JP2011121208A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高画質画像を得るために多パス(例えば、5パス)モードを設定した場合であっても、低duty部分の画像濃度の低下を抑制できる記録装置の提供。
【解決手段】多パス(例えば、5パス)モードが設定された場合に、単位領域毎にインク付与量を算出する。そして、インク付与量が閾値よりも少ない単位領域に対して記録を行う場合には、5回のパスのうち2回のパスでインク吐出を禁止するマスク(b)を選択し、インク付与量が閾値よりも多い単位領域に対して記録を行う場合には、5回のパスのすべてのパスでインク吐出を許容するマスク(a)を選択する。
【選択図】図5
【解決手段】多パス(例えば、5パス)モードが設定された場合に、単位領域毎にインク付与量を算出する。そして、インク付与量が閾値よりも少ない単位領域に対して記録を行う場合には、5回のパスのうち2回のパスでインク吐出を禁止するマスク(b)を選択し、インク付与量が閾値よりも多い単位領域に対して記録を行う場合には、5回のパスのすべてのパスでインク吐出を許容するマスク(a)を選択する。
【選択図】図5
Description
本発明は、記録ヘッドを用いて記録媒体上に画像を形成する記録装置および記録方法に関するものである。
インクジェット記録方式による高画質化の一手法として、記録媒体の同一領域に対して記録ヘッドを複数回走査させ、その複数回の走査で同一領域に記録すべき画像を完成させる方法(マルチパス記録方式)が知られている。このようなマルチパス記録方式では、同一領域に対する走査回数が多いほど、濃度ムラが軽減される半面、記録時間が長くなってしまう。そこで、多くのインクジェット記録装置では、走査回数が多い画質重視モードや走査回数が少ない速度重視モード等の複数の記録モードを用意しており、これら複数のモードの中からユーザが記録モードを選択できるように構成されている(特許文献1)。
しかし、走査回数の多い記録モード(多パスモード)で記録を行った場合と、走査回数の少ない記録モード(少パスモード)で記録を行った場合とでは、記録媒体へのインクの浸透特性が変わるため、画像濃度が異なってしまう(図3参照)。図3は、記録回数が異なるマルチパス記録モードで記録されたパッチの記録dutyと光学濃度との関係を示す図である。図3では、低dutyのときには少パスモードの方が多パスモードよりも高濃度であるのに対して、高dutyのときには多パスモードの方が少パスモードよりも高濃度となる。従って、高画質画像を得るために多パスモードを設定したとしても、低duty部分の画像濃度は、少パスモードで記録する場合よりも低くなってしまう。本発明は、このような画像濃度の低下を抑制することを目的とする。
本発明は、インクを吐出するための記録ヘッドの1回の走査で記録可能な記録媒体上の領域を複数に区画してなる各単位領域に対して、前記記録ヘッドのN(Nは2以上の整数)回の走査によって画像を記録可能な記録装置であって、前記単位領域に付与されるインクの量に関する情報を取得する取得手段と、(A)前記取得手段により取得された情報が示すインクの量が所定の量よりも少ない場合には、前記単位領域に対するN回の走査のうち少なくとも1回の走査で前記単位領域に対応した記録データに基づく記録を禁止するための第1マスクを用いて、前記単位領域に対応した記録データにマスク処理を行い、(B)前記取得手段により取得された情報が示すインクの量が所定の量よりも多い場合には、前記単位領域に対するN回の走査のうちのすべての走査で前記単位領域に対応した記録データに基づく記録を許容するための第2マスクを用いて、前記単位領域に対応した記録データにマスク処理を行うマスク処理手段と、前記マスク処理手段により得られたデータに従って前記記録ヘッドを駆動する駆動手段と、備えることを特徴とする。
本発明によれば、N(Nは2以上の整数)パスの記録モードが設定された場合であっても、低duty画像が記録される領域に対しては、N回の走査のうち少なくとも1回の走査でインクの吐出を禁止する。こうすることで、低duty部分の画像濃度を高めることができる。一方、高duty画像が記録される領域に対しては、N回の走査でインクの吐出を許容する。これにより、濃度ムラが少なく濃度の高い高duty画像を得ることができる。
以下、図を参照して本発明の実施形態について詳細な説明を行う。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置の要部を示した斜視図である。記録ヘッド5は、ヘッドの主走査方向(X方向)と交差する方向に沿って配列された複数の吐出口から記録媒体1に対してインクを吐出することにより画像を記録する。記録ヘッド5は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のカラーインクをそれぞれ吐出する4つの記録ヘッド部5K、5C、5M、5Yを有する。これら記録ヘッド部5K、5C、5M、5Yには、それぞれ、1200dpiの密度で1280個の吐出口(ノズルとも称する)が配列されており、各吐出口から1度に吐出されるインク量は約4ngである。これら記録ヘッド部5K、5C、5M、5Yは、分離可能な別体構成であっても、分離不可能な一体構成であってもよい。
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置の要部を示した斜視図である。記録ヘッド5は、ヘッドの主走査方向(X方向)と交差する方向に沿って配列された複数の吐出口から記録媒体1に対してインクを吐出することにより画像を記録する。記録ヘッド5は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のカラーインクをそれぞれ吐出する4つの記録ヘッド部5K、5C、5M、5Yを有する。これら記録ヘッド部5K、5C、5M、5Yには、それぞれ、1200dpiの密度で1280個の吐出口(ノズルとも称する)が配列されており、各吐出口から1度に吐出されるインク量は約4ngである。これら記録ヘッド部5K、5C、5M、5Yは、分離可能な別体構成であっても、分離不可能な一体構成であってもよい。
また、インクタンク6は、記録ヘッド部5K、5C、5M、5Yのそれぞれに対応するインクを供給するためのインクを貯蔵する4つのインクタンク6K、6C、6M、6Yを有している。これらインクタンク6K、6C、6M、6Yは、記録ヘッド5に対して着脱可能に搭載される。また、記録ヘッドは不図示のキャリッジに着脱可能に搭載される。記録ヘッド5が搭載されたキャリッジは、ベルト4を介してキャリッジモーター23により主走査方向(X方向)に往復移動する。また、記録媒体1は、不図示の給紙ローラによって給紙部から給紙される。給紙ローラによって給紙される記録媒体は、記録ヘッドの走査領域よりも搬送方向上流側に位置する第1搬送ローラ対を構成する搬送ローラ3に送られる。そして、記録媒体は、搬送ローラ3によって、主走査方向と交差(本例の場合は、直交)する副走査方向(Y方向)に搬送ローラ3によって搬送されていく。記録媒体の先端が、記録ヘッドの走査領域よりも搬送方向下流側に位置する第2搬送ローラ対(不図示)に到達すると、今度は、第1搬送ローラ対と第2搬送ローラ対によって記録媒体が副走査方向に搬送されていく。インクジェット記録装置は、このような記録媒体の搬送と、キャリッジの移動中に記録ヘッド5からインクを吐出する記録走査とを繰り返して、記録媒体1に画像を形成していく。
なお、本実施形態においては、記録ヘッドの使用ノズルの配列範囲の1/Nに相当する量の記録媒体の搬送と記録ヘッドの走査とを繰り返すことで、記録ヘッドの1回の走査で記録可能な所定領域(この例では、上記記録媒体の搬送量に相当する幅を搬送方向に有する領域)に対してN(Nは1以上の整数)回の走査によって画像を記録可能なNパスモードが実行可能に構成されている。ここで、Nが2以上であればマルチパスモードとなり、例えば、Nが3であれば3パスモードとなり、Nが5であれば5パスモードとなる。
キャップ7は、4つの記録ヘッド部5K、5C、5M、5Y夫々の吐出口が形成された吐出口面をキャップするもので、4つの記録ヘッド部5K、5C、5M、5Yに対応した4つのキャップ部7K、7C、7M、7Yを有する。記録ヘッド5およびインクタンク6が搭載されたキャリッジは、記録動作の終了後、キャップ7のあるホームポジションに戻る。キャリッジがホームポジションに戻ってから一定時間に経過した場合には、記録ヘッド5の吐出口からのインク蒸発を軽減するために、記録ヘッド5の吐出口面にキャップ7を当接するキャッピング動作を行う。
なお、これらの記録ヘッドやインクタンクを個別的に言及する場合には、夫々に付された参照番号を用いるが、包括的に言及する場合には総称的な参照番号として、記録ヘッドには「5」、インクタンクには「6」、キャップには「7」を用いる。
図2は、本実施形態の記録システムの構成を示すブロック図である。図2の記録システムは、ホスト装置100と図1のインクジェット記録装置200とを含むシステムである。ホスト装置100は、情報処理装置としての機能を有するパーソナルコンピュータやデジタルカメラなどであり、インクジェット記録装置(プリンタ)200に接続される。このホスト装置100は、CPU10、メモリ11、外部記憶部13、キーボードやマウス等の入力部12、インクジェット記録装置200との通信を行うためのインターフェイス14を備えている。CPU10は、メモリ11に格納されたプログラムに従って種々の処理を実行し、また、各部を制御するものである。例えば、ユーザの操作によって作成された画像データに対して色処理や量子化処理等の画像処理などを実行する。メモリ11は、CPU10を動作させるための各種制御プログラムを格納したROMと、CPU10による処理実行の際にワークエリアとして使用されるRAMとで構成されている。例えば、ROMには、画像データに対して画像処理や明度判定処理等(図4のフローチャートの一部の処理)をCPU10に実行させるためのプログラムも格納されている。上記のような画像処理を経て生成された記録データ(後述するCMYK2値データ)並びに記録開始信号は、インターフェイスを介して接続されているインクジェット記録装置200に送信される。
また、ホスト装置100にはプリンタドライバがインストールされており、このプリンタドライバのプロパティ画面において、記録媒体の種類や記録品位が指定できるように構成されている。記録媒体の種類としては、例えば、「普通紙」、「光沢紙」、「マット紙」等の指定が可能となっており、また、記録品位としては、「きれい」、「標準」、「はやい」等の指定が可能となっている。こうして指定された記録媒体の種類と記録品位の組合せによって記録モードのパス数(N)が設定される。例えば、記録媒体の種類が「普通紙」で且つ印刷品位が「はやい」であれば、パス数(N)が「3」に設定され、また、記録媒体の種類が「普通紙」で且つ印刷品位が「きれい」であれば、パス数が「5」に設定される。本実施形態においては、少なくとも3パスモード(第1の記録モード)と5パスモード(第2の記録モード)が設定可能に構成されている。
ここで、「Nパスモード」とは、上述した通り、記録ヘッドの1回の走査で記録可能な記録媒体上の所定領域に対して記録ヘッドのN回の走査で画像を記録するモードを指す。「所定領域」とは、記録モードのパス数によって定められるサイズの領域であり、詳しくは、記録ヘッドの走査と走査の間に介在する記録媒体の1回の搬送量に相当する幅を副走査方向(搬送方向)に有する領域である。例えば、3パスモードであれば、使用ノズルの配列範囲の1/3に相当する幅を搬送方向(副走査方向)に有する領域が「所定領域」となる。
一方、インクジェット記録装置200の制御部20は、マイクロプロセッサ等のCPU20a、CPU20aのワークエリアとして使用されると共に記録データやレジ調整値などの各種データの保管等を行うRAM20bを備える。また、この制御部20は、CPU20aの制御プログラムや各種データを格納しているROM20cも備えている。また、このROM20cには、図4のフローチャートに示される一部の処理をCPU20aに実行させるためのプログラムやマスク自体も格納されている。上記一部の処理には、記録データのdutyを検出する処理、そのdutyが閾値以下であるか否かを判定する処理、その判定処理の結果に基づいてマスクを選択する処理、選択したマスクによって記録データを間引く処理(マスク処理)が含まれる。
さらに、インクジェット記録装置200は、インターフェイス21、操作パネル22、ドライバ27、28を備えている。ドライバ27は、キャリッジ駆動用のモータ23、給紙ローラ駆動用のモータ24、第1搬送ローラ対駆動用のモータ25、第2搬送ローラ対駆動用のモータ26それぞれのモータを駆動するものである。ドライバ28は、記録ヘッド5を駆動するものである。インターフェイス21を介して受信した記録データ並びに記録開始信号は、制御部20のRAM20bに格納される。そして、制御部20は、記録開始信号に基づいて各モータ23〜26を駆動させるための信号をドライバ27に出力する共に、記録データに基づき生成されたインク吐出信号等をドライバ28に出力する。このようにして記録媒体の搬送、キャリッジの移動並びに記録ヘッドの駆動が制御部20によって制御され、記録媒体に画像が形成される。
(インクの組成)
次に、本実施形態において適用可能なインクについて説明する。なお、以下の記載において、部、%とあるものは特に断わらない限り質量基準である。又、残部とあるのは、インクの全量が100部となるように、イオン交換水で調整したことを意味する。
次に、本実施形態において適用可能なインクについて説明する。なお、以下の記載において、部、%とあるものは特に断わらない限り質量基準である。又、残部とあるのは、インクの全量が100部となるように、イオン交換水で調整したことを意味する。
[各色インクの調製]
先ず、下記に述べるようにして、夫々顔料とアニオン性化合物とを含むブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローの各色インクを調製した。
先ず、下記に述べるようにして、夫々顔料とアニオン性化合物とを含むブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローの各色インクを調製した。
(インクBkの調製)
<顔料分散液の作製>
・スチレン−アクリル酸共重合体(酸価=210、重量平均分子量=9,000) 1.5部
・モノエタノールアミン 1.0部
・ジエチレングリコール 5.0部
・イオン交換水 81.5部
上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、樹脂を溶解させる。この溶液に新たに試作されたカーボンブラック(FW18、デグッサ社製)10部、エチレングリコール4部を加え、30分間プレミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を行った。
・分散機:サンドグラインダー(五十嵐機械製)
・粉砕メディア:ジルコニウムビーズ、1mm径
・粉砕メディアの充填率:50%(体積比)
・粉砕時間:3時間
更に、遠心分離処理(12,000rpm、20分間)を行い、粗大粒子を除去して顔料分散液とした。
<顔料分散液の作製>
・スチレン−アクリル酸共重合体(酸価=210、重量平均分子量=9,000) 1.5部
・モノエタノールアミン 1.0部
・ジエチレングリコール 5.0部
・イオン交換水 81.5部
上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、樹脂を溶解させる。この溶液に新たに試作されたカーボンブラック(FW18、デグッサ社製)10部、エチレングリコール4部を加え、30分間プレミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を行った。
・分散機:サンドグラインダー(五十嵐機械製)
・粉砕メディア:ジルコニウムビーズ、1mm径
・粉砕メディアの充填率:50%(体積比)
・粉砕時間:3時間
更に、遠心分離処理(12,000rpm、20分間)を行い、粗大粒子を除去して顔料分散液とした。
<インクBkの作製>
上記で得た顔料分散液を使用し、下記の組成比を有する成分を混合し、Bk顔料を含有するインクBkを作製した。このインクBkの表面張力は36mN/mであった。インクの組成中に使用したサーフィノール465(商品名:日信化学社製)は、アセチレンジオールにエチレンオキサイドを付加させたノニオン系界面活性剤である。
・上記顔料分散液 30.0部
・グリセリン 10.0部
・エチレングリコール 5.0部
・トリメチロールプロパン 7.0部
・サーフィノール465 1.0部
・イオン交換水 残部
上記で得た顔料分散液を使用し、下記の組成比を有する成分を混合し、Bk顔料を含有するインクBkを作製した。このインクBkの表面張力は36mN/mであった。インクの組成中に使用したサーフィノール465(商品名:日信化学社製)は、アセチレンジオールにエチレンオキサイドを付加させたノニオン系界面活性剤である。
・上記顔料分散液 30.0部
・グリセリン 10.0部
・エチレングリコール 5.0部
・トリメチロールプロパン 7.0部
・サーフィノール465 1.0部
・イオン交換水 残部
(インクCの調製)
インクBkの調製の際に使用したカーボンブラック(FW18、デグッサ社製)10部をピグメントブルー15に代えたこと以外は、インクBkの調製と同様にして、顔料を含有したインクCを調製した。
インクBkの調製の際に使用したカーボンブラック(FW18、デグッサ社製)10部をピグメントブルー15に代えたこと以外は、インクBkの調製と同様にして、顔料を含有したインクCを調製した。
(インクMの調製)
インクBkの調製の際に使用したカーボンブラック(FW18、デグッサ社製)10部をピグメントレッド7に代えたこと以外は、インクBkの調製と同様にして、顔料を含有したインクMを調製した。
インクBkの調製の際に使用したカーボンブラック(FW18、デグッサ社製)10部をピグメントレッド7に代えたこと以外は、インクBkの調製と同様にして、顔料を含有したインクMを調製した。
(インクYの調製)
インクBkの調製の際に使用したカーボンブラック(FW18、デグッサ社製)10部をピグメントイエロー74に代えたこと以外は、インクBkの調製と同様にして、顔料を含有したインクYを調製した。
インクBkの調製の際に使用したカーボンブラック(FW18、デグッサ社製)10部をピグメントイエロー74に代えたこと以外は、インクBkの調製と同様にして、顔料を含有したインクYを調製した。
(記録dutyと光学濃度の関係)
図3は、異なる記録走査回数によって画像を記録した場合の記録dutyと光学濃度(OD値)との関係について示した図である。ここでは、上述のBkインクを用いて、160画素(主走査方向)×160画素(副走査方向)で構成される単位領域あたりのインク付与量(記録duty、単にdutyとも称する。)が異なるパッチを記録したときの光学濃度(OD値)を示している。図3において、実線は、相対的に多い記録走査回数(ここでは、5パス)でパッチを記録したときのOD値を示している。一方、破線は、相対的に少ない記録走査回数(ここでは、3パス)でパッチを記録したときのOD値である。実線と破線は、両者とも、同じ記録データに基づいてインクを付与しているため、記録媒体の単位面積に対して複数回の記録走査で打ち込まれるトータルのインク量は同じである。つまり、両者は、パッチを記録するときの記録走査回数が異なることに起因して1回の記録走査あたりに打ち込まれるインクの量が異なるだけであって、トータルのインク付与量に差はない。図3から明らかなように、単位面積に対して打ち込まれるトータルのインク量は同じであっても、1回の記録走査あたりに打ち込まれるインク量が異なるだけで、パッチの記録濃度(OD値)は異なる。
図3は、異なる記録走査回数によって画像を記録した場合の記録dutyと光学濃度(OD値)との関係について示した図である。ここでは、上述のBkインクを用いて、160画素(主走査方向)×160画素(副走査方向)で構成される単位領域あたりのインク付与量(記録duty、単にdutyとも称する。)が異なるパッチを記録したときの光学濃度(OD値)を示している。図3において、実線は、相対的に多い記録走査回数(ここでは、5パス)でパッチを記録したときのOD値を示している。一方、破線は、相対的に少ない記録走査回数(ここでは、3パス)でパッチを記録したときのOD値である。実線と破線は、両者とも、同じ記録データに基づいてインクを付与しているため、記録媒体の単位面積に対して複数回の記録走査で打ち込まれるトータルのインク量は同じである。つまり、両者は、パッチを記録するときの記録走査回数が異なることに起因して1回の記録走査あたりに打ち込まれるインクの量が異なるだけであって、トータルのインク付与量に差はない。図3から明らかなように、単位面積に対して打ち込まれるトータルのインク量は同じであっても、1回の記録走査あたりに打ち込まれるインク量が異なるだけで、パッチの記録濃度(OD値)は異なる。
より詳しく述べると、図3の例では、記録dutyが低いときと高いときとで、高いOD値を得ることができる記録走査回数の多少の関係が逆転している。すなわち、この例では、単位面積あたりのインクの付与量が比較的少ないとき(記録dutyが低いとき)には、相対的に少ない記録走査回数で記録したパッチの方が相対的に多い記録走査回数で記録したパッチよりもOD値が高くなる。一方、単位面積あたりのインクの付与量が比較的多いとき(記録dutyが高いとき)には、相対的に多い記録走査回数で記録したパッチの方が相対的に少ない記録走査回数で記録したパッチよりもOD値が高くなる。
なお、図3は、実線で示した記録走査回数が3で、破線で示した記録走査回数は5の場合を示しているが、記録dutyによって高いOD値を得ることができる記録走査回数の多少が逆転するという現象は、この記録走査回数の組み合わせ(3パスと5パスの組み合わせ)に限られるものではない。例えば、記録走査回数が多い方と少ない方の組み合わせを、8パスと4パスの組み合わせ、あるいは、6パスと2パスの組み合わせなどとしても、図3に示したようなdutyとOD値の関係を満足する。いずれにせよ、記録dutyが低いときと高いときとで、高いOD値を得ることできるパス数の多少が逆転するような場合には、本発明を適用可能である。
(データ処理)
図4は、Nパスモードに従って画像記録を行うためのデータ処理を示すフローチャートである。このフローチャートに記載される処理は、ホスト装置100とインクジェット記録装置200とで実行されるものである。なお、このフローチャートで特徴的な処理(S404〜S406)の対象はKデータだけとなっている。
図4は、Nパスモードに従って画像記録を行うためのデータ処理を示すフローチャートである。このフローチャートに記載される処理は、ホスト装置100とインクジェット記録装置200とで実行されるものである。なお、このフローチャートで特徴的な処理(S404〜S406)の対象はKデータだけとなっている。
ホスト装置100におけるUI画面を介してユーザからの印刷指示があると、まず、UI画面において指定されている「記録媒体の種類」と「印刷品位」の組み合わせから記録モードのパス数(N)を設定する。ここでは、5パスモードが設定されたものとする。次いで、ホスト装置100にインストールされているプリンタドライバは、RGB多値データを取得する(S401)。次いで、プリンタドライバは、記録媒体の種類と印刷品位とパス数(N)に対応付けられた3次元ルックアップテーブルを参照して、RGB多値データを、その記録モードで使用可能なインク色に対応するCMYK多値データに変換する(S402)。次いで、CMYK多値データに対して量子化処理を施してCMYK2値データに変換する(S403)。ホスト装置100は、こうして生成したCMYK2値データを、インクジェット記録装置200へ送信する。インクジェット記録装置200は、ホスト装置100から受信したCMYK2値データ(記録データ)を一旦RAM20bに格納する。
次いで、RAM20bに格納されている記録データを読み出す。そして、記録モードのパス数(ここでは、「5」)によって定められる上記所定領域を複数に区画してなる単位領域(ここでは、160×160画素群)毎に、その単位領域に対応する記録データに基づいて記録duty(記録ドット数)を算出する。次いで、このして算出した記録duty(記録ドット数)が閾値以下であるか否かを判定する(S404)。ここで、記録duty(記録ドット数)が閾値以下と判定された場合には図5(b)のマスクを選択し(S405)、記録duty(記録ドット数)が閾値よりも大きいと判定された場合には図5(a)のマスクを選択する(S406)。
なお、ここでは、マスク選択処理に用いる情報として記録ドット数に関する情報を利用しているが、利用できる情報はこれに限られるものではない。単位領域に付与されるインクの量に関する情報であれば適用できる。要するに、S404では、単位領域に付与されるインクの量に関する情報を取得し、その取得情報が示すインクの量が所定の量よりも少ない場合には図5(b)のマスクを選択し、インクの量が所定の量よりも多い場合には図5(a)のマスクを選択すればよい。
図5は、4×4の画素群に対応する記録データを5回の記録走査に対応する記録データに分割するために、4×4の画素群に対応する記録データにマスク処理を施すためのマスクを示した図である。図5は、上から、1パス目で使用するマスク、2パス目で使用するマスク、・・・5パス目で使用するマスクを示している。このマスクは、「1」と「0」で構成される2値データである。黒で示した画素(「1」)は、記録データがマスクされず、その記録データに基づく記録が許容される画素(非マスク画素、記録許容画素)を示している。一方、白で示した画素(「0」)は、記録データがマスクされ、その記録データに基づく記録が許容されない画素(マスク画素、非記録許容画素)を示している。5パス分の5つのマスクは、それらを重ね合わせると全ての画素に1度だけ記録が許容されるように構成されており、これらマスクの記録許容画素の位置は互いに補完の関係となっている。なお、これらマスクはROM20cに格納されている。
図5(a)とマスクと図5(b)のマスクの違いは、次の通りである。すなわち、図5(a)は、記録データに基づく記録を5回の走査のいずれにおいても禁止しないマスクであるのに対して、図5(b)は、記録データに基づく記録を5回の走査のうちの2回の走査で禁止するマスクである。従って、図5(b)のマスクを使用すると、5回の走査の走査のうちでインク吐出が許容される走査は3回だけなので、実質的には3パスモードで記録した場合と同様の画像濃度となる。つまり、図3を参照すれば理解できるように、低dutyの画像を記録する場合には、図5(b)のマスクを使用した方が図5(a)のマスクを使用するよりも、高濃度を得ることができる。
以上の点に着目し、S404において記録dutyが閾値以下の低dutyと判定された場合には、その低dutyの画像濃度を高めるのに有利な図5(b)のマスクを選択するようにしている(S405)。一方、S404において記録dutyが閾値よりも高いの高dutyと判定された場合には、その高dutyの画像濃度を高めるのに有利で且つ濃度ムラの低減に有利な図5(a)のマスクを選択するようにしている(S406)。
次いで、S403で変換されたCMYK2値データに対してマスクを用いてマスク処理を行う(S407)。
詳しくは、Bkインクに関しては、S405あるいはS406で選択した各走査に対応するマスクとS403で得られたK2値データとの論理積処理(AND処理)を行うことで、各パスで使用されるK2値データを生成する。一方、CMYインクについては、2値CMYデータにマスク処理を行うためのマスクが図5(a)のマスクに予め定められている。従って、図5(a)のマスクとS403で得られたCMY2値データとの論理積処理(AND処理)を行うことで、各パスで使用されるCMY2値データを生成する。このように本実施形態では、2値CMYデータについてS404〜S406の処理は行われないようにしている。こうして生成された各走査に対応する2値CMYKデータに従って記録ヘッドが駆動されてインクが吐出され、記録媒体上に画像が記録される。
なお、図4の判定処理(S404)は、上述したような160×160の画素群からなる単位領域毎に行うものとしたが、単位領域のサイズはこれに限られるものではない。
また、本実施形態では、BKインクについてのみ記録dutyに基づくマスク選択処理を行っているが、CMYインクについてもBKインクと同様の処理をおこなっても構わない。この場合、BKインクとCMYインクとで、あるいはインク色毎で、マスク選択のための閾値を最適化するのが望ましい。
また、図5(b)は、N回の走査のうち2回の走査でインク吐出を禁止するマスクであるが、インク吐出を禁止する走査が1回でもあれば、インク吐出を禁止する走査がまったくないよりも、高い画像濃度を得ることができる。従って、本実施形態では、記録データに基づく記録をN回の走査のいずれでも禁止しないマスク(第1マスク)の他に、記録データに基づく記録を5回の走査のうちの少なくとも1回の走査で禁止するマスク(第2マスク)を設ければよい。
また、図5(b)のマスクは、初めの3回の記録走査で画像が形成されるようなマスクであるが、後の3回の記録走査で画像が形成されるようなマスクとしても良い。
なお、図5(b)のマスクを用いることによって低duty部分の画像濃度が高くなるので、記録データに基づき定められるインク量より少ない量のインクで上記低duty部分の画像を記録したとしても、図5(a)のマスクを用いた場合と同等の画像濃度を得ることも可能である。従って、図5(b)のマスクを用いるような低duty領域の記録時において、図5(a)のマスクを用いるような高duty領域の記録時よりも、インク吐出量を減らす制御を行ってもよい。
また、本実施形態では、CMYK2値データ(2値の記録データ)を生成するまでの処理をホスト装置のCPUおよびプリンタドライバが行うものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。RGB多値データをインクジェット記録装置200に入力するようにし、その後の処理を記録装置のCPUにより行う構成としてもよい。
また、本実施形態で適用可能なインクの種類は、CMYBkの4色のインクに限られるものではない。例えば、CMYBkの4色のインクのほかに、インク中の色材を凝集させる成分を含有した反応インク(反応液とも称する)を追加で用いる形態であってもよい。インク中の色材を凝集させる成分としては、多価金属イオンが好適である。この多価金属イオンとしては、Ca2+、Cu2+、Ni2+、Mg2+、Zn2+及びBa2+等の二価の金属イオンや、Al3+、Fe3+、Cr3+、及びY3+等の三価の金属イオン等を用いることができる。なお、反応インクは、色材が含有されていない無色のインクであっても、色材が含有されている有色のインクでもあってもよい。
以上述べたように本実施形態によれば、N(Nは2以上の整数)パスの記録モードが設定された場合であっても、低duty画像が記録される領域に対しては、N回の走査のうち少なくとも1回の走査でインクの吐出を禁止する。こうすることで、低duty部分の画像濃度を高めることができる。一方、高duty画像が記録される領域に対しては、N回の走査でインクの吐出を許容する。これにより、濃度ムラが少なく濃度の高い高duty画像を得ることができる。
(その他の実施形態)
インクと記録媒体の特性によっても、記録走査回数と濃度の関係が変わるため、所定の記録媒体にだけ本発明の特徴的な処理(記録デューティに基づくマスクの選択処理)を適用するようにしてもよい。また、記録媒体毎に適切なマスクを複数種類用意しておき、記録媒体の種類に応じて使用可能なマスクを切り替えるようにしてもよい。
インクと記録媒体の特性によっても、記録走査回数と濃度の関係が変わるため、所定の記録媒体にだけ本発明の特徴的な処理(記録デューティに基づくマスクの選択処理)を適用するようにしてもよい。また、記録媒体毎に適切なマスクを複数種類用意しておき、記録媒体の種類に応じて使用可能なマスクを切り替えるようにしてもよい。
5 記録ヘッド
6 インクタンク
10 CPU
11 メモリ
20 制御部
100 ホスト装置
200 インクジェット記録装置
6 インクタンク
10 CPU
11 メモリ
20 制御部
100 ホスト装置
200 インクジェット記録装置
Claims (2)
- インクを吐出するための記録ヘッドの1回の走査で記録可能な記録媒体上の領域を複数に区画してなる各単位領域に対して、前記記録ヘッドのN(Nは2以上の整数)回の走査によって画像を記録可能な記録装置であって、
前記単位領域に付与されるインクの量に関する情報を取得する取得手段と、
(A)前記取得手段により取得された情報が示すインクの量が所定の量よりも少ない場合には、前記単位領域に対するN回の走査のうち少なくとも1回の走査で前記単位領域に対応した記録データに基づく記録を禁止するための第1マスクを用いて、前記単位領域に対応した記録データにマスク処理を行い、(B)前記取得手段により取得された情報が示すインクの量が所定の量よりも多い場合には、前記単位領域に対するN回の走査のうちのすべての走査で前記単位領域に対応した記録データに基づく記録を許容するための第2マスクを用いて、前記単位領域に対応した記録データにマスク処理を行うマスク処理手段と、
前記マスク処理手段により得られたデータに従って前記記録ヘッドを駆動する駆動手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - インクを吐出するための記録ヘッドの1回の走査で記録可能な記録媒体上の領域を複数に区画してなる各単位領域に対して、前記記録ヘッドのN(Nは2以上の整数)回の走査によって画像を記録可能な記録方法であって、
前記単位領域に付与されるインクの量に関する情報を取得する取得工程と、
(A)前記取得工程により取得された情報が示すインクの量が所定の量よりも少ない場合には、前記単位領域に対するN回の走査のうち少なくとも1回の走査で前記単位領域に対応した記録データに基づく記録を禁止するための第1マスクを用いて、前記単位領域に対応した記録データにマスク処理を行い、(B)前記取得工程により取得された情報が示すインクの量が所定の量よりも多い場合には、前記単位領域に対するN回の走査のうちのすべての走査で前記単位領域に対応した記録データに基づく記録を許容するための第2マスクを用いて、前記単位領域に対応した記録データにマスク処理を行うマスク処理工程と、
前記マスク処理工程により得られたデータに従って前記記録ヘッドを駆動する駆動工程と、
を備えることを特徴とする記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009278952A JP2011121208A (ja) | 2009-12-08 | 2009-12-08 | 記録装置および記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011121208A true JP2011121208A (ja) | 2011-06-23 |
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ID=44285618
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013188869A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Toshiba Tec Corp | インクジェット記録装置 |
JP2013233699A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
-
2009
- 2009-12-08 JP JP2009278952A patent/JP2011121208A/ja active Pending
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