって形成される第3のニップ群とをそれぞれ通過し、折り増しされる。
この際、繰り返しの折り増しにより、シート181の折り目には繰り返し応力が加わり、1列のみの折り球列よりも潰されることで折り高さのさらなる低減が実現できる。また、上流の折り増し球列163、164と、下流側の折り増し球列164、165とでニップの位置を搬送方向平行の同一直線状に配置しないことで、ニップの密度を大きくし、加圧されない箇所を減らし、折り目の加圧範囲を大きくすることでより折り高さの低減に寄与する構成となっている。また本実施例は、上述の繰り返しの折り増し及びニップ密度の増加の各機能をひとつの駆動折り増しローラ161の中で実現することにより、省スペース化を可能としている。
X:画像形成装置
Y:シート処理装置
101:第1搬送路
102:第2搬送路
103:第3搬送路
104:第4搬送路
105:第5搬送路
106:第6搬送路
107:第7搬送路
111:第1折りローラ
112:第2折りローラ
113:第3折りローラ
114:第4折りローラ
115:第5折りローラ
121:第1切替爪
122:第2切替爪
123:第3切替爪
131:シート収容部
141:第1ストッパ
142:第2ストッパ
143:第3ストッパ
151:折り増しローラ機構
161:折り増しローラ
161a:折り増しローラ
161c:折り増しローラ回転の軸受
162:折り増し球列
162a、162b:上流側の折り増し球列
162b、162c:下流側の折り増し球列
163:第1の折り増し球列
164:第2の折り増し球列
165:第3の折り増し球列
171:折り増し球ガイド部材
171a:折り増し球ガイド部材
171b:側壁
171c:軸
171d:折り増し球溝
172:ガイド部材
173:第1の折り増し球ガイド部材
174:第2の折り増し球ガイド部材
175:第3の折り増し球ガイド部材
176:ガイド部材
177:テンショナ
177b:テンショナ回転中心
177c:テンショナ力点部
177d:テンショナ作用点部
181:シート
191:圧縮ばね
192:引張ばね
201:シート処理装置本体の側壁
202:本体側ばね取付部
211a:第1の折り増し機構
211b:第2の折り増し機構
211c:第3の折り増し機構
特開2007−91469号公報 特開2007−45531号公報

Claims (6)

  1. シートに対して折りを行う折り手段を備えたシート処理装置において、
    駆動手段を有するローラと、該ローラに接地しかつ連動して回転可能な球体と、前記球体を摺動可能かつ複数個の該球体からなる球体群を配置、保持可能な球体群ガイド部材と、
    からなる折り機構
    を有することを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1記載のシート処理装置において、
    前記折り機構が、前記球体の数量、配置箇所、及び前記ローラにかかる加圧力を調整可能であることを特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項1または2記載のシート処理装置において、
    前記折り機構をシート搬送方向で下流側に向かって複数個配置し、また相対的に下流側の前記折り機構における前記ローラと前記球体とからなるニップのニップ点と、相対的に上流側の前記折り機構における前記ローラと前記球体とからなるニップにニップ点とを、搬送方向に平行な同一直線状には配置しないことを特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項1または2記載のシート処理装置において、
    前記折り機構を、1つの前記ローラに対して前記ローラに接地しかつ連動して回転する前記球体列を複数列配置し、かつ
    前記ローラと相対的に下流側の前記球体とからなるニップ点と、前記ローラと相対的に上流側の前記球体とからなるニップ点とを、搬送方向に平行な同一直線状に配置しないことを特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれかのシート処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から4のいずれかのシート処理装置と画像形成装置とを組み合わせてなることを特徴とする画像形成システム。
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