JP2011113456A - セルフチェックアウト端末装置、セルフチェックアウトシステム、被検出器活性化状態通知方法、および商品取引制限方法 - Google Patents

セルフチェックアウト端末装置、セルフチェックアウトシステム、被検出器活性化状態通知方法、および商品取引制限方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティゲートで客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。
【解決手段】セルフチェックアウトシステム1は、セルフチェックアウト端末装置10と、監視端末装置30で構成される。セルフチェックアウト端末装置10は、バーコードスキャナを備え、バーコードを読んで商品情報を登録する。セルフチェックアウト端末装置10は、バーコードを読む際に商品に付された被検出器21(セキュリティタグ)を不活性化する。レジ袋に納められた登録後の商品20は、商品重量計量手段14で計量され、登録した商品20と計量した商品20の同一性を確認する。被検出器検出手段13は、レジ袋に納められた複数の商品20について一括して被検出器21が活性化状態にあることを検出する。通知手段17は、監視端末装置30に被検出器21が活性化状態にあることを通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、セキュリティタグを不活性化するセルフチェックアウト端末装置、セルフチェックアウトシステム、被検出器活性化状態通知方法、および商品取引制限方法に関する。
従来から精算をしていない商品の店舗外への持ち出しを監視することを目的にして、一部店舗においては、商品にセキュリティタグを付し、売り場の出入り口にセキュリティタグの検出器を備える。商品に付されたセキュリティタグは、精算時に商品から取り外されたり、不活性化されたりするため、正当な購入手続をした場合、検出器が作動することはない(たとえば、特許文献1参照)。しかし、未精算の商品を店舗外に持ち出そうとしたり、店員がセキュリティタグの不活性化を失念したり、失敗した場合、検出器が作動する。
検出器はセキュリティタグを検出すると警報を発する。警報を受けた店員は、客の所持する商品が精算済みか否かを確認する。
また近年、通常のレーンにあるレジ担当によるレジ端末装置を用いたチェックアウト(商品精算)によらずに、客によるセルフチェックアウトを可能にしたセルフチェックアウト端末装置の導入が進められている。セルフチェックアウト端末装置は、来店した客自身が商品登録から支払いまでをおこなうことを可能にして店舗の省力化や、レジ待ち行列の待ち時間短縮に貢献している。
しかし、客のなかには商品の精算をせずに商品を持ち帰る不正行為をおこなう者がいるため、セルフチェックアウト端末装置は、利用者に対する不正対策が欠かせない。その不正対策のひとつに商品重量のチェックがある(たとえば、特許文献2、3参照)。
特開平6−208640号公報 特開2007−72560号公報 特開2008−65591号公報
従来は、セキュリティタグの不活性化は、店員が精算時にしていた作業であった。店員が経験を積むことでセキュリティタグの不活性化は、ほぼ確実になされていた。しかしながら、セルフチェックアウト端末装置では、客がセキュリティタグの不活性化をおこなうことになるため、必ずしも確実な作業が期待できない。たとえば、消磁によりセキュリティタグを不活性する場合は、セキュリティタグが消磁エリア外にあったり、消磁エリア内にある時間が十分でなかったりして、消磁に失敗することが起こりえる。
このような場合、客は、不活性化していないセキュリティタグを付けた商品を持って店舗から退出することとなり、出入り口付近にあるセキュリティゲートでセキュリティタグが検知され警報が発せられることとなる。そのため、店員または警備員は、客を呼び止めて客が所持する商品を改めざるを得ない。客は確認作業に対して不快な思いをすることとなるが、多くの善意の客のなかに一部ながら悪意のある客もいることからセキュリティシステムの運用上、確認作業は止むを得ないこととされる場合が多い。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能なセルフチェックアウト端末装置、セルフチェックアウトシステム、被検出器活性化状態通知方法、および商品取引制限方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、セルフチェックアウト端末装置は、監視端末装置に監視される。セルフチェックアウト端末装置は、商品情報取得手段と、被検出器不活性化手段と、商品重量計量手段と、商品登録手段と、被検出器検出手段と、通知手段とを備える。
商品情報取得手段は、商品から商品情報を取得する。被検出器不活性化手段は、商品情報の取得に対応して被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更する。商品重量計量手段は、商品情報取得後の商品を保持する商品保持部にある商品の重量を計量する。商品登録手段は、取得した商品情報から特定する重量情報と、計量した重量とを比較して、計量した重量が正当である場合に、商品を精算対象に登録する。被検出器検出手段は、商品保持部にある被検出器が活性化状態にあることを検出する。通知手段は、被検出器の活性化状態の検出を監視端末装置に通知する。
また、上記課題を解決するために、セルフチェックアウトシステムは、セルフチェックアウト端末装置と、セルフチェックアウト端末装置を監視する監視端末装置を備える。
セルフチェックアウト端末装置は、商品情報取得手段と、被検出器不活性化手段と、商品重量計量手段と、商品登録手段と、被検出器検出手段と、通知手段と、商品取引制限手段とを備える。監視端末装置は、指示手段を備える。
商品情報取得手段は、被検出器が付された商品から商品情報を取得する。被検出器不活性化手段は、商品情報の取得に対応して被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更する。商品重量計量手段は、商品情報の取得後の商品を保持する商品保持部にある商品の重量を計量する。商品登録手段は、取得した商品情報から特定する重量情報と、計量した重量とを比較して、計量した重量が正当である場合に、商品を精算対象に登録する。被検出器検出手段は、商品保持部にある被検出器が活性化状態にあることを検出する。通知手段は、被検出器の活性化状態の検出を監視端末装置に通知する。商品取引制限手段は、監視端末装置からの指示を受けて商品取引を制限する。指示手段は、被検出器の活性化状態の検出を通知したセルフチェックアウト端末装置に商品取引の制限を指示する。
上記のセルフチェックアウト端末装置、セルフチェックアウトシステム、被検出器活性化状態通知方法、および商品取引制限方法によれば、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。
第1の実施形態のセルフチェックアウトシステムのブロック図である。 第2の実施形態のセルフチェックアウトシステムを示す図である。 第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置の概観を示す図である。 第2の実施形態のセルフチェックアウト端末のハードウェア構成例を示す図である。 第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行する商品取引処理のフローチャートである。 第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行するバーコードスキャン処理のフローチャートである。 第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行する商品登録処理のフローチャートである。 第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行するセキュリティタグ検出信号制御処理のフローチャートである。 第2の実施形態の監視端末装置が実行する商品登録確認処理のフローチャートである。 第2の実施形態の監視端末装置のモニタに表示される画面表示の一例を示す図である。 第3の実施形態のセルフチェックアウトシステムのブロック図である。 第3の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行するセキュリティタグ検出信号制御処理のフローチャートである。 第3の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行するバーコードスキャン処理のフローチャートである。 第3の実施形態の監視端末装置が実行する商品登録確認処理のフローチャートである。 第3の実施形態の監視端末装置のモニタに表示される画面表示の一例を示す図である。 第4の実施形態の監視端末装置が実行する商品登録確認処理のフローチャートである。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態のセルフチェックアウトシステムのブロック図である。
セルフチェックアウトシステム1は、セルフチェックアウト端末装置10を店舗内で運用するシステムであり、セルフチェックアウト端末装置10と、監視端末装置30を含んで構成される。セルフチェックアウト端末装置10は、商品20の精算を買い物客が自らおこなうために買い物客が操作する端末装置であり、監視端末装置30に監視される。監視端末装置30は、店員が操作する端末装置であり、セルフチェックアウト端末装置10を監視する。
セルフチェックアウト端末装置10は、被検出器不活性化手段11と、被検出器検出手段13と、商品重量計量手段14と、商品登録手段15と、商品情報取得手段16と、通知手段17とを備える。
商品情報取得手段16は、被検出器21が付された商品20から商品情報を取得する。商品情報とは、たとえば、商品20を識別するための識別情報である。セルフチェックアウト端末装置10は、識別情報から図示しないデータベースを参照して、商品名、商品価格、製造者、商品重量など、商品20に属する情報を取得することができる。商品情報取得手段16は、たとえば、バーコードスキャナであり、この場合、商品情報はバーコードから取得される。あるいは、商品情報取得手段16は、たとえば、RFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)リーダライタであり、この場合、商品情報はRFIDタグやICチップから取得される。
被検出器不活性化手段11は、商品情報の取得に対応して被検出器21の被検出状態を活性化状態から不活性化状態に変更する。被検出器21とは、たとえば、磁化可能なコイルを備えるセキュリティタグであり、被検出状態を磁化された活性化状態から消磁された不活性化状態に変更することができる。あるいは、被検出器21とは、たとえば、書き換え可能なメモリ内蔵のRFIDタグであり、メモリが記憶するデータの書き換えにより、被検出状態を活性化状態から不活性化状態に変更することができる。セキュリティタグは、出入り口付近にあるセキュリティゲートとともに、セキュリティシステムを構成する構成要素の1つである。セキュリティゲートは、セキュリティタグの活性化状態を検知して店員に異常を報知する。
商品重量計量手段14は、商品情報取得後の商品20を保持する商品保持部12にある商品20の重量を計量する。商品保持部12は、商品情報の取得後の商品20を保持する。商品重量計量手段14は、たとえば、セルフチェックアウト端末装置10の商品情報の取得後の商品20を納めるレジ袋近傍(商品保持部12)に設けられ、レジ袋に納められた複数の商品20について一括して重量を計量する。
商品登録手段15は、取得した商品情報から特定する重量情報と、計量した重量とを比較して、計量した重量が正当(登録した商品20と計量した商品20の同一性が認められる)である場合に、商品20を精算対象に登録する。重量情報は、商品情報に対応して図示しないデータベースに予め登録されている。商品登録手段15は、商品情報からデータベースを参照して重量情報を特定できる。商品登録手段15は、取得した商品情報から特定する重量情報と、計量した重量とを比較して差が所定範囲にあるときに計量した重量が正当であるとする。
被検出器検出手段13は、商品保持部12にある被検出器21の被検出状態が活性化状態にあることを検出する。被検出器検出手段13は、たとえば、セルフチェックアウト端末装置10の商品情報の取得後の商品20を納めるレジ袋近傍に設けられ、レジ袋に納められた複数の商品20について一括して被検出器21の被検出状態が活性化状態にあることを検出可能とする。
通知手段17は、被検出器21の活性化状態の検出を監視端末装置30に通知する。セルフチェックアウト端末装置10から監視端末装置30への通知のための通信手段は、一方向に情報出力する通信線でもよいし、双方向に通信可能な通信線でもよい。
これにより、セルフチェックアウト端末装置10は、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。
なお、セルフチェックアウト端末装置10は、被検出器21の活性化状態の検出を受けて、商品情報取得手段16による商品20からの商品情報の取得を制限する商品情報取得制限手段を備えることもできる。これにより、客は次の商品20について商品情報の取得ができず、商品精算ができなくなることから、セキュリティゲートがセキュリティタグの活性化状態を検知して客が不快な思いをするおそれが低減する。
また、セルフチェックアウト端末装置10は、被検出器21の活性化状態の検出を受けて、商品登録手段15による商品20の精算対象への登録を制限する商品登録制限手段を備えることもできる。これにより、客は次の商品20について商品情報の登録ができず、商品精算ができなくなることから、セキュリティゲートがセキュリティタグの活性化状態を検知して客が不快な思いをするおそれが低減する。
また、セルフチェックアウト端末装置10は、被検出器21の活性化状態の検出を受けて、精算対象に登録した商品20の精算を制限する商品精算制限手段を備えることもできる。これにより、客は商品精算ができなくなることから、セキュリティゲートがセキュリティタグの活性化状態を検知して客が不快な思いをするおそれが低減する。
また、セルフチェックアウト端末装置10は、通知手段17に代えて、あるいは通知手段17に加えて、被検出器21の活性化状態の検出を買い物客に報知する報知手段を備えることもできる。たとえば、セルフチェックアウト端末装置10は、モニタ111による表示での報知や、図示しないスピーカによる音声による報知をおこなうことができる。これにより、客は、セキュリティタグが不活性化状態にあることを予め知ることができ、セキュリティゲートがセキュリティタグの活性化状態を検知して客が不快な思いをするおそれが低減する。
次に、より具体的な第2の実施形態について説明する。セルフチェックアウトシステム2について図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態のセルフチェックアウトシステムを示す図である。
セルフチェックアウトシステム2は、セルフチェックアウト端末装置100、監視端末装置200、POS(Point Of Sale)サーバ300、これらを通信可能に接続するネットワーク400を備えて構成される。
セルフチェックアウトシステム2は、スーパーマーケット等の商品20を販売する店舗において、セルフチェックアウト端末装置100を運用するシステムである。セルフチェックアウトシステム2は、1つ以上(たとえば、4つ)のセルフチェックアウト端末装置100と1つの監視端末装置200を備える。セルフチェックアウト端末装置100は、客によるセルフチェックアウトを可能とするサービスを提供する。監視端末装置200は、セルフチェックアウト端末装置100を利用する客による不正の監視と、不案内な客への操作案内や、客の誤操作の訂正などの顧客サービスをおこなう。
セルフチェックアウトシステム2とともに運用されるセキュリティシステムでは、活性化状態にあるセキュリティタグを付した商品20の店舗外への持ち出しを検知する。セルフチェックアウトシステム2は、商品精算時に活性化状態にあるセキュリティタグの不活性化をおこなうことで、精算済みの商品20を店舗外への持ち出しの監視対象外としている。
また、セルフチェックアウトシステム2は、レジ袋に入れた商品20の重量を監視する。セルフチェックアウト端末装置100は、レジ袋に入れた商品20の重量と精算対象として登録した商品20の重量を比較して不正を検出する。そのため、セルフチェックアウトシステム2は、商品20と商品20の重量とを対応付けたデータファイル(商品重量ファイル)を備える。そして、セルフチェックアウトシステム2は、商品入荷時に入手する商品入荷情報、セルフチェックアウト端末装置100が備える秤による商品20の重量の計量により、商品20の重量を把握して、商品20と商品20の重量とを対応付ける。
POSサーバ300は、セルフチェックアウト端末装置100により登録された販売情報を一元管理し、商品20を識別するための商品コード(商品識別情報)、商品名(商品名情報)や価格(価格情報)などを登録した商品マスタ(商品情報ファイル)、および重量マスタ(商品重量ファイル)を管理する。セルフチェックアウト端末装置100も商品マスタ、および重量マスタを備え、POSサーバ300あるいは他のセルフチェックアウト端末装置100が備える商品マスタ、および重量マスタと同期させて管理する。
次に、セルフチェックアウト端末装置100の概観について、図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置の概観を示す図である。
セルフチェックアウト端末装置100は、客が自分自身で商品20の精算をおこなうための端末である。セルフチェックアウト端末装置100は、モニタ111、タッチパネル112、監視カメラ113、レジ袋懸吊部114、硬貨入出金部115、合計重量計量用秤116、セキュリティタグ検出器117、硬貨返却口118、買い物かご載置台119、紙幣入出金口120、消磁器121、個別重量計量用秤122、スキャナ123、プリンタ(レシート用)124、クレジットカード挿入口125を備える。
買い物かご載置台119は、客が精算前の商品20を入れた買い物かごを載置する台である。スキャナ(バーコードスキャナ)123は、レーザ走査線を商品20に照射して、商品20に付されたバーコードを読み取る。セルフチェックアウト端末装置100は、読み取った情報にもとづいて商品20を精算対象として登録する。モニタ111は、読み取ったバーコードにもとづいて商品名、商品単価、商品重量などの商品20の精算に伴う情報を表示する。また、商品20に商品重量が対応付けられていない場合、個別重量計量用秤122に商品20を載置して商品20の重量を計量するように案内表示をおこなう。また、バーコードの付されていない商品20を精算するための商品選択用の案内表示をおこなう。たとえば、モニタ111は、商品選択用の案内表示において惣菜や生鮮食料品などのカテゴリ表示、個別商品名の表示、数量表示などをおこなう。このとき、客は、モニタ111の案内表示にしたがい、タッチパネル112で選択操作をおこなうことができる。セルフチェックアウト端末装置100は、客の選択操作によりバーコードの付されていない商品20についても精算をおこなうことができる。
消磁器121は、セキュリティタグの消磁(被検出器21の被検出状態を活性化状態から不活性化状態に変更)をおこなう。セキュリティタグは、たとえば、磁化可能なコイルを備え、磁化された活性化状態と消磁された非活性化状態とで相互に、あるいは磁化された活性化状態から消磁された非活性化状態への一方向に被検出状態を変更可能である。消磁器121は、所定の消磁範囲を有する。所定の消磁範囲は、スキャナ123のバーコード読取範囲(レーザ走査線の照射光検出範囲)と概ね重なるように設定される。セルフチェックアウト端末装置100は、商品20のバーコード読み取りの際に、商品20に付された(たとえば、貼付)セキュリティタグの消磁をおこなうようにしている。消磁は、たとえば、交流減磁などでおこなうことができる。また、活性化状態から不活性化状態への変更は、消磁に代えて、コイルの物理的破壊や、シールド部材の貼付等によってもおこなうことができる。
監視カメラ113は、客が精算する手元を撮影し、セルフチェックアウト端末装置100の近傍にある監視端末装置200のモニタに撮影画像を表示する。撮影した画像は、不正対策の他、操作方法がわからない客への操作案内に用いられる。精算対象として登録をした商品20は、レジ袋懸吊部114に吊り下げたレジ袋に納められ、合計重量計量用秤116により精算対象として登録した商品20の合計重量が計量される。セルフチェックアウト端末装置100は、個別の商品20の重量と、合計重量計量用秤116により計量した重量の増分との差が所定の許容範囲内にあれば、精算対象として商品20を登録する。
セキュリティタグ検出器117は、レジ袋懸吊部114に吊り下げたレジ袋に納められた商品20に付されたセキュリティタグの活性化状態を検出する。セキュリティタグ検出器117のセキュリティタグの活性化状態検出範囲は、レジ袋懸吊部114に吊り下げたレジ袋に納められた商品20を検出可能な範囲である。また、セキュリティタグ検出器117は、レジ袋に納められず、合計重量計量用秤116に載置された商品20も検出範囲とする。なお、セキュリティタグ検出器117のセキュリティタグの活性化状態検出範囲は、精算対象として登録後の商品20を検出するために適当な箇所に設ければよい。セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117を複数個設けてもよい。
客は、クレジットカード挿入口125へのクレジットカードの挿入、硬貨入出金部115への硬貨投入、紙幣入出金口120への紙幣投入により精算をおこなうことができる。このとき、受付できなかった硬貨は、硬貨返却口118から返却される。セルフチェックアウト端末装置100は、釣銭が生じた場合、硬貨入出金部115からの硬貨払い出し、紙幣入出金口120からの紙幣払い出しにより釣銭を払い出す。セルフチェックアウト端末装置100は、精算履歴をプリンタ124で印字してレシートを発券する。
次に、セルフチェックアウト端末装置100のハードウェア構成について、図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態のセルフチェックアウト端末のハードウェア構成例を示す図である。
セルフチェックアウト端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、フラッシュROM(Read Only Memory)103、通信インタフェース104、グラフィック処理装置105、および入出力インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。フラッシュROM103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置105には、モニタ111が接続されている。グラフィック処理装置105は、CPU101からの命令にしたがって、モニタ111に画像を表示させる。
入出力インタフェース106には、プリンタ124、タッチパネル112、スキャナ123、秤(個別重量計量用秤122、合計重量計量用秤116)、セキュリティタグ検出器117、消磁器121が接続されている。また、入出力インタフェース106は、外部記憶媒体108への情報の書込み、および外部記憶媒体108への情報の読出しが可能な外部記憶媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース106は、タッチパネル112、スキャナ123、秤(個別重量計量用秤122、合計重量計量用秤116)、セキュリティタグ検出器117から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース104は、ネットワーク400に接続されている。通信インタフェース104は、他のセルフチェックアウト端末装置100、監視端末装置200、POSサーバ300との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、監視端末装置200、POSサーバ300も同様のハードウェア構成で実現できる。
なお、セルフチェックアウト端末装置100は、それぞれFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processer)などからなるモジュールを含んで構成することもでき、CPU101を有しない構成とすることもできる。その場合、セルフチェックアウト端末装置100は、それぞれ不揮発性メモリ(たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカードなど)を備え、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、外部記憶媒体108、あるいは通信インタフェース104を介してファームウェアを書き込むことができる。このようにセルフチェックアウト端末装置100は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
次に、セルフチェックアウト端末装置100が実行する商品取引処理について、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行する商品取引処理のフローチャートである。
[ステップS11]セルフチェックアウト端末装置100は、精算の指示があれば、ステップS13にすすみ、精算の指示がなければステップS12にすすむ。
[ステップS12]セルフチェックアウト端末装置100は、バーコードスキャン処理を実行する。バーコードスキャン処理は、商品20に付されたバーコードを読み取って、商品20を精算対象として登録する処理である。バーコードスキャン処理の詳細は、図6を用いて後で詳細に説明する。
[ステップS13]セルフチェックアウト端末装置100は、精算処理を実行する。精算処理は、精算対象として登録した商品20の価格の合計金額を算出し、客から商品代金を受領し、必要があれば釣銭を払い出し、レシートを発行するなどの処理をおこなう。セルフチェックアウト端末装置100は、精算処理の実行後、商品取引処理を終了する。
このように、セルフチェックアウト端末装置100は、タッチパネル112から小計の選択入力を検出していない場合、バーコードスキャン処理を継続する。一方、タッチパネル112から小計の選択入力を検出した場合、セルフチェックアウト端末装置100は、バーコードスキャン処理を終了して精算処理を実行する。
次に、セルフチェックアウト端末装置100が実行するバーコードスキャン処理について、図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行するバーコードスキャン処理のフローチャートである。
[ステップS21]セルフチェックアウト端末装置100は、スキャナ123からのバーコードデータの取得の有無を判定する。セルフチェックアウト端末装置100は、スキャナ123からのバーコードデータの取得がある場合、ステップS22にすすむ。一方、セルフチェックアウト端末装置100は、スキャナ123からのバーコードデータの取得がない場合、ステップS25にすすむ。
[ステップS22]セルフチェックアウト端末装置100は、商品20からのバーコードの重複読取を避けるため、スキャナ123によるバーコードの読み取りを禁止する。
[ステップS23]セルフチェックアウト端末装置100は、バーコードを取得した商品20を精算対象として登録する商品登録処理を実行する。商品登録処理の詳細は、図7を用いて後で詳細に説明する。
[ステップS24]セルフチェックアウト端末装置100は、禁止したスキャナ123によるバーコードの読み取りを許可して、バーコードスキャン処理を終了する。
[ステップS25]セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117からのセキュリティタグ検出信号の状態を判定する。セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117からのセキュリティタグ検出信号がセットされている(セキュリティタグ検出器117が活性化状態にあるセキュリティタグを検出している)場合、ステップS26にすすむ。一方、セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117からのセキュリティタグ検出信号がクリアされている(セキュリティタグ検出器117が活性化状態にあるセキュリティタグを検出していない)場合、ステップS21にすすむ。
[ステップS26]セルフチェックアウト端末装置100は、スキャナ123によるバーコードの読み取りを禁止する。
[ステップS27]セルフチェックアウト端末装置100は、活性化状態にあるセキュリティタグの検出したことをアラーム情報として監視端末装置200に送信する。
[ステップS28]セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117からのセキュリティタグ検出信号がクリアされている(セキュリティタグ検出器117が活性化状態にあるセキュリティタグを検出していない)場合、ステップS29にすすむ。一方、セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117からのセキュリティタグ検出信号がクリアされていない場合、セキュリティタグ検出信号のクリアを待つ。
[ステップS29]セルフチェックアウト端末装置100は、禁止したスキャナ123によるバーコードの読み取りを許可にして、ステップS21にすすむ。
このようにして、セルフチェックアウト端末装置100は、バーコードを取得した商品20を精算対象として登録する。また、セルフチェックアウト端末装置100は、活性化状態にあるセキュリティタグを検出して監視端末装置200にアラーム情報を送信する。
次に、セルフチェックアウト端末装置100が実行する商品登録処理について、図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行する商品登録処理のフローチャートである。
[ステップS31]セルフチェックアウト端末装置100は、取得したバーコード(スキャン情報)をキー(検索条件)にして商品情報ファイルから商品情報(バーコード情報に対応付けられた各種情報)を取得する。商品情報は、たとえば、商品名、商品価格、製造者、商品重量、値引情報、販売者、産地情報などが含まれる。
[ステップS32]セルフチェックアウト端末装置100は、バーコードにもとづいて取得した商品情報(たとえば、商品名や金額)をモニタ111に表示する。
[ステップS33]セルフチェックアウト端末装置100は、登録した商品20を合計重量計量用秤116に置くように(あるいは、レジ袋懸吊部114に吊り下げたレジ袋に入れるように)モニタ111に案内を表示して、合計重量計量用秤116にある商品の計量をおこなう。セルフチェックアウト端末装置100は、最後に合計重量計量用秤116に載せた商品20の登録前後の計量値の差分から登録した商品20の重量を求める。
[ステップS34]セルフチェックアウト端末装置100は、商品20の登録前後の計量値の差分と商品20に対応して記録してある重量とを比較する。
[ステップS35]セルフチェックアウト端末装置100は、商品の登録前後の計量値の差分と商品に対応して記録してある重量とが許容範囲内で一致するか否かを判定する。セルフチェックアウト端末装置100は、判定結果が一致でなければ、ステップS36にすすみ、判定結果が一致であれば、商品登録処理を終了する。
[ステップS36]セルフチェックアウト端末装置100は、重量エラーを報知する。より詳しくは、セルフチェックアウト端末装置100は、重量エラーの発生を検出し、重量エラー報知用のメッセージをモニタ111に表示する。また、セルフチェックアウト端末装置100は、監視端末装置200に重量エラー発生を通知する。
[ステップS37]セルフチェックアウト端末装置100は、報知した重量エラーについて監視端末装置200からの承認を待つ。セルフチェックアウト端末装置100は、監視端末装置200からの承認がなければ、ステップS38にすすみ、監視端末装置200からの承認があれば、商品登録処理を終了する。
[ステップS38]セルフチェックアウト端末装置100は、取引を中止して、商品登録処理を終了する。
このようにして、セルフチェックアウト端末装置100は、商品登録の際に商品重量を検査して不正対策をおこなう。そのため、商品登録処理を終えた商品は、合計重量計量用秤116で重量を計量可能な位置に置かれることから、ここを検出範囲とするセキュリティタグは、セキュリティタグ検出器117の活性化状態を検出することができる。
次に、セルフチェックアウト端末装置100が実行するセキュリティタグ検出信号制御処理について、図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行するセキュリティタグ検出信号制御処理のフローチャートである。
[ステップS41]セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117がセキュリティタグの活性化状態を検出しているか否かを判定する。セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117がセキュリティタグの活性化状態を検出している場合、ステップS42にすすむ。一方、セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出器117がセキュリティタグの活性化状態を検出していない場合、ステップS43にすすむ。
[ステップS42]セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出信号をセットする。たとえば、セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出フラグに「1」をセットする。
[ステップS43]セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出信号をクリアする。たとえば、セルフチェックアウト端末装置100は、セキュリティタグ検出フラグに「0」をセットする。
[ステップS44]セルフチェックアウト端末装置100は、終了条件が成立していない場合、ステップS41にすすみ、終了条件が成立している場合、セキュリティタグ検出信号制御処理を終了する。
このようにして、状態が更新されるセキュリティタグ検出信号は、バーコードスキャン処理のなかで参照される。
次に、監視端末装置200が実行する商品登録確認処理について、図9、図10を用いて説明する。図9は、第2の実施形態の監視端末装置が実行する商品登録確認処理のフローチャートである。図10は、第2の実施形態の監視端末装置のモニタに表示される画面表示の一例を示す図である。なお、監視端末装置200は、複数のセルフチェックアウト端末装置100を監視するが説明を容易にするため、1つのセルフチェックアウト端末装置100についての商品登録確認処理を説明する。監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100を切り替えて台数分だけ商品登録確認処理を繰り返すことで、監視下にあるすべてのセルフチェックアウト端末装置100の商品登録を確認することができる。監視端末装置200は、モニタを備え、モニタ表示画面を複数に分割表示して複数のセルフチェックアウト端末装置100の状態を表示可能にしている。
[ステップS51]監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100で商品登録があったか否かを判定する。監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100で商品登録があったか否かの判定をするための情報は、ネットワーク400経由でセルフチェックアウト端末装置100から通信により取得する。監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100で商品登録があった場合、ステップS52にすすみ、商品登録がなかった場合、ステップS53にすすむ。
[ステップS52]監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100で精算対象に登録された商品20の商品情報をモニタに表示してステップS51にすすむ。たとえば、モニタ表示画面の分割表示の1つは、画面表示600のようになる。監視端末装置200は、画面表示600に商品情報601を表示する。商品情報601は、登録済みの商品情報として、商品名「りんご」、単価「100(円)」、数量「1」、合価(合計価格)「100(円)」を含む。また、商品情報601は、登録済みの商品情報として、商品名「みかん」、単価「80(円)」、数量「10」、合価(合計価格)「800(円)」を含む。また、商品情報601は、登録済みの商品情報として、商品名「メロン」、単価「3000(円)」、数量「1」、合価(合計価格)「3000(円)」を含む。また、商品情報601は、登録済みの商品情報として、商品名「バナナ」、単価「200(円)」、数量「1」、合価(合計価格)「200(円)」を含む。
[ステップS53]監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100からアラーム情報の受信があったか否かを判定する。監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100からアラーム情報の受信があった場合、ステップS54にすすみ、アラーム情報の受信がなかった場合、ステップS51にすすむ。
[ステップS54]監視端末装置200は、画面表示600にアラーム情報表示(セキュリティタグアラーム602のボタン表示)を表示する。監視端末装置200を操作する店員は、アラーム情報表示により、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100で活性化状態にあるセキュリティタグが検出されたことを知る。
これにより、店員は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100に出向いて状況確認をおこなうことができる。なお、状況確認は、監視端末装置200とセルフチェックアウト端末装置100との通信機能を用いて、音声会話やモニタでのメッセージ交換などでおこなうようにしてもよい。必要があれば、店員は、ハンディタイプの消磁器や、セルフチェックアウト端末装置100が備える消磁器121を用いて、活性化状態にあるセキュリティタグの消磁をおこなうことができる。
また、登録済みの商品20の商品情報601が画面表示600に表示されているので、店員は、消磁対象となるセキュリティタグがどの商品20に付されているのかを容易に把握することができる。また、商品情報601に商品登録順序(たとえば、No.)を含めることで、店員は、直近に登録された商品20を把握することができ、消磁対象となるセキュリティタグがどの商品20に付されているのかを容易に把握することができる。
[ステップS55]監視端末装置200は、消磁確認を待ってステップS56にすすむ。消磁確認は、たとえば、店員によるセキュリティタグアラーム602のボタン表示のタッチ(入力)の受付によりおこなう。監視端末装置200が備えるモニタは、タッチパネルでもあり、セキュリティタグアラーム602のボタン表示は、店員がタッチすることにより表示が消去される。
[ステップS56]監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100のセキュリティタグ検出信号がクリアされているか否かを判定する。監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100のセキュリティタグ検出信号がクリアされている場合、ステップS57にすすむ。一方、監視端末装置200は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100のセキュリティタグ検出信号がクリアされていない場合、セキュリティタグ検出信号のクリアを待つ。セキュリティタグ検出信号がクリアされているか否かの判定は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置100が定期的に、あるいはイベントトリガで送信してくるセキュリティタグ検出信号によっておこなってもよい。あるいは、セキュリティタグ検出信号がクリアされているか否かの判定は、監視端末装置200が監視対象のセルフチェックアウト端末装置100にセキュリティタグ検出信号の状態を問合せておこなってもよい。
[ステップS57]監視端末装置200は、終了条件が成立していない場合、ステップS51にすすみ、終了条件が成立している場合、商品登録確認処理を終了する。
このようにして、客がセキュリティタグの消磁に失敗したことを店員が知ることができるので、セルフチェックアウトシステム2は、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。なお、このようなセルフチェックアウトシステム2によれば、セキュリティゲートでセキュリティタグを検出された客に対応する店員の作業負担の軽減にもつながる。
次に、監視端末装置からの指示でセルフチェックアウト端末装置の動作を制限する第3の実施形態について説明する。図11は、第3の実施形態のセルフチェックアウトシステムのブロック図である。
セルフチェックアウトシステム3は、セルフチェックアウト端末装置40を店舗内で運用するシステムであり、複数のセルフチェックアウト端末装置40と、監視端末装置50を含んで構成される。第3の実施形態は、セルフチェックアウト端末装置40が監視端末装置50から商品情報の取得の制限について指示を受ける点で、前述の実施形態と異なる。
セルフチェックアウト端末装置40が備える構成のうち、第1の実施形態で説明したセルフチェックアウト端末装置10と同様の構成は、符番を同じにして説明を省略する。
商品情報取得制限手段41は、監視端末装置50から商品情報取得制限の指示を受けて、商品情報取得手段16による商品20からの商品情報の取得を制限する。これにより、客は次の商品20について商品情報の取得ができず、商品精算ができなくなることから、セキュリティゲートがセキュリティタグの活性化状態を検知して客が不快な思いをするおそれが低減する。
監視端末装置50は、指示制御手段51と通信手段52とを備える。指示制御手段51は、商品情報取得制限の指示の出力先(複数のセルフチェックアウト端末装置40のうちのいずれか)、出力タイミングを制御する。通信手段52は、複数のセルフチェックアウト端末装置40と双方向に通信をおこなう。
このようなセルフチェックアウトシステム3は、監視端末装置50がセルフチェックアウト端末装置40の商品情報の取得の制限を制御することができる。このように監視端末装置50が複数のセルフチェックアウト端末装置40を監視対象とする場合、異常(活性化状態にあるセキュリティタグの検出)に対処する順序を監視端末装置50が決定することができる。
なお、セルフチェックアウト端末装置40は、商品情報取得制限手段41に代えて、あるいは商品情報取得制限手段41に加えて、商品登録制限手段を備えることもできる。商品登録制限手段は、監視端末装置50から商品登録制限の指示を受けて、商品登録手段45による商品20の精算対象への登録を制限する。これにより、客は次の商品20について商品情報の登録ができず、商品精算ができなくなることから、セキュリティゲートがセキュリティタグの活性化状態を検知して客が不快な思いをするおそれが低減する。
また、セルフチェックアウト端末装置40は、商品情報取得制限手段41に代えて、あるいは商品情報取得制限手段41に加えて、商品精算制限手段を備えることもできる。商品精算制限手段は、監視端末装置50から商品精算制限の指示を受けて、精算対象に登録した商品20の精算を制限する。これにより、客は商品精算ができなくなることから、セキュリティゲートがセキュリティタグの活性化状態を検知して客が不快な思いをするおそれが低減する。
また、セルフチェックアウト端末装置40は、商品情報取得制限手段41、商品登録制限手段、商品精算制限手段の全部、あるいはこれらの一部を備えるようにしてもよい。その場合、監視端末装置50の指示制御手段51は、商品情報取得制限手段41、商品登録制限手段、商品精算制限手段に対してそれぞれ商品情報取得制限の指示、商品登録制限の指示、商品精算制限の指示をおこなう。
また、セルフチェックアウト端末装置40は、商品情報取得制限手段41、商品登録制限手段、商品精算制限手段による商品取引の制限に限らず、たとえば、レジ袋懸吊部114から外せないようにロックするなどして商品取引を制限するようにしてもよい。
次に、セルフチェックアウト端末装置40が実行するセキュリティタグ検出信号制御処理について、図12を用いて説明する。図12は、第3の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行するセキュリティタグ検出信号制御処理のフローチャートである。
[ステップS61]セルフチェックアウト端末装置40は、セキュリティタグ検出器117がセキュリティタグの活性化状態を検出しているか否かを判定する。セルフチェックアウト端末装置40は、セキュリティタグ検出器117がセキュリティタグの活性化状態を検出している場合、ステップS62にすすむ。一方、セルフチェックアウト端末装置40は、セキュリティタグ検出器117がセキュリティタグの活性化状態を検出していない場合、ステップS63にすすむ。
[ステップS62]セルフチェックアウト端末装置40は、セキュリティタグ検出信号(セキュリティタグの活性化状態を検出したことを表す信号)を監視端末装置50に送信する。
[ステップS63]セルフチェックアウト端末装置40は、セキュリティタグ非検出信号(セキュリティタグの活性化状態を検出していないことを表す信号)を監視端末装置50に送信する。
[ステップS64]セルフチェックアウト端末装置40は、終了条件が成立していない場合、ステップS61にすすみ、終了条件が成立している場合、セキュリティタグ検出信号制御処理を終了する。
このようにして、監視端末装置50に送信されるセキュリティタグ検出信号、あるいはセキュリティタグ非検出信号は、監視端末装置50が実行する商品登録確認処理のなかで参照される。
次に、セルフチェックアウト端末装置40が実行するバーコードスキャン処理について、図13を用いて説明する。図13は、第3の実施形態のセルフチェックアウト端末装置が実行するバーコードスキャン処理のフローチャートである。
[ステップS71]セルフチェックアウト端末装置40は、監視端末装置50からのバーコードスキャン(バーコードデータの取得)の許可の有無を判定する。セルフチェックアウト端末装置40は、バーコードスキャンの許可がある場合、ステップS72にすすむ。一方、セルフチェックアウト端末装置40は、バーコードスキャンの許可がない場合、ステップS76にすすむ。
[ステップS72]セルフチェックアウト端末装置40は、スキャナ123からのバーコードデータの取得の有無を判定する。セルフチェックアウト端末装置40は、スキャナ123からのバーコードデータの取得がある場合、ステップS73にすすむ。一方、セルフチェックアウト端末装置40は、スキャナ123からのバーコードデータの取得がない場合、ステップS76にすすむ。
[ステップS73]セルフチェックアウト端末装置40は、商品20からのバーコードの重複読取を避けるため、スキャナ123によるバーコードの読み取りを禁止する。
[ステップS74]セルフチェックアウト端末装置40は、バーコードを取得した商品20を精算対象として登録する商品登録処理を実行する。
[ステップS75]セルフチェックアウト端末装置40は、禁止したスキャナ123によるバーコードの読み取りを許可する。
[ステップS76]セルフチェックアウト端末装置40は、終了条件が成立していない場合、ステップS71にすすみ、終了条件が成立している場合、バーコードスキャン処理を終了する。
このようにして、セルフチェックアウト端末装置40は、バーコードを取得した商品20を精算対象として登録する。また、セルフチェックアウト端末装置40は、監視端末装置50から許可を得なければ、バーコードスキャンを実行しないので、客は、次の商品20の商品登録ができなくなり買い物(商品取引)が中断する。このように、監視端末装置50は、セルフチェックアウト端末装置40の商品取引の中断を制御できる。
次に、監視端末装置50が実行する商品登録確認処理について、図14、図15を用いて説明する。図14は、第3の実施形態の監視端末装置が実行する商品登録確認処理のフローチャートである。図15は、第3の実施形態の監視端末装置のモニタに表示される画面表示の一例を示す図である。なお、監視端末装置50は、複数のセルフチェックアウト端末装置40を監視するが説明を容易にするため、1つのセルフチェックアウト端末装置40についての商品登録確認処理を説明する。監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40を切り替えて台数分だけ商品登録確認処理を繰り返すことで、監視下にあるすべてのセルフチェックアウト端末装置40の商品登録を確認することができる。監視端末装置50は、モニタを備え、モニタの画面表示610を複数に分割表示して複数のセルフチェックアウト端末装置40の状態を表示可能にしている。画面表示610は、分割画面表示611、612、613、614の4分割表示をして4台までのセルフチェックアウト端末装置40の状態を表示する様子を示す。
[ステップS81]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40で商品登録があったか否かを判定する。監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40で商品登録があったか否かの判定をするための情報は、ネットワーク400経由でセルフチェックアウト端末装置40から通信により取得する。監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40で商品登録があった場合、ステップS82にすすみ、商品登録がなかった場合、ステップS83にすすむ。
[ステップS82]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40で精算対象に登録された商品20の商品情報をモニタに表示してステップS81にすすむ。
[ステップS83]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40からセキュリティタグ検出信号の受信があったか否かを判定する。監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40からセキュリティタグ検出信号の受信があった場合、ステップS84にすすみ、セキュリティタグ検出信号の受信がなかった場合、ステップS81にすすむ。
[ステップS84]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40にバーコードスキャン不許可信号を送信する。
[ステップS85]監視端末装置50は、画面表示610にアラーム情報表示(セキュリティタグアラーム615、616のボタン表示)を表示する。監視端末装置50を操作する店員は、アラーム情報表示により、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40で活性化状態にあるセキュリティタグが検出されたことを知る。また、監視端末装置50は、セキュリティタグ検出信号の受信にもとづいて、複数のセルフチェックアウト端末装置40における活性化状態のセキュリティタグ検出順序を定めることができる。セキュリティタグアラーム615、616は、セキュリティタグ検出順序を表示(たとえば、1st、2nd、・・・)する。これにより、店員は、複数のセルフチェックアウト端末装置40で活性化状態のセキュリティタグの検出があった場合でも、消磁確認の処理順序を適切に判断することができる。
[ステップS86]監視端末装置50は、消磁確認を待ってステップS87にすすむ。消磁確認は、たとえば、店員によるセキュリティタグアラーム615、あるいはセキュリティタグアラーム616のボタン表示のタッチ(入力)の受付によりおこなう。
[ステップS87]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40からセキュリティタグ非検出信号の受信があったか否かを判定する。監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40からセキュリティタグ非検出信号の受信があった場合、ステップS88にすすみ、セキュリティタグ検出信号の受信がなかった場合、セキュリティタグ非検出信号の受信を待つ。
[ステップS88]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40にバーコードスキャン許可信号を送信する。
[ステップS89]監視端末装置50は、セキュリティタグアラーム615、あるいはセキュリティタグアラーム616のボタン表示(アラーム情報表示)を消去する。また、監視端末装置50は、複数のセルフチェックアウト端末装置40における活性化状態のセキュリティタグ検出があった場合、セキュリティタグ検出順序を更新する。
[ステップS90]監視端末装置50は、終了条件が成立していない場合、ステップS81にすすみ、終了条件が成立している場合、商品登録確認処理を終了する。
このようにして、客がセキュリティタグの消磁を失敗したことを店員が知ることができるので、セルフチェックアウトシステム3は、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。なお、このようなセルフチェックアウトシステム3によれば、複数のセルフチェックアウト端末装置40における活性化状態のセキュリティタグ検出があった場合でも店員は効率よく対応することができる。
次に、監視端末装置50からの指示でセルフチェックアウト端末装置の動作を制限する第4の実施形態について図16を用いて説明する。図16は、第4の実施形態の監視端末装置が実行する商品登録確認処理のフローチャートである。
第4の実施形態は、商品情報の取得の制限について消磁確認対象となるセルフチェックアウト端末装置40と、消磁確認対象とならないセルフチェックアウト端末装置40とで監視端末装置50が異なる指示を出す点で、前述の実施形態と異なる。
これは、店員が同時に複数のセルフチェックアウト端末装置40について、消磁確認をおこなうことができないため、消磁確認対象となるセルフチェックアウト端末装置40と、消磁確認対象とならないセルフチェックアウト端末装置40とで対応を異ならせるためである。
なお、第4の実施形態の商品登録確認処理のステップS81からステップS85は、第3の実施形態の商品登録確認処理と同様の処理なので、符番を同じにして説明を省略する。
[ステップS91]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40が優先消磁確認対象か否かを判定する。セルフチェックアウト端末装置40が優先消磁確認対象か否かの判定は、たとえば、複数のセルフチェックアウト端末装置40における活性化状態のセキュリティタグ検出順序が最先であるか否かによりおこなうことができる。あるいは、セルフチェックアウト端末装置40が優先消磁確認対象か否かの判定は、監視端末装置50を操作する店員の優先消磁確認対象の選択操作にもとづいておこなうことができる。
監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40が優先消磁確認対象でない場合、ステップS92にすすむ。一方、監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40が優先消磁確認対象である場合、ステップS94にすすむ。
[ステップS92]監視端末装置50は、暫定確認を待ってステップS93にすすむ。暫定確認は、たとえば、店員が消磁確認をできない(他のセルフチェックアウト端末装置40の対応中など)ときに、操作する暫定確認の入力によりおこなう。あるいは、暫定確認は、他のセルフチェックアウト端末装置40が消磁確認後のセキュリティタグ非検出信号受信待ちなど所定条件成立時に自動でおこなうこともできる。
[ステップS93]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40にバーコードスキャン許可信号と、精算不許可信号を送信する。これにより、客は、商品登録を許されるが、精算処理をおこなえない状態となる。店員が消磁確認をおこなうための待ち時間の間に、客は、商品登録を継続することができる。しかし、客は、登録商品の精算をおこなうことができないので、セキュリティゲートでセキュリティタグの活性化状態を検知されて不快な思いをすることがない。また、客は、消磁確認前に商品登録を継続することができるので、店員が消磁確認をおこなうまでの待ち時間として意識する時間を短縮できる。
監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40にバーコードスキャン許可信号と、精算不許可信号を送信したあと、ステップS81にすすむ。
[ステップS94]監視端末装置50は、消磁確認を待ってステップS95にすすむ。
[ステップS95]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40からセキュリティタグ非検出信号の受信があったか否かを判定する。監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40からセキュリティタグ非検出信号の受信があった場合、ステップS96にすすみ、セキュリティタグ検出信号の受信がなかった場合、セキュリティタグ非検出信号の受信を待つ。
[ステップS96]監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40にバーコードスキャン許可信号を送信する。なお、監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40に精算不許可信号を送信している場合は、併せて精算許可信号を送信する。
[ステップS97]監視端末装置50は、セキュリティタグアラーム615、あるいはセキュリティタグアラーム616のボタン表示(アラーム情報表示)を消去する。また、監視端末装置50は、複数のセルフチェックアウト端末装置40における活性化状態のセキュリティタグ検出があった場合、セキュリティタグ検出順序を更新する。
[ステップS98]監視端末装置50は、終了条件が成立していない場合、ステップS81にすすみ、終了条件が成立している場合、商品登録確認処理を終了する。
このようにして、客がセキュリティタグの消磁を失敗したことを店員が知ることができるので、セルフチェックアウトシステム3は、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。なお、このようなセルフチェックアウトシステム3によれば、複数のセルフチェックアウト端末装置40における活性化状態のセキュリティタグ検出があった場合でも店員は効率よく対応することができる。また、客は、消磁確認のための待ち時間を低減することができる。
なお、監視端末装置50は、監視対象のセルフチェックアウト端末装置40が消磁確認対象となった場合に、バーコードスキャンを不許可としたが、バーコードスキャンの制限に代えて、商品登録の制限などとしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、セルフチェックアウト端末装置、監視端末装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
1 セルフチェックアウトシステム
10 セルフチェックアウト端末装置
11 被検出器不活性化手段
12 商品保持部
13 被検出器検出手段
14 商品重量計量手段
15 商品登録手段
16 商品情報取得手段
17 通知手段
20 商品
21 被検出器
30 監視端末装置

Claims (12)

  1. 監視端末装置に監視されたセルフチェックアウト端末装置において、
    被検出器が付された商品から商品情報を取得する商品情報取得手段と、
    前記商品情報の取得に対応して前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更する被検出器不活性化手段と、
    前記商品情報の取得後の前記商品を保持する商品保持部にある前記商品の重量を計量する商品重量計量手段と、
    取得した前記商品情報から特定する重量情報と、計量した前記重量とを比較して、計量した前記重量が正当である場合に、前記商品を精算対象に登録する商品登録手段と、
    前記商品保持部にある前記被検出器が活性化状態にあることを検出する被検出器検出手段と、
    前記被検出器の活性化状態の検出を前記監視端末装置に通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とするセルフチェックアウト端末装置。
  2. 前記被検出器の活性化状態の検出にもとづいて前記商品情報の取得を制限する商品情報取得制限手段を備えることを特徴とする請求項1記載のセルフチェックアウト端末装置。
  3. 前記被検出器の活性化状態の検出にもとづいて前記商品の精算対象への登録を制限する商品登録制限手段を備えることを特徴とする請求項1記載のセルフチェックアウト端末装置。
  4. 前記被検出器の活性化状態の検出にもとづいて精算対象に登録した前記商品の精算を制限する商品精算制限手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1つに記載のセルフチェックアウト端末装置。
  5. セルフチェックアウト端末装置と、前記セルフチェックアウト端末装置を監視する監視端末装置を備えるセルフチェックアウトシステムにおいて、
    前記セルフチェックアウト端末装置は、
    被検出器が付された商品から商品情報を取得する商品情報取得手段と、
    前記商品情報の取得に対応して前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更する被検出器不活性化手段と、
    前記商品情報の取得後の前記商品を保持する商品保持部にある前記商品の重量を計量する商品重量計量手段と、
    取得した前記商品情報から特定する重量情報と、計量した前記重量とを比較して、計量した前記重量が正当である場合に、前記商品を精算対象に登録する商品登録手段と、
    前記商品保持部にある前記被検出器が活性化状態にあることを検出する被検出器検出手段と、
    前記被検出器の活性化状態の検出を前記監視端末装置に通知する通知手段と、
    前記監視端末装置からの指示を受けて商品取引を制限する商品取引制限手段と、
    を備え、
    前記監視端末装置は、前記被検出器の活性化状態の検出を通知した前記セルフチェックアウト端末装置に商品取引の制限を指示する指示手段を備えること
    を特徴とするセルフチェックアウトシステム。
  6. 前記商品取引制限手段は、前記商品取引の制限の指示にもとづいて前記商品情報の取得を制限することを特徴とする請求項5記載のセルフチェックアウトシステム。
  7. 前記商品取引制限手段は、前記商品取引の制限の指示にもとづいて前記商品の精算対象への登録を制限することを特徴とする請求項5記載のセルフチェックアウトシステム。
  8. 前記商品取引制限手段は、前記商品取引の制限の指示にもとづいて精算対象に登録した前記商品の精算を制限することを特徴とする請求項5乃至請求項7のうちいずれか1つに記載のセルフチェックアウトシステム。
  9. 前記指示手段は、前記セルフチェックアウト端末装置に、前記商品情報の取得の制限と、前記精算対象に登録した前記商品の精算の制限とを選択的に指示することを特徴とする請求項8記載のセルフチェックアウトシステム。
  10. 前記指示手段は、前記セルフチェックアウト端末装置に、前記商品の精算対象への登録の制限と、前記精算対象に登録した前記商品の精算の制限とを選択的に指示することを特徴とする請求項8記載のセルフチェックアウトシステム。
  11. 監視端末装置に監視されたセルフチェックアウト端末装置の被検出器活性化状態通知方法において、
    被検出器が付された商品から商品情報を取得して、
    前記商品情報の取得に対応して前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更して、
    前記商品情報の取得後の前記商品を保持する商品保持部にある前記商品の重量を計量して、
    取得した前記商品情報から特定する重量情報と、計量した前記重量とを比較して、計量した前記重量が正当である場合に、前記商品を精算対象に登録して、
    前記商品保持部にある前記被検出器が活性化状態にあることを検出すると、前記被検出器の活性化状態の検出を前記監視端末装置に通知することを特徴とするセルフチェックアウト端末装置の被検出器活性化状態通知方法。
  12. セルフチェックアウト端末装置と、前記セルフチェックアウト端末装置を監視する監視端末装置を備えるセルフチェックアウトシステムの商品取引制限方法において、
    前記セルフチェックアウト端末装置が、
    被検出器が付された商品から商品情報を取得し、
    前記商品情報の取得に対応して前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更し、
    前記商品情報の取得後の前記商品を保持する商品保持部にある前記商品の重量を計量して、
    取得した前記商品情報から特定する重量情報と、計量した前記重量とを比較して、計量した前記重量が正当である場合に、前記商品を精算対象に登録して、
    前記商品保持部にある前記被検出器が活性化状態にあることを検出すると、前記被検出器の活性化状態の検出を前記監視端末装置に通知して、
    前記監視端末装置が、前記被検出器の活性化状態の検出を通知した前記セルフチェックアウト端末装置に商品取引の制限を指示し、
    前記セルフチェックアウト端末装置が、前記監視端末装置からの指示を受けて商品取引を制限することを特徴とするセルフチェックアウトシステムの商品取引制限方法。
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