JP2011113544A - データ伝送装置、設定情報バックアップ方法、ファームウェア及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ伝送装置、設定情報バックアップ方法、ファームウェア及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】装置のファームウェアがその設定値を装置内に保存する装置において、ファームウェアが保存した設定値を他のデータ伝送装置にて利用することを容易にする。
【解決手段】上位装置である設定端末21と通信可能に接続されたデータ伝送装置10は、書き換え可能な不揮発性メモリ12を備えるとともに、データ伝送装置10の設定情報を設定ファイルとして1ファイル化するファイル化手段と、その設定ファイルを不揮発性メモリ12に格納する保存手段と、格納された設定ファイル14を上位装置にアップロードするアップロード手段として機能する監視盤11を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ伝送装置、設定情報バックアップ方法、ファームウェア及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、装置の動作に必要な設定情報を他の装置でも利用しやすくする技術に関する。
データ伝送の技術分野において、本発明に関連する技術が記載された文献として、特許文献1を挙げる。特許文献1には、プログラムのバージョンアップを柔軟かつ正確に行うことを目的として、プログラムデータを上位監視制御装置から伝送装置の方向にダウンロードさせる際、まず、プログラムデータを固定長ではなく可変長で生成することを記載する。次いで、前のバージョンのプログラムデータからの変更の度合いも一緒にダウンロードさせ、その変更の度合いに基づいて、伝送装置の制御手段が各バージョンのファイルを比較して新たなプログラムデータを得ることを記載する。なお、伝送装置から上位監視制御装置へのデータの伝送については記載がない。
特開2003−177920号公報
信号の入出力を行う従来のデータ伝送装置においては、装置内監視や設定のためにソフトウェアを内蔵し、当該ソフトウェアで信号の増減設定や出力レベル設定などを実行するものがある。このようなソフトウェア(以下、「ファームウェア」と呼ぶ)は、不揮発性メモリ(ROM)等に記憶される。
しかしながら、不揮発性メモリがフラッシュメモリのような書き換えが可能なものでないなどの理由で、ファームウェアが装置内監視等の機能の設定に用いる設定値を保存できない場合があった。そこで、データ伝送装置に設定端末を接続し、設定端末からファームウェアの設定値を設定していた。ところがこの方法では、データ伝送装置を起動するたびに設定端末からし直す必要があった。
他方、ファームウェアが不揮発性メモリに設定値を保存し、データ伝送装置が不揮発性メモリに保存されている設定値を参照すれば、設定端末から設定し直す手間が省けるが、データ伝送装置が複数あって、各装置に同じ設定値を適用する場合に、設定値が保存されたデータ伝送装置から設定値を吸い上げて他の装置に同じ設定をすることが困難であるという問題点があった。その要因の一つに、設定値が個々の設定ごとにバラバラに不揮発性メモリに保存されているという要因がある。
なお、上述した種々の課題は、信号の入出力を行うデータ伝送装置の技術分野に限定された課題ではない。装置のファームウェアがその設定情報を装置内に保存する装置に共通する課題である。
本発明は、上記実情に鑑みて、装置のファームウェアがその設定値を装置内に保存する装置において、ファームウェアが保存した設定値を他のデータ伝送装置にて利用することが容易なデータ伝送装置、設定情報バックアップ方法、ファームウェア及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、第1の態様として、上位装置と通信可能に接続されたデータ伝送装置であって、書き換え可能な不揮発性メモリと、前記データ伝送装置の設定情報を設定ファイルとして1ファイル化するファイル化手段と、前記設定ファイルを前記不揮発性メモリに格納する保存手段と、格納された前記設定ファイルを前記上位装置にアップロードするアップロード手段と、を備えることを特徴とする、データ伝送装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するために本発明は、第2の態様として、上位装置と通信可能に接続されたデータ伝送装置の設定情報バックアップ方法であって、前記データ伝送装置の設定情報を設定ファイルとして1ファイル化するファイル化処理と、前記設定ファイルを書き換え可能な不揮発メモリに格納する保存処理と、格納された前記設定ファイルを前記上位装置にアップロードするアップロード処理と、を含むことを特徴とする、設定情報バックアップ方法を提供するものである。
また、上記目的を達成するために本発明は、第3の態様として、上位装置と通信可能に接続されたデータ伝送装置に、前記データ伝送装置の設定情報を設定ファイルとして1ファイル化するファイル化処理と、前記設定ファイルを書き換え可能な不揮発メモリに格納する保存処理と、格納された前記設定ファイルを前記上位装置にアップロードするアップロード処理と、を実行させることを特徴とする、ファームウェアを提供するものである。
また、上記目的を達成するために本発明は、第4の態様として、上記ファームウェアを記録していることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するものである。
本発明によれば、装置のファームウェアがその設定値を装置内に保存する装置において、ファームウェアが保存した設定情報を他のデータ伝送装置にて利用することが容易になる。
本発明の実施形態に係るデータ伝送装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る監視盤11の処理動作の流れを示す図である。
上記態様を有する本発明を実施するための形態を以下に示し、実施形態により本発明を詳細に説明する。なお、本発明は下記実施形態に限定されることはなく、当業者が容易に想到できる範囲内において、種々の変形実施が可能である。
図1は、本実施形態に係るデータ伝送装置の構成図である。
本実施形態に係るデータ伝送装置10は、監視盤11、書き換えが可能な不揮発性メモリ12、信号盤13を有する構成されている。データ伝送装置10内部で監視盤11は信号盤13と接続し、信号盤13の故障監視や設定を司る。監視盤11は不揮発性メモリ12とも接続しており、不揮発性メモリ12の中に書き換え可能な設定ファイル14を格納している。
一方、設定端末21は、データ伝送装置10の使用者がデータ伝送装置10に必要な設定をするために接続する端末であって、データ伝送装置10と相互にデータ通信ができるように接続されている。設定端末21としては、限定するものではないが、例えばパーソナルコンピュータ等を用いることができる。また、他のデータ伝送装置22は、データ伝送装置10同様、設定端末21に接続するデータ伝送装置であって、データ伝送装置10と同等の構成を備える。
なお、監視盤11は、データ伝送装置10のファームウェアがインストールされており、装置の制御手段として機能する。以下、図2を参照して、監視盤11の処理動作の流れを中心に説明する。図2は、本実施形態に係る監視盤11の処理動作の流れを示す図である。
図2が示す処理動作の前段階において、使用者は使用に先立ってデータ伝送装置10に必要な設定をするため監視盤11に設定端末21を接続する。そうすると、図1に図示したようなシステム構成となる。このシステム構成において、設定端末21は、データ伝送装置10の上位装置となる。
本実施形態に係るデータ伝送装置10は、監視盤11が以下に説明するようなバックアップ処理及びアップロード処理を行うことによって、ファームウェア(監視盤11)が保存した設定情報を、データ伝送装置10以外の他のデータ伝送装置22にて利用することを容易にする。
図2において、監視盤11が上位装置(本実施形態の場合、設定端末21)よりバックアップ指示を受信すると(ステップS101)、監視盤11は、信号盤13の構成情報や信号盤13への設定(以下、まとめて「設定情報」と称することがある)を1ファイルにひとまとめにしてファイル化する(ステップS102)。ファイル化した設定情報を「設定ファイル」という。次に、監視盤11は、設定ファイルを書き換え可能な不揮発性メモリ12の中に、設定ファイル14として格納する(ステップS103)。
ステップS101〜103までの処理が「バックアップ処理」である。
次に、監視盤11が上位装置より設定情報コピー指示を受信すると(ステップS104)、監視盤11は、不揮発性メモリ12にアクセスして設定ファイル14を上位装置にアップロードする(ステップS105)。
ステップS104,105までの処理が「アップロード処理」である。
本実施形態は、上述のように動作するので、ファームウェア(監視盤11)が保存した設定情報を、データ伝送装置10以外の他のデータ伝送装置22にて利用することが容易である。とりわけ、設定情報をひとまとめにファイル化するため、設定情報の他の装置での利用がさらに容易になる。
上記実施形態によれば、設定端末21は不揮発性メモリ12に格納された設定ファイル14を監視盤11経由で吸い上げることができる。また、他のデータ伝送装置22とデータ伝送装置10とは同等の構成を備えているので、他のデータ伝送装置22とデータ伝送装置10とは入れ替え可能である。すなわち、逆に設定端末21は監視盤11経由で不揮発性メモリ12に設定ファイル14を上書きすることもできる。
以上説明したように、上記実施形態においては、以下に記載するような効果を奏する。
すなわち、設定端末21から伝送装置に対して行った設定の全てを設定ファイル14として不揮発性メモリ12に格納し、さらに設定ファイル14を設定端末21との間で交換できるようにしているので、設定ファイル14をコピーすることにより他のデータ伝送装置22に全く同じ設定を施すことができるようになることである。
(実施形態の変形例)
上記実施形態では、バックアップ処理のタイミングを、設定端末21から監視盤11へのバックアップ指示が受信されたときとして構成したが、このタイミングは、使用者が設定端末21を用いてデータ伝送装置10の設定情報を設定するときと同時であると好ましい。変更した設定情報を即座に保存できるためである。
すなわち、設定端末21から監視盤11に対して、信号盤13の構成情報の設定、信号盤13への設定を行うと、監視盤11は動作のために信号盤13への設定や監視盤11内の一時メモリ(不図示)上に展開する他に、設定情報を保存するために設定情報をひとまとめにした設定ファイル14を書き換えて不揮発性メモリ12に格納する。
また、他の変形例として、上記実施形態のアップロード処理において上位装置(設定端末21)がデータ伝送装置10に発信する設定情報コピー指示(ステップS104)にて、コピー先装置のネットワークアドレス情報を含めるよう構成することも好ましい。
また、他の変形例として、監視盤11がデータ伝送装置10の起動時に設定情報を、設定ファイル14を読み込んで得る構成ではなく、上位装置(設定端末21)から得る構成とすることも好ましい。この構成では、監視盤11が上位装置より設定ファイルを取得し、取得した設定ファイルを展開し、設定情報を得る。すなわち、監視盤11が初期化手段として機能する。
この構成によれば、データ伝送装置10が装置の起動時に動作のための設定をしなければならない構成である場合に、設定端末21からデータ伝送装置10に対して行った設定の全てを設定ファイル14として不揮発性メモリ12に格納し、さらに設定ファイル14を設定端末21との間で交換できるようにしているので、データ伝送装置10が設定端末21からの設定がなくても自律的に起動できるようになる。
また、データ伝送装置10あるいはその一部が故障等により予備品と交換された場合に設定が必要となるが、この場合にも設定端末21が保管していた設定ファイル14を、新しいデータ伝送装置10に対して設定すると新しいデータ伝送装置10が自立的に立ち上がることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した各実施形態における動作(各フローチャートに示す動作)は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させてもよい。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させてもよい。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送してもよい。または、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送してもよい。コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
また、上記実施形態で説明したシステムは、複数の装置の論理的集合構成にしたり、各装置の機能を混在させたりするように構築することも可能である。
10 データ伝送装置
11 監視盤
12 不揮発性メモリ
13 信号盤
14 設定ファイル
21 設定端末
22 他のデータ伝送装置

Claims (6)

  1. 上位装置と通信可能に接続されたデータ伝送装置であって、
    書き換え可能な不揮発性メモリと、
    前記データ伝送装置の設定情報を設定ファイルとして1ファイル化するファイル化手段と、
    前記設定ファイルを前記不揮発性メモリに格納する保存手段と、
    格納された前記設定ファイルを前記上位装置にアップロードするアップロード手段と、
    を備えることを特徴とする、データ伝送装置。
  2. 前記データ伝送装置の起動時に、前記上位装置より前記設定ファイルを取得し、該設定ファイルを展開し、得られた前記設定情報を前記データ伝送装置に適用する初期化手段を備えることを特徴とする、請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 前記ファイル化手段は、前記設定情報が変更されたタイミングで、前記設定情報を1ファイル化することを特徴とする、請求項1又は2記載のデータ伝送装置。
  4. 上位装置と通信可能に接続されたデータ伝送装置の設定情報バックアップ方法であって、
    前記データ伝送装置の設定情報を設定ファイルとして1ファイル化するファイル化処理と、
    前記設定ファイルを書き換え可能な不揮発メモリに格納する保存処理と、
    格納された前記設定ファイルを前記上位装置にアップロードするアップロード処理と、
    を含むことを特徴とする、設定情報バックアップ方法。
  5. 上位装置と通信可能に接続されたデータ伝送装置に、
    前記データ伝送装置の設定情報を設定ファイルとして1ファイル化するファイル化処理と、
    前記設定ファイルを書き換え可能な不揮発メモリに格納する保存処理と、
    格納された前記設定ファイルを前記上位装置にアップロードするアップロード処理と、
    を実行させることを特徴とする、ファームウェア。
  6. 請求項5記載のファームウェアを記録していることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2009272522A 2009-11-30 2009-11-30 データ伝送装置、設定情報バックアップ方法、ファームウェア及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JP2011113544A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017503227A (ja) * 2013-10-29 2017-01-26 ノキア テクノロジーズ オサケユイチア デバイスの間でのコピー規則のための装置および方法

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