JP2011109790A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】単相交流電源を入力し、任意の振幅および周波数の三相交流電源を得る電力変換器である電力変換装置において、電源投入時に生じる過大な電流および電力変換装置の入力と出力の電圧サージを抑制する。
【解決手段】電力変換装置において、入力側および出力側に発生する電圧サージを吸収する第一及び第二の充電回路(コンデンサ)531、512をそれぞれに備え、所定の電圧閾値を超えると、これらの充電回路の電荷を放電させるための放電回路583、585を具備する電圧クランプ型スナバ回路を搭載することにより、双方向スイッチング群に過電圧が印加されるのを防止することができるとともに、小型で安価に構成できる。
【選択図】図1
【解決手段】電力変換装置において、入力側および出力側に発生する電圧サージを吸収する第一及び第二の充電回路(コンデンサ)531、512をそれぞれに備え、所定の電圧閾値を超えると、これらの充電回路の電荷を放電させるための放電回路583、585を具備する電圧クランプ型スナバ回路を搭載することにより、双方向スイッチング群に過電圧が印加されるのを防止することができるとともに、小型で安価に構成できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電力変換装置の制御技術に関するもので、特に入力および出力電圧のサージ抑制に関する。
従来の電力変換装置の回路図を図5に示す。電力変換装置は三相交流電源100を入力とし、例えば図6(a)、(b)に示すような入力LCフィルタ2を介して三相交流電源100を双方向スイッチ群3に入力する。双方向スイッチ群3は例えば図7(a)や(b)のような構成となっており、出力端子Vu、Vv、Vwには負荷4が接続される。このような構成にすることにより、電力変換装置は、任意の振幅および周波数の三相交流電圧を負荷4に供給することができる(例えば非特許文献1参照)。
電力変換装置の運転中に、例えばなんらかの事故が生じた場合は、速やかに双方向スイッチ群3のすべての双方向スイッチSxy(x=r,s,t)(y=u,v,w)をオフにして負荷4への電源供給を止めなければならない。しかし、電力変換装置を運転中に即座にすべての双方向スイッチSxyをオフにした場合、例えば負荷4が誘導性負荷だったならば負荷4のインダクタンスに蓄積されたエネルギを消費する電流経路を確保しないと、双方向スイッチ群3の出力にサージ電圧が生じて双方向スイッチ群3は破壊されてしまう恐れがある。
また、電力変換装置には電源電流を濾波するために入力LCフィルタ2が三相交流電源100と双方向スイッチ群3との間に取り付けられており、三相交流電源100が投入された時に入力LCフィルタ2の共振により入力LCフィルタ2を構成するコンデンサ22の電圧が最大電源電圧の2倍まで上昇する。これによって双方向スイッチ群3は破壊される恐れがある。
上記の問題を解決するために電力変換装置には、例えば従来技術の電圧クランプ型スナバ回路6のような構成の回路が設けられている。双方向スイッチ群3の入力電圧を、例えば図8のような構成の第一全波整流ダイオード群51に入力して全波整流し、充電抵抗62を介してスナバコンデンサ61が充電される。同様に、スナバコンデンサ61に並列に、第一全波整流ダイオード群51と同様の構成の第二全波整流ダイオード群52を接続する。双方向スイッチ群3の出力に生じたサージ電圧は、第二全波整流ダイオード群52によって全波整流され、スナバコンデンサ61に充電される。ここで、コンタクタ63は充電抵抗62に並列に接続される。また、過電圧検出回路551は第一全波整流ダイオード群51に並列に接続される。さらに、放電抵抗581とスイッチ59の直列回路は、スナバコンデンサ61に並列に接続される。ここで、スイッチ59は過電圧検出回路551の出力信号によって開閉する。
上記のような回路構成にすることで、例えば運転中に双方向スイッチ群3の全てがオフしても負荷4のインダクタンスに蓄えられたエネルギは第二全波整流ダイオード群52を介してスナバコンデンサ61に蓄積されるので、双方向スイッチ群3の出力端の電圧の上昇を抑制することができる。またスナバコンデンサ61の電圧が高くなると過電圧検出回路551によってスナバコンデンサ61の電圧上昇を検出し、スイッチ59を短絡させ、スナバコンデンサ61に蓄積されたエネルギを放電抵抗581によって消費させることにより、スナバコンデンサ61の電圧上昇を制限することもできる。
三相交流電源100投入時において、充電抵抗62がない場合は、スナバコンデンサ6
1の静電容量とコンデンサ22の静電容量の和の平方根に比例した過大な電流が流れるので電流容量の大きな電源を必要とする。そこで、電源投入時にはコンタクタ63は開放とし、充電抵抗62を介してスナバコンデンサ61を充電することにより、三相交流電源100投入時の過大な電流を抑制している。電源投入から所定時間経過後にコンタクタ63を短絡し、双方向スイッチ群3の全てがオフした際の電源側サージ電圧をスナバコンデンサ61で抑制できるようにしている(特許文献1参照)。
1の静電容量とコンデンサ22の静電容量の和の平方根に比例した過大な電流が流れるので電流容量の大きな電源を必要とする。そこで、電源投入時にはコンタクタ63は開放とし、充電抵抗62を介してスナバコンデンサ61を充電することにより、三相交流電源100投入時の過大な電流を抑制している。電源投入から所定時間経過後にコンタクタ63を短絡し、双方向スイッチ群3の全てがオフした際の電源側サージ電圧をスナバコンデンサ61で抑制できるようにしている(特許文献1参照)。
中小路元、小林広介、佐藤之彦 他著:「マトリックスコンバータの入出力電流を正弦波化するPWM制御方式の提案」、電気学会半導体電力変換研究会論文No.SPC−03−36、61〜66頁
従来技術の電圧クランプ型スナバ回路6を搭載した電力変換装置では、スナバコンデンサ61の静電容量を大きくしなければ、双方向スイッチ群3の入力および出力に生じたサージ電圧をスナバコンデンサ61によって吸収しきれない。しかし、スナバコンデンサ61の静電容量を大きくすると、三相交流電源100を投入した際に、スナバコンデンサ61に流れる突入電流が大きくなってしまい、これを抑制するための充電抵抗62の消費電力容量を大きなものにしなければならない。また、電源投入後にある程度の時間が経ったら、充電抵抗62を短絡するためのコンタクタ63が必要である。しかしながら、充電抵抗62およびコンタクタ63は、比較的大型で高価であるといった問題があった。
本発明は、充電抵抗62およびコンタクタ63を用いない新たな電圧クランプ型スナバ回路を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、単相交流電源と、単相交流電源を入力とする入力LCフィルタと、負荷と、入力LCフィルタと負荷の間に挿入された自己消弧能力を持つ6つの双方向スイッチ群と、入力LCフィルタの出力電圧を全波整流する第一全波整流ダイオード群と、双方向スイッチ群の出力電圧を全波整流する第二全波整流ダイオード群と、第一全波整流ダイオード群に並列に接続された第一充電回路と、第二全波整流ダイオード群に並列に接続されてその正極は第一充電回路の正極と接続されず、その負極が第一充電回路の負極と接続されている第二充電回路と、第一充電回路および第二充電回路の充電電圧を検出する電圧検出回路と、電圧検出回路の検出結果により第一充電回路および第二充電回路の充電電圧を放電する放電回路を具備したものである。
これにより、双方向スイッチング群に過電圧が印加されるのを防止することができるとともに、小型で安価に構成できる。
また、第一充電回路の充電容量は第二充電回路の充電容量より小さく、単相交流電源による入力LCフィルタの共振により双方向スイッチ群に印加される最大電圧値および単相交流電源による充電電流の最大値が所定の値未満となるように設定し、第二充電回路の充電容量は負荷からの充電電圧が所定の値未満となるように設定することで、充電抵抗とコンタクタを搭載しない電力変換装置で、交流電源投入時のスナバコンデンサへの突入電流抑制を実現する。
本発明の電力変換装置は、充電抵抗とコンタクタを搭載する必要がなくなり、小型で安価な電圧クランプ型スナバ回路を備えた電力変換装置を提供することが可能となる。
第1の発明は、単相交流電源と、単相交流電源を入力とする入力LCフィルタと、負荷と、入力LCフィルタと負荷の間に挿入された自己消弧能力を持つ6つの双方向スイッチ群と、入力LCフィルタの出力電圧を全波整流する第一全波整流ダイオード群と、双方向スイッチ群の出力電圧を全波整流する第二全波整流ダイオード群と、第一全波整流ダイオード群に並列に接続された第一充電回路と、第二全波整流ダイオード群に並列に接続されてその正極は第一充電回路の正極と接続されず、その負極が第一充電回路の負極と接続されている第二充電回路と、第一充電回路および第二充電回路の充電電圧を検出する電圧検出回路と、第一充電回路に並列に接続されて前記電圧検出回路の検出結果により放電を行う第一放電回路と、第二充電回路に並列に接続されて前記電圧検出回路の検出結果により放電を行う第二放電回路を具備することにより、双方向スイッチング群に過電圧が印加されるのを防止することができるとともに、小型で安価に構成できる。
第2の発明は、特に第1の発明において、第一充電回路の充電容量は第二充電回路の充電容量より小さく、単相交流電源による入力LCフィルタの共振により双方向スイッチ群に印加される最大電圧値および単相交流電源による充電電流の最大値が所定の値未満となるように設定され、第二充電回路の充電容量は負荷からの充電電圧が所定の値未満となるように設定することで、充電抵抗およびコンタクタを用いることなく突入電流を防止することができ、双方向スイッチ群への過電圧印加も防止できる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、第一放電回路と第二放電回路を共用にするとともに、該放電回路と、第一充電回路及び第二充電回路の間に設け、電圧検出回路の検出結果によりオンオフする第一のスイッチ及び第二のスイッチとを具備することにより、入力側と出力側の放電回路を共用することができる。
第4の発明は、単相交流電源と、単相交流電源を入力とする入力LCフィルタと、負荷と、入力LCフィルタと負荷の間に挿入された自己消弧能力を持つ6つの双方向スイッチ群と、入力LCフィルタの出力電圧を全波整流する第一全波整流ダイオード群と、双方向スイッチ群の出力電圧を全波整流する第二全波整流ダイオード群と、第一全波整流ダイオード群に並列に接続された第一コンデンサと、第二全波整流ダイオード群に並列に接続されてその負極が第一コンデンサの負極と接続されている第二コンデンサと、第一コンデンサの正極と第二コンデンサの正極とを接続する抵抗と、アノードを第一コンデンサの正極に接続した第一ダイオードと、アノードを第二コンデンサの正極に接続し、カソードを第一ダイオードのカソードに接続した第二ダイオードと、カソードを第二コンデンサの正極
に接続した第三ダイオードと、第一ダイオードのカソードと第三ダイオード)のアノードとに接続した充電兼放電抵抗と、第一コンデンサの電圧と第二コンデンサの電圧の大きい方が所定電圧を超えた場合にオン信号を出力する過電圧検出回路と、過電圧検出回路の出力がオンの時に第三ダイオードのアノードと第二コンデンサの負極とを短絡するスイッチを具備することにより、充電抵抗およびコンタクタを用いることなく交流電源投入時の突入電流抑制と、サージ電圧による双方向スイッチ群の破壊を防止する。
に接続した第三ダイオードと、第一ダイオードのカソードと第三ダイオード)のアノードとに接続した充電兼放電抵抗と、第一コンデンサの電圧と第二コンデンサの電圧の大きい方が所定電圧を超えた場合にオン信号を出力する過電圧検出回路と、過電圧検出回路の出力がオンの時に第三ダイオードのアノードと第二コンデンサの負極とを短絡するスイッチを具備することにより、充電抵抗およびコンタクタを用いることなく交流電源投入時の突入電流抑制と、サージ電圧による双方向スイッチ群の破壊を防止する。
第5の発明は、特に第1〜第4の発明の電力変換装置において、負荷として3相交流電流により駆動させるモータを接続することにより、双方向スイッチ群をオフした場合の、モータ巻線のインダクタンスに蓄積されたエネルギによる双方向スイッチ群のサージ電圧による破壊を防止することができる。
第6の発明は、特に第1〜第5の発明の電力変換装置において、双方向スイッチ群にGaNで構成される半導体スイッチを用いることで導通損失およびスイッチング損失の削減によるシステム全体の高効率化を実現することができる。
第7の発明は、特に第1〜第6の発明の電力変換装置において、第一充電回路もしくは第二充電回路の少なくとも一方の充電電圧を電源として用いることで放電回路での放電により無駄に消費される電力を有効に利用することでシステム全体の高効率化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明における第1の実施の形態における電力変換装置を示す。なお、従来と同様の構成の部分については説明を省略する。
図1は本発明における第1の実施の形態における電力変換装置を示す。なお、従来と同様の構成の部分については説明を省略する。
図1に示すように、単相交流電源1は、入力LCフィルタ2を介して双方向スイッチ群3へ入力される。双方向スイッチ群3は、入力LCフィルタ2とモータ等の負荷4の間に接続される。双方向スイッチ群3の入力電圧は第一全波整流ダイオード群51によって整流される。第一充電回路531および第一放電回路583は第一全波整流ダイオード群51に並列に接続される。双方向スイッチ群3の出力電圧は第二全波整流ダイオード群52によって整流される。第二充電回路512および第二放電回路585は第二全波整流ダイオード群52に並列に接続され、第二充電回路512および第二放電回路585の正極は第一充電回路531および第一放電回路583の正極とは接続されない。第二充電回路512および第二放電回路585の負極は第一充電回路531および第一放電回路583の負極に接続される。
ここで一般的に第一充電回路531および第二充電回路512は図3(a)に示すようにそれぞれコンデンサ532、513で構成され、第一放電回路583、第二放電回路585は図3(b)に示すように、それぞれスイッチ591、592と抵抗584、586で構成される。
また、第一充電回路531の充電容量は第二充電回路512の充電容量より小さく、単相交流電源1による入力LCフィルタ2の共振により双方向スイッチ群3に印加される最大電圧値および単相交流電源1による充電電流の最大値が所定の値未満となるように設定され、第二充電回路512の充電容量は負荷4からの充電電圧が所定の値未満となるように設定する。
電圧検出回路553は第一充電回路531および第二充電回路512の充電電圧を検出し、第一充電回路531の電圧値が所定の電圧閾値を超過した場合は第一放電回路583のスイッチ591をオンすることにより充電電圧が所定の電圧閾値を下回るまで放電を行う。第二充電回路512の電圧値が所定の電圧閾値を超過した場合は第二放電回路585のスイッチ592をオンすることにより充電電圧が所定の電圧閾値を下回るまで放電を行う。
このような回路構成にすることにより、入力側と出力側で目的に応じて充電回路の充電容量を設定することができるため、単相交流電源1を投入時の突入電流が小さく抑制され、更に、双方向スイッチ群3の出力に生じたサージ電圧抑制することができる。
このように本発明では、従来例で説明した図5の充電抵抗短絡用コンタクタ63を用いる必要は無い。また、突入電流を抑制するように第一充電回路531の充電容量を設定するため、同様に図5のような充電用抵抗62を用意する必要がない。なお、スイッチ591、592はトランジスタ、FET、IGBT、等の半導体スイッチや、高速リレー等の機械スイッチでも良い。
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態における電力変換装置を示す。単相交流電源1は、入力LCフィルタ2を介して双方向スイッチ群3へ入力される。双方向スイッチ群3は、入力LCフィルタ2とモータ等の負荷4の間に接続される。双方向スイッチ群3の入力電圧は第一全波整流ダイオード群51によって整流される。第一充電回路531は第一全波整流ダイオード群51に並列に接続される。双方向スイッチ群3の出力電圧は第二全波整流ダイオード群52によって整流される。第二充電回路512は第二全波整流ダイオード群52に並列に接続され、第二充電回路512の正極は第一充電回路531の正極とは接続されない。第二充電回路512の負極は第一充電回路531の負極に接続される。
図2は本発明の第2の実施の形態における電力変換装置を示す。単相交流電源1は、入力LCフィルタ2を介して双方向スイッチ群3へ入力される。双方向スイッチ群3は、入力LCフィルタ2とモータ等の負荷4の間に接続される。双方向スイッチ群3の入力電圧は第一全波整流ダイオード群51によって整流される。第一充電回路531は第一全波整流ダイオード群51に並列に接続される。双方向スイッチ群3の出力電圧は第二全波整流ダイオード群52によって整流される。第二充電回路512は第二全波整流ダイオード群52に並列に接続され、第二充電回路512の正極は第一充電回路531の正極とは接続されない。第二充電回路512の負極は第一充電回路531の負極に接続される。
さらに、第一充電回路531および第二充電回路512の正極はそれぞれ第一スイッチ594および第二スイッチ595により共通の第三放電回路587の正極に接続され、第三放電回路587の負極は第一充電回路531および第二充電回路512の負極に接続される。
ここで一般的に第一充電回路531および第二充電回路512は図3(a)に示すようにそれぞれコンデンサ532、513で構成され、第三放電回路587は図3(b)に示すようにスイッチ593と抵抗588で構成される。
また、第一充電回路531の充電容量は第二充電回路512の充電容量より小さく、単相交流電源1による入力LCフィルタ2の共振により双方向スイッチ群3に印加される最大電圧値および単相交流電源1による充電電流の最大値が所定の値未満となるように設定され、第二充電回路512の充電容量は負荷4からの充電電圧が所定の値未満となるように設定する。
単相交流電源1の投入時、第一スイッチ594はオフまたはオン、第二スイッチ595はオフする。電圧検出回路553による第二充電回路512の充電電圧が所定値以上で第一スイッチ594および第二スイッチ595をオンする。これによりサージ電圧吸収のための充電合成容量を増加させ抑制効果を向上させることができる。電圧検出回路553による検出結果が所定の電圧閾値を超える場合、第三放電回路587のスイッチ593をオンすることにより充電電圧が所定の電圧閾値を下回るまで放電を行う。
このような回路構成にすることにより、入力側と出力側で目的に応じて充電回路の充電
容量を設定することができるため、単相交流電源1を投入時の突入電流が小さく抑制され、更に、双方向スイッチ群3の出力に生じたサージ電圧抑制することができる。また、入力側と出力側で共通の放電回路を用いることができる。
容量を設定することができるため、単相交流電源1を投入時の突入電流が小さく抑制され、更に、双方向スイッチ群3の出力に生じたサージ電圧抑制することができる。また、入力側と出力側で共通の放電回路を用いることができる。
このように本発明では、図5のように充電抵抗短絡用コンタクタ63を用いる必要は無い。また、突入電流を抑制するように第一充電回路531の充電容量を設定するため、充電用抵抗62を用意する必要がない。なお、スイッチ593、594、595はトランジスタ、FET、IGBT、等の半導体スイッチや、高速リレー等の機械スイッチでも良い。
(実施の形態3)
図4は本発明における第3の実施の形態における電力変換装置を示す。単相交流電源1は、入力LCフィルタ2を介して双方向スイッチ群3へ入力される。双方向スイッチ群3は、入力LCフィルタ2とモータ等の負荷4の間に接続される。双方向スイッチ群3の入力電圧は第一全波整流ダイオード群51によって整流される。
図4は本発明における第3の実施の形態における電力変換装置を示す。単相交流電源1は、入力LCフィルタ2を介して双方向スイッチ群3へ入力される。双方向スイッチ群3は、入力LCフィルタ2とモータ等の負荷4の間に接続される。双方向スイッチ群3の入力電圧は第一全波整流ダイオード群51によって整流される。
第一コンデンサ53は第一全波整流ダイオード群51に並列に接続される。双方向スイッチ群3の出力電圧は第二全波整流ダイオード群52によって整流される。第二コンデンサ511は第二全波整流ダイオード群52に並列に接続され、第二コンデンサ511の負極は第一コンデンサ53の負極に接続される。第一コンデンサ53の正極と第二コンデンサ511の正極の間には、抵抗56が接続される。第二コンデンサ511の電圧が第一コンデンサ53の電圧より大きい場合、抵抗56を介して両者のコンデンサの電圧が徐々に均一となる。第二コンデンサ511の電圧が第一コンデンサ53の電圧より小さい場合、第一ダイオード571と第三ダイオード510を介して充電兼放電抵抗582と抵抗56との並列抵抗で両者のコンデンサの電圧が徐々に均一となる。
第一ダイオード571のアノードは第一コンデンサ53の正極に接続される。第三ダイオード510のカソードは第二コンデンサ511の正極へ接続される。第二ダイオード572のアノードは第二コンデンサ511の正極に接続され、第二ダイオード572のカソードは第一ダイオード571のカソードに接続される。充電兼放電抵抗582は、第一ダイオード571のカソードとスイッチ59の間に接続される。ここで、過電圧検出器552はスイッチ59を開閉するための信号を出力するものとし、第一コンデンサ53の電圧と第二コンデンサ511の電圧の大きい方が閾値を超えたら、スイッチ59オンして第三ダイオード510のアノードと第二コンデンサ511の負極を短絡する。
第一コンデンサ53の静電容量は、第二コンデンサ511の静電容量と比較して十分小さいものとする。
このような回路構成にすることにより、第一コンデンサ53の静電容量が比較的小さいことから、単相交流電源1を投入時の突入電流が小さく抑制される。また、充電兼放電抵抗582を介して第二コンデンサ511を充電することにより、第一コンデンサ53及び入力LCフィルタ2を構成するコンデンサ22の電源投入時の電圧上昇を抑えることができる。
また、第一コンデンサ53の電圧上昇を過電圧検出器552が検出し、スイッチ59がオンして、第一コンデンサ53の電荷を充電兼放電抵抗582で消費するので、第一コンデンサ53の電圧上昇が抑制される。
さらに、第二コンデンサ511は比較的静電容量が大きいので、双方向スイッチ群3の出力に生じたサージ電圧を、第二コンデンサ511によって吸収でき、それにより第二コ
ンデンサ511の電圧が上昇した場合は、スイッチ59をオンして第二コンデンサ511の電荷を充電兼放電抵抗582で消費することにより、双方向スイッチ群3の出力サージ電圧抑制できる。
ンデンサ511の電圧が上昇した場合は、スイッチ59をオンして第二コンデンサ511の電荷を充電兼放電抵抗582で消費することにより、双方向スイッチ群3の出力サージ電圧抑制できる。
このように本発明では、充電抵抗短絡用コンタクタを用いる必要は無い。また、充電兼放電抵抗582は、第二コンデンサ511の充電抵抗と第一コンデンサ53および第二コンデンサ511の放電抵抗を兼ねているため、充電用抵抗を別に用意する必要がない。なお、スイッチ59はトランジスタ、FET、IGBT、等の半導体スイッチや、高速リレー等の機械スイッチでも良い。
また、本発明の電力変換装置を負荷としてモータが接続されるようなシステムに適用した場合、充電回路(コンデンサ)に蓄えられたエネルギーによりモータ駆動用の制御電源等、他の機器を動作させることで、放電回路により無駄に消費させる電力を有効に使用することができシステム効率向上につながる。
更に、双方向スイッチ群3をGaNで構成される双方向スイッチで構成することで導通損失低減、スイッチング損失低減を図ることができシステム効率向上につながる。
以上のように、本発明は従来の電力変換装置と比較して、電圧クランプ型スナバ回路にコンタクタを用いずに構成されており、エアコン、昇降機、エレベータ、エスカレータ、遠心分離機、ビルおよび研究所の電源設備に応用が可能である。
1 単相交流電源
100 三相交流電源
2 入力LCフィルタ
21 インダクタンス
22、532、513 コンデンサ
3 双方向スイッチ群
4 負荷
5 スナバ回路
51 第一の全波整流ダイオード群
52 第二の全波整流ダイオード群
53 第一のコンデンサ
531 第一充電回路
551、552 過電圧検出回路
553 電圧検出回路
56、584、586、588 抵抗
571 第一のダイオード
572 第二のダイオード
581 放電抵抗
582 充電兼放電抵抗
583 第一放電回路
585 第二放電回路
587 第三放電回路
59、591、592、593 スイッチ
594 第一スイッチ
595 第二スイッチ
510 第三のダイオード
511 第二のコンデンサ
512 第二充電回路
6 スナバ回路(従来)
61 スナバコンデンサ
62 充電コンデンサ
63 コンタクタ
100 三相交流電源
2 入力LCフィルタ
21 インダクタンス
22、532、513 コンデンサ
3 双方向スイッチ群
4 負荷
5 スナバ回路
51 第一の全波整流ダイオード群
52 第二の全波整流ダイオード群
53 第一のコンデンサ
531 第一充電回路
551、552 過電圧検出回路
553 電圧検出回路
56、584、586、588 抵抗
571 第一のダイオード
572 第二のダイオード
581 放電抵抗
582 充電兼放電抵抗
583 第一放電回路
585 第二放電回路
587 第三放電回路
59、591、592、593 スイッチ
594 第一スイッチ
595 第二スイッチ
510 第三のダイオード
511 第二のコンデンサ
512 第二充電回路
6 スナバ回路(従来)
61 スナバコンデンサ
62 充電コンデンサ
63 コンタクタ
Claims (7)
- 単相交流電源と、単相交流電源を入力とする入力LCフィルタと、負荷と、入力LCフィルタと負荷の間に挿入された自己消弧能力を持つ6つの双方向スイッチ群と、入力LCフィルタの出力電圧を全波整流する第一全波整流ダイオード群と、双方向スイッチ群の出力電圧を全波整流する第二全波整流ダイオード群と、第一全波整流ダイオード群に並列に接続された第一充電回路と、第二全波整流ダイオード群に並列に接続されてその正極は第一充電回路の正極と接続されず、その負極が第一充電回路の負極と接続されている第二充電回路と、第一充電回路および第二充電回路の充電電圧を検出する電圧検出回路と、第一充電回路に並列に接続されて前記電圧検出回路の検出結果により放電を行う第一放電回路と、第二充電回路に並列に接続されて前記電圧検出回路の検出結果により放電を行う第二放電回路を具備することを特徴とする電力変換装置。
- 第一充電回路の充電容量は第二充電回路の充電容量より小さく、単相交流電源による入力LCフィルタの共振により双方向スイッチ群に印加される最大電圧値および単相交流電源による充電電流の最大値が所定の値未満となるように設定され、第二充電回路の充電容量は負荷からの充電電圧が所定の値未満となるように設定されることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
- 前記第一放電回路と前記第二放電回路を共用にするとともに、該放電回路と、第一充電回路及び第二充電回路の間に設け、前記電圧検出回路の検出結果によりオンオフする第一のスイッチ及び第二のスイッチとを具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
- 単相交流電源と、単相交流電源を入力とする入力LCフィルタと、負荷と、入力LCフィルタと負荷の間に挿入された自己消弧能力を持つ6つの双方向スイッチ群と、入力LCフィルタの出力電圧を全波整流する第一全波整流ダイオード群と、双方向スイッチ群の出力電圧を全波整流する第二全波整流ダイオード群と、第一全波整流ダイオード群に並列に接続された第一コンデンサと、第二全波整流ダイオード群に並列に接続されてその負極が第一コンデンサの負極と接続されている第二コンデンサと、
第一コンデンサの正極と第二コンデンサの正極とを接続する抵抗と、アノードを第一コンデンサの正極に接続した第一ダイオードと、アノードを第二コンデンサの正極に接続し、カソードを第一ダイオードのカソードに接続した第二ダイオードと、カソードを第二コンデンサの正極に接続した第三ダイオードと、第一ダイオードのカソードと第三ダイオード)のアノードとに接続した充電兼放電抵抗と、第一コンデンサの電圧と第二コンデンサの電圧の大きい方が所定電圧を超えた場合にオン信号を出力する過電圧検出回路と、過電圧検出回路の出力がオンの時に第三ダイオードのアノードと第二コンデンサの負極とを短絡するスイッチを具備することを特徴とする電力変換装置。 - 負荷として3相交流電流により駆動させるモータを接続した請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
- 双方向スイッチ群は、GaNで構成される半導体スイッチにより構成される請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
- 第一充電回路もしくは第二充電回路の少なくとも一方の充電電圧を電源として用いることを特徴とする請求項1〜6記載のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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JP2009261545A JP2011109790A (ja) | 2009-11-17 | 2009-11-17 | 電力変換装置 |
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2009
- 2009-11-17 JP JP2009261545A patent/JP2011109790A/ja active Pending
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