JP2011113434A - 情報処理装置、警告プログラム、及び、警告方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力部の温度検出のための構造を簡略化する。
【解決手段】情報処理装置1は、信号線X1〜X4と信号線Y1〜Y4との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチ4と、信号線X1〜X4と信号線Y1〜Y4との対のうち、感温スイッチ4を通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キー3と、信号線X1〜X4と信号線Y1〜Y4との対における通電状態の変化を検出して検出信号を出力する通電検出部5とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】情報処理装置1は、信号線X1〜X4と信号線Y1〜Y4との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチ4と、信号線X1〜X4と信号線Y1〜Y4との対のうち、感温スイッチ4を通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キー3と、信号線X1〜X4と信号線Y1〜Y4との対における通電状態の変化を検出して検出信号を出力する通電検出部5とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、この情報処理装置における警告プログラム、及び、この情報処理装置における警告方法に関する。
入力部の操作に応じて所定の処理を実行する情報処理装置が存在する。この情報処理装置としては、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPCと称す)がある。
ノートPCは、その携帯性から、アタッシュケース等に入れられて持ち運ばれる場合が多々ある。このような密閉された空間で、ノートPCが動作すると、ノートPCが発する熱が外部に放出されずに空間内に籠もってしまい、ノートPCの温度が上昇してしまう可能性がある。例えば、特定の時間になると、ノートPCが自動的に電源をオンし、ウィルスチェック等の処理を開始する場合や、ノートPCをアタッシュケースに入れる際に、電源をオフすることを忘れてしまった場合等に、上記の問題が発生する可能性がある。
ノートPCの入力部であるキーボードには、他の部品と比べて溶解温度の低い材料が用いられている場合があるため、ノートPCの温度が上昇を続けると、キーボードが溶解してしまう可能性がある。
このような事態を未然に防ぐため、キーボードの温度を検出する必要がある。なお、この入力部の温度検出の必要性は、ノートPC以外の情報処理装置においても生じ得る。
入力部の温度を検出する技術として、例えば、キーボードの近傍に温度センサを配置し、この温度センサがキーボード付近の外気温度を検出して検出信号を生成し、生成した検出信号を温度検出回路が信号処理する技術がある(例えば、特許文献1参照)。また、データ入力装置に表面温度センサを設け、表面温度センサが操作体の表面の温度を検出して検出温度を示す検出温度信号を生成し、生成した検出温度信号を情報処理装置に出力する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
入力部の温度を検出する技術として、例えば、キーボードの近傍に温度センサを配置し、この温度センサがキーボード付近の外気温度を検出して検出信号を生成し、生成した検出信号を温度検出回路が信号処理する技術がある(例えば、特許文献1参照)。また、データ入力装置に表面温度センサを設け、表面温度センサが操作体の表面の温度を検出して検出温度を示す検出温度信号を生成し、生成した検出温度信号を情報処理装置に出力する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、温度検出回路、及び、温度センサと温度検出回路とを接続する配線を設ける必要があり、キーボードの温度検出のための構造が複雑化してしまう可能性がある。また、特許文献2に記載された技術についても、表面温度センサと情報処理装置とを接続する配線を設ける必要があり、データ入力装置の温度検出のための構造が複雑化してしまう可能性がある。
なお、情報処理装置の温度が上昇した場合、キーボードに限らず、情報処理装置のあらゆる部品を破損する可能性がある。そして、情報処理装置の温度を検出するためには、温度検出回路や、その温度検出回路との接続配線を設けるスペースを確保する必要がある。
このような点に鑑み、装置の温度検出のための構造を簡略化した情報処理装置、警告プログラム、及び、警告方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために以下のような情報処理装置が提供される。
この情報処理装置は、第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、第1の信号線と第2の信号線との対のうち、感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーと、第1の信号線と第2の信号線との対における通電状態の変化を検出して検出信号を出力する通電検出部とを有する。
この情報処理装置は、第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、第1の信号線と第2の信号線との対のうち、感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーと、第1の信号線と第2の信号線との対における通電状態の変化を検出して検出信号を出力する通電検出部とを有する。
開示の情報処理装置によれば、情報処理装置の温度検出のための構造を簡略化することが可能となる。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置の一例を示す図である。情報処理装置1は、入力部2と、通電検出部5とを有する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置の一例を示す図である。情報処理装置1は、入力部2と、通電検出部5とを有する。
まず、入力部2について説明する。入力部2は、ユーザからの操作入力を受け付ける複数の入力キー3を備えている。また、入力部2は、複数の信号線X1、X2、X3、X4と、複数の信号線Y1、Y2、Y3、Y4とを備えている。1つの入力キー3は、信号線X1〜X4のうちの1つと信号線Y1〜Y4のうちの1つとの対に対応づけられている。そして、入力キー3が押下されると、対応する信号線の対の通電状態が変化する。
また、情報処理装置1は、さらに、複数の信号線X1〜X4の1つと複数の信号線Y1〜Y4の1つとの通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチ4を備えている。ここで、複数の入力キー3は、複数の信号線X1〜X4のそれぞれと複数の信号線Y1〜Y4のそれぞれとの対のうち、感温スイッチ4を通じて通電する対とは別の複数の対の通電状態をそれぞれ変化させる。換言すれば、感温スイッチ4は、信号線の対のうち入力キー3が割り当てられていない対に、割り当てられる。
信号線X1〜X4及び信号線Y1〜Y4は、例えば、信号線X1〜X4が行方向に配列され、信号線Y1〜Y4が列方向に配列された、マトリクス状の配列を成している。
図1では、感温スイッチ4が、信号線X1と信号線Y4との交差位置に割り当てられ、その他の交差位置に、複数の入力キー3がそれぞれ割り当てられている。なお、図1では、信号線X1〜X4及び信号線Y1〜Y4の本数は、それぞれ4本であるが、この数に限定されるものではなく、必要な入力キー3の数に応じて設定される。
図1では、感温スイッチ4が、信号線X1と信号線Y4との交差位置に割り当てられ、その他の交差位置に、複数の入力キー3がそれぞれ割り当てられている。なお、図1では、信号線X1〜X4及び信号線Y1〜Y4の本数は、それぞれ4本であるが、この数に限定されるものではなく、必要な入力キー3の数に応じて設定される。
感温スイッチ4は、情報処理装置1の任意の部位における温度の検知に利用される。例えば、感温スイッチ4が入力キー3の近傍に配置されることで、入力キー3付近の温度が検知される。図1はこの場合の例を示しており、感温スイッチ4は、入力キー3が搭載された入力部2に配置されている。
複数の入力キー3は、ユーザにより操作される。この操作は、例えば、ユーザが入力キー3を押下することで行われる。複数の入力キー3のそれぞれには、例えば、個別の文字や数字等が割り当てられている。入力キー3の1つをユーザが操作すると、信号線X1〜X4のうち対応する1つの信号線と、信号線Y1〜Y4のうち対応する1つの信号線との通電状態が変化する。ここでは、例えば、通電状態は、切断から通電へと変化する。
感温スイッチ4は、所定の温度を境にしてオン又はオフして、対応する信号線X1と信号線Y4との通電状態を変化させる。ここで、所定の温度とは、例えば、入力部2の溶解温度よりも低い温度である。例えば、周囲の温度が所定の温度(温度のしきい値)に達すると感温スイッチ4がオンし、信号線X1と信号線Y4との通電状態は、切断から通電へと変化する。感温スイッチ4には、例えば、温度に応じて磁力が変化する磁性体リードを備える感温リードスイッチが用いられる。
次に、通電検出部5について説明する。通電検出部5は、信号線X1〜X4及び信号線Y1〜Y4と接続され、信号線X1〜X4のそれぞれと信号線Y1〜Y4のそれぞれとの通電状態を個別に監視する。そして、通電状態に変化があると、それを検出し、通電状態が変化した信号線X1〜X4の1つ及び信号線Y1〜Y4の1つの対を特定した検出信号を生成して出力する。即ち、この検出信号は、信号線X1〜X4及び信号線Y1〜Y4で構成される座標上のアドレスを示す。
次に、情報処理装置1の動作について説明する。ここでは、入力キー3の操作時に、対応する信号線X1〜X4のうちの1つと信号線Y1〜Y4のうちの1つとの対(信号線X1と信号線Y4との対を除く)が通電し、さらに、周囲の温度が所定の温度を超えた時に、感温スイッチ4がオンして信号線X1と信号線Y4が通電するものとする。
ユーザにより入力キー3の操作があると、操作された入力キー3に対応する信号線X1〜X4のうちの1つと信号線Y1〜Y4のうちの1つとが通電する。すると、通電検出部5は、これを検出し、通電した信号線X1〜X4の1つと信号線Y1〜Y4の1つとを特定した検出信号を生成して出力する。
また、入力部2の温度が上昇して所定の温度に達すると、感温スイッチ4がオンして、対応する信号線X1と信号線Y4が通電する。すると、通電検出部5は、これを検出し、信号線X1及び信号線Y4を特定した検出信号を生成して出力する。
この検出信号を、例えば、情報処理装置1に設けられた検知部(図示せず)が検知することで、感温スイッチ4がオンしたことを検知することが可能となり、入力部2が所定の温度に達したことを検知することが可能となる。
このように、情報処理装置1では、入力キー3の操作を検出するための信号線X1〜X4の1つと信号線Y1〜Y4の1つとの通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチ4が設けられている。これにより、感温スイッチ4がオン又はオフしたことを、入力キー3の操作を検出するための信号線X1〜X4,Y1〜Y4、及び、通電検出部5を用いて、検出することが可能となる。
このため、情報処理装置1では、温度検知のための専用の信号線やインタフェース回路を設けることなく、入力部2の温度が所定の温度に達したことを検出することが可能となり、入力部2の温度検出のための構造を大幅に簡略化することが可能となる。
なお、感温スイッチ4は、必ずしも入力部2に設ける必要はなく、情報処理装置1のうち温度検出を行いたい箇所に適宜設けることが可能である。
次に、情報処理装置1をノートPCに適用した例を、第2の実施形態として説明する。
次に、情報処理装置1をノートPCに適用した例を、第2の実施形態として説明する。
[第2の実施形態]
図2は、第2の実施形態に係るノートPCのハードウェアの一例を示すブロック図である。ノートPC10は、CPU(Central Processing Unit)101によって全体が制御されている。
図2は、第2の実施形態に係るノートPCのハードウェアの一例を示すブロック図である。ノートPC10は、CPU(Central Processing Unit)101によって全体が制御されている。
CPU101及び主記憶装置102には、システムコントローラ103が接続されている。システムコントローラ103は、CPU101と主記憶装置102との間のデータ転送や、CPU101とバス104との間のデータ転送を制御する。さらに、システムコントローラ103には、バス104を介して、グラフィックスコントローラ105、EP−ROM(Erasable Programmable Read Only Memory)106、ネットワークコントローラ107、オーディオコントローラ108、電源109、振動装置110、光ディスクドライブ111、キーボードコントローラ50、及びディスクコントローラ112が接続されている。
主記憶装置102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、主記憶装置102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。主記憶装置102には、例えば、RAM(Random Access Memory)が用いられている。
ディスクコントローラ112には、ハードディスク113が接続されている。ハードディスク113には、OSやアプリケーションのプログラム、各種データが格納される。EP−ROM106には、例えば、BIOS(Basic Input/Output System)プログラムが格納される。
グラフィックスコントローラ105には、LCD(Liquid Crystal Monitor)等の表示部114が接続されており、CPU101からの命令に従って画像を表示部114の画面に表示させる。
ネットワークコントローラ107は、ネットワーク116と接続されており、ネットワーク116を介して、CPU101もしくはハードディスク113と外部との間で、データの送受信を行う。
キーボードコントローラ50には、キーボード20が接続されており、キーボード20から送られてくる信号を、バス104を介してCPU101に送信する。さらに、キーボード20は、感温スイッチ40を備えている。
オーディオコントローラ108には、スピーカ115が接続されており、CPU101からの命令に従って音声をスピーカ115から発生させる。
電源109は、バス104を介して各ハードウェアに対して電源を供給する。振動装置110は、CPU101からの命令に従って振動する。
電源109は、バス104を介して各ハードウェアに対して電源を供給する。振動装置110は、CPU101からの命令に従って振動する。
このようなハードウェアによって、ノートPC10の処理機能を実現することができる。
次に、ノートPC10の機能について説明する。まず、ノートPC10の入力部であるキーボードについて説明する。図3は、第2の実施形態に係るキーボードの一例を示す図である。
次に、ノートPC10の機能について説明する。まず、ノートPC10の入力部であるキーボードについて説明する。図3は、第2の実施形態に係るキーボードの一例を示す図である。
図3に示すように、キーボード20は、ユーザからの操作入力を受け付ける複数の入力キー30を備えている。また、キーボード20は、複数の信号線#21、#5、#4、#11、#12、#10、#22、#13(以下、これらをまとめて信号線群X10と称す)を有する。さらに、キーボード20は、複数の信号線#20、#3、#7、#25、#1、#6、#8、#9、#14、#15、#16、#17、#2、#18、#19、#24、#23(以下、これらをまとめて信号線群Y10と称す)を有する。1つの入力キー30は、信号線群X10のうちの1つと信号線群Y10のうちの1つとの対に対応づけられている。そして、入力キー30が押下されると、対応する信号線の対の通電状態が変化する。さらに、キーボード20は、信号線群X10の1つと信号線群Y10の1つとの通電状態を、温度に応じて変化させる感温スイッチ40を備えている。
ここで、複数の入力キー30は、信号線群X10のそれぞれと信号線群Y10のそれぞれとの対のうち、感温スイッチ40を通じて通電する対とは別の複数の対の通電状態をそれぞれ変化させる。
信号線群X10及び信号線群Y10は、信号線群X10が行方向に配列され、信号線群Y10が列方向に配列された、マトリクス状の配列を成している。なお、信号線群X10及び信号線群Y10の各信号線は、図3に示すような直線状ではなくてもよい。
図3では、感温スイッチ40が、信号線#21と信号線#23との交差位置に割り当てられ、その他の交差位置に、複数の入力キー30がそれぞれ割り当てられている。なお、交差位置の中には、入力キー30が割り当てられていない空き交差位置が存在する。換言すると、感温スイッチ40は、入力キー30が配置されていない空き交差位置に設けられる。
複数の入力キー30は、ユーザにより操作される。この操作は、入力キー30をユーザが押下することで行われる。複数の入力キー30のそれぞれには、例えば、個別の文字や数字等が割り当てられている。ここで、図3の入力キー30に付されている下線付きの数字は、入力キー30の識別番号を示す。
入力キー30の1つをユーザが押下すると、信号線群X10のうち押下された入力キー30に対応する1つの信号線と、信号線群Y10のうち押下された入力キー30に対応する1つの信号線との通電状態が変化する。ここでは、例えば、通電状態は、切断から通電へと変化する。
感温スイッチ40は、所定の温度を境にしてオン又はオフして、対応する信号線#21と信号線#23との通電状態を変化させる。ここで、所定の温度とは、例えば、キーボード20の溶解温度よりも低い温度である。例えば、周囲の温度が所定の温度に達すると感温スイッチ40がオンし、信号線#21と信号線#23との通電状態は、切断から通電へと変化する。感温スイッチ40には、例えば、温度に応じて磁力が変化する磁性体リードを備える感温リードスイッチが用いられる。
図4は、第2の実施の形態に係るノートPCの機能の一例を示す図である。
図4に示すように、ノートPC10は、接続ケーブル60を介して信号線群X10及び信号線群Y10と接続されたキーボードコントローラ50を有する。
図4に示すように、ノートPC10は、接続ケーブル60を介して信号線群X10及び信号線群Y10と接続されたキーボードコントローラ50を有する。
キーボードコントローラ50は、信号線群X10の各信号線と信号線群Y10の各信号線とのすべての組み合わせについて、通電状態を監視する。キーボードコントローラ50は、例えば、信号線群X10のうち1つの信号線に電流を流すとともに、信号線群Y10の各信号線を順次選択して、選択した信号線に電流が流れているか否かを検出する。
キーボードコントローラ50は、このような電流検出を信号線群X10内のすべての信号線に対して行うことで、通電状態が変化した信号線群X10の1つ及び信号線群Y10の1つを特定した検出信号を生成して出力する。即ち、この検出信号は、信号線群X10及び信号線群Y10で構成される座標上のアドレスを示す。この検出信号は、スキャンコードと称される。例えば、図3の各入力キー30の識別番号はスキャンキーに対応する。
なお、キーボードコントローラ50は、入力キー30の押下と同時に、感温スイッチ40がオン又はオフした場合は、感温スイッチ40がオン又はオフしたことにより生成されたスキャンコードを優先して出力する。
ここで、入力キー30の押下により生成されるスキャンコードを、通常スキャンコードと称し、感温スイッチ40がオン又はオフすることにより生成されるスキャンコードを、警告用スキャンコードと称して、以下、説明を続ける。
さらに、ノートPC10は、キーボードコントローラ50から出力されたスキャンコードが入力されるコード変換部70と、スキャンコードとOS独自の識別情報である仮想キーコードとが対応づけられた対応情報を記憶する対応情報記憶部71とを有する。ここで、コード変換部70は、CPU101がOSのプログラムを実行することで実現される。また、対応情報記憶部71は、例えば、ハードディスク113又はEP−ROM106の記憶領域の一部として実現される。
コード変換部70は、キーボードコントローラ50からスキャンコードが入力されると、キー押下が行われたことを示すキー押下メッセージを生成する。このとき、コード変換部70は、対応情報記憶部71を参照して入力されたスキャンコードに予め対応づけられたOS独自の識別情報である仮想キーコードを抽出し、キー押下メッセージに含める。
ここでは、通常スキャンコードに対応する仮想キーコードを、通常仮想キーコードと称し、警告用スキャンコードに対応する仮想キーコードを、警告用仮想キーコードと称す。コード変換部70は、生成した仮想キーコードを含む押下メッセージを出力する。
さらに、ノートPC10は、コード変換部70から出力されるキー押下メッセージを監視する通常処理部80と警告処理部90とを有する。ここで、警告処理部90は、CPU101が警告アプリケーションのプログラムを実行することで実現される。また、通常処理部80は、CPU101が、警告アプリケーション以外の所定のアプリケーションプログラムを実行することで実現される。
通常処理部80は、受信部81と通常処理実行部82とを備える。受信部81は、コード変換部70からキー押下メッセージが入力されたとき、入力されたキー押下メッセージから通常仮想キーコードを抽出した場合に、この通常仮想キーコードに応じた所定の処理を通常処理実行部82に実行させる。一方、受信部81は、入力されたキー押下メッセージから警告用仮想キーコードを抽出した場合には、通常処理実行部82に何の処理も行わせない。
警告処理部90は、受信部91と警告処理実行部92とを備える。受信部91は、コード変換部70からキー押下メッセージが入力されたとき、入力されたキー押下メッセージから警告用仮想キーコードを抽出した場合に、キーボード20の温度の異常を警告する警告処理を警告処理実行部92に実行させる。一方、受信部91は、入力されたキー押下メッセージから通常仮想キーコードを抽出した場合には、警告処理実行部92に何の処理も行わせない。
さらに、ノートPC10は、警告処理設定が記憶された警告処理設定記憶部93を有する。警告処理実行部92は、この警告処理設定記憶部93を参照し、記憶されている警告処理設定に応じた警告処理や、電源制御処理を実行する。なお、警告処理設定記憶部93は、例えば、ハードディスク113の記憶領域の一部として実現される。
次に、ノートPC10の構造の一例について説明する。
図5は、第2の実施形態に係るノートPCの構造の一例を示す断面図である。ノートPC10は、メイン基板120と、メイン基板120の上方に配置されたキーボード基板130と、カバー140とを有している。メイン基板120には、プリント配線基板等の配線基板が用いられている。メイン基板120上には、CPU101及びキーボードコントローラ50が搭載されている。
図5は、第2の実施形態に係るノートPCの構造の一例を示す断面図である。ノートPC10は、メイン基板120と、メイン基板120の上方に配置されたキーボード基板130と、カバー140とを有している。メイン基板120には、プリント配線基板等の配線基板が用いられている。メイン基板120上には、CPU101及びキーボードコントローラ50が搭載されている。
キーボード基板130上には、信号線群X10及びY10(図示せず)、複数の入力キー30、及び、感温スイッチ40が設けられている。メイン基板120とキーボード基板130とは、接続ケーブル60により電気的に接続されている。
図6は、第2の実施形態に係るノートPCのキーボードの構造の一例を示す上面図である。キーボード20の上面には、複数の入力キー30が露出している。ここで、図中の入力キー30に付されている下線付きの数字は、入力キー30の識別番号を示す。この識別番号は、図3で示した入力キー30の識別番号と対応している。
図7は、第2の実施形態に係るノートPCの入力キー及び感温スイッチの構造の一例を示す図である。図7(A)は断面図であり、図7(B)は上面図である。なお、図7(A)は、図7(B)の点線A−Aに対応する断面図である。さらに、図7(B)は、入力キーを透過した状態を示す。図8は図7に対応する回路図である。
図7(A)、(B)に示すように、感温スイッチ40は、キーボード基板130に搭載され、さらに、キーボード基板130の上方に配置された入力キー30の下方に位置している。ここで、入力キー30は、例えば、バネ33によって上方に付勢されている。
このように、感温スイッチ40は、入力キー30の下方に位置しているため、感温スイッチ40を設けるためにキーボード基板130に新たなスペースを設ける必要がない。なお、ここでは、入力キー30は、図3で示した識別番号40の入力キーに相当する。
さらに、図7(B)に示すように、入力キー30の下方には、電極31、32、信号線#5、#21、#23が配置されている。図8に示すように、電極31は信号線#5と接続され、電極32は信号線#23と接続されている。感温スイッチ40の一方の電極41は、信号線#23と接続され、他方の電極42は、信号線#21と接続されている。入力キー30を押下することで、電極31と電極32とが通電し、信号線#5と信号線#23とが通電する。
このように、感温スイッチ40を、共通の信号線#23と接続される入力キー30の下方に配置することで、各信号線の引き回しを簡略化することが可能となる。
次に、ノートPC10の動作について説明する。ここでは、入力キー30の押下時に、対応する信号線群X10のうちの1つと信号線群Y10のうちの1つとの対(信号線#21と信号線#23との対を除く)が通電するものとする。さらに、周囲の温度が所定の温度を超えた時に、感温スイッチ40がオンして信号線#21と信号線#23とが通電するものとする。
次に、ノートPC10の動作について説明する。ここでは、入力キー30の押下時に、対応する信号線群X10のうちの1つと信号線群Y10のうちの1つとの対(信号線#21と信号線#23との対を除く)が通電するものとする。さらに、周囲の温度が所定の温度を超えた時に、感温スイッチ40がオンして信号線#21と信号線#23とが通電するものとする。
図9は、第2の実施形態に係るキーボードコントローラの処理手順の一例を示すフローチャートである。
キーボードコントローラ50は、信号線群X10のいずれか1つ及び信号線群Y10のいずれか1つの通電を検出すると、処理を開始する。
キーボードコントローラ50は、信号線群X10のいずれか1つ及び信号線群Y10のいずれか1つの通電を検出すると、処理を開始する。
[ステップS101]キーボードコントローラ50は、検出した通電が感温スイッチ40がオンしたことに基づくものか否かを判定する。感温スイッチ40に基づくものである場合、処理をステップS102に進める。感温スイッチ40に基づくものではない場合、即ち、入力キー30の押下に基づくものである場合、処理をステップS103に進める。
[ステップS102]キーボードコントローラ50は、警告用スキャンコードを生成し、生成した警告用スキャンコードをコード変換部70に出力して処理を終了する。
[ステップS103]キーボードコントローラ50は、通電した位置の座標に応じた通常スキャンコードを生成し、生成した通常スキャンコードをコード変換部70に出力して処理を終了する。
[ステップS103]キーボードコントローラ50は、通電した位置の座標に応じた通常スキャンコードを生成し、生成した通常スキャンコードをコード変換部70に出力して処理を終了する。
図10は、第2の実施形態に係るコード変換部の処理手順の一例を示すフローチャートである。
コード変換部70は、キーボードコントローラ50から出力されたスキャンコードを受信すると処理を開始する。
コード変換部70は、キーボードコントローラ50から出力されたスキャンコードを受信すると処理を開始する。
[ステップS201]コード変換部70は、受信したスキャンコードが警告用スキャンコードか否かを判定する。警告用スキャンコードの場合、処理をステップS202に進める。警告用スキャンコードではない場合、即ち、通常スキャンコードの場合、処理をステップS203に進める。
[ステップS202]コード変換部70は、対応情報記憶部71を参照し、ステップS201で受信した警告用スキャンキーコードに対応する警告用仮想キーコードを抽出する。
[ステップS203]コード変換部70は、対応情報記憶部71を参照し、ステップS201で受信した通常スキャンコードに対応する通常仮想キーコードを抽出する。
[ステップS204]コード変換部70は、ステップS202又はステップS203で抽出した仮想キーコードを含めたキー押下メッセージを生成し、生成したキー押下メッセージを通常処理部80及び警告処理部90に出力して処理を終了する。
[ステップS204]コード変換部70は、ステップS202又はステップS203で抽出した仮想キーコードを含めたキー押下メッセージを生成し、生成したキー押下メッセージを通常処理部80及び警告処理部90に出力して処理を終了する。
図11は、第2の実施形態に係る警告処理部の処理手順の一例を示すフローチャートである。
警告処理部90は、コード変換部70から出力されたキー押下メッセージを受信すると処理を開始する。
警告処理部90は、コード変換部70から出力されたキー押下メッセージを受信すると処理を開始する。
[ステップS301]受信部91は、受信したキー押下メッセージが警告用仮想キーコードを含むか否かを判定する。警告用仮想キーコードを含む場合、処理をステップS302に進める。警告用仮想キーコードを含まない場合、即ち、通常仮想キーコードを含む場合、処理を終了する。
[ステップS302]警告処理実行部92は、警告処理設定記憶部93を参照し、記憶されている警告処理設定に応じた警告処理を実行して処理を終了する。
なお、警告処理は、例えば、次のような方法で行われる。
なお、警告処理は、例えば、次のような方法で行われる。
(警告画面表示)
警告処理実行部92は、例えば、図2で示した表示部114に、キーボード20の温度が高温であることを警告する画面を表示する。図12は、第2の実施形態に係るノートPCの警告画面の一例を示す図である。画面上には、確認ボタン200が設けられており、ユーザが警告画面を確認して確認ボタン200をクリックすると、警告画面が消える。
警告処理実行部92は、例えば、図2で示した表示部114に、キーボード20の温度が高温であることを警告する画面を表示する。図12は、第2の実施形態に係るノートPCの警告画面の一例を示す図である。画面上には、確認ボタン200が設けられており、ユーザが警告画面を確認して確認ボタン200をクリックすると、警告画面が消える。
なお、表示部114の代わりに、例えば、ノートPC10の外表面にLED(Light Emitting Diode)等の発光部を設けて、警告の際にそれを発光させてもよい。
(警告音発生)
警告処理実行部92は、例えば、図2で示したスピーカ115から、警告音を発生させる。
(警告音発生)
警告処理実行部92は、例えば、図2で示したスピーカ115から、警告音を発生させる。
(バイブレーション駆動)
警告処理実行部92は、例えば、図2で示した振動装置110を振動させる。
(メール送信)
警告処理実行部92は、例えば、図2で示したネットワーク116を介して、ユーザの携帯電話等に、キーボード20の温度が高温であることを知らせる電子メールを送信する。
警告処理実行部92は、例えば、図2で示した振動装置110を振動させる。
(メール送信)
警告処理実行部92は、例えば、図2で示したネットワーク116を介して、ユーザの携帯電話等に、キーボード20の温度が高温であることを知らせる電子メールを送信する。
また、警告処理実行部92は、上記のようなユーザへの警告処理だけではなく、ノートPC10の電源を強制的にオフしたり、動作を遅くしたり、もしくは、スリープ状態に遷移させてもよい。これらの処理は、例えば、上記の方法でユーザに警告を発した後に行われる。即ち、上記の警告処理を行っても、ユーザが気付かない場合には、キーボード20の温度の上昇をノートPC10が自ら抑制するべく、ノートPC10の電源や動作等を制御する。
上記の警告処理及びノートPC10の電源や動作の制御の要否については、予め、ユーザにより設定を行うことができる。この設定は、例えば、表示部114を用いて行われる。図13は、第2の実施形態に係るノートPCの設定画面の一例を示す図である。
設定画面では、警告画面表示、警告音発生、バイブレーション駆動、メール送信、スリープ状態への遷移、及び、電源オフについて、実行するかどうかを画面上で選択できる。メール送信については、送信先のメールアドレスの入力欄が設けられている。
なお、設定された内容は、警告情報設定として警告処理設定記憶部93に記憶される。
以上のように、ノートPC10は、キーボード20が所定の温度に達すると、警告処理部90が警告処理を実行するので、キーボード20が溶解してしまうことを未然に防止することが可能となる。
以上のように、ノートPC10は、キーボード20が所定の温度に達すると、警告処理部90が警告処理を実行するので、キーボード20が溶解してしまうことを未然に防止することが可能となる。
さらに、ノートPC10では、入力キー30の操作を検出するための信号線群X10の1つと同信号線群Y10の1つとの通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチ40が設けられている。これにより、感温スイッチ40がオン又はオフしたことを、入力キー30の操作を検出するための信号線群X10、Y10、及び、キーボードコントローラ50を用いて、検出することが可能となる。
このため、ノートPC10では、温度検知のための専用の信号線やインタフェース回路を設けることなく、キーボード20の温度が所定の温度に達したことを検出することが可能となり、キーボード20の温度検出のための構造を大幅に簡略化することが可能となる。
また、OSは、入力キー30の押下を検出するスキャンコードの1つとして温度上昇を検出し、その旨をキー押下メッセージを用いて警告処理部90に通知する。このため、OSのプログラム構造の変更を最小限に留めることができる。また、警告アプリケーションは、キー押下メッセージを通じて温度上昇を認識できるので、警告アプリケーションの開発コストを抑制できる。
なお、その他の例として、OSは、キー押下メッセージとは別の通知情報により、温度上昇を警告処理部90に通知してもよい。
[変形例1]
変形例1は、第2の実施形態に係るノートPC10について、感温スイッチ40の配置位置を変更したものである。
[変形例1]
変形例1は、第2の実施形態に係るノートPC10について、感温スイッチ40の配置位置を変更したものである。
図14は、第2の実施形態の変形例1を示す上面図である。感温スイッチ40は、キーボード基板130上の入力キー30が設けられていない空き領域に配置されている。キーボード基板130に入力キー30が配置されていない空き領域がある場合(例えば、矢印キーの周辺等)には、感温スイッチ40をこの空き領域に配置してもよい。
[変形例2]
変形例2は、第2の実施形態に係るノートPC10について、感温スイッチ40の配置位置を変更したものである。
変形例2は、第2の実施形態に係るノートPC10について、感温スイッチ40の配置位置を変更したものである。
図15は、第2の実施形態の変形例2を示す上面図である。感温スイッチ40は、キーボード基板130上の複数の入力キー30を包囲する周辺空き領域に、複数箇所に渡って配置されている。感温スイッチ40を複数箇所に配置させることで、キーボード20の温度が局所的に上昇した場合でも、温度検出を行うことが可能となる。この場合、各感温スイッチ40を個別の信号線同士の交差位置に割り当ててもよいし、同じ交差位置に割り当ててもよい。
また、スイッチオン又はオフする温度が異なる複数種類の感温スイッチ40を配置することで、例えば、温度に応じて、警告情報の出力と、ノートPC10の電源や動作の制御とを、段階的に行うことも可能である。この場合、各感温スイッチ40を個別の信号線同士の交差位置に割り当てる。これにより、キーボードコントローラ50は、識別可能な複数の警告用スキャンコードを生成することができ、警告処理部90が温度に応じた段階的な処理を実行することが可能となる。
例えば、第1の温度になるとスイッチがオンする第1の感温スイッチ40と、第1の温度よりも高い第2の温度になるとスイッチがオンする第2の感温スイッチ40とを配置する。そして、警告処理部90は、第1の感温スイッチ40がオンすると、警告処理を実行する。この間はノートPC10の電源や動作の制御は行わない。そして、温度が上昇し、第2の感温スイッチ40がオンすると、警告処理部90は、今度は、例えば、ノートPC10の電源を強制的にオフする。このような制御を可能とすることで、ユーザは、ノートPC10の電源が強制的にオフされる前に、警告の段階で何らかの処置をとることができるため、例えば、記憶情報の破損等を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
なお、感温スイッチ40は、必ずしもキーボード20に設ける必要はなく、ノートPC10のうち温度検出を行いたい箇所に適宜設けることが可能である。
なお、各実施形態で示した以上の処理は、コンピュータに所定のプログラムを実行させることで実現できる。その場合、実現すべき処理内容を記述したプログラムが提供される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体には、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc)、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
なお、各実施形態で示した以上の処理は、コンピュータに所定のプログラムを実行させることで実現できる。その場合、実現すべき処理内容を記述したプログラムが提供される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体には、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc)、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム又はサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上説明した第1及び第2の実施形態を含む実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、前記感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーと、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対における通電状態の変化を検出して検出信号を出力する通電検出部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記1) 第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、前記感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーと、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対における通電状態の変化を検出して検出信号を出力する通電検出部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記2) 前記感温スイッチによる通電状態の変化に応じて出力された前記検出信号に基づいて、温度の異常を警告する警告処理を実行する警告処理部をさらに有することを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記3) 前記通電検出部は、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、通電状態が変化した対を示す識別情報を、前記検出信号として出力し、
前記警告処理部は、前記感温スイッチによって通電状態が変化したことを示す前記識別情報が前記通電検出部から出力された場合に、前記警告処理を実行することを特徴とする付記2記載の情報処理装置。
前記警告処理部は、前記感温スイッチによって通電状態が変化したことを示す前記識別情報が前記通電検出部から出力された場合に、前記警告処理を実行することを特徴とする付記2記載の情報処理装置。
(付記4) 前記通電検出部は、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、1つの対において通電状態が変化した場合に、入力キーが押下されたことを通知する通知情報とともに前記識別情報を出力し、
前記警告処理部は、前記通電検出部から出力される前記通知情報を監視し、前記通知情報の出力を検知したとき、当該通知情報に対応する前記識別情報に基づいて前記警告処理を実行することを特徴とする付記3記載の情報処理装置。
前記警告処理部は、前記通電検出部から出力される前記通知情報を監視し、前記通知情報の出力を検知したとき、当該通知情報に対応する前記識別情報に基づいて前記警告処理を実行することを特徴とする付記3記載の情報処理装置。
(付記5) 前記警告処理部は、前記警告処理を実行した後、前記情報処理装置の動作を停止させることを特徴とする付記2〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記6) 前記通電検出部は、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、通電状態が変化した対を示す識別情報を、前記検出信号として出力することを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記6) 前記通電検出部は、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、通電状態が変化した対を示す識別情報を、前記検出信号として出力することを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記7) 温度が所定のしきい値温度を超えた場合の前記感温スイッチによる通電状態の変化は、前記入力キーが押下された場合の対応する前記第1の信号線と前記第2の信号線との通電状態の変化と同じであることを特徴とする付記1〜6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記8) 前記入力キーが配置された基板を有し、前記感温スイッチは、前記基板に搭載されていることを特徴とする付記1〜7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記9) 前記感温スイッチは、前記入力キーのいずれかの下方に位置していることを特徴とする付記8記載の情報処理装置。
(付記9) 前記感温スイッチは、前記入力キーのいずれかの下方に位置していることを特徴とする付記8記載の情報処理装置。
(付記10) 前記基板は、前記入力キーが搭載されていない空き領域を備え、
前記感温スイッチは、前記空き領域に位置していることを特徴とする付記9記載の情報処理装置。
前記感温スイッチは、前記空き領域に位置していることを特徴とする付記9記載の情報処理装置。
(付記11) 前記警告処理は、警告画面を表示部に表示する処理を含むことを特徴とする付記2〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記12) 第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、前記感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーとを有するコンピュータを、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対の通電状態の変化を検出して生成される検出信号を受信する受信手段、
前記受信手段が受信した前記検出信号のうち、前記感温スイッチによる通電状態の変化に応じて生成された前記検出信号に基づいて、温度の異常を警告する警告処理を実行する警告処理実行手段、
として機能させることを特徴とする警告プログラム。
(付記12) 第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、前記感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーとを有するコンピュータを、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対の通電状態の変化を検出して生成される検出信号を受信する受信手段、
前記受信手段が受信した前記検出信号のうち、前記感温スイッチによる通電状態の変化に応じて生成された前記検出信号に基づいて、温度の異常を警告する警告処理を実行する警告処理実行手段、
として機能させることを特徴とする警告プログラム。
(付記13) 前記受信手段は、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、通電状態が変化した対を示す識別情報を、前記検出信号として受信し、
前記警告処理実行手段は、前記感温スイッチによって通電状態が変化したことを示す前記識別情報を前記受信手段が受信した場合に、前記警告処理を実行することを特徴とする付記12記載の警告プログラム。
前記警告処理実行手段は、前記感温スイッチによって通電状態が変化したことを示す前記識別情報を前記受信手段が受信した場合に、前記警告処理を実行することを特徴とする付記12記載の警告プログラム。
(付記14) 前記受信手段は、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、1つの対において通電状態が変化した場合に前記識別情報とともに生成される、入力キーが押下されたことを通知する通知情報を監視し、
前記警告処理実行手段は、前記受信手段が前記通知情報を受信したとき、当該通知情報に対応する前記識別情報に基づいて前記警告処理を実行することを特徴とする付記13記載の警告プログラム。
前記警告処理実行手段は、前記受信手段が前記通知情報を受信したとき、当該通知情報に対応する前記識別情報に基づいて前記警告処理を実行することを特徴とする付記13記載の警告プログラム。
(付記15) 第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、前記感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーとを有する情報処理装置が、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対の通電状態の変化を検出して生成される検出信号を受信し、
受信した前記検出信号のうち、前記感温スイッチによる通電状態の変化に応じて生成された前記検出信号に基づいて、温度の異常を警告する警告処理を実行する、
ことを特徴とする警告方法。
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対の通電状態の変化を検出して生成される検出信号を受信し、
受信した前記検出信号のうち、前記感温スイッチによる通電状態の変化に応じて生成された前記検出信号に基づいて、温度の異常を警告する警告処理を実行する、
ことを特徴とする警告方法。
1 情報処理装置
2 入力部
3 入力キー
4 感温スイッチ
5 通電検出部
X1〜X4、Y1〜Y4 信号線
2 入力部
3 入力キー
4 感温スイッチ
5 通電検出部
X1〜X4、Y1〜Y4 信号線
Claims (7)
- 第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、前記感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーと、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対における通電状態の変化を検出して検出信号を出力する通電検出部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記感温スイッチによる通電状態の変化に応じて出力された前記検出信号に基づいて、温度の異常を警告する警告処理を実行する警告処理部をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記通電検出部は、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、通電状態が変化した対を示す識別情報を、前記検出信号として出力し、
前記警告処理部は、前記感温スイッチによって通電状態が変化したことを示す前記識別情報が前記通電検出部から出力された場合に、前記警告処理を実行することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 - 温度が所定のしきい値温度を超えた場合の前記感温スイッチによる通電状態の変化は、前記入力キーが押下された場合の対応する前記第1の信号線と前記第2の信号線との通電状態の変化と同じであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記入力キーが配置された基板を有し、前記感温スイッチは、前記基板に搭載されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、前記感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーとを有するコンピュータを、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対の通電状態の変化を検出して生成される検出信号を受信する受信手段、
前記受信手段が受信した前記検出信号のうち、前記感温スイッチによる通電状態の変化に応じて生成された前記検出信号に基づいて、温度の異常を警告する警告処理を実行する警告処理実行手段、
として機能させることを特徴とする警告プログラム。 - 第1の信号線と第2の信号線との通電状態を温度に応じて変化させる感温スイッチと、前記第1の信号線と前記第2の信号線との対のうち、前記感温スイッチを通じて通電する対とは別の対の通電状態を変化させる入力キーとを有する情報処理装置が、
前記第1の信号線と前記第2の信号線との対の通電状態の変化を検出して生成される検出信号を受信し、
受信した前記検出信号のうち、前記感温スイッチによる通電状態の変化に応じて生成された前記検出信号に基づいて、温度の異常を警告する警告処理を実行する、
ことを特徴とする警告方法。
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JP2009271110A JP2011113434A (ja) | 2009-11-30 | 2009-11-30 | 情報処理装置、警告プログラム、及び、警告方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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-
2009
- 2009-11-30 JP JP2009271110A patent/JP2011113434A/ja active Pending
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