JP2011115636A - 弾球遊技機 - Google Patents

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悠平 西村
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Abstract

【課題】2つの特別図柄表示手段の図柄変動に対する遊技者の狙いを遊技状態によって確実に変化させることにより、2組の特別図柄表示手段等の相乗効果を発揮させ、真に興趣を向上させることが可能な弾球遊技機を提供する。
【解決手段】第1,第2変動開始条件が成立することに基づいて第1,第2特別図柄を変動表示する第1,第2特別図柄表示手段23a,23bと、その変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて第1,第2利益状態を発生させる第1,第2利益状態発生手段と、第1,第2利益状態の発生後の所定期間に特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた弾球遊技機で、第2利益状態の方が第1利益状態よりも遊技者が得られる平均利益が大きくなるように設定され、特別遊技状態中以外の通常遊技状態中よりも特別遊技状態中のほうが第2変動開始条件の成立が容易であるように構成されているものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば特別図柄表示手段とそれに対応する大入賞手段とを2組備えた弾球遊技機に関するものである。
現行規則に改正される前のパチンコ機では、いわゆる特別図柄表示手段は1個を超えて搭載することができず、またその特別図柄表示手段の変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて開放等する大入賞手段についても1個しか搭載することができなかった。しかしながら、規則改正によりこれらの規制が大幅に緩和され、特別図柄表示手段、大入賞手段については共に2個まで搭載することが可能となった。
ところで、この改正後の規則に基づいてパチンコ機に特別図柄表示手段とそれに対応する大入賞手段とを2組搭載しても、それら2組についての大当たり確率、確率変動への突入率、大当たり発生による出球等が同じであれば、単に同一の機能を2組搭載しただけでそれらの間に何ら関連性がないため、それら2組の特別図柄表示手段等による相乗効果は期待できず、興趣の向上を図ることはできない。
その点、例えば特許文献1に記載のパチンコ機では、確率変動への突入率を2つの特別図柄表示手段で異ならせると共にその大小関係を変化させることにより、2つの特別図柄表示手段の間に関連性を持たせることができ、興趣を向上させることができるとしている。
特開2005−342262号公報
上記特許文献1に記載のパチンコ機のように、確率変動への突入率を2つの特別図柄表示手段で異ならせると共にその大小関係を変化させれば、2つの特別図柄表示手段の間にある程度の関連性を持たせることができるが、それら2組の特別図柄表示手段等による相乗効果により十分に興趣の向上が図れるかどうかは疑問である。
即ち、遊技者は、通常大当たりよりも確変大当たりが出現することを望むことは明らかであるが、確変大当たりを狙うにしてもまず図柄を数多く変動させて大当たりを引き当てることが先決である。従って、遊技者がどちらの特別図柄表示手段側の図柄変動を狙うかについては、確率変動への突入率の高低よりも、むしろ変動のしやすさ、即ちどちらの始動口への入賞が容易かということの方が大きく影響するものと考えられる。
このように、2つの特別図柄表示手段における確率変動への突入率の大小関係を変化させるのみでは、2つの特別図柄表示手段の間に表面的な関連性を持たせることができるものの、実際の遊技においては遊技者は結局片方の特別図柄表示手段側の図柄変動のみを狙って遊技を行う場合も多く、それら2組の特別図柄表示手段等の相乗効果による興趣の向上が図れるとは必ずしも言えない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、2つの特別図柄表示手段の図柄変動に対する遊技者の狙いを遊技状態によって確実に変化させることにより、2組の特別図柄表示手段等の相乗効果を発揮させ、真に興趣を向上させることが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、第1,第2変動開始条件が成立することに基づいて第1,第2特別図柄を変動表示する第1,第2特別図柄表示手段23a,23bと、該第1,第2特別図柄表示手段23a,23bの変動後の停止図柄が抽選により予め定められた大当たり態様となることに基づいて第1,第2利益状態を発生させる第1,第2利益状態発生手段65a,65bと、前記第1,第2利益状態の発生後の所定期間に特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段67とを備えた弾球遊技機において、前記第2利益状態の方が前記第1利益状態よりも遊技者が得られる平均利益が大きくなるように設定され、前記特別遊技状態中以外の通常遊技状態中よりも前記特別遊技状態中のほうが前記第2変動開始条件の成立が容易であるように構成されているものである。
本発明によれば、遊技者に対して、第1段階としてまずは特別遊技状態を発生させるべく第1特別図柄の変動を狙わせ、第1特別図柄が大当たり態様となって第1利益状態が発生し、特別遊技状態が発生した場合に、第2段階として第2利益状態を発生させるべく第2特別図柄の変動を狙わせるようなインセンティブを与えることができる。これにより、2つの特別図柄表示手段23a,23bの図柄変動に対する遊技者の狙いを遊技状態によって確実に変化させることができ、2組の特別図柄表示手段23a,23b等の相乗効果を発揮させ、真に興趣を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 制御系のブロック図である。 第1,第2特別図柄についての大当たり図柄とそれに対応する第1利益状態及び特別遊技状態を示す図である。 遊技状態毎の普通図柄の当たり確率及び変動時間、第2特別図柄始動手段の開閉パターンを示す図である。 遊技状態の変化とそれに対応する遊技者の発射動作及びパチンコ機の動作の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図6は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側にはガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する上皿6が、前面板5の下側で前枠3の前側には余剰球等を貯留する下皿7が、夫々配置されている。下皿7の一側、例えば向かって右側には、遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル8が、前枠3の前側に突出状に設けられている。
9は遊技盤で、ガラス扉4の後側に対応するように、前枠3の裏側に着脱自在に装着されている。遊技盤9の前面側には、図2に示すように、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール10が環状に配設されると共に、そのガイドレール10の内側の遊技領域11に、可変表示手段12、普通図柄始動手段(普通始動手段)13、第1,第2特別図柄始動手段14a,14b、第1,第2大入賞手段15a,15b、普通入賞手段16等の各種遊技部品が配置されている。
可変表示手段12は、例えば遊技領域11の上部側で且つ左右方向略中央に配置されており、遊技盤9に前面側から装着された表示ケース17と、この表示ケース17の略中央に配置された例えば液晶式の可変表示部18とを備えている。表示ケース17には、普通図柄表示手段21、普通保留個数表示手段22、第1,第2特別図柄表示手段23a,23b、第1,第2特別保留個数表示手段24a,24b等が設けられている。可変表示部18は、各種動画、静止画等を表示可能であり、第1,第2演出図柄表示手段25a,25bを構成している。
普通図柄始動手段13は、普通図柄表示手段21による図柄変動を開始させるためのもので、例えば遊技球が通過可能な通過ゲートにより構成されており、通過した遊技球を検出する普通図柄始動検出スイッチ26を備えている。本実施形態では、普通図柄始動手段13は可変表示手段12の右側に配置されている。
普通図柄表示手段21は、普通図柄を変動表示するためのもので、例えば「○」「×」の2種類の普通図柄に対応する2個の発光体(例えばLED)で構成されており、普通図柄始動手段13の普通図柄始動検出スイッチ26が遊技球を検出することを条件にそれら2つの発光体が所定時間交互に点滅して、普通図柄始動検出スイッチ26による遊技球検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様に対応する「○」側の発光体が発光した状態で、それ以外の場合には外れ態様に対応する「×」側の発光体が発光した状態で、点滅が終了するようになっている。
また、普通図柄表示手段21の変動表示中に普通図柄始動手段13が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる普通保留個数表示手段22がその発光個数により当たり判定用乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数)を表示して、その時点での普通保留個数を遊技者に報知するようになっている。
第1,第2特別図柄始動手段14a,14bは、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bによる図柄変動を開始させるためのもので、遊技球が入賞可能な入賞手段により構成されており、遊技盤9の前側で入賞した遊技球を遊技盤9の裏側に案内すると共にその遊技球を夫々第1,第2特別図柄始動検出スイッチ27a,27bで検出するように構成されている。
また、第2特別図柄始動手段14bは、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な左右一対の開閉爪28を備えた開閉式入賞手段で、普通図柄表示手段21の変動後の普通図柄が当たり態様となったときに、複数種類の開閉パターンの何れかに基づいて所定時間だけ所定回数開状態に変化するようになっている。
なお、本実施形態では、第1特別図柄始動手段14aが可変表示手段12の左側に、第2特別図柄始動手段14bが可変表示手段12の下側に夫々配置されている。
第1,第2特別図柄表示手段23a,23bは、夫々1個又は複数個、例えば各1個の第1,第2特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、夫々第1,第2特別図柄始動手段14a,14bの第1,第2特別図柄始動検出スイッチ27a,27bが遊技球を検出することを条件に第1,第2特別図柄を所定時間変動表示して、第1,第2特別図柄始動検出スイッチ27a,27bによる遊技球検出時に取得された第1,第2大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止させるようになっている。
第1,第2特別図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を適宜使用可能である。本実施形態では、第1,第2特別図柄に10種類の数字図柄「0」〜「9」と記号図柄「−」とが用いられており、「0」〜「9」が大当たり態様を構成する大当たり図柄、「−」が外れ態様を構成する外れ図柄に設定されている。
更に、本実施形態では、「0」〜「9」の数字図柄のうち、奇数図柄を特定図柄、偶数図柄を通常図柄とし、特定図柄による大当たり態様を特定大当たり態様、通常図柄による大当たり態様を通常大当たり態様とする。
また、第1,第2特別図柄の変動表示中、又は後述する第1,第2利益状態中に第1,第2特別図柄始動手段14a,14bが遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された第1,第2大当たり判定乱数値等が所定の上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光手段よりなる第1,第2特別保留個数表示手段24a,24bがその発光個数により夫々第1,第2特別図柄表示手段23a,23bに関する第1,第2大当たり判定乱数値の記憶個数(以下、第1,第2特別保留個数という)を表示して、その時点での第1,第2特別保留個数を遊技者に報知するようになっている。
第1,第2演出図柄表示手段25a,25bは、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bによる第1,第2特別図柄の変動表示と時間的に同調して第1,第2演出図柄を変動表示するもので、本実施形態では、可変表示部18の略左半分が第1演出図柄表示手段25aの表示領域として、略右半分が第2演出図柄表示手段25bの表示領域として夫々割り当てられている。なお、例えば遊技状態に応じて可変表示部18上における第1,第2演出図柄表示手段25a,25bの表示領域の位置、大きさ等が変化するように構成してもよい。
第1,第2演出図柄表示手段25a,25bは、夫々1個又は複数個、例えば左右方向に3個の第1,第2演出図柄を変動表示可能に構成されており、夫々第1,第2特別図柄始動手段14a,14bの第1,第2特別図柄始動検出スイッチ27a,27bが遊技球を検出することを条件に、第1,第2特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って第1,第2演出図柄の変動を開始すると共に、第1,第2特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、第1,第2演出図柄を左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
第1,第2演出図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を適宜使用可能である。本実施形態では、「0」〜「9」の10種類の数字図柄を左、中、右の演出図柄に夫々用いており、「6・6・6」「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものを大当たり態様、少なくとも1つの図柄が異なるものを外れ態様としている。
なお、第1,第2演出図柄表示手段25a,25bによる第1,第2演出図柄の変動後の停止図柄は、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bによる第1,第2特別図柄が大当たり態様で停止する場合にはその第1,第2特別図柄と同じ数字図柄よりなる大当たり態様となり、第1,第2特別図柄が外れ態様で停止する場合には任意の外れ態様となる。例えば、第1特別図柄が「7」で停止する場合には第1演出図柄は「7・7・7」で停止し、第1特別図柄が「−」で停止する場合には第1演出図柄は「3・4・5」等の任意の外れ態様で停止するようになっている。
また、第1,第2特別図柄と同様、「0」〜「9」の数字図柄のうち、奇数図柄を特定図柄、偶数図柄を通常図柄とし、特定図柄による大当たり態様を特定大当たり態様、通常図柄による大当たり態様を通常大当たり態様とする。
第1,第2大入賞手段15a,15bは、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板29a,29bを備えた開閉式入賞手段で、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bの変動後の第1,第2特別図柄が大当たり態様となることに基づいて第1,第2利益状態が発生したときに、開閉板29が複数種類の開放パターンの何れかに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
第1,第2大入賞手段15a,15bに入賞した遊技球は、遊技盤9の裏側に案内されると共に夫々第1,第2カウントスイッチ30a,30bで検出される。
なお、本実施形態では、第1大入賞手段15aが可変表示手段12及び第2特別図柄始動手段14bの下方に、第2大入賞手段15bが普通図柄始動手段13の下方に夫々配置されている。
図3は本パチンコ機の制御系のブロック図である。図3において、31は主制御基板、32は演出制御基板で、これら各制御基板31,32は、遊技盤9に装着された可変表示手段12、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠3及び遊技盤9を含む遊技機本体1の裏側の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに夫々収納されている。
主制御基板31は、主に遊技盤9側の遊技動作に関わる制御を行うためのもので、CPU,ROM,RAM等により構成される普通乱数作成処理手段41、普通始動口チェック処理手段42、普通乱数記憶手段43、普通図柄処理手段44、普通利益状態発生手段45、普通図柄表示制御手段46、第1,第2特別乱数作成処理手段61a,61b、第1,第2特別始動口チェック処理手段62a,62b、第1,第2特別乱数記憶手段(第1,第2検出情報記憶領域)63a,63b、第1,第2特別図柄処理手段64a,64b、第1,第2利益状態発生手段65a,65b、第1,第2特別図柄表示制御手段66a,66b、特別遊技状態発生手段67、制御コマンド送信手段68等を備えている。
普通乱数作成処理手段41は、変動後の普通図柄を当たり態様とするか否かの判定に用いる当たり判定用乱数を所定時間毎に繰り返し発生するように構成されている。
普通始動口チェック処理手段42は、普通図柄始動手段13による遊技球の検出に基づく処理を行うもので、普通図柄始動手段13が遊技球を検出することを条件に、普通乱数作成処理手段41で作成された当たり判定用乱数値を1個取得し、その当たり判定用乱数値を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として普通乱数記憶手段43に記憶させるように構成されている。
なお、この普通乱数記憶手段43に記憶された当たり判定用乱数値の個数(普通保留個数)は、普通保留個数表示手段22によりLEDの発光個数で表示される。
普通図柄処理手段44は、普通図柄の変動表示に関する処理を行うもので、当たり判定手段51、普通停止図柄選択手段52、変動時間選択手段53等を備えている。
当たり判定手段51は、普通図柄の変動後の停止図柄を当たり態様とするか否かの判定を行うもので、普通図柄表示手段21が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段43に1個以上の当たり判定用乱数値が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に、普通乱数記憶手段43に最も早く記憶された当たり判定用乱数値を取り出し、その当たり判定用乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かに応じて当たり/外れの判定を行うように構成されている。
なお本実施形態では、当たり判定手段51による当たり判定に用いる当たり判定値の数を、後述する特別遊技状態中とそれ以外の通常遊技状態中とで異ならせることにより、図5に示すように、特別遊技状態中の当たり確率(例えば1/1.3)が、通常遊技状態中の当たり確率(例えば1/10)よりも高く設定されている。
普通停止図柄選択手段52は、普通図柄の変動後の停止図柄の種類を選択するものである。本実施形態では、当たり態様と外れ態様に対応するのは各1種類の図柄のみであるため、当たり判定機能による当たり/外れの判定結果に基づいて、当たり判定の場合には 「○」が、外れ判定の場合には「×」が画一的に選択される。
変動時間選択手段53は、普通図柄の変動時間を選択するものである。本実施形態では、図5に示すように、特別遊技状態中における変動時間(例えば2.7秒)が、通常遊技状態中における変動時間(例えば27秒)よりも短くなるように設定されている。なお、この普通図柄の変動時間は遊技状態毎に複数種類設けてもよい。
普通利益状態発生手段45は、普通図柄処理手段44の当たり判定手段51による判定結果が当たり判定となり、普通図柄表示手段21の変動後の停止図柄が当たり態様となったときに、第2特別図柄始動手段14bを複数種類の開閉パターンの何れかに従って開状態に変化させるようになっている。
本実施形態では、図5に示すように、通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)と、この通常開閉パターンよりも開放時間及び/又は開放回数が大となるように設定された特別開閉パターン(例えば2秒×3回開放)の2種類の開閉パターンが設定されており、通常遊技状態中は通常開閉パターンが、特別遊技状態中は特別開閉パターンが選択されるようになっている。なお、この第2特別図柄始動手段14bの開閉パターンは遊技状態毎に複数種類設けてもよい。
普通図柄表示制御手段46は、普通図柄処理手段44による普通図柄処理に基づいて普通図柄表示手段21の表示制御を行うもので、普通図柄表示手段21が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段43に1個以上の当たり判定用乱数値が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に普通図柄表示手段21による普通図柄の変動を開始させ、変動時間選択手段53で選択された変動時間が経過することに基づいて、普通停止図柄選択手段52で選択された停止図柄で普通図柄の変動を停止させるようになっている。
第1,第2特別乱数作成処理手段61a,61bは、変動後の第1,第2特別図柄を大当たり態様とするか否かの判定に用いる大当たり判定用乱数の他、変動後の特別図柄が大当たり態様となる場合の停止図柄の選択に用いる大当たり図柄用乱数、特別図柄の変動パターンの選択に用いる変動パターン選択用乱数、その他の所定の乱数を繰り返し発生する特別乱数作成処理を行うように構成されている。
第1,第2特別始動口チェック処理手段62a,62bは、第1,第2特別図柄始動手段14a,14bによる遊技球の検出に基づく処理を行うもので、第1,第2特別図柄始動手段14a,14bが遊技球を検出することを条件に第1,第2特別乱数作成処理手段61a,61bで作成された大当たり判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値を1個ずつ取得し、それら当たり判定用乱数値及び当たり図柄用乱数値(第1,第2検出情報の一例)を予め定められた上限保留個数(例えば各4個)を限度として第1,第2特別乱数記憶手段63a,63bに記憶させるように構成されている。
第1,第2特別図柄処理手段64a,64bは、第1,第2特別図柄の変動表示に関する処理を行うもので、第1,第2大当たり判定手段71a,71b、第1,第2特別停止図柄選択手段72a,72b、第1,第2変動パターン選択手段73a,73b等を備えている。
第1,第2大当たり判定手段71a,71bは、乱数抽選により変動後の第1,第2特別図柄を大当たり態様とするか否かの大当たり判定を行うもので、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bが変動表示可能な状態となり且つ第1,第2特別乱数記憶手段63a,63bに1個以上の大当たり判定用乱数値が記憶されていること(特別保留個数が1以上であること)を条件に、第1,第2特別乱数記憶手段63a,63bに最も早く記憶された大当たり判定用乱数値を取り出し、その大当たり判定用乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに応じて大当たり/外れの判定を行うように構成されている。
第1,第2特別停止図柄選択手段72a,72bは、第1,第2特別図柄の変動後の停止図柄を選択するもので、第1,第2大当たり判定手段71a,71bによる大当たり/外れの判定結果と、第1,第2特別乱数記憶手段63a,63bに大当たり判定用乱数値と共に記憶されている大当たり図柄用乱数値とに基づいて、第1,第2特別図柄の変動後の停止図柄を選択するように構成されている。
例えば、第1,第2大当たり判定手段71a,71bによる判定結果が大当たり判定であった場合には、大当たり図柄用乱数値に基づいて大当たり図柄である「0」〜「9」の何れかが選択され、第1,第2大当たり判定手段71a,71bによる判定結果が外れ判定であった場合には、外れ図柄である「−」が選択される。
第1,第2変動パターン選択手段73a,73bは、第1,第2演出図柄の変動パターンを選択するもので、第1,第2大当たり判定手段71a,71bによる大当たり/外れの判定結果に基づいて、複数種類の特別図柄変動パターンの中から1つを選択するように構成されている。
第1,第2利益状態発生手段65a,65bは、第1,第2大当たり判定手段71a,71bによる判定結果が大当たり判定となり、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bの変動後の停止図柄が「7」等の大当たり態様となることに基づいて遊技者に有利となる第1,第2利益状態を発生させるものである。
第1,第2利益状態は、第1,第2大入賞手段15a,15bを予め定められた開放パターンに従って開放するもので、夫々1又は複数種類の開放パターンが設けられており、第1,第2利益状態発生手段65a,65bによってそれらのうちの1つが選択されるようになっている。
本実施形態では、図4に示すように、第1利益状態にはA,Bの2種類の開放パターンが、第2利益状態としてCの1種類の開放パターンが、夫々設定されており、第1利益状態選択手段74aは、第1特別図柄表示手段23aの変動後の停止図柄が「0」〜「3」の何れかの場合に開放パターンAを、「4」〜「9」の何れかの場合に開放パターンBを選択するようになっている。
第1利益状態の開放パターンAは、第1大入賞手段15aを0.2秒開放する動作を2ラウンド行うように設定されている。この開放パターンAは、特定開放パターンの一例であり、1回の開放時間が0.2秒と僅かでしかもラウンド数も2ラウンドと少ないため、その開放中に遊技球が入賞する可能性は極めて小さくなっている。即ち、開放パターンAの場合の平均出球は限りなく0に近く、遊技者が得られる直接的な利益は極めて小さくなっている。
第1利益状態の開放パターンBは、第1大入賞手段15aを、開放してから所定時間 (ここでは28秒間)経過するかそれまでに所定個数(ここでは9個)の遊技球が入賞することを条件に閉鎖する動作を、所定ラウンド数(ここでは13ラウンド)行うように設定されている。この開放パターンBの場合、第1大入賞手段15aへの1個の入賞に対する賞球を15個とすると、遊技者が普通に発射動作を続けるだけで殆どの場合に9×15×13=1755個の出球が期待でき、開放パターンAに比べて遊技者が得られる直接的な利益は格段に大きくなっている。
ここで、第1利益状態が発生した場合の平均出球(遊技者が得られる平均利益の一例)は、開放パターンAの場合の平均出球を0個、開放パターンBの場合の平均出球を1755個とすると、(1755×6+0×4)/10=1053個となる。
第2利益状態の開放パターンCは、第2大入賞手段15bを、開放してから所定時間 (ここでは28秒間)経過するかそれまでに所定個数(ここでは9個)の遊技球が入賞することを条件に閉鎖する動作を、所定ラウンド数(ここでは15ラウンド)行うように設定されている。この開放パターンCによれば、第2大入賞手段15bへの1個の入賞に対する賞球を15個とすると、遊技者が普通に発射動作を続けるだけで殆どの場合に9×15×15=2025個の出球が期待でき、遊技者が得られる直接的な利益が開放パターンBよりも更に大きくなっている。
第1利益状態と第2利益状態の平均出球(遊技者が得られる平均利益)を比較すると、第1利益状態の約1000個に対して第2利益状態は約2000個となり、第2利益状態の方が第1利益状態よりも遊技者が得られる平均利益が大きくなっている。
第1,第2特別図柄表示制御手段66a,66bは、第1,第2特別図柄処理手段64a,64bによる第1,第2特別図柄処理に基づいて第1,第2特別図柄表示手段23a,23bの表示制御を行うもので、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bが変動表示可能な状態となり且つ第1,第2特別乱数記憶手段63a,63bに1個以上の大当たり判定用乱数値が記憶されていること(特別保留個数が1以上であること)を条件に第1,第2特別図柄表示手段23a,23bによる第1,第2特別図柄の変動を開始させ、第1,第2変動パターン選択手段73a,73bで選択された第1,第2変動パターンに対応する変動時間が経過することに基づいて、第1,第2特別停止図柄選択手段72a,72bで選択された停止図柄で第1,第2特別図柄の変動を停止させるようになっている。
特別遊技状態発生手段67は、第1,第2利益状態の発生後の所定期間に遊技者に有利な特別遊技状態、例えば時短遊技状態又は確変遊技状態を発生させるためのもので、第1,第2特別図柄が大当たり態様となって第1,第2利益状態が発生したときに、その第1,第2利益状態の終了後、その大当たり態様の種類に応じて、例えば偶数図柄よりなる通常大当たり態様の場合には時短遊技状態を、奇数図柄よりなる特定大当たり態様の場合には確変遊技状態を、夫々発生させるようになっている。
時短遊技状態中は、第1,第2特別図柄に関して、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bの変動時間が夫々通常変動時間よりも短い短縮変動時間に切り換えられる他、普通図柄に関して、当たり確率が通常確率(例えば1/10)から高確率(例えば1/1.3)へ、変動時間が通常変動時間(例えば27秒)から短縮変動時間(例えば2.7秒)へ、第2特別図柄始動手段14bの開閉パターンが通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)から特別開閉パターン(例えば2秒×3回開放)へ、夫々切り換えられるようになっている。
また、時短遊技状態にはその継続期間が異なる2種類があり、図4に示すように、例えば「0」,「2」の何れかの図柄による通常大当たり態様となった場合に発生する時短遊技状態aは第1,第2特別図柄が50回変動するまで、例えば「4」,「6」,「8」の何れかの図柄による通常大当たり態様となった場合に発生する時短遊技状態bは第1,第2特別図柄が100回変動するまで継続して終了するようになっている。
また、確変遊技状態中は、第1,第2特別図柄が大当たり態様となる確率が通常確率 (例えば1/350の低確率)から高確率(例えば1/35)に切り換えられ、更に時短遊技状態と同様の処理が行われるようになっている。
制御コマンド送信手段68は、所定の制御コマンドを一方向通信により演出制御基板32等のサブ制御基板側に送信して制御指令を与えるためのもので、第1,第2特別図柄処理手段64a,64bによる第1,第2特別図柄処理に基づいて、第1,第2変動パターンを指定する第1,第2変動パターン指定コマンド、第1,第2特別停止図柄を指定する第1,第2特別停止図柄指定コマンド、第1,第2特別図柄の停止を指定する第1,第2変動停止指定コマンドを演出制御基板32側に送信する他、例えば第1,第2利益状態、特別遊技状態等の各種遊技状態に基づいて、画像、音声、ランプの制御コマンドを演出制御基板32側に送信するように構成されている。
演出制御基板32は、第1,第2演出図柄表示手段25a,25b、音声出力手段81、ランプ手段82等の各種演出手段を制御するためのもので、第1,第2演出図柄表示制御手段83a,83b、音声制御手段84、ランプ制御手段85等を備えている。
第1,第2演出図柄表示制御手段83a,83bは、第1,第2演出図柄表示手段25a,25bの表示制御を行うものである。第1,第2演出図柄表示制御手段83a,83bは、主制御基板31側から第1,第2変動パターン指定コマンドを受信した場合には、指定された変動パターンで第1,第2演出図柄の変動を開始させると共に、第1,第2変動停止指定コマンドを受信したときに、第1,第2特別停止図柄指定コマンドと第1,第2変パターン指定コマンドとに基づいて選択された停止図柄で第1,第2演出図柄の変動を停止させるようになっている。
音声制御手段84は、スピーカー等の音声出力手段81の音声出力制御を行うもので、主制御基板31側からの音声制御コマンドに基づいて音声出力手段81から所定の効果音等を出力させるようになっている。
ランプ制御手段85は、ランプ手段82等の表示制御を行うもので、主制御基板31側からのランプ制御コマンドに基づいてランプ手段82等を所定のパターンで発光させるようになっている。
以上のような本パチンコ機においては、遊技者がその最終目標である多大な利益(賞球)を獲得するためには、第1,第2大入賞手段15a,15bをできるだけ短い期間内にできるだけ長時間開放させる必要がある。
ここで、第1大入賞手段15aを開放する第1利益状態と、第2大入賞手段15bを開放する第2利益状態とを比較すると、図4に示すように、第1利益状態には開放パターンA,Bの2種類があり、そのうちの開放パターンAについては平均出球が限りなく0に近くなっているのに対し、第2利益状態は開放パターンCのみでその平均出球は第1利益状態の開放パターンBよりも更に多くなっている。
即ち、第2利益状態が発生した場合には遊技者は多数の賞球をほぼ確実に獲得できるのに対し、第1利益状態が発生した場合には、遊技者は運よく開放パターンBが選択されたとしても第2利益状態の場合よりも獲得できる賞球の数は少なく、運悪く開放パターンAが選択された場合には賞球を殆ど獲得できないこととなる。
このように、本パチンコ機においては、第1,第2利益状態が発生したと仮定した場合に遊技者が得られる利益のみを単純に比較すると、第1利益状態の平均出球が約1000個であるのに対し、第2利益状態の平均出球が約2000個で、第1利益状態よりも第2利益状態の方が遊技者にとって有利であるといえる。
しかしながら実際には、第1利益状態と第2利益状態とは、その発生の前提となる第1特別図柄と第2特別図柄の変動率が同じではなく、しかもそれらの関係は遊技状態に応じて変化するようになっている。
即ち、第1特別図柄の変動を開始させるための第1特別図柄始動手段14aは、非開閉式の入賞手段により構成されているためにその入賞の難易度は遊技状態に関係なく一定である。
一方、第2特別図柄の変動を開始させるための第2特別図柄始動手段14bは開閉式の入賞手段であり、普通図柄が当たり態様となった場合にのみ開放され、しかもその普通図柄の当たり確率、変動時間、及び第2特別図柄始動手段14bの開閉パターンは遊技状態によって変化する。
例えば図5に示すように、通常遊技状態中は、普通図柄の当たり確率は通常確率(例えば1/10)、変動時間は通常変動時間(例えば27秒)で、当たり態様となった場合の第2特別図柄始動手段14bの開閉パターンは通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)であるのに対し、第1,第2利益状態後の特別遊技状態中には、普通図柄の当たり確率は高確率(例えば1/1.3)、変動時間は短縮変動時間(例えば2.7秒)となり、更に当たり態様となった場合の第2特別図柄始動手段14bの開閉パターンは特別開閉パターン(例えば2秒×3回開放)となる。
このように、通常遊技状態中は、第2特別図柄始動手段14bの入賞の難易度が極めて高く、従って第2特別図柄の変動率は極めて低いのに対し、特別遊技状態中は、第2特別図柄始動手段14bの入賞の難易度が大きく緩和され、第2特別図柄が変動しやすい状態となる。
以上のことから、本パチンコ機で大きな利益を得るためには、遊技者は遊技開始直後の通常遊技状態中からいきなり第2利益状態の発生を狙うのではなく、図6の上欄に示すように、まずは特別遊技状態を発生させて第2特別図柄始動手段14bへの入賞の難易度を下げるべく、第2特別図柄始動手段14bよりも入賞の難易度の低い第1特別図柄始動手段14aに入賞させるように遊技領域11の左側を狙って発射操作を行うことが望ましい。
第2特別図柄が大当たり態様となって第1利益状態が発生しても、例えば開放パターンAが選択された場合には、第1大入賞手段15aへの入賞は殆ど期待できず、遊技者は直接的な利益を得ることはできない。しかしながら、その第1利益状態の終了後には特別遊技状態が発生して、普通図柄の当たり確率が高確率となると共に変動時間が短くなり、更に第2特別図柄始動手段14bの開閉パターンが特別開閉パターンとなるから、第2特別図柄始動手段14bの入賞の難易度が低下する。従って、遊技者は、図6の下欄に示すように、ここから第2特別図柄始動手段14bへの入賞の前段階として普通図柄を変動させるべく、遊技領域11の右側を狙って発射操作を行えばよい。
遊技球が普通図柄始動手段13を通過して普通図柄が変動し、当たり態様で停止すると、第2特別図柄始動手段14bが通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)よりも開放時間が長く開閉回数が多い特別開閉パターンで開放されるから、遊技球はその第2特別図柄始動手段14bに容易に入賞し、第2特別図柄が変動する。
しかも、そのときの特別遊技状態が確変遊技状態であれば、通常よりも高確率で大当たり態様となり、第2利益状態が発生して、第2大入賞手段15bが開放パターンCに従って開放されるから、遊技者は確実に多大な利益を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機は、第2利益状態の方が第1利益状態よりも遊技者が得られる平均利益が大きくなるように設定され、通常遊技状態中よりも特別遊技状態中のほうが第2特別図柄始動手段14bへの入賞が容易であるように構成されているため、遊技者に対して、第1段階としてまずは特別遊技状態を発生させるべく第1特別図柄の変動を狙わせ、第1特別図柄が大当たり態様となって第1利益状態が発生し、特別遊技状態が発生した場合に、第2段階として第2利益状態を発生させるべく第2特別図柄の変動を狙わせるようなインセンティブを与えることができる。
これにより、2つの特別図柄表示手段23a,23bの図柄変動に対する遊技者の狙いを遊技状態によって確実に変化させることができ、2組の特別図柄表示手段23a,23b等の相乗効果を発揮させ、真に興趣を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、第2変動開始条件は、通常遊技状態中よりも特別遊技状態中のほうがその成立が容易であればよく、例えば普通図柄を省略して、第2特別図柄始動手段14bを、通常遊技状態中よりも特別遊技状態中のほうが開放時間及び/又は開放回数が大となるように構成してもよい。
また、例えば第1,第2特別図柄始動手段14a,14bを共に開閉式の入賞手段とし、それらの開放時間及び/又は開放回数を相対的に変化させるように構成してもよい。
実施形態では、第1特別図柄表示手段23aと第2特別図柄表示手段23bとが並行して変動可能な構成としたが、第1,第2特別図柄表示手段23a,23bの何れか一方の図柄変動中には他方の図柄変動を開始しないように構成してもよい。
この場合、第1,第2特別保留個数が共に1以上である場合には、第1特別図柄表示手段23aの図柄変動よりも第2特別図柄表示手段23bの図柄変動を優先して行うように構成してもよい。
実施形態では、第1特別図柄始動手段14aを遊技領域11の左側に、普通図柄始動手段13を遊技領域11の右側に配置することにより、遊技者が遊技状態に応じて容易に狙い撃ちできるように構成したが、遊技領域11内の各遊技部品の配置は任意である。例えば、第1特別図柄始動手段14aを第2特別図柄始動手段14bと共に可変表示手段12の下側に配置して、遊技釘の配置により遊技領域11の左側の遊技球を中央寄りに誘導するようにしてもよい。
必ずしも第1,第2特別図柄と第1,第2演出図柄とを時間的に同調させて変動表示する構成とする必要はなく、例えば第1,第2演出図柄表示手段25a,25bを省略してもよい。
第1特別図柄と第2特別図柄とは、一方の変動中には他方が変動を開始できないように構成してもよい。
第1,第2利益状態により開放等される大入賞手段は1個でもよい。即ち、第1利益状態と第2利益状態とで共通の大入賞手段を開放等させるように構成してもよい。
第1特別図柄表示手段23aと第2特別図柄表示手段23bは、表示装置の種類としては異なるものを採用してもよい。例えば、第1特別図柄表示手段23aは液晶式、第2特別図柄表示手段23bはドラム式の表示手段としてもよい。
第1,第2利益状態の開放パターン、第2特別図柄始動手段14bの開閉パターン等の設定内容は任意である。
また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。
13 普通図柄始動手段(普通始動手段)
14a 第1特別図柄始動手段
14b 第2特別図柄始動手段
15a 第1大入賞手段
15b 第2大入賞手段
23a 第1特別図柄表示手段
23b 第2特別図柄表示手段
63a 第1検出情報記憶領域(第1特別乱数記憶手段)
63b 第2検出情報記憶領域(第2特別乱数記憶手段)
65a 第1利益状態発生手段
65b 第2利益状態発生手段
67 特別遊技状態発生手段

Claims (5)

  1. 第1,第2変動開始条件が成立することに基づいて第1,第2特別図柄を変動表示する第1,第2特別図柄表示手段(23a)(23b)と、該第1,第2特別図柄表示手段(23a)(23b)の変動後の停止図柄が抽選により予め定められた大当たり態様となることに基づいて第1,第2利益状態を発生させる第1,第2利益状態発生手段(65a)(65b)と、前記第1,第2利益状態の発生後の所定期間に特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段(67)とを備えた弾球遊技機において、前記第2利益状態の方が前記第1利益状態よりも遊技者が得られる平均利益が大きくなるように設定され、前記特別遊技状態中以外の通常遊技状態中よりも前記特別遊技状態中のほうが前記第2変動開始条件の成立が容易であるように構成されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記通常遊技状態中は、前記第2変動開始条件よりも前記第1変動開始条件のほうがその成立が容易であり、前記特別遊技状態中は、前記第1変動開始条件よりも前記第2変動開始条件のほうがその成立が容易であるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 第1,第2特別図柄始動手段(14a)(14b)に遊技球が入賞することにより前記第1,第2変動開始条件が成立するように構成され、前記第2特別図柄始動手段(14b)は、普通始動手段(13)が遊技球を検出することに基づいて行われる普通抽選で当たりとなった場合に入賞可能な開状態となる開閉式入賞手段により構成され、前記通常遊技状態中よりも前記特別遊技状態中のほうが前記第2特別図柄始動手段(14b)の開放時間及び/又は開放回数が大となるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記第1,第2利益状態発生手段(65a)(65b)は、開閉式の第1,第2大入賞手段(15a)(15b)を、予め定められた1又は複数種類の開放パターン(A)〜(C)の何れかに従って開放するように構成され、前記第1利益状態は、平均出球が0又はそれに近い値となる特定開放パターン(A)を含み、前記第2利益状態は前記特定開放パターン(A)を含まないように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記第1,第2変動開始条件が成立することに基づいて取得される第1,第2検出情報を所定の上限個数を限度として順次記憶する第1,第2検出情報記憶領域(63a)(63b)を備え、前記第1,第2特別図柄表示手段(23a)(23)bは、前記第1,第2検出情報記憶領域(63a)(63b)に記憶された前記第1,第2検出情報に基づいて図柄を変動表示するように構成されると共に、それら第1,第2特別図柄表示手段(23a)(23b)の何れか一方の図柄変動中には他方の図柄変動を開始しないように構成され、前記第1,第2検出情報の記憶個数が共に1以上である場合には、前記第1特別図柄表示手段(23a)の図柄変動よりも前記第2特別図柄表示手段(23b)の図柄変動を優先して行うように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
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