JP2011111549A - メタノール製造システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイオマス原料を用いたメタノール合成の収率を向上することができるメタノール製造システム及び方法を提供する。
【解決手段】バイオマス21をガス化してバイオマスガス化ガス24を得るガス化炉20と、得られたバイオマス由来の精製ガス26を用いて、メタノール31を合成するメタノール合成設備30と、天然ガス41を改質すると共にガス精製するガス改質・精製装置40とを具備してなり、ガス改質・精製装置40からの水素リッチガス43をメタノール合成設備30に送り、バイオマス由来の精製ガス26と水素リッチガス43とを用いてメタノールを合成するに際し、[水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標](H2/(2CO+3CO2)=M値)を、両者(バイオマス由来の精製ガス26及び水素リッチガス43)のガス混合後において1.05以上になるように図示しない制御装置で制御しつつメタノール31を製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バイオマス等の有機燃料由来のガス化ガスと、天然ガス由来のガス化ガスとを用いて、液体燃料であるメタノールを製造するメタノール製造システム及び方法に関する。
一般にバイオマスとは、エネルギー源または工業原料として利用することのできる生物体(例えば、農業生産物または副産物、木材、植物等)をいい、太陽エネルギー、空気、水、土壌等の作用により生成されるので、無限に再生可能である。
上記バイオマスをガス化燃料として利用することで燃料用のガス及びメタノール等のクリーンなエネルギー源の製造が可能となる。また、廃棄物としてのバイオマスを処理できるので、環境の浄化にも役立つとともに、新規に生産されるバイオマスも光合成によるCO2の固定により生育される。大気のCO2を増加させないので、CO2の抑制につながることとなり、好ましい技術である。
ここで、供給するバイオマスとしては、生産または廃棄されたバイオマスを粉砕・乾燥したものを供給するのが好ましい。なお、バイオマスとは、エネルギー源または工業原料として利用することのできる生物資源(例えば、農業生産物または副産物、木材、植物等)をいい、例えば、スイートソルガム、ネピアグラス、スピルリナ等が用いられている(特許文献1乃至特許文献4、非特許文献1)。
特開2001−240877号公報 特開2001−240878号公報 特開平9−111254号公報 特開2002−88379号公報
坂井正康著、「バイオマスが拓く21世紀エネルギー」、森北出版株式会社、1998年10月28日発行
ところで、バイオマス等の有機物をガス化し、メタノール合成を行うプラントについては、従来種々提案されているが、化石燃料由来のメタノール合成設備に比べ、その前処理の煩雑さやガス精製を行う必要があることから、バイオマス由来のメタノール合成プラントシステムとしてのコスト競争力を有しないのが、現状であるので、コスト競争力を有するシステムの出現が求められている。
ところで、一般にメタノール合成を行うためには、水蒸気と酸素とを用いてガス化を行うようにしている。ここで、水蒸気を使う理由としては、バイオマスを熱分解してもメタノールに必要な水蒸気と有機物の炭素を反応させ、水素を増加させるためである。また、酸素を使う理由としては、メタノール合成を高圧条件にて行うため、空気を用いる場合、含まれる窒素の分動力が増加すること、また、窒素が含まれる分、メタノール合成の効率が低下するからである。
通常、バイオマスガス化ガス中のCO2は触媒合成には用いることができないが、メタノール合成触媒ではCOシフト反応の逆反応(下記式(1)参照)が起こることから、水素(H2)とCO以外に、CO2も合成用として用いることが可能である。
2+CO2→H2O+CO…(1)
よって、メタノール合成のための理想的なガス組成はH2/(2CO+3CO2)=1以上であり、この指標については所謂「M値」として、一般に知られている。
例えば、特許文献3のシステムでは、酸素による部分燃焼によりCO2が発生し、M値=1以上を達成するのは難しい、という問題がある。
そのため、M値=1以上を達成するためには、系内よりCO2を除去する方法も考えられるが、そのために別途設置する必要があるCO2分離装置の動力が高くなるに加え、せっかくメタノール原料として使用可能であるCO2を系外に捨てることになる、という問題がある。
また、メタノール合成触媒がCOシフト反応の逆反応を起こすため、COシフト反応触媒を手前に置くようにしても、実質的にメタノール合成の収率向上に寄与しない。これは、COシフト反応触媒で発生したH2とCO2とは触媒内で結局H2OとCOとに戻ることとなるからである。
さらに、特許文献4においては、水蒸気でガス化を行い、外部でバイオマスを燃焼させるプロセスも提案されている。
この特許文献4のシステムでは、酸素による部分燃焼を行わないため、M値=1以上を比較的容易に達成することが可能であるが、一方で、外熱に用いたCO2を系外に捨ててしまうため、総合的なメタノール収率は低くなる、という問題がある。
よって、バイオマスをはじめとする有機物のガス化システムは一般に煩雑であり、化石燃料由来のメタノールに比べ製造コストは高いというのが現状である。
本発明は、前記問題に鑑み、バイオマス原料を用いたメタノール合成の収率を向上することができるメタノール製造システム及び方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、供給されるバイオマスをガス化してバイオマスガス化ガスを得るバイオマスガス化炉と、前記バイオマスガス化ガスを精製する精製装置と、天然ガスをガス改質すると共に精製して水素リッチガスとするガス改質・精製装置と、前記ガス改質・精製装置で得られたバイオマス由来の精製ガスと、天然ガス由来の水素リッチガスとを用いて、メタノールを合成するメタノール合成設備とを具備してなり、前記バイオマス由来の精製ガスと水素リッチガスとを用いてメタノールを合成するに際し、[水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標](H2/(2CO+3CO2)=M値)を、両者(バイオマス由来の精製ガス及び水素リッチガス)のガス混合後において1.05以上になるように制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システムにある。
第2の発明は、第1の発明において、前記バイオマス由来の精製ガスをガス改質・精製装置に供給して、天然ガスと共に、ガス改質・精製を行い、混合ガスを用いてメタノール合成することを特徴とするメタノール製造システムにある。
第3の発明は、第1の発明において、前記メタノール合成設備が、バイオマスガス化ガス用の第1のメタノール合成設備と、水素リッチガス用の第2のメタノール合成設備とからなり、第2のメタノール合成設備からの水素リッチの第2のオフガスを第1のメタノール合成設備側に送る水素リッチオフガス供給ラインとを有し、水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システムにある。
第4の発明は、第1の発明において、前記メタノール合成設備が、バイオマスガス化ガス用の第1のメタノール合成設備と、水素リッチガス用の第2のメタノール合成設備とからなり、第1のメタノール合成設備からの炭素リッチの第1のオフガスを第2のメタノール合成設備側に送る炭素リッチオフガス供給ラインを有し、水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システムにある。
第5の発明は、第1の発明において、前記メタノール合成設備が、バイオマスガス化ガス用の第1のメタノール合成設備と、水素リッチガス用の第2のメタノール合成設備とからなり、第2のメタノール合成設備に供給する水素リッチガスの一部を精製ガス側に送る水素リッチガス供給ラインを有し、水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システムにある。
第6の発明は、第1の発明において、前記メタノール合成設備が、バイオマスガス化ガス用の第1のメタノール合成設備と、水素リッチガス用の第2のメタノール合成設備とからなり、第1のメタノール合成設備に供給する精製ガスの一部を水素リッチガス側に送る炭素リッチガス供給ラインを有し、水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システムにある。
第7の発明は、第1乃至6のいずれか一つの発明において、前記ガス化炉からのバイオマスガス化ガスのガス組成を検知する第1のガス組成検知部と、前記ガス改質・精製装置からの水素リッチガスのガス組成を検知する第2のガス組成検知部とを具備してなり、第1のガス組成検知部と第2のガス組成検知部との計測情報を元に、制御装置により、両者のガス混合後の、水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システムにある。
第8の発明は、第1乃至6のいずれか一つの発明において、前記メタノール合成設備からの水素リーンの第1のオフガスをバイオマスガス化ガス炉側に送る第2のリサイクルラインを有することを特徴とするメタノール製造システムにある。
第9の発明は、バイオマスガス化設備を用いて、バイオマス由来のガス化ガスを精製し、この精製ガスを用いて、メタノールを合成する工程と、天然ガス改質設備を用いて、天然ガスを改質した水素リッチガスを用いて、メタノールを合成する工程とを含み、バイオマス由来の精製ガスと水素リッチガスとを用いてメタノールを合成するに際し、[水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標](H2/(2CO+3CO2)=M値)を、両者(バイオマス由来の精製ガス及び水素リッチガス)のガス混合後において1.05以上になるように制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造方法にある。
第10の発明は、第9の発明において、前記メタノール合成する設備が、バイオマス由来のメタノール合成設備と天然ガス由来のメタノール合成設備の単独設備か、これらを併せた設備のいずれかであることを特徴とするメタノール製造方法にある。
本発明によれば、天然ガス改質設備由来の水素リッチガスを用いて、バイオマスガス化ガスと混合して、メタノールを合成する際、両者の混合後のM値を1.05以上となるように制御することで、一方のバイオマスガス化設備由来の精製ガスに着目すると水素が補われることとなり、他方の天然ガス設備由来の水素リッチガスに着目すると炭素源が補われるという、相互補完作用がなされ、結果として合成されるメタノールの合成収率を向上させることができる。
図1は、実施例1に係るメタノール製造システムの概略図である。 図2は、実施例2に係るメタノール製造システムの概略図である。 図3は、実施例3に係るメタノール製造システムの概略図である。 図4は、実施例4に係るメタノール製造システムの概略図である。 図5は、実施例5に係るメタノール製造システムの概略図である。 図6は、実施例6に係るメタノール製造システムの概略図である。 図7は、実施例7に係るメタノール製造システムの概略図である。 図8は、実施例8に係るメタノール製造システムの概略図である。 図9は、実施例9に係るメタノール製造システムの概略図である。 図10は、M値とメタノール熱量収率との関係図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明による実施例1に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図1は、本実施例に係るメタノール製造システムの概略図である。
図1に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Aは、供給されるバイオマス21を供給してガス化してバイオマスガス化ガス24を得るバイオマスガス化炉(ガス化炉)20と、前記バイオマスガス化ガス24を精製するガス精製装置25と、天然ガス41をガス改質すると共に精製して水素リッチガスとするガス改質・精製装置40と、前記ガス精製装置25で得られたバイオマス由来の精製ガス26と、ガス改質・精製装置40で得られた天然ガス由来の水素リッチガス43とを用いて、メタノールを合成するメタノール合成設備30とを具備してなり、前記バイオマス由来の精製ガス26と水素リッチガス43とを用いてメタノールを合成するに際し、[水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標](H2/(2CO+3CO2)=M値)を、両者(バイオマス由来の精製ガス26及び水素リッチガス43)のガス混合後において1.05以上になるように図示しない制御装置で制御しつつメタノール31を製造するものである。
本実施例では、バイオマス21をガス化炉20に供給して、その後バイオマスガス化ガス24をガス精製装置25で精製した精製ガス26をメタノール合成設備30に供給すると共に、別途天然ガス41をガス改質・精製装置40へ供給して水素リッチガス43とし、この水素リッチガス43を前記メタノール合成設備30へ供給するようにしている。
ここで、図1中、符号22はバイオマス21と共に供給される水蒸気、23は酸素、32はオフガス、42は軽質ガス42を図示する。なお、軽質ガス42は例えば石油ナフサ等であり、天然ガス41の補助的な燃料として用いている。
また、本実施例では、メタノール合成設備30からの水素リーンの第1のオフガス32は第1のリサイクルライン50により再度メタノール合成設備30へ、循環して再利用している。
このように、本実施例では、バイオマス21をガス化してバイオマスガス化ガス24を得るバイオマスガス化炉20を有するバイオマスガス化設備と、天然ガス41及び軽質ガス42を改質すると共にガス精製するガス改質・精製装置40を有する天然ガス改質設備(天然ガス設備)とを用い、天然ガス改質設備由来の水素リッチガス43を用いて、バイオマスガス化ガス24と混合して、メタノール31を合成する際、両者の混合後のM値を1.05以上となるように制御することで、一方のバイオマスガス化設備由来の精製ガス26に着目すると水素が補われることとなり、他方の天然ガス改質設備由来の水素リッチガス43に着目すると炭素源が補われるという、相互補完作用がなされ、結果として合成されるメタノール31の合成収率を向上させることができる。
このM値とメタノール熱量収率との関係を図10に示す。図10に示すように、M値が1.05のときには、メタノール熱量収率が向上することが判明した。なお、M値が1.05を超えると水素が過剰となり収率の低下がみられた。またM値が1.05未満では水素不足のため収率が低下し、さらに炭素析出のために運用が困難となることが判明した。
ここで、メタノール合成設備30は、水素及びCOを主成分とするガス(精製ガス26及び水素リッチガス43)を昇圧し、触媒を充填した合成塔で圧力3〜11MPa、温度180〜300℃のもとでメタノール31を合成するものであり、合成塔の気液分離器により、メタノール31を製品として分離するようにしている。なお、このメタノール31からの脱水反応によりジメチルエーテル(DME)を合成するようにしてもよい。
このように、バイオマスガス化設備単独ではなく、別途天然ガスという化石燃料の天然ガス設備を必要とするが、バイオマス由来の水素ガス、一酸化炭素ガス、二酸化炭素ガスを有効に利用することができ、相互補完作用により、エタノール製造収率が大幅に向上することとなる。
本プロセスは、メタノール合成設備がバイオマスガス化設備より大きい場合に特に有効である。
具体的には、混合前の「天然ガス由来のメタノール製造」の単独使用の場合には、例えば供給原料である天然ガスを100t/日の設備とした場合、M値が1.5でメタノール収率が60〜70%、メタノール収量が180t/日である。
一方の「バイオマス由来のメタノール製造」の単独使用の場合には、例えば供給原料であるバイオマスを100t/日の設備とした場合、メタノール収率が40〜50%、メタノール収量が40t/日である。
このような単独で操業する場合には、両者の設備を合計しても220t/日であった。
これに対し、両者の併用の場合においては、「天然ガス由来のメタノール製造」の供給原料が天然ガスを100t/日の設備とした場合、M値が1.5でメタノール収率が60〜70%、メタノール収量が180t/日と変化はない。
しかし、これに「バイオマス由来のメタノール製造」の併用の場合には、例えば供給原料のバイオマスを100t/日とすると、メタノール収率が100〜110%、メタノール収量が100t/日となり、合計すると280t/日であった。
また、メタノール収量はバイオマス設備単独の場合に40t/日であったものが、併用の場合には100t/日となり、2.5倍もの大幅なメタノールの増産となることが確認された。
このように、両設備の併用により、バイオマスガス化プラント側から見ると、元のバイオマス投入量とほぼ同じ量のメタノールが合成できることとなる。
また、併用設備全体では、メタノール収量が220t/日であるのが、280t/日となる。
システムの比率割合は、バイオマスガス化、天然ガスメタノールプラントの運転条件にもよるが、余剰の水素を考慮すると、天然ガスメタノールプラントは1倍以上とするのが望ましい。
本発明による実施例2に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図2は、メタノール製造システムの概略図である。
図2に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Bは、図1に示す実施例1に係るメタノール製造システム10Aにおいて、さらに、メタノール合成設備30から排出される水素リーンの第1のオフガス32を、バイオマス21をガス化するガス化炉20側に第2のリサイクルライン51を介して戻し、再利用に供するようにしている。
ここで、前記オフガス32は、例えばバイオマス21の搬送ガス等に使用して、ガス化炉20の内部にバイオマス21と共に投入するようにしてもよい。
また、バイオマス21とは別にガス化炉20内に供給することで、ガス化炉20内の温度コントロール等に用いることができる。
また、オフガス32中に残存するメタン等を部分燃焼させることでメタノール合成の原料として利用することも可能となる。
ここで、前記オフガス32のリサイクル比(リサイクルをする割合)としては、0.1〜0.9とすればよく、バイオマス由来の精製ガス26と天然ガス由来の水素リッチガス43とを合わせたガスのM値が1.05程度になるように調整することで、更にリサイクル比を大きくし、理想的にはオフガス32をゼロにすることもできることとなる。
また、オフガス32を供給するガス化炉20として、部分燃焼ガス化炉を用いるような場合であれば、特に酸素が供給される付近にオフガス32を導入することでメタンを燃焼し、メタノールに使用可能なCO、CO2に変えることが可能である。
なお、メタンは天然ガスの改質ガスにも数%と少量ながら含まれている。
本発明による実施例3に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図3は、メタノール製造システムの概略図である。
図3に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Cは、図1に示す実施例1に係るメタノール製造システム10Aにおいて、メタノール合成設備30を第1のメタノール合成設備30A及び第2のメタノール合成設備30Bとの二つに分離しているものを用いたものである。
すなわち、本実施例では、バイオマスガス化ガスの精製ガス26からメタノール合成する第1のメタノール合成設備30Aと、天然ガス41からの水素リッチガス43からメタノール合成する第2のメタノール合成設備30Bとから構成してなり、さらに第2のメタノール合成設備30Bからの第2のオフガス(水素リッチオフガス)32Bを第1のメタノール合成設備30Aに第2のオフガス供給ライン52Bを介して供給するようにしている。
この結果、天然ガス設備由来の水素リッチガス43の第2のオフガス32Bを用いて、バイオマス由来の精製ガス26と混合して、メタノール31を合成する際、両者の混合後のM値を1.05以上となるように図示しない制御装置で制御し、バイオマス由来の精製ガス26に対して水素が補われメタノール合成効率を向上させるようにしている。
ここで、本実施例でのM値は、天然ガスプラントの規模は運転条件によるが、実施例1と同様に、M値が1.05程度のガスを得ようとすると、天然ガスの供給原料(天然ガス41)は、バイオマス供給原料(バイオマス21)の3倍以上の規模とするのが望ましい。
本実施例は、既設の天然ガス由来のメタノール合成設備があるような場合において、バイオマスガス化設備を用いたメタノール合成設備を新規に設置して、併用してメタノール31を製造するような場合には特に好ましい態様となる。
本発明による実施例4に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図4は、メタノール製造システムの概略図である。
図4に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Dは、図3に示す実施例3に係るメタノール製造システム10Cと同様に、バイオマス由来の精製ガス26からメタノール合成する第1のメタノール合成設備30Aと、天然ガス41からの水素リッチガス43からメタノール合成する第2のメタノール合成設備30Bとから構成してなり、さらに第1のメタノール合成設備30Aからの第1のオフガス(炭素リッチ)32Aを第2のメタノール合成設備30Bに第1のオフガス供給ライン52Aを介して供給するようにしている。
本実施例では、既設の天然ガス由来のメタノール合成設備にバイオマスガス化設備を用いたメタノール合成設備を設けた場合において、天然ガスの供給量を低減(0.8倍)して運用することが可能となる。
本発明による実施例5に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図5は、メタノール製造システムの概略図である。
図5に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Eは、図3に示す実施例3に係るメタノール製造システム10Cと同様に、バイオマス21由来の精製ガス26からメタノール合成する第1のメタノール合成設備30Aと、天然ガス41由来の水素リッチガス43からメタノール合成する第2のメタノール合成設備30Bとから構成してなり、さらに第2のメタノール合成設備30Bに導入する前の水素リッチガス43の一部43aを第2のオフガス供給ライン53Bを介して、精製ガス26側に供給するようにしている。
前述した実施例3のように一度第2のメタノール合成設備30Bを経た第2のオフガス32Bを利用する場合は、結果として2つのメタノール合成設備において2度昇圧(第2のメタノール合成設備30Bで昇圧してさらに第1のメタノール合成設備30Aで昇圧)することになるので、プラント効率としては一度の昇圧(この場合には、第1のメタノール合成設備30Aでの昇圧)とする本実施例のほうが有効であり、プラント効率の向上を図ることができる。
本発明による実施例6に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図6は、メタノール製造システムの概略図である。
図6に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Fは、図4に示す実施例4に係るメタノール製造システム10Dと同様に、バイオマス21由来の精製ガス26からメタノール合成する第1のメタノール合成設備30Aと、天然ガス41由来の水素リッチガス43からメタノール合成する第2のメタノール合成設備30Bとから構成してなり、さらに第1のメタノール合成設備30Aに導入する前の精製ガス26の一部26aを第1のオフガス供給ライン53Aを介して、水素リッチガス43側に供給するようにしている。
本実施例においても、実施例4のように一度オフガスを利用する場合は、2つのメタノール合成設備において2度昇圧することになるので、プラント効率としては一度の昇圧とする本実施例のほうが有効であり、プラント効率の向上を図ることができる。
本発明による実施例7に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図7は、メタノール製造システムの概略図である。
図7に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Gは、図3に示す実施例3に係るメタノール製造システム10Cにおいて、さらに、ガス化炉20からのバイオマスガス化ガス24中のガス組成を検知する第1のガス組成検知装置55Aと、ガス改質/ガス精製装置40からの水素リッチガス43中のガス組成を検知する第2のガス組成検知装置55Bと、水素リッチガス43の分配量を制御する分配比調整手段56とを具備するものである。
バイオマス21をガス化するガス化炉20の出口組成は、バイオマス組成や種類等により変動することから、その変動を第1のガス組成検知装置55Aで検知し、天然ガス由来の水素リッチガス43の組成を第2のガス組成検知装置55Bで検知し、水素リッチガス43のガス分岐の分配量を図示しない制御装置においてM値を所望の値となるように調整するようにしている。
このガス組成検知装置としては、汎用のガス検知分析機器を用いることができるが、例えばレーザラマン法による分析手法を用いる場合には、その応答時間が早く特に好ましい。また、ガスクロ装置等を使うようにしても良い。
そして、第1及び第2のガス検知装置55A、55Bによるガス成分の分析結果を基に、ガス混合後のM値を計測し、1.05程度以上になるように分配比を調整するようにしている。
本発明による実施例8に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図8は、メタノール製造システムの概略図である。
図8に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Hは、図7に示す実施例7に係るメタノール製造システム10Gにおいて、さらに、第1のメタノール合成設備30Aから排出される第1のオフガス32Aを、バイオマス21をガス化するガス化炉20側に第2のリサイクルライン51を介して再利用するようにしている。
実施例7の効果に加えて、実施例2のリサイクル効果を併せることができる。
すなわち、メタノール合成設備からオフガスをリサイクルすることで、残存メタンを有効利用可能であると共に、操作条件によって、バイオマスガス化側からのオフガスの排出をなくすことが可能となる。
本発明による実施例9に係るメタノール製造システム及び方法について、図面を参照して説明する。図9は、本実施例に係るメタノール製造システムの概略図である。
図9に示すように、本実施例に係るメタノール製造システム10Iは、供給されるバイオマス21を供給してガス化してバイオマスガス化ガス24を得るバイオマスガス化炉(ガス化炉)20と、前記バイオマスガス化ガス24と別途供給される天然ガス41をガス改質すると共に精製して水素リッチガスとするガス改質・精製装置40と、前記ガス改質・精製装置40で得られたバイオマス由来の精製ガスと、天然ガス由来の水素リッチガスとの混合ガス60とを用いて、メタノールを合成するメタノール合成設備30とを具備してなり、前記バイオマス由来の精製ガス26と水素リッチガス43とを用いてメタノールを合成するに際し、[水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標](H2/(2CO+3CO2)=M値)を、両者(バイオマス由来の精製ガス26及び水素リッチガス43)のガス混合後において1.05以上になるように図示しない制御装置で制御しつつメタノール31を製造するものである。
本実施例によれば、精製した精製ガス26をさらに、ガス改質・精製装置40で精製できるので、精製効果が向上し、さらに収率が向上することとなる。
これにより、メタノール収量はバイオマス設備単独の場合に40t/日であったものが、併用の場合には110t/日となり、2.5倍以上(実施例1よりもさらに10%以上もの大幅なメタノールの増産となることが確認された。
以上のように、本発明に係るメタノール製造システム及び方法によれば、バイオマス原料を用いたメタノール合成の収率を向上することができる。
10A〜10I メタノール製造システム
21 バイオマス
24 バイオマスガス化ガス
20 バイオマスガス化炉
25 精製装置
26 精製ガス
31 メタノール
30 メタノール合成設備
30A 第1のメタノール合成設備
30B 第2のメタノール合成設備
40 ガス改質・精製装置
41 天然ガス
43 水素リッチガス

Claims (10)

  1. 供給されるバイオマスをガス化してバイオマスガス化ガスを得るバイオマスガス化炉と、
    前記バイオマスガス化ガスを精製する精製装置と、
    天然ガスをガス改質すると共に精製して水素リッチガスとするガス改質・精製装置と、
    前記ガス改質・精製装置で得られたバイオマス由来の精製ガスと、天然ガス由来の水素リッチガスとを用いて、メタノールを合成するメタノール合成設備とを具備してなり、
    前記バイオマス由来の精製ガスと水素リッチガスとを用いてメタノールを合成するに際し、
    [水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標](H2/(2CO+3CO2)=M値)を、両者(バイオマス由来の精製ガス及び水素リッチガス)のガス混合後において1.05以上になるように制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システム。
  2. 請求項1において、
    前記バイオマス由来の精製ガスをガス改質・精製装置に供給して、天然ガスと共に、ガス改質・精製を行い、混合ガスを用いてメタノール合成することを特徴とするメタノール製造システム。
  3. 請求項1において、
    前記メタノール合成設備が、
    バイオマスガス化ガス用の第1のメタノール合成設備と、
    水素リッチガス用の第2のメタノール合成設備とからなり、
    第2のメタノール合成設備からの水素リッチの第2のオフガスを第1のメタノール合成設備側に送る水素リッチオフガス供給ラインとを有し、
    水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システム。
  4. 請求項1において、
    前記メタノール合成設備が、
    バイオマスガス化ガス用の第1のメタノール合成設備と、
    水素リッチガス用の第2のメタノール合成設備とからなり、
    第1のメタノール合成設備からの炭素リッチの第1のオフガスを第2のメタノール合成設備側に送る炭素リッチオフガス供給ラインを有し、
    水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システム。
  5. 請求項1において、
    前記メタノール合成設備が、
    バイオマスガス化ガス用の第1のメタノール合成設備と、
    水素リッチガス用の第2のメタノール合成設備とからなり、
    第2のメタノール合成設備に供給する水素リッチガスの一部を精製ガス側に送る水素リッチガス供給ラインを有し、
    水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システム。
  6. 請求項1において、
    前記メタノール合成設備が、
    バイオマスガス化ガス用の第1のメタノール合成設備と、
    水素リッチガス用の第2のメタノール合成設備とからなり、
    第1のメタノール合成設備に供給する精製ガスの一部を水素リッチガス側に送る炭素リッチガス供給ラインを有し、
    水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御装置で制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一つにおいて、
    前記ガス化炉からのバイオマスガス化ガスのガス組成を検知する第1のガス組成検知部と、
    前記ガス改質・精製装置からの水素リッチガスのガス組成を検知する第2のガス組成検知部とを具備してなり、
    第1のガス組成検知部と第2のガス組成検知部との計測情報を元に、制御装置により、両者のガス混合後の、水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標(M値)を、1.05以上に制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造システム。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一つにおいて、
    前記メタノール合成設備からの水素リーンの第1のオフガスをバイオマスガス化ガス炉側に送る第2のリサイクルラインを有することを特徴とするメタノール製造システム。
  9. バイオマスガス化設備を用いて、バイオマス由来のガス化ガスを精製し、この精製ガスを用いて、メタノールを合成する工程と、
    天然ガス改質設備を用いて、天然ガスを改質した水素リッチガスを用いて、メタノールを合成する工程とを含み、
    バイオマス由来の精製ガスと水素リッチガスとを用いてメタノールを合成するに際し、
    [水素に対する炭素源(CO、CO2)の割合を規定する指標](H2/(2CO+3CO2)=M値)を、両者(バイオマス由来の精製ガス及び水素リッチガス)のガス混合後において1.05以上になるように制御しつつメタノールを製造することを特徴とするメタノール製造方法。
  10. 請求項9において、
    前記メタノール合成する設備が、バイオマス由来のメタノール合成設備と天然ガス由来のメタノール合成設備の単独設備か、これらを併せた設備のいずれかであることを特徴とするメタノール製造方法。
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