JP2011114625A - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスタ通信装置に1つ以上のスレーブ通信装置が接続される通信システムにおいて、あるスレーブ通信装置が異常な状態となった場合に、正常に動作している他のスレーブ通信装置とも通信ができなくなり、最悪の場合に、接続されているすべてのスレーブ通信装置の電源をOFF/ONするなどして、再起動をしなければならず、異常発生から復帰させるまでに時間がかかるという問題があった。
【解決手段】マスタ通信装置は、ある特定のスレーブ通信装置に対して異常な状態から正常な状態に強制的に状態を遷移させる信号を繰り返し出力する特殊パターン出力制御部を備え、スレーブ通信装置は、マスタ通信装置から送られる信号を判定し、自分宛の特殊パターン信号を所定の回数以上、受信した場合、強制的に内部の状態を遷移させる特殊パターン検知部を備えていることを特徴とする通信システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、クロックラインとシリアル通信路を介して接続された通信装置を含む通信システム、通信装置および通信装置間の通信方法の技術に関するものである。
近年の半導体微細化・高速化技術の進展に伴って、機器間あるいは機器内に搭載されるLSI間で通信するデータ量は益々増加傾向にあるが、その一方で、パッケージコストに影響するLSIの端子(パッド)数には厳しい制約がある。そこで、より少ないLSI端子数で高速なデータ通信を実現する目的でUSB2.0、IEEE1394やPCI Expressのような高速シリアル通信規格が広く普及している。このような規格における通信方式としては、USB2.0やIEEE1394のように送受信の方向制御や送信権の調停制御が必要な半二重通信方式と、PCI Expressのように送受信を同時に処理できる全二重通信方式が挙げられ、一般的に制御が容易な全二重通信方式の方が高速化可能であるが、全二重通信方式においても、送信あるいは受信の一方のみを行っている期間は、他方のための通信路の帯域が無駄になるという課題があった。
また、機器内で接続する配線数を減らすために、複数の通信装置(モジュール)をリング状に接続して通信を行う従来技術(例えば、特許文献1)が、開示されている。
特開平6−77973号公報
しかし、半二重通信方式の通信や、リング状に接続された通信では、外部からの電子ノイズ、熱、放射線等の外乱を受け、あるスレーブ通信装置のデータの送受信を指示するモジュールが異常な状態となり、マスタ通信装置にデータを送出できなくなったり、送出し続けるような状態に陥った場合に、正常に動作している他のスレーブ通信装置とも通信ができなくなったり、最悪の場合に、接続されているすべてのスレーブ通信装置の電源をOFFしてから再度ONし、再起動を順次してかなければならず、異常な状態の発生から復帰させるまでに時間がかかるという欠点があった。
また、個別に通信装置への電源をOFFさせるとした場合でも、それぞれの通信装置に電源をOFFするスイッチ部品が必要であることと、そのスイッチ部品を制御する信号線が必要になり、携帯電話などのモバイル機器においては配線がより厳しくなるという欠点があった。
本発明は、このような課題を解決するものであり、信号線を増やすことなく、スレーブ通信装置を異常な状態から正常な状態に復帰させる通信システム、通信装置およびその通信方法を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために本発明の請求項1に係るマスタ通信装置は、コマンドを発行しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために前記高周波クロック信号と異なる周期で特殊なパターンを繰り返す特殊パターン信号と、を前記クロックラインへ出力させるように制御する特殊パターン出力制御部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るスレーブ通信装置は、前記マスタ通信装置からのコマンドに応答しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、状態を強制的に遷移させるための特殊パターン信号と、をクロックラインを介して受信し、受信した前記信号を判定し、所定の回数以上、前記特殊パターン信号を受信した場合に、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部、を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る通信システムは、マスタ通信装置とスレーブ通信装置から構成され、マスタ通信装置は、コマンドを発行しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために前記高周波クロック信号と異なる周期で特殊なパターンを繰り返す特殊パターン信号と、を前記クロックラインへ出力させるように制御する特殊パターン出力制御部を備え、前記マスタ通信装置からのコマンドに応答しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、状態を強制的に遷移させるための特殊パターン信号と、をクロックラインを介して受信し、受信した前記信号を判定し、所定の回数以上、前記特殊パターン信号を受信した場合に、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部、を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係るマスタ通信装置は、前記シリアル通信路を介してコマンドを発行しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、ある特定の前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために前記高周波クロック信号と異なる周期で前記スレーブ通信装置毎に異なる特殊なパターンを繰り返す特殊パターン信号と、を前記クロックラインへ出力させるよう制御する特殊パターン出力制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係るスレーブ通信装置は、前記マスタ通信装置からのコマンドに応答しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、状態を強制的に遷移させるための特殊パターン信号と、をクロックラインを介して受信し、受信した前記信号を判定し、所定の回数以上、自分宛の前記特殊パターン信号を、受信した場合に前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部、を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る通信システムは、マスタ通信装置と複数のスレーブ通信装置が、シリアル通信路でリング状に接続され、更に前記マスタ通信装置とシリアル通信路とは別のクロックラインで複数の前記スレーブ通信装置と接続される構成で、マスタ通信装置は、前記シリアル通信路を介してコマンドを発行しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、ある特定の前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために前記高周波クロック信号と異なる周期で前記スレーブ通信装置毎に異なる特殊なパターンを繰り返す特殊パターン信号と、を前記クロックラインへ出力させるよう制御する特殊パターン出力制御部と、を備え、スレーブ通信装置は、前記マスタ通信装置からのコマンドに応答しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、状態を強制的に遷移させるための特殊パターン信号とを、クロックラインを介して受信し、受信した前記信号を判定し、所定の回数以上、自分宛の前記特殊パターン信号を、受信した場合に前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部、を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項7に係るマスタ通信装置は、マスタ通信装置と1つ以上のスレーブ通信装置が、シリアル通信路でリング状に接続され、更に前記マスタ通信装置とシリアル通信路とは別のクロックラインで1つ以上の前記スレーブ通信装置と接続される通信システムのマスタ通信装置であって、前記シリアル通信路を介して、特定の前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために符号化/復号化方式の特殊な制御コードRSTと、前記スレーブ通信毎に異なる識別子と、を繰り返し送出する特殊パターン出力制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項8に係るスレーブ通信装置は、マスタ通信装置と1つ以上のスレーブ通信装置が、シリアル通信路でリング状に接続され、更に前記マスタ通信装置とシリアル通信路とは別のクロックラインで1つの以上の前記スレーブ通信装置と接続される通信システムのスレーブ通信装置であって、前記マスタ通信装置から受信した制御コードを判別し、所定回数以上、制御コードRSTと自分宛の識別子を受信した場合に、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部を備えていることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る通信システムは、マスタ通信装置と1つ以上のスレーブ通信装置が、シリアル通信路でリング状に接続され、更に前記マスタ通信装置とシリアル通信路とは別のクロックラインで1つ以上の前記スレーブ通信装置と接続される通信システムであって、マスタ通信装置は、前記シリアル通信路を介して、特定の前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために符号化/復号化方式の特殊な制御コードRSTと、前記スレーブ通信毎に異なる識別子と、を繰り返し送出する特殊パターン出力制御部を備え、スレーブ通信装置は、前記マスタ通信装置から受信した制御コードを判別し、所定回数以上、制御コードRSTと自分宛の識別子を受信した場合に、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部を備えていることを特徴とする。
以上の説明ように本発明による通信システムによれば、信号線を増やすことなく、異常な状態になったスレーブ通信装置のみを正常な状態に復帰させることができ、正常な通信装置まで再起動していた従来技術よりも、システム全体としての異常な状態からすばやく正常な状態に復帰させることができる。
第1、第3の実施の形態における通信システムの全体構成の例を示す図 第1、第2の実施の形態におけるマスタ通信装置の通信インタフェースの機能構成図 第3の実施の形態におけるマスタ通信装置の通信インタフェースの機能構成図 実施の形態におけるデスクリプタ内の制御レジスタの一例を示す図 実施の形態におけるメモリコマンドパケットのフォーマット例を示す図 実施の形態におけるI/Oコマンドパケットのフォーマット例を示す図 実施の形態におけるデータパケットのフォーマット例を示す図 実施の形態におけるレスポンスパケットのフォーマット例を示す図 実施の形態におけるメッセージパケットのフォーマット例を示す図 実施の形態におけるリンクパケットのフォーマット例を示す図 実施の形態における制御コードの機能割り当て例を示す図 第1、第2の実施の形態におけるスレーブ通信装置の通信インタフェースの機能構成図 第3の実施の形態におけるスレーブ通信装置の通信インタフェースの機能構成図 実施の形態における通信システムの全体動作のシーケンス図 第1、第2の実施の形態における特殊パターン検知部の動作フローチャート 第3の実施の形態における特殊パターン検知部の動作フローチャート 第1、第2の実施の形態におけるクロック信号の例を示す図 第2、第3の実施の形態におけるリング状に接続した通信システムの例を示す図
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。第一の実施の形態では、簡単のために、マスタ通信装置とスレーブ通信装置の2台だけが接続され、その間で通信が行われるものとして説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムの全体構成を示す。本実施形態におけるマスタ通信装置100(以下、マスタ100)と、スレーブ通信装置101(以下、スレーブ101)とは、シリアル通信網102とクロックライン115を介して接続され、マスタ100におけるイニシエータ103とスレーブにおけるターゲット104との通信を行うための通信インタフェース105、106をそれぞれ備える。それら通信インタフェース105、106は、イニシエータ103とターゲット104との通信全体(トランザクション層)の制御を行うトランザクション制御部107、108と、通信する各種パケットの解析や伝送エラーのチェック、あるいは通信路の方向制御やビット同期などデータリンク層の制御を行うリンク制御部109、110、トランスミッタ回路やレシーバ回路を含み、シリアル通信網102を用いた物理層の処理を行うPHY111、112を備えた同様の構成である。ここで、シリアル通信網102は、更にDAT0ライン(113)、DAT1ライン(114)に示すような少なくとも2本のシリアル通信路からなり、DAT0ライン(113)はマスタ100からスレーブ101に向けたダウンリンク状態であり、DAT1ライン(114)はスレーブ101からマスタ100に向けたアップリンク状態である全二重モードを基本とするが、リンク制御部109、110による方向制御によって、それらDAT0ライン(113)、DAT1ライン(114)をいずれもダウンリンクやアップリンクとした半二重モードとすることもできる。
特殊パターン出力制御部116は、イニシエータ103もしくはトランザクション制御部107から指示を受け、コマンドやデータの送受信を行う際の信号を出力するようにPHY111に指示する機能と、スレーブ101に対して異常な状態から正常な状態に強制的に状態を遷移させるための信号を出力するようにPHY111に指示する機能を持ち、その切替えの制御を行うモジュールである。例えば、コマンドを発行しデータの送受信をしている間は、正常であることをPHY111に出力させるようにしておき、外乱などによりデータの送受信ができなくなるような異常な状態になったときに、スレーブ101を強制的に正常な状態や初期化状態に遷移させるようPHY111に出力し、切替えて制御を行うことができる。
特殊パターン検知部117は、コマンドに応答しデータを送受信するときの正常な状態であるか、状態を強制的に遷移させるための特殊なパターンの信号もしくは制御コードがマスタ100から送信されてきていないかを判定し、特殊なパターンの信号もしくは制御コードが送られてきている場合は、スレーブ101の状態を強制的に遷移させるモジュールである。尚、スレーブ101の状態を遷移させるとは、トランザクション制御部108、リンク制御部110、ターゲット104、のいずれかもしくは全部に対して、動作状態を変化させる信号(例えば、リセット信号など)を送出し、強制的に初期状態などの別の状態に遷移させることも含む。
次に、マスタ100における通信インタフェース105の詳細構成を図2Aの200に示す。特殊パターン出力制御部230は、スレーブ101とシリアル通信路102を介してコマンドを発行しデータを送受信するときに同期して送出される高周波クロック信号(例えば45MHz〜150MHzなど)をクロックラインに出力させたり、スレーブ101の状態を強制的に遷移させるために高周波クロック信号とは異なる周期(例えば45MHz未満)で特殊なパターンを繰り返す特殊パターン信号をクロックライン115へ出力させたりする制御を行うモジュールである。例えば、コマンドを発行し、データの送受信をしている間は、高周波クロック信号を出力させるようにしておき、外乱などによりデータの送受信ができなくなるような異常な状態になったときに、特殊パターン信号を出力し、スレーブ101を強制的に正常な状態や初期化状態に遷移させるように信号を切替えることができる。
トランザクション制御部201は、イニシエータからの通信制御を行うための制御レジスタを含むデスクリプタ202と、データを一時蓄積する送受信バッファ204、205を含み、デスクリプタ202の設定や送受信バッファ204、205の状態に応じて通信開始のトリガーとなるコマンドパケットやデータパケットを生成するパケット生成部203を更に備える。デスクリプタ202の制御レジスタとしては、例えば、図3に示すように、メモリ空間の先頭アドレスや転送サイズを設定するための設定レジスタや、受信(Read)か送信(Write)かを示すR/Wビット300と、それら送受信を行う通信モードが全二重モードか半二重モードか、あるいはそれらいずれも可能かを示す通信モードフィールド301を含み、更にそれら設定に応じて通信を起動するための起動ビット302を含む起動レジスタが定義されている。ここで、イニシエータから複数の通信(トランザクション)をエントリ可能とするため、図3の例では、256組の制御レジスタを備えており、それらトランザクションはID0からID255までのトランザクションIDで識別される。イニシエータがこれら制御レジスタに設定してトランザクションを起動すると、パケット生成部203は、図4に例示するようなコマンドパケットを生成し、リンク制御部206に出力する。先頭2バイトは全パケットに共通のヘッダ部であり、デバイスIDは1つのマスタ100にハブを介したり、リング状態に接続したりするなどして、複数のスレーブ101が接続された場合のスレーブの識別に用いられるIDである。カテゴリはパケットの種別、R/Wは受信(Read)あるいは送信(Write)のいずれかを示し、トランザクションIDは上述のようにイニシエータから起動されたトランザクションを識別するために用いられる。ヘッダ部に続いて、カテゴリに応じて付加されるアーギュメント部は、データ通信時の通信モードを示す通信モードフィールド、後続のアドレスフィールドが4バイト(32ビット)か8バイト(64ビット)かを識別するためのアドレス長ビット、そしてそのアドレスフィールドの後には転送サイズフィールドが続く。ここで、カテゴリ400で示すパケットタイプとしては、I/Oコマンド、メモリコマンド、レスポンス、データを含み、また、通信モードフィールド401は、マスタ100の都合の良い通信モードが全二重モードであるか半二重モードであるかを示し、それらいずれも可能な場合は任意モードとしても良い。
次に、図5にはI/Oコマンドのフォーマットを示し、マスタ100とスレーブ101との間でデスクリプタ202内の制御レジスタあるいはイニシエータやターゲット内の制御レジスタなどがマッピングされたI/O空間の通信を行うために用いられ、そのアーギュメント部はI/O空間に応じたアドレス長のI/Oアドレスを含み、送信時であれば実際の通信内容であるI/Oデータが続く。ここで、I/Oデータは、一般に制御レジスタの内容など、短い固定長のデータであることが多いため、常に全二重モードで通信を行うこととする。
次に、図6に示すデータパケットは、メモリコマンドパケット内の転送サイズ全体を含むのではなく、予めマスタとスレーブとの間でI/Oコマンドなどによって事前に共有したブロックサイズBLKに分割(パケット化)したデータブロックを含むので、アーギュメント部として分割したデータブロックの番号を示すシーケンスIDを含み、その後に分割したデータブロックが続く。
イニシエータからデスクリプタ202内の制御レジスタ設定により起動されるトランザクションにおいては、図4に示すようなメモリコマンドパケットが生成される。次に、レスポンスパケットはマスタ100が発行したコマンドパケットへの応答としてスレーブ101におけるトランザクション制御部108で生成・発行されるパケットであり、図7に示すように、ヘッダ部に続くアーギュメント部として、コマンドパケット同様の通信モードフィールド、コマンドパケットを正しく受け付けて応答可能(ACK)かアドレスエラーや転送サイズエラーなどのエラーがあって応答不能(NAK)かを示すACKビット、エラーの場合は、そのエラーの種別を示すエラーコードが続く。そして、受信のI/Oコマンドに対する応答の場合はI/Oデータが付加される。
最後に、メッセージパケットは、シリアル通信路102を用いて割り込み等のサイドバンド信号を通信するためのパケットであり、図8に示すように、ヘッダ部に続くアーギュメント部として、メッセージの種別を示すメッセージカテゴリ、メッセージのリクエスト(REQ)か、それに対するアクノリッジ(ACK)かを示すREQ/ACKビットと、メッセージの詳細を示すメッセージインデックスを含む。メッセージカテゴリ800は、割り込み通知のための割り込みアサート、その割り込み要因が取り除かれたことを示す割り込みネゲート、伝送エラーが発生したことを示すCRCエラー、転送中止を示すアボート、アイドル状態の消費電力を削減するための電力制御、および初期化のためのリセットなどを含み、それぞれにおけるメッセージインデックスについては、割り込みの場合、I/O空間にマッピングされた割り込み要因レジスタの番号を示し、CRCエラーの場合、エラーがあったデータパケットのシーケンスIDを示し、アボートの場合、アボート前に転送完了したデータパケットのシーケンスIDを示し、電力制御の場合、電力制御対象がPHY111、112やリンク制御部109、110であるか、あるいはトランザクション制御部107,108についても含むかを示す。
リンク制御部206は、リンクパケット生成・解析部207、方向制御部208、同期制御部209を含む。リンクパケット生成・解析部207は、トランザクション制御部201から入力した各種パケットについてのCRC演算を行い、図9に示すように、パケットサイズPKTの末尾にフッタ部としてCRCコードを付加してリンクパケットとしてPHY211に出力し、PHY211から入力したリンクパケットについてはそのCRCコードで伝送エラーチェックを行った後、CRCコードなどを取り除いて必要な部分のみトランザクション制御部201に出力する。方向制御部208は、全二重モードと半二重モードとの通信モード切替えに伴う通信路の方向制御を行い、同期制御部209は、そのような方向制御後に、ビット同期の制御を行う。
PHY211は、データ入出力制御部213、クロック生成部214、シリアル通信路のデータに埋め込まれた高速クロックを基準となる高周波クロック信号との位相合わせを行って抽出するCDR(Clock Data Recovery)回路215、差動信号をクロックライン221で送信するための差動トランスミッタ216、シリアルデータをDAT0ライン222あるいはDAT1ライン223で送受信するための差動トランスミッタ217、219、差動レシーバ218、220を含む。
クロック生成部214は、特殊パターン出力制御部230の指示を受け、コマンドやデータの送受信を行うときの同期の基準となる高周波クロック信号を生成したり、状態を強制的に遷移させるための特殊パターン信号を生成したりする機能を持つ。
データ入出力制御部213は、更にシリアルデータに高速クロックを埋め込んで伝送するための8b/10bのようなエンコード方式で符号化する符号化部224、復号化する復号化部225、符号化データをシリアルデータに変換するパラレル/シリアル変換部226、差動レシーバ218、220から入力したシリアルデータをパラレルの符号化データとするシリアル/パラレル変換部227を含む。本実施形態での符号化部224、復号化部225は、従来技術同様に8b/10b方式をサポートするものとするが、その他4b/5b、64b/66bなど他のエンコード方式としても良い。8b/10b方式には、符号化の冗長性を活かした制御コード(Kコードとも呼ばれる)が定義されており、符号化部224にはリンク制御部206からの指示により制御コードを生成するコード生成部228、復号化部225には復号化したパラレルデータから制御コードを検出するコード検出部229をそれぞれ含む。ここで、本実施形態における制御コードの機能割当て例を図10に示す。リンク制御部206は、図10に示す元データをPHY211に送信すると同時に制御コードへの変換を指示することで、符号化部224のコード生成部228により制御コードを生成する。図10に示す各種制御コードの使用方法は、後述する正常時の全体動作において説明する。
次に、図11Aに示すスレーブ101における通信インタフェース1100は、マスタ100における通信インタフェース200と同様の構成である。本実施形態におけるターゲット104はメモリデバイスとすると、トランザクション制御部1101はマスタ100から受信したコマンドパケットからアドレスや転送サイズを抽出してデスクリプタ1102に登録し、送受信バッファ1104、1105を用いてターゲットであるメモリデバイスのアクセス準備を行い、準備ができるとパケット生成部1103にてレスポンスパケットを生成し、マスタ100に送信してからデータ通信を開始する。リンク制御部1106ついてもマスタ100側と同様の構成である。PHY1111では、クロックの生成が不要なためクロック生成部を含まないが、差動レシーバ1115で受信した信号を特殊パターン検知部1129へ出力する点が異なる。
特殊パターン検知部1129は、マスタ100からのコマンドに応答しデータを送受信するときの高周波クロック信号であるか、状態を強制的に遷移させるための特殊パターン信号であるかを判定し、特殊パターン信号が所定の回数以上であった場合にスレーブ101の状態を強制的に遷移させる信号を出力するモジュールである。強制的に状態を変化させる信号(例えば、リセット信号など)は、トランザクション制御部108、リンク制御部110、ターゲット104、のいずれかもしくは全部に対して送られ、それにより強制的に初期状態などの別の状態にスレーブ101が遷移する。
<正常時の全体動作>
以下に本実施の形態に係る通信システムの全体の動作について、図1、図2Aおよび図11Aに示した実施形態の構成を参照しながら説明していく。図12には、本実施形態に係る通信システムの半二重モードでスレーブ101からマスタ100へデータを送信するときの全体動作のシーケンスを示す。
まず、通信初期化ステップS1200においては、マスタ100からスレーブ101に対してクロックライン115を介して高周波クロック信号の供給を開始する。以下の正常時の全体動作おいては、高周波クロック信号の周波数を所定の範囲内(例えば45MHzから150MHz)でマスタ100から供給し、その高周波クロック信号に同期してシリアル通信網102でコマンドやデータが送受信されるものとする。また、シリアル通信網102は、電源が投入された直後の状態では、DAT0ライン113をマスタ100からスレーブ101に向けたダウンリンク、DAT1ライン114をスレーブ101からマスタ100に向けたアップリンクとして予め設定されているものとする。
ステップS1201において、マスタ100はコマンドパケットを送信し、それを受信したスレーブ101は、ステップS1202においてレスポンスパケットを送信する。このようにして、マスタ100とスレーブ101との間でコマンドパケットとレスポンスパケットをやりとりする。
ステップS1203で、データの送受信を全二重モードのまま行うか、半二重モードに移行してから行うかを確定させたり、データパケットのブロックサイズなどの制御情報を共有したりして、通信初期化が完了となる状態までステップS1201とステップS1202を繰り返す。
次にステップS1204にて、図4に示すパケットフォーマットで、R/Wビットをリードにし且つ通信モードを半二重モードにしたメモリコマンドパケットを送信する。
それを受けたスレーブ101は、ステップS1205において、図7に示すパケットフォーマットで、コマンドを受信したことを示すレスポンスをマスタ100へ返信する。
次に、ステップS1206にてマスタ100は、DAT0ライン113の方向を切替えるために方向制御コードHDXを送信する。
ステップS1207にてスレーブ101は、方向制御コードHDXを受信したので制御コードACKを返す。マスタ100は、ACKの制御コードを受け取ると、DAT0ライン113をアップリンク状態とするため、差動トランスミッタ217から差動レシーバ218に切替える。
ステップS1208にてスレーブ101は、差動レシーバ1117から差動トランスミッタ1116に切替え、方向切替え後のDAT0ライン113を用いてスレーブ101からマスタ100に制御コードPRE(プリアンブルコード)を送信し、ビット同期や高周波クロック信号の抽出を行って通信可能な状態とする。
ステップS1209、ステップS1210でスレーブ101は、アップリンク状態になっているDTA0ライン113とDAT1ライン114を使ってデータパケットを送信する。
データパケットの送信を送り終えたら、ステップS1211にて、スレーブ101は、DAT0ライン113をダウンリンク状態に戻すため、差動トランスミッタ1116から差動レシーバ1117に切替え、DAT1ライン114を用いて方向制御コードFDXの送信を開始し、マスタ100からの制御コードPREがくるまで方向制御コードFDXを送信し続ける。
次にステップS1212にて、マスタ100は、方向制御コードFDXを受信するとDAT0ライン113をダウンリンク状態に戻すため差動レシーバ218から差動トランスミッタ217に切替える。切替えをした後に制御コードPREの送信を開始し、スレーブ101からの方向制御コードFDXが停止するまで制御コードPREを送信し続ける。
次にステップS1213にて、スレーブ101は、制御コードPREを受信すると、制御コードFDXから制御コードACKの送信に切替えることにより、全二重モードに戻す方向切替えと、2つのデータパケットの転送が完了したことをマスタ100に示す。
次にステップS1214にて、マスタ100は、転送が必要なデータが、まだ残っている場合は、ステップS1206からやり直し、全データを受信した場合は、次のメモリリードコマンドやメモリライトコマンドの処理に移行する。
<強制的に状態を遷移させる方法1>
以上のように、正常にデータを送受信しているときの動作について説明してきたが、外部からの電子ノイズ、熱、放射線等の外乱を受け、スレーブ101の中のデータの送受信を指示するモジュール(例えば、図1におけるターゲット104、トランザクション制御部108、リンク制御部110)が異常な状態になり、例えば、図12のステップS1207の制御コードACKが返信できなかったり、マスタ100がステップS1212の制御コードPREを送信してもステップS1211のスレーブ101が制御コードFDXを送出し続けたりした場合に、その状態から強制的に別の正常な状態を遷移させる方法について図1、図2A、図11A、図13A、図14を用いて説明する。
マスタ100は、上述した異常を検知すると、まずスレーブ101に対するデータの出力を停止し、特殊パターン出力制御部116に対して、スレーブ101で異常が発生したことを通知する。尚、マスタ100の中のどのモジュールが特殊パターン出力制御部に通知を行うかは、通信インタフェース105の中のモジュールでも、イニシエータ103であっても構わず限定するものではない。
特殊パターン出力制御部116は、スレーブ101が異常であるという通知を受けて、特殊パターン信号を繰り返し送出するように、クロック生成部214を制御する。クロック生成部214は、指示を受け、特殊パターン信号を差動トランスミッタ216とクロックライン115を介して、スレーブ101に供給する。ここで特殊パターンの信号とは、例えば図14の特殊パターン1(141)にあるような信号で、Ta、Tb1、Tcは、正常の状態でデータを送受信しているときの高周波クロック信号(140)の周期Trf より十分に長い時間を予め決めておけばよい。
次にスレーブ101の中の特殊パターン検知部117の動作について図13Aを用いて説明する。特殊パターン検知部117は、電源が投入された直後は、ステップS1301にて特殊パターン受信回数が0回に初期化される。次にステップ1302にて、クロックの周波数がデータの送受信が行える高周波クロック信号の範囲内であるか判定する。(例えば45MHzから150MHz)。この周波数が範囲内であるか判定する方法は、さまざま方法があり、例えばスレーブ101の中にある発振器を用いて、最高周波数の2倍以上でサンプリングするなどして判定すればよい。
マスタ100が異常な状態を検知し、特殊パターン信号を送出した場合(例えば特殊パターン信号1(141))は、ステップS1302で高周波クロック信号の範囲からはずれるため、ステップS1303に移行する。尚、マスタ100から高周波クロック信号が送られてくる場合であれば、ステップS1301とステップS1302の繰り返しとなり、強制状態遷移信号が出力されることはない。
ステップS1303にて、所定時間以上、L状態が継続したか判定し、継続していない場合は、ステップS1301に戻り、継続していた場合は、ステップS1304に移行する。具体的には、特殊パターン信号1のTaが所定時間以上、継続するかサンプリングするなどして判定する。ステップ1304にて、H状態がスレーブ101自身に割り当てられた所定時間の範囲内であるか判定し、範囲外の場合は、ステップS1301に戻り、範囲内であれば、ステップS1305に移行する。H状態が範囲内であるか調べる方法としては、例えば、クロック信号がH状態になったことを検知してからサンプリングし、その時間が所定の範囲内(Tb1の範囲内)であったかを計測して判定するなどすれば良い。
尚、マスタ100が低消費電力モードへの移行などクロックを停止したい場合においてもクロックライン115の信号がL(もしくはH)状態が継続するような場合は、ステップS1303やステップS1304の判定にて、ステップS1301のところに戻るため、強制状態遷移信号が出力されることはない。
ステップS1305では、特殊パターン信号を受信した回数に1を加え、次のステップに移行する。
ステップS1306では、特殊パターン信号を受信した回数が所定回数に達したか確認し、達していない場合は、ステップS1303に移行し、受信回数が所定回数に達していた場合は、ステップS1307に移行する。
ステップS1307では、強制的に状態を遷移させる信号をスレーブ101の中の各モジュールに送出し、正常な状態に遷移させる。例えば、本実施の形態のように、スレーブ101が、ACKを返信しない状態で止まっているとした場合であれば、ステップS1204のメモリコマンドを受信できる状態に遷移させたり、ステップS1200のクロックの供給を受け始めたところに遷移させたりするように予め設定しておけば良い。
尚、本実施の形態で、L状態が継続したかH状態が継続したか判定しているが、これは特殊パターン信号1(141)を使った場合の記載であり、図13Aのフローチャートは、特殊パターン信号に合わせて変更されるのは、勿論であり限定されるものではない。
また、本第1の実施の形態であれば、スレーブ101がステップS1209でDAT0ライン113とDAT1ライン114の両方からデータパケットが送信され続けるような異常な場合でも、クロックライン115を介して特殊パターン信号を送信でき、強制的に正常な状態に遷移させることができるため好適である。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、マスタ通信装置と複数のスレーブ通信装置が接続される通信システムで、ある特定のスレーブ通信装置が異常な状態に陥った場合に、そのスレーブ通信装置のみを強制的に正常な状態に遷移させる方法について図1、図2A、図11A、図12、図13A、図14、図15を参照しながら説明する。
図15は、本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの全体構成を示す。マスタ通信装置1500(以下、マスタ1500)とスレーブ通信装置1501(以下、スレーブ1501)とスレーブ通信装置1502(以下、スレーブ1502)とスレーブ通信装置1503(以下、スレーブ1503)とは、シリアル通信路でリング状に相互接続されている。また、マスタ1500からのクロック信号を受信できるようにスレーブ1501、スレーブ1502、スレーブ1503は、共通のクロックラインで接続されている。尚、マスタ1500の内部のモジュールの構成は、第1の実施の形態におけるマスタ100と同様の構成であり、同様にスレーブ1501、スレーブ1502、スレーブ1503も内部のモジュールの構成は、第1の実施の形態におけるスレーブ101と同じ構成を持つものとして説明する。
<正常時の全体動作>
マスタ1500がスレーブ1501に対してIOコマンドを発行し、レスポンスを受信する方法について説明する。マスタ1500が起動すると、通信初期化ステップにおいて、マスタ1500からスレーブ1501、スレーブ1502、スレーブ1503に対してクロックライン1514を介して高周波クロック信号の供給が開始される。高周波クロック信号は、正常な状態であれば所定の範囲内の周波数(例えば45MHzから150MHz)で供給されるものとする。また、シリアル通信路1510は、電源が投入された直後の状態では、マスタ1500からスレーブ1501に向けたダウンリンクに設定され、同様にシリアル通信路1511は、スレーブ1501からスレーブ1502に向けたダウンリンク、シリアル通信路1512は、スレーブ1502からスレーブ1503に向けたダウンリンク、シリアル通信路1513は、スレーブ1503からマスタ1500に向けたダウンリンクに予め設定されているものとする。
次にマスタ1500がコマンドパケットを送信した場合、それを受信したスレーブ1501は、自分宛のコマンドパケットであるか確認する。その確認をする方法は、図4にあるデバイスIDが自分に割り当てられたものであるか判定すれば良い。自分宛のコマンドでない場合は、コマンドパケットをそのままシリアル通信路1511を介してスレーブ1502に渡し、自分宛のコマンドパケットであればレスポンスを生成し、シリアル通信路1511を介してスレーブ1502に渡す。スレーブ1502に渡されたパケットは、同様に自分宛であるかパケットにあるデバイスIDで判定し、必要に応じて処理を行い、シリアル通信路1512を介してスレーブ1503に渡す。このようにして、シリアル通信路を介して、最終的にマスタ1500はレスポンスを受信することになる。このことを言い換えると、パケットにあるデバイスIDが判定するスレーブ通信装置と一致しない場合は、パケットは、そのままシリアル通信路を通して隣のスレーブ装置に渡されることになり、デバイスIDが一致するスレーブ通信装置以外のスレーブ通信装置は、単なるシリアル通信路と見なすことができる。そのため、図12のようにマスタ通信装置とスレーブ通信装置が1対1であった場合と、同様のシーケンスで通信ができる。
<強制的に状態を遷移させる方法2>
次に、第2の実施の形態のようにリング状に接続された通信システムにおいて、外部からの電子ノイズ、熱、放射線等の外乱を受け、スレーブ1502の中のデータの送受信を指示するモジュール(例えば、図1におけるターゲット104、トランザクション制御部108、リンク制御部110)が異常な状態になり、例えば、図12のステップS1207の制御コードACKが返信できなかったり、マスタ1500が制御コードPREを送信しても、スレーブ1502が制御コードFDXを送出し続け止まらなくなったりした場合に、その状態から強制的に正常な状態に遷移させる方法について説明する。
マスタ1500とスレーブ1502は、クロックライン1514で接続されているため、上述した異常を検知すると、まずシリアル通信路1510にデータを出力するのを停止し、特殊パターン出力制御部116に対してスレーブ1502が異常になったことを通知する。特殊パターン出力制御部116は、スレーブ1502に対する特殊パターン信号(例えば図14の特殊パターン信号2(142))を繰り返し出力するようクロック生成部214を制御する。クロック生成部214は、特殊パターン信号2を生成し差動トランスミッタ216に出力し、クロックライン1514を介して、スレーブ1501、スレーブ1502、スレーブ1503に供給される。ここで、特殊パターン信号2のTa、Tb2、Tcは、正常の状態でデータを送受信しているときの高周波クロック信号(140)の周期Trfより十分に長い時間で、且つリング状に接続されているスレーブ通信装置毎に異なる特殊パターン信号を予め決めておけばよい。具体的には、スレーブ1501が特殊パターン信号1(141)で、スレーブ1503が特殊パターン信号3と予め決めている場合には、スレーブ1502は、H状態の時間がTb1とTb3と異なる時間のTb2として、出力すれば良い。
一方、スレーブ1502の中の特殊パターン検知部117の動作は、リング状に複数のスレーブ通信装置が接続されていたとしても第1の実施の形態の図13Aと同様に処理がされ、ステップS1304が予めTb2の時間に設定されていれば、強制的に正常な状態に遷移されることは明らかである。そのため、ここでの図13Aでの説明は省略する。
またスレーブ1501、スレーブ1503については、特殊パターン信号2(142)を受信したとしても、図13AのクロックのH状態が自分宛の所定時間(Tb1、Tb3)の範囲外であるため、強制的に状態が遷移されることはない。
以上のように本発明の第2の実施の形態であれば、ある特定のスレーブ通信装置が、外部からの電子ノイズ、熱、放射線等の外乱を受け異常な状態となり、正常に動作している他のスレーブ通信装置とも通信ができなくなった場合でも信号線を増やすことなく、異常になった特定のスレーブ通信装置のみを正常な状態に復帰させることができる。
尚、図15において、クロックラインは、スレーブ1501、スレーブ150、スレーブ1503で共通のクロックラインとしているが、マスタ1500が、それぞれのスレーブ通信装置に対して、専用のクロックラインで接続されている構成であっても良い。
(第3の実施の形態)
第1、第2の実施の形態では、スレーブ通信装置が異常な状態になったときに、クロックラインを介して、特殊パターン信号を使って強制的に状態を変化させることを説明したが、次にシリアル通信路を介して特殊な制御コードと識別子を使って強制的に状態を変化させる方法について図1、図2B、図11B、図13B、図15を用いて説明する。簡単のために、マスタ通信装置とスレーブ通信装置は第1の実施の形態の図1と同じよう1対1で接続され、その内部の主要な構成はマスタ100とスレーブ101の構成と同じものとし、第1の実施の形態と異なる構成のみを以下に説明する。
マスタ100における通信インタフェース105の詳細構成については、図2Bの200のようになり、特殊パターン出力制御部230が、データ入出力制御部213を制御し、強制的に遷移させるために制御コードRSTと、その後に続く識別子を繰り返し生成するように指示する点を除き、図2Aと同じである。
制御コードRSTは、8b/10bのようなエンコード方式であれば、符号化の冗長性を活かした制御コードであって、例えば図10に示す制御コードの表のうち正常にデータの送受信が行われている間では使用していないReservedとなっているK30.7などに割り付ければ良く、予め決めておけば良い。また識別子は、制御コードではなくデータコード(Dコードとも呼ばれる)で良く、複数のスレーブ通信装置が接続された場合を想定し、それぞれのスレーブ通信装置が自分宛の制御コードRSTであるか判定するために使用する。そのため識別子は、複数のスレーブ通信装置が接続されている状態で、それぞれを区別できる番号のようなものであれば何でも良い。
スレーブ101における通信インタフェース106の詳細構成については、図11Bのようになり、復号化部1124が8b/10bのようなエンコード方式で符号化されたシリアルデータを復号化する機能に加え、復号化した際に、強制的に状態を遷移させる制御コードRSTであるか判定し、制御コードRSTであった場合に、特殊パターン検知部1129に通知し、以降のシリアルデータを特殊パターン検知部で判定ができるようになっていることを除き、図11Aと同じである。尚、図11Bでは特殊パターン検知部1129を復号化部1124の中にあるが、制御コードを判定できるのであればスレーブ通信装置内のどこにあっても良い。
<正常時の全体動作>
正常時の全体動作については、第1の実施の形態と同じであるので、ここでは説明を省略する。
<強制的に状態を遷移させる方法3>
外部からの外乱を受け、スレーブ101が異常な状態になり、例えば、図12のステップS1207の制御コードACKが返信できなかったり、マスタ100がステップS1212の制御コードPREを送信しても、ステップS1211のスレーブ101が制御コードFDXを送出し続け止まらなくなったりした場合に、その状態から強制的に別の正常な状態に遷移させる方法について説明する。
マスタ100は、異常を検知すると、まずスレーブ101に対してシリアル通信網102を介してデータの出力を停止し、特殊パターン出力制御部230に対して、異常の発生したスレーブ101に対して特殊パターンの制御コードを出力するように指示する。
特殊パターン出力制御部230は、強制的に状態を遷移させるための制御コードRSTと、その後に続く識別子を繰り返し生成するようデータ入出力制御部224を制御する。符号化部224で生成された制御コードRSTと識別子は、P/S変換部226に渡され、差動トランスミッタ217とシリアル通信網102を通してスレーブ101へ送出される。
次にスレーブ101の中の特殊パターン検知部117の動作について図13Bを用いて説明する。特殊パターン検知部117は、まずステップS1301にて特殊パターン受信回数を0回に初期化される。
次にステップS1308にて制御コードが制御コードRSTであるか判定する。判定した結果、制御コードRSTではない場合は、ステップS1301に移行する。正常の動作であれば、このステップS1308とステップS1301が繰り返されるため、強制的に状態を遷移させる信号が出力されることはない。制御コードが制御コードRSTであった場合は、ステップS1309へ移行する。
ステップS1309では、制御コードと共に送られてきた識別子が自身宛に予め割り当てられたものであるか判定する。判定した結果、自分宛ではない場合はステップS1301に戻り、自分宛であればステップ1305に移行する。
ステップS1305では、特殊パターン受信回数に1を加え、次のステップに移行する。
ステップS1306では、特殊パターン受信回数が所定回数に達したか確認し、達していない場合は、ステップS1308に移行し、受信回数が所定回数に達していた場合は、ステップS1307に移行する。
ステップS1307では、強制的に状態を遷移させる信号をスレーブ101の各モジュールに送出し、状態を遷移させる。例えば、本実施の形態のように、スレーブ101が、ACKを返信しない状態で止まっているとした場合であれば、ステップS1204のメモリコマンドを受信できる状態に遷移させたり、ステップS1200のクロックの供給を受け始めたところに遷移させたりするようにすれば良い。尚、遷移させる場所は、これに限らず適切な場所を予め決めておけばよい。
簡単にするためマスタ通信装置とスレーブ通信装置は図1のように接続されているものとして説明したが、図15のようにリング状に接続されていた場合であっても第2の実施の形態で説明したようにデバイスIDと識別子が自分宛ではないとスレーブ通信装置が判断すれば、受信したパケット、制御コード、識別子を隣接するスレーブ通信装置に渡すため、自分宛以外のスレーブ通信装置は、単なるシリアル通信路と見なすことができる。よって、図15のようにリング状に接続されていた場合でも、特殊な制御コードと識別子を使って強制的に状態を遷移させることができる。
以上のように第1〜3の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記の実施の形態に限定されないのは勿論である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施変更することができる。本実施の形態において使用した数値は一例であり、その他の数値を使用しても良い。本実施の形態においては、強制的に状態を遷移させた後については説明していないが、スレーブ通信装置から強制的に状態が遷移されたかどうか確実なものにするために制御コードACKなどで応答を返すようにしても良い。
特殊パターン検知部と特殊パターン出力制御部は、トランザクション部、PHY、リング制御部、イニシエータ、ターゲットのいずれかもしくは全部と組み合わせて機能モジュールとしても良く、更には、その機能モジュールをLSIの中に組み込んだ構成としても良い。マスタ通信装置とスレーブ通信装置の間を、クロックラインとシリアル通信路で接続し、差動信号で送受信するように説明したが、シングルエンド信号を用いても良い。
メモリリードコマンドを使ったフローチャートで説明したが、メモリライトコマンド、その他のIOリードコマンド、IOライトコマンドを使ったデータの送受信をする途中の段階で異常状態が発生した場合でも強制的に状態を遷移させることができるのは勿論である。
更には、図10に示す制御コードHDX,FDX、PRE、ACKや、図8のメッセージパケット、図9のリンクパケットなど、他のフォーマットのパケットを使っても良く、特に限定されるものではない。
本発明に係るマスタ通信装置とスレーブ通信装置とで構成される通信システムは、信号線を増やすことなく、スレーブ通信装置を異常な状態から正常な状態に復帰させることができるので、マスタ通信装置は、持ち歩くことのできる小型の動画記録再生装置等のAV機器あるいは携帯電話等の通信機器などの用途に適用でき、スレーブ通信装置は、SDメモリーカードなどに代表される不揮発性記憶装置やワイヤレスLANなどの装置の中に組み込まれる半導体モジュールなどの用途にも適用できる。
100,1500 マスタ通信装置
101 スレーブ通信装置
102 シリアル通信網
103 イニシエータ
104 ターゲット
105,200 マスタ通信装置側の通信インタフェース
106,1100 スレーブ通信装置側の通信インタフェース
107,201 マスタ通信装置側のトランザクション制御部
108,1101 スレーブ通信装置側のトランザクション制御部
109,206 マスタ通信装置側のリンク制御部
110,1106 スレーブ通信装置側のリンク制御部
111 マスタ通信装置側のPHY
112 スレーブ通信装置側のPHY
113,222,1121 DAT0ライン
114,223,1122 DAT1ライン
115,221,1120,1514 クロックライン
116,230 特殊パターン出力制御部
117,1129 特殊パターン検知部
140 高周波クロック信号
141 特殊パターン信号1
142 特殊パターン信号2
143 特殊パターン信号3
202,1102 デスクリプタ
203,1103 パケット生成部
204,1104 送信バッファ
205,1105 受信バッファ
207,1107 リンクパケット生成・解析部
208,1108 方向制御部
209,1109 同期制御部
210,1110 リンク制御部内インタフェース
211,1111 PHY
212,1112 PHY内インタフェース
213,1113 データ入出力制御部
214 クロック生成部
215,1114 CDR回路
216 クロックライン差動トランスミッタ
217,1116 DAT0ライン差動トランスミッタ
218,1117 DAT0ライン差動レシーバ
219,1118 DAT1ライン差動トランスミッタ
220,1119 DAT1ライン差動レシーバ
224,1123 符号化部
225,1124 復号化部
226,1125 パラレル/シリアル変換部
227,1126 シリアル/パラレル変換部
228,1127 コード生成部
229,1128 コード検出部
1115 クロックライン差動レシーバ
1501 スレーブ通信装置1
1502 スレーブ通信装置2
1503 スレーブ通信装置3
1510 第1のシリアル通信路
1511 第2のシリアル通信路
1512 第3のシリアル通信路
1513 第4のシリアル通信路

Claims (9)

  1. マスタ通信装置とスレーブ通信装置との間がクロックラインと、少なくとも2本のシリアル通信路で接続される通信システムのマスタ通信装置であって、
    コマンドを発行しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために前記高周波クロック信号と異なる周期で特殊なパターンを繰り返す特殊パターン信号と、を前記クロックラインへ出力させるように制御する特殊パターン出力制御部と、を備えることを特徴とするマスタ通信装置。
  2. マスタ通信装置とスレーブ通信装置との間がクロックラインと、少なくとも2本のシリアル通信路で接続される通信システムのスレーブ通信装置であって、
    前記マスタ通信装置からのコマンドに応答しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、状態を強制的に遷移させるための特殊パターン信号と、をクロックラインを介して受信し、受信した前記信号を判定し、所定の回数以上、前記特殊パターン信号を受信した場合に、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部と、を備えていることを特徴とするスレーブ通信装置。
  3. 請求項1記載のマスタ通信装置と、請求項2に記載のスレーブ通信装置と、を備えることを特徴する通信システム。
  4. マスタ通信装置と複数のスレーブ通信装置とが、シリアル通信路でリング状に接続され、更に前記マスタ通信装置とシリアル通信路とは別のクロックラインで複数の前記スレーブ通信装置と接続される通信システムのマスタ通信装置であって、
    前記シリアル通信路を介してコマンドを発行しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、ある特定の前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために前記高周波クロック信号と異なる周期で前記スレーブ通信装置毎に異なる特殊なパターンを繰り返す特殊パターン信号と、を前記クロックラインへ出力させるよう制御する特殊パターン出力制御部と、を備えることを特徴とするマスタ通信装置。
  5. マスタ通信装置と複数のスレーブ通信装置とが、シリアル通信路でリング状に接続され、更に前記マスタ通信装置とシリアル通信路とは別のクロックラインで複数の前記スレーブ通信装置と接続される通信システムのスレーブ通信装置であって、
    前記マスタ通信装置からのコマンドに応答しデータを送受信するときに同期する高周波クロック信号と、状態を強制的に遷移させるための特殊パターン信号とを、クロックラインを介して受信し、受信した前記信号を判定し、所定の回数以上、自分宛の前記特殊パターン信号を、受信した場合に前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部と、を備えていることを特徴とするスレーブ通信装置。
  6. 請求項4記載のマスタ通信装置と、請求項5に記載のスレーブ通信装置と、を備えることを特徴する通信システム。
  7. マスタ通信装置と1つ以上のスレーブ通信装置が、シリアル通信路でリング状に接続され、更に前記マスタ通信装置とシリアル通信路とは別のクロックラインで1つ以上の前記スレーブ通信装置と接続される通信システムのマスタ通信装置であって、
    前記シリアル通信路を介して、特定の前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させるために符号化/復号化方式の特殊な制御コードRSTと、
    前記スレーブ通信毎に異なる識別子を繰り返し送出する特殊パターン出力制御部と、
    を備えることを特徴とするマスタ通信装置。
  8. マスタ通信装置と1つ以上のスレーブ通信装置が、シリアル通信路でリング状に接続さ
    れ、更に前記マスタ通信装置とシリアル通信路とは別のクロックラインで1つの以上の前記スレーブ通信装置と接続される通信システムのスレーブ通信装置であって、
    前記マスタ通信装置から受信した制御コードを判別し、所定回数以上、制御コードRSTと自分宛の識別子を受信した場合に、前記スレーブ通信装置の状態を強制的に遷移させる特殊パターン検知部と、を備えていることを特徴とするスレーブ通信装置。
  9. 請求項7記載のマスタ通信装置と、請求項8に記載のスレーブ通信装置と、を備えることを特徴する通信システム。
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