JP2011110804A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Eiichi Adachi
栄一 安立
Masaya Uetsuki
雅哉 植月
Osamu Utsui
修 宇津井
Kohei Tokuda
康平 徳田
Hideo Fukazawa
秀夫 深澤
Hiroaki Shirakawa
宏昭 白川
Tadashi Inoue
直史 井上
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Abstract

【課題】 情報保持部への情報の書込みを確実に行う。
【解決手段】 供給口と供給部が接続される第1の位置から、液体収納容器の着脱が行われる第2の位置まで移動する期間に情報保持部への情報の通信が行われ、液体収納容器の1つが第1の位置と第2の位置との間にある際には、他の液体収納容器は第1の位置と前記第2の位置との間に移動できないように制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
液体吐出装置に装着する液体収納容器は、近年、液体の消費量等の管理を行うために情報保持部としてのEEPROMを有して構成されている。EEPROMは、電源を供給しなくても情報を保持することができるため、液体吐出装置から液体収納容器を取り外している状態でも液体貯留量、液体消費量を記憶しておくことができる。しかしながら、EEPROMは情報の書込み中に電気的な接続が切られると、記憶情報が破壊される可能性がある。そのためEEPROMへの情報の書込み中に電気的な接続が切られることを防ぐ方法が提案されており、特許文献1に開示されている。
特許文献1は、ユーザーが液体収納容器の取り外しを行う時に、一時的に液体収納容器を取り外しできない状態にすることで、EEPROMへ情報の書込みを行う時間を確保する。オフキャリッジ型の液体収納容器を用いる液体吐出装置の1例として、ホルダカバーを2重構造にしたものが記載されている。ユーザーは、第1のホルダカバーを開けたあと、第2のホルダカバーを開けないと液体収納容器を取り出すことができない。第1のホルダカバーが開けられたことを検出した時に情報の書込みを行うことで、ユーザーが第2のホルダカバーを開けて液体収納容器を取り外す前に、情報の書込みを終了することができる。
一方、大判プリント用の液体吐出装置ではインクの消費量が多いため、大容量の液体収納容器は据置型が良い。据置型とは、液体収納容器をキャリッジ上には置かず、液体吐出装置の移動しない位置に設置して、キャリッジ上のヘッドにインクをチューブ等で供給する。図10に従来の大判プリント用の液体吐出装置の支持部材31の構成を示す。支持部材31は、液体収納容器を支持するものである、支持部材31にはカバー32が取り付けられておりカバー31の開閉をセンサーで検出する事で液体収納容器33の着脱を検出する。液体収納容器33を支持部材31に装着すると、インク35が供給部34からサブの液体収納容器36へとチューブ39を経由して供給され、さらにヘッドに供給される。支持部材31の底には情報端子部37が配置され、情報保持部(EEPROM)38と電気的な接続を行い、液体収納容器の種類や残量等の情報が情報保持部38に記録・更新される。ユーザーが液体収納容器の交換を行う場合はカバー32をあける事でセンサーで液体収納容器カバー32が開けられた事を検出し、情報保持部38への情報書込みを抑制する事で情報保持部38に記録されている情報を保護する。
特開2001−162833号公報
通常、液体吐出装置には吐出や給紙等の本体動作制御を行うCPUが本体に一つ設置されており、複数の液体収納容器に対し同時に書込みを行う事ができないため、任意の順番で複数の液体収納容器の情報保持部へアクセスし、残量等の情報を記録する。
しかし、全ての液体収納容器へ書込み動作を実施するには、ある程度の時間が生じる。このため書込み動作中に複数の液体収納容器を同時に本体から抜き取ると、情報保持部への書込み速度や、液体収納容器が抜かれるタイミングによっては、情報保持部への情報書込みが実施されないうちに液体収納容器が本体か抜かれてしまう可能性がある。また、いずれかの液体収納容器の情報保持部へ書込み中に抜かれる可能性もあり、情報保持部に記録された情報が破壊される可能性がある。従来の大判液体吐出装置では、液体収納容器のカバーが開けられた事を検知後、情報保持部へのアクセスが開始されるが、カバーを開けた直後に液体収納容器を同時に2本以上抜かれた場合等に、前述するような問題が生じる可能性がある。
近年の大判プリント用の液体吐出装置では、印刷動作を継続しながら液体収納容器の交換が可能な製品がある。このような形態の液体吐出装置においては、印刷中にユーザーが液体収納容器カバー32を開けた状態を維持する場合が考えられ、カバー32の開閉をトリガーとして情報保持部への書込みを行う構成では、情報保持部38への情報の更新が行われない。また、ユーザーが印刷動作継続中に液体収納容器33を装着して液体収納容器カバー32を閉めずに使用し、その後液体収納容器33を取り外す事も考えられる。これらの操作により液体収納容器33の実際のインク残量と情報保持部38に記録されているインク残量情報に差異が発生する可能性がある。
このように、特許文献1に示す方法はキャリッジ上にヘッドと液体収納容器を搭載した小型の液体吐出装置としては適切な構成であるが、液体吐出装置本体に液体収納容器を固定して設置した大判プリント用の液体吐出装置では適用し難い。
そこで、本願発明は、個別の液体収納容器において、実際の液体の残量と情報保持部の残量情報との差を低減させ、さらに、複数の液体収納容器に対し確実に情報が書き込める信頼性の高い液体吐出装置を提供することを目的とする。
本発明の液体吐出装置は、収容する液体を外部に供給する供給口と、前記液体に関する情報を保持する情報保持部と、を有する液体収納容器を備え、該液体収納容器が複数搭載される液体吐出装置において、第1の液体収納容器を搭載可能な第1のホルダと、前記第1の液体収納容器の供給口から液体が供給される第1の供給部と、第2の液体収納容器を搭載可能な第2のホルダと、前記第2の液体収納容器の供給口から液体が供給される第2の供給部と、前記第1のホルダまたは第2のホルダの移動を阻止する阻止部材と、前記第1の液体収納容器の情報保持部と前記第2の液体収納容器の情報保持部との少なくとも一方に対して情報の書込みが可能な1つの本体側制御部と、を備え、前記第1のホルダは、前記第1の液体収納容器の前記供給口と前記第1の供給部が接続される第1の位置と、該第1のホルダから前記第1の液体収納容器の交換が可能な第2の位置と、の間で移動可能に配され、前記第2のホルダは、前記第2の液体収納容器の前記供給口と前記第2の供給部が接続される第2の位置と、該第2のホルダから前記第2の液体収納容器の交換が可能な第2の位置と、の間で移動可能に配され、前記第1の液体収納容器を搭載した前記第1のホルダが前記第1の位置から前記第2の位置に移動する間において、前記本体側制御部から前記第1の液体収納容器の前記情報保持部に情報の書込みが行われ、かつ、前記第2の液体収納容器を搭載した前記第2のホルダが前記第1の位置から前記第2の位置に移動することが前記阻止部材によって阻止されることを特徴とする。
本発明によれば、個別の液体収納容器において、実際の液体の残量と情報保持部の残量情報との差を低減させることが可能となる。さらに、複数の液体収納容器を同時に抜く事ができないため、液体収納容器の記憶手段に電気的にアクセスするのは、常に一つの液体収納容器になる。このためCPUが一つでも情報保持部への情報の書込みが実施されないうちに液体収納容器が本体から抜かれてしまう事や、液体収納容器が情報保持部へ書込み中に抜かれて情報保持部に記録された情報が破壊されることも抑制できる。この結果、液体収納容器の情報保持部への情報の書込みを確実に行う事ができる。
実施例1における支持部材の内部概略図 実施例1における液体吐出装置本 実施例1における支持部材の概略図 実施例1における液体収納容器と支持部材との接続部の模式図 実施例1における液体収納容器抜き取り時の動作概略図 実施例1における液体収納容器抜き取り時の動作概略図 実施例1における液体収納容器抜き取り時の、液体収納容器と液体吐出装置本体の接続部模式図 実施例1における情報保持部書込みフローチャート 実施例2における液体収納容器と支持部材との接続部の模式図 従来例における支持部材の概略図
(実施例1)
(1)液体吐出装置
図2は、本実施例における液体吐出装置の概略図である。液体吐出装置は、液体収納容器を複数搭載し、それらを着脱自在に装着し、液体収納容器を支持(格納)するボックス状の支持部材1、サブの液体収納容器2、液体吐出ヘッド3、液体供給経路4、プラテン5、回復ユニット6で構成されている。
支持部材1に装着されたメインの液体収納容器11(以下単に液体収納容器11と記載)に収容されるインクなどの液体は、サブの液体収納容器2に供給され、一時的にサブの液体収納容器2に貯留された後、液体供給経路4を通ってヘッド3に供給される。サブの液体収納容器2に液体を一定量貯留しておくことで、液体収納容器11の液体が無くなった時も、サブの液体収納容器2からヘッド3に液体は供給されるため、記録動作中に液体収納容器11の交換を行うことができる。ヘッド3は走査されるキャリッジ(不図示)に搭載されており、吐出口から液体を吐出して、記録動作を行う。またヘッド3は、記録に用いない液体を定期的に回復ユニット6に吐出することで、吐出ノズルのクリーニング動作を行う。
(2)メインの液体収納容器11a〜f
図1は本実施例における支持部材1の内部概略図である。図1に示す11a〜fはインクなどの液体を収納する複数の液体収納容器であって、突起(着脱制御リブ)111a〜fが設けられている。液体収納容器11は、液体収納容器の液体の貯留量(残量)や液体消費量などの情報を保持する情報保持部(EEPROM)21と、液体吐出装置の支持部材1の供給部20に接続され外部に液体を供給する供給口23を有する。さらに、液体吐出装置の支持部材1の大気連通部19に接続される大気連通口22を有する。供給部20は、液体収納容器11の内部に設けられた液体を貯留する液体貯留部(不図示)に接続されている。液体貯留部は、例えば可撓性を有する材料で袋状に構成することができる。大気連通部19から液体収納容器に気体を供給し液体収納容器内部の圧力を調整する。
(3)支持部材1
図3は支持部材1の外観の概略図、図4は支持部材1の断面図の概略である。図4に示すように、支持部材1には、液体収納容器11からサブの液体収納容器に液体を供給する供給部20と、液体収納容器11内の圧力を所定の圧力に保つように気体を供給する大気連通部19を有する。また、液体収納容器11に搭載される情報保持部21と液体吐出装置本体との間で情報の伝達をする為の配線部材(フレキシブルケーブル)15が設けられる。上述の支持部材1に対して、移動部材12が移動可能に設けられる。
図1、図4に示すように、着脱レバー13a〜fを押す事で液体収納容器の取り外しが可能になる。係合部材(着脱制御カム)112a〜eは支持部材1の内部に配置されており、液体収納容器11a〜fが動く際に、液体収納容器11a〜fに設けられた突起(着脱制御リブ)111a〜fと当接することで可動する。着脱制御リブと着脱制御カムによって阻止部材が構成される、これらが係合されることで、着脱制御リブの移動動作が着脱制御カムへ伝達する。これにより、他の液体収納容器の着脱制御リブが押さえつけられ、他の液体収納容器の着脱が制御されるる。
(4)ホルダ(移動部材)12
ホルダである移動部材12には液体収納容器11が搭載される。この移動部材は各液体収納容器毎に設けられる。つまり、少なくとも、第1の液体収納容器が搭載可能な第1のホルダと、第2の液体収納容器が搭載可能な第2のホルダと、を有する。移動部材が支持部材1に対して第1の位置から第2の位置まで移動することで、液体収納容器11と支持部材1との接続と解除を行う。移動部材12の手前側には、ユーザーが移動部材12を引き出すための着脱レバー13とそれに接続される着脱レバーギア29が設けられる。着脱レバー13の動きは着脱レバーギア29により移動部材12へ伝達され、着脱レバー13を押し込むと移動部材12は液体収納容器11を押し上げる構成になっている。
また、移動部材12には貫通孔18が設けられ、支持部材1の供給部20と大気連通部19は、貫通孔18を介して液体収納容器11に接続される。支持部材に設けられた配線部材15は、移動部材12の移動を妨げないように一定の長さを持って移動部材12の支持部材1側に接続される。液体収納容器11の情報保持部と接続される情報端子部14が移動部材の液体収納容器11側に設けられ、さらに情報端子部14は配線部材15と接続される。本実施例においては、配線部材15と情報端子部14が、情報保持部と液体吐出装置の間における情報の通信を行う通信部となる。
(5)移動部材検知機構
供給口22と供給部20の接続の解除を検知する方法の1つとして、移動部材12の移動を検知する検知機構があげられる。検知機構は、検知ピン17で構成され、移動部材12が第1の位置にある場合、検知ピン17は押圧されON状態であると液体吐出装置本体は認識する。検知ピン17は端子部の接続状態で検知する方法や、光学センサーやタッチセンサー等を用いることもできる。さらに、供給口22と大気連通口22の間を導通させる事で供給部20と大気連通口20の間の抵抗値を測定することで、供給口と供給部との接続の解除そのものを検知することもできる。いずれにせよ、検知機構によって供給口22と供給部20の接続が解除されたと判断した後に、情報保持部21への情報の書込みを行う。
(6)着脱動作の説明
液体収納容器を装着した移動部材12は支持部材1に対して、第1の位置から第2の位置まで移動可能に係合される。第1の位置は、供給口22と供給部20が接続され情報保持部21への情報書込みが可能な位置であり、液体収納容器から液体吐出装置への液体供給が可能となる位置である。第2の位置は液体収納容器の着脱が行われる位置である。第1の位置から第2の位置の移動期間中に供給口22と前記供給部20の接続が解除され、その後情報保持部21へ情報の書込みが行われ、書込みは第2の位置に来るまでに終了する。つまり、移動部材12が第1の位置から第2の位置まで移動にかかる時間が、情報の通信に要する時間以上になるように、第2の位置が設けられている。また、第1の位置から第2の位置までの間においては、液体収納容器11は移動部材12から取り外す事は出来ない。さらに複数の液体収納容器のうち、1つの液体収納容器が第1の位置と第2の位置の間にある際に、他の複数の液体収納容器は第1の位置と第2の位置との間に移動することができない構成となっている。以下、それぞれの位置ごとに詳細な説明を行う。
(6−1)第1の位置
図1、図3、図4は移動部材12が第1の位置にあり、液体収納容器11が支持部材1に装着されている状態を示す。第1の位置では、図3に示すように液体収納容器11a〜fは支持部材1内部に埋没しており、ユーザーは液体収納容器を抜く事はできない。
第1の位置では、液体吐出装置の供給部20と大気連通部19は、液体収納容器の供給口23と大気連通口22にそれぞれ接続されている。
(6−2)第1の位置から第2の位置への移動
液体収納容器11を取り外す際には、ユーザーが着脱レバー13を押し込むことで、移動部材12を図4に示す第1の位置から図6や図7に示す第2の位置まで移動させる。図7は前記第2の位置での液体収納容器11a〜fと液体吐出装置本体との接続部概略図である。移動部材12が第1の位置から第2の位置へ移動している最中には液体収納容器11は取り外す事が出来ない。移動部材12が第2の位置に来て初めて液体収納容器11を取り外すことができる。また、液体収納容器11は、着脱レバー13を用いることなく第1の位置から引き出せないように構成されている。
移動部材12を第1の位置から第2の位置に移動する期間において、まず、供給部20と供給口23の接続と、大気連通部19と大気連通口22との接続が解除される。移動部材12が第1の位置から移動すると、検知機構の検知ピン17は解放されOFF状態となるので、移動部材が第1の位置から移動したことが検知され、供給口の接続が解除されたことがわかる。
この検知を合図に、装置本体に設けられた1つの本体側制御部から情報端子部14を介して情報保持部(EEPROM)21へ液体収納容器内の液量に関する情報の通信(書込み)が、各液体収納容器の各情報保持部に対して順番に行われる。液体収納容器内の液量に関する情報とは、液体貯留(残留)量や液体消費量、吐出回数をカウントした量、などいずれであっても良い。これらの一連の動作は移動部材12が第1の位置から第2の位置に移動する期間に行われる。
移動部材12と支持部材1とを繋ぐ配線部材15は、移動部材12が第2の位置に移動しても電気的な接続が充分確保できる長さを有する。移動部材12が第1の位置から第2の位置まで移動しても、情報端子部14は配線部材15で液体吐出装置に電気的に接続している。
ここで、本発明の特徴である、一度に複数の液体収納容器が着脱されないように制御する阻止部材の動きについて詳細な説明をする。
図5に示すように、着脱レバー13a〜fのうち、一つの着脱レバーがユーザーによって押されると、図4に示すように着脱レバー13の動きが、着脱レバーギア29により移動部材12へ伝達される。押された着脱レバーに対応した移動部材12が移動し、液体収納容器が移動する。図5では着脱レバーbが押され、液体収納容器11bが移動している。液体収納容器11bの移動に伴い、液体収納容器11bに設けられた着脱制御リブ111bが、着脱制御カム112a及びbを移動させる。これにより、着脱制御カム112a〜eが、移動した液体収納容器11b以外の液体収納容器11a及びc〜eの着脱制御リブ111a及びc〜fの上方に移動する。このため液体収納容器11bの移動中は、他の着脱レバーが押されても、液体収納容器の移動は、着脱制御カム112a〜eが着脱制御リブ111a及びc〜fに干渉する事で妨げられ、他の液体収納容器を抜く事はできない。
(6−3)第2の位置
図6、図7は液体収納容器が支持部材から取り外し可能な第2の位置にある状態を示している。移動部材12が第1の位置から前記第2の位置まで移動にかかる時間が、情報保持部12への情報の通信に要する時間以上になるように、第2の位置が設けられる。
情報保持部21への情報の通信(書込み)に要する時間は、電気的な動作であるため10〜100ミリ秒程度で終了する。ユーザーが着脱レバー13を押し込んで、第1の位置から第2の位置まで移動させ、液体収納容器を取り外すまでに200ミリ秒〜500ミリ秒の時間がかかるようにすれば、充分な書込み時間の確保ができる。この時間を確保できるように、第1の位置から第2の位置までの距離を、20mm〜50mm程度に設定すれば良い。また、移動部材12にバネ等を用いて移動負荷を与え、第1の位置から第2の位置への移動に要する時間を長引かせても良いし、操作性を考えて第1の位置から第2の位置までの距離をより長くしても良い。
ユーザーにより着脱レバー13bが停止位置まで押し込まれると、図6に示すように液体収納容器11bはユーザーにより着脱可能な位置に移動する。この時図6に示すように、着脱制御リブ111bは着脱制御カム112a〜eの上方に位置し、着脱制御カム112a〜eは待機位置へと復帰し、他の液体収納容器を移動させる事が可能になる。この位置が請求項における第2の位置である。
(6−4)液体収納容器取り外し
図6や図7に示す第2の位置に移動すると、液体収納容器が外れる状態になるので、この位置で液体収納容器11を取り外す。以上のように液体収納容器11は支持部材1より抜き取られ、交換される。液体収納容器を液体吐出装置本体に取り付ける際は上記動作の逆の手順となる。
(6−5)液体収納容器取り付け
情報保持部21と情報端子部14でデータの送受信が行え、検知機構がONであるとき、液体収納容器11は支持部材1に装着されている状態と判断する。液体収納容器11が装着されると、情報端子部14を介して液体収納容器11の情報保持部21から液体貯留量等の情報の読み出し動作を行う。
このように、本実施例においては、液体供給口を外してから情報保持部に情報を書き込む為、液体収納容器からの液体供給が止まった状態で情報の書込みが可能となる。これにより、液体収納容器内に液体がまだ残った状態において取り外しを行っても、液体収納容器の実際の液体貯留量と、情報保持部が記憶する液体貯留量との差を少なくする事ができる。また、情報の書込みを行っている、第1の位置から第2の位置への移動期間中には、液体収納容器の取り外しができな為、情報の書込み中に液体収納容器11が液体吐出装置から取り外されることによる情報の書込みエラーの抑制ができる。
(7)フローチャートによる動作説明
次に図8のフローチャートを用いて液体収納容器11の取り付け及び取り出し処理を説明する。S1において、液体収納容器11に装着された情報保持部21の状態をチェックし、次にS2で通信可であれば液体収納容器装着と判断しS3に進み、通信不可であれば液体収納容器未装着と判断しS7のウエイト処理を行いS1に戻る。
S3では、検知ピン17の状態変化を確認する。S3において、検知ピン17の状態に変化がない場合、S7のウエイト処理を行いS1に戻る。この場合は情報保持部21の記憶情報には変更を加えない。検知ピン17の状態に変化が生じた場合、以下の処理に進む。
液体収納容器11が装着された状態で検知ピン17がOFF→ONに変化した場合、すなわち液体収納容器が第2の位置から第1の位置へ移動した場合、S8で液体収納容器がユーザーにより装着されたと判断する。この場合S9で情報保持部21から情報を読み出し、S10で液体収納容器取り付け状態に更新する。
一方、S3で液体収納容器11が装着された状態で検知ピン17がON→OFFに変化した場合、すなわち液体収納容器が第1の位置から第2の位置へ移動した場合、S4にて液体収納容器が取り外し可能な状態にあると判断する。この場合S5では情報保持部21へ情報の書込み処理を行い、S6では液体収納容器を取り外し状態に更新する。
なおS7のウエイト時間とユーザーが着脱レバー13を第1の位置から第2の位置に移動させるのに掛かる時間の関係式を以下に示す。なお、書き込む情報の編集やプログラムの実行等、ソフトウエアの処理時間に要する時間は数十μs程度であり、以下の時間に対して極小なので無視する事とする。
X:ユーザーが着脱レバー13を第1の位置から第2の位置に移動させる時間
Y:情報保持部21に書込みを行う時間
Z:ウエイト時間
X>Y+Z
前記の条件を満たす為に着脱レバー13に対して移動負荷を与えるダンパやバネ等を用いる事が考えられる。ウエイト時間(100ms程度)経過後はS1に戻る。本体電源ON時は、常にCPUにおいてS1からS7に至るステップが繰り返され、常時液体収納容器の着脱状態が監視されている。
(実施例2)
実施例2の構成を図9に示す。本実施例においては、通信部に無線を用いた点が上述の実施例1と異なる。本実施例における通信部は無線通信が可能なアンテナを有する、無線送受信装置24で構成されている。液体収納容器に配される情報保持部においても無線通信が可能なアンテナを有する無線送受信部25で構成される。無線送受信部と送受信方法についてはRFIDなどが一般的に知られている。それ以外の構成は上述の実施例と同様のため、説明は省略する。
本実施例においては配線部15を省略できる事で移動部材周辺の構成が簡略化され、また、情報の書込み信頼性向上の効果がある。
上述の実施例では液体収納容器11は縦置きであるが、横置きでもよい。また着脱レバー13a〜fを押す事で液体収納容器11を取り出すために着脱レバー13を第2の位置に移動させるリンク機構は、本実施例ではギアで行っているが、特に限定は無い。
以上のように本実施例によれば、より簡易かつ安価な構成で、複数の液体収納容器を備えた液体吐出装置において、複数の液体収納容器を同時に抜く事を防止できるため、液体収納容器の記憶手段に電気的にアクセスするのは、常に一つの液体収納容器になる。この為、1つのCPUでも複数の情報保持部への情報の通信を確実に行うことができる。さらに、個別の液体収納容器に対して、情報保持部への情報の保持中に液体収納容器が取り外されることを抑制できるので、実際の液体の残量と大きな誤差の無い情報を液体収納容器の情報保持部に書き込むことができる。
1 支持部材
11a〜f 液体収納容器
12 ホルダ(移動部材)
13a〜f 着脱レバー
19 大気連通部
20 供給部
21a〜f 情報保持部
22 大気連通口
23 供給口
111a〜f 突起(着脱制御リブ)
112a〜f 係合部(着脱制御カム)

Claims (3)

  1. 収容する液体を外部に供給する供給口と、前記液体に関する情報を保持する情報保持部と、を有する液体収納容器を備え、該液体収納容器が複数搭載される液体吐出装置において、
    第1の液体収納容器を搭載可能な第1のホルダと、
    前記第1の液体収納容器の供給口から液体が供給される第1の供給部と、
    第2の液体収納容器を搭載可能な第2のホルダと、
    前記第2の液体収納容器の供給口から液体が供給される第2の供給部と、
    前記第1のホルダまたは第2のホルダの移動を阻止する阻止部材と、
    前記第1の液体収納容器の情報保持部と前記第2の液体収納容器の情報保持部との少なくとも一方に対して情報の書込みが可能な1つの本体側制御部と、を備え、
    前記第1のホルダは、前記第1の液体収納容器の前記供給口と前記第1の供給部が接続される第1の位置と、該第1のホルダから前記第1の液体収納容器の交換が可能な第2の位置と、の間で移動可能に配され、
    前記第2のホルダは、前記第2の液体収納容器の前記供給口と前記第2の供給部が接続される第2の位置と、該第2のホルダから前記第2の液体収納容器の交換が可能な第2の位置と、の間で移動可能に配され、
    前記第1の液体収納容器を搭載した前記第1のホルダが前記第1の位置から前記第2の位置に移動する間において、前記本体側制御部から前記第1の液体収納容器の前記情報保持部に情報の書込みが行われ、かつ、前記第2の液体収納容器を搭載した前記第2のホルダが前記第1の位置から前記第2の位置に移動することが前記阻止部材によって阻止されることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記阻止部材は、前記液体収納容器にそれぞれ備えられた突起と、前記突起と当接して移動可能な係合部材と、を備え、
    前記第1の液体収納容器を搭載した前記第1のホルダが前記第1の位置と前記第2の位置の間にある場合に前記第1の液体収納容器の前記突起が前記係合部と当接して該係合部が移動することにより、前記第2の液体収納容器を搭載した前記第2のホルダが前記第1の位置から前記第2の位置に移動することを阻止することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1のホルダおよび前記第2のホルダを移動可能に支持する支持部材を備え、前記係合部材は前記支持部材に配されることを特徴とする請求項2に記載の液体収納容器。
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