JP2011121635A - 計量容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器を片手で把持したまま、片手で内容物の計量操作及び排出操作を行え、使用性に優れる計量容器を提供する。
【解決手段】容器本体2と、容器本体2の口部20に装着された計量体30と、容器本体2内と計量体30内とを仕切る仕切り体40とを備え、仕切り体40には、容器本体2内と計量体30内とを内容物が流通する計量口42が形成され、計量体30には、内容物を外部へ排出する排出口37が形成され、仮想軸線Oを中心に回動操作することにより、計量体30内の内容物を排出口37に至らせて外部に排出する計量容器において、計量口42は計量体30の内周面寄りに形成され、排出口37は側壁部31に形成され、計量体30には、計量口42から排出口37にかけて内容物を流通させる排出流路が側壁部31の内周面に沿って形成されていることよりなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、計量容器に関する。
衣料用洗濯洗剤や自動食器洗浄機用洗剤等の粉粒物を収容する容器としては、計量スプーンを付属させた箱状の容器や計量キャップを設けたボトル状の容器が知られている。
箱状の容器の使用態様は、まず蓋を開け、付属の計量スプーンで内容物を掬い取って計量し、計量した内容物を洗濯機や自動食器洗浄機等に投入するものである。箱型の容器では、計量スプーンを容器内に入れて保管するため、繰り返し使用しているうちに計量スプーンの持ち手部分に内容物が付着し、この付着した内容物により手指が汚染されるという問題がある。加えて、内容物の残量が少ない場合には、計量スプーンで掬い取りにくいという問題がある。また、多くの場合には、一方の手で容器を持ち、他方の手で計量スプーンを操作するので、両手が塞がってしまう。
一方、計量キャップを備えたボトル状の容器においては、使用時にボトルを傾けて内容物を排出し、計量キャップに受け入れて量り取る。この容器では、内容物を計量キャップに排出して計量するので、内容物の残量が少なくなった場合でも容易に計量できることに加え、繰り返し使用しても計量キャップの外周(把持部分)が内容物で汚染されにくい。このため、箱形の容器のような手指を汚染するという問題が生じにくい。
ところが、ボトル状の容器の場合、流出部の口径が大きいと、内容物を計量キャップへ排出する際に、大量の内容物が瞬時に流出して計量しにくいという問題がある。加えて、計量作業の際には、一方の手でボトルを持ち、他方の手で計量キャップを持って内容物を計量するため、箱状の容器の場合と同様に両手が塞がるという問題がある。
従来、こうした問題に対し、内容物を計量しつつ排出する容器が提案されている。
例えば、特許文献1には、内容物を一時的に貯留する予備計量室をキャップに設けた定量排出容器が開示されている。この発明によれば、容器を倒立させて予備計量室に内容物を量り取り、再び容器を正立して量り取った内容物を主計量室に移送する。そして、蓋部材を開として容器を倒立させることで一定量の内容物を排出できる。
また、特許文献2には、キャップを容器本体に回動自在に備え、該キャップに計量カップが複数突設された定量排出容器が開示されている。この発明によれば、キャップを回動させることで計量値を変更できる。
特許文献3には、傾斜した底面を備えた収容部と、この収容部に連通し該収容部の下方に位置する計量室とを有する計量容器が開示されている。この発明によれば、1回の排出操作により、一定量の内容物を排出できる。
特許文献4には、蓋本体に小窓が設けられると共に、該小窓の内縁にヒンジ部材を介して計量具が取り付けられた計量器付き蓋が開示されている。この発明によれば、計量具の開口の程度を調整することによって、内容物の排出量を変化させることができる。
特許文献5には、容器本体と、計量部及び該計量部に連なる開閉可能な放出部を有する計量体と、該計量体の前記計量部と前記容器本体との夫々の内部空間を連絡・遮断する開閉機構を具備する計量機能付き容器が開示されている。この発明によれば、一定量の内容物を計量することができる。
特許文献6〜7には、容器本体の口元に計量部を設け、容器を傾ける操作と、容器を回転する操作により内容物の計量操作及び排出操作を行う容器が提案されている。この発明によれば、容器を把持した片手だけで内容物の計量操作と内容物の排出操作とを行うことができる。
特許第3729928号公報 特開平09−39999号公報 特開2003−112757号公報 実開昭53−124252号公報 特開2005−1675号公報 実開昭50−135484号公報 登録実用新案第3046135号公報
しかしながら、特許文献1〜2の技術では、内容物を予備計量室で一時貯留した後に主計量室で計量するため、最初に容器を使用する場合には容器を傾斜又は倒立させる操作を2回行わなければならない。また、内容物の排出操作の際に、次回排出分の計量操作(容器本体内から予備計量室への流入)が同時に行われるため、使用に応じて排出量を調整できない。
また、特許文献3の技術では、容器を最初に使用する際に2回の操作を行う必要はないが、内容物の排出操作(計量室から容器外への排出)を行った直後に、次回排出分の計量操作(容器本体内から計量室への流入)が行われるため、排出量を調整できない。
特許文献4の技術では、内容物を排出する直前に計量するので、容器を最初に使用する場合でも2回の操作を行う必要がない上、計量具の開口度合いを調整することによって、内容物の排出量を変化させられる。しかしながら、この技術では、内容物の排出量が計量具の容量に従って決定されるため、排出量の微調整が困難である。
特許文献5の技術では、最初に容器を使用する場合でも2回の操作を行う必要はないが、容器本体内から計量具への流入部を遮断するための操作が必要となり、片手だけで計量操作と排出操作を行うことが困難である。
特許文献6〜7の技術では、容器本体の口元が、容器本体の上部中央付近に形成されているため、容器本体内から計量部に内容物を流入させる際に、容器を大きく傾斜させる必要がある。このため、内容物が勢いよく計量部に流入しやすく、計量値の調整がしにくい。加えて、計量部の内容物を容器本体内に戻す場合、その加減は目分量にたよることになるので、目的とする計量値に至るまでに計量操作を何度も繰り返すことになりかねない。さらに、計量した内容物を容器外に排出するためには、容器を180°回転させる必要があるため、手首の動きが大きくなり操作しにくいという問題がある。
そこで、本発明は、これらの課題を解決し、容器を片手で把持したまま、片手で内容物の計量操作及び排出操作を行え、使用性に優れる計量容器を目的とする。
本発明の計量容器は、内容物が収容される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に装着された有蓋筒状の計量体と、前記容器本体内と前記計量体内とを仕切る仕切り体とを備え、前記仕切り体には、前記容器本体内と前記計量体内とを内容物が流通する計量口が形成され、前記計量体には、内容物を外部へ排出する排出口が形成され、前記容器本体と前記計量体との連通方向、かつ前記容器本体内及び前記計量体内で形成される空間の略中央を通る仮想軸線を中心に回動操作することにより、前記容器本体内から前記計量体内に流入した内容物を前記排出口に至らせて外部に排出する計量容器において、前記計量口は、前記仮想軸線と離間した、前記計量体における前記仮想軸線回りの内周面寄りに形成され、前記排出口は、前記仮想軸線回りの壁部又はその近傍に形成され、前記計量体には、前記内周面に沿って、前記計量口から前記排出口にかけて内容物を流通させる排出流路が形成されていることを特徴とする。
前記仕切り体には、前記容器本体内の内容物を前記計量口に導く計量流路を覆う制御壁部が、前記計量口の周縁から前記容器本体の底部に向かって延設されていることが好ましく、前記計量体は、その内部に流入した内容物を目視可能な材質で構成されると共に、計量目盛が設けられていることが好ましく、前記排出口は、前記仮想軸線と前記計量口とを結ぶ線と、前記仮想軸線と前記排出口とを結ぶ線とが90〜180°となるように形成されていることが好ましい。
前記計量体は、前記仮想軸線に直交する断面の形状が多角形とされ、前記計量口は、多角形の任意の頂点に対応する位置に形成され、前記排出口は、多角形の他の任意の頂点に対応する位置に形成されていることが好ましく、前記排出口は、前記仮想軸線と前記計量口とを結ぶ線とに対し、線対称の2箇所に形成されていることが好ましい。
本発明の計量容器によれば、内容物が収容される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に装着された有蓋筒状の計量体と、前記容器本体内と前記計量体内とを仕切る仕切り体とを備え、前記仕切り体には、前記容器本体内と前記計量体内とを内容物が流通する計量口が形成され、前記計量体には、内容物を外部へ排出する排出口が形成され、前記容器本体と前記計量体との連通方向、かつ前記容器本体内及び前記計量体内で形成される空間の略中央を通る仮想軸線を中心に回動操作することにより、前記容器本体内から前記計量体内に流入した内容物を前記排出口に至らせて外部に排出する計量容器において、前記計量口は、前記仮想軸線と離間した、前記計量体における前記仮想軸線回りの内周面寄りに形成され、前記排出口は、前記仮想軸線回りの壁部又はその近傍に形成され、前記計量体には、前記内周面に沿って、前記計量口から前記排出口にかけて内容物を流通させる排出流路が形成されているため、計量容器を片手で把持したまま、内容物の計量操作及び排出操作を行える。加えて、計量容器を大きく傾けることなく内容物を計量でき、かつ計量部に流入した内容物を容易に容器本体内に戻すことができ、使用性に優れる。
本発明の計量容器によれば、前記仕切り体には、前記容器本体内の内容物を前記計量口に導く計量流路を覆う制御壁部が、前記計量口の周縁から前記容器本体の底部に向かって延設されていることで、排出操作の際に、内容物が計量体内に流入することを防止できる。
本発明の計量容器によれば、前記計量体は、その内部に流入した内容物を目視可能な材質で構成されると共に、計量目盛が設けられているため、目的とする量の内容物を容易に計量できる。
本発明の計量容器によれば、前記排出口が、前記仮想軸線と前記計量口とを結ぶ線と、前記仮想軸線と前記排出口とを結ぶ線とが90〜180°となるように形成されているため、計量部に計量した内容物を容易に排出することができる。
本発明の計量容器によれば、前記計量体が、前記仮想軸線に直交する断面の形状が多角形とされ、前記計量口は、多角形の任意の頂点に対応する位置に形成され、前記排出口は、多角形の他の任意の頂点に対応する位置に形成されているため、内容物を正確かつ容易に計量でき、かつ排出操作が容易である。
本発明の計量容器によれば、前記排出口が、前記仮想軸線と前記計量口とを結ぶ線とに対し、線対称の2箇所に形成されているため、右手又は左手のいずれで操作しても容易に内容物を排出できる。
本発明の第一の実施形態に係る計量容器の正面図である。 図1の計量容器の縦断面図である。 図1の計量容器の縦断面の斜視図である。 (a)図1に示す計量ユニットの天面図である。(b)図1に示す計量ユニットの左側面図である。(c)図1に示す計量ユニットの正面図である。(d)図1に示す計量ユニットの右側面図である。(e)図1に示す計量ユニットの底面図である。(f)図4(a)のX1−X1断面図である。(g)図4(a)のX2−X2断面図である。 図1の計量容器の使用態様を説明する縦断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る計量容器の正面図である。 図6の計量容器の縦断面図である。 (a)図6に示す計量ユニットの天面図である。(b)図6に示す計量ユニットの左側面図である。(c)図6に示す計量ユニットの正面図である。(d)図6に示す計量ユニットの右側面図である。(e)図6に示す計量ユニットの底面図である。(f)図8(a)のY1−Y1断面図である。(g)図8(a)のY2−Y2断面図である。 本発明の計量容器に用いる計量ユニットの一例を示す横断面図である。 本発明の計量容器に用いる計量ユニットの一例を示す横断面図である。
(第一の実施形態)
本発明の第一の実施形態に係る計量容器について、以下に図面を参照して説明する。
図1は、第一の実施形態における計量容器1の正面図であり、説明の便宜上、各構成部材は離間して図示されている。図1に示すように、計量容器1は、内容物を収容する容器本体2と、内容物を計量する計量ユニット3と、計量ユニット3を覆う有蓋円筒状の蓋体5とを備えるものである。
なお、図1において、符号Oは、容器本体2と計量ユニット3との連通方向で、かつ容器本体2内と計量ユニット3内とで形成される空間の中央を通る仮想軸線である。即ち、仮想軸線Oは、容器本体2に計量ユニット3を装着してなる筒形状の計量容器1の軸線である(図2〜5において同じ)。
容器本体2は、有底円筒状とされ、上部が口部20とされており、口部20の外周面には雄ネジ22が形成されている。
図2は、計量容器1の仮想軸線Oに沿った断面図であり、図3は、蓋体5を取り外した状態の計量容器1の仮想軸線に沿った断面の斜視図である。図2〜4に示すように、計量ユニット3は、円筒状の側壁部31及び側壁部31の上部に連設された天壁部32とを備えた有蓋筒状の計量体30と、容器本体2の開口部を塞ぎ、容器本体2内と計量体30内とを仕切る仕切り体40とを備えるものである。本実施形態においては、計量体30と仕切り体40とが一体とされており、計量体30と仕切り体40とで区画された領域が計量室38とされている。
図2〜3、図4(e)及び(f)に示すように、仕切り体40には、仮想軸線Oと離間した、計量体30における仮想軸線O回りの内周面寄りに、略矩形の計量口42が形成されている。本実施形態においては、計量口42は、側壁部31の内周面に臨む形状とされ、計量ユニット3を容器本体2に装着した際に、容器本体2内と計量体30内(計量室38)とが計量口42により連通される。計量口42の大きさは、内容物の種類等を勘案して決定でき、例えば、5〜15mm角程度とされる。
また、仕切り体40には、計量口42の周縁から容器本体2の底部24に向かって略コ字状の制御壁部44が延設され、この制御壁部44により、容器本体2内の内容物を計量口42に導く計量流路が覆われている。制御壁部44の大きさは、容器本体2の大きさ等を勘案して決定できる。
図1、図3、図4(c)及び(d)に示すように、側壁部31には、仮想軸線O方向を長手方向とする略矩形の排出口37が形成されている。排出口37の大きさは、収容する内容物の性状(粒子径、流動性等)を勘案して決定でき、例えば、幅5〜10mm、長さ15〜40mm程度とされる。
また、図4(e)に示すように、仮想軸線Oと計量口42の略中央とを結ぶ線と、仮想軸線Oと排出口37の略中央とを結ぶ線とがなす角度θ1は、好ましくは90〜180°とされ、より好ましくは90〜120°とされる。上記範囲内であれば、後述する計量操作の際に内容物が排出口37からこぼれにくいと共に、後述する排出操作の際に容易に排出口37を下方に向けることができる。
天壁部32には、計量目盛36a、b、cが設けられている(図4(a))。本発明では、後述する計量操作において、計量室38に流入した内容物10を一時的に貯留し、計量目盛36a〜cと照合する領域が、計量部とされる。
本実施形態において、排出流路は、計量口42近傍の計量部から排出口37に至る側壁部31の内周面に沿った領域、即ち角度θ1の範囲にある側壁部31の内周面近傍に形成される。
図4(f)及び(g)に示すように、計量体30には、仕切り体40の下方に、容器本体2の雄ネジ22と螺合可能な雌ネジ34が形成されている。この雌ネジ34が雄ネジ22と螺合することにより、計量ユニット3が容器本体2の口部20に装着される。
計量体30の材質は、例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等、計量体30内を目視可能な程度に透明性を有する材質である。
次に、計量容器1を用いた内容物の計量方法について図5を用いて説明する。図5は、計量容器1の蓋体5を取り外した状態の断面図である。
図5(a)は、容器本体2内に内容物10を収容し、計量ユニット3を上方として正立させた状態を示すものである。内容物10としては、例えば、平均粒径50〜2000μm程度の衣料用洗濯洗剤、自動食器洗浄用洗剤等の粉粒状洗剤、調味料等の粉粒物、液体洗剤等の液状物が挙げられる。中でも、粉粒物において、本発明の効果が顕著である。
図5(a)の状態から矢印Aの方向、即ち、計量口42が下方となるように計量容器1を傾けて図5(b)の状態とすると、内容物10は矢印Bの流れで制御壁部44内を流通し、計量口42から計量室38に流入する。この際、計量室38に流入した内容物を天壁部32に設けられた計量目盛36a〜cと照合しながら計量する。
なお、図5(c)又は(d)のようにさらに計量容器1を傾けることで、計量室38への内容物10の流入量を増量できる。あるいは、図5(d)の状態から、図5(c)又は(b)のように計量容器1を正立に戻すように操作することで、計量室38に流入した内容物10を容器本体2内に戻して減量できる(計量操作)。
次いで、任意の量に内容物を計量した後、図5(e)に示すように、計量容器1を仮想軸線Oが水平に近づくようにしつつ、排出口37が下方となるように仮想軸線Oを軸として回転させる。この際、計量室38の内容物は、計量口42近傍の計量部から、計量体30の内周面、即ち側壁部31の内周面に沿って流動して排出口37に至る。排出口37に至った内容物10は、排出口37から計量容器1外へ排出される。一方で、容器本体2内の内容物10は、計量口42に向かっての流動が制御壁部44により阻害され、計量室38に流出しない(排出操作)。
上述のように、本実施形態によれば、計量体と容器本体とを仕切り体で仕切ると共に、仕切り体の側壁部寄りに計量口を形成し、計量体の側壁部に排出口を形成することで、片手で内容物の計量操作と排出操作との一連の操作を行える。加えて、排出操作の都度、排出量に応じた計量操作を行えるため、使用の都度、適量の内容物を排出できる。
計量口から排出口にかけて計量体の内周面に沿った排出流路が形成されることで、排出操作の際に計量室の内容物が容器本体内に流れ込んで、排出量が減量されることがない。さらに、計量口が計量体の内周面に臨む形状とされているため、計量室と容器本体内との内容物の流通が円滑となり、計量室の内容物の増減が容易である。
このように、本実施形態の計量容器は、使用性に優れるものである。
本実施形態によれば、仕切り体に制御壁部を設けることで、排出操作の際に容器本体内から計量室に内容物が流入することを防止できる。このため、内容物の計量精度の向上が図れる。
加えて、計量体が、計量室に流入した内容物を目視可能な材質で構成されると共に、計量目盛が設けられているため、計量室に流入した内容物を計量目盛と照合しながら計量でき、任意の量の内容物をさらに正確に計量できる。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。
図6は、第二の実施形態に係る計量容器100の正面図であり、説明の便宜上、各部材は離間して図示されている。図6に示すように、計量容器100は、内容物を収容する容器本体102と、内容物を計量する計量ユニット103と、計量ユニット103を覆う有蓋筒状の蓋体105とを備えるものである。
なお、図6において、符号Pは、容器本体102と計量ユニット103との連通方向で、かつ容器本体102内と計量ユニット103内とで形成される空間の中央を通る仮想軸線である。即ち、仮想軸線Pは、容器本体102に計量ユニット103を装着してなる略筒形状の計量容器100の軸線である(図7〜8において同じ)。
容器本体102は、仮想軸線Pに直交する断面が略三角形の有底筒状とされ、上部が口部120とされており、口部120の外周面には凸条122が形成されている。
図7は、計量容器100の仮想軸線Pに沿った断面図である。図7〜8に示すように計量ユニット103は、略三角形の天壁部132及び天壁部132の周縁から下方に延設された側壁部131とを備えた有蓋筒状の計量体130と、容器本体102の開口部を塞ぎ、容器本体102内と計量体130内とを仕切る仕切り体140とを備えるものである。本実施形態においては、計量体130と仕切り体140とが一体とされており、計量体130と仕切り体140とで区画された領域が計量室138とされている。
図8(e)に示すように、仕切り体140は、計量体130の形状に対応し平面視略三角形とされている。図7、図8(e)及び(f)に示すように、仕切り体140には、仕切り体140の略三角形を構成する1の頂点の近傍に、計量口142が仮想軸線Pと離間して形成されている。本実施形態において、計量口142は、側壁部131の内周面に臨む形状とされ、計量ユニット103を容器本体102に装着した際に、容器本体102内と計量体130内(計量室138)とは、計量口142により連通される。計量口142の大きさは、内容物の種類等を勘案して決定できる。
また、図7、図8(e)及び(f)に示すように、仕切り体140には、計量口142の周縁から容器本体102の底部124に向かって略コ字状の制御壁部144が延設され、この制御壁部144により容器本体102内の内容物を計量口142に導く計量流路が覆われている。制御壁部144の大きさは特に限定されず、容器本体102の大きさ等を勘案して決定できる。
図6及び図8に示すように、側壁部131には、計量体130の仮想軸線Pに直交する断面(横断面)がなす略三角形において、計量口142が形成されている頂点とは異なる頂点に位置するように、仮想軸線P方向を長手方向とする略矩形の排出口137が形成されている。排出口137の大きさは、収容する内容物の性状(粒子径、流動性等)を勘案して決定でき、例えば、幅5〜10mm、長さ15〜40mm程度とされる。
また、図8(e)に示すように、排出口137は、仮想軸線Pと計量口142の略中央とを結ぶ線と、仮想軸線Pと排出口137の略中央とを結ぶ線とがなす角度θ2が120°とされている。
天壁部132には、計量口142が形成された頂点の近傍に、計量目盛136a、b、cが設けられている(図8(a))。本発明では、後述する計量操作において、計量室138に流入した内容物を一時的に貯留し、計量目盛136a〜cと照合する領域が、計量部とされる。
本実施形態において、排出流路は、計量口142近傍の計量部から排出口137に至る側壁部131の内周面に沿った領域、即ち角度θ2の範囲にある側壁部131の内周面近傍に形成される。
図8(f)及び(g)に示すように、計量体130には、仕切り体140の下方に、容器本体102の凸条122と嵌合可能な凹条134が形成されている。この凹条134が凸条122と嵌合することにより、計量ユニット103が容器本体102の口部120に装着される。
また、計量体130の材質は、計量体30の材質と同じである。
計量容器100を用いた内容物の計量方法は、第一の実施形態の計量容器1を用いた内容物の計量方法と同様である。即ち、計量容器100を正立させた状態から、計量口142が下方となるように傾斜させて計量操作を行った後、計量容器100を仮想軸線Pが水平に近づくようにしつつ、仮想軸線Pを軸として排出口137が下方となるように回動させて排出操作を行う。
本実施形態によれば、計量体の横断面が略三角形とされ、この三角形の1の頂点に対応する位置に計量口が形成され、他の1の頂点に対応する位置に排出口が形成されているため、計量口の位置、排出口の位置を把握しやすく、計量操作及び排出操作の際に方向を定めやすい。加えて、計量部が計量体の断面である三角形の1の頂点付近に形成されるため、該断面を円形とした場合に比べて内容物の計量の精度を向上できると共に、内容物をより円滑に排出できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、第一の実施形態では、計量体の横断面が円形とされ、第二の実施形態では、計量体の横断面が略三角形とされているが、図9(a)〜(b)に示すような多角形とされていてもよい。図9(a)〜(b)は、それぞれの計量ユニットの仮想軸線に直交する断面を天壁部側から見た断面図である。
図9(a)に示す計量ユニット203は、その仮想軸線Qに対し直交する断面(横断面)が略四角形とされている。図9(a)において、符号231は計量体の側壁部を示し、符号240は仕切り体を示す。計量ユニット203は、前記の横断面の四角形を構成する1の頂点に対応する位置に、側壁部231の内周面に臨む形状の計量口242が仮想軸線Qと離間して形成されたものである。また、側壁部231には、排出口237が、前記の横断面の四角形における計量口242が形成されている頂点と隣接する頂点に位置するように形成されている。そして、仮想軸線Qと計量口242の略中央とを結ぶ線と、仮想軸線Qと排出口237の略中央とを結ぶ線とがなす角度θ3が90°とされている。
また、図9(b)に示す計量ユニット303は、その仮想軸線Rに対し直交する断面(横断面)が略六角形とされている。図9(b)において、符号331は計量体の側壁部を示し、符号340は仕切り体を示す。計量ユニット303は、前記の横断面の六角形を構成する1の頂点に対応する位置に、側壁部331の内周面に臨む形状の計量口342が仮想軸線Rと離間して形成されたものである。また、側壁部331には、排出口337が、前記の横断面の六角形における計量口342が形成されている頂点と異なる頂点に対応する位置に形成されている。そして、仮想軸線Rと計量口342の略中央とを結ぶ線と、仮想軸線Rと排出口337の略中央とを結ぶ線とがなす角度θ4が120°とされている。
このように、計量ユニットの横断面形状、即ち計量体の横断面形状は、略四角形、略六角形等の略三角形以外の多角形であってもよし、楕円形等とされてもよい。中でも、使用性を高める観点からは、計量体における仮想軸線に直交する断面は、多角形であることが好ましく、略三角形であることがより好ましい。
第一及び第二の実施形態では、計量体に1の排出口が形成されているが、例えば、計量体には2以上の排出口が形成されていてもよい。
例えば、図10(a)〜(d)に示すように、側壁部に2の排出口が形成された計量ユニットを挙げることができる。図10(a)〜(d)は、それぞれの計量ユニットの仮想軸線に直交する断面(横断面)を天壁部側から見た断面図である。
図10(a)に示す計量ユニット403は、第一の実施形態の計量ユニット3に、さらに排出口437が形成されたものである。排出口437は、仮想軸線Oと計量口42の略中央とを結ぶ線oに対し、排出口37と線対象となるように側壁部31に形成されている。
図10(b)に示す計量ユニット503は、第二の実施形態の計量ユニット103に、さらに排出口537が形成されたものである。排出口537は、計量ユニット503の横断面がなす略三角形の形状において、計量口142及び排出口137が形成された頂点以外の残された頂点に位置するように形成されている。即ち、排出口537は、仮想軸線Pと計量口142の略中央とを結ぶ線pに対し、排出口137と線対象となるように側壁部131に形成されている。
図10(c)に示す計量ユニット603は、図9(a)の計量ユニット203に、さらに排出口637が形成されたものである。排出口637は、計量ユニット603の横断面がなす略四角形の形状において、計量口242及び排出口237が形成された頂点以外であって、計量口242と隣接する頂点に位置するように形成されている。即ち、排出口637は、仮想軸線Qと計量口242の略中央とを結ぶ線qに対し、排出口237と線対象となるように側壁部231に形成されている。
図10(d)に示す計量ユニット703は、図9(b)の計量ユニット303に、さらに排出口737が形成されたものである。排出口737は、仮想軸線Rと計量口342の略中央とを結ぶ線rに対し、排出口337と線対象となるように側壁部331に形成されている。
このように、計量体において、仮想軸線と計量口の略中央を結ぶ線に対し、線対象の位置に2の排出口を形成することで、計量容器を右手で操作しても左手で操作しても、仮想軸線を軸として回動し、内容物を容易に排出することができる。このため、計量体には、仮想軸線と計量口の略中央を結ぶ線に対し、線対象の位置に2の排出口を形成することが好ましい。
第一及び第二の実施形態では、排出口の形状が略矩形とされているが、例えば、排出口の形状は、円形、楕円形、矩形以外の多角形とされていてもよい。
第一及び第二の実施形態では、排出口が側壁部に形成されているが、例えば、排出口が天壁部に形成されていてもよい。ただし、使用性向上の観点からは、排出口が側壁部に形成されていることが好ましい。
第一及び第二の実施形態では、仕切り体には制御壁部が設けられているが、仕切り体には制御壁部が設けられていなくてもよい。ただし、排出操作の際に、容器本体から計量室への内容物の流入を防ぐ観点から、仕切り体には制御壁部が設けられていることが好ましい。
第一及び第二の実施形態では、制御壁部の形状が略コ字状とされているが、例えば、制御壁部の形状は、角筒状、円筒状、断面U字状等とされていてもよい。
第一及び第二の実施形態では、計量体と仕切り体とが一体とされているが、例えば、計量体と仕切り体とは独立した部材であってもよいし、仕切り体と容器本体とが一体とされていてもよい。ただし、仕切り体は、計量体と一体とされるか、計量体及び容器本体と独立した部材とされていることが好ましい。仕切り体をこのような形態とすることで、容器本体の開口部が十分広くなり、内容物を容易に補充できる。
第一及び第二の実施形態では、計量ユニットと容器本体とが略面一となる形状とされているが、例えば、計量ユニットが略三角筒状とされ、容器本体が略円筒状とされていてもよい。
1、100 計量容器
2、102 容器本体
3、103、203、303、403、503、603、703 計量ユニット
5、105 蓋体
20 口部
30 計量体
36a、36b、36c、136a、136b、136c 計量目盛
37、137、237、337、437、537、637、737 排出口
40、140、240、340 仕切り体
42、142、242、342 計量口
44、144 制御壁部
O、P、Q、R 仮想軸線

Claims (6)

  1. 内容物が収容される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に装着された有蓋筒状の計量体と、前記容器本体内と前記計量体内とを仕切る仕切り体とを備え、前記仕切り体には、前記容器本体内と前記計量体内とを内容物が流通する計量口が形成され、前記計量体には、内容物を外部へ排出する排出口が形成され、前記容器本体と前記計量体との連通方向、かつ前記容器本体内及び前記計量体内で形成される空間の略中央を通る仮想軸線を中心に回動操作することにより、前記容器本体内から前記計量体内に流入した内容物を前記排出口に至らせて外部に排出する計量容器において、
    前記計量口は、前記仮想軸線と離間した、前記計量体における前記仮想軸線回りの内周面寄りに形成され、
    前記排出口は、前記仮想軸線回りの壁部又はその近傍に形成され、
    前記計量体には、前記内周面に沿って、前記計量口から前記排出口にかけて内容物を流通させる排出流路が形成されていることを特徴とする計量容器。
  2. 前記仕切り体には、前記容器本体内の内容物を前記計量口に導く計量流路を覆う制御壁部が、前記計量口の周縁から前記容器本体の底部に向かって延設されていることを特徴とする、請求項1に記載の計量容器。
  3. 前記計量体は、その内部に流入した内容物を目視可能な材質で構成されると共に、計量目盛が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の計量容器。
  4. 前記排出口は、前記仮想軸線と前記計量口とを結ぶ線と、前記仮想軸線と前記排出口とを結ぶ線とが90〜180°となるように形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の計量容器。
  5. 前記計量体は、前記仮想軸線に直交する断面の形状が多角形とされ、
    前記計量口は、多角形の任意の頂点に対応する位置に形成され、
    前記排出口は、多角形の他の任意の頂点に対応する位置に形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の計量容器。
  6. 前記排出口は、前記仮想軸線と前記計量口とを結ぶ線とに対し、線対称の2箇所に形成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の計量容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107029809A (zh) * 2017-04-11 2017-08-11 郭钦 一种化学实验室可定量倒出液体的溶液瓶

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