JP2011110403A - 歯ブラシ - Google Patents

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JP2011110403A
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Haruo Nishiguchi
晴雄 西口
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Abstract

【課題】操作性、柔軟性にすぐれた歯ブラシを既存の金型や設備を使用して、安価に製造できる歯ブラシを開発すること。
【解決手段】ヘッド部と首部と把持部がある歯ブラシのハンドルであって、ハンドルがポリプロピレンの割合が70%〜85%と熱可塑性エラストマーの割合が15%〜30%との混合物で射出成型されていることを特徴とする歯ブラシ。

Description

本発明は操作性に優れた歯ブラシに関する。
従来のヘッド部と首部と把持部とからなる歯ブラシのハンドルの素材は、ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下、PET樹脂と称す)やポリプロピレン樹脂(以下、PP樹脂と称す)が多用されている。
PET樹脂は耐薬品性に優れているほか、透明なハンドルも成型可能な為、意匠や色等のデザイン設計における自由度が高い素材であるという利点があり、PP樹脂は耐薬品性に優れ、安価な素材である。
最近はこのような素材を利用して、さらに口腔内を隅々まで清掃することが可能な操作性に優れた歯ブラシが希求されだしている。
そしてかかる傾向に対応して、近年の歯ブラシのハンドルの設計思想は首部をより細くしたり、長くしたり、湾曲をつけたりして、奥歯や歯の裏側等にも届きやすくする歯ブラシが考えられている。この歯ブラシは首部をより細くしたり、長くしたり、湾曲をつけたりしている為、ブラッシング時に首部が折れたりする危険性もある。
このような問題を解決する為に、例えば特許4166212号公報に記載されている歯ブラシがあり、この歯ブラシは硬質素材、軟質素材の2層で形成されていて、このような歯ブラシのハンドルに柔軟性をもたせ、奥歯や歯の裏側、口腔内隅々まで届くようなハンドルを成型するには硬質素材を射出成型する為の金型および軟質素材を射出成型する為の金型を用いて、硬質素材の射出成型と軟質素材の射出成型の2工程の射出成型が行われることになる。
課題
硬質素材、軟質素材の2層で形成されている歯ブラシもハンドルに柔軟性をもたせる事が可能であるが、硬質素材、軟質素材の2層の製造工程が行われることになる。その分2層分の金型が必要な為、製造コストが高くなり、2工程の射出成型が行われるので、製造時間もかかる。
課題を解決するための手段
本発明の歯ブラシはヘッド部と首部と把持部がある歯ブラシのハンドルであって、ハンドルがポリプロピレンの割合が70%〜85%と熱可塑性エラストマーの割合が15%〜30%との混合物で射出成型されていることを特徴とする。
また、本発明の歯ブラシは熱可塑性エラストマーがスチレン系熱可塑性エラストマーであることを特徴とする。
混合物はポリプロピレンの割合が70%以下、熱可塑性エラストマーの割合が30%以上になると、日本工業規格(JIS S3016)で決められている歯ブラシの毛止め強度に耐えうることができるが、柔らかくなりすぎて、把持部に力を入れてもヘッド部に力が伝わらないので、ブラッシングがしにくい。
また、ポリプロピレンの割合が85%以上、熱可塑性エラストマーの割合が15%以下になると、歯ブラシハンドル本体が硬くなり、操作性・柔軟性に優れた歯ブラシにならない。
硬質素材のポリプロピレンの割合が70%〜85%と軟質素材の熱可塑性エラストマーの割合が15%〜30%を混合させることにより、柔軟性に優れた歯ブラシのハンドルの製造が可能である。
植毛の毛の種類や金型の形状に応じて、硬質素材のポリプロピレンの割合が70%〜85%と軟質素材の熱可塑性エラストマーの割合が15%〜30%を混合させるだけで新たな設備投資をすることなく、既存の設備にて製造ができ、1金型のみを使用して、1工程の射出成型にて製造できる。
発明の効果
本発明の歯ブラシのハンドルは既存の金型に合わせて、ポリプロピレンと熱可塑性エラストマーの混合物の割合を調整することにより、歯ブラシのハンドルを1工程にて射出成型することが可能となる為、製造コストが安くなり、製造時間も短縮される。
本発明のポリプロピレンと熱可塑性エラストマーの混合物により成型された歯ブラシは柔軟性に優れていることにより、歯磨きをする者の力の加え方や力の加える方向によって、好みの角度や方向に歯ブラシのハンドルを曲げて歯を磨くことが可能である。また、ブラッシング前に首部を好みの角度に湾曲させて使用することも可能である。
奥歯や歯の裏側等、従来のストレート歯ブラシでは毛先が届きにくく、磨きづらかった部位についても、首部を屈曲、湾曲に変形させることによって、毛先を該当部位に到達させることが出来ることを意味しており、口腔内の衛生状態を維持する観点から、本歯ブラシは極めて優れている。
本発明の歯ブラシはブラッシング時にハンドル本体がしなるので、力を入れすぎてブラッシングしても力を分散させることが可能になった。その為、力の入れすぎで歯ブラシの毛先が開いて、逆にプラークを落ちにくくしたり、力の入れすぎで歯茎を傷めたりすることも予防できる。また、ブラッシング時に力の入れすぎても歯ブラシの毛先が開くことも予防できるため、ブラシの毛の耐久性も従来のハンドルの歯ブラシより向上した。
以下、本発明の歯ブラシの実施例を示す。尚、ポリプロピレンはプライムポリプロ(ナチュラル)J−2021GRPを使用し、スチレン系熱可塑性エラストマーはセプトンコンパウンドJC45Nを使用している。
植毛の毛の材質が飽和ポリエステル樹脂、毛の種類がテーパー毛(先細毛先)、毛のかたさはふつうの場合、歯ブラシのハンドルはポリプロピレンの割合が75%、熱可塑性エラストマーの割合が25%で各ペレットと顔料をタンプラーに入れて混合させ、それをホッパーに投入し混練し、射出成型機に装着した金型内に射出し、冷却機チラーを使用して成型することによって歯ブラシのハンドルを製造した。
射出成型された歯ブラシのハンドルに植毛して製造された歯ブラシの毛止め強度はグラフ1からわかるように13.8Nであった。
金型は実施例1と同型を使用。植毛の毛の材質が飽和ポリエステル樹脂もしくはナイロン、毛の種類が平切毛(フラット毛先)、毛のかたさがふつうの場合、ポリプロピレンを85%、熱可塑性エラストマー15%で各ペレットと顔料をタンプラーに入れて混合させ、それをホッパーに投入し混練し、射出成型機に装着した金型内に射出し、冷却機チラーを使用して成型することによって歯ブラシのハンドルを製造した。射出成型された歯ブラシのハンドルに植毛して製造された歯ブラシの毛止め強度はグラフ1からわかるように14.7Nであった。
<日本工業規格(JIS S3016)で定める基準による歯ブラシの毛止め強度>
Figure 2011110403

Claims (2)

  1. ヘッド部と首部と把持部がある歯ブラシのハンドルであって、ハンドルがポリプロピレンの割合が70%〜85%と熱可塑性エラストマーの割合が15%〜30%との混合物で射出成型されていることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 熱可塑性エラストマーがスチレン系熱可塑性エラストマーであることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
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