JP2011120082A - 列車内映像表示システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】列車の車両内の複数のモニタに表示される映像の切り替わりのタイミングを同期させることが可能な列車内映像表示システムおよび方法を提供すること。
【解決手段】列車の車両内には、車両内表示制御部1と複数の表示モジュールとが設けられ、これらは映像ストリーム伝送路30、デコード開始信号伝送線31、およびデコード終了信号伝送線32により接続されている。映像デコーダ23は、デコード開始信号伝送線31からのデコード開始信号に基づいて映像データをデコードする。複数の表示モジュールにおけるデコードがすべて終了した時、映像デコーダ23からデコード終了信号伝送線32にデコード終了信号が出力され、このデコード終了信号はデコード開始制御部15に入力される。デコード開始制御部15は、デコード終了信号に応じてデコード開始信号を生成し、これをデコード開始信号伝送線31を介して複数の表示モジュールに同時に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、列車内に備えられた複数のモニタに動画、静止画、アニメーション等の映像を表示する列車内映像表示システムおよび方法に関するものである。
従来の列車内映像表示システムでは、動画像情報などのデジタルデータをイーサネット(登録商標)などのデジタル伝送路を用いて効率的に伝送し、これらの映像を車両内の表示装置にて表示している(例えば、特許文献1参照)。また、表示装置は、モニタの他にCPUを備えたものが使用されることがある。
特開2009-111490号公報(段落「0007」)
しかしながら、上記従来の列車内映像表示システムでは、同一車両内の複数の表示装置にて同期した表示をしようとする場合に、各表示装置内で使用されるクロック周波数の僅かな違いにより、表示装置間で表示に僅かなずれが生ずるという問題点があった。一般に、例えば同一の動画広告を2台の表示装置で表示する場合に、表示装置間での表示のずれが100m秒程度になると、2台の表示装置を同時に見ている乗客にずれを感じさせるため、広告内容よりも表示のずれに気を取られ、広告効果が薄れる場合がある。このような表示のずれは、クロック周波数の僅かな違いが原因となって起こり得るものである。
また、上記従来の列車映像表示システムでは、各表示装置内のCPUの負荷の違いにより、表示装置間で表示に僅かなずれが生ずるという問題点があった。表示装置のCPUは、例えばネットワーク処理などの表示以外の処理も行っているため、CPUの負荷は一般に表示装置間で異なる。したがって、仮にクロック周波数の同期が取れていたとしても、CPUの負荷の違いにより、表示装置間で表示のずれが発生し得る。
また、デジタル伝送路を介して動画像情報などのデジタルデータを各表示装置へ送信し、さらに各表示装置へ映像表示開始信号を送信して同時に表示を開始させる場合において、ネットワークの負荷の変動により、各表示装置への映像表示開始信号の到達時間にばらつきが生じ、これが原因となって表示の僅かなずれが生ずるという問題点があった。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、列車の車両内の複数のモニタに表示される映像の切り替わりのタイミングを同期させることが可能な列車内映像表示システムおよび方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る列車内映像表示システムは、列車の車両に設けられ、デコード開始信号に基づいて映像データをデコードするとともにデコード終了時にその出力信号を変化させる映像デコード部と、この映像デコード部によりデコードされた前記映像データを表示するモニタと、をそれぞれ有する複数の表示モジュールと、前記車両内に設けられ、前記映像データを前記複数の表示モジュールに配信するとともに、前記映像デコード部の出力信号の変化に基づき前記複数の表示モジュールにおける前記映像データのデコードがすべて終了した時に前記映像デコード部から出力されるデコード終了信号に応じて前記デコード開始信号を生成して前記複数の表示モジュールに同時に送信する車両内表示制御部と、この車両内表示制御部と前記複数の表示モジュールとを接続するとともに、前記映像データが配信される映像ストリーム伝送路と、この映像ストリーム伝送路から分離され、前記車両内表示制御部と前記複数の表示モジュールとを接続するとともに、前記車両内表示制御部から出力された前記デコード開始信号が伝送されるデコード開始信号伝送線と、前記映像ストリーム伝送路から分離され、前記車両内表示制御部と前記複数の表示モジュールとを接続するとともに、前記映像デコード部から出力された前記デコード終了信号が伝送されるデコード終了信号伝送線と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、列車の車両内の複数のモニタに表示される映像の切り替わりのタイミングを同期させることができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る列車内映像表示システムの全体構成を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る列車内映像表示システムの車両内構成を示す図である。 図3は、実施の形態2に係る列車内映像表示システムの車両内構成を示す図である。 図4は、立ち上がり検出回路による信号立ち上がり検出を説明するための図である。 図5は、立ち下がり検出回路による信号立ち下がり検出を説明するための図である。 図6は、表示モジュールの映像デコーダ内に設けられた出力部の構成を示す図である。
以下に、本発明に係る列車内映像表示システムおよび方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る列車内映像表示システムの全体構成を示す図である。図1では、列車は例えば車両60A〜60Cから構成されている。車両60Aには、車両内表示制御部1A、表示モジュール21A−1〜21A−3、映像情報配信装置45、および列車情報装置50Aが搭載されている。また、車両60Bには、車両内表示制御部1B、表示モジュール21B−1〜21B−3、および列車情報装置50Bが搭載されている。また、車両60Cには、車両内表示制御部1C、表示モジュール21C−1〜21C−3、および列車情報装置50Cが搭載されている。なお、各車両に搭載される表示モジュールの個数は複数であればよいが、図示例では各車両に例えば3つの表示モジュールが示されている。また、列車の車両数も任意でよい。
映像情報配信装置45は、車両間伝送路70を介して、映像データを車両内表示制御部1A〜1Cに配信する。列車情報装置50A〜50Cは、車両間伝送路71を介して互いに接続され、相互に連係して列車情報を収集し共有する。
車両内表示制御部1Aは、映像情報配信装置45から配信された映像データを保持している。車両内表示制御部1Aは、映像ストリーム伝送路30Aにより、それぞれ表示モジュール21A−1〜21A−3と接続されている。車両内表示制御部1Aは、映像ストリーム伝送路30Aを介して、映像データを表示モジュール21A−1〜21A−3に配信する。また、車両内表示制御部1Aは、デコード開始信号伝送線31Aおよびデコード終了信号伝送線32Aにより、それぞれ表示モジュール21A−1〜21A−3と接続されている。後述するように、車両内表示制御部1Aは、表示モジュール21A−1〜21A−3における映像のデコード開始を制御する機能を有する。また、デコード開始信号伝送線31Aおよびデコード終了信号伝送線32Aは、それぞれ映像ストリーム伝送路30Aから分離された表示制御用の専用線である。また、車両内表示制御部1Aは、列車情報装置50Aと接続されている。
なお、車両60B内の車両内表示制御部1B、表示モジュール21B−1〜21B−3、映像ストリーム伝送路30B、デコード開始信号伝送線31B、デコード終了信号伝送線32Bおよび列車情報装置50B、ならびに、車両60C内の車両内表示制御部1C、表示モジュール21C−1〜21C−3、映像ストリーム伝送路30C、デコード開始信号伝送線31C、デコード終了信号伝送路32Cおよび列車情報装置50Cについても車両60Aの場合と同様である。
図2は、本実施の形態に係る列車内映像表示システムの車両内構成を示す図である。ここで、図2に示す車両内表示制御部1、表示モジュール21−1〜21−3、映像ストリーム伝送路30、デコード開始信号伝送線31、およびデコード終了信号伝送線32は、図1のいずれかの車両に搭載されたものに相当する。例えば、車両60Aの場合、これらは、それぞれ、車両内表示制御部1A、表示モジュール21−1〜21−3A、映像ストリーム伝送路30A、デコード開始信号伝送線31A、およびデコード終了信号伝送線32Aに相当する。車両内表示制御部1は、映像ストリーム伝送路30、デコード開始信号伝送線31、およびデコード終了信号伝送線32により、それぞれ表示モジュール21−1〜21−3と接続されている。
表示モジュール21−1は、モニタ22と、映像デコード部としての映像デコーダ23と、メモリ24と、CPU25とを備えている。モニタ22は、例えば液晶表示器であり、映像デコーダ23でデコードされた映像データを表示する。
映像デコーダ23は、デコード開始信号伝送線31から入力されるデコード開始信号を受け、例えばMPEG、H.264などの動画データ、JPEGなどの静止画データ、またはFLASHなどのアニメーションデータをデコードし、RGBデータまたはYCbCrデータ等の画像データに変換する。そして、映像デコーダ23は、デコードされた映像データをモニタ22に出力する。また、映像デコーダ23は、デコードが終了すると、デコード終了信号を出力する。映像デコーダ23からはデコード終了信号出力用の引出し線26−1が引き出され、この引出し線26−1は車両内に配設されたデコード終了信号伝送線32に接続されている。
メモリ24は、映像ストリーム伝送路30を介して車両内表示制御部1から配信された動画データ、静止画データまたはアニメーションデータ等の映像データを一時的に保存する。制御処理部としてのCPU25は、映像デコーダ23の制御、メモリ24の管理、および映像データの受信等の種々の制御処理を行う。映像デコーダ23は、CPU25の制御のもと、メモリ24に保存された映像データを受領し、デコード開始信号を受けて映像データのデコードを開始する。デコードされた映像データはモニタ22にて表示され、デコードが終了するとほぼ同時にモニタ22での映像データの再生も終了する。詳細には、デコードが終了する時間とモニタ22にて再生が終了する時間は、映像デコーダ23からモニタ22への映像データの伝送時間とモニタ22にて画像データを再構成する際の1フレーム相当の時間の和だけずれることになる。映像デコーダ23は、デコードが終了すると、デコード終了信号を出力する。なお、表示モジュール21−2,21−3の構成も表示モジュール21−1の場合と同様である。
ここで、本実施の形態で用いられる信号形式について説明する。本実施の形態では、デコード開始信号およびデコード終了信号等の信号は、例えばローレベル(L)の電圧とハイレベル(H)の電圧の二つの状態の組み合わせに基づいて決定される信号であるものとする。例えば、車両内表示制御部1からデコード開始信号伝送線31に出力される信号は、デコード開始信号の出力時以外はL、デコード開始信号の出力時はLHL形状のパルス状の信号とする(図4(b)参照)。また、映像デコーダ23の出力は、デコード中はL、デコードが終了するとHに変わり、さらに、デコード終了信号伝送線32に出力される信号は、すべての表示モジュール21−1〜21−3におけるデコードが終了した時にHに変わり、それ以外はLであるとする。つまり、デコード終了信号は、すべての表示モジュール21−1〜21−3におけるデコードが終了した時に、信号状態がLからHに変わる形で出力される。
ここで、映像デコーダ23は、例えばオープンドレイン型の出力バッファを有する構成とすることができる。オープンドレイン型の出力バッファについて、図6を参照して説明する。図6は、表示モジュール21−1の映像デコーダ23内に設けられた出力部40の構成を示す図である。図6に示すように、出力部40では、出力バッファ41は抵抗Rを介して電源VCCと接続されたオープンドレイン型の出力構成であり、この出力バッファ41から引出し線26−1を介してデコード終了信号が出力される。
このような構成は、表示モジュール21−2,21−3についても同様であり、表示モジュール21−2の映像デコーダ23からは出力部40を介して引出し線26−2が引き出され、表示モジュール21−3の映像デコーダ23からは出力部40を介して引出し線26−3が引き出されている。また、表示モジュール21−1〜21−3からそれぞれ引き出された引出し線26−1〜26−3はデコード終了信号伝送線32に接続される形で結合されている。オープンドレイン型の出力構成の既知の特性により、デコード終了信号伝送線32を介して車両内表示制御部1に入力される信号は、表示モジュール21−1〜21−3から出力される信号がすべてLからHに変ったときに初めてLからHに変わる。すなわち、デコード終了信号は、表示モジュール21−1〜21−3のうち最後にデコードを終了した映像デコーダ23のデコード終了時LからHに変わる形で出力される。
車両内表示制御部1は、CPU2と、メモリ3と、デコード回数計数部5と、デコード開始制御部15とを備えている。なお、図2では、映像情報配信装置45と車両内表示制御部1とを接続する車両間伝送路70を省略している。
メモリ3は、図1の映像情報配信装置45から配信された映像データを蓄積保存する。制御処理部としてのCPU2は、映像ストリーム伝送路30を介して、メモリ3内の映像データを各表示モジュールへ送信する。ここで、映像ストリーム伝送路30は、例えばイーサネット(登録商標)とすることができる。なお、映像ストリーム伝送路30は、有線のみならず無線伝送路としてもよく、例えば無線LANを用いることもできる。
CPU2は、デコード起動信号をデコード開始制御部15に出力する。デコード起動信号は、表示モジュール21−1〜21−3にてデコードを起動させる時、すなわち最初にデコードを開始させるときに用いられる信号である。CPU2は、デコード起動時に、デコード開始制御部15のOR回路6に出力する信号をLからHに変えることでデコード起動信号を出力する。つまり、CPU2からOR回路6に出力する信号は、通常はLであり、デコード起動時にHに変化する。
また、CPU2は、表示モジュール21−1〜21−3における映像の再生を停止する際に、デコード開始制御部15に最終ストリーム信号を出力する。具体的には、CPU2は、表示モジュール21−1〜21−3における最終の映像コンテンツの再生中にデコード開始制御部15のAND回路4に対する出力をHからLに変えることにより、最終ストリーム信号を出力し、当該映像コンテンツの再生終了後に、これに続く映像の再生が行われないようにデコード開始信号を無効化する。つまり、CPU2からAND回路4に出力する信号は、通常はHであり、最終ストリーム信号出力時にLに変化する。これにより、再生中の映像が最後まで放映された後に、再生を停止することができる。
デコード回数計数部5は、デコード終了信号伝送線32に接続され、デコード終了信号の受信回数を計数して、表示モジュール21−1〜21−3におけるデコードの回数をCPU2に出力する。デコードの回数(カウント数)は、次のような場合に有用である。例えば、表示モジュール21−1〜21−3にて複数個の映像コンテンツを1セットとして繰り返し再生する場合において、1セット中の最後の映像コンテンツの再生が終了した後に再生を停止したい場合、CPU2は、デコード回数計数部5から得られるデコード回数に基づき、デコード開始制御部15による最終のデコード開始信号出力後、最終の映像コンテンツの再生中に、最終ストリーム信号を出力すればよい。
デコード開始制御部15は、OR回路6と、立ち上がり検出回路17と、AND回路4とを備えている。OR回路6は、CPU2から入力される信号とデコード終了信号伝送線32から入力される信号とに対して論理和をとり、その演算結果を立ち上がり検出回路17に出力する。上述のように、CPU2の出力信号は、通常はLでデコード起動時はHであり、デコード終了信号伝送線32からの信号は、通常はLでデコード終了時はHであることから、OR回路6は、デコード起動時またはデコード終了時にHを出力し、それ以外の場合はLを出力する。
立ち上がり検出回路17は、フリップフロップ11と、フリップフロップ12と、論理反転回路13と、AND回路14とを備え、デコード起動信号またはデコード終了信号のL→Hに変わる信号の立ち上がりを検出してクロック(CLK)の周波数で決まるパルス幅を有するLHL形状のパルス信号を生成する。
詳細には、フリップフロップ11には、OR回路6の出力とCLK信号が入力される。また、フリップフロップ12には、フリップフロップ11の出力とCLK信号が入力される。また、論理反転回路13には、フリップフロップ12の出力が入力され、LをHに変換しまたはHをLに変換してAND回路14に出力する。AND回路14には、フリップフロップ11の出力と論理反転回路13の出力が入力され、これらの論理積が出力される。
ここで、立ち上がり検出回路17による信号立ち上がり検出について具体的に説明する。図4は、立ち上がり検出回路17による信号立ち上がり検出を説明するための図である。まず、デコード起動信号およびデコード終了信号のいずれも入力しない状態で、OR回路6に入力される信号の双方がLの状態にあるときは、フリップフロップ11の出力はL、論理反転回路13の出力はHとなり、AND回路14への入力はLおよびHとなるので、AND回路14の出力はLとなって、立ち上がり検出回路17はLを出力している。
次に、OR回路6に入力される信号の一方がLからHに変化する場合を考える(図4(a))。まず、信号の立ち上がり部分(図4(a)の矢印の部分)がフリップフロップ11に達し、フリップフロップ11の出力がLからHに変わったとする。この時、フリップフロップ12の出力は依然としてLであることから、論理反転回路13の出力はHとなり、AND回路14への入力はHおよびHとなるので、AND回路14の出力はHとなって、立ち上がり検出回路17はHを出力する。
続いて、フリップフロップ11,12の出力がいずれもHになると、論理反転回路13の出力はLとなり、AND回路14への入力はLおよびHとなるので、AND回路14の出力はLとなって、立ち上がり検出回路17はLを出力する。したがって、立ち上がり検出回路17は、L→Hの立ち上がりエッジを検出して、LHL形状のパルス信号を出力する(図4(b))。このLHL形状のパルス信号がデコード開始信号として用いられる。
AND回路4は、CPU2からの信号と立ち上がり検出回路17の出力とを入力として論理積をとり、その演算結果をデコード開始信号伝送線31に出力する。CPU2からAND回路4への出力は、通常はHであるが、再生を停止させるときにLに変わる。したがって、立ち上がり検出回路17からLHLのパルス信号が出力されたとしても、最終ストリーム信号の出力時、すなわち、CPU2からAND回路4にLが出力されているときは、AND回路4を介したデコード開始制御部15の出力はLとなって、立ち上がり検出回路17から出力されるデコード開始信号を無効化する。
一方、立ち上がり検出回路17からLHL形状のパルス信号が出力され、かつ、最終ストリーム信号が出力されていない時は、AND回路4を介したデコード開始制御部15の出力はLHL形状となって、このパルス信号がデコード開始信号としてデコード開始信号伝送線31に出力される。
本実施の形態では、上記のようにデコード終了信号として、図4(a)に示すようなLからHに変化する信号を用いている。このような信号を用いることは次の理由から好ましい。列車内のようなノイズの多い環境では、例えば信号幅の細いパルス信号をデコード終了信号として用いた場合、このパルス信号がノイズに埋もれて検出できない可能性がある。一方、図4(a)のようにLからHへのレベル変化を示す信号を用いることで、デコード開始制御部15はデコード終了信号を確実に受信することができる。そして、立ち上がり検出回路17は、受信した信号の立ち上がりのエッジを検出してデコード開始信号を生成することができる。
なお、本実施の形態における各信号の極性L,Hは、一例を挙げたものであり、これ以外の極性でも実現できることは言うまでもない。
本実施の形態の動作について説明する。まず、映像情報配信装置45は、車両間伝送路70を介して、映像データを車両内表示制御部1A〜1Cに配信する(図1)。次に、図2において、車両内表示制御部1は、映像情報配信装置45から配信された映像データをメモリ3に保存した後、CPU2の制御により、映像ストリーム伝送路30を介して、この映像データを表示モジュール21−1〜21−3へ送信する。以下、動作は、主に表示モジュール21−1について説明するが、他の表示モジュールについても同様である。
次に、表示モジュール21−1は、CPU25の制御により、映像ストリーム伝送路30から映像データを受信し、この映像データをメモリ24に保存する。また、CPU25は、メモリ24に保存された映像データを、表示プログラムなどに基づいて映像デコーダ23に送る。
次に、車両内表示制御部1では、CPU2は、デコード起動信号をデコード開始制御部15に出力する。デコード開始制御部15では、立ち上がり検出回路17が、このデコード起動信号の立ち上がりを検出してLHL形状のパルス信号を生成し、このパルス信号はデコード開始信号としてデコード開始信号伝送線31を介して表示モジュール21−1〜21−3へ同時に送信される。
つづいて、例えば表示モジュール21−1では、映像デコーダ23は、デコード開始信号伝送線31からデコード開始信号を受信する。なお、映像デコーダ23は、デコード開始信号を、CPU25を介さずに直接受信する。これにより、CPU25を介して受信する場合に比べて、CPU25の負荷の影響を受けにくくなり、車両内表示制御部25から同時に送信されたデコード開始信号の映像デコーダ23への到達時刻のばらつきが小さくなる。
デコード開始信号を受けた映像デコーダ23は、映像データのデコードを開始し、モニタ22はデコードされた映像データを表示する。映像デコーダ23は、デコードが終了すると、その出力をLからHに変える。なお、モニタ23による当該映像データの再生は、デコード終了とほぼ同時に終了する。表示モジュール21−2,21−3においても、同一のデコード開始信号に基づいて例えば同一の映像データによる映像の表示がなされ、それぞれ映像デコーダ25による映像データのデコード終了後に、その出力状態がLからHに変わる。そして、すべての映像デコーダ25の出力状態がLからHに変わった時に、映像デコーダ23からデコード終了信号伝送線32にデコード終了信号が出力される。これは、映像デコーダ23の有するオープンドレイン型の出力構成による。
つづいて、デコード終了信号は、デコード終了信号伝送線32を介してデコード開始制御部15に入力されるとともに、デコード回数計数部5にも入力される。デコード回数計数部5は、デコード終了信号の受信回数によりデコード回数を計数しており、この場合、1回目であることをCPU2に出力する。
デコード開始制御部15では、デコード終了信号が入力されると、立ち上がり検出回路17によりこのデコード終了信号の立ち上がりエッジが検出されてLHL形状のパルス信号が生成され、このパルス信号がデコード開始信号としてデコード開始信号伝送線31を介して表示モジュール21−1〜21−3に同時に送信される。表示モジュール21−1〜21−3では、映像デコーダ23はそれぞれデコード開始信号を受けてデコードを開始し、モニタ22はデコードされた映像データを表示する。
以下、同様の動作を繰り返すが、例えば表示モジュール21−1〜21−3における映像コンテンツの再生をN回目のデコード終了後に停止する場合を考える。この場合、車両内表示制御部1内のCPU2は、デコード回数計数部5から(N−1)回目のデコードが終了したとの情報を得ると、N回目のデコード開始信号31がデコード開始制御部15から出力された後に、最終ストリーム信号をデコード開始制御部15に出力する。これにより、再びデコード終了信号がデコード開始制御部15に入力されても、立ち上がり検出回路17により出力されるLHL形状のパルス信号がAND回路4にてL信号となって無効化される。したがって、表示モジュール21−1〜21−3には、デコード開始信号が到達しないので、N回目のデコード終了後に再生が停止する。
本実施の形態では、リアルタイム性が要求されるデコード開始信号およびデコード終了信号の伝送に、映像データの伝送に用いられる映像ストリーム伝送路30を用いることなく、表示制御用専用線としてそれぞれデコード開始信号伝送線31およびデコード終了信号伝送線32を用いるようにしている。また、車両内表示制御部1は、デコード終了信号伝送線32を介してデコード終了信号を受信し、このデコード終了信号に応じてデコード開始信号を生成して表示モジュール21−1〜21−3に同時に送信する。また、各表示モジュールでは、映像デコーダ23は、このデコード開始信号を受けて映像データをデコードし、モニタ22は、このデコードされた映像データを表示する。したがって、本実施の形態によれば、複数のモニタ22における映像の切り替わりのタイミングを同期させることができる。
また、複数のモニタ22にて同期した表示をしようとする場合に、一般に、各表示モジュール内で使用されるクロック周波数の僅かな違いにより、表示モジュール間で表示に僅かなずれが生ずる可能性がある。しかしながら、本実施の形態によれば、表示モジュール間でクロック周波数の僅かな違いが存在したとしても、一つのデコードの終了後に改めてデコード開始信号に基づいて表示を行うので、デコード単位で表示のずれを補正することができる。
また、本実施の形態によれば、表示モジュール21−1〜21−3では、デコード開始信号はデコード開始信号伝送線31からCPU25を介さずに映像デコーダ23に入力され、かつ、デコード終了信号は映像デコーダ23からCPU25を介さずにデコード終了信号伝送線32に出力されているので、各表示モジュールを制御するCPU25の負荷の違いにかかわらず、表示モジュール間の表示の同期を取ることができる。換言すれば、表示モジュール間でのCPU25の負荷の違いにより、モニタ22における表示のずれが発生することがない。
また、本実施の形態によれば、映像ストリーム伝送路30におけるネットワーク負荷に変動がある場合でも、車両内表示制御部1から出力されたデコード開始信号は専用線であるデコード開始信号伝送線31を通じて各表示モジュールへ伝送されるので、デコード開始信号の各表示モジュールへの到達時刻にばらつきが生ずることがない。したがって、到達時刻のばらつきによる表示のずれが生ずることがない。
本実施の形態は、例えば二つのモニタ22を車両内のドア上部に並べて配置し、各モニタにてそれぞれ一定時間(例えばT秒間)を単位として映像コンテンツを繰り返し表示する場合などに有用である。従来の技術では、T秒ごとに少しずつ表示のずれが蓄積する可能性があったが、本実施の形態では、デコード単位で表示のずれの補正を可能にするととともに、表示のずれ自体の発生要因を抑制している。
本実施の形態では、デコード開始信号伝送線31およびデコード終了信号伝送線32により伝送される信号は例えばいずれもLおよびHの組み合わせに基づいて決定されるデジタル信号であるとした。これは、列車内のように電気的ノイズの多い環境において信号を伝達するのに適している。同様に、映像ストリーム伝送路30もデジタル伝送路とすることができる。
なお、映像ストリーム伝送路30として例えばイーサネット(登録商標)を用いた場合、伝送される信号の電圧の振幅は規格により定められているため、仮にデコード開始信号およびデコード終了信号を映像ストリーム伝送路30を用いて伝送する場合は、その信号の電圧は規格により定められた振幅にしたがう必要がある。一方、デコード開始信号伝送線31およびデコード終了信号伝送線32のような専用線を用いる場合、信号の電圧の振幅をイーサネット(登録商標)の場合よりも大きくすることができ、これにより、ノイズの影響をより受けにくい信号の伝送を実現することができる。イーサネット(登録商標)の場合は信号の電圧の振幅は1V程度であるのに対し、デコード開始信号伝送線31およびデコード終了信号伝送線32における信号の電圧の振幅は、例えば5V程度にすることができる。
本実施の形態では、表示モジュール21−1〜21−3の各映像デコーダ23の出力にオープンドレイン型の出力構成を用いているので、表示モジュール21−1〜21−3の外部に余分な部品を設けることなく、表示モジュール21−1〜21−3におけるデコードがすべて終了した時にデコード終了信号を生成することができる。オープンドレイン型の出力構成を用いない場合には、例えば、引出し線26−1〜26−3を、AND回路を介してデコード終了信号伝送線32に接続すればよいが、表示モジュール21−1〜21−3の外部に部品を設けることとなり、列車の車両内のように配線の引き回しに制限のある環境では前者の構成のほうが望ましい。
なお、本実施の形態は、列車の車両内のみならず、その他の移動体内での表示、さらには例えばプラットホームなどの駅構内における表示等にも適用することができる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態に係る列車内映像表示システムの車両内構成を示す図である。図3に示すように、本実施の形態では、デコード開始制御部15内に立ち下がり検出回路7が設けられている。また、図5は、立ち下がり検出回路7による信号立ち下がり検出を説明するための図である。
本実施の形態では、信号の極性が実施の形態1とは異なる。例えば、車両内表示制御部1からデコード開始信号伝送線31に出力される信号は、デコード開始信号の出力時以外はL、デコード開始信号の出力時はLHLのパルス状の信号とする(図5(b)参照)。また、映像デコーダ23の出力は、デコード中はH、デコードが終了するとLに変わり、さらに、デコード終了信号伝送線32に出力される信号は、すべての表示モジュール21−1〜21−3におけるデコードが終了した時にLに変わり、それ以外はHであるとする(図5(a)参照)。なお、映像デコーダ23は、実施の形態1と同様に、対応するオープンドレイン型の出力バッファを有するものとする。
また、CPU2は、デコード起動時に、デコード開始制御部15のOR回路6に出力する信号をHからLに変えることでデコード起動信号を出力する。つまり、CPU2からOR回路6に出力する信号は、通常はHであり、デコード起動時にLに変化する。
デコード開始制御部15は、OR回路6と、立ち下がり検出回路7と、AND回路4とを備えている。OR回路6は、CPU2から入力される信号とデコード終了信号伝送線32から入力される信号とに対して論理和をとり、その演算結果を立ち下がり検出回路7に出力する。上述のように、CPU2の出力信号は、通常はHでデコード起動時はLであり、デコード終了信号伝送線32からの信号は、通常はHでデコード終了時はLであることから、OR回路6は、デコード起動時またはデコード終了時にLを出力し、それ以外の場合はHを出力する。
立ち下がり検出回路7は、フリップフロップ8と、フリップフロップ9と、論理反転回路10と、AND回路14とを備え、デコード起動信号またはデコード終了信号のH→Lに変わる信号の立ち下がりを検出してクロック(CLK)の周波数で決まるパルス幅を有するLHL形状のパルス信号を生成する。
詳細には、フリップフロップ8には、OR回路6の出力とCLK信号が入力される。また、フリップフロップ9には、フリップフロップ8の出力とCLK信号が入力される。また、論理反転回路10には、フリップフロップ8の出力が入力され、LをHに変換しまたはHをLに変換してAND回路14に出力する。AND回路14には、フリップフロップ9の出力と論理反転回路10の出力が入力され、これらの論理積が出力される。
ここで、立ち下がり検出回路7による信号立ち下がり検出について具体的に説明する。まず、デコード起動信号およびデコード終了信号のいずれも入力しない状態で、OR回路6に入力される信号の双方がHの状態にあるときは、フリップフロップ8,9の出力はH、論理反転回路10の出力はLとなり、AND回路14への入力はLおよびHとなるので、AND回路14の出力はLとなって、立ち下がり検出回路7はLを出力している。
次に、OR回路6に入力される信号の一方がHからLに変化する場合を考える(図5(a))。まず、信号の立ち下がり部分(図5(a)の矢印の部分)がフリップフロップ8に達し、フリップフロップ8の出力がHからLに変わったとする。この時、フリップフロップ9の出力は依然としてHであり、かつ、論理反転回路13の出力はHとなることから、AND回路14への入力はHおよびHとなるので、AND回路14の出力はHとなって、立ち下がり検出回路17はHを出力する。
続いて、フリップフロップ8,9の出力がいずれもLになり、論理反転回路10の出力はHとなり、AND回路14への入力はLおよびHとなるので、AND回路14の出力はLとなって、立ち下がり検出回路7はLを出力する。したがって、立ち下がり検出回路7は、H→Lの立ち上がりエッジを検出して、LHL形状のパルス信号を出力する(図5(b))。このLHL形状のパルス信号がデコード開始信号として用いられる。
なお、本実施の形態のその他の構成は、実施の形態1と同様であるので、図3では同一の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施の形態の動作および効果も実施の形態1で説明した通りである。
本発明は、列車の車両内の複数のモニタに映像を表示する列車内映像表示システムおよび方法として有用である。
1,1A〜1C 車両内表示制御部
3 メモリ
5 デコード回数計数部
7 立ち下り回路
8,9,11,12 フリップフロップ
10,13 論理反転回路
15 デコード開始制御部
17 立ち上がり検出回路
21−1〜21−3 表示モジュール
22 モニタ
23 映像デコーダ
24 メモリ
26−1〜26−3 引き出し線
30,30A〜30C 映像ストリーム伝送路
31,31A〜31C デコード開始信号伝送線
32,32A〜32C デコード終了信号伝送線
40 出力部
41 出力バッファ
45 映像情報配信装置
50A〜50C 列車情報装置
60A〜60C 車両
70 車両間伝送路
71 車両間伝送路

Claims (13)

  1. 列車の車両に設けられ、デコード開始信号に基づいて映像データをデコードするとともにデコード終了時にその出力信号を変化させる映像デコード部と、この映像デコード部によりデコードされた前記映像データを表示するモニタと、をそれぞれ有する複数の表示モジュールと、
    前記車両内に設けられ、前記映像データを前記複数の表示モジュールに配信するとともに、前記映像デコード部の出力信号の変化に基づき前記複数の表示モジュールにおける前記映像データのデコードがすべて終了した時に前記映像デコード部から出力されるデコード終了信号に応じて前記デコード開始信号を生成して前記複数の表示モジュールに同時に送信する車両内表示制御部と、
    この車両内表示制御部と前記複数の表示モジュールとを接続するとともに、前記映像データが配信される映像ストリーム伝送路と、
    この映像ストリーム伝送路から分離され、前記車両内表示制御部と前記複数の表示モジュールとを接続するとともに、前記車両内表示制御部から出力された前記デコード開始信号が伝送されるデコード開始信号伝送線と、
    前記映像ストリーム伝送路から分離され、前記車両内表示制御部と前記複数の表示モジュールとを接続するとともに、前記映像デコード部から出力された前記デコード終了信号が伝送されるデコード終了信号伝送線と、
    を備えることを特徴とする列車内映像表示システム。
  2. 前記車両内表示制御部は、
    前記映像データの配信制御を行うとともに、前記複数の表示モジュールに対するデコードの起動を指示するデコード起動信号を出力する第1の制御処理部と、
    前記デコード終了信号または前記デコード起動信号に応じて前記デコード開始信号を生成して前記複数の表示モジュールに同時に送信するデコード開始制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の列車内映像表示システム。
  3. 前記第1の制御処理部は、前記複数の表示モジュールにおいて再生中の前記映像データの再生後に再生を停止させる場合に、デコード開始の終了を指示する最終ストリーム信号を前記デコード開始制御部に出力し、
    前記デコード開始制御部は、前記最終ストリーム信号が入力された場合は、前記デコード終了信号の入力にかかわらず、前記デコード開始信号を出力しないことを特徴とする請求項2に記載の列車内映像表示システム。
  4. 前記車両内表示制御部は、
    前記デコード終了信号伝送線に接続され前記デコード終了信号の受信回数を計数するデコード回数計数部、
    を備え、
    前記第1の制御処理部は、前記複数の表示モジュールにて複数個の映像コンテンツを1セットとして繰り返し再生する場合において、前記1セット中の最後の映像コンテンツの再生が終了した後に再生を停止するときに、前記デコード回数計数部から得られたデコード回数に基づき、最終の映像コンテンツの再生中に、前記最終ストリーム信号を出力することを特徴とする請求項3に記載の列車内映像表示システム。
  5. 前記複数の表示モジュールは、それぞれ、前記映像デコード部の制御および前記映像データの受信処理を含む制御処理を行う第2の制御処理部を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の列車内映像表示システム。
  6. 前記デコード開始信号は、前記デコード開始信号伝送線から前記第2の制御部を経由せずに前記映像デコード部に入力され、かつ、前記デコード終了信号は、前記映像デコード部から前記第2の制御部を経由せずに前記デコード終了信号伝送線に出力されることを特徴とする請求項5に記載の列車内映像表示システム。
  7. 前記デコード開始信号伝送線および前記デコード終了信号伝送線により伝送される信号は、いずれもローレベル(L)の電圧とハイレベル(H)の電圧の二つの状態の組み合わせに基づいて決定される信号であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の列車内映像表示システム。
  8. 前記デコード終了信号伝送線により伝送される信号は、前記デコード終了信号の出力時以外は前記ローレベルに、前記デコード終了信号の出力時は前記ハイレベルに設定され、前記デコード開始信号伝送線により伝送される信号は、前記デコード開始信号の出力時以外は前記ローレベルに、前記デコード終了信号の出力時は前記ハイレベルに設定される場合において、
    前記デコード開始制御部は、
    入力された前記デコード開始信号の立ち上がりを検出してLHL形状のパルス信号を生成し、このパルス信号を前記デコード開始信号として出力する立ち上がり検出回路を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の列車内映像表示システム。
  9. 前記複数の表示モジュールにおける前記映像デコード部は、それぞれオープンドレイン型の出力バッファを有し、
    前記複数の表示モジュールにおける前記映像データのデコードがすべて終了し前記映像デコード部の出力がすべて前記ローレベルから前記ハイレベルに変った時に、前記映像デコード部から前記デコード終了信号伝送線へ前記デコード終了信号が出力されることを特徴とする請求項8に記載の列車内映像表示システム。
  10. 前記デコード終了信号伝送線により伝送される信号は、前記デコード終了信号の出力時以外は前記ハイレベルに、前記デコード終了信号の出力時は前記ローレベルに設定され、前記デコード開始信号伝送線により伝送される信号は、前記デコード開始信号の出力時以外は前記ローレベルに、前記デコード終了信号の出力時は前記ハイレベルに設定される場合において、
    前記デコード開始制御部は、
    入力された前記デコード開始信号の立ち下がりを検出してLHL形状のパルス信号を生成し、このパルス信号を前記デコード開始信号として出力する立ち下がり検出回路を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の列車内映像表示システム。
  11. 前記複数の表示モジュールにおける前記映像デコード部は、それぞれオープンドレイン型の出力バッファを有し、
    前記複数の表示モジュールにおける前記映像データのデコードがすべて終了し前記映像デコード部の出力がすべて前記ハイレベルから前記ローレベルに変った時に、前記映像デコード部から前記デコード終了信号伝送線へ前記デコード終了信号が出力されることを特徴とする請求項10に記載の列車内映像表示システム。
  12. 前記デコード開始信号伝送線および前記デコード終了信号伝送線により伝送される信号の電圧の振幅は、前記映像ストリーム伝送路により伝送される信号の電圧よりも高い値に設定されていることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の列車内映像表示システム。
  13. 列車の車両内に設けられた車両内表示制御部から、映像ストリーム伝送路を介して、前記車両内に設けられた複数の表示モジュールに映像データを配信するステップと、
    前記車両内表示制御部が、前記映像ストリーム伝送路から分離されたデコード終了信号伝送線を介して受信されたデコード終了信号に応じてデコード開始信号を生成し、前記映像ストリーム伝送路から分離されたデコード開始信号伝送線を介して前記デコード開始信号を前記複数の表示モジュールに同時に送信するステップと、
    前記各表示モジュールでは、映像デコード部が、前記デコード開始信号伝送線を介して受信された前記デコード開始信号に基づいて前記映像データのデコードを開始するステップと、
    前記各表示モジュールでは、デコードされた前記映像データをモニタにより表示するステップと、
    前記複数の表示モジュールにおける前記映像データのデコードがすべて終了した時に、前記複数の表示モジュールの前記映像デコード部から前記デコード終了信号を前記デコード終了信号伝送線に出力するステップと、
    を含むことを特徴とする列車内映像表示方法。
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