JP2011111980A - ボールプランジャポンプ - Google Patents

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和典 宮田
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Abstract

【課題】ボールプランジャポンプを定容量ポンプとして小型・軽量化する。
【解決手段】カムフェース部材5の内周面は、カムフェース小径rsの円弧と、カムフェース大径rtの円弧と、これらの円弧を結ぶアルキメデス曲線とから構成される。カムフェース小径rsに沿ってボール10が公転したときのボール10の中心の軌跡raと、カムフェース大径rtに沿ってボール10が公転したときのボール10の中心の軌跡rzとを結ぶボール10の中心の軌跡rx(線分A2)がアルキメデス曲線となる。このボール10の中心の軌跡rxに対してボール10が外周(すなわち、カムフェース部材5の内周面)に接触する軌跡によりカムフェース部材5の断面形状の一部ry(線分A1)が設定される。この軌跡rxの範囲は、カムフェース部材5の小径rsの終了および大径rtの開始のタイミング角度θa、θbにより設定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ラジアルロータリー(回転)ポンプに関し、特に、ガソリンなどの低粘性液体に適し、複数のボールをピストンとして利用するボールプランジャポンプに関する。
自動車用燃料ポンプ(油圧ポンプ)として、耐久性に優れ、省動力を実現可能であって、簡素な構造を有するボールプランジャポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなボールプランジャポンプは、定量性があり、可変容量が可能であること、高効率であることなどの特徴を有する。
ボールプランジャポンプでは、実質的に放射状に穿設された複数のシリンダがロータ内に設けられ、各シリンダ内には、シリンダのシリンダ軸方向への移動と自転とが可能になるように、ボールが挿入されている。ボールのシリンダ軸方向に外方への運動を規制するために、ロータの外周にはリング状のカムフェース部材が設けられている。
このようなボールプランジャポンプは、ロータの回転に応じてボールがシリンダ内をピストン運動(往復運動)し、シャフトに平行に設けられた1つの吸入ポートから流体を吸入して、吸入した流体を圧縮した後、1つの吐出ポートから吐出するものである。
図6に示す概念図を用いて、従来のボールプランジャポンプの構成を具体的に説明する。図6に示すボールプランジャポンプは、図6(b)に示すように、複数(本例では、9つ)のシリンダ9が設けられたロータ4がカムフェース部材5に対向するように配置される。また、図6(a)に示すように、ロータ4はハウジングの一部を構成するサイドプレート3a、3bの間に配置される。なお、図6(a)は、図6(b)の矢視6A−6A部分断面図である。複数のボール10は、図示しないモータによる図6の矢印P方向へのロータ4の回転に応じて、カムフェース部材5の内周面に当接しながらロータ4の中心に対して公転するとともに、対応するシリンダ9内を往復運動する。
ここで、従来のボールプランジャポンプでは、ロータ4の1回転に対して、シャフト2の軸方向に平行に1つの吸入ポート11aと1つの吐出ポート12a、すなわち、1組の吸入ポート11aおよび吐出ポート12aとが設けられている。各シリンダ9に設けられた開口(ポート)9aは、ロータ4が1回転するとき、吸入行程において吸入ポート11aに開口し、吐出行程において吐出ポート12aに開口するように設けられる。これにより、ロータ4の1回転のうち、概ね半分の期間は、流体が吸入ポート11aからシリンダ9へ吸入される吸入行程となり、別の半分の期間は、シリンダ9に溜められた流体がシリンダ9から吐出ポート12aへ吐出される吐出行程となる。
特開平2−161175号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるボールプランジャポンプや図4に示す従来のボールプランジャポンプでは、ロータ4内のシリンダ9の形状により、ボール10の半径よりも小さいストローク量しか確保することができず、ポンプ容量を大きくするためには、ボールプランジャポンプそのもの(特に、ロータ4)を大型化しなければならないという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数組の吸入ポートおよび吐出ポートを設けることにより、定容量ポンプとして小型・軽量化することができるボールプランジャポンプを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のボールプランジャポンプ(1、1')は、複数組の吸入ポート(11a)および吐出ポート(12a)と、シャフト(2)とを有する本体部(3)と、シャフト(2)の周りを回転するロータ(4)と、ロータ(4)内に実質的に放射状に穿設された複数のシリンダ(9)と、複数のシリンダ(9)の各シリンダ(9)内にあって、該シリンダ(9)のシリンダ軸方向への移動と自転とが可能に挿入された複数のボール(10)と、複数のボール(10)の外周に位置して、複数のボール(10)の運動を規制するリング状のカムフェース部材(5、5')とを備え、複数組の吸入ポート(11a)および吐出ポート(12a)は、シャフト(2)の外周面に沿って交互に設けられていることを特徴とする。
本発明のボールプランジャポンプによれば、ロータの1回転中に各シリンダが対向する吸入ポートおよび吐出ポートを複数組設けることにより、ボールプランジャポンプを定容量ポンプとして小型・軽量化することができる。
本発明のボールプランジャポンプでは、シャフト(2)の軸方向に垂直な断面におけるカムフェース部材(5、5')の内周面の形状が平衡型形状であればよい。この場合、シャフト(2)の軸方向に垂直な断面におけるカムフェース部材(5、5')の内周面の形状は、小径(rs)を有する円弧と、大径(rt)を有する円弧と、異なる円弧間を結ぶアルキメデス曲線(A1、B1)とから形成される形状であればよい。カムフェース部材の内周面をこのように形成(構成)することにより、ボールの回転角度に対するシリンダのストローク量を一定に保つことができるので、ボールプランジャポンプの流体の吸入/吐出流量の変化を一定にすることができ、ポンプ脈動を低減させることができる。
本発明のボールプランジャポンプでは、ロータ(4)の回転に応じて、吸入工程のボール(10)と吐出工程のボール(10)とがロータ(4)の回転中心に対して点対称のピストン運動をすればよい。これにより、ボールプランジャポンプの流体の吸入/吐出流量の変化を一定にすることができ、ポンプ脈動を低減させることができる。
本発明のボールプランジャポンプでは、吸入ポート(11a)を介して吸入を開始するポート角度(θ1、θ1')は、ロータ(4)の回転に伴ってボール(10)が当接するカムフェース部材(5、5')の断面形状が小径(rs)の円弧から大径(rt)の円弧に移るとき、小径(rs)の円弧が終了した角度(θa、θe)にシリンダ(9)に設けられた吸入・吐出用開口(9a)の半径分に対応する角度(θc、θc')を加算した角度であり、吐出ポート(12a)を介して吐出を開始するポート角度(θ4、θ4')は、ロータ(4)の回転に伴ってボール(10)が当接するカムフェース部材(5、5')の断面形状が大径(rt)の円弧から小径(rs)の円弧に移るとき、大径(rt)の円弧が終了した角度(θd、θa')にシリンダ(9)に設けられた吸入・吐出用開口(9a)の半径分に対応する角度(θc、θc')を加算した角度であればよい。
なお、上記で括弧内に記した図面参照符号は、後述する実施形態における対応する構成要素を参考のために例示するものである。また、上記で括弧内に記した各部の半径等の参照符号は、後述する実施形態における対応する半径等を参考のために例示するものである。
本発明によれば、複数組の吸入ポートおよび吐出ポートを設けることにより、ボールプランジャポンプを定容量ポンプとして小型・軽量化することができる。また、ボールの回転角度に対するシリンダのストローク量を一定に保つことができるので、ボールプランジャポンプの流体の吸入/吐出流量の変化を一定にすることができ、ポンプ脈動を低減させることができる。
本発明の第1実施形態にかかるボールプランジャポンプの2方向からの断面図である。 図1に示すボールプランジャポンプの吸入ポートおよび吐出ポートの配置を示す概念図である。 図2(b)の領域Aの拡大図である。 第2実施形態にかかるボールプランジャポンプの吸入ポートおよび吐出ポートの配置を示す概念図である。 図4(b)の領域Bの拡大図である。 従来のボールプランジャポンプの吸入ポートおよび吐出ポートの配置を示す概念図である。
以下、添付図面を参照して本発明のボールプランジャポンプの好適な実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態におけるボールプランジャポンプ1の構成を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかるボールプランジャポンプ1の2方向からの断面図を示し、図1(a)は、シャフト2の軸方向に水平な面で取られた断面図(すなわち、図1(b)の矢視1A−1A部分断面図)であり、図1(b)は、図1(a)の矢視1B−1B部分断面図である。本実施形態のボールプランジャポンプ1は、図示しないモータ等により外部から駆動され、ガソリンや軽油などの低粘性の燃料(流体)を図示しないエンジンの燃焼室(ピストン)に供給するものである。
図1(a)および図1(b)に示すように、ボールプランジャポンプ1では、ハウジング(本体部)3の内面には、変形リング状のカムフェース部材(ステータリングともいう)5が固定的に設けられている。本実施形態では、カムフェース部材5は、その中心がシャフト(ピントルともいう)2の軸心と同軸上になるように設けられている。シャフト2はハウジング3と一体的に設けられる。なお、ハウジング3は2つの部材をボルト7により固定することにより構成される。また、ハウジング3の内部空間には、ロータ4を挟み込むようにサイドプレート3a、3bが設けられる。サイドプレート3a、3bおよびカムフェース部材5は、ノックピン13によりハウジング3に固定されている。
カムフェース部材5の内側には、周辺に複数のボール(本例では、8つ)が実質的に放射状に穿設された複数のシリンダ9を有するロータ4がカムフェース部材5に対して相対回転可能に設けられている。カムフェース部材5には、図1(a)に示すように、その内周面にボール10のロータ4の外周方向への移動(ボールの公転運動)を規制(案内)するための凹部が設けられている。
ロータ4は、複数のベアリング8を介してハウジング3に軸支され、シャフト2によって図1(b)の矢印P方向に回転駆動される。シャフト2は図示しないモータ等に連結されている。図1(b)に示すように、シャフト2の軸方向に平行に、外部と連通した吸入通路11と吐出通路12とがそれぞれ2つ(すなわち、2組の吸入通路11と吐出通路12とが)設けられている。各通路11、12は、それぞれ、吸入ポート11aおよび吐出ポート12aを介してロータ4の一側面上に開口している。吸入ポート11aおよび吐出ポート12aは、ロータ4が回転されているにもかかわらず固定状態となる。そのため、ロータ4の回転に応じて、吸入ポート11aおよび吐出ポート12aが後述する開口9aを介して複数のシリンダ9のいずれかと連通・遮断を繰り返すようになっている。
なお、各シリンダ9の吸入ポート11aおよび吐出ポート12aに対応する部分には、これらのポート11a、12aと連通するための吸入・吐出用の開口(ポート)9aが設けられている。図1(b)は、開口9aおよび各ポート11a、12aを概念的に示すものであるが、各シリンダ9における開口9aの位置は、シャフト2の位置にどのように吸入ポート11aと吐出ポート12aとが配置されているかにより設定されればよい。
図1(b)から分かるように、本実施形態のボールプランジャポンプ1では、ロータ4の1回転の間に、2つの吸入ポート11aと2つの吐出ポート12aとがシャフト2の外周面に沿って交互に配置されている。
ボール10は、各シリンダ9内に設けられ、シリンダ9のシリンダ軸方向(ロータ4の中心から放射方向)への移動と自転とが可能に挿入されている。シリンダ9とボール10とにより画成されるポンプ室(油圧室)は、開口9を介して吸入ポート11aに連通して燃料を吸入し、ロータ4の回転に応じてボール10がシリンダ9内に移動することにより燃料を圧縮しつつ、開口9を介して吐出ポート12aに連通して圧縮された燃料を吐出するようになっている。
なお、シャフト2とロータ4との嵌合状態は、固定されたシャフト2に対してロータ4が相対的に回転自在であるが、燃料(流体)の漏洩を最小限に抑止可能なようになっている。なお、ハウジング3のサイドプレート3a、3bの近傍には、ロータ4から燃料が漏洩しないようにオイルシール6が設けられている。
ここで、本発明の特徴部分であるカムフェース部材5の構成について詳細に説明する。図2は、図1に示すボールプランジャポンプ1の吸入ポート11aおよび吐出ポート12aの配置を示す概念図である。図2(a)は図2(b)の矢視2A−2A部分断面図である。図3は図2(b)の領域Aの拡大図である。図2(b)に示すように、本実施形態のボールプランジャポンプ1には、2つの吸入ポート11aと2つの吐出ポート12aとがロータ4の中心に対して点対称に配置されている。また、カムフェース部材5の形状はx軸およびy軸に対して線対称になっている。
本実施形態では、ロータ4の回転に応じて、吸入工程のボール10と吐出工程のボール10とがロータ4の回転中心に対して点対称のピストン運動をするように、カムフェース部材5の内周面を形成している。
具体的には、カムフェース部材5の内周面の形状を以下のように構成している。すなわち、カムフェース部材5のシャフト2の軸方向に垂直な断面の形状(以下、「カムフェース部材5の断面形状」という)は、図3に示すように、カムフェース部材5の小径(小半径、以下、「カムフェース小径」または「小径」という)rsの円弧とカムフェース部材5の大径(大半径、以下、「カムフェース大径」または「大径」という)rtの円弧が概ね90°の間隔で交互に配置され、カムフェース小径rsの円弧とカムフェース大径rtの円弧の間にアルキメデス曲線rxに対応する曲線ryが配置されるような形状となっている。
ここで、カムフェース部材5の断面形状は、ポート組の数に応じた数の線において線対称となっている。本実施形態では、図2(b)に示す2本の2点鎖線(垂直線であるy軸線と水平線であるx軸線)が対称軸となる。
ボール10がカムフェース小径rsに当接して公転するときにおけるボール10の中心の軌跡は、図3に示すように、半径ra(=カムフェース小径rs−ボール半径rb)の円弧となる。また、ボール10がカムフェース大径rtに当接して公転するときにおけるボール10の中心の軌跡は、半径rz(=カムフェース大径rt−ボール半径rb)の円弧となる。
そして、カムフェース小径rsに沿ってボール10が公転したときのボール10の中心の軌跡raと、カムフェース大径rtに沿ってボール10が公転したときのボール10の中心の軌跡rzとを結ぶボール10の中心の軌跡rx(線分A2)を以下に示すようなアルキメデス曲線とし、このボール10の中心の軌跡rxに対してボール10が外周(すなわち、カムフェース部材5の内周面)に接触する軌跡によりカムフェース部材5の断面形状の一部ry(線分A1)が設定される。なお、この軌跡rxの範囲は、カムフェース部材5の小径rsの終了および大径rtの開始のタイミングである角度θa、θbにより設定される。図3において、θaはカムフェース部材5の小径rsが終了する角度であり、θbはカムフェース部材5の大径rtが開始する角度であり、θはθaからの変化角である。
ここで、吸入ポート11aと吐出ポート12aのポート形状(ポート配置)の設定方法について説明する。まず、ボールプランジャポンプ1の必要吐出量および圧力変動対応などに応じて、ロータ4に埋設されるシリンダ9およびボール10の数と、シリンダ9の内径(ボール10の径)とを決定する。そして、決定されたボール10の数および吸入ポート11aと吐出ポート12aの組数(本実施形態では、2組)に基づいて、吸入開始ポート角度および吸入終了ポート角度並びに吐出開始ポート角度および吐出終了ポート角度を以下のように設定する。
すなわち、開口9aを介して吸入ポート11aからシリンダ9に流体の吸入を開始する吸入開始ポート角度θ1(ここでは、xy平面における第2象限にある一方の吸入ポート11aの吸入開始ポート角度)は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5の形状が小径rsから大径rtに移るとき、小径rsが終了した角度θaにシリンダ9の開口9aの半径分に対応する角度θcを加算した角度となり、以下の式が成立する。
θ1=θa+θc
また、開口9aを介して吸入ポート11aからシリンダ9に流体の吸入を開始する吸入終了ポート角度θ2(ここでは、第1象限にある他方の吸入ポート11aの吸入終了ポート角度)は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5の形状が大径rtから小径rsに移るとき、大径rtが終了した角度θdからシリンダ9の開口9aの半径分に対応する角度θcおよびクリアランス用の角度θ6を減算した角度となり、以下の式が成立する。
θ2=θd−θc−θ6
同様に、開口9aを介してシリンダ9から吐出ポート12aを介して流体の吐出を開始する吐出開始ポート角度θ4(ここでは、第1象限にある一方の吐出ポート12aの吐出開始ポート角度)は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5の形状が大径rtから小径rsに移るとき、大径rtが終了した角度θdにシリンダ9の開口9aの半径分に対応する角度θcを加算した角度となり、以下の式が成立する。
θ4=θd+θc
また、開口9aを介してシリンダ9から吐出ポート12aを介して流体の吐出を終了する吐出終了ポート角度θ5(ここでは、第1象限から第2象限に続く一方の吐出ポート12aの吐出終了ポート角度)は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5の形状が小径rsから大径rtに移るとき、小径rsが終了した角度θaからシリンダ9の開口9aの半径分に対応する角度θcおよびクリアランス用の角度θ6を減算した角度となり、以下の式が成立する。
θ5=θa−θc−θ3
なお、クリアランス用の角度θ3およびθ6は、それぞれ吸入ポート11aと吐出ポート12aとの間にシリンダ9の開口9aが位置したときに、吸入ポート11aと吐出ポート12aの間のシール性を確保するために設けられたものである。
また、吸入ポート11aに対応するボール10の中心の軌跡rxは、アルキメデス曲線の定数aを以下のように定義して、最初にカムフェース部材5の小径rsにボール10が当接しているときのボール10の中心の軌跡raを考慮して、角度θ1からの変化角θを用いて以下のように表される。
定数a=(rz−ra)/(θb−θ1)
rx=ra+a×θ
一方、吐出ポート12aに対応するボール10の中心の軌跡rx'は、アルキメデス曲線の定数aを以下のように定義して、最初にカムフェース部材5の大径rtにボール10が当接しているときのボール10の中心の軌跡rzを考慮して、角度θdからの変化角θを用いて以下のように表される。
定数a=(rz−ra)/(θb−θ1)
rx'=rz−a×θ
以上のように、本実施形態では、ロータ4の1回転に対して2組の吸入ポート11aと吐出ポート12aを配置することにより、ロータ4が1回転する際に、2度の吸入・吐出行程を行うことができるので、同じ吐出量のボールプランジャポンプ1を小型・軽量化することができる。
また、アルキメデス曲線を利用してカムフェース部材5の内径の形状を構成することにより、ボール10の回転角度に対するシリンダ9のストローク量を一定に保つことができるので、ボールプランジャポンプ1の流体の吸入/吐出流量の変化を一定にすることができ、ポンプ脈動を低減させることができる。
また、隣り合う吸入ポート11aと吐出ポート12aの間には、シリンダ9の開口9aが位置したときにおいても所定のクリアランス角度θ3、θ6を設けているので、吸入行程と吐出行程における油路のシール性を確保することができるとともに、サイドプレート3a、3bとのサイドクリアランスからの漏れを低減させることができる。これにより、ボールプランジャポンプ1の容積効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、図4および図5を参照して、本発明の第2実施形態におけるボールプランジャポンプ1'の構成を詳細に説明する。なお、第2実施形態のボールプランジャポンプ1'は、カムフェース部材の構成以外は第1実施形態のボールプランジャポンプ1と同様の構成を有するので、第1実施形態における図1に対応する全体構成の図示を省略するとともに、同様の構成要素(部材)に対しては同様の符号を付すものとする。
本実施形態のカムフェース部材5'の構成について詳細に説明する。図4は、第2実施形態にかかるボールプランジャポンプ1'の吸入ポート11aおよび吐出ポート12aの配置を示す概念図である。図4(a)は図4(b)の矢視4A−4A部分断面図である。図5は図4(b)の領域Bの拡大図である。図4(b)に示すように、本実施形態のボールプランジャポンプ1'には、3つの吸入ポート11aと3つの吐出ポート12aとがロータ4の中心に対して点対称に配置されている。また、カムフェース部材5の形状はy軸および2本の1点鎖線L、Mに対して線対称に配置されている。
本実施形態においても、第1実施形態の構成と同様に、ロータ4の回転に応じて、吸入工程のボール10と吐出工程のボール10とがロータ4の回転中心に対して点対称のピストン運動をするように、カムフェース部材5'の内周面を形成している。
具体的では、カムフェース部材5'の内周面の形状を以下のように構成している。すなわち、カムフェース部材5'の断面形状は、図4(b)に示すように、カムフェース部材5'の小径rsの円弧とカムフェース部材5'の大径rtの円弧が概ね60°の間隔で交互に配置され、カムフェース小径rsの円弧とカムフェース大径rtの円弧の間にアルキメデス曲線rxに対応する曲線ryが配置されるような形状となっている。
ここで、カムフェース部材5'の断面形状は、ポート組の数に応じた数の線において線対称となっている。本実施形態では、上述のように、図4(b)に示す2本の1点鎖線L、Mおよびy軸が対称軸となる。
ボール10がカムフェース大径rtに当接して公転するときにおけるボール10の中心の軌跡は、図5に示すように、半径rz(=カムフェース大径rt−ボール半径rb)の円弧となる。また、ボール10がカムフェース小径rsに当接して公転するときにおけるボール10の中心の軌跡は、半径ra(=カムフェース小径rs−ボール半径rb)の円弧となる。
そして、カムフェース大径rtに沿ってボール10が公転したときのボール10の中心の軌跡rzと、カムフェース小径rsに沿ってボール10が公転したときのボール10の中心の軌跡raとを結ぶボール10の中心の軌跡rx(線分B2)を以下に示すようなアルキメデス曲線とし、このボール10の中心の軌跡rxに対してボール10が外周(すなわち、カムフェース部材5'の内周面)に接触する軌跡によりカムフェース部材5'の断面形状の一部ry(線分B1)が設定される。なお、この軌跡rxの範囲は、カムフェース部材5'の小径rsの開始および大径rtの終了のタイミングである角度θa'、θb'により設定される。図3において、θa'はカムフェース部材5'の大径rtが終了する角度であり、θb'はカムフェース部材5'の小径rsが開始する角度であり、θはθa'からの変化角である。
ここで、吸入ポート11aと吐出ポート12aのポート形状(ポート配置)の設定方法について説明する。まず、ボールプランジャポンプ1の必要吐出量および圧力変動対応などに応じて、ロータ4に埋設されるシリンダ9およびボール10の数と、シリンダ9の内径(ボール10の径)とを決定する。そして、決定されたボール10の数および吸入ポート11aと吐出ポート12aの組数(本実施形態では、3組)に基づいて、吸入開始ポート角度および吸入終了ポート角度並びに吐出開始ポート角度および吐出終了ポート角度を以下のように設定する。
すなわち、開口9aを介して吸入ポート11aからシリンダ9に流体の吸入を開始する吸入開始ポート角度θ1'(ここでは、xy平面における第1象限にある一の吸入ポート11aの吸入開始ポート角度)は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5'の形状が小径rsから大径rtに移るとき、小径rsが終了した角度θeからシリンダ9の開口9aの半径分に対応する角度θc'を減算した角度となり、以下の式が成立する。
θ1'=θe−θc'
また、開口9aを介して吸入ポート11aからシリンダ9に流体の吸入を開始する吸入終了ポート角度θ2'(ここでは、第1象限から第2象限に続く一の吸入ポート11aの吸入終了ポート角度)は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5'の形状が大径rtから小径rsに移るとき、大径rtが終了した角度θ4'からシリンダ9の開口9aの半径分に対応する角度θc'およびクリアランス用の角度θ6'を減算した角度となり、以下の式が成立する。
θ2'=θ4'−θc'−θ6'
同様に、開口9aを介してシリンダ9から吐出ポート12aを介して流体の吐出を開始する吐出開始ポート角度θ4'(ここでは、第2象限にある一の吐出ポート12aの吐出開始ポート角度)は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5'の形状が大径rtから小径rsに移るとき、大径rtが終了した角度θa'にシリンダ9の開口9aの半径分に対応する角度θc'を加算した角度となり、以下の式が成立する。
θ4'=θa'+θc'
また、開口9aを介してシリンダ9から吐出ポート12aを介して流体の吐出を終了する吐出終了ポート角度θ5'(ここでは、第4象限から第1象限に続く別の吐出ポート12aの吐出終了ポート角度)は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5'の形状が小径rsから大径rtに移るとき、小径rsが終了した角度θeからシリンダ9の開口9aの半径分に対応する角度θcおよびクリアランス用の角度θ3'を加算した角度となり、以下の式が成立する。
θ5'=θe+θc'+θ3'
なお、クリアランス用の角度θ3'およびθ6'は、第1実施形態と同様に、それぞれ吸入ポート11aと吐出ポート12aとの間にシリンダ9の開口9aが位置したときに、吸入ポート11aと吐出ポート12aの間のシール性を確保するために設けられたものである。
また、吸入ポート11aに対応するボール10の中心の軌跡rx(図4(b)の第1象限の軌跡)は、アルキメデス曲線の定数aを以下のように定義して、最初にカムフェース部材5'の小径rsにボール10が当接しているときのボール10の中心の軌跡raを考慮して、角度θeからの変化角θ'を用いて以下のように表される。
定数a=(rz−ra)/(θb'−θa')
rx=ra+a×θ
一方、吐出ポート12aに対応するボール10の中心の軌跡rx'は、アルキメデス曲線の定数aを以下のように定義して、最初にカムフェース部材5'の大径rtにボール10が当接しているときのボール10の中心の軌跡rzを考慮して、角度θa'からの変化角θ'を用いて以下のように表される。
定数a=(rz−ra)/(θb'−θa')
rx'=rz−a×θ
以上のように、本実施形態においても、ロータ4の1回転に対して3組の吸入ポート11aと吐出ポート12aを配置することにより、ロータ4が1回転する際に、3度の吸入・吐出行程を行うことができるので、同じ吐出量のボールプランジャポンプ1'をさらに小型・軽量化することができる。
また、アルキメデス曲線を利用してカムフェース部材5'の内径の形状を構成することにより、ボール10の回転角度に対するシリンダ9のストローク量を一定に保つことができるので、ボールプランジャポンプ1'の流体の吸入/吐出流量の変化を一定にすることができ、ポンプ脈動を低減させることができる。
また、隣り合う吸入ポート11aと吐出ポート12aの間には、シリンダ9の開口9aが位置したときにおいても所定のクリアランス角度θ3'、θ6'を設けているので、吸入行程と吐出行程における油路のシール性を確保することができるとともに、サイドプレート3a、3bとのサイドクリアランスからの漏れを低減させることができる。これにより、ボールプランジャポンプ1の容積効率を向上させることができる。
以上説明したように、本発明のボールプランジャポンプ1、1'によれば、複数組(第1実施形態では2組、第2実施形態では3組)の吸入ポート11aおよび吐出ポート12aと、シャフト2とを有するハウジング3と、シャフト2の周りを回転するロータ4と、ロータ4内に実質的に放射状に穿設された8つのシリンダ9と、各シリンダ9内にあって、シリンダ9のシリンダ軸方向への移動と自転とが可能に挿入されたボール10と、8つのボール10の外周に位置して、これらのボール10の公転運動を規制するリング状のカムフェース部材5、5'とを備え、複数組の吸入ポート11aおよび吐出ポート12aがシャフト2の外周面に沿って交互に設けられるように構成することとした。本発明のボールプランジャポンプ1、1'によれば、ロータ4の1回転中に各シリンダ9の開口9aに対向する吸入ポート11aおよび吐出ポート12aを複数組設けることにより、ボールプランジャポンプ1、1'を定容量ポンプとして小型・軽量化することができる。
本発明のボールプランジャポンプ1、1'では、シャフト2の軸方向に垂直な断面におけるカムフェース部材5、5'の内周面の形状が平衡型形状であるのが好ましい。この場合、シャフト2の軸方向に垂直な断面におけるカムフェース部材5、5'の内周面の形状(カムフェース部材5、5'の断面形状)は、カムフェース小径rsを有する円弧と、カムフェース大径rtを有する円弧と、これら異なる円弧間を結ぶアルキメデス曲線A1、B1とから形成される形状であればよい。カムフェース部材5、5'の断面の内周面をこのように形成(構成)することにより、ボール10の回転角度に対するシリンダ9のストローク量を一定に保つことができるので、ボールプランジャポンプ1、1'の流体の吸入/吐出流量の変化を一定にすることができ、ポンプ脈動を低減させることができる。
本発明のボールプランジャポンプ1、1'では、ロータ4の回転に応じて、吸入工程のボール10と吐出工程のボール10とがロータ4の回転中心に対して点対称のピストン運動をするのが好ましい。これにより、ボールプランジャポンプ1、1'の流体の吸入/吐出流量の変化を一定にすることができ、ポンプ脈動を低減させることができる。
本発明のボールプランジャポンプ1、1'では、吸入ポート11aを介して吸入を開始するポート角度θ1、θ1'は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5、5'の断面形状がカムフェース小径rsの円弧からカムフェース大径rtの円弧に移るとき、カムフェース小径rsの円弧が終了した角度θa、θeにシリンダ9に設けられた開口9aの半径分に対応する角度θc、θc'を加算した角度であり、吐出ポート12aを介して吐出を開始するポート角度θ4、θ4'は、ロータ4の回転に伴ってボール10が当接するカムフェース部材5、5'の断面形状がカムフェース大径rtの円弧からカムフェース小径rsの円弧に移るとき、カムフェース大径rtの円弧が終了した角度θd、θa'にシリンダ9に設けられた開口9aの半径分に対応する角度θc、θc'を加算した角度であるのが好ましい。
以上、本発明のボールプランジャポンプの実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明したが、本発明は、これらの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書および図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書および図面に記載のない形状・構造・機能を有するものであっても、本発明の作用・効果を奏する以上、本発明の技術的思想の範囲内である。すなわち、ボールプランジャポンプを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
なお、上述の実施形態では、吸入ポート11aおよび吐出ポート12aの組数が2組および3組の場合について説明したが、本発明はこれらに限らず、ボールプランジャポンプの大きさ等の他の条件を満たす限り、吸入ポート11aおよび吐出ポート12aが4組以上設けられていてもよい。
1、1' ボールプランジャポンプ
2 シャフト
3 ハウジング(本体部)
4 ロータ
5 カムフェース部材
7 駆動シャフト
9 シリンダ
9a 開口
10 ボール
11a 吸入ポート
12a 吐出ポート

Claims (5)

  1. 複数組の吸入ポートおよび吐出ポートと、シャフトとを有する本体部と、
    前記シャフトの周りを回転するロータと、
    前記ロータ内に実質的に放射状に穿設された複数のシリンダと、
    前記複数のシリンダの各シリンダ内にあって、該シリンダのシリンダ軸方向への移動と自転とが可能に挿入された複数のボールと、
    前記複数のボールの外周に位置して、前記複数のボールの運動を規制するリング状のカムフェース部材と
    を備え、
    前記複数組の吸入ポートおよび吐出ポートは、前記シャフトの外周面に沿って交互に設けられていることを特徴とするボールプランジャポンプ。
  2. 前記シャフトの軸方向に垂直な断面における前記カムフェース部材の内周面の形状が平衡型形状であることを特徴とする請求項1に記載のボールプランジャポンプ。
  3. 前記シャフトの軸方向に垂直な断面における前記カムフェース部材の内周面の形状は、小径を有する円弧と、大径を有する円弧と、異なる円弧間を結ぶアルキメデス曲線とから形成される形状であることを特徴とする請求項2に記載のボールプランジャポンプ。
  4. 前記ロータの回転に応じて、吸入工程の前記ボールと吐出工程の前記ボールとが該ロータの回転中心に対して点対称のピストン運動をすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のボールプランジャポンプ。
  5. 前記吸入ポートを介して吸入を開始するポート角度は、前記ロータの回転に伴って前記ボールが当接する前記カムフェース部材の断面形状が前記小径の円弧から前記大径の円弧に移るとき、前記小径の円弧が終了した角度に前記シリンダに設けられた吸入・吐出用開口の半径分に対応する角度を加算した角度であり、
    前記吐出ポートを介して吐出を開始するポート角度は、前記ロータの回転に伴って前記ボールが当接する前記カムフェース部材の断面形状が前記大径の円弧から前記小径の円弧に移るとき、前記大径の円弧が終了した角度に前記シリンダに設けられた前記吸入・吐出用開口の半径分に対応する角度を加算した角度であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のボールプランジャポンプ。
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