JP2011120004A - 送受信装置、無線端末装置および無線通信方法 - Google Patents

送受信装置、無線端末装置および無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内において、センシング期間中に与干渉システムのシステム内干渉を抑制することができる送受信装置、無線端末装置および無線通信方法を提供すること。
【解決手段】被干渉システム1と少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム2内で、アクセスポイント30は、共用周波数帯を用いた信号に対するセンシング期間を示すセンシング期間情報を設定するセンシング期間情報設定部32と、与干渉システム2内の無線LAN端末50に対して、センシング期間の終了まで与干渉システム2内の送信処理を禁止させる送信禁止期間情報を、センシング期間の開始時点から無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に通知する送信禁止期間情報通知部とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信システムからなる複合システムにおいて、一部の周波数を共用する送受信装置、無線端末装置および無線通信方法に関する。
従来、センシングを用いたTVWS(TV White space)等の周波数帯の二次利用方法に関する検討が行われている。放送で使用される周波数帯の二次利用方法においては、周波数帯の空いているエリアが広範囲に存在するため、比較的精度の低い周波数共用方法でも十分な利用価値が存在した。一方で、セルラーシステム間の周波数帯の二次利用方法においては、被干渉システムも稠密にエリア展開が行われており、周波数帯の空いているエリアが広範囲に存在しない。このため、より精度の高い周波数共用方法が必要となる。
このような、被干渉システム(一次システム)と与干渉システム(二次システム)とを含む複合システムで一部の周波数帯を共用する方法として、共用周波数帯における被干渉システムの信号の有無に応じて、与干渉システムが共用周波数帯を用いて通信するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この周波数帯の共用方法は、与干渉システムでセンシングされた受信信号に被干渉システムの信号成分が含まれるか否かを推定し、受信信号に被干渉システムの信号成分が含まれないと推定された場合に共用周波数帯を用いて送信することで、被干渉システムに対する干渉を低減している。
特開2006−222665号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載された複合システムにおける周波数帯の共用方法においては、与干渉システムのシステム内干渉により被干渉システムの信号成分を精度よく推定することが困難となっていた。この場合、センシング期間前に与干渉システムの各端末に送信処理を禁止させる指令を通知することにより、センシング期間中のシステム内干渉を抑えることが考えられる。ところが、センシング期間の直前において、指令通知前に各端末の送信処理が開始されると、各端末に対して指令を通知することができず、センシング期間中のシステム内干渉を抑えることができなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内において、センシング期間中に与干渉システムのシステム内干渉を抑制することができる送受信装置、無線端末装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の送受信装置は、被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内で、共用周波数帯を用いた信号に対するセンシング期間を示すセンシング期間情報を設定するセンシング期間情報設定部と、前記与干渉システム内の端末に対して、前記センシング期間の終了まで前記与干渉システム内の送信処理を禁止させる送信禁止期間情報を、前記センシング期間の開始時点から前記与干渉システム内の端末の一送信の最大送信期間前に通知する送信禁止期間情報通知部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、与干渉システム内の送受信装置から端末に対し、センシング期間の開始時点に対し端末による一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報が通知されるため、センシング期間直前に各端末の送信処理によって送信禁止期間情報の通知が妨げられることが抑制される。したがって、センシング期間の与干渉システム内の送信処理が禁止されるため、与干渉システム内のシステム内干渉を抑制することができる。
本発明によれば、被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内において、センシング期間中に与干渉システムのシステム内干渉を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態を示す図であり、複合システムの概略図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、制御サイクルを示すタイミング図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、アクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合のアクセスポイントの送信禁止期間情報の通知処理の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、アクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合の無線LAN端末における送信禁止処理の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、アクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合の移動体端末におけるビジートーン信号の通知処理の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、アクセスポイントによる送信禁止期間の通知処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、センシング期間の開始時点に対して無線LAN端末の一送信の最大送信期間前の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、アクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合のセンシング処理の動作シーケンスの説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、被干渉システムの上りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの下りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、被干渉システムの下りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの上りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。 本発明の第1の実施形態を示す図であり、被干渉システムの上りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの上りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、被干渉システムの下りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの下りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、2つのアクセスポイントによる送信禁止期間の通知処理の説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、3以上のアクセスポイントによる送信禁止期間情報の通知処理の説明図である。 本発明の第3の実施形態を示す図であり、被干渉システムの下りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの下りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。 本発明の変形例を示す図であり、与干渉局のセンシング処理の機能ブロック図である。
以下、本発明の第1の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、被干渉システムをセルラーシステム等の移動体通信システム、与干渉システムを無線LANシステムとした複合システムについて説明するが、この構成に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。図1は、本発明の実施の形態における複合システムの概略図である。なお、被干渉システムおよび与干渉システムは、多数の端末を有することができるが、ここでは説明の便宜上、各システムに1つの端末のみ図示している。
図1に示すように、被干渉システム1は、移動体通信システム(一次システム)であり、基地局10と、基地局10の配下で通信する移動体端末20とで構成されている。また、基地局10を中心とするセルエリア内には、複数の与干渉システム2が構築されている。各与干渉システム2は、被干渉システム1の使用周波数帯を二次利用する無線LANシステムであり、アクセスポイント30と、各アクセスポイント30の配下で通信する無線LAN端末50とで構成されている。
以下の説明では、被干渉システム1を構成する無線局(基地局10または移動体端末20)の中で、受信機として動作するものを被干渉局とし、与干渉システム2を構成する無線局(アクセスポイント30または無線LAN端末50)の中で、送信機として動作するものを与干渉局とする。図1では、被干渉システム1の下りリンクが被干渉側となり、与干渉システム2の下りリンクが与干渉側となる。したがって、移動体端末20が被干渉局であり、アクセスポイント30が与干渉局である。
図1では、一次システムの下りリンクが被干渉側となり、二次システムの下りリンクが与干渉側となるケースについて例示するが、本発明における被干渉局と与干渉局の組み合わせはこのケースに限定されない。被干渉局と与干渉局の組み合わせとして、一次システム側の上り/下りリンクが被干渉側で、二次システム側の上り/下りリンクが与干渉側となる場合と、逆に一次システム側の上り/下りリンクが与干渉側で、二次システム側の上り/下りリンクが被干渉側となる場合とがあり得る。
本実施の形態に係る周波数帯共用方法では、被干渉局となる移動体端末20がビジートーン信号を送信する期間と、与干渉局となるアクセスポイント30がビジートーン信号をセンシングするセンシング期間とを同期させ、与干渉局においてセンシング結果に基づいて共用条件を決定し、与干渉局が決定した共用条件に基づいて信号を送信する。また、アクセスポイント30は、センシング期間前に、無線LAN端末50に対し送信禁止期間情報を送信し、送信禁止期間情報に記載されたNAV(Network Allocation Vector)期間だけ無線LAN端末50の送信処理を禁止させて、センシング期間中の与干渉システム2のシステム内干渉を抑えている。
与干渉システム2において決定される共用条件は、与干渉局が被干渉システム1の使用周波数帯と重複した共用周波数帯を使用して信号送信したとして、現在の被干渉システム1の無線通信環境下において、許容干渉レベル以下に抑えるために与干渉局に課される条件であり、送信電力、共用条件適用期間、使用周波数帯等のパラメータを含むことができる。予めシステム間で共用条件適用期間、使用周波数帯等のパラメータが固定されている場合は、少なくとも送信電力情報を含むものとする。
アクセスポイント30が送信する送信禁止期間情報は、一定期間が満了するまで無線LAN端末50の送信処理を禁止するものであればよく、例えば、NAV期間が記載されたCTS(Clear to Send)フレームで構成するようにしてもよい。この構成により、既存の無線LANシステムの構成を利用して、無線LAN端末50に対して送信禁止期間を設定することが可能となる。また、送信禁止期間情報に記載されたNAV期間は、センシング期間の開始時点よりも前に開始され、センシング期間を含む期間である。
ここで、図1に示す複合システムにおいて、移動体端末20が被干渉局となり、アクセスポイント30が与干渉局となるケースについてシステムの概要を説明する。
被干渉システム1の基地局10は、与干渉システム2のアクセスポイント30に対し、有線ネットワークまたは無線ネットワークを介してセンシング期間を示すセンシング期間情報を送信する。また、基地局10は、被干渉局である移動体端末20に対しては直接センシング期間情報を送信する。
アクセスポイント30は、基地局10から通知されたセンシング期間の開始前に、無線LAN端末50に対して送信禁止期間情報を送信する。無線LAN端末50は、送信禁止期間情報に記載されたNAV期間が経過するまで送信処理を禁止する。この場合、NAV期間は、センシング期間の開始前から満了までの期間を含んでいる。したがって、無線LAN端末50は、センシング期間中の送信処理が禁止される。
移動体端末20は、基地局10から通知されたセンシング期間に、ビジートーン信号を送信する。一方、アクセスポイント30は、移動体端末20がビジートーン信号を送信しているセンシング期間に、ビジートーン信号を検出する。アクセスポイント30は、ビジートーン信号の検出結果に基づいて移動体端末20に与える干渉量レベルを許容干渉レベル以下に抑え得る共用条件を決定する。アクセスポイント30は、決定した共用条件に指定された共用条件適用期間に、その共用条件で指定された送信電力および使用周波数にて送信する。
図2は、本実施の形態に係る制御サイクルを示すタイミング図である。センシング期間T1の前において、与干渉システム2のアクセスポイント30は、無線LAN端末50に対して、送信禁止期間情報を送信する。無線LAN端末50は、送信禁止期間情報の受信により、センシング期間T1の開始前から、送信処理を行わない休止状態となる。無線LAN端末50の休止状態は、センシング期間で与干渉システム2におけるシステム内干渉を生じさせない状態を示し、センシング期間の開始時点までに送信処理が完了する短時間の送信状態を含んでもよい。
センシング期間T1では、次の受信区間で受信する被干渉システム1の移動体端末20が被干渉局となり、与干渉システム2においてその受信区間と重複する区間で送信する予定のアクセスポイント30が与干渉局となる。被干渉システム1の基地局10は送信処理を行わない休止状態となる。または共用周波数に影響を与えない他の周波数帯でのみ送信する状態となる。センシング期間における休止状態とは、共用周波数での干渉レベル検出に影響を与えない送信状態を示し、共用周波数に影響を与えない範囲で他の周波数帯での送信状態を含んでもよい。
センシング期間T1において、移動体端末20がビジートーン信号を送信し、アクセスポイント30が送信を休止した状態でビジートーン信号を検出している。共用条件決定期間T2において、アクセスポイント30は、ビジートーン信号の検出結果に基づいて、共用条件(送信電力、共用条件適用期間、使用周波数帯等)を決定する。共用条件適用期間T3において、アクセスポイント30は、決定された共用条件を用いて信号を送信する。共用条件適用期間T3では、アクセスポイント30からの干渉量が移動体端末20の許容干渉レベルに抑えられる。
このように、無線LAN端末50は、アクセスポイント30からセンシング期間の開始前に送信禁止期間情報を受信して送信処理が禁止されるため、センシング期間中に与干渉システム2のシステム内干渉が抑制される。したがって、与干渉局であるアクセスポイント30は、被干渉局である移動体端末20からビジートーン信号を精度良く検出することができるため、移動体端末20に与える干渉量を正確に予測でき、許容干渉レベルに収まるように送信電力を決定できる。
ここで、図3および図4を参照して、アクセスポイントと無線LAN端末との間で行われる送信禁止制御の機能構成について説明する。図3は、図1に示すようなアクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合のアクセスポイントの送信禁止期間情報の通知処理の機能ブロック図である。なお、図3は、送信禁止期間情報の通知処理以外の機能ブロックを含むが、ここでは送信禁止期間情報の通知処理以外の機能ブロックの説明については省略する。
図3に示すように、アクセスポイント30は、センシング期間情報受信部31と、センシング期間情報設定部32と、MAC処理部33と、PHY処理部34と、送信電力制御部35と、RF部36と、トラフィック監視部39とを備えている。また、MAC処理部33は、送信禁止期間情報生成部41を有している。
センシング期間情報受信部31は、被干渉システム1の基地局10から有線ネットワークまたは無線ネットワークを介してセンシング期間情報を受信する。センシング期間情報設定部32は、センシング期間情報受信部31で受信されたセンシング期間情報によって示される期間に、センシング期間を設定する。センシング期間とは、移動体端末20から送信されるビジートーン信号をセンシングするための期間であり、ビジートーン信号の送信期間に同期している。
MAC処理部33は、CSMA/CA等のメディアアクセス制御を行うものであり、送信データの送信タイミング等を制御する。MAC処理部33の送信禁止期間情報生成部41は、CTSフレーム等の送信禁止期間情報を生成するものであり、送信禁止期間情報にはNAV期間が設定される。この送信禁止期間情報の送信タイミングは、MAC処理部33によりセンシング期間情報設定部32に設定されたセンシング期間の開始時点に対し、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に設定される(図6(b)参照)。
PHY処理部34は、送信データをフレームフォーマットに合わせた信号形式に変換するものであり、MAC処理部33から入力された送信禁止期間情報を含む送信データの誤り訂正符号化、変調マッピング、ビットインタリーブ等の処理を行う。送信電力制御部35は、送信データの送信電力を制御する。RF部36は、アンテナを介して無線信号の送信処理を行うものであり、送信データのD/A変換およびキャリア周波数への変換処理を行う。
トラフィック監視部39は、トラフィック量の判定用の閾値を有しており、RF部36を介して受信したトラフィック量が閾値以上か否かを監視している。トラフィック監視部39による監視結果は、MAC処理部33に入力される。MAC処理部33は、トラフィック監視部39から入力された監視結果に基づいて送信禁止期間情報にバックオフを設定する。
具体的には、MAC処理部33は、トラフィック量が閾値以上の場合、最初からバックオフを取らないように設定する。また、MAC処理部33は、トラフィック量が閾値未満の場合、最初はバックオフを取り、コンテンションに負けたときにバックオフを取らないように設定する。なお、本実施の形態においては、トラフィック監視部39において、トラフィック量が閾値以上か否かを判定する構成としたが、トラフィック監視部39において監視されたトラフィック量に基づいてMAC処理部33が閾値値以上か否かを判定する構成としてもよい。
図4は、図1に示すようなアクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合の無線LAN端末における送信禁止処理の機能ブロック図である。なお、図4は、送信禁止処理以外の機能ブロックを含むが、ここでは送信禁止処理以外の機能ブロックの説明については省略する。
図4に示すように、無線LAN端末50は、MAC処理部53と、PHY処理部54と、送信電力制御部55と、RF部56と、送信禁止期間情報設定部59とを備えている。RF部56は、アンテナを介して無線信号の受信処理を行うものであり、アクセスポイント30からの受信データの所定周波数への変換およびA/D変換処理を行う。
PHY処理部54は、物理層における受信処理を行うものであり、RF部56から入力された受信データの誤り訂正復号化、復調デマッピング、ビットインタリーブ等の処理を行う。MAC処理部53は、CSMA/CA等のメディアアクセス制御を行うものであり、送信禁止期間情報を含む受信データの受信タイミング等が設定される。送信禁止期間情報設定部59は、送信禁止期間情報に記載されたNAV期間を読み出し、送信電力制御部55に送信電力を制御させて、NAV期間が満了するまで送信処理を禁止させる。
このように、アクセスポイント30は、MAC処理部33により無線LAN端末50に対してセンシング期間の開始時点に対し、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報を通知するように構成されている。また、無線LAN端末50は、送信禁止期間情報設定部59により、送信禁止期間情報に記載されたNAV期間に送信処理を禁止するように構成されている。なお、送信禁止期間情報の通知処理の詳細については後述する。
次に、図3および図5を参照して、アクセスポイントと移動体端末との間で行われるセンシング制御の機能構成について説明する。図5は、図1に示すようなアクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合の移動体端末におけるビジートーン信号の通知処理の機能ブロック図である。
図5に示すように、移動体端末20は、センシング期間情報受信部21と、ビジートーン信号送信期間設定部22と、MAC処理部23と、PHY処理部24と、RF部26とを備えている。また、MAC処理部23は、ビジートーン信号生成部27を有している。
センシング期間情報受信部21は、基地局10から送信されたセンシング期間情報を受信する。ビジートーン信号送信期間設定部22は、センシング期間情報受信部21により受信されたセンシング期間情報で示される期間に、ビジートーン信号の送信期間を設定する。MAC処理部23は、MAC層における送信処理を行うものであり、送信データの送信タイミング等を制御する。
MAC処理部23のビジートーン信号生成部27は、ビジートーン信号送信期間設定部22で設定されたビジートーン信号の送信期間で送信されるビジートーン信号を生成する。PHY処理部24は、送信データをフレームフォーマットに合わせた信号形式に変換するものであり、MAC処理部23から入力されたビジートーン信号を含む送信データの誤り訂正符号化、変調マッピング、ビットインタリーブ等の処理を行う。RF部26は、アンテナを介して無線信号の送信処理を行うものであり、送信データのD/A変換およびキャリア周波数への変換処理を行う。
図3は、図1に示すようなアクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合のアクセスポイントにおけるセンシング処理の機能ブロック図である。なお、図3は、センシング処理以外の機能ブロックを含むが、ここではセンシング処理以外の機能ブロックの説明については省略する。
図3に示すように、アクセスポイント30は、センシング期間情報受信部31と、センシング期間情報設定部32と、MAC処理部33と、PHY処理部34と、送信電力制御部35と、RF部36と、センシング部37と、共用条件算出部38とを有している。
センシング期間情報受信部31は、被干渉システム1の基地局10から有線ネットワークまたは無線ネットワークを介してセンシング期間情報を受信する。センシング期間情報設定部32は、センシング期間情報受信部31で受信されたセンシング期間情報によって示される期間に、センシング期間を設定する。
RF部36は、アンテナを介して無線信号の受信処理を行うものであり、受信データの所定周波数への変換およびA/D変換処理を行う。PHY処理部34は、物理層における受信処理を行うものであり、RF部36から入力された受信データの誤り訂正復号化、復調デマッピング、ビットインタリーブ等の処理を行う。MAC処理部33は、MAC層における受信処理を行うものであり、PHY処理部34から入力された送信禁止期間情報を含む受信データの受信タイミング等を制御する。
センシング部37は、センシング期間情報設定部32で設定されたセンシング期間に、移動体端末20から送信されたビジートーン信号を受信し、受信したビジートーン信号の受信強度を測定する。共用条件算出部38は、センシング部37によって測定されたビジートーン信号の受信強度に基づいて、共用周波数帯を用いて送信される送信データの共用条件を算出する。
共用条件算出部38は、受信強度の判定用の閾値を有しており、ビジートーン信号の受信強度が閾値以上の場合、アクセスポイント30の周囲に被干渉局が存在すると推定し、送信電力制御部35に共用周波数帯を用いた送信データの送信電力を下げさせる。一方、共用条件算出部38は、ビジートーン信号の受信強度が閾値未満の場合、アクセスポイント30の周囲に被干渉局が存在しないと推定し、送信電力制御部35に共用周波数帯を用いた送信データの送信電力を上げさせる。
このように、移動体端末20は、ビジートーン信号生成部27によりビジートーン信号を生成し、ビジートーン信号をセンシング期間中にアクセスポイント30に対して送信するように構成されている。また、アクセスポイント30は、センシング部37によりビジートーン信号をセンシングし、共用条件算出部38により決定された送信電力に設定するように構成されている。
図6を参照して、本発明の特徴部分であるアクセスポイントによる送信禁止期間情報の通知処理について説明する。図6は、アクセスポイントによる送信禁止期間の通知処理の説明図である。なお、図6において、(a)は送信禁止期間情報の送信タイミングがセンシング期間の開始直前に設定される一例(比較例)を示し、(b)は送信禁止期間情報の送信タイミングがセンシング期間に対して無線LAN端末の一送信の最大送信期間前に設定される一例を示している。
図6(a)に示す比較例においては、送信禁止期間情報の送信タイミングがセンシング期間の開始直前に設定されている。この場合、アクセスポイントによる送信禁止期間情報の送信開始時に無線LAN端末で送信処理が行われていると、アクセスポイントから無線LAN端末に送信禁止期間情報を通知することができない。したがって、センシング期間の開始前までに送信禁止期間情報が無線LAN端末に通知されないため、センシング期間中に無線LAN端末により送信処理が行われる。その結果、センシング期間中にシステム内干渉が生じ、アクセスポイントが被干渉局である移動体端末からのビジートーン信号を精度よくセンシングすることができない。
一方、図6(b)に示す本実施の形態においては、送信禁止期間情報の送信タイミングがセンシング期間の開始時点に対して無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に設定されている。この場合、送信禁止期間情報がアクセスポイント30から無線LAN端末50に、センシング期間の開始直前の無線LAN端末50による送信処理を避けて送信される。この構成より、センシング期間の開始直前において、アクセスポイント30からの送信禁止期間情報の通知処理が、無線LAN端末50の送信処理により妨げられることが低減される。
したがって、センシング期間前に無線LAN端末50にNAV期間が設定されて、システム内干渉が抑制されるため、センシング期間中にアクセスポイント30が被干渉局である移動体端末20からビジートーン信号を精度よくセンシングすることができる。なお、無線LAN端末50の送信処理は、図6(c)に示すように、NAV期間であってもセンシング期間の開始前に完了するものであれば許容される。
ここでいうセンシング期間の開始時点に対して無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前とは、図7に示すように、送信禁止期間情報の送信開始時点が、センシング期間の開始時点から無線LAN端末50の一送信の最大送信期間分だけ遡って設定される時点Pよりも前であればよい。例えば、図7(a)に示すように、送信禁止期間情報の送信開始時点が時点Pよりも前であり、送信禁止期間情報の送信終了時点が時点Pよりも後であってもよいし、図7(b)に示すように、送信禁止期間情報の送信開始時点および送信終了時点が時点Pよりも前であってもよい。
さらに、アクセスポイント30は、トラフィック監視部39による監視結果に応じてバックオフを設定するようにしている。アクセスポイント30は、トラフィック量が閾値以上の場合、最初からバックオフを取らないように設定する。この構成により、トラフィック量が多く、コンテンションに負ける確率が高い場合に、送信禁止期間情報を無線LAN端末50からの送信データに優先させることが可能となる。
また、アクセスポイント30は、トラフィック量が閾値未満の場合、最初はバックオフを取り、コンテンションに負けたときにバックオフを取らないように設定する。この構成により、トラフィック量が少なく、コンテンションに負ける確率が低い場合にバックオフを取ることができる。また、コンテンションに負ける確率が低いにも関わらずコンテンションに負けたときには、送信禁止期間情報を無線LAN端末50からの送信データに優先させることが可能となる。なお、コンテンションに負けたときにバックオフを取らないように設定する場合、トラフィック量に依存せずに設定する。
本実施の形態においては、トラフィック監視部39による監視結果に応じてバックオフを設定する構成としたが、この構成に限定されるものではない。アクセスポイント30にトラフィック監視部39を設けずに、アクセスポイント30に予めバックオフを取るか否かの設定をしておくようにしてもよい。この構成により、アクセスポイント30を簡易な構成とすることができる。
図8を参照して、図1に示すようなアクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合のセンシング処理の動作シーケンスについて説明する。図8は、図1に示すようなアクセスポイントが与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合のセンシング処理の動作シーケンスの説明図である。
図8に示すように、基地局10は、被干渉局である移動体端末20と与干渉局であるアクセスポイント30とに対して、センシング期間情報を送信する(ステップS01)。移動体端末20は、基地局10から受信したセンシング期間情報によって示される期間に、ビジートーン信号送信期間を設定する(ステップS02)。アクセスポイント30は、基地局10から受信したセンシング期間情報に示される期間に、センシング期間を設定する(ステップS03)。
アクセスポイント30は、設定したセンシング期間の開始時点に対し、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報を無線LAN端末50に送信する(ステップS04)。無線LAN端末50は、アクセスポイント30から受信した送信禁止期間情報に記載されたNAV期間を設定する(ステップS05)。これにより、無線LAN端末50は、センシング期間の開始前からセンシング期間の満了まで送信処理が禁止される。
アクセスポイント30は、設定されたセンシング期間に移動体端末20からビジートーン信号を受信し、受信したビジートーン信号の信号強度を測定する(ステップS06)。アクセスポイント30は、測定されたビジートーン信号の信号強度に基づいて、共用周波数帯を用いて送信される下りリンク信号の送信電力を許容干渉レベルに収まるように設定する(ステップS07)。そして、アクセスポイント30は、設定された送信電力にて下りリンク信号の送信を行う。
図9を参照して、被干渉システムの上りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの下りリンクが与干渉側となるシステムの概要について説明する。図9に示すシステム構成においては、アクセスポイントにおける送信禁止期間情報の通知処理および無線LAN端末における送信禁止処理については上記した図1に示すシステム構成と同様な処理であるため説明を省略する。また、基地局におけるビジートーン信号の通知処理の機能構成についても、図5に示す移動体端末におけるビジートーン信号の通知処理の機能構成と略同様であるため説明を省略する。図9は、被干渉システムの上りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの下りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。
図9においては、与干渉システム2で送信機として機能するアクセスポイント30が与干渉局となり、被干渉システム1で受信機として機能する基地局10が被干渉局となる。したがって、基地局10がビジートーン信号を送信し、アクセスポイント30がビジートーン信号をセンシングして下りの送信電力を制御する。
より具体的には、アクセスポイント30がセンシング期間の開始時点に対し、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報を無線LAN端末50に送信する。無線LAN端末50は、アクセスポイント30から受信した送信禁止期間情報に記載されたNAV期間を設定し、センシング期間の満了まで送信処理を禁止する。アクセスポイント30は、無線LAN端末50の送信処理が禁止された状態で、センシング期間に基地局10からビジートーン信号を受信し、ビジートーン信号の信号強度に基づいて、共用周波数帯を用いて送信される下りリンク信号の送信電力を基地局10の許容干渉レベルに収まるように設定する。そして、アクセスポイント30は、設定された送信電力にて下りリンク信号の送信を行う。
図10を参照して、被干渉システムの下りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの上りリンクが与干渉側となるシステムの概要について説明する。図10に示すシステム構成においては、アクセスポイントにおける送信禁止期間情報の通知処理および無線LAN端末における送信禁止処理については上記した図1に示すシステム構成と同様な処理であるため説明を省略する。図10は、被干渉システムの下りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの上りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。
図10においては、与干渉システム2で送信機として機能する無線LAN端末50が与干渉局となり、被干渉システム1で受信機として機能する移動体端末20が被干渉局となる。したがって、移動体端末20がビジートーン信号を送信し、無線LAN端末50がビジートーン信号をセンシングして上りの送信電力を制御する。
図4および図5を参照して、無線LAN端末と移動体端末との間で行われるセンシング制御の機能構成について説明する。図5は、図10に示すような無線LAN端末が与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合の移動体端末におけるビジートーン信号の通知処理の機能ブロック図である。
図5に示すように、移動体端末20は、センシング期間情報受信部21と、ビジートーン信号送信期間設定部22と、MAC処理部23と、PHY処理部24と、RF部26とを備えている。また、MAC処理部23は、ビジートーン信号生成部27を有している。
センシング期間情報受信部21は、基地局10から送信されたセンシング期間情報を受信する。ビジートーン信号送信期間設定部22は、センシング期間情報受信部21により受信されたセンシング期間情報で示される期間に、ビジートーン信号の送信期間を設定する。MAC処理部23は、MAC層における送信処理を行うものであり、送信データの送信タイミング等を制御する。
MAC処理部23のビジートーン信号生成部27は、ビジートーン信号送信期間設定部22で設定されたビジートーン信号の送信期間で送信されるビジートーン信号を生成する。PHY処理部24は、送信データをフレームフォーマットに合わせた信号形式に変換するものであり、MAC処理部23から入力されたビジートーン信号を含む送信データの誤り訂正符号化、変調マッピング、ビットインタリーブ等の処理を行う。RF部26は、アンテナを介して無線信号の送信処理を行うものであり、送信データのD/A変換およびキャリア周波数への変換処理を行う。
図4は、図10に示すような無線LAN端末が与干渉局となり、移動体端末が被干渉局となる場合の無線LAN端末におけるセンシング処理の機能ブロック図である。なお、図4は、センシング処理以外の機能ブロックを含むが、ここではセンシング処理以外の機能ブロックの説明については省略する。
図4に示すように、無線LAN端末50は、センシング期間情報設定部52と、MAC処理部53と、PHY処理部54と、送信電力制御部55と、RF部56と、センシング部57と、共用条件算出部58とを有している。
RF部56は、アンテナを介して無線信号の受信処理を行うものであり、受信データの所定周波数への変換およびA/D変換処理を行う。PHY処理部54は、物理層における受信処理を行うものであり、RF部56から入力された受信データの誤り訂正復号化、復調デマッピング、ビットインタリーブ等の処理を行う。MAC処理部53は、MAC層における受信処理を行うものであり、PHY処理部54から入力された送信禁止期間情報を含む受信データの受信タイミング等を制御する。
センシング期間情報設定部52は、RF部56を介して受信されたセンシング期間情報によって示される期間に、センシング期間を設定する。センシング部57は、センシング期間情報設定部52で設定されたセンシング期間に、移動体端末20から送信されたビジートーン信号を受信し、受信したビジートーン信号の受信強度を測定する。共用条件算出部58は、センシング部57によって測定されたビジートーン信号の受信強度に基づいて、共用周波数帯を用いて送信される送信データの共用条件を算出する。
図10に示すシステム構成においては、アクセスポイント30がセンシング期間の開始時点に対し、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報を無線LAN端末50に送信する。無線LAN端末50は、アクセスポイント30から受信した送信禁止期間情報に含まれるNAV期間を設定し、センシング期間の満了まで送信処理を禁止する。無線LAN端末50は、送信処理が禁止された状態でセンシング期間に移動体端末20からビジートーン信号を受信し、ビジートーン信号の信号強度に基づいて、共用周波数帯を用いて送信される上りリンク信号の送信電力を移動体端末20の許容干渉レベルに収まるように設定する。そして、無線LAN端末50は、設定された送信電力にて上りリンク信号の送信を行う。
図11を参照して、被干渉システムの上りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの上りリンクが与干渉側となるシステムの概要について説明する。図11に示すシステム構成においては、アクセスポイントにおける送信禁止期間情報の通知処理および無線LAN端末における送信禁止処理については上記した図1に示すシステム構成と同様な処理であるため説明を省略する。また、基地局におけるビジートーン信号の通知処理の機能構成についても、図11に示す移動体端末におけるビジートーン信号の通知処理の機能構成と同様であるため説明を省略する。図11は、被干渉システムの上りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの上りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。
図11においては、与干渉システム2で送信機として機能する無線LAN端末50が与干渉局となり、被干渉システム1で受信機として機能する基地局10が被干渉局となる。したがって、基地局10がビジートーン信号を送信し、無線LAN端末50がビジートーン信号をセンシングして上りの送信電力を制御する。
より具体的には、アクセスポイント30がセンシング期間の開始時点に対し、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報を無線LAN端末50に送信する。無線LAN端末50は、アクセスポイント30から受信した送信禁止期間情報に記載されたNAV期間を設定し、センシング期間の満了まで送信処理を禁止する。無線LAN端末50は、送信処理が禁止された状態でセンシング期間に基地局10からビジートーン信号を受信し、ビジートーン信号の信号強度に基づいて、共用周波数帯を用いて送信される上りリンク信号の送信電力を基地局10の許容干渉レベルに収まるように設定する。そして、無線LAN端末50は、設定された送信電力にて上りリンク信号の送信を行う。
以上のように、本実施の形態に係るアクセスポイント30によれば、与干渉システム2内のアクセスポイント30から無線LAN端末50に対し、センシング期間の開始時点から無線LAN端末50による一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報が通知されるため、センシング期間直前に無線LAN端末50の送信処理によって送信禁止期間情報の通知が妨げられることが抑制される。したがって、センシング期間における与干渉システム2内の送信処理が禁止されてシステム内干渉が抑えられるため、被干渉局からのビジートーン信号を適切にセンシングすることが可能となる。また、アクセスポイント30は、被干渉局からのビジートーン信号をセンシングすることにより、被干渉局に与える干渉量を考慮して共用条件を算出する。このため、アクセスポイント30からの送信機会を減らすことなく、被干渉局に対する干渉を防ぐことができ、共用周波数帯の利用効率を改善することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本発明の第2の実施の形態に係る複合システムは、上述した第1の実施の形態と与干渉システムが2つのアクセスポイントを有する点において相違している。したがって、特に相違点についてのみ説明する。図12は、被干渉システムの下りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの下りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。なお、ここでは、被干渉システムの下りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの下りリンクが与干渉側となるシステム構成を例示して説明するが、このシステム構成に限定されるものではなく、図9、図10、図11に示すシステム構成にも適用可能である。
図12に示すように、与干渉システム2は、比較的近くに配置された2つのアクセスポイント30A、30Bを有している。2つのアクセスポイント30A、30Bは異なる通信可能範囲を有し、アクセスポイント30Bの通信可能範囲にのみ無線LAN端末50が存在している。この場合、一方のアクセスポイント30Aだけが送信禁止期間情報を送信する構成だと、他方のアクセスポイント30Bの通信可能範囲に存在する無線LAN端末50に送信禁止期間情報が送信されない。
そこで、2つのアクセスポイント30A、30Bが比較的近くに配置されるシステム構成の場合には、2つのアクセスポイント30A、30Bのそれぞれから送信禁止期間情報を送信するようにしている。ここで、図13を参照して、2つのアクセスポイントによる送信禁止期間情報の通知処理について説明する。図13は、2つのアクセスポイントによる送信禁止期間の通知処理の説明図である。
図13に示すように、送信禁止期間情報の送信タイミングが、センシング期間の開始時点に対して、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間にアクセスポイント30A、30B間のコンテンションを考慮した付加期間を追加した合計期間前に設定されている。このとき、設定された送信タイミングにおいて、アクセスポイント30A、30B間でコンテンションが行われ、コンテンションで送信権を得た一方のアクセスポイント30Aから送信禁止期間情報が送信される。
次に、センシング期間の開始時点から、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前の送信タイミングにおいて、他方のアクセスポイント30Bから無線LAN端末50に送信禁止期間情報が送信される。この送信タイミングでは、一方のアクセスポイント30Aからの送信禁止期間情報により他方のアクセスポイント30BにNAV期間が設定されているが、一時的に送信禁止期間情報の送信処理が許可される。この構成より、センシング期間の開始直前において、アクセスポイント30A、30Bからの送信禁止期間情報の通知処理が、無線LAN端末50の送信処理により妨げられることが低減される。
したがって、センシング期間前に無線LAN端末50にNAV期間が設定され、センシング期間中の無線LAN端末50の送信処理が禁止されてシステム内干渉が抑制されるため、アクセスポイント30A、30Bが被干渉局である移動体端末20からビジートーン信号を精度よくセンシングすることができる。
以上のように、本実施の形態に係るアクセスポイント30A、30Bによれば、比較的近くに配置される場合であっても、アクセスポイント30A、30Bから無線LAN端末50に対し、センシング期間の開始時点に対して余裕を持って送信禁止期間情報が通知されるため、センシング期間直前に無線LAN端末50の送信処理によって送信禁止期間情報の通知が妨げられることが抑制される。したがって、センシング期間における与干渉システム2内の送信処理が禁止されてシステム内干渉が抑えられるため、被干渉局からのビジートーン信号を適切にセンシングすることが可能となる。
また、上記した第2の実施の形態においては、2つのアクセスポイント30A、30Bが比較的近くに存在する構成としたが、3以上のアクセスポイント30が比較的近くに存在する構成としてもよい。この構成においては、図14に示すように、送信禁止期間情報の送信タイミングが、センシング期間の開始時点に対して、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間にアクセスポイント30の数に応じて長く設定された付加期間を追加した合計期間前に設定される。この構成により、複数のアクセスポイント30による送信禁止期間情報の送信期間を十分に確保し、送信権を得たアクセスポイント30から順番に送信禁止期間情報を通知させることができる。
また、上記した第2の実施の形態においては、センシング期間の開始時点に対して、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間×Z(Zは1以上の実数)前に、送信禁止期間情報を送信するようにしてもよい。この場合、Zの値は、複数のアクセスポイント30間や無線LAN端末50とのコンテンションの発生回数を予想して決定するようにする。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本発明の第3の実施の形態に係る複合システムは、上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態と被干渉局でセンシングし、センシング結果に基づく共用条件を与干渉局にフィードバックする点において相違している。したがって、特に相違点についてのみ説明する。図15は、被干渉システムの下りリンクが被干渉側となり、与干渉システムの下りリンクが与干渉側となる場合の複合システムの概略図である。
なお、ここでは、被干渉システム1の下りリンクが被干渉側となり、与干渉システム2の下りリンクが与干渉側となるシステム構成を例示して説明するが、このシステム構成に限定されるものではない。本発明を、被干渉システム1の下りリンクが被干渉側となり、与干渉システム2の上りリンクが与干渉側となる構成、被干渉システム1の上りリンクが被干渉側となり、与干渉システム2の下りリンクが与干渉側となる構成、被干渉システム1の上りリンクが被干渉側となり、与干渉システム2の上りリンクが与干渉側となる構成に適用可能である。
また、本実施の形態においては、与干渉システム2の与干渉局が被干渉システム1の被干渉局にビジートーン信号を送信し、被干渉局がビジートーン信号をセンシングして与干渉局の送信電力を制御する。
図15においては、与干渉システム2で送信機として機能するアクセスポイント30が与干渉局となり、被干渉システム1で受信機として機能する移動体端末20が被干渉局となる。したがって、アクセスポイント30がビジートーン信号を送信し、移動体端末20がビジートーン信号をセンシングしてアクセスポイント30の共用条件をフィードバックする。
より具体的には、アクセスポイント30がセンシング期間の開始時点に対し、無線LAN端末50の一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報を無線LAN端末50に送信する。無線LAN端末50は、アクセスポイント30から受信した送信禁止期間情報に記載されたNAV期間を設定し、センシング期間の満了まで送信処理を禁止する。移動体端末20は、センシング期間にアクセスポイント30からビジートーン信号を受信し、ビジートーン信号の信号強度に基づいて、共用条件(送信電力、共用条件適用期間、使用周波数帯等)を決定し、アクセスポイント30に送信する。アクセスポイント30は、移動体端末20から共用条件を受信し、共用周波数帯を用いて送信される下りリンク信号の送信電力を移動体端末20の許容干渉レベルに収まるように設定する。そして、アクセスポイント30は、設定された送信電力にて下りリンク信号の送信を行う。
以上のように、本実施の形態に係るアクセスポイント30によれば、与干渉システム2内のアクセスポイント30から無線LAN端末50に対し、センシング期間の開始時点から無線LAN端末50による一送信の最大送信期間前に送信禁止期間情報が通知されるため、センシング期間直前に無線LAN端末50の送信処理によって送信禁止期間情報の通知が妨げられることが抑制される。したがって、センシング期間における与干渉システム2内の送信処理が禁止されてシステム内干渉が抑えられるため、与干渉局から被干渉局にビジートーン信号を適切に送信することが可能となる。また、被干渉局は、与干渉局からのビジートーン信号をセンシングして被干渉局に与える干渉量を考慮して共用条件を算出し、これを与干渉局にフィードバックすることにより与干渉局の共用条件を制御する。したがって、アクセスポイント30からの送信機会を減らすことなく、被干渉局に対する干渉を防ぐことができ、共用周波数帯の利用効率を改善することが可能となる。
なお、上記した各実施の形態においては、アクセスポイント30から無線LAN端末50に対して送信禁止期間情報を送信して、無線LAN端末50の送信処理を禁止する構成としたが、この構成に限定されるものではない。無線LAN端末50は、被干渉システム1から送信されるセンシング期間情報に応じて送信機能を禁止する構成としてもよい。この場合、アクセスポイント30および無線LAN端末50は、被干渉システム1からセンシング期間情報を受信する必要がある。
したがって、与干渉システムの全ての端末は、例えば、図16に示すような機能構成を有している。センシング期間情報受信部61は被干渉システム1からセンシング期間情報を受信する。センシング期間情報設定部62は、センシング期間情報受信部61で受信されたセンシング期間情報によって示される期間に、センシング期間を設定する。センシング期間情報設定部62は、センシング期間が満了するまで、送信電力制御部65の機能を停止して送信処理を禁止させる。
このように、与干渉システム2の全ての端末が被干渉システム1からのセンシング信号を直接受信するため、アクセスポイント30と無線LAN端末50との送信禁止期間情報の送信処理が省略され、制御構成を単純化することが可能となる。
また、上記した各実施の形態においては、送受信装置としてアクセスポイントを例示して説明したが、この構成に限定されるものではない。与干渉システム内において、アクセスポイントの機能を有する他の端末装置を送受信装置として通信を行ってもよい。
また、上記した各システム構成においては、基地局から与干渉局(アクセスポイントまたは無線LAN端末)にセンシング期間情報を通知する構成としたが、この構成に限定されるものではない。移動体端末からセンシング期間情報を与干渉局に通知する構成としてもよいし、基地局および移動体端末以外の装置によりセンシング期間情報を与干渉局に通知する構成としてもよい。
また、上記した各実施の形態において、センシングサイクルを予め固定することにより消費電力を削減することが可能である。例えば、センシングサイクルが予め固定される場合には、与干渉局において一度センシング期間が設定されたら、次のセンシング期間までの経過時間を計時するタイマーをセットして、非センシング期間におけるセンシング動作を停止するようにする。
また、センシングサイクルが可変される場合には、与干渉局から被干渉システムの端末に対して、予め次のセンシング期間までの間隔を通知しておき、与干渉が被干渉システムの端末から次のセンシング期間までの間隔を受信し、非センシング期間におけるセンシング動作を停止するようにする。
また、上記した各実施の形態においては、与干渉システムを無線LANシステムとして説明したが、この構成に限定されるものではない。無線通信端末の中継処理を行う送受信装置が、無線通信端末の送信禁止処理を制御するものであれば、どのような通信システムでもよい。
また、上記した各実施の形態においては、被干渉局側から与干渉局にセンシング期間が通知される構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、システム内でセンシング期間が固定されている場合には、センシング期間を通知しない構成としてもよい。
また、上記した各実施の形態においては、送信禁止期間情報としてCTSフレームを例示して説明したが、この構成に限定されるものではない。無線LAN端末の送信処理を禁止させる信号であれば、どのような信号であってもよい。
また、上記した各実施の形態においては、送信禁止期間情報にNAV期間が記載される構成としたが、この構成に限定されるものではない。送信禁止期間情報には、無線LAN端末の送信処理を禁止させる期間が記載されていればよい。
また、上記した各実施の形態においては、ビジートーン信号をセンシングする構成としたが、この構成に限定されるものではない。受信強度を測定可能な信号であれば、どのような信号であってもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内において、センシング期間中に与干渉システムのシステム内干渉を抑制することができるという効果を有し、特に複数の通信システムからなる複合システムにおいて、一部の周波数帯を共用する送受信装置、無線端末装置および無線通信方法に有用である。
1 被干渉システム
2 与干渉システム
10 基地局
20 移動体端末
21 センシング期間情報受信部
22 ビジートーン信号送信期間設定部
23 MAC処理部(ビジートーン信号送信部)
27 ビジートーン信号生成部(ビジートーン信号送信部)
30 アクセスポイント(送受信装置)
31 センシング期間情報受信部
32 センシング期間情報設定部
33 MAC処理部(送信禁止期間情報通知部)
35 送信電力制御部
37 センシング部
38 共用条件算出部
39 トラフィック監視部
41 送信禁止期間情報生成部
50 無線LAN端末(無線端末装置)
52 センシング期間情報設定部
53 MAC処理部
55 送信電力制御部
57 センシング部
58 共用条件算出部
59 送信禁止期間情報設定部
61 センシング期間情報受信部
62 センシング期間情報設定部
65 送信電力制御部

Claims (13)

  1. 被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内で、共用周波数帯を用いた信号に対するセンシング期間を示すセンシング期間情報を設定するセンシング期間情報設定部と、
    前記与干渉システム内の端末に対して、前記センシング期間の終了まで前記与干渉システム内の送信処理を禁止させる送信禁止期間情報を、前記センシング期間の開始時点から前記与干渉システム内の端末の一送信の最大送信期間前に通知する送信禁止期間情報通知部とを備えたことを特徴とする送受信装置。
  2. 前記送信禁止期間情報に示される送信禁止期間中に、前記与干渉システムの端末による送信処理が前記センシング期間の開始前に終了する場合には、前記与干渉システムの端末による送信処理を許容することを特徴とする請求項1に記載の送受信装置。
  3. 前記送信禁止期間情報通知部は、バックオフ期間を設けて前記送信禁止期間情報を通知し、前記送信禁止期間情報の通知においてコンテンションにより送信権が得られないときに、前記バックオフ期間を設けることなく前記送信禁止期間情報を再通知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送受信装置。
  4. 前記送信禁止期間情報通知部は、バックオフ期間を設けることなく前記送信禁止期間情報を通知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送受信装置。
  5. 前記与干渉システムにおけるトラフィック量を監視するトラフィック監視部を備え、
    前記送信禁止期間情報通知部は、前記トラフィック監視部に監視されたトラフィック量が所定の閾値以上の場合に、前記バックオフ期間を設けることなく前記送信禁止期間情報を通知し、前記トラフィック監視部に監視されたトラフィック量が所定の閾値未満の場合に、前記バックオフ期間を設けて前記送信禁止期間情報を通知し、前記バックオフ期間を設けた送信禁止期間情報の通知においてコンテンションにより送信権が得られないときに、前記バックオフ期間を設けることなく前記送信禁止期間情報を再通知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送受信装置。
  6. 前記与干渉システムは、無線LANシステムであり、前記送信禁止期間情報は、NAV期間が記載されたCTSフレームであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の送受信装置。
  7. 前記センシング期間情報設定部は、前記被干渉システム内の端末から前記センシング期間情報を取得して設定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の送受信装置。
  8. 前記送信禁止期間情報の通知可能範囲には、前記与干渉システム内の端末に対して前記送信禁止期間情報を通知する1以上の他の送受信装置が存在しており、
    前記送信禁止期間情報通知部は、前記センシング期間の開始時点に対し、前記与干渉システム内の端末の一送信の最大送信期間と前記他の送受信装置の数に応じて期間が長く設定される付加期間とを合計した合計期間前に、前記送信禁止期間情報を通知することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の送受信装置。
  9. 前記センシング期間中に、前記被干渉システム内の受信端末からのビジートーン信号をセンシングするセンシング部と、
    前記センシング部によるセンシング結果に基づいて、共用周波数帯を使用して送信するための条件として少なくとも送信電力を含んだ共用条件を決定する共用条件算出部とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の送受信装置。
  10. 前記センシング期間中に、ビジートーン信号のセンシング結果に基づいて決定され、共用周波数帯を使用して送信するための条件として少なくとも送信電力を含む共用条件を返信する前記被干渉システム内の受信端末に対して、前記ビジートーン信号を送信するビジートーン信号送信部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の送受信装置。
  11. 被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内で、共用周波数帯を用いた信号に対するセンシング期間を示すセンシング期間情報を設定するセンシング期間情報設定部と、
    前記センシング期間の終了まで前記与干渉システム内の送信処理を禁止させる送信禁止期間情報を、前記センシング期間の開始時点から一送信の最大送信期間前に前記与干渉システム内の送受信装置から受信し、前記センシング期間中に送信処理禁止状態で前記被干渉システム内の受信端末からの信号をセンシングするセンシング部と、
    前記センシング部によるセンシング結果に基づいて、共用周波数帯を使用して送信するための条件として少なくとも送信電力を含んだ共用条件を決定する共用条件算出部とを備えたことを特徴とする無線端末装置。
  12. 被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内で、共用周波数帯を用いた信号に対するセンシング期間を示すセンシング期間情報を設定するセンシング期間情報設定部と、
    前記センシング期間の終了まで前記与干渉システム内の送信処理を停止する送信処理停止部と、
    前記センシング期間中に前記送信処理停止部により送信処理が停止された状態で、被干渉システム内の受信端末からの信号をセンシングするセンシング部と、
    前記センシング部によるセンシング結果に基づいて、共用周波数帯を使用して送信するための条件として少なくとも送信電力を含んだ共用条件を決定する共用条件算出部とを備えたことを特徴とする無線端末装置。
  13. 被干渉システムと少なくとも一部の周波数帯が共用される与干渉システム内で、共用周波数帯を用いた信号に対するセンシング期間を示すセンシング期間情報を、前記受信端末から受信するステップと、
    前記与干渉システム内の端末に対して、前記センシング期間の終了まで前記与干渉システム内の送信処理を禁止させる送信禁止期間情報を、前記センシング期間の開始時点から前記与干渉システム内の一送信の最大送信期間前に通知するステップとを備えたことを特徴とする無線通信方法。
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