JP2011112681A - 透過型多色印刷物、透過型多色印刷物作成方法、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高濃度を確保しつつも、低濃度部分の画像の階調性に優れた透過型多色印刷物、その作成方法、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】透過型記録媒体の表裏に画像が形成された透過型多色印刷物であって、表面から順に表面画像、透過型記録媒体、裏面画像、から構成されてなり、前記裏面画像は前記表面画像と鏡像の関係にあり、且つ、前記裏面画像は前記表面画像の高濃度部分に対応する位置にのみ画像が形成される。
【選択図】図4
【解決手段】透過型記録媒体の表裏に画像が形成された透過型多色印刷物であって、表面から順に表面画像、透過型記録媒体、裏面画像、から構成されてなり、前記裏面画像は前記表面画像と鏡像の関係にあり、且つ、前記裏面画像は前記表面画像の高濃度部分に対応する位置にのみ画像が形成される。
【選択図】図4
Description
本発明は、展示、広告等の電飾ディスプレーに使用される透過型多色印刷物、その作成方法、及び、画像形成装置に関する。
従来、電飾ディスプレー等に使用される透過型多色高濃度画像は銀塩写真方式で作成されたポジ画像のカラー写真フィルムに透明な基材を貼り込んで作成された透過型多色印刷物の背面から白色光源で照射して得られている。
こうした電飾ディスプレーは画面における輝度が大きく、明るい部屋においても多色高濃度画像を鮮明に再現することができ、アイキャッチ効果も大きく展示会、ショールーム等で多用されている。さらに、屋外でもたとえば自動販売機のパネル等に効果的に使用されている。
一般的に、透過型多色印刷物としては、表面から順に多色印刷インキ層と、透明基材フィルムと白色コート層からなる透光性シートと、多色印刷インキ層、又は、多色印刷インキ層と、半透明フィルムと、多色印刷インキ層から構成されていることが知られている。
このような透過型多色印刷物において、ポジ画像のカラー写真フィルムの高濃度および高精細な画像を出来る限り忠実に再現するため、特許文献1には、透光性シートまたは半透明フィルムの表面の多色印刷インキ層と裏面の多色印刷インキ層とで同一の画像を正逆反転に形成することが記載されている。
一方、近年では、銀塩写真方式に代わって手軽でかつ迅速に画像形成を行うことが可能な電子写真方式が一部で使用されている。電子写真方式では、例えば、透光性シートに複写機によって画像形成を行うことで透過型多色印刷物を提供している。
しかしながら、上記特許文献1においては、表裏の画像の見当がそれぞれ合うように同一の画像が形成された透過型多色印刷物を作成することで、電飾ディスプレーにより観察される透過型多色高濃度画像全体の濃度を向上しているに過ぎない。つまり、透過型多色高濃度画像は全体的に高濃度の画像となってしまうので、低濃度部分の画像については階調性が劣ってしまう。
本発明は、上述したような状況に鑑みてなされたもので、その目的は、高濃度を確保しつつも、低濃度部分の画像の階調性に優れた透過型多色印刷物、その作成方法、及び、画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、透過型記録媒体の表裏に画像が形成された透過型多色印刷物であって、表面から順に表面画像、透過型記録媒体、裏面画像、から構成されてなり、前記裏面画像は前記表面画像と鏡像の関係にあり、且つ、前記裏面画像は前記表面画像の高濃度部分に対応する位置にのみ画像が形成されていることを特徴とする透過型多色印刷物であることを要旨とする。
また、本発明の第2の特徴は、透過型記録媒体の表裏に画像が形成された透過型多色印刷物の作成方法であって、画像を形成するための画像データを取得する第一のステップと、前記画像データを用いて前記透過型記録媒体の表面に画像を形成するための表面画像データ、及び、前記表面画像データの高濃度部分に対応する画像データを抽出するとともに表面と鏡像の関係となるようにデータを変換することで前記透過型記録媒体の裏面に画像を形成するための裏面画像データを作成する第二のステップと、前記表面画像データと前記裏面画像データに基づいて前記透過型記録媒体の表裏に画像の見当がそれぞれ合うように表面画像と裏面画像を形成する第三のステップと、を有することを特徴とする透過型多色印刷物作成方法であることを要旨とする。
さらに、本発明の第3の特徴は、画像が形成される透過型記録媒体を収納する収納部と、画像データを記憶する記憶部と、記憶された前記画像データを用いて前記透過型記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像データを用いて前記透過型記録媒体の表面に画像を形成するための表面画像データ、及び、前記表面画像データの高濃度部分に対応する前記画像データを抽出し、当該抽出された画像データを表面と鏡像の関係となるようにデータを変換して前記透過型記録媒体の裏面に画像を形成するための裏面画像データを作成するデータ生成部と、前記表面画像データと前記裏面画像データに基づいて前記透過型記録媒体の表裏に画像の見当がそれぞれ合うように表面画像と裏面画像を形成するよう制御する制御部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置であることを要旨とする。
本発明の第1乃至第3の特徴において、前記高濃度部分は、前記表面画像の最大濃度の部分であってもよい。これにより、高濃度を確保しつつも、低濃度部分の画像の階調性に優れた透過型多色印刷物、その作成方法、及び、画像形成装置を確実に提供することが出来る。
本発明の第1乃至第3の特徴において、透過型記録媒体は、透明基材フィルムと白色コート層からなる基材、半透明フィルム、又は薄紙であってもよい。これにより、ユーザの要望に合わせた透過型多色印刷物を提供することができる。
本発明の第3の特徴において、記憶部は、画像データに階調補正を行うための階調補正値を記憶しており、入力された画像データに対し前記階調補正値に基づいて階調補正を行う階調補正部をさらに備えてもよい。これにより、階調補正された画像データに基づいた透過型多色印刷物を作成可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の第3の特徴において、記憶部は、さらに階調補正値を補正するための補正用パターンデータを記憶しており、前記制御部は、前記補正用パターンデータに基づいて透過型記録媒体に補正用パターン画像を形成するように画像形成部を制御してもよい。これにより、階調補正値を補正するための補正用パターン画像を提供することが出来る。
本発明の第3の特徴において、補正用パターンデータは、透過型記録媒体の表面にパターン画像を形成するための表面補正用パターンデータと、前記表面のパターン画像の高濃度部分に対応する裏面にのみ裏面のパターン画像を形成するための裏面補正用パターンデータとからなることとしてもよい。さらに、表面補正用パターンデータと裏面補正用パターンデータは、透過型記録媒体の第一片から左右または上下に対応する第二片に向って、段階的に特定の間隔で低濃度から高濃度のパターン画像を形成するためのデータでもよい。これにより、表面の階調数に裏面の階調数が加えられるので選択範囲が広がり、階調補正値をより詳細に調整することができる補正用パターン画像を提供することが出来る。
本発明の第3の特徴において、透過型記録媒体の表裏に形成された補正用パターン画像の濃度値を測定する測定部、をさらに備え、前記測定部により測定された濃度値に基づいて階調補正値を補正して補正後階調補正値を算出し、階調補正部は、前記補正後階調補正値を用いて表面画像データと裏面画像データの少なくともいずれか一方を階調補正するとしてもよい。これにより、階調補正値を的確な値に補正することが可能となり、より原稿に近い濃度値で表現された透過型多色印刷物を作成可能な画像形成装置を提供することが出来る。
本発明の第3の特徴において、原稿の画像を読み取って画像データを入力する入力部を、さらに備えてもよい。これにより、スキャナなどから画像データを取得し、該画像データに基づいて透過型多色印刷物を作成可能な画像形成装置を提供することが出来る。
本発明の第3の特徴において、画像を形成するための画像データを外部端末から受信する受信部を、さらに備えてもよい。これにより、スキャナなどの入力部だけではなく、パーソナルコンピュータなどの外部端末から画像データを取得し、該画像データに基づいて透過型多色印刷物を作成可能な画像形成装置を提供することが出来る。
本発明によれば、高濃度を確保しつつも低濃度部分の画像の階調性に優れた透過型多色印刷物、その作成方法、及び、画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されない。なお、本発明の実施形態では、256階調の表現力を有する画像形成装置1と、512階調の表現力を有するスキャナ16を使用することとするが、画像形成装置1とスキャナ16の表現力はこれらに限定されるものではない。
図1(a)、図1(b)は本発明により得られた透過型多色印刷物の層構成模式図である。図1(a)に示す透過型多色印刷物は、透明基材フィルム21と白色コート層22からなる透光性シート25と、透光性シート25の表面に画像形成された表面印刷層23と、透光性シート25の裏面に画像形成された裏面印刷層24からなる。なお、ここで言う表面印刷層23が表面画像、裏面印刷層24が裏面画像となる。
なお、図1(a)に示す透明基材フィルム21としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ100μm)を選択した。
また、図1(b)に示す透過型多色印刷物のように、透光性シート25に代えて半透明フィルム26または薄紙(図示せず)を用いてもよい。つまり、透光性シート25、半透明フィルム26と薄紙は、本発明の「透過型記録媒体」に相当する。
図2は、本発明の実施形態における画像形成装置1の構成を示す概略図である。
図2の画像形成装置1は、画像形成装置1を統括的に制御する制御部11と、透光性シート25、半透明フィルム26、薄紙等を収納する収納部12と、電子写真方式により透光性シート25等に画像形成を行う画像形成部13と、画像形成された透光性シート25等を排紙する排紙部14と、印刷条件の設定等を行う操作部15と、原稿を読取って画像データを作成するスキャナ16と、透過濃度値を測定する透過濃度計17とを備えている。
制御部11は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、画像メモリ104と、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)105と、画像データ生成部106と、階調補正部107と、通信部108を少なくとも備える。
収納部12は、単数又は複数からなるトレイ(図示せず)を備えており、該トレイに透光性シート25、半透明フィルム26、又は薄紙を収納することが可能である。例えば、第一のトレイには図1(a)に示す透光性シート25を収納し、第二のトレイには図1(b)に示す半透明フィルム26を収納し、第三のトレイには薄紙を収納する。このように透光性シート25と半透明フィルム26と薄紙を異なるトレイに収納することにより、ユーザの要望に合わせた透過型多色印刷物を提供することが出来る。なお、本発明の実施形態として、収納部12には透過型記録媒体として透光性シート25が収納されていることとする。
画像形成部13は、収納部12から搬送されてきた透光性シート25に対して、周知の電子写真方式である帯電、露光、現像、転写、定着を行い、透光性シート25に画像を形成する。なお、画像形成の方式は、電子写真方式には限定されず、例えば、インクジェット方式であってもよい。
排紙部14は、透過型多色印刷物を積載する。なお、本発明の実施形態では、排紙部を1つ設けたが必要に応じて複数設けても良い。複数の排紙部を備えることで、透過型記録媒体の種類に応じた排紙部に該当する透過型多色印刷物を排紙することができ、ユーザの利便性が向上する。
操作部15は、画像の濃淡、倍率、印刷部数等の印刷条件の設定や透過濃度計17により得られた透過濃度値の表示を行うことができる。
スキャナ16は、原稿の画像を色分解して読取り、原稿画像の各画素に対応する画像データを出力する。具体的には、RGB値で読取った各画素のデータを、各画素の入力濃度値に応じたRGBデータに変換し、これを印刷の際の分解色であるYMCKデータに変換して、各画素の画像データを出力する。出力された原稿の画像データは画像メモリ104に記憶される。つまり、スキャナ16は、本発明の「入力部」に相当する。
透過濃度計17は、補正用パターン画像の透過濃度値を測定する。測定された透過濃度値はEEPROM105に記憶され、補正後階調補正値の取得の際に用いられる。つまり、透過濃度計17は本発明の「測定部」に相当する。
図3は、本発明の画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
CPU101は、ROM102に記憶されている各種プログラムデータの中から指定されたプログラムデータをRAM103に展開し、当該RAM103に展開されたプログラムデータとの協働で、各種処理を実行する。具体的には、CPU101は、制御部11と、収納部12と、画像形成部13と、排紙部14と、操作部15と、スキャナ16と、透過濃度計17とを統括的に制御し、透光性シート25への画像形成を行う。
ROM102は、前述の通り各種プログラムデータと、画像データに対して階調補正を行うための階調補正値と、理想透過濃度値と、補正用パターン画像を作成するための補正用パターンデータである表面補正用パターンデータと裏面補正用パターンデータを記憶している。
RAM103は、CPU101の作業領域を提供するとともに、各種データを一時的に記憶するためのメモリ領域を提供する。例えば、操作部15から入力された印刷条件を記憶する。
画像メモリ104は、スキャナ16により取得された原稿の画像データや表面画像データと裏面画像データを記憶する。つまり、ROM102と、画像メモリ104は、本発明の「記憶部」に相当する。
EEPROM105は、透過濃度計17により測定された補正用パターン画像の透過濃度値と、補正後階調補正値とを記憶する。
画像データ生成部106は、画像メモリ104に記憶された画像データに基づいて透光性シート25の表裏に画像を形成するための表面画像データと裏面画像データを作成する。つまり、画像データ生成部106は、本発明の「データ生成部」に相当する。
階調補正部107は、画像データ生成部106により生成された表面画像データと裏面画像データが入力され、ROM102に記憶されている階調補正値に基づいて入力された表面画像データと裏面画像データの階調補正を行う。また、補正用パターン画像によって階調補正値が補正されている際には、階調補正値に代わって補正後階調補正値に基づいて表面画像データと裏面画像データの階調補正を行う。つまり、階調補正部107は、本発明の「階調補正部」に相当する。
通信部108は、NIC(Network Interface Card)、MODEM(Modulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェイスを備え、通信線L1を介して外部機器との接続を行う。例えば、通信部108は、外部機器であるパーソナルコンピュータ2と接続することができ、当該パーソナルコンピュータ2から原稿の画像データを受信する。受信され原稿の画像データは画像メモリ104に記憶される。つまり、通信部108は、本発明の「受信部」に相当する。
なお、通信方法は通信線L1による有線通信以外に、無線や赤外線を用いてもよい。また、本発明の実施形態では、画像形成装置1に1つのパーソナルコンピュータ2が接続されているがこれに限定されるものではなく、複数のパーソナルコンピュータに接続することも可能である。また、パーソナルコンピュータ2以外に複写機、プリンタ、携帯端末等に接続してもよい。このように、通信部108を介すことで様々な機器から原稿の画像データを取得することが可能となる。
図4は、電子写真方式による透過型多色印刷物の作成方法を示すフローチャートである。なお、原稿は、特定の対象物をスチールカメラによって、8×10のカラーフィルムを使用して撮影し、現像して得られたポジ画像のカラー写真フィルムとした。
CPU101は、スキャナ16によって取得した原稿の各画素の入力濃度値に応じたYMCKデータである画像データを画像メモリ104に記憶する(S201)。
CPU101は、画像データ生成部106にて画像メモリ104に記憶された画像データに基づいて表面印刷層23を形成するための表面画像データを作成する(S202)。
具体的には、表面画像データは、表面のみで入力濃度値に対応する画像の濃度を表現できる画像データからなる。すなわち、本発明の実施形態においては、各画素において画像の濃度が表面のみで表現できる場合、裏面画像データは作成されない。
次いで、CPU101は、画像メモリ104に記憶された画像データに基づいて裏面印刷層24を形成するための裏面画像データを作成する(S203)。
具体的には、表面のみで入力濃度値に対応する画像の濃度を表現できない場合、作成された表面画像データにおいてYMCK各色の濃度値が最大である箇所の画像データを抽出し、当該抽出された画像データを表面と鏡像の関係となるようにデータ変換を行う。さらに、裏面画像データは、表面のみで表現できない濃度分の画像を裏面に形成するためのデータであるから、画像データの濃度値が変えられている。なお、作成された表面画像データと裏面画像データは、画像メモリ104に記憶される。
さらに、本発明の実施例においては、高濃度な画像を表現するのみならず、表面の濃度値が最大となるまで裏面に画像を形成させないこととしたので、表面と裏面のそれぞれについて256の階調数を確保することができ、表裏で合計して512階調を表現することが出来る。よって、高濃度を確保しつつも、透光性シート25の表面のみで表現される低濃度部分の画像ついて優れた階調性を有することが可能となる。
なお、本発明の実施形態においては、透光性シート25の表面の濃度値が最大となる部分を「高濃度部分」としたがこれに限定されず、例えば表面の階調領域が128から255の範囲を高濃度部分と定義してもよい。この場合においても、表面の高濃度部分に対応する裏面のみに画像が形成されるため、表裏で合計して512階調を表現することが可能となり、高濃度な画像を提供することが出来る。また、表面の階調領域が0〜127である低濃度部分の画像の裏面には画像が形成されないので、低濃度部分の画像ついても同様に優れた階調性を有することが出来る。
CPU101は、表面画像データを階調補正部107に出力して階調補正を行った上で、階調補正された表面画像データを画像形成部13に出力し、画像形成を実行して透明基材フィルム21に表面印刷層23を形成する(S204)。
次いで、CPU101は、裏面画像データを階調補正部107に出力して階調補正を行った上で、階調補正された裏面画像データを画像形成部13に出力し、表裏の画像の見当がそれぞれ合うように画像形成を実行し、白色コート層22に裏面印刷層24を形成する(S205)。なお、この印刷順序は表裏のどちらが先であってもよい。
また、透光性シート25に代えて半透明フィルム26や薄紙を用いてもよい。
以上の作成方法によって得られた透過型多色印刷物のシャドウ部の透過濃度を透過濃度計17で測定した。結果、シャドウ部の透過濃度値は、原稿の1.7に対して1.6と略同レベルの値を示した。なお、片面印刷だけで測定した場合の透過濃度値は1.3であった。
この透過型多色印刷物をあらかじめ用意したビュアーによって背部から蛍光白色光で図1(a)に示すように矢印の方向から照射すると、ポジ画像のカラー写真フィルムに近い高濃度な画像が表現されるとともに、表面の濃度値が最大となるまで裏面に画像を形成させないので低濃度部分の画像の階調性に優れた透過型多色高濃度画像を得ることができる。
次に、原稿の濃度をより的確に表現した透過型多色印刷物を作成するために必要な階調補正値の補正について説明する。
具体的には、階調補正値を透過濃度計17により取得された補正用パターン画像の透過濃度値と、ROM102に記憶されている理想透過濃度値との差分だけ増減することにより補正後階調補正値を取得する。この補正を行うことにより、原稿の濃度をより的確に表現された透過型多色印刷物を得ることができる。
本発明の24階調補正用パターン画像30の作成方法と補正後階調補正値の取得方法について図5〜図7を用いて詳細に説明する。
図5は、本発明で用いる24階調補正用パターン画像30の概略図、図6は補正後階調補正値を取得する際の全体的な手順を示すフローチャート、図7は補正後階調補正値を取得する際の具体的な取得手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、24階調補正用パターン画像30には、透光性シート25の表面31と裏面32にYMCKであるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各4色の画像が形成されている。
具体的な作成方法として、CPU101は、まず初めにROM102に格納されている表面補正用パターンデータと裏面補正用パターンデータを読み出す(S301)。
図5に示すように、表面補正用パターンデータとは、24階調補正用チャート30の表面31の左側半分に最低濃度値(無色)から最大濃度値までの段階的な12階調と右側半分に最大濃度値となるパターン画像を形成するためのデータである。また、裏面補正用パターンデータとは、表面31を背面から見た際の裏面32の左側半分に最大濃度値から最低濃度値(無色)までの段階的な12階調となるパターン画像を形成するためのデータである。
つまり、裏面32には、表面31の高濃度部分である最大濃度値に対応する位置にのみ、パターン画像が形成されることとなる。なお、高濃度部分は、前述と同じように最大濃度値となる部分に限定されない。
また、表面31の左上と裏面32の右上にある三角の目印は、表面31と裏面32の位置関係を知らしめるために用いたのであって、実際には24階調補正用パターン画像として印字されるものではない。
また、本発明の実施形態においては、表面補正用パターンデータと裏面補正用パターンデータは上述のようなデータとしたがこれに限定されず、少なくとも表面31の高濃度部分に対応する裏面32にパターン画像が形成されるデータであればよい。
CPU101は、収納部12から透光性シート25を画像形成部13へ搬送し、先程読み出した表面補正用パターンデータと裏面補正用パターンデータとに基づいて透光性シート25の表裏に階調を補正するための補正用パターン画像を作成する(S302)。
その後、出力された24階調補正用パターン画像30は、透過濃度計17によって表面31の最低濃度値である左側から最大濃度値である右側へ向って4色の透過濃度値について計測される。計測された透過濃度値はEEPROM105に順次記憶される(S303)。
CPU101は、得られた透過濃度値と表面31の左側から右側へ予めROM102に記憶されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの理想透過濃度値とを比較し、補正後階調補正値を取得する(S304)。具体的な、補正後階調補正値の取得方法については図7を用いて後述する。
CPU101は、4色の補正後階調補正値を全て取得したか否かの判断を行い、取得していない場合は同様に未取得の色の補正後階調補正値を取得するためにS304へ戻る(S305:NO)。
CPU101は、4色の補正後階調補正値を全て取得したことを確認すると、階調補正が終了したと判断する(S305:YES)。そして、4色の階調補正値の補正が完了する。
なお、取得された4色の補正後階調補正値は、EEPROM105に記憶される。また、補正後階調補正値の取得に関しては、各色について順々に一色ずつの補正後階調補正値を取得する方法や、並列処理により各色の補正後階調補正値を取得する方法がある。
次に、図7を用いて補正後階調補正値の取得方法について具体的に説明する。
CPU101は測定ポイントAを初期化する(S401)。ここで言う測定ポイントAとは、例えば、透過濃度計17を用いて表面31の最低濃度値である左側から最大濃度値の右側へ向ってイエローの透過濃度値を測定した際のA番目の透過濃度値のデータであることを示している。例えば、測定ポイントAが2である場合は、表面31の左側から2番目の透過濃度値のデータのことを示す。
CPU101は、測定ポイントAに1を加算し、次の測定ポイントを選択する(S402)。
CPU101は、EEPROM105に記憶された測定ポイントAに対応する透過濃度値、及び、ROM102に記憶された測定ポイントAに対応する理想透過濃度値を読み込む(S403)。
CPU101は、測定ポイントAに対応する透過濃度値が理想透過濃度値よりも低いかどうか判断する(S404)。その際に、測定ポイントAに対応する透過濃度が理想透過濃度値よりも低くない場合はS405に移行する(S404:NO)。
S405では、CPU101は、測定ポイントAに対応する透過濃度値が理想透過濃度値よりも高いかどうか判断する(S405)。その際に、測定ポイントAに対応する透過濃度値が理想透過濃度値よりも高くない場合はS406に移行する(S405:NO)。
つまり、S404がNOでS405もNOの場合は、測定ポイントAに対応する透過濃度と理想透過濃度値が同一である場合のフローを示しており、測定ポイントAについては階調補正値を補正する必要がない。つまり、階調補正値がそのまま補正後階調補正値となる。
S406において、CPU101は、測定ポイントAが最終の測定ポイントであるかどうかの判断を行い、最終の測定ポイントでない場合はS402に戻り(S406:NO)、最終の測定ポイントである場合はフローを終了する(S406:YES)。つまり、本発明の実施形態においては、補正用パターン画像が24階調であることから、CPU101は測定ポイントAの値が24の時に最終の測定ポイントであると判断する。
S404において、測定ポイントAに対応する透過濃度値が理想透過濃度値よりも低い場合(S404:YES)にはS407に移行する。
S407では、CPU101は、測定ポイントAに対応する表面31の入力濃度値が最大値かどうか判断する(S407)。
表面31の入力濃度値が最大値でない場合(S407:NO)、CPU101は、表面31の入力濃度値に対応する階調補正値を透過濃度値と理想透過濃度値の差分増加し、補正後階調補正値とする(S408)。
一方、表面31の入力濃度値が最大値である場合(S407:YES)、表面31の出力濃度値を増加することができないので、CPU101は、裏面32の入力濃度値に対応する階調補正値を透過濃度値と理想透過濃度値の差分増加し、補正後階調補正値とする(S409)。
つまり、測定ポイントAで計測された透過濃度値が理想透過濃度値よりも低い場合には、裏面32よりも表面31の入力濃度値に対応する階調補正値を優先的に増加させて補正後階調補正値を取得する。このように、実際にユーザが見ることとなる透光性シート25の表面の入力濃度値に対応する階調補正値を裏面よりも優先的に増加させるので、結果として透光性シート25の表面の濃度が濃くなり、視認性の優れた画像を提供することができる。
S405において、測定ポイントAに対応する透過濃度値が理想透過濃度値よりも高い場合(S405:YES)にはS410に移行する。
S410では、CPU101は、測定ポイントAに対応する裏面32の入力濃度値が最低値かどうか判断する(S410)。
裏面32の入力濃度値が最低値でない場合(S410:NO)、CPU101は、裏面32の入力濃度値に対応する階調補正値を透過濃度値と理想透過濃度値の差分減少し、補正後階調補正値とする(S411)。
一方、裏面32の入力濃度値が最低値である場合(S410:YES)、裏面32の出力濃度値を減少することができないので、CPU101は、表面31の入力濃度値に対応する階調補正値を透過濃度値と理想透過濃度値の差分減少し、補正後階調補正値とする(S412)。
つまり、測定ポイントAで計測された透過濃度値が理想透過濃度値よりも高い場合には、表面31よりも裏面32の入力濃度値に対応する階調補正値を優先的に減少させて補正後階調補正値を取得する。このように、実際にユーザから見られない透光性シート25の裏面の入力濃度値に対応する階調補正値を表面よりも優先的に減少させるので、結果として透光性シート25の表面の濃度低下が抑制され、視認性の優れた画像を提供することができる。
さらに、得られた補正後階調補正値をEEPROM105に記憶し、24階調以外の細かい階調間を線形補間することで、表裏で256階調ずつの合計512階調分の補正後階調補正値を取得することが出来る。これにより、従来のように裏面に表面の鏡面画像を形成して得られる256階調の画像と比較して選択範囲が2倍に広がり、より詳細な調整が可能となる。
よって、透過型多色印刷物を作成する際に、階調補正値に代えて上述した補正後階調補正値を用いることにより、原稿の濃度がより的確に表現された透過型多色印刷物を提供することが出来る。
以上、本発明の実施形態によれば、画像データと階調補正値を用いて透過型多色印刷物の表面画像の高濃度部分に対応する裏面にのみ、表面画像の鏡像が裏面画像として画像形成されるので、高濃度を確保しつつも低濃度部分の画像の階調性に優れた透過型多色印刷物、その作成方法、及び、画像形成装置を提供することが出来る。
さらに、透光性シート25、半透明フィルム26、又は薄紙を備えたことにより、ユーザの要望に合わせた透過型多色印刷物を提供することが出来る。
さらに、階調性に優れた階調補正用パターン画像を作成することで補正後階調補正値を取得可能なため、理想とされる階調曲線に非常に近い階調曲線を得ることが出来る。これにより、原稿に近い濃度の画像を透過型記録媒体に形成することが可能となる。
さらに、階調補正値を補正して補正後階調補正値を取得する際に、透過濃度値が理想透過濃度値よりも低い場合には裏面よりも表面の入力濃度値に対応する階調補正値を優先的に増加させ、さらに透過濃度値が理想透過濃度値よりも高い場合には表面よりも裏面の入力濃度値に対応する階調補正値を優先的に減少させて補正後階調補正値を取得するので、視認性の優れた透過型多色印刷物を提供することが出来る。
また、本発明の実施形態においては、ROM102に階調補正値と、理想透過濃度値と、補正用パターンデータを記憶させ、画像メモリ104に表面画像データと裏面画像データを記憶させ、且つ、EEPROM105に補正後階調補正値と透過濃度値を記憶させたがこれに限定されず、例えば、ハードディスクドライブを設け、その中にこれらのデータを記憶させても良い。
また、本発明の実施形態においては、YMCKのそれぞれについて表面の入力濃度値に対応する階調補正値と裏面の入力濃度値に対応する階調補正値の2つの階調補正値を用いたがこれに限定されず、表裏で共通の階調補正値を用いてもよい。
また、本発明の実施形態においては、高濃度部分を指定したがこれに限定されず、逆に低濃度部分を定義し、それ以外の階調領域を高濃度部分としてもよい。
また、本発明の実施形態においては、スキャナ16から画像データを取得して透過型多色印刷物を作成したが、通信部16を介してパーソナルコンピュータ2等の外部機器から画像データを取得して透過型多色印刷物を作成してもよい。
1 画像形成装置
2 パーソナルコンピュータ
11 制御部
12 収納部
13 画像形成部
14 排紙部
15 操作部
16 スキャナ(入力部)
17 透過濃度計(測定部)
21 透明基材フィルム
22 白色コート層
23 表面印刷層(表面画像)
24 裏面印刷層(裏面画像)
25 透光性シート(透過型記録媒体)
26 半透明フィルム(透過型記録媒体)
30 24階調補正用パターン画像(補正用パターン画像)
31 24階調補正用パターン画像の表面
32 24階調補正用パターン画像の裏面
101 CPU
102 ROM(記憶部)
103 RAM
104 画像メモリ(記憶部)
105 EEPROM
106 画像データ生成部(データ生成部)
107 階調補正部
108 通信部(受信部)
2 パーソナルコンピュータ
11 制御部
12 収納部
13 画像形成部
14 排紙部
15 操作部
16 スキャナ(入力部)
17 透過濃度計(測定部)
21 透明基材フィルム
22 白色コート層
23 表面印刷層(表面画像)
24 裏面印刷層(裏面画像)
25 透光性シート(透過型記録媒体)
26 半透明フィルム(透過型記録媒体)
30 24階調補正用パターン画像(補正用パターン画像)
31 24階調補正用パターン画像の表面
32 24階調補正用パターン画像の裏面
101 CPU
102 ROM(記憶部)
103 RAM
104 画像メモリ(記憶部)
105 EEPROM
106 画像データ生成部(データ生成部)
107 階調補正部
108 通信部(受信部)
Claims (16)
- 画像が形成される透過型記録媒体を収納する収納部と、
画像データを記憶する記憶部と、
記憶された前記画像データを用いて前記透過型記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像データを用いて前記透過型記録媒体の表面に画像を形成するための表面画像データ、及び、前記表面画像データの高濃度部分に対応する前記画像データを抽出し、当該抽出された画像データを表面と鏡像の関係となるようにデータを変換して前記透過型記録媒体の裏面に画像を形成するための裏面画像データを作成するデータ生成部と、
前記表面画像データと前記裏面画像データに基づいて前記透過型記録媒体の表裏に画像の見当がそれぞれ合うように表面画像と裏面画像を形成するよう制御する制御部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記高濃度部分は、前記表面画像の最大濃度部分であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記透過型記録媒体は、透明基材フィルムと白色コート層からなる基材、半透明フィルム又は薄紙であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記記憶部は、前記画像データに階調補正を行うための階調補正値を記憶しており、
入力された画像データに対し前記階調補正値に基づいて階調補正を行う階調補正部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記記憶部は、さらに前記階調補正値を補正するための補正用パターンデータを記憶しており、
前記制御部は、前記補正用パターンデータに基づいて前記透過型記録媒体に補正用パターン画像を形成するように前記画像形成部を制御することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記補正用パターンデータは、前記透過型記録媒体の表面にパターン画像を形成するための表面補正用パターンデータと、前記表面のパターン画像の高濃度部分に対応する裏面にのみ裏面のパターン画像を形成するための裏面補正用パターンデータとからなることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記表面補正用パターンデータと前記裏面補正用パターンデータは、前記透過型記録媒体の第一片から左右または上下に対応する第二片に向って、段階的に特定の間隔で低濃度から高濃度のパターン画像を形成するためのデータであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記透過型記録媒体の表裏に形成された前記補正用パターン画像の濃度値を測定する測定部、をさらに備え、
前記制御部は、前記測定部により測定された濃度値に基づいて前記階調補正値を補正して補正後階調補正値を算出し、
前記階調補正部は、前記補正後階調補正値を用いて前記表面画像データと前記裏面画像データの少なくともいずれか一方を階調補正することを特徴とする請求項4〜請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 原稿の画像を読み取って画像データを入力する入力部を、さらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載に記載の画像形成装置。
- 画像を形成するための画像データを外部端末から受信する受信部を、さらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 透過型記録媒体の表裏に画像が形成された透過型多色印刷物であって、
表面から順に表面画像、透過型記録媒体、裏面画像、から構成されてなり、
前記裏面画像は前記表面画像と鏡像の関係にあり、且つ、前記裏面画像は前記表面画像の高濃度部分に対応する位置にのみ画像が形成されていることを特徴とする透過型多色印刷物。 - 前記高濃度部分は、前記表面画像の最大濃度部分であることを特徴とする請求項11に記載の透過型多色印刷物。
- 前記透過型記録媒体は、透明基材フィルムと白色コート層からなる基材、半透明フィルム、又は薄紙であることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の透過型多色印刷物。
- 透過型記録媒体の表裏に画像が形成された透過型多色印刷物の作成方法であって、
画像を形成するための画像データを取得する第一のステップと、
前記画像データを用いて前記透過型記録媒体の表面に画像を形成するための表面画像データ、及び、前記表面画像データの高濃度部分に対応する画像データを抽出するとともに表面と鏡像の関係となるようにデータを変換することで前記透過型記録媒体の裏面に画像を形成するための裏面画像データを作成する第二のステップと、
前記表面画像データと前記裏面画像データに基づいて前記透過型記録媒体の表裏に画像の見当がそれぞれ合うように表面画像と裏面画像を形成する第三のステップと、を有することを特徴とする透過型多色印刷物作成方法。 - 前記高濃度部分は、前記表面画像の最大濃度部分であることを特徴とする請求項14に記載の透過型多色印刷物作成方法。
- 前記透過型記録媒体は、透明基材フィルムと白色コート層からなる基材、半透明フィルム、又は薄紙であることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の透過型多色印刷物作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009266122A JP2011112681A (ja) | 2009-11-24 | 2009-11-24 | 透過型多色印刷物、透過型多色印刷物作成方法、及び、画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8918952B2 (en) | 2007-02-12 | 2014-12-30 | Black & Decker Inc. | Vacuum cleaner |
US9239971B2 (en) | 2014-03-03 | 2016-01-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, method, and program product determining show-through of image formed on translucent print medium |
JP2019005918A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 大日本印刷株式会社 | 透過型印画物 |
JP2020199697A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 印刷方法及び印刷システム |
US20220063315A1 (en) * | 2020-08-31 | 2022-03-03 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing apparatus, printing system, image processing method, and recording medium |
-
2009
- 2009-11-24 JP JP2009266122A patent/JP2011112681A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11858284B2 (en) * | 2020-08-31 | 2024-01-02 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing apparatus, printing system, image processing method, and recording medium |
JP7484589B2 (ja) | 2020-08-31 | 2024-05-16 | 株式会社リコー | 情報処理装置、方法、プログラムおよび印刷システム |
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